『俺×東方キャラもの ドリーム注意』

作品集: 最新 投稿日時: 2005/10/17 20:49:56 更新日時: 2005/11/02 22:31:02 評価: 16/21 POINT: 77 Rate: 1.20
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注意。
これは俺ドリームです。劇物指定。
急性ドリームアレルギー反応でショック受けても批判はむしろ望むところだキヤガレ。
嘘、ごめん、ちょwおまwwにらまないでwwww
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--放課後の屋上、俺は見てしまった--

「天才の名の下に!」

--憧れの先輩の秘密--

「集まれ乙女のケミカル! はじけて私のラジカル!」

--誰も知らない乙女の秘密--

「愛のオレフィンメサシスセソ! へーーーんしんっ! とぅ!」

--先輩、両腕横に大きく半回転してジャンプはやめようよ、歳がばれ(ry--

「ノーベル賞だって、狙っちゃうゾ☆」

--ええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇェ--











『天才ふしぎ少女えーりんのラジカルケミカル乙女チック学園ファンタジー』










夏休みも終わってしばらく過ぎ、涼さが寒さにかわり行く季節。
夏の間に溜めたエネルギーを使って色鮮やかに木々が彩る季節。

初秋

ここ東方学園では毎年この季節に新しい学生会長を選ぶ選挙が行われる。

「はい、そういうわけで学園長はまだ寝ています。隙間に落とされたくなかったら黙って真剣に話を聞くように」

藍先生が紫先生を体育館の講堂の中央の演説台の上に置く。
紫先生は寝たままだった。
いくらこの学園が一風変わった癖のある学生が多いとはいえ、紫先生の眠りを妨げるようなヤツはいない。
H組のあいつだって黙って藍先生の話を聞く。
なんて便利な学園長!
紫先生、ご自分の部下に……使われ方間違ってますよ?

「ていうか、紫寝すぎ」

あ、一人いた。俺が勝手に彼女はカープファンだと決め付けてる霊夢。

「うるさい、あんたは邪魔だからさっさと元の世界に返りなさい」

あ、起きた。
開いた。
落ちた。
消えた。
また寝た。

「さて、今年の学生会長選挙立候補者は二名でした」

学生会長か、まぁ最下級生の俺にはあまり興味のない話。
それよりも今俺が気になるのは--

「まずは一年生の優曇華院さん」

ぉ、俺と同学年も立候補するのか。
こういうのは二年がやるもんだと思ってた。
優曇華院・鈴仙、まじめで可愛い娘だ。
彼女なら学生会長も務まるだろう。最悪、幻視による大衆操作はお手の物だ。
ま、彼女はそんなことする性格じゃないと思うけど。

「推薦者は同じく一年の因幡てゐさん」

合掌。
来年の学生会とこの学園の未来に。
それよりも、俺が今一番気になるのは、昨日屋上で見てしまった……

「もう一人の立候補者は、二年八意…」

「えーりんえーりん!?」

思わず大声でえーりんえーりん吹いた。
紫先生は熟睡なさってる。危ない危ない。
けれど周りの連中には聞こえていたようで失笑される。

「バカ、突然ゲームキャラ叫ぶやつがあるかよww」
「キキキキキミもあのゲーム好きなのかな? ぼぼぼぼぼくもだだだだだだ大好きマンボぅ!」

それもそのはず、えーりんは最近はやってるゲームのキャラだ。
全学生集会の先生の話の最中に突然そんなの大声で叫んだら奇異の視線で見られるだけでなく
机にアニメキャラ落書きされたり、あだ名がドリーマー2号になったり、H組にバカにされたり、
リアルクロスオーバーで人生にマイナス点入れられても文句は言えない。

ふと視線を感じて振り返る。
目が合ってしまった。
つーかやっぱり見られてた。
俺が今一番気になるあの人。

八意永琳先輩。

俺は昨日の屋上での彼女との会話を思い出していた。





------------俺回想中-------------



屋上の扉をそっと閉めて園内に戻る。
あの様子だと永琳先輩は俺のことに気がついていないだろう。
俺は見てはいけない秘密を見てしまった。
それも、ひそかに恋心を抱いていた憧れの先輩の秘密を。
見なかったことにしたほうがいいのだろうか…
いや、ぶっちゃけこれはチャンスだ。
このままけーね先輩に頼んでしまったら俺と先輩がかかわるチャンスなんてない!
弱みに付け込め俺!

俺は再び屋上の重い扉を回した。

「!!」

ありえない、そういう表情で俺を見る八意先輩。
いや、今はこう呼ぼう。
えーりんが俺を見ていた!!

「Hi nice to meet you! ふk yo.....」

いや違う、落ち着け俺、会うのは二度目だ。

「あなたの秘密、見てしまいました」

俺はそう声をかけた。
いかにも真剣な顔で沈痛に語る俺。

「そう、見られてしまったのね」

えーりんは悔しい表情いっぱいで両手でハートを作る決めポーズをやめた。

「でも、先輩、俺だれにもいいませんk ってちょwwおまwwヘカントケイル投げないでww」
「チ、避けられた」
「だから、誰にも言いません、誓います、だからその注射器もしまって先輩」

なんとか説得し、事情を聞いた。

「私、本物のえーりんなの」
「分かります。信じます。だって、そんな奇抜なツートンカラーの服着れるのはあなただけです」
「……着替える……あっち向いてて」

五分後。
セーラー服に気持ち長めのスカートが似合う八意永琳先輩がそこにいた。
胸の大きなリボンは落ち着いた赤。

「だいたい、本名永琳なのに、見た目もそのままなのに、いままで誰も気がつかなかったほうがおかしいんです」
「昔のえらい変身少女が言ってたわ。セーラ服さえ来てれば何も変わってなくてもばれない。それが乙女のポリシーって」
「それよりも先輩、俺先輩に話があるんです」
「なにかしら…」

時刻は夕方。
風が吹き、永琳先輩の長い髪が揺れる。
先輩は細い指で髪を押さえもう片方の手は屋上の取っ手に乗せた。
夕日をまぶしそうに見てからもう一度俺のほうを向いて儚げな笑みを浮かべた。

「俺……先輩の事が!」

黄金の夕日をキラキラと反射する先輩の髪と瞳が綺麗過ぎて、俺は言葉を続けられなかった。

「もう、話があるんでしょう? あんまり待たせると、帰っちゃうゾ?」

儚げな表情から一変して少し余裕のある小悪魔の笑み。
先輩にはかなわない。俺は覚悟を決めた。

「俺、先輩の事が好きです!!」

言った、言ってしまった。
心臓がバクバクと鳴る。
顔が真っ赤に熱くなったり真っ青に冷たくなったり繰り返す。
先輩は、綺麗に整った眉をちょっとだけ中央に寄せて、そして言った。

「ごめんなさい、私、今はそういうのは…」

心臓が止まるかと思った。痛いよ。
俺ふざけてるけど、気持ちは本物なんだぜ?
そうさ、ここで引き下がったらダメだ!

「先輩、それは…他に好きな人が…?」
「ううん、違うの」

先輩は首を振る。
長い髪の毛が少し顔にかかる。
それをかきあげながら、うつむいて、先輩は言った。

「私、今は忙しくて、恋愛とかしてる暇ないの。だから…ごめんね」

先輩はうつむいたまま駆け出した。
屋上の扉に手をかけて、開けて出て行こうとする。
ダメだ、俺、引き止めろ!

「先輩!!!!」

立ち止まる先輩。けれど振り向かない。
夕日が落ちる刻、まさに今最高潮の光の幻想を奏でている。

俺は無我夢中で言った。

「集まれ乙女のケミカル!!」
「はじけて私のラジカル!! ・ ・ ・ あ”」

俺に釣られて決めポーズをとる先輩。

「バカぁぁぁぁぁ」

先輩はなきながら行ってしまった。

---------俺回想ここまで---------


「----で、投票は来週行います、それでは皆さん静かに退出してください」

いつの間にか藍先生の話が終わっていた。
すでに永琳先輩はこっちを向いていない。
そっか、忙しいってこういうことだったんだ。
学生会長立候補中に恋愛スキャンダルは確かによくない!
のかな?
とりあえず、立候補中はできないであろう変身を前日に思う存分していたわけだ。
なるほど。それならば悪い事をしてしまったかとも思った。

俺、何か先輩の力になれることはないかな……。





永琳先輩はえーりんだということを秘密としても、学園中で人気のある先輩だった。
全国模試はいつもトップ。
化学部部長にして、超絶美貌の持ち主。
物腰は柔らかで、けれど話すと結構お茶目。
そんな先輩が人気がないわけがない。
確かに、鈴仙も人気があるが、俺は永琳先輩の圧勝だと、そう信じて疑わなかった。
雲行きが怪しくなったのは投票まであと三日、といった時だった。


「おい、新聞部の文先輩が今度の選挙のスクープをとったんだってよ、見にいかね?」

そういわれて掲示板に来て見ると、すでに大きな人だかりができていた。

”うっそー、まじ?、さいてー、みそこなった、はぁはぁ、かわいそー”

ネガティブなため息がそこかしこから漏れる。
胸騒ぎがする、俺は人ごみをかきわけて新聞の記事を見た。

--文文新聞。--

『師弟対決? 学生会長選挙戦、私生活でのウサ晴らし!?』

明日ふく風文文新聞。今回は今最も重要ともいえる学生会長選挙について。
やっぱり立候補者にはそれ相応の品位と知性が求められるのが当然ですね。
ただ、今年の候補者二人、鈴仙さん(一年)と永琳さん(二年)はともに問題なし!
んー、私個人的にはH組のめがねをかけた娘に逸材がいると思ったんですが。
過去例を見ない好選挙になることはそれでも間違いなしと、言いたいところでしたが!
われわれ取材班は大変な事実をゲットしました。実はこの二人、私生活では師弟の関係。
いわずと知れた天才の永琳さんは薬師の家系で、すでに家督を継いでいる事は有名ですが
いつのまにか、鈴仙さんがそこに弟子入り修行していることが発覚いたしました。それだけ
ならまだ問題なしでしたが、けれどこの写真を見てください!(写真右下)

--文文新聞。-------------ショッピングなら香倫堂。ポロリもあr(破れていて読めない。



文章に含まれた意味のない暗号を無視し、右下の写真を見る。
そこに写っていたもの。
それは…特大の座薬を片手に、泣きながら逃げようとする鈴仙の耳を掴んで微笑む永琳先輩だった。

先輩…自業自得じゃん。

「まって、師匠を悪く言わないで!」

突然鈴仙が来て叫んだ。

「それは、私が風邪を引いたとき…特別によく聞く薬があるからって師匠が私のためを思って…その…」

目を真っ赤にしてうつむく鈴仙。

”うぁ、かばってるよ、ライバルなのにね、鈴仙やさしー、萌え!”

そんな声がどこかしこから飛ぶ。
大衆の隅に白い服と黒髪のコントラストが見えた。
あれは、てゐ。
そうか…これは全部彼女の仕組んだ罠。
永琳先輩の評判を落とせば、まじめな鈴仙なら本気でかばい立てする。
当然鈴仙の高感度アップ。
なんて狡猾なんだてゐ。
何とかしたいが、もともとが永琳先輩の自業自得なうえに、
大衆の噂を操る程度の能力などあるはずもなく。
てゐの策略どおり面白いように永琳先輩の悪口が広まっていった。


”昔、永琳って仲間を裏切ったらしいよ?”
”つーか地味だよねー”
”毎晩毒薬の研究をしてるんだってー”

”鈴仙はそれでもけなげに師匠を立ててるよね”
”えらいよねー”

”ていうかー? 永琳少女に見えなくね?”



「言ってはならないこ! と!  を!!!!」



投票前日、廊下で永琳先輩を見かけた。
うつむいて暗い表情をしている。
普段の彼女らしくいない。
けれど、俺に気がつくとにこやかに親指を下向けてくれた。
おれも負けじとにこやかに両手でハートを作る。
彼女は少し驚いて、回りに誰もいない事を確認すると。
大きな弓を引くポーズをとってくれた。
あれはえーりんの必殺武器。
先輩はまだ負けてない、やる気だ!
俺は悟った。それだけでも嬉しかった。
矢を番えた手を離すと、本当に光の矢が飛んできた。
俺の顔横3ミリの壁に刺さる。
あぁ、殺る気だ。間違いない。
さすが本物、オモチャじゃないぜ!

けれど、実際はかなり苦戦している。
新聞部の前日アンケートでは3:7で先輩の負けだった。
みんな、何も知らないくせに。
本当の永琳先輩がどれだけすごい人か。
俺だけが知ってるえーりんの秘密。
力になりたい、けどどうしたら…。




投票日が来た。
投票前に立候補者と応援者の演説がある。
まずは、鈴仙の応援演説、てゐから。

「みなさんに、謝らなくてはなりません」

いつものノリと違って深刻なてゐの声音に全学生が聞き入る。

「三日前の新聞のスクープ写真、あれを垂れ込んだの、私なんです!」

ザワザワザワ。
騒然となる。てゐ、ここへ来て自分からばらすなんて…
けれど、一番ショックを受けた顔だったのは鈴仙だった。
鈴仙は壇上に上がり、てゐの前に立つ。

「本当に? てゐがあれやったの?」
「うん、ごめん鈴仙。だって、鈴仙に勝ってほしくて…」
「バカ!!」

鈴仙は普段出さない大声を出した。
会場がシンとなる。
一音響くのは鈴仙の泣き声だった。

「ぐす、私、わたしにとって、永琳先輩は師匠なんです。すこし意地悪なところは確かにあります、けれど大切な師匠。今はライバルだけどそ

れでも師匠を悪く言うのは許さないんだから!!」

鈴仙のマジギレだった。

「正々堂々と戦いたかったのに……」
うつむいた鈴仙の頬を伝う涙。
同じくうつむいたてゐ。けれど、その口元が一瞬ニヤリとゆがんだのを俺は見た。


しまった!
またやられた。
これも罠だ!
気がついてもどうする事もできない無力な俺。

「私、立候補やめます、これじゃ失格だから」

鈴仙はそう言って全学生に頭を下げた。
けれど、巻き起こったのは野次でも罵倒でもなく…盛大な拍手だった。

「え、どうして…みんな?」

鈴仙は本気で驚いている。
当たり前だ、彼女はこの作戦を知らない。
だから本気で弁護して怒って謝った。
そんな彼女を誰が責められようか。
たとえ、それがてゐの作戦と気がついている俺でもだ。

「皆さん静粛に、紫先生が起きますよ?」

藍先生が場を沈める。
そして優しく鈴仙に言った。

「確かに、てゐさんのしたことはよい事ではありません。でもあなたはそれを知らなかったわけだし、新聞の内容自体は嘘ではないようです

。ここであなたを失格にする裁きもありますが、私は山田じゃない」

藍先生も時々不思議な事を言う。

「皆さんの拍手を承認とし、あなたの立候補続行を認めます」

もう一度盛大な拍手。
感きわまって涙する鈴仙。
バツの悪そうな顔をしつつも、きっと心ではニヤニヤしているだろうてゐ。

俺はチラッと永琳先輩の方を見た。
複雑な表情をしている。
きっと普段の自分の行いをちょっぴり思い直しているのだろう。
俺の視線に気がついて力なく微笑む永琳先輩。
そんな殊勝な先輩なんてらしくないよ…
俺が小さく作って見せたハートにも目を閉じて首を振るだけだった。
そして、鈴仙の演説も終わり次は先輩の番。
まずは応援演説。あれ、誰だっけ?

「応援演説者、蓬莱山輝夜さん」

てるよだ…。
藍先生に呼ばれて壇上に上がったてるよ。
どうやら大勢を前にして緊張しているらしい。
そわそわして永琳の顔色をずっと伺っている。
もとより、場の雰囲気は最悪だ。
すでに流れは鈴仙が善、永琳が悪、と作為的に傾けられている。
全学生の冷たい視線がてるよに刺さる。

「うぁぁぁぁぁぁん、たすけてえーりーーーん」

てるよは泣き出して逃げた。
使えない。
けれど、そんなてるよが俺にヒントをくれた。
最後の賭け。俺にできる唯一の事。
いや、俺にしかできない。
先輩のために、力になりたいから!!


「それでは最後に、立候補者永琳さん」

先輩の番。
これ見よがしに咳払いが会場に響き渡る。
それでも、凛とした表情で堂々と壇上に上がる永琳先輩は美しかった。
全学生を見渡してから目を閉じて大きく深呼吸する。
きりっとした眉、吸い込まれるような瞳、天才八意永琳ここにあり。
そう誰もに思わせる完璧な笑みを浮かべ話し出した。

「私が、立候補いたしました八意…『ブーーーーーー』

会場に狙い済ましたかのように異音が響く。
直後に全体を包む笑い声。

酷い、あまりにも酷い仕打ち。
俺の心すら砕けそうになるのに、今壇上にいる先輩の気持ちはどれほどのものか!
それでも先輩は涙を見せなかった。

「私が、八意永琳です!!」

よく通る声。
威圧感ではない、あふれる説得力とカリスマのある声。
会場がシーンとなる。
そうだ、先輩、がんばって!
格の違いを見せ付けて!

「こう見えて数えられないくらい歳くってます! 趣味は座薬、ひぎぃ!」

誰かが永琳先輩の声色を真似た。
巻き起こる爆笑の渦。
最悪だ。
すでにどこからの声なのか特定などできない。

「みなさん、静かにしてください!」

藍先生の声もまったく意味を成さない。
紫先生は先ほどの爆笑が実は煩かったのか、いつの間にか隙間の中に戻って熟睡中。
こうなるともう誰にも止められなかった。

-----そしてついに
      永琳先輩が、壇上でうつむいてしまった!------ 



今しかない。
俺の全部を賭けるときは!!
両足でしっかりと大地を踏みしめ
腕を高く上げる。

「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーりん!」

俺一人、一度では爆笑を消すことはできない。
ならば寿命を削っても

「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーりん!」



”……えーりん?”

ここで倒れようとも、俺の人生に後悔はない。
たった一人惚れた女性のために、これだけのことができなくて何が男か!


「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーりん!」


見ていてください、先輩。
あんたに惚れたバカな男の
之が精一杯のえーりんえーりんだ!!!!


「えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!えーりん! えーりん! えーりん!
 えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!
 えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!
 えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!」 



狂ったように腕を上げ下げして叫び続ける俺に会場がひいていく。
すでに笑うものはなく、みな俺の奇行におびえているようだ。
かまうもんか、えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!


「えーりん! 愛してる!!!!」

言った!全学生の前で!

「やめて!!!」

永琳先輩が叫んだ。
涙をぼろぼろと流している。

「あなたの、そんな命を削るえーりんえーりん、私は見たくない……」

あぁ、先輩が俺のために涙を流してくれている。
死んでもいい、心からそう思った。
でもどうせ死ぬなら、最後に一つだけ。

「先輩! 俺、あなたの素晴らしさをみんなに伝えたかった! 好きだから! 最後にひとーーーーーーーつ!!」

……
……

「天才の名の下に!!」

……
……

先輩、答えてください!
俺の魂の呼びかけに、先輩は頷いてくれた。


「「天才の名の下に!!」」

両腕を大きく広げて十進法!

「「集まれ、乙女のケミカル!!」」

頭上に両腕で大きく作ったハートを掲げる。

「「はじけて私のラジカル!!」」

背中に両手を回し、両手の親指と人差し指をそれぞれあわせハートを作る。

「「愛のオレフィン」」

両腕を真っ直ぐ上に伸ばしレーザーのように、指もとじて伸ばす。

「「メサシスセソ!」」 

右腕を真っ直ぐ右に、左手は肘から折って右腕と平行に無限の超高速飛行物体!

「「へーーーんしんっ! とぅ!」」

左右反対になるように半円を描いて腕を回し、最後にジャンプ!


「「ノーベル賞だって、狙っちゃうゾ☆」」

思いつく限り最萌えのポーズを各自自由に。


そして次の瞬間、壇上には変身を終えたえーりんがいた。
二色のコスチュームに身を包むみんなのアイドル月の頭脳えーりん!
突然の出現に完全に置いてけぼりの学生たちが食いつきだす。

”えーりんだ、えーりんだ、えーりんえーりんだ!!!”

なじみの先輩がえーりんだったことの驚き。
もう、鈴仙との関係がどうとかそんな事は吹き飛んでいた。
さっきから魂が抜けてぴくりとも動けないてゐと鈴仙。

やがて、会場は全員のえーりんえーりんにつつまれる。
もう止まらない、俺たちのえーりんえーりんは!!

「「「「えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!
 えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!
 えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!」」」


「あんたらうるさーーーーーーーーーーーーい!!」

紫先生がキレて隙間から出てきた。

-*-*その後、毛玉の会話*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


「結局、学生会長はどうなったの?」
「それ以前に全員幻想郷に強制送還らしいよ」
「あれだけバカやっちゃうとね…、あれ、じゃぁあそこで頭抱えてうずくまってるのは?
「取り残された本当のバカ。なんでも、徹夜で書きあげた挙句、大好きなえーりんにおいてかれたらしいよ」
「え、結局楽屋オチ?」


全てをなかった事に。

まず初めに。
出演したキャラのファンの方ごめんなさい。

だって俺、制服を着た永琳の話が書きたかったんだ!!

最後はもうすでに(いや最初からか?)
東方じゃなくてもいいような話になってきてますが
それでも当方キャラで書きたかった。
俺のドリームに付き合ってくれてありがとう!
みんな愛してる!


厳しい批判も真摯に受け止めるつもりです。
つーか、せっかくのお祭りだし俺みたいな馬鹿がいてもいいよね?

2005.10.30 コンペ終了後、誤字改行のみ修正。
MIM.E
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2005/10/17 20:49:56
更新日時:
2005/11/02 22:31:02
評価:
16/21
POINT:
77
Rate:
1.20
1. 8 セノオ ■2005/10/19 00:19:31
えーーーーーーーりん! えーーーーーーーーーりん!
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーりん! ナイスだ、ダコスタ君!
2. 7 ■2005/10/19 00:49:03
…馬鹿です。それしか言いようがありません。とりあえず、死ぬ気でえーりんえーりんするその性根には心から…敬意を(笑)
3. 10 低速回線 ■2005/10/19 02:02:27
ちょ、おま
ドリームをここまで味にするとは凄いな!満腹だ('A`)
4. -3 es-cape ■2005/10/19 02:07:57
私も愛してる! 点数はマイナスだけど!
5. -3 七死 ■2005/10/19 19:38:42
よくやった!!
このコンペと言う場において、空気も読まず、ただ己の忠実な欲望のままにつっぱしり、読んで文字通り誰にも恥じる事なく自分を貫いた男の中の男よ!!

俺はおまいの侠気(おとこぎではなくきょうき)に感動した!!




・・・・・・と、言いたい所だが、やっぱりコンペである性格と、てゐのプリティーなオストラコンを鑑みて、ここはひとつ男らしく死ぬがよい。
手向けとして、逆ピラミッドの頂点に、この世でもっとも格好良く輝いたHの魂が、永久にそこに埋没し続けると言う伝説の始まりを、心の底から願いつつ、今、全身全霊を持ってグッバイレストインピース。
6. 5 おやつ ■2005/10/21 02:25:18
こういうバカは嫌いじゃないぜ!
持ってけ泥棒!!
7. 1 一之瀬翔弥 ■2005/10/23 00:28:05
こんな手もあったか…感心しきり。
まあその。
8. 5 K.M ■2005/10/23 14:17:59
た、確かに内容は色々とキッツイ・・・でも、文章の書き方とかは私のツボでした。
9. 10 匿名 ■2005/10/23 21:29:28
オラよ、これでも喰らいやがれ!!

つ == 【10点】


あなたのようなお馬鹿様が次代を切り開くと私は信じて疑いません。
東方の未来を……どうかお願いします。
10. 8 Tomo ■2005/10/24 12:21:06
まずはその勇気と姿勢に感服です。命を削るえーりんえーりんをありがとう。ネタも世界観も登場人物も、ことごとくが「突破」していると思います。ここまで書かないと、本当の笑いは作り出せないのだと知りました。
11. 2 木村圭 ■2005/10/25 21:37:41
ノリでも設定でもなく、主に永琳が好きになれませんでした。
永琳はてゐの策略を逆に利用してどうこうするくらいじゃなきゃヤダヤダー!
12. フリーレス MIM.E ■2005/10/26 06:37:22
東方SS好きの皆様始めまして。
今回がこういった場所にきちんとSSを投稿するの初めてになります。
SSといえないような小ネタはひっそりとどこかで書いてましたが。
改めて読み直すと誤字や改行のミスなど恥ずかしい限り。
この作品は徹夜の勢いで一気にかきあげました。
短時間で書いたにしては自分としては満足しています。
勢いじゃなきゃこんな話かけないw
結果を見ずにこれを書いているので、どれだけ受け入れられたかあまり自信はないのですが、読んでいただけたなら本当に嬉しいです。

-----チルノ裏-----
つーか、二週間以上かけた本命SS投稿しそこなった…
クオリティあげてから初創想話投稿してみます……
そちらも付き合っていただけたら幸いですが
雰囲気はまったく異なりますので、こういうばかな話を期待なさって読むと痛い目見るかもしれません。
----チルノ裏-----

最後にこういった場を用意してくださった主催者様と全参加者様、ありがとうございました!
13. 7 床間たろひ ■2005/10/27 00:05:46
誰もが脳内で一度は行う「憧れの二次元キャラ」との甘い学園ラブロマンス。
しかしそれを形にした者は「アイツ、ヤバクね?」と非難轟々雨あられ。

だがっ! それを敢えて形にした勇者に、惜しみない拍手を送りたいっ!
そして俺も共に手を振ろう!

「えーりん、えーりん、たっけてえーーーーーーりーーーーーーん!!!」
14. 7   ■2005/10/27 02:17:41
 
15. 1 風雅 ■2005/10/28 14:38:33
何も言うますまい……。
その勇気とえーりんに敬意を表し、あなたに点を捧げます。
16. 6 名無しでごめん ■2005/10/28 22:48:59
えーりん! えーりん! えーりん! えーりん!
アンタとえーりんの逝く手に幸あれ! 万歳!!
17. 6 弥生月文 ■2005/10/28 23:25:37
ドリームの部分よりもコメディ・ギャグに力が注がれている(少なくとも自分はそう感じた)のですんなりと読めました。
18. フリーレス MIM.E ■2005/10/30 00:06:53
厳しい意見。
嬉しい言葉。
全て満足です。
ありがとう。
−点から10点まで全部すげぇ嬉しい。
19. フリーレス 匿名評価
20. フリーレス ぷぅにゃん ■2011/11/29 10:30:38
2chで話題のやつです(人・ω・)♪ http://ylm.me/
21. フリーレス 結花 ■2012/06/13 16:40:50
密かにあたためているフェチ心を私たちと一緒に楽しみましょう(*´ω`) http://www.44m4.net/
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