しあわせのはこ

作品集: 最新 投稿日時: 2006/10/25 05:28:51 更新日時: 2006/10/27 20:28:51 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00

 どこまでも高い空の下。

 ふかふかな雲を突き抜けて、赤い姿が降りていく。

 傍にはふわふわキーボード、これが彼女の宝物。



 風の向くまま気のままに、騒霊姉妹の三女さん、今日も一人でソロ活動。

 花の異変は少し前、あの時と同じソロ活動。

 だけれど尾行はされてない、今日はホントのソロ活動。

 みんなに内緒の音ネタ集め、素敵な音はどこにある?



 まずは手始め湖で、水が『ぴしっ』と凍る音。

 お願い聞かせて頂戴な。

「あたいが何もかも凍らせてあげるわ!」
「音まで凍らせないでー」


 お次は迷いの竹林で、兎が『ぴょん』と跳ねる音。

 お願い聞かせて頂戴な。

「今ならセットでこのお値段! 幸せ価格でご奉仕中よ〜」
「ハッピーなのはメルラン姉さんだけで間に合ってるわー」


 続けて向かうは博麗神社。

『閑古鳥が鳴く声』を、ちょっと聞かせて頂戴な。

「あら、いらっしゃい。素敵な賽銭箱はここよ」

「お賽銭なんて入れたら、音ネタ集めにならないじゃない」

 針とお札で怒られて、残念無念の閑古鳥。



 ちょっぴり失敗あったけれど、めげないリリカはコンティニュー。

 コインいっこの再挑戦、さてさて次はどこ行こう?



「あれ?」

 きらりと光った何かを見つけ、現場へ急行低空飛行。

 ちょっと広めの草原の、草むらの中できらきらり、日の光浴びてきらきらり。

 気になる騒霊お嬢さん、近付き手に取り首かしげ、ちょっぴりうんうん考えた。

 質素で素朴な装飾された、手の平サイズの不思議な小箱。

『ぱかっ』と開いてみるものの、中には何も入ってない。

「でも、結構いい音ね」

『ぱかっ』と箱が開く音、何度も何度も聞きたくて、開けては閉めて閉めては開けて、ちょっぴり時間が経ちまして。

 開け閉めしながら見ていたら、不思議な小箱の目立たぬ場所に、鍵穴のような穴発見。


 とっても興味は惹かれるけれど、ここから先は解らない。

 うんうん悩んだリリカの頭に、『ぴかっ』と電球輝いた。


『うちの近所にな、ちょっと変わってる古道具屋があるんだ。私もちょくちょく行ってる。
 変な物を見つけたら、大抵そこに持っていけば何とかなるぜ。それでもダメなら私が貰うけどな』



 ――解らなかったら人に聞く!


『ぴかっ』と輝くその音も、しっかり集めて向かった先は、も一度リベンジ閑古鳥。


 本題の前に挨拶をして、まずは恒例音ネタ集め。

『閑古鳥が鳴く声』を、お願い聞かせて頂戴な。


「残念ですが、それはどうにもなりませんよ。あなたというお客さんが来ているじゃないですか」
「ちぇ〜」

 リベンジ失敗残念賞。

 残念無念のその代わり、切り出す本題こっちが大事。

「草むらで拾ったこの箱なんだけど、ちょっと見てくれない?」

 ふむ、と呟くその店主。

 道具の鑑定、修理に作製、なんでもござれのその店主。

 その名は森近霖乃助、香霖堂の店主さん。

 小さなその箱手に取ると、『きらり』と眼鏡が輝いた。


「あ、いい音ネタ」
「音ネタ?」


 おうむ返しに聞き返す、鑑定途中の霖乃助。

 何か音でもしたのかと、思い返してみたけれど、心辺りがどこにもなくて。

「こっちの話よ〜」

 むぅ、と唸って視線を戻す、眼鏡の似合う店主さん。

 それほど時間はかからずに、鑑定終えた霖乃助。

 リリカに箱をお返しし、鑑定結果を口にした。

「これは『オルゴール』というものですね。一見するとただの箱ですが、中には音を奏でる機構が組み込まれています」
「音? じゃあこれ、楽器なの?」

 これにはリリカも驚いた。

 拾った小箱は音の箱。

 楽器にかけてはなんでもござれ、色々知ってるリリカでも、こんな楽器は見たことない。

「楽器……とは違いますね。どちらかと言うと、時計に近いようです」

 眼鏡の店主が伝えてく、小さな小箱の使い方。

 ネジをぐるぐるゼンマイ式の、小さな小さな演奏機械。

 巻かれたネジのその力、中の機械を動かして、決まった音を奏でてく。

「ネジ?」
「はい。この穴に差し込んで回すためのネジがあるはずなんですが」
「見てないなぁ〜」

 小さな穴を指差して、問い掛けてみるよ霖乃助。

 だけれどリリカは持ってない、あるのは小さな小箱だけ。

「まあまあそれでも」

 まあそれでも。

 演奏するのに手はいらず、騒霊姉妹のその能力。

 内部のネジを巻くくらい、作らないけれど朝飯前。

 静かに箱に手をかざし、ぎりぎりぎりりと

「う、やな音」

 しかめっ面。

「おや、これは驚きましたね。ネジがなくても巻けるのですか」
「メルラン姉さんには負けるけどね」

 ぐるぐる大好きお姉さん、楽器もぐるぐるトランペット。

「でも、音がならないよ?」

 ぎりぎりぎりりと巻いたのに、素敵な音が出てこない。

 まさか、今のが素敵な音?

「箱を開けてみて下さい。それで音が出ると思いますよ」


 箱を開ければ流れ出る、高くて澄んだその音色。

 紡ぎ奏でるその曲は、幻想郷の外側の、見知らぬ誰かの恋の曲。

 甘い幸せ音にして、嬉しい時間を旋律に。

 穏やかリズムはそよ風のよう、ゆったり幸せ流れてく。



 音を奏でたオルゴール、小さな手の中包み込み、リリカは何故か黙ってた。


「どうかしましたか?」
「ん〜……何だか寂しそうだなぁ、って」
「寂しそう、ですか?」

 首を傾げた霖乃助、黙るリリカに聞いてみた。

 道具が専門霖乃助、音楽のことはからっきし。

 曲はとっても暖かく、寂しそうには聞こえない。

「音楽は音の集まりだけじゃないってことね。音楽は、心で奏でるもんなのよ♪」
「はぁ」

 戸惑う店主にウィンクひとつ、箱をくるくる手の中回し、理由見つけてコンティニュー。

「――遠距離恋愛ね」
「はい?」
「ううん、こっちの話」

 鈍い店主にゃ内緒の話。

 くるりと踵を返したリリカ、店の扉を開け放つ。

「お帰りですか?」
「ううん、またすぐに来るわ〜」

 はぁ、と言う声背に受けて、箱と一緒に飛んでいく、森の上空騒霊娘。



 彼女が目指すはあの草原。

 ぎりぎりぎりりとネジ巻いて、音の小箱をスタンバイ。

 太陽背負って見下ろす草原、緑一色観客席。

 彼女の傍らふわふわ漂う、音の小箱とキーボード。

「さあ、いっくわよー。悔しかったら出て来なさ〜いっ」

 叫んだリリカは箱を開け、自慢のキーボードに手を伸ばした。


 駆け抜ける風が運んでく、小箱が奏でる寂しい音色。

 彼女が奏でるその音は、優しい響きで風に乗り、一緒に運ばれ何処までも。

 青空の下の草原で、騒霊と小箱デュオライブ。

 別にお代は取らないけれど、目的のものはただひとつ。



 ――紡ぐは最後の1小節。

 演奏が終わるその刹那、空気を切り裂き飛来する、『それ』をリリカは見逃さない!





 ――ピチューン。

「ひゃぁっ!?」

 見逃さずにはいたけれど、受け止めることは出来なくて、避ける間もなく被弾した。

 それでもしっかり演奏終えて、『それ』を手の中捕まえた、プロ根性は伊達じゃない。

「痛ったぁぁ……うぅ、嫉妬って怖いのね……」

 ちょっぴり涙目たんこぶリリカ、掴んだ小さな手の中に、求め探した蝶のネジ。

 これを探しに来たけれど、こんなに広い草原じゃ、探し出すのも一苦労。

 そこは発送逆転させて、釣って相手を誘い出せ。

 嫉妬の心はエネルギー、燃えればネジも空を飛ぶ!



 ――よろしい、ならば演奏だ――



「じゃ、あんたはこの中に入ってなさい。もうはぐれるんじゃないわよ」

 演奏を終えた箱の中、小さなネジをしまい込む。

 たんこぶはちょっと痛いけど、掛ける言葉は厳しいけれど、リリカの顔は嬉しそう。

 吹き抜ける風に流されぬよう、小箱とネジが離れえぬよう、ぎゅっと両手で箱包む。

 見えない温もり優しく抱いて、もう一度行こう香霖堂。

 教えて貰ったそのお礼、聴かせてあげよう本当の音。


 ――その前に、コインいっこのコンティニュー。


「おや、いらっしゃいませ」
「いらっしゃいました〜♪」

 戻って来ました香霖堂。

 眼鏡の店主は栞を挟み、お客を相手に接客開始。

「何か、いい事でもあったようですね」
「まあね。……ちょっと痛い目にも遭っちゃったけど」

 たんこぶの痛さひた隠し、取り出したるはあの小箱。

『ぱかっ』と箱を開けてみりゃ、

「これは……」
「どう? ちゃんと見つけたんだから〜」

 小さな小箱とお揃いの、素朴で素朴な装飾された、小さな小さな蝶のネジ。

「なるほど、これを探しに行ったんですね」
「そうそう。やっぱり本当の音が聞きたかったし、一緒にしてあげたかったしね」

 リリカが手にするそのネジは、箱の目立たぬ小さな穴に、ぴったりはまってご満悦。

 ネジ巻く音は我慢我慢。覚悟を決めてさあ巻こう。

 かちかちかちりと、

「あ、あれ? 音が違う……」
「さっきとは違いますね」

 拍子抜け。

「澄んでいて、いい音ですね」
「うん……やっぱり、嬉しいみたい」

 小さな変化に期待を乗せて、響け素敵な恋の曲。

 溢れる音色は弾むよう、音に合わせて一緒にネジも、くるくるくるりと回りだす。


 会えない時間が長くても、会えればやっぱり嬉しいから。

 ――ささやかだけど大切な、

 ――当たり前だけど見落としがちな、

 幸せの――カタチ。



「姉さん達の方が、こういうのは好きそうかな」

 音色の余韻が薄れれば、夢の時間はもう終わり。

 ネジを小箱にしまいこみ、手早く済ませる帰り支度。

「お帰りですか?」
「うん。姉さん達にも聴かせてあげたいし」

 戸口でくるりと振り返り、ぺこりとお別れご挨拶。

「またいらして下さいね。出来れば、そのオルゴールと一緒に」
「閑古鳥の鳴き声はまだ聞いてないもん。今度来た時こそ、聞かせてもらうからね」

 傍にはふわふわキーボード。

 ふかふかな雲の向こう側、目指して飛んでくその姿。

 見送る眼鏡の店主さん、困ったように呟いた。


「ここでなくても……聴けると思いますけどねえ」
 大事な誰かと一緒にいること。
 なかなか気付けないものだけど、それも大事な幸せのカタチ。



 閑古鳥がカッコウのことだというのを、調べて初めて知りました。
鈴風 鴻
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=3706858
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投稿日時:
2006/10/25 05:28:51
更新日時:
2006/10/27 20:28:51
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1. 6 反魂 ■2006/10/28 02:26:05
……ぐはあ。

文章もさることながら、世界観の温度。やっぱり貴殿の文章は、この曰く言い難い温かみ、その一点に集約されます。
感服致しました。

※どなたかが御指摘されるとは思いますが、霖乃助ではなく霖之助です。
  ご注意を。
2. 3 床間たろひ ■2006/10/28 11:16:28
ほわほわしてて良い感じw
3. 2 箱根細工 ■2006/10/28 15:08:12
ここまで繰り返されるとクドさしか感じません。
4. 3 爪影 ■2006/10/29 12:00:38
 気付けば在り、気付けば無くなる。
5. 7 Fimeria ■2006/10/30 01:59:51
とてもほのぼのとしたお話でした。
気づけなくても幸せのカタチ、気づけたらもっと素敵になるでしょうね。
6. フリーレス らくがん屋 ■2006/10/30 17:34:13
童話形式(絵本形式?)はちょっと食傷気味。その上この作品は、中身に魅力が無い。
普通の文章で書かれたら、この物語は果たして良くなるのか悪くなるのか。
評価出来ない、という意味のフリーレスを。
7. 7 nn ■2006/11/01 22:11:52
作品内に散りばめられたネタのアイディアが凄くキラキラしていて楽しい作品でした。ちょっとあっさりし過ぎていたような気もします。
8. 4 2:23am ■2006/11/02 22:42:53
牧歌的というか、優しいというか……。和やかな気分になりました。
あと霖「之」助ですね。
9. 7 椒良徳 ■2006/11/03 10:38:11
ささやかながら幸せが感じられ、良い作品ですね。
文中に登場する幻想の音のセレクトがまたうまい。
10. 5 おやつ ■2006/11/04 05:46:29
コレは良いリリカですね!
彼女は要らない子じゃないよ!
11. 4 翔菜 ■2006/11/04 13:15:02
なるほど、遠距離恋愛
12. 6 つくし ■2006/11/04 13:42:08
オノマトペの使い方の巧さに敬服。読んでいてホッとする素敵なお話でした。
13. 5 as capable as a NAMELESS ■2006/11/06 23:13:15
さっぱりと読めました。
14. 9 ■2006/11/10 23:26:06
む、幻想郷に迷い込むにふさわしい幻想的なオルゴールでした。やっぱり、誰かの想いが宿ってたんでしょうか。テンポと言葉の選び方もいい感じでした。
15. 6 たくじ ■2006/11/12 22:36:51
こういう地の文の書き方は面白い試みだとは思いましたが、読むリズムを強制されるので、これくらいの長さの文章だと後半は疲れてきました。
16. 4 藤村うー ■2006/11/13 01:14:10
 リリカらしさは十二分に出ていたと思います。狡猾なところばかり注目されがちなので、薄味に感じられてしまうのですけども。
 独特のテンポを取る文章で、私にはかなり読み辛かった……たまに一節だけぽんと置かれるとよい強調になるのですが、常にこの調子だとアクが強すぎて飽きてしまいます。
17. 6 いむぜん ■2006/11/15 20:24:03
読んでてなんだがほんにゃりしてくる。
途中に入っている音集めも面白い。なんつーか「リリ力らしい」話なのかな?
18. 10 ABYSS ■2006/11/16 20:22:54
良いお話ですねえ。
ねじが飛んで来る、っというのも幻想郷ならではといったところでしょうか。
テンポと話のバランスがとてもいい話でございました。
19. 8 blankii ■2006/11/16 20:25:34
素敵にぽえみぃ。パステル調のリリカが眼に浮かんできてしんみり。
20. 6 しかばね ■2006/11/17 01:06:55
和みました。
文体の独特なテンポも、雰囲気作りに一役買っていたように思います。
21. 6 灰次郎 ■2006/11/17 02:11:28
ああ、良いですねえ
22. 2 人比良 ■2006/11/17 20:23:57

つまらなくもなく、面白くもなく。
淡々としたことを目的とした場合ならば兎も角、この場合は悪いように動いている気がしました
23. 7 目問 ■2006/11/17 21:44:19
 リズム感の強い独特の文体が小気味良いです。
 オルゴールを主題にしたなかでは一番好きかも。
24. 7 K.M ■2006/11/17 21:57:07
やはり、ネジは本体と一緒にあってこそ、か。

「霖乃助」にはちょっと引っ掛かりを覚えてみたり。
25. 3 木村圭 ■2006/11/17 22:47:03
丁寧口調の霖之助、別人みたいで何だか怖い。
心一つでネジもかっ飛ぶ、なんてステキな幻想郷。
文章のリズムが良くて読みやすかったです。
26. 6 時計屋 ■2006/11/17 22:52:00
文章のテンポがいい感じです。
リズムを崩さず最後のオチまで話をもっていってるので、
淡々とした話でも心にしんみり残りました。
しかしタイトルの元ネタはやっぱりト○ネコでしたか。
27. フリーレス 鈴風 鴻 ■2006/11/19 18:18:19
 読んで頂いた皆様にはまず感謝を。
 諸事情により、個別のコメント返しではなく、要点ごとでの返信とさせて頂きます。

・霖『乃』助
 この誤字に関しては、今回最大のミスであったと言わざるを得ません。
 コメントで指摘されるまで気付きもしなかったのも問題でしょう。
 別人みたい、との意見もありますが、彼がリリカにどう接するだろうかと考えた末の結論が、
『お客には丁寧に接客するんじゃ?』だったのです。妄想ですが。
 なので、別人や偽者と言われても仕方がないです。霖之助が初書きだったのも原因のひとつですね。

・リリカ
 霖之助と同じく、リリカも実は初書きでした。キャラを掴むために妖・花をかなりプレイしました。(そして被弾)
 公式で狡猾な設定があるにも関わらず、詐欺師ネタが多いてゐとは違い、比較的そういったネタが出てこない
(よく探せば出るかもしれませんが)リリカは、どう動かしていいか悩まされました。
 ネジを自分で探さずにおびき出すという辺りが、自分に表現出来る精一杯の『狡猾さ』でした。
 また、主に手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力→念動力のようなものと、能力も少々拡大解釈した感があります。
 箱の中にある物も動かせるかどうかはさておき、もし出来たら中から開けられる鍵は簡単に開けられてしまいそうな気が。

・オルゴール&ネジ
 別に箱型のオルゴールだけしかないという訳ではないのですが、記憶に残るオルゴールは箱型だったので。
 タイトルの元ネタはもちろんト○ネコです。先日クリアした時は、その正体に妙に納得しましたので。
 イメージとして、知人が過去に作った曲をネジ有・無状態で2曲使わせて頂きました。
 ネジ無状態のイメージに使った曲のテーマが『遠距離恋愛』だったので、作中でもそのままです。

 作中では回すタイプのネジでしたが、一般的には止めるもの、押さえるものとしての用途が多いですね。
 ネジが飛んでくるというのは、書いてる途中では正直どうかとも思ったものですが、そのまま突っ走らせて頂きました。
 ――外れて飛んでいった自分の頭のネジは、幻想郷にでも行ってしまったのでしょうか。

・音ネタ集め
 幻想の音、というのが一体どの辺りまでかという線引きで、書く際には出だしからつまづいた記憶がありますが。
 結論として、擬音語で表せても聞こえないものは、人が想像する音……すなわち幻想の音だと解釈しました。
 そういう意味では、『閑古鳥の鳴く声』はカッコウの鳴き声なので違うのかもしれませんが……。
 閑古鳥=カッコウという図式が普通に成り立つ方はどれくらいいたのでしょうか?
 『閑古鳥は寂しい場所に住み着く鳥で、実は既に幻想郷に来てしまって――』などと考えていましたが。
 
・文章形式&内容
 賛否両論ある文章形式は覚悟の上でした。
 リズム優先の文章を書こうとすると、どうしても使える言葉が限られてしまい進め辛くなってしまうのですが。
 読みやすい・読みづらいの差は読者の皆様次第でしょうか。全員に受け入れられる方法というのも難しいですね。
 混ぜてみるといいのかもしれませんが……その辺りのさじ加減はまたこれからの課題にします。

 物語の構成力の弱さ。その点に関しては自分の弱点の中でも最たるものだと自覚しています。
 前回は描写、今回は文体でのフォローを図りましたが、やはり淡々とした印象は拭えないようで。
 ……これに関しては、様々な意見を聞いてどうにかしたいと思います。

・その他まとめ
 何箇所か見つけた誤字に関しては、自分への戒めも兼ねてそのままにしておきます。
 『昨日の自分に負けるな』を心がけ、何とか前回作品を上回る評価は得られたものの、
これからも課題は多そうです。そもそも自身の課題がなくなる日はなさそうですが。
 

 それではこの辺りで失礼します。読んで頂きありがとうございました。
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