四季映姫・ヤマザナドゥにできるただひとつの善行

作品集: 最新 投稿日時: 2005/10/17 04:17:43 更新日時: 2005/10/19 19:17:43 評価: 29/33 POINT: 213 Rate: 1.59







注・閻魔の裁判・役割に関して、独自の解釈をしています。
ですから、そのようなオリジナル設定を許せない方、
死後の世界に関して深く、揺るぎの無い確信をお持ちの方、
こんなの映姫様じゃないやい! という方は、申し訳ありませんが、此度は縁が無かったということで、ブラウザのバックを押してください。



















――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



赤、紅、緋、朱、赭、淦……
幾重にも折り重ねられた赤色は、目が痛むほどに鮮やかで、厳しい冬を前にした仇花とも、過ぎた夏を惜しむ別れの儀式とも見える。
秋特有の、透明で澄んだ空から風が吹く。
地面の葉や木々を揺らし、紅葉をざあ、と彼方へ飛ばす。
それはまるで炎が滑走し、火の粉が宙を舞ってるようで、どこか気持ちを不安にさせる。これが低温だなんて、とても信じられない。
一人の死神が、その中を進んでた。
身体には不釣合いな大鎌をどうにか持ち、一歩ごとにバランスを崩してふらついてた。
歩みは遅々として進まず、動作は「よいしょ、うんしょ」という無声が聞こえてきそうな塩梅。
地面についた枯葉の跡だけが、その着実な進行を知らせる。
――四季映姫・ヤマザナドゥは、そんな彼女の真正面にいた。
いや、映姫こそが終着なのだ。
表情を消して来る者を見つめる様子は、他の者がいれば「何と冷たい」となじるだろうが、その実、内心はまったく違っていた。
映姫は近寄って手助けしたくなる己の感情を、絶え間なく叱りつけていた。
よくよく見れば、唇の端を噛み締めてるのが分かる。
――ここでの手助けは、善行ではない。
それは自らの慈悲心や、弱者を助けたい自己満足を、ただ満たすだけの行為。
目の前で今まさに頑張っている、彼女の為にはならない――
絶えず己にそう言い聞かせる。
やがて死神は、映姫の間近にたどり着いた。
息はわずかに乱れてる。

「は、はじめましてっ!」

舌足らずな、いまだ幼い死神だ。
髪は紅葉と同色。両目はわずかに怯え、両の掌で大きな鎌を握っている。
映姫は駆け寄って抱き締め、とっておきの菓子を与え思う存分に甘やかしたい衝動を、必死に抑えつけた。
つい数秒前に決心したことが揺らぎそうだ。
奥歯がギリリと鳴る。
……自分よりも背の低い部下と出会うのは、とてもとても久しぶりのことだった。
生来、慈悲と保護欲の塊である映姫は、厳つい鬼や背の高い部下・同僚に囲まれている現状に我慢がならなかった。
ここ数百年ばかりの間、愛玩する対象に飢えに飢えていた。
その彼女の前に、まさに「さあ、僕をお食べ」と言わんばかりに愛らしい新米死神がいるのである。
こんなの、ライオンの前に松坂牛を放置するよりタチが悪い。
人選をした人間は、自分に深い恨みを持っているに違いないと邪推した。
映姫には、自分を抑えきれる自信がまったく無かった。

――奥歯を噛み締め、全身に力を漲らせ、そして挨拶に対して返事もしない映姫の様子をどう勘違いしたのか、幼子はオロオロと狼狽えた。
いまにも泣き出しそうな瞳で、周囲を見渡す。
もちろん、この場に他の人間も妖怪もいない。いる筈が無い。
いるとすれば気まぐれな妖精くらいだろうが、それですら、今この時には結界を張ることで席を外してもらっている。
そう、この会合は、重要かつ神聖なものなのだ。
二人以外、邪魔者がいるわけが無い。
だから、目を血走らせた鼻息の荒い閻魔と、青ざめた顔でひたすらに怖がっている死神は、まだしばらくこのままでいることになる――



 ***



――閻魔とは裁く者である。
死した生命を罰することによって浄化する。
より正確に言えば、罰する先を決めるのであって、閻魔自身が罰することは少ない。
確かに少ない、その筈なのだが、慈悲心満載の閻魔であると、びしばし罰してしまうこともある。
その方が、幾分か刑罰は軽いのだ。
ともあれ、それが地獄の罰であれ四季映姫の罰であれ、現世での罪を綺麗サッパリ清算させることで来世へ送り出す。これが閻魔の役割だ。
たまに輪廻を飛び越えるような輩もいるが、まあ、それはごく例外にすぎない。
大抵の人々は、閻魔の裁きを受ける。

――ここでひとつ内情をばらすと、閻魔が裁く罪とは、現世の法とはまったく関係が無く、そして厳密な規定に基づいてるわけでも実は無い。その魂の主観において《罪》と認識している事を取り出して、相応の罰を与えているだけなのである。
罪悪感とは、人が抱える中でもっとも重い荷物だ。それを抱えたままでは、転生の輪に乗ることもできない。
体重制限が厳しい観覧車に、鉄アレイぶら下げて乗り込むようなものだ。
誰かが、それを捨てさせなければならない。
そんな重いモノを持っては乗れないよ、と。
そして、その「荷を降ろさせる」作業こそが、彼らの仕事内容なのである。
死神の方は、その場所まで誘導する案内係、といったところだろうか?

閻魔としてそこそこのキャリアをもつ映姫にも、魂を運んでくれる死神(パートナー)は無論のこといた。
けれど、いままでの地位を解任されたと同時に引き離され、新たな死神と組むことになった。
その新たなパートナーとの初お目見えこそが、緊張感あふれるこの光景である。
決して閻魔にイケニエが差し出されてるわけではない。
映姫は以前、人が死んでから一番最初の、七日目の裁判を担当していたのだが、あまりにも多くの誤審判を――あまりにも多くの人間を蘇生させたことが原因で、左遷させられたのだった。
彼女は、その立場にいるには、あまりにも情け深すぎた。
たとえば手塩にかけた娘の結婚式が数日後にある者、たとえば生前の罪を悔い、涙ながらにやり直したいと訴える者、たとえば無実の罪で処刑をされた者……
七日目の裁判をしてた映姫は、皆を送り返していた。
とてもじゃないが、彼らを裁くことなどできなかった。
来る者の八割が、同じ船で現世に帰った。
世界の各地では、死んでも一週間後には復活という奇跡が頻発した。
故に彼女は、死後三十五日目の裁判の担当に変更させられたのだ。
ここまで日数が経てば、肉体が完璧に死んでいる。
復活させてもゾンビである。
最早どんな事情があっても送り返すわけにはいかなくなった。



 ***



「あ、あのぅ……」

上目使いで、新米死神は言った。
映姫は、奥歯を砕かんばかりに噛み締める。
その表情も、彼女のツボをこれでもかと突いていた。

「あたい――じゃなかった! あたしは、その……」

表面上は厳めしい顔の四季映姫、彼女の精神は千々に乱れた。
強すぎるストレスが心を両極に分裂させ、いままさに白と黒の最終決戦が行われようとしている最中だ。
幻の怒号と雄叫びが、彼女の中で唱和する。
――ただ、目の前の死神が困っているのは理解できたので、懐から帳面を取り出して、さらさらと文字を書き、それを見せた。

『あなたの名前は?』

黒の軍勢は吠える、「いますぐ抱き締めたい!」と。
白の軍勢はさとす、「駄目です。いまは耐え、油断させておいてから、後で一気に襲い掛かるのです!」と。
どちらも大して変わっていない。
死神の運命は、風前のともしびだった。
だが、初めて反応があったことにホッとした彼女は、弾けるような勢いで返事をする。

「あ、あい! あたいは小野塚小町です! 生まれは肆芭痲侘の三丁目! 資格はまだ三級で、あと、えーと――」

続けて発せられる特技、長所、欠点、志望動機などなどの自己紹介を、映姫はろくに聞かずに、ただ眺めた。
喋っている内にテンションが上がってきたのか、小町はだんだんとその地が出始めた。「あたい」という一人称も変えないまま、立て板に水の如くまくし立て、地獄の下町三丁目でつちかった話術を存分に披露する。
映姫の目が炯と光る。
飢えたケダモノの目だ。
――周囲は紅葉が覆っていた。
広場はおそらく人間の村の集会場か、祭り場なのだろう。地面には砂じゃりが敷きつめられ、隅の方には小さな御社が見える。
とうとうと自らの略歴を語る小町は、その中で、溌剌と輝いていた。
まるで飼主を見つけた子犬のようだ。
紅葉の群れに紛れそうな赤い髪であっても、その生命の強さで浮き上がる。
両手は一時も休まずに、活き活きと感情を表現し、瞳の煌めきは、どんな金剛石であっても太刀打ちできないと確信させた。
――映姫は蛇のように攫みかかって撫でてしまいたくなる手を封じた。
懐に用意してある飴玉を確かめる。
鼻息が「コフー、コフー」と荒くなっているのを自覚した。
脳に酸素と血液が存分に送り込まれ、意識は恍惚の域に達してる。
やがて、死神は、「性は小野塚、名は小町! これから一生懸命がんばります!」と言い、自己紹介の最後を締めた。
しん、とした静寂が辺りを覆った。

映姫は、鼻息も荒く頷いた。
もし気に入らなければ、このまま名を告げずにきびすを返せばいい。それだけで、目の前の死神は失格だった。
もちろん、四季映姫にそうするつもりは砂粒の百分の一だってありはしない。
心の中で争っていた白と黒の軍勢もその点では一致している。
そんな邪悪で地獄行きな考えは、思考の片隅の一角のはじっこにだって無かった。

帳面に、帳面に自分の名を書きつける。
『私は四季映姫・ヤマザナドゥです』と記し、続けて少し考えてから、『これから、よろしく、小町』と書き加えた。

帳面を見た彼女は、映姫から正式に名を教えてもらったことを知り、
ぱあぁ、と表情を輝かせた。
両手を「やった!」とばかりに握り締め、ほころぶ笑顔は花のよう。
いま、ここに契約は成った。
この会合は成功した。
二人はパートナーとなったのだ――
数秒間だけ耐えた後、小町は弾けるような歓声を上げた。
嬉しさのあまり駆け出してしまう。
難関辛苦を乗り越えて、ようやく一人前の死神になれたのだ。その嬉しさは言葉にできない。

映姫は、感に耐えないようにウンウン頷く。鼻血が出そうになったので、首の後ろをトントンと叩く。そして、ふと思いついたように手招きをして、近寄るように促がした。
「あい!」と元気よく返事をして小町は来る。
懐から取り出すのはもちろん、滅多にあげる機会の無いまま、懐にしまわれ続けた飴玉である。まるで賞状を授与するような重々しさで、映姫はそれを手渡そうとする。
ニコリとも笑わず、「甘いものは好きですか?」と訊ねもせず、ただ拳をぐい! と突き出した。
ふたたび緊張してきた小町だったが、その手にぽん、と渡されたものが何か分かると、不思議そうに首を傾げた。

「え、あの……」

見上げると、映姫はものごっつい厳めしい顔だ。
思わず後退りする。

「も、もらっても、構わないんですか?」

訊ねる声だって、どうしても恐る恐るになる。

「――」

こくり。
さながら重罪人に地獄行きを告げるような頷きだった。

「あ、ありがとございます……」

封を開け、中の飴玉を確かめる様子は、躊躇が濃く漂っていた。
先ほどまでの喜色は消えている。
だって眼前には、どんな罪人も裸足で逃げ出すと思える、世にもオッカナイ顔の閻魔である。
ただの、普通の飴玉とはとても思えない。
ひょっとしたらこれは何かのテストなのだろうか、と考える。
これを舐めることで、ワンランク上の死神になれるとか?
ちらちらと、何かを確かめるように映姫を見る。
そこにあった二つの目は、映姫本人としては「溶けてしまいますから、はやく食べてくださいね?」的な優しい視線、小町としては「はよ食え。キサマの命(タマ)はワイがにぎっとるんじゃけんのう」の視線であった。

「うぅ……」

ちょっと涙目になってくる。
一人前の死神になれたというのに、ここで自分の命運は尽きてしまうのだろうか?
そんな諦観が過ぎる。
深呼吸をニ度。
すー、はー、すー、はー。
心の中で父母に先立つ不幸を詫びる。
――そう、かといって、ここで死神職を諦めるわけにはいかなかった。
目を瞑り、飴玉を口に放り込んだ。

「んゅ」

口の中で転がすこと二度三度。
だんだんと、だんだんと、眉間に寄っていたシワが緩む。
んん? とばかりに首を傾げる。
「あれ、美味しい……?」と呟く。
疑念が氷解するのと同じ速度で、飴玉が溶け出した。
皆と食べたこともある、懐かしの味だ。
なにかが入ってる様子はまったく無い。
むしろ普段のよりも美味ですらある。
小町の笑顔は深くなり、ついには完全に顔を綻ばせた。

――映姫は表情を変えないまま、小さく拳を握り(やった……!)と心の中で呟いた。
いままでこうして子どもに飴玉をあげようとするたび、どういう訳だか、泣かれ、逃げられ、鬼呼ばわりされたことを思うと、歴史的な快挙と言っていい。
心の中で天使がラッパを吹き鳴らし、快哉を上げた。
幼子が楽しそうにコロコロと舐めている様子は、勝利の証である。
――いや、これだけで満足してはいけない。
映姫は自分に言い聞かせる。
握っていた拳をゆっくりと開き、決意を新たにする。
ごくり、と唾を飲み込み、下げていた腕を水平に持ち上げ、小町の方へ手を伸ばす。
いままで一度も成功したことない絶技。
噂でしか聞いたことのない未到の神秘。
――子どもの髪を撫でる
そんな奇跡をしようとしていた!
無謀だろうか? それとも時期尚早だろうか? と怯えが走る。
指先はブルブルと震えが収まらず、顔は期待と緊張に青ざめ、呼吸はふいごのように荒い。
口中の甘さに酔いしれてる対象(ターゲット)は、その鬼気迫る肉食獣な表情に気づいてはいないが、もし、少しでも顔を上げていれば、「閻魔様に叱られる! いや喰われる!?」と、躊躇なく逃げたしただろう。

――さわ……

だが、幸運にも、手は乗る。
指が柔らかい髪に入り込み。

――さわ、さわ……

指先が極上の手触りを告げる。
小町が気づく様子は一向に無い。
だから、いつまでも撫でつづける。

――――さわ、さわさわさわさわ…………

「?」

頭に奇妙な違和感を感じた小町が目を開けると、そこにはもう「至福!」と大文字のゴシック体でデカデカと書き記したような笑顔があった。
蕩けんばかりに頬を染め、笑みでくずれてる四季映姫の表情には、さっきまでの厳格・重厚・威圧はカケラも無い。
日向ぼっこ中の子猫を思わせる、世にも幸せそうな顔。
法規を表す帽子や服が、もはや一ミリも似合わなかった。
映姫はもう、ただひたすらに、「小町の髪を撫でること」に没頭してた。

「……」

小町は、とりあえず固まった。
最初に思ったことが「え゛、誰?」だった。
彼女の主観で言えば、自分を毒殺するんじゃないかとすら思っていた相手が、いきなり二件隣の親切な満田おばさんもビックリな福々顔で撫でているのだ。
ケルベロスが可愛い声で「にゃあ」と鳴き出すよりもビックリだ。
ついさっきまで、とんでもなく年上の、とんでもなく威厳満載な裁判長だったのに、いまとなっては少しだけ年上の、とんでもなく優しそうなお姉さんでしかない。
なんだか、詐欺にあったような気分ですらある。

「…………」

けれど、目の前の裁判長は、とても幸せそうに見えた。
なんだか、こっちまで笑いたくなるような、そんな笑顔。
素直な小町は、だから、とても素直な感想を口にした。

「……映姫様、かわいい……」

――瞬間、映姫は見知らぬマスタースパーク直撃を喰らったように、小町から身を離し、飛びのいた。
紅葉が弾け、地面が爆ぜ、木々を数本倒し、焦げ臭いニオイと共に疾走跡を焼き付ける。
音速を超えた衝撃波が、辺り一面の木々を震わせる。
外部から見れば、いきなり連続した爆撃が起きたように見えただろう。
だが、破壊を巻き起こした映姫の方は、彼方で真っ青な顔。
それはまるで、小町が突然「あたいは光の国に選ばれた光の戦士なんです! 映姫さまも一緒に転生しましょう!」とナイフ片手に言ったかのような、そんな凄まじさだった。
きょとんと?のマークを浮かべ、わずかに怯えている死神の様子も気にせず、ハッ! と何かに気づいたように周囲を警戒する。
桃源郷を彷徨っていた意識が地の底に特急帰還するほどに、その言葉は映姫にとって禁句(タブー)であり、警戒すべき単語だった。

――そう、いままで四季映姫は、どれだけその言葉を言われたか分からない。
映姫が食堂で好物のコンニャクを食べるたび、
または小さくアクビをしながら「眠いです」と目尻をこするたびに、
果ては眉間にシワをよせて「……あ、これ違う」「……また書き間違えました」などと言いながら書類を作成するたびに、同僚やら部下がどこからともなく出現。
彼女を力いっぱい抱きかかえては、その言葉を――「かわいい!」を連発するのだ。
もう、なかばトラウマになりかけていた。
それは映姫にとって、妖怪どもを呼び寄せる呪文なのだった。

『な、何を言うのですかッ!』

天敵が出現しないことにホッとした映姫は、帳面に一息に書きなぐって見せた。
ただでさえ威圧感不足の映姫なのである。
普段からなるべく怖い顔をするよう訓練してるというのに(だから子どもから怖がられる事実には気づいていない)、自分のことを何も知らないはずの死神が、なぜ皆と同じことを口にするのか。映姫にとっては相当の謎であり、恐怖であった。
つまり、彼女は自分の表情が相手にどう伝わるのかを、まるで自覚してないのである。

「え、あ、すんません」
『あなたには部下としての自覚が足りません。仮にも上役の者にむかってかわいいとは何事ですか、かわいいとはっ!』
「え……? わ! ご、ごめんなさいー!」

ぺしぺし叩かれる。
頭を抱えるように防御しているので、実は小町には何が書いてあるかよく分かっていない。
分からないまま謝っていた。

「で、でも、映姫様、かわいかったし……!」

せめてもの反論をする。
攻撃が、止まった。
背後を見てみると、ずうん、と沈んでいる映姫の姿。
せっかく愛玩の対象が見つかったというのに、その相手にまで禁句を言われて、落ち込んでいた。
生気のない後ろ姿で空を見てる。
たまに溢れる涙をグシグシ拭う。
手にもっている帳面のはじっこには、『私、かわいくなんか……』『閻魔としての威厳が……』などの文面が窺えた。

「あれ……?」

小町はふと疑問に思った。
訳の分からない理由で叩かれたことよりも、もの凄い勢いで四季映姫の印象が激変してることよりも、それは大きな疑問だった。

「あの――」

訊ねてよいものかどうか躊躇した。
失礼にならないかどうかの確信が持てなかった。

『何です?』

拗ねたまま、帳面だけを小町に向ける。
やはり喋らない。

「言葉、喋れないんで?」

先ほどから、いや、最初から、映姫は一言も喋っていなかった。
背中を向けていた姿がぴたりと停止する。
そのまま、もそもそと文字を、なにやら躊躇しているような速度で書き、

『いいえ、そんなことはありません』

とだけ書いた。

「ええと、なら、またどうして?」
『……すこし、舌を怪我をしているのです。小町、あなたが気にすることではありません』

限りなくウソ臭い。
小町ですら、そう思った。
だが、気にして欲しくない、という一点では、本気だとも窺えた。
だから、「そ、そなんですか……?」と言ったきり、小町は黙ってしまう。
時間で言えばほとんど無いに等しいつき合いだが、この閻魔のお姉さんが、とてもつなく厳格なのは分かっていた。
そして、同じくらい、いやそれ以上に心優しいことも……

「あの、ホントのホントに大丈夫、なんで?」
『ええ』

微笑む顔は、先ほどのものと違い、心からのとは思えなかった。
無理をしている、というわけでもない。
当たり前のことを、当たり前のように耐えてる者だけが作れる、そんな笑顔だ。
苦労人の作り笑顔。
下町で育った小町は、それをとてもよく知っていた。
そういう人が、どれほど負担を押し隠すのかということも……
――心の中の、何かが切り替わる。
怯えが混じっていた瞳が、湖面のように深く、静かに変わる。
小町は反射的に数歩近づき、主従としてのラインをあっさり踏み越え、映姫の頬に両手を添えた。
それは、その時の小町にとって、当然の行動だった。

「え、えと、怪我…………はやく……良くなると、いいですね……」

小町の背丈だと、少しつらい。
仰ぎ見るような体勢だ。
怪我をしたのは口内だろうから、頬は少し違うかな、とも思うが、他にどこを手を当てればいいのか分からない。

小さな、それこそ紅葉のような手で頬や咽喉のあたりを撫でられている相手――四季映姫は、きょとんとした表情だった。
なにをされているのか、いまいち分かっていない。
目の前の幼子が自分のことを心配し、その発露としての行動だと分かったのは、しばらくしてから。
小町が「痛いの痛いのとんでけ〜」などと呪文を唱え始めたときだった。

――途端に顔が真っ赤になる。
いままでも赤かったが、更にそれに上乗せだ。
気恥ずかしいなんて言葉では足りない。
いますぐ布団をかぶって「わー!」と叫びたくなるような、身の置き所の無い感情が暴れた。
……かといって、小町の手を無理矢理引き離すこともできない。
小町が映姫のことを、心底案じての行動なのは、誰の目にも明らかだ。
その好意を無にする閻魔はいない――

「?」

そんな葛藤にまるで気がつかない小町は、掌から伝わる温度がどんどん熱くなっていることや、哀願するような視線――(あの、さすがに恥かしいので、やめて欲しいのですが……)――はまったく伝わらず、首を傾げ、実に純な瞳で閻魔を見ながら、すりすりと撫で続けた。
小町としては単純に、自分がしてもらって嬉しかったことを、行っているだけだった。
そこに他意や邪念はまるでない。
両者はふたたび固まることになる。
今度は、少し背をかがめて真っ赤な顔した閻魔と、心配そうに眉を寄せ、彼女を撫で続けてる死神の組み合わせだ。
微笑ましい光景ではある。
その地獄だか天国だか分からないような状態は、しばらく続き。小町は飽きることなく撫でさすった。
時間が来なければ、きっといつまでもそうしていただろう。
小町は、「助けなけなきゃ!」という使命感で燃えていた。

――景色に、さざなみが走る。

『!』
「え……?」

――ゆぁあん――

それは空間という名の水面に、一滴の雫を落としたかのよう。
二重写しに子どもたちが遊んでいる風景が見えた。
隠蔽の結界が、揺らごうとしてた。

「あ……」

時間、だった。
ただ一時の会合が終わりを告げる。
鐘の音もアナウンスもないが、これこそが終わりを告げる合図である。
誰よりも助かったのは映姫だったろう、彼女は作り物ではない、けれど先ほどのとろける笑顔ともまた違う、なんとも含羞に満ちた笑みを浮かべながら、そっと小町の手を外し、

『もう、時間ですね』

文字を見せた。

「あい……」

小町の瞳にはまだ、不安そうな光があった。
「だいじょうぶ?」と問いかけてるようであった。
映姫は、少し苦笑する。
心配ないと、その頭を撫でながらも、心のどこかで確信できた。
たぶん、この先も、この子はこうやって私のことを心配するだろうな、と。
この性格は、一朝一夕では変わりそうもない。
暗雲と光明が、心の中で同じくらい巻き起こった。
けれど……

――小町の、紅葉と同色の鮮やかな髪。
――まっすぐな、外らすこともなく見つめる双眸。
――さらさらと流れる背後の赤。

この季節、秋のこの時、紅葉のたびに思い出すことになる。
ただ深く、思った。
決して忘れない。
この情景が、脳髄にまで焼き付けられたから。

『では、また――』
「あい!」

姉妹というには遠すぎ、上司と部下と呼ぶには近すぎる距離。
その微妙な距離感を感じながら、手を振り合った。
映像はぼやける。
それは映姫から見た小町の姿も含まれた。
互いに元の場所に戻るのだ。
そう、この会合はあくまでも刹那の間。
三途の川を挟んだ両者が出会うための、ひとときの幻想でしかない。
――しゃぼん玉のはじける音――
それほどに幽かな音をさせて界は壊れ、ふたりは離れた――



 ***



映姫は帰還した。
目の前には自室が広がっている。
先ほどまでの鮮やかな色彩の直後だと、それこそ地獄に来たように味気ない。
密かに隠し持っている(それでいて、なぜか皆その存在を知っている)ヌイグルミを抱え、ソファーに体を預けた。
とたんに、体の奥の緊張が解放されていくの実感した。
ふう……と、細く、長い息を吐く。
その疲労は、可愛いものを愛でたから、そして、その相手に想定外の行動をされたから、だけではなかった。
ウソではないけれど、限りなくそれに違い問答を続けるのは、映姫にとって凄まじい心労なのだ。
いっそ、このまま寝てしまいたいほどである。
映姫は、壁に掛けられている鏡を見た。眉を八の字にした、困り顔の自分の表情があった。それでも口元に笑みが浮かんでいるのは、やはり嬉しかったからなのだろう。
心配をされる、というのは、なかなか悪い気分ではない。
――映姫は閉じていた唇を、そっと開く。
それは、小町の前では一度もしなかった行動だ。
白い歯が並ぶ奥、口内には…………舌が無かった。
嘘をついて引っこ抜かれたわけではない。
焼き焦げて、焼失しているのだ。

――閻魔とは、裁く者である。
罪を定め、罰を決める。
そしてその対象には、自分自身ですら含まれる。
否、きちんと己で己を裁けるようなものでなければ、閻魔という職は務まらないのだ。
だから映姫は罰した、自らを。
七日目の裁判長だった己が、多数の人間を送り返して蘇生させたことを誤りと認め、それを罪と定めたのだ。

……通常の場合であっても、閻魔は日に三度、己を罰する。
他人を裁く行動。それそのものが罪であるが故に。
しかし、映姫がした行いは、そんなルーチンワーク的な贖罪では収まらない。彼女はそう判決を下した。
頑丈で再生力が強い映姫ですら、いまだ回復しきれないほどの罰を架すことにしたのだ。

――はあ、と声帯を震わせない溜息をつく。
あの子が――小町がこのことを知ったらどうなるだろうかと、想像をした。
閻魔が自身に下す刑罰は、日々のものであっても、地獄の鬼たちが顔を反けるほどに苛烈である。
知れば、ひょっとしたら泣き出すかもしれない。
――いや、泣く程度であれば、まだいいのだ。
あのちょっと抜けている、それでいて他人の辛さや傷には酷く敏感そうな小町が知ったらどう考えるか。
どのような行動に移るのか。

ヌイグルミに顔を埋め、迂闊にもそこらを何も考えずに行動した鏡の向こうの自分を睨み、そして瞳を閉じて、ごろん、と横に転がる。

嫌な予感が、とてもしていた――



 ***



――そして、その予感は的中した。



「なにを堂々とサボっているのですかっ!」
「きゃん!?」

花たちに囲まれてすぴすぴ眠っていた小町を叩き起こす。

「まったく! 成長したのは背と胸だけですか!? 死神が運ぶべき魂たちに囲まれて眠ってどうするのです!!」
「え、ああ、映姫様……?」

焦点のあっていない視線をさまよわせ、ぽりぽりと頭を掻く。
ふあぁ、と大きく伸びをしてから、

「えー、あー、こんなむさ苦しいところまでお越し頂けるとは恐悦至極…………」

ふかぶかと頭を下げる。
いまだ寝ぼけているのは明らかだ。

「――」

打擲の代わりに、映姫は黙って周囲を見つめた。
その視線につられるようにして小町は周りを眺め――咲き誇る花々を発見した。
秋、冬、春、夏と、季節も色彩も様々な花々が咲いているのは、そこに魂が宿った為に――つまり小町が人魂を映姫の下に運ばなかった為に起きている現象だ。

「え、えへへ?」
「――――」

ぱしーん、ぱしーん、と手元の木板を鳴らす。
視線はとてつもなく冷たい。
愛想笑いを浮かべてる死神は冷や汗を流すしかない。

「え、えと、これはですね? その、違うんですよ?」

まっすぐに見つめる視線は変わらない。

「ええっと、ほら、実は三丁目のばっちゃんがいまキトクで――」
「――いいから」

下腹に力を込めた、ふかい声だった。
双眸は鋭く、「それ以上ウソ言えば舌ァ引っこ抜くわよ?」と告げている。

「いいから、とっとと仕事をしなさい!」
「きゃん!」

同時にお尻を叩いた。ぱしーん! と。
小町は逃げるように飛んでいく。
ほうほうの体で、でも、凄まじい速度で彼方へ行く。
聞こえてくる、「えーき様の分からずやー!」とか「けちー! あかんたれー! さどー! ひんにゅー!」なんて言葉は当然のように無視――
――いや、一番最後の言葉にだけは鋭く反応し、もう小さくなってる小町に木板を思いっきり投げつけた。
流れるようなフォームには一片の躊躇もなく、かつ完璧で、木板は物騒な唸りを上げながら飛び行き、みごと対象を撃ち抜いた。
小町は蚊取線香直上の蚊の如く、ひょろひょろ落ちる。
映姫は腕を組み、背を向け、「当然の罰です……」と一言告げた。

そう、予感は的中したのだ。
映姫が自罰を架していると知った時から、小町は仕事をサボるようになった。
それはもう徹底的に。
それまで日に数十人は運んでいたというのに、それを境に、日に一人か二人であればいい方、まったく運ばないときすら出てきた。
しかも運ぶにしても、できるだけ時間のかかる人間――三途の川幅が広くなる、悪人を優先して運んでいる。

まして、この六十年に一度のかき入れ時。すべての要素が一巡し、閻魔がもっとも忙しくなる今年に至っては、ついには完全サボタージュまで決行した。
いっそ清々しいまでのさぼりっぷリである。
なにせ、映姫が暇つぶしに編物をしていたら、いつのまにかセーター、マフラー、帽子に手袋、手提げ袋まで作れてしまったほどである。
さて、次は何を作ろうかとワクワクしていたら、他の閻魔が大忙しであることを知り、急いでやって来た次第だ。
意外と映姫も呑気ではある。

――――そう、結局、小野塚小町はなにひとつ変わらなかった。
変わったのは背丈と胸囲くらいだと、本当に思う。
あの小さな手で撫でた時分と、その精神はまるで変わっていない。
仕事を頑張れば頑張るほどに審判も増え、必然的に映姫の自罰の回数も増える。
つまり、自らの行動が映姫を傷つけるのことが、許せないらしいのだ、あの死神は。

「はあ」

困ったものだと映姫は思う。
その気持ちは、まあ、素直に嬉しい。その優しさは貴重なものだし、あらゆる魂を運ぶ死神としても必要なものだろう。
だけれど、果たして小町は気づいているのだろうか?
それは、その行動は、とても重い罪なのに……

――閻魔は罰することによって罪悪感を消し飛ばし、輪廻へと乗せるのが仕事である。
ならばここで問題。
もし仮に、罪悪感をまったく感じない殺人鬼が来た場合、その者は罰せられないのかどうか?
……もちろん、これは否である。
他のものを苦しめ、殺害し、遺族を悲嘆に暮れさせたというのに、なんのお咎めも無しにすむはずがない。
たとえ本人の魂が綺麗であっても、その綺麗さは多くの汚濁を生んだ末なのだ。
後悔をまるで持たないのであれば、次生も同じあやまちを繰り返すだろう。
こうなってはもはや、地獄経由であっても転生させるわけにはいかない。
生まれながらの欠陥品として、その存在を処分されることになる……

小町の行動は、それと同じく「罪悪感のない悪行」であると言える。
彼女がサボるたびに、転生を待つ魂の数が増えて行く。
それが、映姫の為であっても許されることではない。

「ふむ……」

腕組したまま考える。
どうしたらよいだろうか、と。
このままでは最悪、小町を裁くことになってしまうだろう。
他の閻魔が見過ごしているのは、最低ラインの仕事は続けているためなのだ。
その猶予が、どれだけ続くかはわからない。
映姫が本当に小町を罰する事態。それは、どんなことがあってもしたくない。
なにがあっても避けねばならない。

「…………よし!」

ならば簡単だ。
小町を、これからもぺしぺしと叩きつづけよう。
彼女の中にある罪悪感を、叱ることで軽減させ、なおかつ働くようにしむけよう。
そう決意する。
小町が聞けば、悲鳴を上げるような結論だ。

それとも――
ふと顔を見上げる。
視線の先には幻想郷。
花々が咲き乱れ、まるでお祭り騒ぎのような絢爛さ。
春の濃い香りが、こんな離れた場所にまで漂ってくる。
そこには、あの優しい色合いの、枯れた赤色はどこにもなかった。

――それとも、喧嘩を吹っかけてやろうか?

久々に現世に行き、悪さをしているような輩を叩きのめす。
いや、悪さをしてる者だけではなく、目につく人間・妖怪・妖精に片っ端から善行を勧め、悪行を叱りつける。
つまり、小町が魂を運ばないのなら、こっちから出向いて弾幕裁判をしてしまうのだ。
弾幕という、公平なルールの上なら、自罰の必要も無くなる。小町が心を痛めることもない。
ああ、それと、彼女の仕事の監督もできるし、なにより小町を久方ぶりに愛でることができるじゃないか。

――うん、そうしよう。
――迷うことなんて、何ひとつなかった。

スカートを翻し、映姫は飛ぶ。
その目は決意に燃えていた。

他でもない、小町の為に世直しをする。
ただ彼女ために、彼女の心を安らかにするためだけに、ひとつの世界を改善させる。

なんとも本末転倒だとは思わなくもない、
けれど、仕方がないではないか?

「それが――」

いつもの口調で、しかし、強い決意を込めて言う。


「それが私が小町に対して行える、ただひとつの善行なのです」


映姫の目の前には、果てなく世界が広がっていた――――














あの世の裁判で裁判を受けるとして、自分だったらどんなものなら納得できるか?
そんなことを考えてみると。
私なら、「自分が悪いと心の底で思っていること」を突かれたら、反論できないなあ、と思うのですよ。
なにせ、自分で認めてるんですから。

――いや、これって、欠点や穴がボロボロありそうな裁判方法なんですけどね(どの時点での罪悪感なのかとか、事故で誰かを助けられなかった場合の罪悪感は? とか)
ただ、この手の問題は、考えれば考えるほど迷宮化し、よく分からない、複雑怪奇な結論になると思うので、これ以上は思考しませんでした……(汗

ああ、しかし、お題アリは難しい。
せめて一日が40時間あれば……!
いえ、作業効率はあまり変わらないんでしょうけど……
nonokosu
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2005/10/17 04:17:43
更新日時:
2005/10/19 19:17:43
評価:
29/33
POINT:
213
Rate:
1.59
1. 9 銀の夢 ■2005/10/19 08:59:45
お見事でした。地獄におけるシステムをよく咀嚼し説明なさっていると思います。原典ではわかりづらい部分もややあるので、氏の独自の解釈というものを見て『ああそう言う見方もあるのかぁ』と納得。

痛々しいけれど、それさえも納得できてしまうような映姫さんに万歳。
そして、あまりにも可愛すぎる映姫さんに乾杯(完敗)。
2. 5 おやつ ■2005/10/19 13:19:34
死後裁判の基準なんて水掛け論。
しかし氏の説、解釈は好きです。
言い四季様とこまっちゃんでした。
3. 9 床間たろひ ■2005/10/20 11:53:23
自分の中の花映塚の認識が変わってしまった!
映姫が自らを罰する事のないように、仕事をしない小町
小町が罰せられる事のないように、弾幕裁判を行う映姫

二人への評価がぐんぐんと鰻上りに上がっていく!
読んで良かった……そう思わせる作品でした。
4. 8 たまゆめ ■2005/10/20 15:02:01
これは!いい!!ザナたんじゃぁー!(ハァハァ
やばい、やばい。掘れそう、ちがう。惚れそうだ。
5. 9 MIM.E ■2005/10/20 22:23:09
あなたのような文章を書きたいと思います。
テンポのよい語り口、勢いのあるギャグ、動作の描写。美しい場面描写。
互いの心の通い合いを描く易しいテーマ。
全て私の好み100%です。
最後の映姫の思考は花映塚での行動につなげるためではありますが、少し強引さも感じました。けれど、私にもっとよい案が思い浮かぶ訳でなく、多分、羨望と期待の裏返しです。幻想話はあまり読んだことが無いのですが、あなたの作品が他の場所で読めるなら結果発表後あさりにいきたいと思いました。
なにより、映姫が可愛すぎだ。
6. 8 papa ■2005/10/21 16:27:36
小町のサボりに対する考え方がうまいなぁと思いました。
この作品を読んで小町の見方がちょっと変わった気がします。
あと映姫様もかわいいです。
7. フリーレス 楠木忍 ■2005/10/21 22:25:38
前半の映姫の様子に頬が緩みっぱなしでした。

最後の小町のサボりと映姫が出てきた理由の辺りが、何とも『技あり』と言う感じで面白かったです。
8. 10 ななし ■2005/10/21 23:31:29
四季さまの興奮ぶりが犯罪者っぽいw
ストーリーの流れとかすっきりしていて、素直に面白いと感じました。
9. 8 Q-turn ■2005/10/22 01:10:53
>素直な小町は、だから、とても素直な感想を口にした。

最初、この後に続く展開で吹きだしたのは置いといて……。
一年の中で最後に姿を変える「紅葉」ではなく、色鮮やかで、ずっと印象に残る、変わることのない「紅葉」もある。

まぁ何はともかく、「ヌイグルミを抱く映姫様かわいーww」
10. 6 一之瀬翔弥 ■2005/10/22 23:25:47
かわいいだけでなく、深みの有る印象が。
小町さんの性格をスマートに表現できている雰囲気がgood♪
11. 7 匿名 ■2005/10/23 06:08:21
幼小町のお持ち帰りはこちらでよろしいですか?
12. 8 名前が有る程度の能力 ■2005/10/23 16:42:39
>目を血走らせた鼻息の荒い閻魔とか...ets
映姫様ワロス。どうしたらこんな良いSSが書けるのかと。
なにが言いたいかって言うと、GJ!
13. 9 ■2005/10/23 23:15:57
映姫様……かわいい……っ
14. 3 七死 ■2005/10/24 00:18:51
むしろ御題無しの方にふさわしかったかと。

映姫様花映塚参戦の裏設定。
しかしそれらを語る上で閻魔としての映姫や、紅葉を使う要素が今ひとつ見受けられなかったのが惜しいと思いました。
15. 4 Tomo ■2005/10/24 11:59:30
比喩の選び方が気になりました。文脈に適した言葉を使わないと、表現がぼやけてしまうと思います。
16. 8 藤村りゅ ■2005/10/24 15:30:19
 映姫萌え、小町萌えという目線と彼女らの仕事の厳しさに空気の差がありすぎるので、
どちらか一方に統一した方が分かれやすかったのかなあとは思います。
 個人的には萌えのまま突き進んだ方がテンポは良かったかも。
 そっちの方に力が入っていたと思いますのでね。
 最後の纏め方は純粋に上手いと感じました。
17. 10 ハッピー ■2005/10/24 21:10:39
読みながら半ばまで来て吹きました。
なんだこの山田さんは。可愛いじゃねえかコンチクショウ。

なんだか可愛すぎて頭が回りません。
作者さん。
可愛すぎるヤマザナドゥをありがとう。名前は全くかわいく無いけど。
18. 6 木村圭 ■2005/10/25 21:53:43
えーきさまかわいー。こまっちゃんもかわいー。
小町がサボる理由が微笑ましすぎます。小町が言わずとも理由が分かってしまう辺り、映姫も大したものなんですねー。
19. 5 ■2005/10/25 23:04:39
これはいい山田さんですね。
笑えました。
裁判方法は議論のしがいはありますが、完全に穴の無いものはないでしょう。
20. 7 世界爺 ■2005/10/26 00:40:12
ぶっちゃけ地獄やら裁きやら信じてない、「あるがままに」が合言葉の精霊信仰者な私です。
が、彼女の話は聞いてみたい。多分やかましくてしょうがないけど、きっと優しいはずだから。
優しいなあ、彼女は。
本編でも、この話でも、つくづくそう思います。

それとようじょ小町かわいいy
21. 8 ■2005/10/27 12:29:59
なにこの萌え地獄
22. 7 流砂 ■2005/10/28 01:13:52
ギャグとシリアスの境界がもう少し曖昧なら…と。
もちろん十分すぎるほど楽しめましたが。
あともうすこし紅葉分が欲しかった気もします。
23. 6 風雅 ■2005/10/28 14:12:16
映姫はやっぱり自分自身にも厳しいんでしょうね。
そうした映姫の行動に納得できない小町の優しさも伝わってきます。
こうして見るといいコンビだなあと思います。
残念なのは紅葉というテーマが少々とってつけたような感じを受けることでしょうか。
24. 9 名無しでごめん ■2005/10/28 20:28:51
自分の中にあった映姫様とこまっちゃんのイメージが微塵に壊された後に復元されました。
映姫様や小町の行動の動機付けや心理が丁寧に書かれていて脱帽ものです。
お題の紅葉も、小町の髪の色として印象が強く残ってお見事。今回読めたことに感謝します。
25. 5 ■2005/10/28 22:07:42
かわい〜っ! ふたりともかわい〜っ!
26. 7 弥生月文 ■2005/10/28 22:49:35
ギャグとシリアスの按配、これぐらいなのが好みですね。
独自解釈はそーなのかーという感じでした。
27. 7 ななし ■2005/10/28 23:13:57
すみません、コメント間に合いません。
28. 7 IC ■2005/10/28 23:28:30
小町がサボり魔なのはそういうことだったのかと、何よりもまずその発想に脱帽です。
紅葉がほとんどほとんど絡んでないので、そこは-1で。
29. 10 SSを書きなぐる程度の能力 ■2005/10/28 23:38:15
前半の映姫様煩悩炸裂寸前パートで爆笑しかけただけに、シーンの裏に隠された重い事実にびっくりです。
小町がサボる理由や花の映姫様ストーリーへの繋ぎも見事。堪能させていただきました。
それはそれとしてザナたんかわいいよザナたん。
30. 8 K.M ■2005/10/28 23:59:21
カワイイ死神は好きですか?と聞かれたら、私は大好きです。と答えるでしょう
31. フリーレス 綿 ■2005/11/03 00:16:49
この二人大好きです。
32. フリーレス 匿名評価
33. フリーレス nursing jobs ■2010/11/08 20:48:33
Wow this is a great resource.. I知 enjoying it.. good article
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