紅色☆マスタースパーク

作品集: 最新 投稿日時: 2005/10/17 04:57:58 更新日時: 2005/10/19 19:57:58 評価: 25/26 POINT: 157 Rate: 1.40


例年より暑かった夏が過ぎ、幻想郷にも秋が近づいていた。
深緑の森も紅に染まり始める。
紅い森に風が吹いた。涼しげなそよ風。
紅の葉がざわざわと揺れる。
ざわざわ。ざわざわ。
紅と紅の擦れ合いが一つの音となって、響く。
ざわざわ。
その音にさらに別の音が重なる。
そして二つの音が混ざり合い、曲を奏でる。
『秋』を奏でる。『秋』が幻想郷に響く。
―――――――――――
流れてきた『秋』に、先を急ぐ者、そうでない者。皆足を止める。
目を閉じて…そっと耳を傾ける。
秋の到来を感じた。

紅の森の中。
ルナサ・プリズムリバーは手を止め、ヴァイオリンを下ろした。
そして共に『秋』を奏でていた紅を拾い上げ、口付けるかのようにそれを唇に近づける。

「……ありがとう」

ふっと息を吹きかけると、その紅葉はゆるやかに飛んでいった。
ルナサはしゃがみこんだ姿勢からそのまま地面に座り、紅の木に背を預けた。
やっぱり秋はいいものだ。秋は一年の中で最も季節を感じられる。
植物が繁茂するのは夏も同じだが、夏の音は少々騒がしすぎる。
まぁ私は騒霊だけど……
閉じた目蓋の先に、一枚の紅が触れた。
だが特にそれを払いのけようとは思わない。
暫くそのまま秋の音に耳を傾ける。
また風が吹いた。ざわざわ。
ざわ――音の調子が少しだけ変化し、演奏者を舞台へと誘う。
うん、もう一曲いけるな。
ルナサはにわかに立ち上がり、もう一度目を閉じた。
ざわざわ。ざわざわ。
全身で秋を聴く。まだだ。
秋が止まる。上等な革靴の爪先からお気に入りの帽子のてっぺんの飾りまで神経が張り詰める。
焦らなくても良い…あなたたちのタイミングで始めて。
一枚の紅が宙を舞い――落ちる。
風が吹き出すのとルナサがヴァイオリンを持ち上げるのはほぼ同時だった。風が指揮棒を振るった。

「そこどいてくれー!」

その叫び声と共に、ルナサの眼前数センチを黒い物体が通り過ぎた。
星を撒き散らしながら直進したそれは、一本の木に衝突した。その木が中腹から真っ二つに折れた。

「いてて……また失敗したぜ」

その黒い物体、霧雨魔理沙はスカートにくっついた紅葉を払った。
秋が乱れ始める。調律の狂った演奏は聞くに堪えない。
ルナサは目を細めて魔理沙に向き直った。

「雑音は始末するまで……」
「ま、まぁ待て。とにかく落ち着け」

魔理沙が慌ててルナサをなだめた。
だがルナサは戦闘態勢を解こうとはしない。演奏の妨害は重罪だ。

「これはだな、ブレイジングスターの練習で……その……別にお前さんの邪魔をしようとしたわけじゃ…」
「遺言はそれだけ?」

ルナサがさらに目を細めて魔理沙を見据えた。そこから読み取れるのは殺意だけだ。
ルナサの手のスペルカードが光を放ち始めた。

「偽弦、スードストラディ……」
「ひぇぇー! 憐れんでぇー!」

…………
それから数秒、いや数分が経った。
魔理沙は恐る恐るルナサの顔を見た。
その顔から、少なくとも殺意は感じられなかった。

「あなたらしくないわね」

ふふっと鼻で笑うと、ルナサはスペルカードをしまいこんだ。

「なっ……」

魔理沙は逆に腹が立ってきた。
反射的にスペルカードを取り出し、叫ぶ。

「マスタースパー……」

一筋の赤い弾がルナサから放たれ、魔理沙の手からスペルカードを弾き飛ばした。
呆然とする魔理沙の指には、スペルカードの代わりに紅葉が挟まっていた。

「あなたこそ落ち着きなさい。……聞こえない?」

ルナサが空を見上げた。魔理沙もそれに倣う。
「秋の森の演奏会。綺麗じゃない?」
ルナサはそう言ったが、魔理沙には単に葉の擦れ合う音にしか聞こえなかった。
しかし不思議なもので、それにじっと耳を傾けていると自然と心が落ち着いてきた。

「どう?」
「んー、まぁ綺麗だな」
「それはよかった」

それだけ言うとルナサは木の幹に腰を下ろした。魔理沙もその隣に座る。
それから暫く、二人で森の演奏を聴いた。
聴けば聴くほどその音色は、どんなクラシックよりも心地よく心に響く。
あー…………なんか気持ちいいぜ……
魔理沙は四肢をその場に投げ出した。
そして数秒も経たないうちに、まどろみの世界へと落ちていった。

それからどれくらい経ったのか、魔理沙は目を覚ました。ルナサはまだそこにいた。
ルナサはヴァイオリンを弾いていた。
その姿は秋に似て――いや秋そのものになっていた。
とにかく、魔理沙にはそう見えた。
しばらくするとルナサは手を止め、森に向かって一礼した。そして魔理沙の方を向いた。

「あら、起きたの?」
「いや寝てるぜ。熟睡中だぜ」
「……そう?」

目をパッチリと開けて喋っていた魔理沙には、一瞬だけ浮かんだルナサの微笑みがしっかりと見えた。
ルナサの笑顔を見たことがある者は、この幻想郷内でもかなり少ないという噂だ。
そんなことを思い出して、魔理沙は少しだけ嬉しい気がした。
自分の顔も笑顔になってしまいそうだったので、魔理沙はやや深めに帽子をかぶりなおした。

「しかしアレだな。お前はやっぱりすごい器用なんだな、指先とか。尊敬しちゃうぜ」

霊夢あたりが聞いたら『どうしたのよあんた!? 熱でもあるの!?』とか言われそうだ。
そのぐらい、自分でも鳥肌が立ちそうなセリフを言ったつもりだった。

「え……」

ほらほら、私の精一杯の褒め言葉だ。笑いやがれ。
もちろん魔理沙は熱があるわけでも風邪をひいているわけでもなかった。
単にルナサをもっと笑わせたいと思っただけだった。

「……そんなことはない。妹達とか……私なんかよりもっと……」
「その顔はもう見飽きたぜ」

魔理沙は自分の帽子をルナサの頭にすっぽりとかぶせた。
期待外れだ。目を細くして斜め下を向き、ぼそぼそと喋る様子は会う度に見ている。
まぁそんなに会ったこともないが。

「いやいや、ヴァイオリンでお前にかなう奴なんていないだろ?」
「そうだけど……それだけで……最初は……」

何時の間にかルナサの方が魔理沙の帽子を強く掴んでいた。
触れてはいけない部分にでも触れてしまったのか。
魔理沙より若干小さいぐらいの身体が小刻みに震え出した。

「ヴァイオリンだって……妹達の方が上手で……妹達は最初から…何でも弾けて……」
「あー、わかったから私の帽子で鼻を拭くのはやめろ」

そうは言ったものの、帽子にすがりつくようにして泣いているルナサからそれを取り上げるのも残酷な気がしたので、とりあえず放っておくことにした。
堰を切ったようにルナサはぼろぼろと泣いていた。

「だから……ヴァイオリン……練習…して……」

なるほど。魔理沙は一人で納得した。

「そうか」

魔理沙は思い出していた。
まだ自分が幻想郷に来たばかりの頃。
いつも朝早く出掛け、夜遅くに傷だらけで帰って来ていた。
空を飛ぶ。幻想郷では誰もが普通にしていること。
それが自分には出来なかった。悔しかった。
魔法使いである自分が出来なかった。余計に悔しかった。
やはり素質の差。
認めたくはなかったが、実際そうなのだ。
そうでなければ、何ヶ月も練習していた自分が飛べずに、何の修行もしていない霊夢達が飛べるわけがない。
ただひたすら練習を続けた。箒に乗ろうとしては落ち、乗っては落ち…正直何度くじけそうになったかわからない。
だが諦めたくはなかった。それでは悔しすぎる。
魔法使いにとって空は地面から見上げる物ではない。自身が飛んで地面を見下ろす物だ。
そう信じていたから。

「私には素質がないから……悔しい……」

こいつも同じなんだ。私と。
魔理沙はルナサの肩を叩いた。

「それだけでもいいじゃんか。素質がどうだか知らないが、ヴァイオリンに関しては今はお前が一番なんだぜ?」
「…………」
「努力できたんだからお前はやっぱすごいぜ。素質っていう、なんだろうな、神が与えやがった不平等ってやつに抵抗するってのは楽じゃない」

自分の身体も震え出したのがわかった。ちょっとだけ上を向いた。涙を見られないように。

「それは私が、一番よく知ってる」
「…………」

ルナサが何事か呟いたようだが、秋の音に掻き消されてよく聞こえなかった。
だが僅かに、ルナサは頷いた。魔理沙はそれを確認できた。

「よし!」

魔理沙は急に大きな声を出した。

「じゃあ景気付けに一曲弾けよ! あ、なんなら私が歌ってやってもいいぜ?」
「…………遠慮しとく」

ルナサが顔を上げた。

「あなたは、あまり歌が上手だとは思えないから」

その表情は、おそらく誰も見たことの無いであろう笑顔で溢れていた。
ルナサがその表情のまま帽子を魔理沙へと返す。

「失礼な。私はこれでも美声だぜ?」

魔理沙も笑顔で帽子を受けとった。やや湿っぽくなった帽子をかぶり直す。
そして再び笑った。ルナサに負けないくらいの笑顔だった。

「さて、それじゃ……」

ルナサはヴァイオリンを持ち上げかけて……止めた。
何か考えるように視線を宙に彷徨わした後、魔理沙の顔を見た。

「そうだ、あなたが弾いてみない?」
「え!?」
「これ貸してあげるから」

ルナサがそう言うと、魔理沙の手元にヴァイオリンが現れた。
魔理沙は目を丸くしてその茶の物体を見つめる。
固い木の感じとズッシリとした重量感が手から伝わってきた。
思わずルナサとそのヴァイオリンを見比べた。

「あ、いいの。それは練習用の予備だから」
「いや、でもな……」

魔理沙は今まで楽器を弾いたことがなかった。
ヴァイオリンも例外ではない。
曲どころかマトモな音を出すことさえ難しいだろう。

「いいからやってみなさい。騙されたと思って」
「んー、わかったぜ」

魔理沙は出来るだけ慎重に、優しく弦を鳴らした。
そこから音とおぼしきものが生み出される。
だがやはりそれは音と呼ぶことさえ憚られるシロモノで、魔理沙自身が思わず耳を塞いでしまった。

「こ、これはひどいぜ……」
「最初は皆こんなもの」

ルナサはそう言って近づくと、魔理沙の手に自分の手を添えた。
魔理沙の手よりも幾分小さかったが、その指はスッと伸びていて魔理沙にはとても綺麗に見えた。

「もっとここをこうして……そうそう、それが基本の持ち方で……」

手取り足取り教えてもらう、その行為自体が魔理沙には新鮮だった。
今まで何かを人に習ったことはなかった。
人の技を盗――オマージュしたこともたまにあったが、それでもそれを自分の物にする練習は全て独学だった。

「えーと、こうか?」
「違う違う。もう少し全体的に力を抜いて、楽器を体の一部だと思って……」

魔理沙は思わず下唇を噛んだ。
人の言うことに従うなんて、本当に自分らしくない。
しかしヴァイオリンの弾き方など独学でどうにかできるわけがない。
とりあえずルナサの指導を素直に受けるしかなかった。

「だいぶ様になってきたわね。じゃもう一回弾いてみて」
「おう」

魔理沙はルナサに言われたことを、少し意識しながらヴァイオリンを弾いた。
少しだけ。人の意見で頭が一杯になってしまうほど心の弱い魔理沙様ではない。

「どう……だ?」
「うん、さっきより随分よくなった。意外と飲み込みが早いのね」
「あ、そうか?」

全く予想していなかった言葉に、魔理沙は慌ててしまった。
なんとなく恥ずかしい気がして帽子を深めにかぶった。

「で、でも意外は余計だぜ」

それでも魔理沙は思ったのだった。
――――まぁ、褒められるのも悪くはないな。

「それじゃ、一曲弾いてみようか」
「はぁ?」

魔理沙は面食らってしまった。

「曲なんかまだ弾けないぜ」
「大丈夫」

ルナサは自分のヴァイオリンを持ち上げてみせた。

「私がフォローするから。あなたは好きなように弾けばいい」

つまり出鱈目でもいいのだ。魔理沙は勝手にそう解釈した。

「そうかい。それじゃあお手柔らかに頼むぜ、騒霊ヴァイオリニスト」
「ああわかったよ、不吉な魔法使い。今宵は……」

二人は目を閉じた。静かに流れる時間。
――風が吹き始めた。
二人は同時に目を見開いた。舞台の幕が上がった。

『優雅な演奏になりそうね』
『激しい演奏になりそうだな』


何も考えず、自らの感情に素直に演奏した魔理沙の音は、とても激しい。激しく、騒々しい。
秋という落ち着いた季節の森には拒絶されてしまう魔理沙の音を、一流演奏者ルナサは受け止めた。
森の音との調和、秋という季節感を重視して演奏したルナサの音は、とても優雅。優雅で、物静か。
無限に広がる森とひとつになるには勢いの足りないルナサの音を、素人演奏者魔理沙は後押しした。
そして雄大な森の演奏は――――完璧となったその音を包み込んだ。
プラスアルファのコーティングをされた音は、やがて一つの曲となり『秋』を奏で始める。
幻想郷全体に拡散したそれは、聞く人の手を止めさせた。
境内で茶を飲む巫女も、館で掃除をするメイドも、庭で剣を振る庭師も――――

「もう秋になったのね」

そう呟いた。


風が、止んだ。
それと同時に演奏も終わった。
魔理沙は楽器を下ろして大きく息をついた。
生まれて初めて曲を演奏した。マスタースパークを思い切り撃った後とはまた違う爽快感がそこにはあった。

「お疲れ様。とてもいい曲だったわ」
「そうか? 自分じゃ聞いてる余裕なんてなかったぜ」
「大丈夫。今の曲は、多分――――」

ルナサは空を見上げた。日の暮れかけた秋の空。

「聞いた人たちの心に残ったと思う」
「そうか」

魔理沙も見上げた。紅に染まり始めた秋の空。

「あ、せっかくだから名前つけない? 今の曲に」
「名前? そうだな……紅葉も空も紅いから……」

次の瞬間、二人の声がピッタリと揃った

『「紅色マスタースパーク!」』

お、と魔理沙が言った。
驚いた表情の魔理沙に、ルナサは微笑んだ。

「やっぱり。あなたならそう言うと思った」
「ああそうかい。……紅色マジックの方がよかったか?」
「どちらでもいいわ」

そう言うとルナサは後ろを向いて軽く背伸びをし、肩を回した。
かれこれ今日は一日中演奏していた。疲れないはずがない。

「それじゃ私は帰るけど……」
「んー、私も帰るぜ」
「そう、じゃヴァイオリンを返……あっ!」

そう言って振り返った先には既に魔理沙はいなかった。
茫然としていると、上空から声が聞こえてきた。

「これはちょっと借りてくぜー!」
「持ってかないでー」

魔理沙は空の彼方へと消えていった。
例の噂が本当なら、あのヴァイオリンはもう返ってこないだろう。

「はぁ……ま、いいか」

ため息を一つ吐くと、ルナサも家路についた。
細かいことを気にしていても仕方がない。
今頭にあるのは、さっきの曲をどう楽譜に起こすかだ。
あんなに激しい曲は、自分では作曲したことがなかったので難しそうだ。
メルランにでも頼んでみるか。それともリリカが録音してるか?
どちらにしても、あの曲は大事にしよう。
なにせ、妹達以外と合奏したのは初めてだったから。

「ただいまー」
「あら、お帰りー姉さん」
「あれ? ルナ姉、なんかいいことでもあった?」

ルナサはいつもと同じように帰ってきたつもりだった。
しかし、その表情は満面の笑顔だった。これはいいことがあったに違いない。
鋭い妹達には、それがわかったのだった。





紅葉が似合うキャラ……ルナサ! てな感じで書きました。
それにしてもルナサの口調はかなり悩みました。本編でのセリフが少ないキャラなんで。
なので違和感がある部分がかなり多いと思いますが、そこは勘弁してやってください。
あと自分はヴァイオリンについての知識が全然ないので、その辺を誤魔化しつつ書いてます(汗)
詳しい方とかいらっしゃいましたら、すみません。

ルナサと魔理沙は本質的にかなり似ていると思います。
二人とも努力家であることは間違いないですし、性格的には両極端でも波長は合いそうです。

それでは、こんな駄文ですがよろしくお願いします。
ありがとうございましたー
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2005/10/17 04:57:58
更新日時:
2005/10/19 19:57:58
評価:
25/26
POINT:
157
Rate:
1.40
1. 3 おやつ ■2005/10/19 15:59:38
紅葉に限らず、ルナサ姉は秋が似合う気がします。
そして努力家。
下二人の世話を焼いているうちに自然にそうなっていそうです。
良いお話でした。
2. 7 MIM.E ■2005/10/21 00:00:15
バイオリンの細かい事について言うのはやめといて(笑
いやいや、その点はそんなに違和感なく読めましたよ。
魔理沙の才能に羨むばかりw
意外な組み合わせでしたが、なるほど合う気がしました。
珍しい笑顔を振りまいてくれたルナサに感謝しつつ、家に帰って一人でバイオリンで試行錯誤する魔理沙を幻視してきます。

3. 3 おビールをお持ちしました ■2005/10/21 00:26:05
成る程、確かに波長合いそうですね。

持ってかないでーはどうかと思いますが。
4. 7 papa ■2005/10/21 16:29:18
魔理沙&ルナサ、これはいい黒黒コンビですね。
5. 6 一之瀬翔弥 ■2005/10/22 23:27:09
意外性のある組み合わせに先ず印象を受けました。
それだけでなく、内容的にも山あり谷あり楽しめました。
音楽ものには甘くなってるかな…。
6. 7 匿名 ■2005/10/23 17:23:29
意外な組み合わせながらも、みょんに型に嵌っていて面白かったです。
7. 9 名前が有る程度の能力 ■2005/10/23 17:26:21
紅色マスタースパーク、聞いてみたいなぁ。
こんな素敵なSS書けるとは。
8. 7 Q-turn ■2005/10/23 19:41:06
>自分の身体も震え出したのがわかった。ちょっとだけ上を向いた。涙を見られないように。

何よりも彼女の言葉が本物である事を証明するその行動。意外な組み合わせだと思いましたがいつの間にかお似合いのお二人さんになっていました。
固有振動と波長があってるのか、ぐらぐら揺らされ続けてます。
9. フリーレス 名前は無し ■2005/10/23 22:58:53
音楽を教える風景って、なんだかエロスですよね(違う)。
拙くも一生懸命な魔理沙に、物憂げな表情で教えるルナサ、背後にはもちろん紅葉が舞い。二人は見つめ合い、そして……(話が違う)。
そんな電波な幻視をしました。
ともあれ、良い合奏でした、また、こうして魔理沙の餌食になるのが1人増えるこ(以下略)
10. 7 es-cape ■2005/10/24 05:24:42
題名(特に☆)を見てドタバタギャグかと思いきや見事に騙されました。

芸術を全然解さない様でいて実はそこそこ分かる魔理沙に、そんな感じだなあと思ったり。ルナサの色っぽさに驚いたり。努力に関しての共通点もなるほどと頷きました。
ただ題材的に『芸術の秋』って感じはしますが『紅葉』って感じはしないかも。
性根が曲がっているので、基本的に真っ直ぐな努力話はあんまり好きじゃない……はずなのですが。見えないオブラートでもあったのか、これはすんなり楽しめました。
もしかしたら、『誤魔化しつつ』が思わぬ僥倖を生んだのかも。私もヴァイオリンを知らないので、こんな簡単に弾けやしねー、みたいな事は大して気になりませんでしたし。お涙頂戴にクドすぎず、でも読者に流されない程度のバランスが気持ちよかったです。
11. 5 Tomo ■2005/10/24 11:57:32
バイオリンを弾く魔理沙は見てみたいですね。
12. 5 藤村りゅ ■2005/10/24 15:31:21
 ルナサが感極まるまでにためが欲しかったですね。
 涙腺の決壊が早く、どうしてそうなったのか付いて行けないところがありました。
 魔理沙の実体験を読んでようやく追い付けたので、その前にひとつクッションがほしかった。
 ヴァイオリンに関する知識が薄いので恐縮なのですが、魔理沙がそんなに簡単に弾けたら
マスオさんの立つ瀬がないというか、それは努力家というより天才の領域なのでは、という
皮肉なことを思ってしまいました。
13. 8 銀の夢 ■2005/10/25 10:29:44
所詮才能には及ばないのかもしれない。
でも、努力でたどり着いた場所は、多分、才能でたどり着くのとは違った彩を放つのでしょう。本人にも、他人にも、きっとそう見えるのだと思います。
芸術の秋、お見事でした。
14. 7 木村圭 ■2005/10/25 21:53:18
ルナサがいきなり泣き出した時はどうしようかと思いましたが、面白かったからどうでもいいや。
努力を続けられる気持ちの強さも才能のうちなんだって、誰か彼女らに教えてやってください。
15. 8 世界爺 ■2005/10/26 00:40:34
好きのものこそ上手なれ。
才能と呼ばれるものはこんなもんではないかと思ってたり。

しかしながらこの珍しい組み合わせをここまで昇華できるのには感服。
結構気が合いそうなのかも、この二人。
新鮮さもさることながら、それを支える文章もまた良いかと。
紅葉の中のアンサンブル、楽しませていただきました。
16. 7 七死 ■2005/10/26 01:02:52
うっひゃーーーーーーーっ! こっぱずかしーーーーーーーっ!!
以前どこかで黒服金髪つながりで魔理ルナって話が転がっていたのを思い出しました。
あれはどこだったけかな〜。

もう少しこっぱずかしくなる流れが緩やかだったらとは思いますけれども、しかし秋のか奏でるオーケストラ、羽毛のようにやわらかな文面、存分に味あわさせて頂きました。
17. 7 美鈴まさき ■2005/10/27 02:42:38
 私も秋にはストリングス系が似合うと思います。
 音を楽しむと書いて『音楽』となる。
 奏者が楽しく音を奏でたならば、例えデタラメでもそれはひとつの曲となる。ジャズの如く。
 奏でたふたりはさぞ楽しかったでしょうね。
18. 9 ■2005/10/27 12:33:37
ルナサの笑顔を想像して転げ回りました。それに、努力家同士という仕立てもいいですね。努力した人が喜べるのは大好きです。
19. 4 流砂 ■2005/10/28 01:17:56
最後の笑顔はきっと他の誰もが気付けない様な微かな微笑なのでしょう。
それでも分かるのが姉妹の愛、素敵ですね。
20. 6 風雅 ■2005/10/28 14:13:02
秋の音っていいですよね、さわさわと涼しげで。
彼女らの演奏がどんな音色になるのか聴いてみたくなるお話です。
ただ、内容とタイトルのファンシーさ(笑)のギャップがちょっと気になったり。
21. 8 名無しでごめん ■2005/10/28 20:29:10
音を通じて秋を、引いては紅葉を表現した手腕が素敵です。
実にお題に適った一作、お見事でした。
22. 1 ■2005/10/28 22:08:29
白黒コンビもいいなぁ〜
23. 5 弥生月文 ■2005/10/28 22:49:57
 
24. 7 K.M ■2005/10/28 23:30:22
まさに芸術の秋に相応しいモチーフですね
意外な二人の組み合わせ、そんな二人の少し似た心情に迫っていく話のメイン、
・・・そして、ある意味ベタなオチw。お見事でした
25. 7 IC ■2005/10/28 23:31:06
最初の方は頼れる姉に見えて、途中からは頼りなく見えてちょっと違和感がありましたが、読了してみればそんな些細なことはどうでもいいかと思えます。
ああは言っても、きっと独力で楽譜に起こして、大きく成長するんだろうなあと想像しています。
26. 7 SSを書きなぐる程度の能力 ■2005/10/28 23:38:48
る、ルナ魔理だとおっ、という感じ。いや、意表を突かれました。
綺麗な話だと思います。幻想郷に奏でられた秋、聞いてみたいなあ。
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