九条以上の大衣の裏地について

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9条以上の大衣には、裏地を付けることが如法となっています。
現在の如法衣には、大きい(広い?)裏地の衣財を使用しているのを見ます。

しかし、表地が割截であるのに、裏が1枚ないし数枚の比較的大きい布を使う
のはなぜでしょうか?

大きな布が手に入ったとしても、わざわざ小さく切ってから縫い合わせる。
見る人の欲心をそそらない。この「お袈裟の教え」に反した裏地になっていま
せんか?


正法眼蔵伝衣・袈裟功徳には「僧伽胝は、訳して重複衣と為す。」とあります。
福田滞邃には「僧伽梨衣。〜略〜新衣は二重、故衣は三,四重なり。作るには、一重は新、二重は故なり。」とあります。

つまり、一枚ないし数枚の布で裏とするのではなく、表と同じ大きさに裁断した
布を使いなさい、ということではないでしょうか?
小さな「表」と「裏」の布を合わせて縫い上げていくのが如法では。

「重複衣」表を九条にして、裏を七条にする。そのような古袈裟もあるそうで
すが、この重複衣のことでしょうか。
「二重は故なり」今まで着用して、くたびれてしまったお袈裟の布を再利用す
る。使える布は、裏にする。合点しませんか。そうすると、やはり裏地は大き
な布ではないはずです。

私が作りかけている二十五衣の裏地部分の画像です。御意見、お叱りはメール
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1条です。青が表、黒が裏。 数条繋げたところ。 裏地全体
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