Happy End

作品集: 最新 投稿日時: 2006/03/25 06:02:26 更新日時: 2006/03/27 21:02:26 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00



「……これは、少しばかり酷いわね」
「少しなのか酷いのかはっきりしてくれよ」
「だから少し酷いのよ。ニュアンスで感じ取りなさい」

どうして私がこんな所にいるんだ?
とでも言いたい心境であったろう。

少女……霧雨魔理沙の現在位置は、月人と兎達の隠れ家、永遠亭。
そして現在、正面に向かい合っているのは、実質的な統率者であり、
また月の頭脳の二つ名を持つ天才薬師、八意永琳である。

最初の彼女の疑問に答えるならば、自分から来たのに何を言うか、と答えざるを得ない。
いや、訪れざるを得なかったとでも言うべきか。

「……うーん、やっぱり酷いわね。まぁ、あんな無茶な呑み方してたら無理もないか」
「人を化け物みたいに言うなよ、傷つくぜ」
「それくらいで傷つくようなタマじゃないでしょ。……まぁ、肝臓は傷ついてるようだけど」

宴会。
それは幻想郷……特に博麗霊夢を中心とする人妖の面々にとっては、切っても切れない関係のものだった。
要するに、お祭り騒ぎが好きな連中が勢揃いという事だ。
その中でも、魔理沙の宴会好きに至っては、常識の範疇を大幅に超え、スピードの向こう側まで達している。
そういう訳で、つい数時間前までも、馬鹿笑いをしては、酒を水の如く飲み干し、
気の向くままに暴れまわるという、迷惑極まりない日課をこなしていたのだが、
お開きの際に、普段とは異なる体調の異変を感じた為、止むを得ず診断を依頼した次第であった。

「そんな柔な肝臓してたつもりは無いんだけどなぁ……」
「貴方がどう思おうと勝手だけど、これは相当来てるわよ」
「……どれくらい?」
「もし、貴方が臓器を提供する旨をサインしていたとしても、私が責任持って破棄するくらいね」
「……よく分からんが、分かった気がする」
「気がする、か。まぁ良いけど」

永琳は、手にしたカルテを眺めつつ、眉間に皺を寄せた。
恐らくは診断内容が記されているのだろうが、
独特の筆記体なのか、それとも日本語ですらないのか、魔理沙の理解できる範疇ではない。

「ともかく、お世辞にも褒められた状況じゃないわ。
 このまま飲酒を続けることは、医学的な見地から認められません」
「……あー、やっぱりか」

覚悟していたのか、魔理沙は意外にもさっぱりとした様子だった。
が、その性根は直ぐにに知れる事となる。

「なあ、永琳。そういうのをちょちょいって直せる薬とか無いかな?」
「……なるほど。貴方、最初からそのつもりだったのね」
「当たり前だろ? でなきゃわざわざこんな遠くまで足を運ぶもんか」
「仕方ないわね……少し目を閉じなさい」
「ん? あ、ああ」

魔理沙は、言われるがままに目を閉じる。
なぜ、薬を貰うのにこんな事をする必要があるのか、今ひとつ理解出来なかったが、
何しろ月の頭脳の言う事であるからして、そういうものなのかもしれない。
と、考えとも何とも付かないような言葉を浮かべた瞬間。

「そんな都合の良い薬なんてある訳無いでしょうがっ!」
「あががががががががががががががががががが!」

世界七大殺人技の一つ、ウメボシが無防備だった魔理沙のこめかみへと炸裂した。
これは、一秒毎に一年は寿命が縮まるという恐怖の奥義である。
不老不死の執行人ならまだしも、普通の人間である魔理沙にとっては洒落にならない事態だ。
というか、普通に痛い。

「あー、うー、あー……何てことしやがる……お前どこの教師だ」
「教師じゃなくったってやるわよ。
 ったく、人が親切心で診てやったってのに、良くもそんな寝惚けた台詞が出せたものね」
「だってよぅ……仮にもあんな反則の薬作れるくらいなんだから、
 それくらいはチョチョイって出来るって思うだろ?」
「蓬莱の薬の事? アレは私にとっても反則みたいなものだから例外よ。
 ともかく、そんな薬は無いし、作るつもりも無い。
 私に言えるのは、暫くの間大人しくしてろって事くらいかしら
 今度無茶をしたら、それこを笑えない事態になるわよ」
「結局そうなるのか……嗚呼、人生の楽しみが減っちまった……」
「そんな小さいなりして、オヤジみたいな事言うんじゃないの」
「小さいは余計……」

そこで魔理沙の言葉が不自然に途切れた。
視線の先にあるのは、永琳の顔……のやや下部。

「……いや、その通りだな。気を付けるよ」
「? 分かったなら良いけど」

どうやら、反論の出来ない何かを感じ取ってしまったようだ。
凄いぜ永琳さん。















翌日。
博麗神社は、十二日間連続の宴会という、記録更新の記念すべき日を迎えていた。
無論、提唱者である魔理沙が、この場にいないはずもない。
が、その手元に杯もグラスも無く、場に似つかわしくない湯飲みを時折啜りこむのみであった。

「どうしたのよ魔理沙。今日はやけに大人しいじゃないの」
「……いや、その、な。私ももう若く無いんだし、あんまり無茶するのもどうかと思ったんだ」
「その台詞、ここにいる連中全員に対する嫌味にしか聞こえないわよ」
「言葉のあやって奴だ。ともかく、しばらく酒は控える事に決めたんだ」
「ふぅん……ま、良いけどね」

怪訝な様子の霊夢だったが、話してみて納得したのか、それとも最初からどうでもよかったのか、
あっさりと引き下がていった。
恐らくは後者の公算が大きいだろう。
もっとも、魔理沙にとってはそのほうが有難い。
深く追求されて気分の良い話でも無いし、何よりも呑めない事に変わりは無いからだ。

「(ま、大丈夫だろ……多分)」





「魔理沙ー、呑まないの?」
「んー、まぁ、匂いを嗅ぐくらいなら……」



「ほらほら、湿気た顔してないで、ぐいっと行きなさいな」
「あー、その、一舐めする程度なら……」



「どう? 人間なんかでは生涯拝めそうにない銘酒よ?」
「うー、あー、一口くらいなら……」





……
………
…………






「だーっはっはっは! 人生に酒以上の楽しみなんてあって堪るか!
 お前等も飲め! 飲んで飲んで飲みまくって幻想郷中の酒蔵を空にしろ!」

大トラ、ここに誕生。
魔理沙の意思は、極めつけに弱かった。
思えば宴会場に足を運んでしまった時点で、彼女の負けは決まっていたのだろう。

「ち、ちょっと、魔理沙」
「おおう、誰かと思ったらアリスじゃないか。
 いやぁ今日は良い気分だ。心無しかお前も八割増しで美人に見えるぜ」
「そ、そう? ……って、それって全然褒めてないわよね」
「だー! 細かい事を突っ込むな! いいから飲め!」
「それは良いけど……大丈夫なの?」
「ああん?」
「お酒、止められてるんでしょ?」
「んあ? 何でお前が知ってるんだ」
「い、いえ、ちょっと小耳に挟んだのよ。そ、それで大丈夫なの?」

いくらか慌てた様子のアリスであったが、それを魔理沙が気に留める事は無かった。
存分に出来上がっていた為に、気付く気付かない以前だったとも言えるが。

「へーきへーき。どうせあのヤブが言うことだ。
 その証拠に、私はこんなにも元気に満ち溢れてるぜ」
「元気……なのかしら。何か、ふらついて見えるけど」
「まあ、そんなのはどうでも良いから飲め! ほら、二人に増殖したんだから二倍飲めるだろ」
「は?」
「っと、今度は四人か。すると七色が四人で二十八色だな。こりゃ色指定さんも大変だな」
「ち、ちょっと、どうしたのよ?」
「ほら、そんな無茶するから連載打ち切りで黒一色に……え、ロケットで?……きゅう」

それが最後の台詞だった。
魔理沙は、表情をまったく変えないままに、ぱたりと後頭部から倒れる。

「ま、魔理沙!?」
「うわ、目開けたまま気絶してる。凄い芸を編み出したわね」
「ってどう見ても芸じゃないでしょ! 早く医者を……」


















「暫くの間、飲酒は控えろと忠告した筈よね?」
「……」
「貴方にとっての暫くって、二十四時間にすら満たないのかしら。
 それも普段にも増しての狂乱的な暴飲。
 これって、喧嘩を売られてると受け取るべき?」
「いや、悪かった。今回ばかりは本当に反省してる」

言葉通り、魔理沙はただ項垂れるのみであった。
流石に一日もたたないうちに担架に乗せられてのご対面では、強気になれる筈も無い。
が、そんな魔理沙に対しても永琳の態度は変わらない。
むしろ、より険しくなりつつあったと言えよう。

「反省、ね。それは良い事だけど、少しばかり遅かったわ」
「え?」
「正直な所、私は貴方がどうなろうと知ったことではないの。
 でも、顔馴染みということもあるし、今回だけは少し助け舟を出させてもらったわ。
 それが昨日の忠告よ」
「……?」
「分からない? そうね、じゃあ目に見える形で教えてあげるわ。
 貴方のお得意の魔法……ええと、何だったかしら。
 ああ、マスタースパークだっけ。アレを私に打ち放ってみなさい」
「はぁ? お前、自殺志願者だったのか?」
「失礼ね。私が死なないのは分かってるでしょう?」

死ぬ死なない以前に、このような室内でマスタースパークを使えば、
永遠亭が受ける被害は尋常なものではないだろう。
それが分かっている筈なのに、この物言いはまったく解せなかった。

「……何だか分からんが、それならやってやろうじゃないか。後悔しても遅いぜ」
「しないわよ。いいから早く」
「……」

魔理沙はミニ八卦炉を取り出すと、魔力を集中させる。
増幅された魔力は、焼き焦がすかの勢いで体内を暴れ回り……。

「……ありゃ?」

はしなかった。
ぬるま湯程度の熱も感じない。
手にしたミニ八卦炉も、ただの金属の塊としか映らない。
何も、生まれなかったのだ。

「な、なんで……?」
「分かったでしょ? 今の貴方は、魔法が使えないの。
 ……いえ、はぐらかすのも可哀想だし、はっきり教えてあげましょう。
 もう貴方の中に魔力が生まれる事は二度と無いわ」
「は、は? 冗談だろ?」
「冗談かどうかは、貴方自身が一番良く分かってるんじゃないかしら」
「……」

永琳の言葉は、果たして真実を示していた。
これまでも、戦闘が長引きすぎただの、体調を崩しただので魔法を使えなかった事は多々あった。
だが、今の魔理沙の状態は、そういった事例とは明らかに趣を異としている。
足りないのではない、ゼロなのだ。

「な、何でだよ……たかが酒が過ぎたくらいで……」
「そのたかが、が問題なのよ。……魔理沙。貴方、今何歳?」
「え?」
「いいから、さっさと答えなさい。はぐらかしたら帰って貰うわよ」
「……こないだ、十四になった所だ」
「成る程。やはり人間だけあって見た目通りなのね。
 で、その十四歳の子供は、これまでどういう生活を送ってきたのかしら。
 まぁそれくらいにもなれば成人って慣習は、世界や時代を問わずにありふれているけれど、
 医学的な見地からすれば、成熟からは程遠い年代には違いないの」
「……」
「で、そんな子供が送るには、余りにも無軌道な生活。
 加えて、連日連夜の魔力の乱用で積み重なりに重なったものが、
 ここ最近の暴飲で一気に爆発したのよ。
 前回、気分が悪くなったのは、例えるならば、魔力機関が上げた助けを求める声。
 そして今回のが断末魔って所かしら」
「……」
「まぁ、命があるだけでも儲けものじゃないの?
 急性アルコール中毒でぽっくりってケースも十分に在り得たんだし」
「……嫌だ」

ぼそり、と口にする。
小声でありながら、どこか耳に残る悲痛な呻き。

「そんなの、嫌だ。何とかしてくれ……。
 魔法が使えなくなった自分なんて考えたくも無いんだ……!」
「大袈裟ねぇ、ただ普通の魔法使いから普通の女の子になっただけじゃないの。
 クラスチェンジとでも言えば、響きも良いんじゃない?」
「ふざけるな! 私は真剣に……」
「ふざけてるのはどっちなのよ!」

魔理沙の声は、比較にならない重さを持った声に掻き消された。
これまで耳にしたことのない永琳の怒声に、魔理沙は思わず身を硬くする。

「……怒鳴ったりして悪かったわ。
 でもね、何度も言うようだけど、これは貴方の自業自得なのよ。
 まあ、事の次第をしっかり伝えなかった私にも責任が無いとは言えないけど……」
「……」

そこで会話が途切れた。
魔理沙はただ俯くのみ。
永琳は、そんな魔理沙の様子を、どこか悲しげに見つめていた。

どれだけの間、沈黙と時が流れていたか。
均衡を破ったのは、か細い魔理沙の一声であった。

「……ごめんなさい……」
「……?
「ひっく……ごめん、なさい……もう、絶対に馬鹿な事しないから……助けて下さい……」

耐え切れず、ぽろぽろと涙を零しては、途切れ途切れに懇願する魔理沙。
そんな様子をしばらく黙って見つめていた永琳であったが、やがて、諦めたかのようにため息を吐く。

「……まあ、反省はしてるようだし、もう一回だけ機会をあげましょうか」
「……え?」

魔理沙は驚いたように顔を上げる。
その瞳は、今だ涙に塗れている。
演技ではなかったことの証拠だろう。

「あなたの魔力機関を治せるような薬は、今のところは存在しないわ」
「……今のところ?」
「その通り。で、偶然にも今、私が研究している薬が、まさにその条件を満たすものなの。
 これさえ完成すれば、貴方の身体も元通りになる筈よ」
「な、なんだと!? だったら何で最初っから……!」
「別に今中断したところで困りはしないんだけど?」
「……ごめんなさい」
「……ともかく、この薬は難しいところも多くて、まだまだ研究段階なの。
 実用に耐えうるまでは……そうね、後一年くらいはかかるかしら」
「い、一年!?」
「それくらい我慢しなさい。何度も言うけど、別に私は貴方がどうなろうと構わないのよ?」
「……うー……」
「ああ、ついでに言っておくけど、完成するまでの間、絶対に勝手な真似はしないことね。
 もしそれで失敗したとしても、今度こそ助けないわよ」
「……」

魔理沙は事態の重さを噛み締めるように、軽く目を伏せる。
そして、意を決して口を開く。

「……分かったよ。よろしくお願いします」
「ん、了解」

















記念すべき二十日連続開催の新記録のその日。
博麗神社に、魔理沙の姿は無かった。

「最近、魔理沙来ないわね」
「……そうね、やっぱり具合が良くないのかしら」

自然、話題は魔理沙のものが絡む。
そこにいるのが当たり前。とでも言うべき存在だったのだから、当然の事ではある。
もっとも、それぞれの奥底に秘められた心情は別であるが。

「あの元気の塊みたいな奴がねぇ……鬼の霍乱って奴かしら」
「呼んだー?」
「呼んでない、あっち行け」
「うわ、節分でもないのに追い出し発言! いけずー! 行かず後家ー!」
「うら若き乙女を捕まえて行かず後家とは何事よ! そんな暴言は紫にでも吐きなさい!」
「……どうしてそこで私の名前が出るのかしら?」
「……」

争いともじゃれ合いともつかないやり取りを始めた面々を余所に、
アリスは一人、心痛な面持ちを崩せないでいた。














「……あー……」

薄暗い部屋、どことなく湿った空気。

「……うー……」

それは、今の魔理沙の心情を代弁するかの如きものであった。

「……むー……」

こうして、誰とも無しに呻き声を上げるのも、何回目の事だったか。
日に軽く十回は繰り返しているので、既に三百は下るまい。

そう、魔理沙が家に閉じこもってから、早一月が経とうとしていた。

「参ったな……どうにかなりそうだ」

名目上は、療養中という事になるのだが、体調面に関してはすこぶる好調であると言えた。
流石に肝臓のほうだけはまだ苦しいのかもしれないが、それが表面に出る事は無いので、魔理沙自身には分からない。
むしろ、問題は精神面のほうだった。
物心付いて以来、探求を常として日々を過ごしていた魔理沙にとって、
このような引き篭もり生活は、不本意そのものである。
某知識人のように読書でもして過ごして見てはどうかというと、答えは否。
魔法とまったく関わりの無くなった魔理沙には、霧雨邸の蔵書など開いたところで、苦痛でしかない。
ならば、表に出てみるかというと、それも否。
魔法が仕えない魔理沙には、遠出をする移動手段が皆無なのである。
もっとも、無理して出てみたところで自己嫌悪に陥るのが関の山と諦めている節もある。
故に、何もすることなく、ただ呆然と日々を過ごすというのが、今の魔理沙に許された選択肢であった。

「皆も冷たいよなぁ……顔くらい出してくれてって良いだろうに……」

魔理沙が宴会に顔を出さなくなったのも、そして大まかな理由も、当然ながら周知の筈だ。
にも関わらず、霧雨邸への来客は、今のところゼロ。
元々、用があろうとなかろうと、顔を出すのは自分からというパターンが出来上がっていたために、
それは別に不思議な事でも無いのだが、感情の問題は別である。
柄でもない。といった照れ隠しは、はるか前に捨てた。
魔理沙は寂しかったのだ。

「……ん?」

その時。
些か過敏になっていた魔理沙の聴覚は、確かに小さく鈍い音が響くのを捉えていた。

「玄関ってことは……ノックか。こんな小さい音じゃ普通聞こえないぜ」

魔理沙はいかにも億劫といった感じで腰を上げると、のろのろと音の方角に向けて歩みを進めた。
寂しい、人恋しい、その筈なのに身体が心情とは正反の動きを見せる。
その理由に、今の魔理沙が思い至る事は無かった。





「誰だ? 新聞ならもう手遅れだぜ」
『……私よ』
「ワタシさんなんて知り合いはいないな。他を当たってくれ」

そう答えると、途端に玄関扉は、ガタガタと大きな音を立て始めた。
扉の向こう側の相手が、何をしているのかは明白である。

「こら、今開けるから落ち着け。カルシウムが足りないぞ」
『誰のせいだと思ってるのよ!』
「ったく……」

魔理沙は軽く舌打ちしつつ、閂を引き抜く。
以前までは魔法によるロックをかけていたのだが、
今となってはこうした形骸化した筈の遺物に頼らざるを得なかったのだ。

「よう、久し振りだな、アリス。少し老けたか?」

扉を開け放った先には、とてもよく見覚えのある相手。
それでも、おおよそ一月振りの再会となる少女が、腕組をして立っていた。

「一月くらいで老けたりするもん……」
「……ん?」

普段通りの、挨拶という名の言い争いを行うべく口を開いてみたところ、
何故かアリスは、不自然に言葉を切っては呆然と魔理沙を眺めていた。

「どうした? そんなに私の顔が珍しいのか?」
「……魔理沙、一体どうしたのよ。もしかして、そんなに酷い病気だったの?」

先程までの強気な表情とはうって変わり、心の底から不安気なものへと変化する。
それは、魔理沙が滅多に目にしたことのない姿でもあった。

「(……参ったなあ、私はそんなに酷い面してたのか……)」

付き合いが長い事もあってか、アリスの考えている事はある程度読める。
その結論が、そんなアリスに本気で心配をさせるくらい、今の自分が酷い状況だというものだった。
だからこそか。魔理沙は普段通りを装って言葉を返す。

「ん? いや、確かに療養中ではあるけど、私は至って健康体だぜ。
 まぁ肝臓はまだ少しご機嫌斜めだが、それ以外は問題なし。普通の……人間だ」
「……?」

が、一瞬の言い淀みを、アリスの観察眼は鋭く捉えていた。

「何かあったのね」
「……いや、何も無い。療養中なんだから少しくらい見かけが冴えないのは普通だろ」
「そういう問題じゃないでしょ! ……ともかく、上がらせて貰うわよ」
「……ああ」

余り話したくは無い。余計な事まで言ってしまいそうだから。
でも話がしたい。どんな下らない事でも良いから。
そんな矛盾した心情のせめぎ合いを押し殺しつつ、魔理沙は屋内へとアリスを招き入れた。








「……と、いう訳だ」
「……」

数十分の後。
魔理沙は、心の中で頭を抱える羽目に陥っていた。

「(私は馬鹿か……正直に全部話してどうするんだ……)」

後悔するも、時既に遅し。
気がつけば、経緯から現状まで、洗いざらい語ってしまっていたのだ。
今の自分がそこまで追い詰められていたという事実を確認できたのは収穫だが。

「一年、か。長いわね」

押し黙っては内容を反芻していたアリスが、最初に口にした言葉はそれだった。

「あ? 別にお前にとっちゃ大した時間でも無いだろ?」
「大した事あるわよ……でなきゃ態々尋ねたりしないわ」
「……」

否定は出来なかった。
正直な話、ここを尋ねる人物がいるならば、それは第一に霊夢で、
第二が霖之助であろうというのが魔理沙の立てていた予測だった。
だが、現実に訪れたのは、悪友ともパートナーとも言える、アリスである。
魔理沙にとって、アリスという人物は、それくらいの位置づけであったとの証拠だ。

しかし、彼女にとってはそうではなかったのだ。
何か算段でもあるのかと疑うのは容易だが、
それが下衆な勘繰りでしかないのが、対人感情に敏感になっている魔理沙にはよく理解できた。
アリスは、純粋に私の事を思って来てくれたんだと。
そして、それを自分が嬉しく思っているという事も。

「それで、これからどうするつもり? もし、良ければ私の……」
「あー、悪いけど、私の事は放っておいてくれないか」
「え?」

だが、あえて魔理沙は正反する言葉を吐いた。

「放っておいて、ですって?」
「ああ、こっちから話しておいて悪いけどな」

話は終わり、とばかりに魔理沙は席を立つ。
些か強引だとは思ったが、こうでもしないと自身の感情が制御できないとの判断だった。

「じゃ、気をつけて帰……うわっ!?」

最後に視線を向けようとした瞬間、身体に何かが絡みついたかと思うと、尋常ではない力で引っ張られる。

「ちょ、ま、待てアリス! お前、何を……」
「騒がないの。ちょっと、思い出探しの小旅行に出るだけよ」
「は、はぁ? って、お、おいっ!」

必死に抗ってみせるが、今の魔理沙にはそのような力は無い。
ただ、アリスにされるがままであった。







「はい、到着」
「……なんつーか、短い旅行だな」
「贅沢言わないの」

時間にして、おおよそ一分。
旅行というよりは、河岸を変えたと言うほうが正確かもしれない。
だが、その場所は、今の魔理沙では逆立ちしても辿り着けない場所。
魔理沙、そしてアリスが居を構える魔法の森の上空であった。

「……にしても、もう少しスマートに出来ないのか、これ」
「何よ、別におんぶでもお姫様抱っこでも良いのよ?」
「……パスだ。これでいい」

アリスは魔理沙を身体の前で抱きかかえるような体勢で、ぷかぷかと浮かんでいた。
そうしていないと魔理沙は重力に引きこまれて藻屑と化してしまうから当然と言えば当然なのだが、
やはり多少気恥ずかしい体勢である事には変わり無い。

「どう? つい先月まで、魔理沙が当たり前のように見ていた光景よ」
「……少し怖いな。よくもまぁ、こんな所を音速で飛ばしてたもんだと思うぜ」
「魔理沙の口から、そんな台詞が出るだなんてね……」

アリスの抱きしめる力が、一層強くなる。

「おい、痛いぞ」
「痛くするくらい強くしてるんだから、当たり前でしょ。
 ……馬鹿。どうしてもっと早く言わなかったのよ」
「……」

主語は無い。
が、何を示して言っている言葉かは、容易に理解できた。

「……多分、弱みを見せたくなかったんだと思う。
 魔法が使えない私なんて誰も知らいだろうし、何より私自身も想像した事無いんだ」
「やっぱりね。でも、あんな顔してたんじゃとても無理よ」
「……そっか。お前に一目で見破られるくらいだから、相当酷い面だったんだろうな」
「まぁ、ね。でも、お前にってのは無いんじゃないの? 
 自惚れじゃないけど、今、幻想郷で魔理沙の事を一番理解しているのは私よ」
「……」

よう言うたわ、こやつ。と軽口を叩く余裕も無い。
何よりも、紛れも無い本音を口にしているであろうアリスに言う言葉ではない。

「……寂しかったんだ。それこそ、世界に一人きりになっちまったみたいで。
 自信を失うよりも、そっちのほうが怖かった」
「……うん」
「だから、アリスが来てくれたとき、本当に嬉しかった。
 まだ、私の事を見てくれる奴がいたんだな、って」
「大袈裟よ。たまたま最初に動いたのが私ってだけ。
 霊夢だって、咲夜だって、皆、魔理沙のことを気にしていたのよ?」
「それでも、だ。私は現実主義者だからな。
 実際に見たものしか信用しない」
「……それは初耳ね。まぁ、褒められてるんだと受け取っておくけど」
「そうしてくれ。私がお前を持ち上げるなんて、相当に珍しい事だぜ?」
「ふふ、それなら、機会を増やす事にしましょうか」

アリスは薄く笑みを浮かべると、魔理沙を抱きかかえたまま飛行の軌道に入る。
その方角は、霧雨邸を向いてはいない。

「お、おい、何処に行くつもりだ?」
「決まってるでしょ、私の家よ。
 あんな辛気臭い空間にいたら、良くなるものだってならないわよ」
「辛気臭いってことなら、あっちも相当なもんだと思うけどなぁ。
 ……ま、どのみち世話になるつもりだったから良いけどな」
「正直でよろしい」



「(自業自得とは言え……どうも今日は一方的だなぁ)」

久し振りとなる風を切るような感覚を味わいながら、魔理沙はそんな事を考えていた。

























「……来たわね」

予定していた時間からはまだ早かったが、それでも許容範囲とは言える時間帯。
永琳は、書類の束から顔を上げると、くるりと椅子を反転させる。
程なくして、扉の向こうからノックと共に声がかかった。

『アリスよ。連れてきたわ』
「どうぞ、入って頂戴」

一拍の間を置いて開かれる扉。

「あら……これは、まあ……」

永琳は驚きの声を止められずにいた。
アリスに連れられるように姿を見せたのは、紛れもなく霧雨魔理沙その人。
が、記憶が確かならば、あの当時はアリスのほうが頭一つ近く背が高かった筈であるが、
今の二人には殆ど体格差は見られない。
それだけではなく、内面から醸しだされる雰囲気そのものが、大きな変貌を遂げているのが分かった。
それこそ、触れただけで壊れてしまいそうな、儚げな印象である。
もはや、あの快活な少女の面影は、外見からはまったく見えない。

「壊したい……」
「は?」
「い、いえ、幻聴よ。……というか、貴方、魔理沙よね?」
「ええ、他の誰かに見える?」
「……」

見える。というのが正直な意見ではあったが、そこは口にしない。

「……ねぇ、アリス。私、そんなに変わったかな?」
「ううん、そんな事は無いわ。魔理沙は魔理沙よ。そうよね?」
「え、ええ、その通りよ。少し驚いただけ」

アリスの助け舟に乗る形で、流れを正常に引き戻す。
しかし、内心ではますます驚きが強くなっているのが分かる。

「(……口調まで変わっちゃってるじゃないの。
  やはり人間にとっての一年は大きいわね……)」

「おほん……魔理沙、一年間よく我慢したわね。見直したわ」
「見直されるようなものかな? どの道、大人しくしている事しか出来なかったし」
「謙遜しないでいいわ。魔法使いとして生きてきた貴方が、
 それを否定されて生きるのがどれほど辛い事かは、私には到底分からないもの」
「それは、アリスがいてくれたから……」
「……みたいねぇ。随分とまぁ仲良くなっちゃって」
「「……」」

二人は、図ったように顔を見合わせる。
が、予想していたような照れた仕草は無い。
まるで、そうすることが当たり前だったとでも言いたげな雰囲気だった。

「私を無視して見詰め合うのは止めてくれるかしら」
「ご、ごめんなさい」
「ま、良いけどね。……で、何だったかしら」
「決まってるわ。例の薬は完成したの?」
「ああ……そんなものもあったわね。すっかり忘れてたわ」
「……え?」

途端、魔理沙の表情が悲しみに歪む。
以前より喜怒哀楽が激しかったのは確かだが、こうも弱気を見せるとなると話は別である。

「泣きそうな顔するんじゃないの。そんなの見せられたら……こうしたくなるじゃない」
「!?」

正に一瞬の出来事だった。
突如として打ち放たれた数発の光弾。  
それは狙い違わず、魔理沙に向けて殺到した。
超の付く至近距離に加え、完全に虚を突いた行動に、アリスもまったく反応出来ていない。

「……え?」

直後、声を上げたのは魔理沙だった。
被害は、無い。

「ふぅん……やっぱり身体が自然に反応するのね。影の努力家というのは伊達じゃないか」
「な、なんでそんな事知って……って、え? あれ?」

魔理沙は眼前に展開された魔法障壁を前に、困惑を隠しきれずにいた。
他の誰でもなく、自分自身が展開したものだったからだ。

「それが答え。貴方はもうとっくに普通の魔法使いに戻っているのよ」
「……どういう事?」
「元々、貴方の症状は、短期間での無茶で魔力機関が気絶してたって程度だったのよ。
 だから、暫くの間静養さえしていれば、すぐに直ったという訳」
「医者が嘘を吐いたの?」
「私は医者じゃなくて薬師よ。……ま、医者だって結構嘘くらい並べ立てるものだけどね」
「……そう」

魔理沙に憤る様子は無い。
それどころか、いくらか安心したような様子すら見せていた。

「……意外ね」
「何が?」
「貴方のことだから、憤りに任せてマスタースパークとやらでも打ち放つものとばかり思っていたわ。
 これでは身構えた私が馬鹿みたいじゃない」
「そうね。確かに前までの私ならそうしていたかも。
 でも今では、結果的に上手く行ったんだから、貴方を責める必要は無いって思えるの。
 ……ううん。むしろ感謝してる、かな」
「感謝? ……あー、言わないでいいわ。当てられたくは無いし」

永琳は大袈裟に肩を竦めて見せると、並んでいた棚の一つに手を伸ばす。
そして、何かを取り出すと、魔理沙に向けて放り投げた。

「これは?」
「一年間の成果よ。もう必要も無いでしょうけど、一応飲んでおきなさい」
「え……嘘じゃ、なかったの?」
「そっちは一度として認めた記憶は無いけれど?」
「……はぁ、参ったわ」

魔理沙は、小さくため息を吐くと、それを振り払うかのようにカプセルを飲み込む。

「ちなみに、猛毒だから気をつけてね」
「けふっ!」

タイミングが最悪だった。
丁度、咽頭を通過する瞬間だったのか、豪快に咳き込む魔理沙。
しばらくの間、床との格闘を繰り広げていたが、落ち着くと勢い込んでは永琳に詰め寄る。

「ど、どうしてここに来て毒殺なんて企むのよっ!」
「落ち着きなさい。こういうものこそを嘘って言うのよ」
「……う〜〜……」

涙目で情けない声を漏らす魔理沙。
そこにアリスが、庇うように間に入った。

「もう、あんまり苛めないでよね。
 魔理沙は外に出るのも久し振りなんだから」
「ふふ、御免なさいね。余りにも可愛らしくなっちゃったものだから、
 少しからかってあげたくなったのよ」
「……う〜〜……」

口を尖らせる魔理沙だが、そこに一年前のような重苦しさは微塵も無い。
今、こうしていられることが全てだと理解していたからだろう。

「ま、これで問題は万事解決って所かしらね。私もようやく肩の荷が下りたわ」
「……うん、本当に色々とありがとう」
「止めてよ、くすぐったいわ」

永琳は、照れ笑いも隠さずに、ひらひらと手を振る。
もういいからさっさと行け。と言外に語っていた

「さ、行きましょ魔理沙。元気になった姿を霊夢達にも見せてやらないと」
「うん!」


魔理沙とアリスは、軽い足取りのままに、永琳の部屋を後にする。
二人の行く先には、心情を示すかの如き晴れ晴れとした青空が広がっていた。






















「……」

暫くの間、二人が出て行った扉を、無言で眺めていた永琳だったが、
ゆっくりと立ち上がると、窓の外へと視線を動かす。

「ヒトのカタチと書いて人形、か」

眼下には、ぴったりと寄り添うように歩く二人の少女。
傍から見れば、紛れもなく微笑ましき光景だろう。

が、果たして以前の二人が、あのような形で歩く事はあっただろうか。
そして、可能性として有り得たのだろうか。

もっとも、今となっては、過程はすべて無意味だ。
現実は、こうして確かに存在しているのだから。

「悲願成就おめでとうって所かしら。
 でも余りやり過ぎると、自立とも言えなくなるわよ?」

永琳は、誰とも無しに、一人呟いた。

皆が幸せならハッピーエンド。
ハッピーエンドだから皆幸せ。
さて、どちらでしょう?


……等と知った風な後書きにしてみたは良いものの、どうも失敗している気がしてなりません。
まぁ、アレです。言いたいことは一つだけです。

マリアリ万歳! 
いや、アリマリ? どっちだ?
いいや、どっちでも。
YDS
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2006/03/25 06:02:26
更新日時:
2006/03/27 21:02:26
評価:
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0
Rate:
5.00
1. 10 ありがとう ■2006/03/25 03:01:06
ほんわかしてるのに怖かった。
こんな変化球考えつきません。
2. 10 月影蓮哉 ■2006/03/25 16:44:17
マリアリ万歳。パチェだったら減点している所だった(冗談です。すみません。許して下さい)
自分、こういうアリスさんに弱いです。
彼女は良いパートナーだよ。感謝しなきゃね、魔理沙。
3. 4 S某 ■2006/03/25 17:15:02
皆が幸せだからハッピーエンド。
さて。
4. 7 落雁 ■2006/03/25 20:34:14
最後の永琳の台詞を読んだ瞬間、背筋に怖気が走りました。
皆が幸せだったら、ハッピーエンドなんでしょうねえ……。
5. 4 爪影 ■2006/03/27 23:44:42
上記二つに加えて「第三者(読者)も幸せになれる」の三つが、ハッピーエンド――と、何故か考えました。
6. 4 unit ■2006/03/30 01:57:08
なんだかブラックジャックの一話を思い出してしまいました。声出なくなるやつ。
全体的に読み易く、何よりアリマリへの愛がが。
7. 6 名前はありません。 ■2006/03/31 18:16:41
キャラクターが変わっちゃってるのがちょっと…
意図的とかオチからなるほどとかもあるんですが、やはり-1
8. 7 つくし ■2006/04/02 14:21:41
イロニカルなオチに万歳。そしてマリアリ万歳! ごちそうさまでした。
9. 7 水酉 ■2006/04/04 01:02:30
それが幸せだと信じられるからハッピーエンド
それがハッピーエンドだと信じられるから幸せ

・・・だとすれば背筋に寒気が走った私にとっては?(苦笑)
10. 7 Fimeria ■2006/04/04 01:59:14
マリアリ アリマリ 万歳!

最後の永琳の独り言を読むとアリスが魔理沙を人形のように理想へ変えたように思えてきたりしました。
永琳はアリスに頼まれてそれに手を貸したようにも……永琳の最後の言葉はあまり手を加えすぎると自立した人形とは呼べなくなると言う意味だったのでしょうか?
……感想でこういった推測をする必要もありませんね。
最後にこういったエッセンスが効いていて締りの良い物語に思えました。
読んだ後にいろいろと推測できる、させられる文章を書けるのは凄いと思います。

表現の方も読みやすく、物語に入り込むのに丁度良いと感じます。
以上のことから7点です。
11. 6 おやつ ■2006/04/04 23:34:01
お酒って良いことばかりじゃないですよねぇ。
というか、こいつら十代半ばで飲めや歌えや大騒ぎかい!w
くそう! 人生舐めんn(マスタースパーク
12. 4 藤村琉 ■2006/04/07 01:57:22
 人間とはいえ、一年でここまで変わるのか、あるいはアリスが徹底的に教育したのか。
 魔理沙の芯にあるものは変わらないと思いますし、魔法だけが支えというのでもないでしょうし、ここまで乙女乙女な部分が前に出ることもないかなあ、でもどうだろう……という感じ。最初と最後で丸っきり別人にしか見えず、魔理沙の欠けらもなく、乙女乙女な魔理沙が書きたかったというのが見え見えだったところが引っかかりました。
13. 5 反魂 ■2006/04/08 01:52:56
優しいアリス、良いですねえ。
お酒の飲み過ぎはほどほどに。

残念なのは、手塚治虫の「BlackJack」の『悲鳴』という作品と展開が酷似していて、
完全にストーリーが読めてしまったことです。
個人的なことで申し訳ありませんが。

なおすごくどうでも良いことですが、気付いた点で蛇足をば。
>心痛な面持ちを崩せないでいた
「心痛」は名詞であり、心痛「な」という用法は文法上不適切です。
「心痛した面持ち」もしくは似た語感で「沈痛な面持ち」が正確かと。
14. 8 ■2006/04/10 00:20:33
これはどこの白魔理沙ですか。だがしかし、泣いた姿に胸を射抜かれたのは私だけではないと信じる。
15. 8 かけなん ■2006/04/10 01:08:11
何この序盤から終わりまで思わず抱きしめたく魔理沙が続く物語は。
16. 6 papa ■2006/04/11 02:01:41
これを読んで、お酒はほどほどにしなきゃと思いました。
最終的にハッピーエンドになってよかったです。

場所に関する描写があいまいなところがあり、どの場面かがわかりづらかったです。
17. 7 MIM.E ■2006/04/11 22:03:20
変わってしまう、というお話はいろいろな感情をもたらしてくれますね。
話の中で彼女達が幸せならば、私はそれで良いと思いますが、寂しくも思うし嬉しくももう
複雑な心境です。魔理沙がどう変わっていったのか、過程も少しあると尚良かったかも。
もしも、の幻想郷、楽しかったです。
18. 6 NONOKOSU ■2006/04/12 02:37:40
確かに普通に考えてみれば、肝硬変にならない方がおかしいですね。
19. 6 とら ■2006/04/12 05:17:59
雨降って地固まるかな。
うん、まあ、ハッピーエンドでしょうな。
20. 7 K.M ■2006/04/12 21:31:08
「飲酒止めますか?魔法止めますか?」

なんとなく‘ブラック・ジャック’の‘悲鳴’という話を思い出してみたり
21. 5 椒良徳 ■2006/04/12 23:38:27
御免なさい。時間がないようなので、コメントはまた後日書かせていただきます。
22. 6 ラナ ■2006/04/12 23:54:24
あくどいブラックジャック先生がいる。
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