Most Dangerous Maple Hunthing

作品集: 最新 投稿日時: 2005/10/19 07:02:42 更新日時: 2005/11/08 16:02:34 評価: 24/25 POINT: 127 Rate: 1.22
   1.一番元気なのは元凶だったりする(鈴仙・優曇華院・イナバの視点)
きっかけは、姫のいつもの我が儘だったんです。
永遠亭の中を歩ってて姫に偶々エンカウントしたら、開口一番「ヒマなのよ何とかしなさい」とか私に言ってきたんですよ。
そんな抽象的かつ曖昧な命令聞かされた日にゃ、どないせいっちゅーんじゃとシャウトしたくなるのは当然というものですよね。
とはいえ、相手は腐っても姫(当人は決して腐乱死体になりはしませんがそれはともかく)ですから、迂闊な事は口走れません。
で、困っていたら横に師匠がやって来たんですよ。
どうやら私を探していたらしいんですが、その師匠は何故か籠を背負ってましてね。
とりあえず話を聞くと、これから山に薬の材料を採りに向かうから手伝って欲しいとのことでした。
ここでスマートなレイセンは突如解決のアイデアがひらめきました。
私は姫に提案しました。「この時期の山は紅葉が見ごろですから、紅葉狩りに行きましょう」と。
なんてグレイト、なんてインクレディブルな解決策でしょう。
姫の暇つぶしと師匠の言いつけを同時に果たすこのひらめきは正に一石二鳥。アブもハチもびっくりなナイスアイディアです。
…が、この完璧とも思えた神謀鬼策も‘強引グマイウェイ’なわがままプリンセスにより苦難のプレリュードと化してしまいました。
姫はあろう事か、紅葉狩り中の飛行を禁止してくださりやがりました。曰く、「だって、飛んだら風情が無いじゃない」との事。
「じゃあ、飛んだら罰ゲームとかあるんですね?」
いきなりな内容に硬直していると、唐突に響くはてゐの声。いつの間に来た?つーか参加する気満々ですか?
できれば来ないで欲しかった…姫のアイデアにてゐの策謀が絡むと、いつだって事態は際限なく悪化してゆくんです。
しかも等差数列どころか等差級数、いやさ等比級数的に。
しかし、どれほど祈ったところで‘てゐが聞きつけてしまった’という事実は変えられないわけで。
あれよあれよと言う間に「紅葉狩り中に飛んだら罰ゲーム」というたったひとつルールが成立しました。
私は反対したんですが、師匠が姫に逆らわなかったため多数決で強制採択となりました。
解散総選挙したくとも悲しいかな私はしがないただの月の兎、内閣総理大臣ではないんですよね。
ちなみに罰ゲームは、‘姫:一ヶ月禁パソコン’‘師匠:一ヶ月兎体実験禁止’‘てゐ:にんじん100本の没収’そして
‘私:一ヶ月間臨床実験へ兎体の提供’でした。
・・・・・・私の罰ゲームだけシャレにならないと言うか罰ゲームでなくただの罰な気がするのは気のせいでしょうか?
きっと気のせいでは無いでしょうけど、決して覆らない事実に対しては
そうでも考えないと生きる希望がなくなっちゃうのでそう思うことにします。
・・・・・・・・・・・・ごめんなさい。前置きが長くなっちゃいましたね。
よーするに私たち4人は今、紅葉の美しい山の中を散策中です。周囲は色の変わった葉で埋め尽くされとってもカラフルです。
てゐは先頭で拾った木の枝を杖代わりにしつつ陽気に歌まで歌いながら歩ってます。
「♪安〜芸の you heに〜 tell young man モ〜ミィジ〜」とか口ずさんでます。
どうも歌詞が違うような気がしてなりません。なんでも、ミスティアから教わったそうですが、
そのミスティアは香霖の主人から教わったという魔理沙から聞いたそうで…これが伝言ゲームというものでしょうか?
それはさて置くとして、師匠はてゐのすぐ後ろを籠しょって歩いています。既に何度か道を外れ、採集を行っているようです。
ベニテングタケ、フクロツルタケ、ドクササコとかの中身に関しては、毒と薬は表裏一体なので問題は無い、と思います。
そして姫ですが、今現在私の背中ではしゃいでます。
Q:それは何〜故〜か?  A:姫様が「疲れたから誰かおんぶしなさい」と言ったからです。間違いありません。
そもそも、エターナルヒッキーともいわれる姫が山歩きということ自体に無理があるんですよね。今更考えると。
で、まぁご想像通り山登り始めた直後に姫は道に座り込んで駄々をこね始めました。
私はこの時点で姫の罰ゲーム確定が頭をよぎりました。・・・・・・が、私はどうやら甘かったみたいです。
姫は、この紅葉狩りのルールはたった一つ‘飛ばない’ことだけであり、それ以外は何も規定が無いと私に言ってきました。
つまり、換言すればそれ以外何をしようとも良いということだったのです。
・・・・・・正直、てゐではなく姫によって論理の落とし穴に叩き込まれるとは思いもしませんでした。
姫を含めて紅葉狩りの参加者は4人。つまり、3人のうち誰かが姫をおんぶしないといけないという事です。
なお、‘姫を置いていく’という選択肢があるように思うかもしれませんが、そんなもんなんざ端からありません。
そんなことしたら姫&師匠に後で比喩ではなく物理的に身の凍るような目に合わされますからね。
さて、てゐでは身長が足りません。師匠は籠を背負ってますし、そもそも師匠にそんなことさせられません。
と、すれば誰が姫をおんぶするのでしょう・・・答えは一つしか無いですよね。
そんなワケで、私は今姫を背負いつつ山道を登るというスパルタ運動部の冬場トレーニングのような状態にあるのです。
姫様自身は、「これがホントの‘月兎 Ride!’ね」とか言って結構上機嫌です。アムドライバー気取りなんでしょうかね?
ちなみに、目的地であるコレラタケの群生地まではまだ3分の2近い距離が残っています。めっちゃハードです。
周囲の木々が織り成す美しい色合いを眺める余裕なんてものは、とうの昔に使い果たしてしまいました。
現在の私は恋娘よろしくイッパイイッパイです。きっと体力ゲージがあるなら赤いか点滅してることでしょう。
なんかもう紅葉狩りを提案した過去の自分にグーで大パンチを叩き込みたい気分です。
師匠の材料集めに少しばかり協力しつつ山中の雄大な紅葉を見て楽しもうとか軽い気持ちで考えてた私にとっては、
この喰っちゃ寝生活で予想以上にヘビーな荷物を担いだトラバースは艱難辛苦のデスロードと化してしまいました。
「・・・イナバ、今なんかよからぬこと考えなかった?」
後ろから姫がなにやら聞いてきます。チッ、なかなかに勘が良いですね。
しかし伊達に長いこと付き合ってません。うまく誤魔化す自信はあります。
「さぁて―――ハァ―――何のことですか?」
誤魔化しつつも止まることなく歩みを進め道に沿って曲がります。いい加減息も切れてきましたが、こうなりゃヤケです。
とっとと目的地について一息『ぐにっ』・・・え?なんだか地面の感覚がおかしいような・・・まるでワイヤーを踏んだ『ヒュオン』
…ってなんでいきなり前方からスパイクボールがっ!!?しかも即座に伏せなきゃ当たる位置とスピードだし!!
バタドグワシ「ぷぎゃ」・・・・・・ふーやれやれ、間一髪で伏せるのが間に合ったみたいです。
それにしても、一体誰がこんな山の中にベトコンチックなトラップを・・・ってあれ?
なんでてゐと師匠はこっちを「無事でよかった」じゃなくて「うわあぁぁぁぁ」と言いたそうな微妙な顔してみてるんですか?
――――――少女思考中――――――
まずは落ち着いて現状把握よ、レイセン。今、私は謎のスパイクボールの攻撃から身を伏せることで回避に成功した。
ココは問題ないわね。だとするとその前に問題があるからこそ二人は絶句しているのよね。
その前…私は山の中を歩いていたワケよね。師匠の製薬材料蒐集と暇つぶしをかねた紅葉狩りで。
そのメンツは私、てゐ、師匠、姫の4人。私はこうして無事で、てゐと師匠は前方でコッチを見てる。
・・・・・・あれ?姫はどうしてたんだっけ?え〜っと・・・・・・あぁそうそう、このデスマーチの元凶は私の背中に居たんだっけ。
ん?‘背中’?私の背中のすぐ上をついさっき殺気を放つようなスパイクボールが通り過ぎていったワケで。
姫はその軌道にいたことになるワケで。そういえばボールが通り過ぎるとき変な音と蛙が潰れるような声が聞こえたワケで。
これらの命題から求められる解は?
カラカラカラカラカラカラ(少々お待ちください。彼女の脳がフル回転中です)カラカラカラカラカラカラ
カラカラカラカラカラカラ(ただいま、脳内回し車を脳内鈴仙が回しています)カラカラカラカラカラカラ
カラカラカラカラカラカラ―――カラカラカラ――カラカラ―カラ(フル稼働が終了しました)
もしかして・・・姫様直撃!?それって滅茶苦茶ヤバいじゃないですか!!いくら姫は不死身といったって!!
――――――少女思考了――――――(ここまで、思考開始より0,1秒)
「姫ぇっ!!ご無事ですかッ!」
叫びつつ振り向きながら起き上がると、道から外れかなり離れた木の根元に胴体に幾つか穴開けて寄りかかる姫の姿が。
意識が無いのかぐったりとしてピクリとも動きません。ボールの直撃+木にぶち当たった衝撃で気を失ったのかも知れません。
穴からの鮮血が赤を彩り、動かない姫と背景の紅葉と合わさり退廃的な美を・・・ってそんなこと考えてる場合じゃないし!
急いで駆け寄らな「動いちゃ駄目!」・・・え?てゐ、こんな大事なときに何を言『ぐに』げげげげげ!再び足から嫌な感触が!!
『フゥオン』間髪を入れずに良くしなった竹が脚を払うように襲い来てる!?だがしかぁぁし!
この程度なら軽くジャンプしてかわせるっての!ピョンっとね・・・フ、またつまらぬ物を避けてしまったわ。
まさかてゐに散々罠に嵌められた経験がこんなトコで生きようとは『ぐにゃ』・・・着地点から三度目の感触デスカ?
あわてて周囲を警戒『ヒュヒュヒュヒュヒュン』って今度は矢ですか!!やーねー・・・とかボケ言ってる場合ぢゃ無いし!!
「つぇいりゃァァ!!」
体を強引にひねり飛来する5本の矢を回避。ふっ、伊達に弾幕ゴッコ慣れしていません。飛び道具回避ならお手の物です。
『ガサガサガサブツンガサガサ』後は矢の飛び去る音だけが・・・ってちょっと待って。今何か不穏な音がしませんでしたか?
あわてて矢の飛び去った上り坂方向を見ると、さっきの矢が起動条件だったのか吊るされたぶっとい丸太が眼前に…って
体ひねった直後の不安定な体勢じゃかわし切れなゴスッ


   2.‘罠×天才’勝つのは―――どっち!?(八意永琳の視点)
一体これはどういうことなの?訳が分からないわ…いえ、この程度に取り乱しては天才の名が泣くわね。
とにかく冷静にならなくては…Be Kool…じゃなくてBe Coolよ。まずは息を整えて…ひっひっふーひっひっふー。
・・・・・・あら、間違えちゃった?でも自分にツッコミを入れられるということはある程度落ち着いてきた証拠ね。
道に沿って山を登っている途中、曲がり角を曲がりしばらく進むと、後方で何かが発生したようだった。
なにやら不審な風切り音がしたので振り返ってみると、姫様がスパイクボールの直撃喰らって木に叩きつけられるところだった。
姫は不死身だから、風穴いくつか開いてるけどその点は問題ないわね。
そして起き上がり状況を把握したウドンゲが―てゐが静止したけど間に合わずに―姫に近寄ろうとし、
今度はかつて忍者が使ったという‘すね払い’のトラップに引っかかりそれはジャンプで避けたけれど着地直後に
矢のブービートラップに引っかかってそれもかろうじてかわしたものの今度は反対側の斜面からいきなりやってきた
衝車の丸太の直撃を受けてお空のお星様になってしまった・・・よし、現状把握完了ね。
  えーりんピンポイント講座:衝車とは、かつて中国で城塞を攻撃するときに門などを強引に破るため使われた兵器よ。
         平たく言えば台車に木枠が乗っかっていて、それに丸太がぶら下がっている形状をしているわ。
衝車の丸太に‘瀟洒な衝車’とか駄洒落が書いてあることとかはどうでもいいことよね、思考から切り離すとしましょう。
「えーりん様ぁ・・・どうしましょう・・・」
てゐが怯えた声で質問してきてるわ。さすがの詐欺師もここまで手の込んだトラップ空間は怖いみたいね。
確かすごいスナイパーが言っていたわね、
‘非常時に最も危険なものは、危険そのものよりもそれを恐れる人間が起こす、パニックだ’って。
ここは極めて冷静に対処し、パニック発生を防がなくては…「おおおおおお落ち着きなさい、てゐ」…駄目じゃん。
とにかく落ち着かなくては…すっすっはっはっすっすっはっはっ…ってこれは長距離走のときの呼吸法だし。
とりあえず自分のほっぺを両手でぺしぺし叩いてみる…オッケー、今度こそ落ち着いたわね。
落ち着いたところで、てゐを抱きしめてあげる…あら、ブルブル震えているわね。可哀想に。
とはいえ、ここまで悪意溢れた場所じゃ怯えるなというのが無理な話よね。罠相手には説得も弁解も意味が無いし。
そしてひとたび発動すれば、かかった獲物に慈悲無く容赦無く満遍なく襲撃をかける悪意の塊が相手なのだから…。
てゐもウドンゲ相手に何回か簡単な罠を仕掛けたことがあったみたいだけど、この場所に潜む罠は
そんな片手間の代物じゃなくてじゃなくエキスパートが仕掛けたものみたいだしね。
格が違う以上、恐がるのも仕方の無いことよね…私やウドンゲは戦争を知っているけど、てゐは直接経験無いでしょうし。
さて、てゐも落ち着いてきたところで気を引き締めて周囲を見回してみますか…うわぁお。
進行方向をよく見ると、赤や黄色の落ち葉に埋もれてスティムリーやパンジが仕掛けられてるし。さらに奥には虎落も見えるし。
  えーりんピンポイント講座:スティムリーもパンジも虎落も定置武器の仲間よ。
         スティムリーは古代ローマのシーザーが使用した罠で地面すれすれまで埋まった杭にS字の釘が刺さったもの。
         一方パンジは16世紀以降のアジアで使われたもので、とがった杭を埋めただけの単純なもの。
         虎落(もがり)は鎌倉〜江戸時代の日本で使われた、竹の先を斜めに削り大量に地面に刺し並べた定置兵器よ。
…よく考えると、これらの罠は時代も土地もばらばらじゃないの、ずいぶんと無節操に仕掛けたものね。
これじゃあ他にどんな罠があるのか推測するのは無理ね…そういえば、一体誰が仕掛けたのかしら?それに目的は?
私がここに来ることの言いだしっぺではあるが、ここに来ることは誰にも言って無いので予め知るのは無理。
私以外がここに来たのはウドンゲの提案によるものでつまりは偶然。つまり私達を狙ったものじゃない。ならば他の誰かを
狙ったもの?だとすればこんなところに誰が来るというの?…一般人はまず来ない。ならば来るのは?
飢えた妖怪、私同様何かを採集に来た魔法使い…いえ、彼女らは基本的に飛行するわ。だとすればこんな地上の罠は無意味。
とすれば愉快犯?でも、愉快犯ならもっと人通りのあるところを狙うはず・・・・・・・・・まずいわね、相手の思考が読めないわ。
と、言うことは、相手の仕掛けた罠にまったく予測が効かないということ。かなり危険ね。
「えーりん様、姫が…」
・・・・・・・・・・・・はっ!!私としたことが姫のことをすっかり忘れていたわ…これでは忠臣失格ね。
姫のことに頭が行かないくらい慌てていたということは…どうやら洒落にならない位混乱していたという事なんでしょうけれど。
大急ぎで姫の方に目をやると…ちょうど目を覚ましたところのようですね。
「・・・・・・え〜と…あら?私は一体…」
目を覚ました姫が起き上がろうと…いや、今動くのは非常にまずい!!
「姫!!!動いてはいけません!!!!」
とっさに大声を張り上げる。てゐが驚いて身震いするが、この際仕方が無い。
「え?ちょ…永琳!!どういうことよ!」
よし、動くのはとりあえず止まったようだ…危ない危ない。
「姫、この周辺一体には何者によってかは不明ですが罠がいくつも仕掛けられています。ウドンゲは遠くに吹き飛ばされました。
  とても危険ですので、そのまま座っていてください。今そちらに向かいますから決して動かないでください」
「わ…分かったわ」
姫はいまいち状況が飲み込めていないようだが、事態のヤバさが伝わったのか座った状態から動くのを止めてくださった。
ひとまずはこれで良い。不死身とはいえ痛いものは痛いのだ。罠は回避するに越したことは無い。
さて、一段落したところで姫の方向を注視する…距離にしておよそ30m、目に見える罠は姫のすぐ手前にある鹿砦だけね。
  えーりんピンポイント講座:鹿砦(ろくさい)は日本で使われた仕掛けで、先のとがった木を地面に密集させて埋めたものよ。
とは言うものの、罠が他に無いとは限らないし…よし、ここはこの手でいきますか。
「てゐ、ちょっと籠を持って離れていてね」
てゐが離れたことを確認したところで、掌に弾を生み出し少し前方の地面を向けて発射する。
着弾した弾は地面に敷き詰められたカラフルな葉を舞い上げるものの、それ以外には何も起こさない。
再度弾を生み出し、そこよりさらに少し前方の地面へ発射する…今度は、着弾と同時に地面が凹み、穴を形成する。
しかも、唐突に現れたそれはただの穴ではなく、‘ヴィーナスの蝿取り器’と呼ばれる残虐な罠だった。
  えーりんピンポイント講座:落とし穴の内壁から、銛状のものが水平にいくつも生えている凶悪な仕掛けよ。
         一度はまると、抜こうとしてもがけばもがくほど足に仕掛けが食い込み傷口を広げていくといわれているわ。
また弾を生み出し、今度はその穴から少し離れた場所に着弾させる…木の葉が舞うだけで、他には何も発生しない。
―勘が良いならばもう気付いてることでしょう―そう、私は自分が安全に姫へと到達出来るルートを確保しようとしているのです。
この場所から姫のいる場所までに幾つの罠が仕掛けられているかはまったく分かりません。
空中にも罠が有る可能性があるので迂闊に飛ぶことも出来ませんから、それらを全部解除するとなると途方も無い時間が
掛かってしまうでしょう…ですが、こうやって自分の通る必要最小限のスペースのみの罠を排除すれば
はるかに短い時間で姫のいる場所まで到達できるはずです。…おっと、今度は撒き菱ですか。
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何度目かの弾を撃ち、遂に姫様のホンの少し手前、鹿砦の前までは罠の除去が終わりました。
鹿砦は、姫の手前に2m×8mに渡って仕掛けられています。これは迂回したほうがよさそうですね。
そう考えて、鹿砦のすぐ脇の地面へ向けて弾を撃つことにします。『ボコッ』・・・スパイク入りの落とし穴ですか。
『ボコッ』『ボコッ』『ボコッ』『ボコッ』『ボコッ』『ボコッ』『ボコッ』『ボコッ』『ボコッ』『ボコッ』
…うわぁお、まさかリリアまであるとは思いませんでした。一体全体仕掛けた人物は何を考えてるんでしょうか。
  えーりんピンポイント講座:古代ローマ軍が作った落とし穴よ。深さ1mぐらいの中には1本の尖った杭が仕掛けられていて、
         同様のものが狭い範囲に大量に作られるの。日本で似たようなものに‘狼穽(ろうせい)’というものがあるわ。
・・・・・・さて、姫の足元までようやく安全地帯の把握が終了しました。
どうやらこれで姫へのルートは確保できたみたいです。後は…慎重に弾の跡をたどって進むだけですね。
「てゐ、少しここで待っててね」
てゐをこの場に残し、私だけで姫の元に向かいます…大丈夫、ルートの罠は全て駆除もしくは発見できたはず。
姫を回収し、元いた場所まで戻ってこれれば後は来た道を帰るだけです。さすがに来た道には仕掛けが無いはずです。
そうでなければ、この場所までは来れないはずですから…奇跡的に来るときだけ全ての罠を回避した訳では無いでしょうから。
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「永琳、遅いじゃないのよ」
姫に辿り着いたところ、開口一番に叱られてしまいました。
とはいえ、ウドンゲが罠に掛かった直後に混乱していたりと不手際があったのは事実なので甘んじて受けることにします。
「姫、申し訳ありません」
そう言いつつ立ち上がろうとする姫に手を貸しひっぱりあげ『シュポンッ』…な!!???
「え?」
立ち上がろうとする姫の体の下から跳ね上がる何か…まさか跳躍地雷っ!?こんな代物まで仕掛けられていたなんて!!
スパイクボールはここに誰かを導く為の前座でしかなかったというの!?
  えーりんピンポイント講座:M-16対人地雷バウンシングベティに代表される跳躍型地雷は、作動すると2mほど空中に
         飛び上がり、空中で爆発する。その際に金属片を周囲一体に無差別にばら撒くので、多人数を殺傷可能。
地雷は一度荷重が掛かることで作動し、圧力を抜けば発動する・・・発動したら、止める手は無い・・・
そも、このタイミングと距離では弾で飛び上がった地雷を撃ち落とそうとも安全は確保できない・・・っ!
「クッ!!!!」「キャッ!」
姫の手を引っ張り、姫がさっきまで寄りかかっていた木の裏側に退避しようとする。
てゐは十分に離れているし、私達は木の影に隠れれば安全『ガキン』不意に、足に走る鈍痛…木のすぐ脇に虎バサミですって!?
確かに、私は木の前にいた姫の足元までしか罠駆除をしませんでした。つまり、木の横や裏に回るという事は
駆除の済んでいない領域への侵入を意味していたのです・・・・・・何たる迂闊!
しかし、ここで立ち止まっては跳躍地雷の直撃を―――何とか姫だけでも―――駄目か!間に合わないッ


   3.臨死の恐怖×FEAR×TERROR(因幡てゐの視点)
なに…なんなの、これは?…最初に、れーせんちゃんが棘の生えた振り子みたいなのに襲われて、
姫は木に叩きつけられちゃった。れーせんちゃんは姫に駆け寄ろうとして、別の罠で見えない位遠くにいなくなっちゃった。
そして、えーりん様は姫のところに行って、姫と一緒に変な爆発物の直撃を受て倒れちゃった・・・なんで?どうして??
…そして、私だけ残されちゃった・・・・・・こんないくつ致死性の罠があるのか知れない山の中に?
恐い、こわい、恐い、恐い、コワイ、恐い、こわい、恐い、恐い、恐い、恐い、こわい、恐い、コワイ・・・・・・・・・・・・・・・
「う、うわぁぁああぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!」
恐い、恐い、逃げなきゃ、恐い、コワイ、この場所から、恐い、早く、山を下りなきゃ!
そうだ、山を下りればもう安全なはずだ!とにかく最短距離で・・・・・・・・・あれ?ちょっと待ってよ?
ひとまず止まって落ち着きなさい、わたし…よく考えたら、姫とえーりん様は爆発物の直撃受けたって直に復活するじゃないの。
つまり、あそこで待っていれば、それでよかったわけで…恐怖に駆り立てられていたとはいえ、なんて間抜けな話なのかしら。
「あ、あはははははは…馬鹿みたい」
血が下りて少し熱の冷めた頭で、ちょっと考えれば、すぐ分かることじゃないの。
とりあえず自嘲しながらでもいいから急いで踵を返すとしますか…ってあれ?確かなる大地の感触が無い?
「へ?」
いやいや、そんな事呟いたって呟きに重力と拮抗する力なんて無いし!てゆーか現在進行形で穴に落ちてる!?
「うわわわわわわ!!」
大慌てで穴の内壁に手と脚を突っ張る…うし、さほど大きくない穴だから手脚は届く!
「・・・・・・フゥ」
何とか浅い場所で止まれたぁ…よし、一息ついたところでなんでこうなったかを考えてみるとしますか。
え〜と、まずは恐怖に駆られて籠を置いて走り出したのよね…で、走っているうちに来るときに通った道を外れちゃった…と。
最短距離走ろうとしてたし、落ちる前に見た景色は行きで見た記憶が無いから、これでたぶん間違いは無いわね。
で、道なき道を進んでるうちに草に隠れて口を開けた穴に見事ホールイン・ワン…と。…我ながらずいぶんと間抜けだわぁ。
今度は下を見てみますか。深さは3mほどね…げげ、底にはバンジステークが並んでるし。危なかったなぁもう…。
最後は上をチェック…見えるのは紅葉ばかりね。ついでに言えば、上に行くほど穴の口径が大きくなっているということも無い。
「と、なれば…このまま昇れそうね」
まったく、わたしらしくないわよねこんな事態になるなんて。早く出て姫たちと合流しないと『プツン』…ぷつん?
今、何か嫌な音が…『ひゅうぅぅう…』上から風切り音!?
慌てて上を見るとそこには枝葉に隠れてさっきまで見えなかったものが…丸太が縦に落ちてくる?しかも太さが穴と大体同じ?!?
ヤバい!!私が穴から出るよりも丸太が到達するほうが速い!!しかも穴の中は円筒形で避け場なんて無い!!!
丸太が大きいから受け止めるのも無理っぽいし弾で砕くにも時間が足りない!しかも下にはバンジステークが…
…つまり…わたし、死んじゃうの?こんな場所で…
見えるのは、丸太と、木の茶色と、色変わりした葉っぱの黄色と赤だけで。
刹那が、須臾が、永遠に、思える、ぐらい、時間が、ゆっくりに、感じられて。
少しずつ、少しずつ、確実に、丸太が、迫って、来て。
視界の、一角に、赤が、急に、増えて。
穴に突入する直前の、丸太に、横からぶち当たって、丸太が、外れて、・・・・・・・・・・・・え?
今のは何?丸太に何か赤いのが当たって、丸太が穴からずれて…ていうか熱い?
「な〜んで釣押が発動してるわけ?」
この声は…そしてさっきの赤は…火?とするとこの場に居るのは!!!
必死で穴から這い出てみるとそこには何度も見かけたことのあるもんぺ姿のあの女が!
「おや?輝夜んとこの兎じゃないか」
あはは、助かっ…た?としたら…急に…気が・・・・・・
「お、おいどうしたんだよいきなりぶっ倒れて?もしもーし、大丈夫かーーーーー?」


   4.トラップ一過の物語(蓬莱山輝夜の視点)
「・・・・・・め、・・・ひ・・・ひめ・・・姫、姫」
うぅん、うるさいわねぇ…この声は永琳ね?一体何のよ…もう少し寝かせて欲し…待ちなさい私。
ちょっと前までするりとサスペンダー、じゃなかった、スリルとサスペンス溢れるタイムを過ごしてませんでしたっけ?
となると暢気に寝てる場合じゃないわねとっとと覚醒しなきゃただでさえ少ないカリスマが保て無いわよ私!!!
「永琳!状況はどうなってるの?」
覚醒と同時に永琳に状況説明を求める…うんうんかっこいいわよ私。
…なのに、永琳ったら何で硬直してるのかしら。別段驚くようなことはして無いのに。
「ひ、姫がマトモだわ…」
Wait a minute.今何かほざきやがったデスカ?
「永琳、今のはどういう意味かしら?」
オーラが見えるんじゃないかと思えるくらい怒気を込めて語りかける…よし、これでカリスマレベルが3はアップしたわね。
「い、いえ・・・・・・なんでもありません」
目線をそらし、何とか誤魔化そうとする永琳…まぁいいわ。今はそれどころじゃないし。
「そう言えばイナバたちはどうしたの?」
地雷で爆死したときに、少なくとも1匹はいたはずだけど…あ、永琳がフツーモードに戻った。
「てゐは、どうやら我々が爆発で死んでる間にどこかへ行った模様です。籠を置いていったので、相当錯乱していたのかと」
「あ〜〜もしかして探し兎はコイツのことか?」
いきなり聞こえる第三者の声!…っていい加減聞き飽きるぐらい声聞いた相手だから一発で誰だか判るし。
声のしたほうを振り向くと…ほら、やっぱり予想通りの藤原妹紅。そんでもって背中には…確かにイナバが居るわね。
なんかぐったりしてて気を失ってるっぽいけど、とりあえず生きてはいるみたいね。早速永琳が受け取って介抱してるわ。
「コイツ、なんか知らんが落とし穴+釣押のダブルトラップに引っかかってたから一応助けといたぞ。
  一応命の恩人なんだし、飼い主には礼のひとつくらい言って欲しいんだが」
ニヤニヤしながら含みのある言い方をする妹紅…悔しいけど、イナバを助けてもらったのは事実みたいね。
「そのことに関しては礼を言わせて貰うわ…ありがとう」
くっ、屈辱的だわぁ…それというのも全てはこのイナバが罠にかかってた所為なのよね。
まったく、詐欺師の癖に落とし穴+ツリオシに掛かるなんて…ん?‘ツリオシ’って何なのかしら?
「ねぇ、永琳。‘ツリオシ’って何なの?」
わからなかったら人に聞く!ということで未だイナバの介抱してる永琳に訊いてみる…多分知ってるわよね。
「あぁ、はい。‘釣押(つりおし)’というのは罠の一種ですね。敵の通りそうな場所の上に重いものを仕掛け、足元にはそれに
  繋がった紐、もしくは糸を仕掛けます。その糸に引っかかって切ったりすると、上から物が落ちてくるという単純な仕組みです」
なるほどなるほど。ずいぶんと単純で判り易い仕掛けなのね。それにしても…
「妹紅、よくこんな罠の名前知ってるわね」
あの半獣と付き合いだしてから、博識になったのかしら…ありうるわね。
「そりゃそうよ、慧音に頼んで罠仕掛けてもらったの私なんだから」
・・・・・・Just a moment.このガキャいま何てほざきましたか?
「いやー最近反射神経が鈍ってきてるみたいでさぁ、いっちょ訓練でもしてみようかと思ってね。
  慧音に罠をいっぱい仕掛けてくれって頼んだのよ。罠を回避し続ければ反射神経鍛えられるかなぁって思ってさ。
  そしたら慧音のヤツ、図書館に入り浸ってまで罠について色々調べ出しちゃってさぁ…まったく凝り性というかなんと言うか」
ふーんそーなんだー。つまりはあんたとあの半獣のせいで私達は死にそうな目にあったり死んだりしたわけねー。へー…
「できれば‘粘着テープのいえ’とか‘ねずみ取り’とか‘ベア・トラップ’とか‘見えないピアノ線’とか‘硫酸のたまった落とし穴’とか
  欲しかったのよねぇ。これならどれに引っかかるかで自分の攻撃力がわかるし・・・・・・って・・・・・・ちょっと・・・・・・輝夜?
  なんなのその怖い目は・・・・・・・・・?ってなんで仏の御石の鉢取り出してんのよ・・・え、何?怒ってるわけ?
  何とか言ってよ・・・いや、無言で近づくんじゃなくてさぁ!マジ恐い恐いって!!永琳さん助け・・・無視しないでよ!!
  イヤやめてお願い何か言ってよぉ!!!無言かつ全力で振りかぶって何をする気なのよねぇ喋って!!!!!」




   5.私が死人に鞭打たれてみたり(鈴仙・優曇華院・イナバの視点)
ふぅ…ようやく悪夢の一日が終わりました…つまりは日付が変わったんです。
あ、私は結局生きてますよ、念のため。
あの後私は、山3つ分ぐらい吹っ飛ばされたんですけれども自力で帰ってきました・・・・・・歩いて。
いやだって色々恐かったので。もしも「まだ紅葉狩りは終わってない」とか言われたら、
私は実験動物にクラスチェンジする羽目になっちゃいますから…そんなふうに思ってたんですよ。
―――現実は、もっと、非情でした。
日の暮れたあとボドボドになって永遠亭に帰還したら、待ってたのは満面の笑みの師匠。
曰く「あなた、飛んだわね」とのことでした。
当然私は「冤罪です!飛んでません!!」と主張しました。しかし、師匠はにべもありませんでした。
「ウドンゲ、衝車にどつかれて空を‘飛んだ’じゃないの」
「異議ありっ!あれは不可抗力です!!」
「あらあら、何を言ってるの?唯一つのルールは‘飛ばない’ことだけよ?
  飛ぶのが不可抗力だろうと恣意的だろうとそんなことはどうでもいいのですよ」
と、のたまってくださいました。…そう、今、私は…師匠の研究室に居ます。
「あのーー師匠?逃げないのでせめてベッドに縛り付けるのはやめていただけ無いでしょうか?」
あの問答の後、師匠に当身を喰らわされて気絶させられちゃいました。どうやら姫を守れなかったのを怒ってるみたいです。
そして、目を覚ましたら、ベッドに縛り付けられてました。なんだかこのまま改造手術されそうで恐いです。
というか、(私が帰ってきたときにはもうこの状態でしたが)師匠の様子がマジで変です。
なんか突き抜けちゃってるというか…ちなみに、今の発言にも返事はありません。
「何故だ!!何故私までここに居るんだッ!!」
「慧音さん、諦めてください…貴方は、罠にこだわりすぎたんです」
この部屋には、もう二人の検体が居ます。一人は上白沢慧音さんで、もう一人は…そう、藤原妹紅さんです。
慧音さんは、家に居るところを師匠に襲撃されて敢え無くあっけなく捕まってしまったそうです。
お二人にそこまでの実力差は無いと思うのですが…あるいは、師匠がEX化して鬼強だったのかもしれません。
ちなみに、妹紅さんはまだ気絶しています・・・・・・頭にたんこぶをいっぱい作ってるので、相当ボコボコにされたみたいです。
…あ、師匠がなんか薬を作り終えたみたいです。
極上の笑みを漏らしつつこちらに歩いてきます。
人って、怒り・激怒・憤怒・激昂・瞋怒を通り越すと笑うものなんでしょうか?

とりあえず、ついさっき悪夢の昨日は終わりました。
今日からは、地獄の一ヶ月が始まりそうです。
最初にてゐが歌っている歌は、「紅葉(もみじ)」のメロディーで読んでくださるとうれしいです。

罠に関しては、たこ焼き器状に穴ぼこが連なる「リリア」とか杭と釘の融合した「スティムリー」とか
マイナーなのも多く出てますが、知らないものについては「そういうものだ」と納得していただけたら幸いです。

11/5 追記遅くなりましたが、誤字の訂正を
 2.より
・一度はまると、貫こうとしてもがけばもがくほど→一度はまると、抜こうとしてもがけばもがくほど
・駆除の住んでいない領域→駆除の済んでいない領域
K.M
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2005/10/19 07:02:42
更新日時:
2005/11/08 16:02:34
評価:
24/25
POINT:
127
Rate:
1.22
1. 4 es-cape ■2005/10/20 02:23:38
散りばめられた小ネタにはクスクスとさせられっぱなしでした。
個人的にはウドンゲパートが勢いも面白さも一番。
何気にてゐより策を弄しておきながら裏目ってるのがウドンゲイズム。多分。
トラップ一過もスマッシュヒット。マリア先生ー。

ただ、この文章密度でこのスタイル&レイアウトは読みにくいです。
文頭一字空けですとか、『!』『?』の全角化+その後一字空けですとか、ダッシュや三点リーダを二つセットにするですとかしてもらえれば、グッと読みやすくなるかと。
それと、タイトルの誤字がいやんあはん。

笑いのセンスは好きなので頑張ってくださいませ。
2. 5 おやつ ■2005/10/21 00:12:21
面白かった!!
師匠まで可愛い!!
そして無駄知識を補給させていただきました。
GJ!
3. 7 床間たろひ ■2005/10/21 22:34:10
月兎 wild and tough〜♪

月の兎よ、強く生きろ。
4. 5 papa ■2005/10/22 13:12:30
なんだか物騒な紅葉狩りですね、半分は死なないですけど。

行替えせずに文と文の間に擬音をはさむとなんだか読みにくいですね。
5. 8 一之瀬翔弥 ■2005/10/23 00:00:05
先ず歌にやられました。
そして罠の多彩さにノックアウト。
素直に脱帽です。
6. 6 MIM.E ■2005/10/23 00:09:41
イロイロためになりました。
リリアは可愛いのですか?(ダメ発言
楽しく読めました。主に罠。
マルティナとかアガーテが好きな俺は東方にいてもいいと思った。
7. 6 匿名 ■2005/10/23 05:50:01
うー、ワナッ!!
人生山あり谷あり。
ゴール手前に落とし穴なんてよくある話です。
……弄られキャラなら。
8. -2 名も無き読者 ■2005/10/23 09:49:32
読み手を意識してある程度スペースを入れられてはいかがでしょうか。
コンペでなければ最初10行で私は投げます。
9. 5 Tomo ■2005/10/24 11:30:24
二人称だったので最初驚きました。まさか東方で戯言パロディ(だよね?)が読めるとは。僕はクビキリサイクルしか読んでないですけど。
10. 2 藤村りゅ ■2005/10/24 15:47:19
 個人的に、罠解説は話の最後に全部まとめて羅列した方が見易かったです。
 解説を受けても、頭の中に図として浮かんで来ないのが難点、というかそれは私の想像力が
貧困なせいもあるのですが。
 勢いオンリーだったので、読む時に突っ掛かる箇所がいくつもありました。
 途中、何度も語り手が変わったせいかもしれません。
11. 10 七死 ■2005/10/24 23:21:22
いかん! 笑いすぎて腹筋が縦に裂けた!
おのれ許すマジ! 被告にはShock罪と煤焼を要求する!


・・・・・・あまりにも見事なお手前で、もはやぐうの音もでませんてうぐぅ。
いやまて後一言、この物語からは、四季の使い方にセンスを感じます。
12. 6 木村圭 ■2005/10/25 21:45:13
あー面白かった。
ネタは多分ほんの一部しか分かりませんでしたが、面白いものは面白いのです。
少々読みづらかったのでマイナス1点。申しわけないっす。
13. 3 世界爺 ■2005/10/26 00:53:23
その罠に対する解説に愛を垣間見た……気がします(何

いや、自分が言えることでもないですが、かなり読みづらかったです。
三点リーダや疑問符感嘆符は頻繁に使うときついので控えてみては。
14. 8 ■2005/10/27 22:37:03
あまりといえばあんまりだ…哀れ鈴仙…(笑)
15. 8 ■2005/10/27 23:10:19
まず罠に関してここまで調べたことに脱帽です。
そしてかなりおもしろかったです。
それぞれの視点で見るとまた違うおもしろさもあって……素晴らしいです。
16. 5 美鈴まさき ■2005/10/28 04:07:29
 トラップは人の心理の裏を突いてこそ最大の威力を発揮するモノ。
 コメディとはいえ、罠の博覧会となっている状態はおもしろみを無くしてしまったと感じました。
17. 4 風雅 ■2005/10/28 14:26:47
タイトルがモスト・デンジャラス・コンビのように見えて「オレたちに気をつけな!」という台詞が頭を(ry
読んではピンポイント講座に「そーなのかー」しっぱなし。
ただ、文章構成がかなり読みにくくなってしまっているのでご一考を。
18. 5 偽書 ■2005/10/28 16:43:16
もうちょっと改行があれば読みやすかったかなあ、と。罠解説の前後に一行ずつとか。
いや、しかし。罠といえばてゐ、と云う考えは改めた方がいいのかどうなのか。なかなかに意外性のある結末でした。……いや、結末は特に意外でもないのか? 取り敢えず、頑張れうどんげ。
19. 5 流砂 ■2005/10/28 19:45:09
ナイス壊れ系、ですがもう少し読みやすいと嬉しかったかも。
あと、全会話文なので状況説明が難しかったご様子。 ちょっと説明的過ぎる所も多々。
20. 7 名無しでごめん ■2005/10/28 20:37:23
笑いました。笑いましたとも。
ト○ネコ風にトラップを解除する師匠がなんとも素敵。
あとBe Koolが出た時にゃ、沙○子か、○都子なのか? とか思った自分は負け組。
21. 2 弥生月文 ■2005/10/28 23:14:13
話そのものは悪くなかったのですが、全体的に説明調が過ぎます。
特に、いちいち罠の解説を入れたせいでテンポが悪化しています。
外見と効果だけで十分でしょう。名前や由来は要りません。
解説そのものがギャグやネタになるよう、テンポに気を使って組み込むのならともかく。
22. 4 Q-turn ■2005/10/28 23:46:56
落第忍者乱太郎を思い出してしまった…。
23. 6 SSを書きなぐる程度の能力 ■2005/10/28 23:52:31
致死性通り越して殲滅性まで備えたトラップの山に吹きました。
あえて言うなら、適度な改行をするとモアベターだったかもしれません。ピンポイント講座もずれちゃってますし。
……ところで、他はともかく跳躍地雷なんてどこから入手したんでしょう、けーね。
24. 8 IC ■2005/10/28 23:53:58
現実にあったら死ぬほどおっかない(ほんとに死ぬか)のに、傍から見ていると面白いですねえ。
出てくる罠が凶悪なやつばかりなので、てゐにはこけおどしの罠に引っかかってほしかったなぁと。草結んだだけのやつとか。…ほっとして悪態をついたところに強烈なのが来るわけですが(極悪
25. フリーレス K.M ■2005/11/05 16:30:30
まずは読んでくれた方々に「ありがとう」とお礼の言葉を。

実は私、こういったところに文章を発表するのが初めての新参者だったりします。
自分の作品じゃコメントが付かないんじゃないかとビクビクしながら結果発表を待ちましたが、
予想以上に評価を頂いてしまい結果発表を見たときは驚き1/4、喜び3/4と言ったカンジでした。
課題点も色々と指摘していただいたので、それらの点はこれから精進出来るようがんばります。

それでは、謝意を込めて一人ずつにコメント返しをさせていただきます。

>ICさん
あ〜確かにグラストラップやバナナの実(皮は滑らない)は入る余地があったかも・・・不覚

>SSを書きなぐる程度の能力さん
ハイ、文章の適度な改行が出来なかったのは今作最大の知ってんだと自分でも思っております
跳躍地雷は・・・仕組みは単純だとはいえ電気系知識が無いと流石に自作は無理だと思うので紫経由ということで一つ

>Q-turnさん
ずばり、この作品を作るにあたって乱太郎を読み参考にしました。
…実は、埋火(うずめび)という名称を作中で使えなかったのが心残りだったり

>弥生月文さん
テンポを取るか知識を込めるか。その選択で、今回、私は知識を優先しました。
その結果がコレならば、その批評真正面から受け止めます

>名無しでごめんさん
きっと誰かしらはその名を出すと思いました>沙○子
ちなみに、トラップ解除はゴルゴ13に元ネタがあったりします

>流砂さん
読みにくい+説明的過ぎるの二重苦は、この作品の大きな穴です
それは、骨身に沁みて思い知りました

>偽書さん
やはり改行がネックですね…ウドンゲは、きっとたくましく生きていけると信じてます(←無責任

>風雅さん
というか、このタイトルはそれからとりましたw

>美鈴まさきさん
その「罠の博覧会」を目指したのですが・・・・・・(‘撒き菱’という名を強引にあそこで使ったり)
言われてみれば、それは罠の本質から外れているかも・・・罠道、奥深し

>燕さん
ありがとうございます。そう言っていただけると、色んな本を引っ掻き回した甲斐がありました

>翼さん
うどんげよ、「たくましくあれ。そしてひるむことなかれ。絶望の後には必ず希望が来る」・・・と、
嶋さんのセリフでフォローしてみる

>世界爺さん
地の文がそのパートのメインキャラの内心な作風なので、心情を表すのに多く使ってみたことが仇となりました・・・無念

>木村圭さん
次では、もっと読みやすくなるよう努力します。まず必要なスキルは簡潔な文章と適度な改行かな?

>七死さん
10点、本当にありがとうございます。Shock罪と煤焼・・・どうしましょう?w

>藤村りゅさん
最後の「釣押→真相バレ」の流れに合うように、説明不要の罠をウドンゲに多用したりしてあえてその構造にしたんですが・・・
それがまたしても仇になっちゃいましたかorz

>Tomoさん
その作品は別に意識していませんでした・・・作品のスタイルしては既にある形式ということですね

>名も無き読者さん
苦言、謹んでお受けします

>匿名さん
実は、書き始めた頃だと輝夜のパートで終わっていました。
しかし、ウドンゲのその後がまったくフォローされていないのに気付き、慌てて書き足したところなぜかあんなオチに。
スマン、ウドンゲ。弄られキャラなのがみんな悪いと思ってくれ(←責任転嫁

>MIM.Eさん
リリアは、傍から見てる分にはたこ焼き器みたいでほのぼの出来てかわいいと思います

>一之瀬翔弥さん
あの歌は、紅葉というお題が決まったあと何とかしてあの歌を使おうと思い立ち、自転車通学の途中とかで
実際に声に出して歌いつつ空耳を探したりと、結構苦労して出したネタなのでウケてくださる方がいて非常にうれしいです。

>papaさん
やはり、適度な改行か・・・」 ̄|○

>床間たろひさん
シティ・ハンターの歌ですな>月兎 wild and tough〜♪
この作品、実はまず「月兎 Ride!」と「瀟洒な衝車」という2つの駄洒落を思いついたが故に書き始められてたりします
「月人 Ride!」というネタも使って、師匠とウドンゲがいろんな人をおんぶするネタにするはずが、
「おんぶする理由」→「対象人物が怪我している」→「罠で怪我する」という思考回路が働き、脳内にある罠の知識たちと
融合しいつの間にやらこんな月兎受難な話に・・・まったくもって、月兎さんには強く生きてほしいものです(←鬼

>おやつさん
無駄知識は人生を豊かにし、物書きにはネタを与えてくれる。
私は、そう信じていますので作品の中に知識を詰め込むのが好きだったりします。
ただ、これはテンポが悪くなり易いという諸刃の剣なんですよね。ある程度で自重しないと。

>es-capeさん
次からは、もっと文章を上手く構成できるようにがんばります。
・・・タイトルは、本当の本気でミスです。「×:Hunthing」→「○:Hunting」
本文中の英文は何度も何度もチェックしたのに、こんな場所で間違えるとは・・・
自戒の意味も込めて、ここはあえて訂正しません。


文章の読み辛さに関しては、コンペの時点での
自分の実力ということで訂正はしない方向で。
もしも別の場所で発表することがあったならば、
そのときには、記号の半角or全角を統一し適度に
改行を加えた改稿版を掲載することにします。
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