息抜き紅葉話

作品集: 最新 投稿日時: 2005/10/16 13:08:16 更新日時: 2005/10/19 04:08:16 評価: 23/27 POINT: 103 Rate: 1.07




注意

 ・息抜きにどうぞ。
 ・5KB、ギャグで構成されいます。


















「ねぇ、中国。」

「今はなんの時間かしら?」

「その腕に抱えているモノは何かしら?」

「貴方の目障りな乳が二倍にも三倍にも大きく見えるわ。」

「随分と沢山抱えているのね。 重くない?」

「え? 十秒に一個の割合で減って行くから問題ない?」

「それは良かったわ、貴方の体が心配だったの。」

「五体満足で安心したわ。」

「思い切りお仕置きできるものね。」

「美味しい?」



「仕事中に喰う肉まんはそんなに旨いかこの駄門番ーーーーーーーっっ!!!」
「いてぇーーーーーーーーーーっっ!!」












それはいつも通りの光景。


ナイフが奔る。
血が飛び散る。

目の前には信じられないほどの赤。
赤、赤、赤、赤、赤。

骨は砕け、肉が弾ける。
身体の7割の血を流して、なお血は留まる事を知らない。
それは本来ならば即死。 それでも生きている。
ギャグキャラにのみ許された特権だ。

「痛いです! 咲夜さん!」
「うるせぇーーーー!!」

幾多のナイフが警備長を貫く。
体中から血を流し、息も絶え絶えに痙攣する。
が、1コマ後には完全に完治している。
これもギャグキャラにのみ許された特権である。
小説には1コマという概念が無いので句読点一個後には完治だ。

「ふぅ、これからはちゃんと仕事しなさいよ。」
「うぅ、かしこまりましたぁ。」

メイド長が立ち去る。

残されたのは警備長ただ一人。
警備長が辺りを見渡すと、そこはさながら地獄絵図。
彼女の血が飛び散るに飛び散り、大地を真っ赤に染め上げる。
紅魔館は人材不足なので、1コマで背景を綺麗にする黒子が居ないのだ。
ああ、これはギャグ漫画にあるまじき行為である。
だが悪いのは人材不足であり、警備長は悪くない。
故にこのまま放置である。

「しかし肉まんには血がつかないのはお約束なのよ、もぐもぐ。」

ニコニコと食事を再開する警備長。
どこからともなくナイフが飛んできて頭にヒット。
視界の向こう側には物陰に隠れてこちらをジト目で睨んでいるメイド長。
こいつぁ萌えますよ? 咲夜さん。
警備長イロイロと轟沈。

「りざれくしょーん。」
1コマ後復活。

ギャグの雰囲気が流れている時の彼女は蓬莱人並の回復力を保有する。
蓬莱の薬なんて要らないのだ。
ガチンコ勝負をしても、負ける直前に「や…焼き鳥っ!?」
などとワケのわからない言葉を叫べば死ぬ事だけは免れる。 便利なものだ。




さて食事も終えた警備長。
する事も無いので警備をしてみる。





……飽きた。
周りを見回す。

すると、周りには赤く染まった木々が見て取れた。
あぁ、季節はもう秋である。

勘違いしないで欲しい。
紅葉しているんじゃない。 血に濡れているだけだ。
でも紅い葉っぱなのだから紅葉と言っても差し支えないのかもしれない。
むしろそうに違いない。 よしお題クリア。
この紅い木々達には辛く悲しいエピソードが在るのだ。
それを話すので許して欲しい。




紅魔館は紅い。
館も。
門も。
外壁全てが屋根全てが紅に染まっている。

しかし例外がある。
そう、植物だ。
植物の色は緑色だ。
紅魔館の紅色に沿わない。

しかし植物には紅葉がある。
メイド長 十六夜咲夜はそれに気付き、早速手配した。
数日後、近場の木々は植え替えられた。

今や紅魔館の周りの木々はすべて紅葉する木だ。
ちなみにこれは警備長が一本一本手で運んで植えたのだ。
涙ぐましい努力がしてあるのだ。

紅魔館は紅色に染まった。
しかしそれは秋限定。
春夏冬 □□五合。
と書いて「商いますます繁盛」と読む。
これは別に話には関係ない。

まぁ兎に角。
木々が紅く、紅魔館全体が紅いのは秋に限定される。
それはよろしくない。
そこで登場メイド長。
時を止めて、木々の季節を秋に固定。
そして紅魔館は一年を通して紅に染まるに至ったのだ。

が、それは四季の彩を失う事と同義だった。


「咲夜は趣が無いのね。」とお嬢様が仰った。
「全ては美鈴の提案ですわ。」とメイド長は瀟洒に切り返した。 ひどい。
「美鈴? 誰?」とお嬢様。 言われ飽きているのでもう泣かない。


翌日もちろんメイド長に八つ当たりをされる。
飛び散る鮮血、赤、赤、赤、赤。

いたいですよぉ。 と抗議の声。
1コマ後には無傷の警備長。
ああ、なんだ、最初からこうすれば良かったのよ。
メイド長がほほえんだ。

それから三日三晩。
メイド長と警備長の妖しい関係が始まった。
息を荒げて嬌声を上げる警備長。
サディスティックな笑みを浮かべ詰め寄るメイド長。
ゆっくりと差し込まれていくナイフ。
悶え、喘ぎ、息も絶え絶えの警備長。
まだまだ寝かせないわよ……妖艶に微笑むメイド長。

『咲夜と美鈴のあやしいカンケイ!!』
ビデオ DVDは紅魔館ロビーにて9880円にて販売中。
ただし中身は放映禁止のスプラッタ映像なので素人にはオススメできない。


……と、まぁつまり。
紅魔館の周りの木々が真っ紅なのにはこんな裏話があったのだ。
全てメイド長と警備長の愛の結晶なのだ。 18禁なのだ。




生命の源。
命の原色。
それが血。
それが紅である。

真っ紅な木々を見て

「流石は咲夜ね」 お嬢様が微笑んだ。
「勿体無いお言葉ですわ」 メイド長も微笑んだ。
「うぅ、ひどい」 警備長は泣いていたが無視された。


お疲れ様でした。
今作品は以上です。
いかがだったでしょうか?

沢山のこんぺ作品達。
ご覧の皆様も読むだけで一苦労かもしれません。
そんな時の息抜きとして、この作品が作用していれば良いなぁ。と思います。

それでは引き続きこんぺの世界をお楽しみ下さいませ。
流砂
http://www.misut3gicho.sakura.ne.jp/Kingdom%20of%20hetare.html
作品情報
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投稿日時:
2005/10/16 13:08:16
更新日時:
2005/10/19 04:08:16
評価:
23/27
POINT:
103
Rate:
1.07
1. フリーレス おやつ ■2005/10/19 02:26:45
もしかすると、度々お世話になるかもしれません。
何かに疲れたらここに来よう……
2. 4 床間たろひ ■2005/10/20 02:02:32
>よし、お題クリア

メープルリーフ金貨吹いた
3. 5 匿名 ■2005/10/20 03:57:13
素敵に壊れてるなあ。
4. 6 MIM.E ■2005/10/20 07:43:35
焼き鳥ワロタ。
死ぬ前に僕も叫んでみるよ。
5. 6 たまゆめ ■2005/10/20 14:03:04
さっきゅんとみりんのサドんデスバトル、始まるよー!('A`*)ノ
おつかれさまでしたー!(笑)
6. フリーレス 楠木忍 ■2005/10/21 00:54:25
美鈴が…ヒデェ…
7. 5 papa ■2005/10/21 16:09:53
美鈴かわいそう。
でも、それがコメディの中のギャグキャラの宿命なのですか・・・。
8. 3 おビールをお持ちしました ■2005/10/21 17:07:24
あっはっはっはっは。
突然18禁か。グロいな!
9. 6 es-cape ■2005/10/22 00:25:38
短くて素敵!
テンポ良くて素敵!
低くなく高すぎずほど良いテンションが生き抜きに素敵!
クウウ、この心配りニクイね!
10. 3 一之瀬翔弥 ■2005/10/22 23:15:26
笑ったので私の負けです。
仰るとおり、息抜きになりました。

…が、実は単語の選択がかなり絶妙な気も。
かなりの手だれとみた。
11. 3 Tomo ■2005/10/24 12:02:01
と思ったら息をもつかせぬ波瀾の展開に驚きw。
12. 3 藤村りゅ ■2005/10/24 15:25:19
 今までの流れが綺麗にリセットされたことを、喜ぶべきか悲しむべきかいまだによく分かりません……
 また、楽屋ネタもすれすれだと思うのですが、それ以上に話の脈絡がないに等しいので、笑うに笑えない箇所がいくつかあったのが残念。
 小ネタを詰め込むだけ詰め込んだ、という感じでしたね。
13. フリーレス ABYSS ■2005/10/24 20:03:37
ギャグにしては勢いが足りないかな、と。中身がはっちゃけてるんですけど、勢いが無いので白けます。淡々としてる語り口はいいのですが。言葉遊び系のギャグならよかったかもですね。
14. 2 木村圭 ■2005/10/25 21:55:31
オチが無ええええええええええええええ!!!!
美鈴弄ってはい終わりじゃあんまりってもんです。
とびきりのオチを期待してたのに
15. 5 ■2005/10/25 22:50:14
ありがとうございます。
笑わせていただきました。
いい息抜きができました。
思いやりに感謝です。
16. 2 世界爺 ■2005/10/26 00:38:03
残念ながら乗り切れず。
苛めりゃ良いってもんでもないと思います。
愛を、もっと愛をッ……!
17. 2 七死 ■2005/10/27 01:00:25
えっぐいえっぐい。
うう、こりゃあ別の意味で18禁ですよぅ。
18. 8 ■2005/10/27 12:20:58
…紅魔館のメイド達には、その手のSな妖しい残虐ビデオが妙に受けそうとか思ってしまった、変態紅魔館イメージどっぷりの私を誰か罰してください…
19. 3 風雅 ■2005/10/28 14:08:30
長編が多い中だと短い作品はほっとするなあ。
美鈴の扱いは本当に人それぞれのようで(笑)
愛されてるなあ、美鈴ちん。
もう少しテンション高めでもよかったかな、と思いました。
20. 5 偽書 ■2005/10/28 16:35:34
咲夜さん、酷っ(笑)
21. 4 名無しでごめん ■2005/10/28 20:20:07
後書き含めて笑った。GJ!
22. 5 弥生月文 ■2005/10/28 22:45:49
笑ったので自分の負けです。色々と。
23. 3 ななし ■2005/10/28 23:12:14
すみません、コメント間に合いません。
24. 5 IC ■2005/10/28 23:18:48
テンポはいいし読みやすいんですが、ギャグはネタの鮮度が命かと。
1コマ後復活とか額にナイフってのも良く見かけるので、単発では今更感が。
25. 6 SSを書きなぐる程度の能力 ■2005/10/28 23:35:23
思い切り息抜かせてもらいました。ついでに気もぬけた気がしますが気にせず。
この話にはどんな感想を書いても負けな気がするので感想ここまで。くそう。
26. 9 K.M ■2005/10/28 23:56:07
おーけー、こういうギャグは大好きです
27. フリーレス 流砂 ■2005/10/30 00:07:13
よし、オーケー、おおむね狙い通り。

オチがないのは使用です。
皆さんの不完全燃焼を狙った作品でした。
「畜生! この作品オチがねぇ! 次の作品にGOだ!」が狙い、ニヤリ。
かつある程度は楽しめるように頑張ってみました。

どちらかというと支援のSSでした。
「ネタで盛り上げるも良し」のネタ部門です。
何はともあれ皆様お疲れ様でした。
あ、ちなみに私は創想話では転石と名乗っておりましたー。
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