寂しい時に月見酒

作品集: 最新 投稿日時: 2006/03/22 15:07:47 更新日時: 2006/03/25 06:07:47 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00
 もう3月も半ばを過ぎ、下旬に差し掛かろうという時期。
 そろそろ春になろうかというのに、何故か冷え込む日の満月の夜。
 博麗神社の縁側で、霊夢はチルノめ、そんなにレティが恋しいのか、と内心で愚痴を零していた。
 霊夢の格好は見ての通り、巫女服を改造したような物である。肩や腋は剥き出しで、風が吹けば隙間から容赦なく入り込むのだ。霊夢は季節毎の趣を楽しむ程には雅の感覚を持っているが、本心としては冬はあまり好きとは思っていない。なら他の服を着ればいいじゃないか、と霊夢は以前白黒に言われたものの、生憎とサイズの合わなくなった服や以前使っていた巫女服の大半は食料に変わっていたので無言で殴ったらしい。
 この日は一応晴れではあったものの気温はやや低く、3月らしくない寒風が吹き荒んでいた。しかしそれも夕方過ぎには風は止み、キンと冷えた清涼な空気が世界に漂っていた。
 星と満月のよく見える夜空、それに清涼な空気とくれば、思考は自ずと月見へと流れていってしまうのが人だ。
 季節を楽しむ事の出来る霊夢ならば当然、その思考になる。
「今日は寒い所為か、静かなもんだったわねぇ……。一日経っても誰も来やしない」
 感慨無く呟いたその言葉は、文字通り、唯の事実にしか過ぎない。
 霊夢にとっては、まぁそんな日もあるだろう、とその程度の事でしかないのだ。
「あらあら。まだ今日は終わってないわよ? 一日は二十四時間。まだ二十時間しか経ってないわ」
「……また、呼んでもないのに湧いてきた。そもそもまだ春じゃないでしょうに……」
「この八雲 紫、誰かが呼んだからって出てくる程お人好しな性格はしてないわよ? 好きな時間に行きたい場所にスキマで現れる。貴女なら解ってるでしょう? その程度の事」
「解ってるから言ってるのよ。皮肉ぐらい素直に受け取れ、このスキマ」
 霊夢の辛辣な言葉に、紫は霊夢の横に開いたスキマから上半身だけを乗り出した格好で「霊夢ったら冷たいわぁ、よよよ……」と、何とも胡散臭い猿芝居をしている。
 一人で気楽に月を楽しんでいた霊夢にはそんなものは邪魔でしかなく、早く消えろとばかりに横目で睨みつける。しかし、紫はその程度でさっさと引っ込むような性格はしていない。むしろ、そんな霊夢の反応を楽しんでいる始末だ。
 そうして紫はその反応を一頻り楽しんだ後、ふわりと優雅にスキマから舞い降りた。服装は初めて霊夢と会った時と同じ、紫色のドレス姿。
 そして後ろ手にスキマを漁ると、そこから重たそうな動作で何か細長い物を取り出した。
「今夜はいい月よねぇ。そんな夜には、ほら。これが必要でしょう?」
 そう言って掲げて見せた物は所謂一升瓶というやつだ。ラベルには「八雲」の文字。
「折角起きたんだから、自分の式と飲みなさいよ。偶には主らしいところ見せないと、愛想尽かされるわよ」
「私は霊夢と飲みたいのよ。藍とは気が向いたら、ね。それより、ほら、コップ持って来なさいな。お酌はしてあげるから」
 そんな風にやけに上機嫌な様子の紫に、霊夢は内心で小さく溜め息を吐いた。
 そして帰る心算がないなら仕方ない、と思い直して霊夢は立ち上がった。
「分かったわよ。コップ持ってくるから待ってなさい」
 そうして霊夢が居間から奥の台所へと消えると、紫は楽しげな様子で部屋の隅に重ねてある座布団を一枚持ってくると、縁側に敷いてその上に腰を下ろし、先ほどの霊夢のように夜空を見上げた。
 コップふたつが乗った盆を持って居間に入った霊夢は縁側に目をやると、思わず息を飲んでその場で立ち止まった。
 そこには、立ち上がって両手をいっぱいに広げ、さらさらと流れる美しく長い金髪に月光をきらきらと反射させている紫の姿があった。吹く風に金の髪は躍り、霊夢の位置からだと紫の首から下は風に舞い踊る金髪で覆われており、それが殊更に眩く、美しく見せていた。
 ――それは正に、幻想的と言える光景。
 霊夢は名画を見ているような、そんな錯覚を覚え、居間の入り口でただ呆と佇む。
 やがて紫は霊夢の視線に気づいたのか、ゆっくりと振り向く。そして霊夢の姿を認めると、柔らかく微笑んだ。
「お帰り、霊夢。どうしたのよ、呆然として」
「――ううん。何でもない。肴になるようなものは無かったけど、いいわよね?」
 いつも通りのその声、その言葉に、霊夢は漸く意識を引き戻した。
「いいわよ。肴ならあのまぁるいお月様で充分だわ」
 霊夢はそう、とだけ軽く返事を返し、縁側へと向かった。

 縁側に霊夢が腰を下ろすのに合わせ、紫もゆっくりと腰を下ろした。
 そして霊夢は盆からコップをひとつ摘み上げると、それを紫に手渡して残ったコップを自分の前に置いた。
 それから霊夢が自分のコップを掴むと、紫は傍らに置いておいた持参の一升瓶の蓋を開けて、ん、と差し出されたコップに中身を注いだ。
「じゃ、こっちもご返杯」
 霊夢は紫から一升瓶を取ると、慌ててコップを持った紫の様子に少しだけ笑みを漏らした。
 そして紫のコップに中身を注ぐと、霊夢は丁度二人の間の後ろの位置に一升瓶を置いて反対側の手で自分のコップを持ち上げた。
 そしてそれを掲げるようにして顔の高さまで持ち上げると、紫にも持ち上げるように、と目で合図する。
「じゃあ、まずは乾杯ね」
「何に対して乾杯するのかしら?」
「そうねぇ……」
 呟き、霊夢は夜空を見上げる。
 そこには、相変わらず二人を見下ろすような満月がひとつ。
「あの月に――いや、違うか」
 霊夢は軽く首を振る。
「幻想郷に――」
 言葉に合わせ、紫もコップを同じ高さに掲げ持つ。
「乾杯――――」
 夜空に、カキン、という清涼な音が響き渡った。

 そうして月見酒が始まってから一刻。
「あの月見てるとさ、思い出さない?」
「さて、何の事かしらね?」
 少しだけ朱の差した顔で、紫は悪戯っぽく微笑む。
 霊夢は少しだけムッとしたが、すぐに表情を和らげた。これが紫流のコミュニケーションだから、と。
「月って言ったら、あの月隠しの異変に決まってるでしょ」
「そうね、そんな事もあったかしらね」
「そんな何気なく言うな」
「あの程度の異変なら今まで数えられない程見てきたし、体験もしてきたから。私にとっては日常と大して変わりないわ」
 その言葉に、霊夢は少しだけ悲しさを覚えた。
 言葉を紡ぐ間の紫には何の変化もなく、それが尚更内容に真実味を持たせていた。
 そしてあの事件を何気ない、と言い切った紫には、もう何があっても刺激にはならないんじゃないかと、霊夢はそう思った。
 刺激が無いというのは変化が無いという事で、刺激として感じないという事は変化を変化として感じられないという事。それが、霊夢には悲しく思えたのだ。
 しかしコップを傾ける紫を見て、すぐに思い直した。
 こんな風に飲んで笑ってるのなら、それはそれでいいんじゃないか、と。
 永く生きて異変さえそんな風にしか感じられない紫には、日々を思う侭に、好きなように生きる事自体が刺激なのかもしれない。
「……ま、いいわ。あんたはあんただろうし。ところで、さっきは何してたのよ?」
「さっきって?」
「私が戻ってきた時、腕広げて立ってたじゃない」
 紫は顎に人差し指を当てて少し上を向き、んー、と考える仕草をする。
 そして思い出し、ああ、と拍手を打った。
「あれね。あんまりにも月が綺麗だったから、全身で月の魔力を浴びてたのよ。思った通り、今日は穏やかな感じだったわ」
 そう言って紫はその時の感覚を思い出したのか、ほぅ、と溜め息を吐いた。
 霊夢にはその感覚というのが分からず、ふぅん、と気の無い返事を返してコップに口を付けた。
 まぁその感覚というものは、人間には感じ得ないものなので仕方ないのだが。
 紫には当然その事は分かっている為、それ以上は何も言わず、霊夢の動きを真似るようにしてコップに口を付けた。
 そして紫のコップが空になり、霊夢がそれを見て注ごうと後ろの一升瓶を掴んだ時、紫が再び口を開いた。

「ねぇ霊夢。このお酒、牛乳で割ってみない?」
 一升瓶を掴んだ格好のまま、霊夢は首だけを紫に向ける。
「は? うちには牛乳なんてないわよ?」
「大丈夫よー。自前で用意するから」
 何か楽しそうな様子の紫を霊夢は訝しがりながらも、まぁ自分で用意するならいいか、と呟いて一升瓶を持ち上げる動作を再開した。
 そして半分程注ぎ、このぐらいでいい? と霊夢は目で合図。
 いいわよ、という意思を込めて紫は霊夢の目を見返す。
 霊夢は再び一升瓶を元の場所に置き、自分のコップを再度持ち上げて口を付けた。そしてどうせスキマでも開いて牛乳出すんだろう、と興味無さげな眸で見やって
「ぶふぅっ!」
 中身を吹き出した。
 何故ならば、何やら笑顔でドレスを腋の下辺りまで肌蹴て豊満な双丘を余すとこなく放り出していたからだ。
「げほっ、げほっ――――あ、あんた何やってんのよっ!」
 咽た所為か、それとも酒の所為か、それとも紫の突然な破廉恥姿の所為かは分からないが、霊夢は赤い顔でそう叫ぶ。
 紫はそんな霊夢を見る事も無く、相変わらず妙に楽しげな動作で自分のコップを持ち上げ、空いた片手で片方の柔肉を下から持ち上げるようにして掴み、中心のすぐ下辺りにコップの縁をあてがった。
 そして紫が少し力を込めると、中心から白い液体が勢い良く噴き出した。
「あんたまさか妊娠してたのっ!? それともそういう生態!!?」
「ほら出来たー。ミルク割りー」
「話聞けーっ!」
「んもう、そんな怒鳴らなくたって聴こえてるわよ。それに、私は妊娠なんてしてないし、そんな生態じゃないわよー。ほら、よーく出てるとこ見てみなさい。すぐ分かるから」
 紫は膝立ちになると、横を向いて霊夢に近づき、その豊かな丘を霊夢の目の前に持ってきた。
 霊夢は赤い顔でじーっと中心を見つめ、すぐに顔を離した。そして顔には何やら疲労の色。眉間には皺も寄っている。
「……あんた、ほんと何考えて生きてるのよ」
 あの白い液体の正体は確かに牛乳。つまり母乳ではない。
 何故牛乳があそこから噴き出していたのかというと、実に簡単な仕掛けだった。但し、紫限定で。
 至近距離で見ないと確認出来ないぐらいの小さなスキマを開いて、直接どこかの牛乳パックか何かに繋いだだけである。
「あら、面白くなかったかしら?」
「酔ってるでしょ、あんた。面白いも面白くないも無いわ。相手にするのが疲れるだけ」
「んもう、ノリが悪いわねぇ。それに、もう結構な量飲んでるじゃない。ちょっとぐらい酔うし、あの綺麗な満月は気分を昂揚させてくれるわ」
「悪酔いするな、っつってんのよ。たまには騒がず静かに飲みなさい。それに、月を見て飲んでれば、それで充分よ。騒ぐ必要なんてないわ」
 突き放すような霊夢の態度に、紫は何やら難しい顔をする。
 そして唐突にぱっと表情を輝かせると、これまた唐突に霊夢にしな垂れかかった。
「何してんのよ、こら」
「さっきからずーっと顔赤いわよね、霊夢」
「そりゃ、お酒飲んでるんだから当たり前でしょうが」
「ふぅ〜ん。……それだけかしら?」
 霊夢は目を合わせようとも、紫を見ようともせず、これ以上話す事はない、と言わんばかりに無視してコップを傾け続ける。
 紫はそれをにやにやと眺め、霊夢が再度コップを傾けたのを見計らって気づかれないようにゆっくりと霊夢の耳に口を寄せた。
「ほんとは、照れてたりして?」
「――っ!?」
 いきなり耳に吹き込んできた酒交じりの温かい吐息か、それとも内容にかは分からないが、霊夢はまたもけほけほと咽た。
「そ、そんな訳ないでしょうが、このスキマ! それよりさっさと胸しまえ、胸」
 そこで紫はやっと気づいた、という顔をしていそいそと胸を仕舞おうと既に腰にまでずり下がっていたドレスに手を掛けた――ところで、ピタリと止まった。そして霊夢の顔をちらりと見て、今度は自分の胸へと視線を移し、またもにやにやと厭な微笑みを浮かべた。
「ねぇ霊夢」
「何よ。早く服着ないと風邪引くわよ」
「照れてるのって、もしかして私のあられもない姿の所為?」
「んなわけあるか。いいから、取り敢えず離れなさい。お酒飲んでて熱いんだから」
 少々の怒気を孕んだ霊夢の言葉に紫はやけに素直に従い、また元の膝立ちの体勢になった。
 霊夢は相変わらず紫の方を見ない為に気づいていないが、紫には何故か服を着ようとする様子が見受けられない。そして表情は一層楽しげ。まだまだ何かをする気らしい。
「ね〜ぇれ〜いむ、こっち向〜いてっ? 恥っずっかしがらぁ〜な〜いでっ」
「懐かしい歌に私の名前使うなんぐぅっ――――!?」
 加速する紫の悪酔いに、霊夢はついに屈して紫の方へと勢い良く顔を向けた。
 紫はそれを狙っていたのか、タイミング良く霊夢の後頭部に両手を回して一気に自分の片胸へと押し付けた。
 口が中心を塞ぐように態々調節までして。
 霊夢はばたばたと両手を振って必死に離せ、という意思を表現するが、紫はまったくの無視。無視というよりはその反応を楽しんでいる様子。そして先ほどの牛乳で割ったお酒の入ったコップを持ち上げると、そのすぐ下にスキマを開き、コップを傾けた。
「それ、こぽこぽこぽ〜」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!」
 中身が重力に従ってスキマに飲み込まれると、それに呼応して霊夢の手の動きが更に激しくなった。
 開いたスキマの先は、どうやらまたも胸の中心らしい。そこから噴き出して霊夢の口へと流れ込んでいるのだろう。
 そうしてコップの中身が空になった頃、漸く霊夢は解放された。
 顔は先ほどよりも数段真っ赤。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…………殺す気か、馬鹿ー!」
 真っ赤な顔のまま、両手を振り上げて抗議。
「やーねぇ。ちょっとした冗談じゃない」
 紫はそう言って右の掌を上下に動かし、左手で口元を隠してほほほと笑っている。
 反省をする気は毛頭ないようだ。
「いい加減にしなさ――――あれ? あ、やばっ……!」
 霊夢は更に怒りをあらわにしようと立ち上がりかけたが、ふらりとよろめいて後ろ向きにへたり込んだ。
 そしてそのまま縁側から地面に落ちかけたところを、紫が慌てて抱きとめる。
「だ、大丈夫? 霊夢っ。ごめんなさい、ちょっと悪乗りしすぎたわ」
 霊夢は首を二度、三度と振り、大丈夫と呟いて紫から離れようと身じろぐ。
「待ちなさい、今離れたらまた落ちかけるわ。――――よ、と」
 紫は霊夢をお姫様抱っこで抱え上げると、縁側から居間へと移動し、壁に背中を預けさせるようにして降ろした。
「待ってて。水持ってくるわ」
 紫は腰までずり落ちたままだったドレスを着ながら小走りで台所へと向かい、コップに水を汲み、また同じように小走りで居間へと舞い戻った。そして紫からコップを手渡されると、霊夢は中身を一気に喉へと流し込んだ。
「――――ふぅ、もう大丈夫よ。落ち着いた」
「そう、良かった。今日はもうこのまま寝た方が良さそうね。寝間まで運んであげるから、楽にしてなさい」
「……ふふっ」
「? どうしたの? いきなり笑いだして」
 先ほどまで自分をからかって楽しげだった様子から一転、今度は自分を心配する様子が霊夢にはおかしかったらしく、俯いた姿勢で小さく笑っている。
 そしてそれも一頻り終わり、霊夢は笑うのをやめて顔上げ、口を開いた。
「最初っから思ってたけど、今日のあんたは少し変ね」
「変?」
「えぇ。あんたはいつも唐突だけど、それはいつだって先に起こる事を予見した上での事。でも、今ので納得いった。今日の紫はそんな事考えちゃいないわ。勝手にやって来て飲もうと言って、いきなり騒ぎ出したかと思うと真剣に心配なんてしちゃってさ。それってさ、いつもの宴会でよく誰かしらがやってる光景よね」
「え……ん、まぁ、確かにそうだけど……。それが?」
「紫は騒ぎたかったんでしょ? いつもの宴会みたいに」
 その言葉に、紫ははっとした顔になる。図星なのか言われて気づいたのか、判別のつかない、そんな顔。
「ま、あんだけ長い間寝てるんだもの。疎外感を感じたり、それで寂しくなったり。いつもは何らかの方法でそれを解消してたんだろうけど……今年はそう出来なかったみたいね。それで我慢出来なくなって私のところに来た。そうじゃない?」
「……」
 紫は答えず――答えられず、霊夢から視線を外す。まるで悪戯が見つかった時の子供のような、ばつの悪そうな顔をしている。その様子はそのまま、霊夢の言葉が正しい事を物語っていた。
「……ま、いいけどね。そろそろ喋るのもだるいから、このまま寝るわ。寝間までは勝手に運んでってね。おやすみ」
「へ? え、あ、れ、霊夢……?」
 かくっと下を向いた霊夢の顔を、紫は慌てて覗き込む。霊夢の両目は既に閉じられており、薄く開かれた唇からはすぅ、すぅ、という規則正しい寝息が漏れていた。
 それを見て、紫は困ったような、それでいてほっとしたような、そんな複雑な表情を浮かべた。
「『博麗霊夢の言う事は全て正解』、か……」
 紫はあの永夜の異変の際、八意 永琳と対峙した時に言ったセリフを思い出し、諦めたような表情で「霊夢には敵わないなぁ」と小さく呟いた。
「さて、少し風も冷たくなってきたし、お酒の残ってるうちに運んでしまおうからしね」
 紫は再度霊夢をお姫様抱っこで抱え上げ、居間を後にした。そして寝間で一度降ろして布団を敷き、霊夢をその上に寝かせて優しく布団を被せた。
 そして無防備で、年相応の少女らしいその寝顔を優しい眼で見つめながら
「私が寂しかったとしましょう。さて、それで貴女のところにやって来た私の気持ち。解るかしらねぇ、博麗の巫女さんは」
 優しげな声で、そう問いかけた。

-FIN-
入院とかで数週間とか数ヶ月間とか学校・職場を離れて、それで戻ってきた時って妙に疎外感を感じてしまいませんか?
僕は以前にそういった経験があったもので、それとお題を結びつけてネタとしました。

そして紫んのきょぬーはきっと幻想郷一。大きさじゃなくて形とか美しさとかそういうのが。きっと。
凪羅
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2006/03/22 15:07:47
更新日時:
2006/03/25 06:07:47
評価:
0/0
POINT:
0
Rate:
5.00
1. 2 反魂 ■2006/03/25 02:09:52
寂しさにかまけて何て事してはりますか、隙間妖怪。
2. 7 月影蓮哉 ■2006/03/25 02:14:44
実は母乳を出すかと思って、いやそんな事はゆかりんはしないと考えたが、
間髪入れずに出して、本当に母乳が出たとか思って、いやすみませんでしたw
ゆかりんは美鈴の次に大きいと思ってます(何
3. 7 無記名 ■2006/03/25 04:41:38
作者さんの目論見は成功してるように思います。読後感よかったです。
また、読みやすい長さ、読みやすいノリでした。
4. 5 爪影 ■2006/03/25 22:13:21
ゆかりんなにしてるのっ!?
5. 5 おやつ ■2006/03/25 22:48:20
な!? なにか凄まじい光景が描写されていたような……!?
紫さま……乳!?
トリックでもいい、騙されてぇ!w
6. 7 名前はありません。 ■2006/03/26 12:41:29
これはいやらしい紫様ですね
7. 6 水酉 ■2006/03/27 16:41:41
心底信頼しているんだな・・・、ゆかりん。
いいな、こういう関係。
8. 3 床間たろひ ■2006/03/27 23:52:45
母乳割り吹いた。いや実際にはペテンだけどw
何かいい感じに話は進んでいったけど、もう紫が乳ほり出した時点で脳の回線が焼き切れ、なーんも考えられなくなっちゃったw

ぼくらはみーんなちっちせいじーんー♪
9. 8 かけなん ■2006/03/29 14:41:08
僕は大きさならえーりん、美しさならゆゆ様派です。
咲夜さんは美乳だが微乳なのでちと(殺人ドール
10. 5 papa ■2006/03/30 18:57:07
このコンペに堂々と微エロ表現を持ち込んできたあなたの勇気に乾杯。
インパクトのあるお話でした。

でも、短い中にコメディとシリアスを詰め込んだせいで、ちょっと中途半端になってますね。
11. 5 つくし ■2006/04/01 12:39:50
なんとも人間的な紫んでした。おっぱい。
12. 6 ■2006/04/05 01:58:40
このゆかりんはとてもいい乳ですね。もちろん、性的な意味で。
13. 5 藤村琉 ■2006/04/07 01:31:40
 可もなく不可もなく普通です。
 これはもう微エロシーンをどう取るかにかかっています。はっきり胸出してるからえろいのはえろいってことで確かなのですが、問題はどうしても浮いているというところです。あそこがほぼメインであるように思えるのに、最後しみじみいい感じで終わらそうとするのは無理がありました。余韻も少なめですし。もっと伏線やらタメやらを作った方がすんなり終われたような。
14. 8 ■2006/04/08 23:23:26
霊夢としては、ちょっと動揺が多い気はします。でも、文章としては面白かったです。…エロいしw
15. 7 名無し ■2006/04/09 21:17:24
ゆかりんのおっぱいはいいものだ、とてもいいものだ!
16. 3 MIM.E ■2006/04/11 22:16:46
疎外感の経験はあります。その感情で動く紫が可愛い。
絵のような特別な存在に特別に思われている霊夢も羨ましくなりますね。
ただ、あなたのジャスティスは私には強烈過ぎた。
17. 3 木村圭 ■2006/04/12 02:09:43
ゆっ、ゆかーっ、ゆか、ゆかぁぁぁ!111! アホの子ですが、まあ素直な感想ということで。
18. 5 二見 ■2006/04/12 07:54:59
何が、とは言わないが
私も見たい。
私も飲みたい。
直飲みさせて!!1!!
さて冗談はさておき、丁寧な文章ですね。
正解を言う人物と正解を言わない人物には、こんなやりとりがよく似合います。
とても穏やかな雰囲気をありがとうございました。
19. 4 とら ■2006/04/12 16:11:31
この展開は少し、その……引いてしまいました。
20. 5 K.M ■2006/04/12 23:10:20
紫様、なんちゅう事をやってるんですか!!
ええい煩悩が生まれてしまったではないか色即是空空即是色・・・
21. 3 椒良徳 ■2006/04/12 23:24:23
御免なさい。時間がないようなので、コメントはまた後日書かせていただきます。
名前 メール
評価 パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード