箱をめぐる幾つかの小話と考察

作品集: 最新 投稿日時: 2006/10/28 07:02:43 更新日時: 2006/10/30 22:02:43 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00




動機T


 時分は晩秋の昼下がり、空は曇天ながらも時折日がさす程度であった。
 大気は秋のわりには乾燥しており、それは間違いなく冬の足音を伝えていた。
 今年の冬は取分け厳しそうだ、ふと八雲藍はそんなことを考えていた。
「もしかしたら何時ぞやのように春が来ないかもしれないわ」
 八雲紫は誰に言うのでもなく呟く。
 自らの心内を読まれたことも、全てを見通しているような言葉も
 この主にいたっては日常の事であり藍は特に気には留めなかった。

 今日は珍しく八雲紫が昼前には起き出していた。
 藍はここ数年彼女の睡眠が長くなっていることを幾らばかりか気にしていたが、
 これが寝貯めというやつなのだろうかと、自らに納得させた。
「今日は幽々子のところへ行くわ、用意なさい」
「かしこましました」
「そうそう、竹屋の焼き饅頭が流れ着いていたわね。それを包んで行きなさい」
 これは供をしろということなのだろうと、藍は解釈した。
 念入りに紫の身支度を整えた後、自らも素早く準備を整える。
 棚から焼き饅頭を30ばかり取り出すと、漆塗りの重箱一段に積め風呂敷に包んだ。
 橙に留守を頼み急いで玄関に着くと、既に紫が日傘をさしたまま外に立っていた。
「今日は歩いて行くわ」
 そう言って歩き出し、藍は音もなく彼女を守るように傍らに並んだ。

「橙は留守番かしら?」
 それは明らかに問いかけの志向を持つ言であった。
「はい。最近はあの白黒がどこにでも沸きますので、念のため」
「でも、あなたの持っているその焼き饅頭の重箱に橙が入っているということはないの?」
 藍は自分の持っている饅頭の箱を見つめた。
 この自分の片手に納まるくらい小さな箱に果たして橙は入っているだろうか。
「……、この箱の容積的に橙は収まりません。勿論、橙も萃香の真似事する力もありませんし」
 これは紫特有のなぞかけかもしれないが、藍には質問の意図が読めず気の利いた返事をし損ねた。
「でも確証はないでしょう。あなたは現在の箱の中身を知覚できないのだから」
 そう言ったきり紫は黙ってしまった。
 藍はもう一度箱を見つめたが、橙が収まるには20倍程の容積が必要と見えた。
 そうして箱を見つめながら、藍は必死に紫の出した問いの答えを探すのであった。




動機U


 因幡てゐが茶色の厚い紙箱に何やら光る粉末を入れると、
 鈴仙・優曇華院・イナバが慌ててその箱を奪い取った。
「こら、てゐ。ちゃんと分量を守りなさい」
「いいじゃない、こういうのは少し派手な方がいいに決まってるのよ」
 鈴仙とてゐの二匹は自分らの胴体程の大きさを持つ箱の前で何やら作業をしていた。
 が、どうも意見が合わないらしく、作業は箱の奪い合いと化していた。
「何? 随分騒がしいみたいだけど」
「あら、姫様。今日は随分お早いのですね」
 二匹を見守りながら別の作業をしていた八意永琳は、蓬莱山輝夜が奥から現れたことに気付いた。
 しかし、二匹は作業に夢中で自らの主の出現に気付く様子はなかった。
「実は宇宙生成キットというのを試作しまして」
「へー、あの箱の中身が?」
 そう言って輝夜は二匹の方に向き直した。
 二匹は相変わらず箱の奪い合いをしながら、何やら様々な粉末を箱に放り込んでいた。
「そうです。実際にはあの箱の内側が宇宙になるのですが」

「これでよし、と」
 鈴仙が箱を閉じ、封をし始めた。その脇でてゐがじっと作業を見守っている。
 封をし終えると二匹は大事そうに箱を部屋の隅に置き、
 そのまま輝夜に気付きことなく部屋を後にしてしまった。
「ふーん。こんな小さな箱の中に宇宙がねぇ」
 二匹が去った後、輝夜が珍しく興味深そうに箱を眺めていた。
「暇つぶして作ったわりには大分時間がかかってしまいました」
「中身はどうなっているのかしら」
 輝夜が箱の封をはがそうとした
「駄目ですよ、姫様。もう中で反応が始まっていますから。開けたら全てが消えてします」
「はいはい、分かったわ」
 輝夜は箱を持ち上げ、軽く振ってみた。
「随分軽いわね。振っても音もしないし。本当に宇宙ができてるの?」
「家庭用に色々軽量化しましたから。でも、確かに宇宙は生まれますよ」
 永琳は結局作業の手を休めることはなかった。
 輝夜はひとしきり箱を弄った後、そっと床に置いた。
「そう。宇宙も結構小ぢんまりとしているのね」




動機V


慧音「ああ、それはパンドラの箱の話だな」
妹紅「パンドラ?」
慧音「古代、神々は火を得た人類に災いを与えるため女性を作ったのだ。それがパンドラだ」
慧音「そして神々は全ての厄災を詰めた箱と好奇心をパンドラに与えたんだ」
妹紅「で、結局パンドラは箱を開けちゃって地上に災いが溢れた、と」
慧音「伝承によるとそうだ」
妹紅「でも、最後にパンドラの箱には希望が残ってたんでしょ」
妹紅「それがよく分からないんだよなあ。何で厄災の中に希望が含まれているんだろ」
慧音「それは伝承が変形してしまったからだ」
慧音「実際に箱の中に最後に残ったのは未来視に関する災い、とされている」
妹紅「未来視?」
慧音「未来を知ってしまうという災いだ」
慧音「これが箱に留まったから人間は未来に対する盲目的な希望を持つことができた、とされる」
妹紅「ふーん、でも何でそれだけ残ったんだろ」
慧音「ん?」
妹紅「だって数限りない災いが一気に外に出たんでしょ?」
妹紅「なんで未来視だけ残すことができたんだろ」
慧音「まあ、伝承ではパンドラが慌てて箱を閉めたからとなっているが」
妹紅「なんか納得できないなあ」
慧音「あえて言うなら、箱が閉まってしまったからだろう」
妹紅「閉まったから?」
慧音「箱が閉まってしまったら中身が何か分からないだろ?」
妹紅「まあ、そうだね」
慧音「だから分からないものが残ったのさ」
妹紅「分からないものって言うと……、ああ、なるほど。それが未来ってことね」
慧音「ああそうだ。未来は誰にとっても分からないものだからな」




動機T´


 再び紫が口を開いたのは最初の問い掛けから数里歩いた後であった。
「箱の中身が分からない以上、その中に何が入っていても可笑しくはないわ」
 紫の話は物理ではなく心の話である、と藍は合点した。
「古来より見えざるもの、聞こえざるもの、触れられざるものを感じようという行為は
 空想を生み妄想に膨らみ、それを元に予想が練られ仮想が構築され、そして幻想に至ったわ」
「幻想とは知覚し得ないことから生まれたものなのですね」
 紫は出来の悪い弟子を褒めるような、されど何かを押し隠すような複雑な笑みを藍に向けた。
 その笑みは藍にとって嬉しさとともに奇妙な不安を覚え、自分の至らなさについて思いを巡らした。
「閉じられた箱は何時どのような場所であっても知覚せざる空間を生み出すわ
そのような意味で箱は極小の幻想生成装置と言える」
 先ほどの笑みを凍りつかせたまま、淡々と紫は語る。
 何か重要なことをこの主は語ろうとしている、藍の直観がそう叫んでいる。
 藍は身を正した。それを見た紫はゆっくりと一言一言を紡いだ。
「ねえ、藍。何故幻想郷は結界に蔽い尽くされているのかしら?」




動機W


別に私だって生まれつき魔法が使えたわけじゃない。
物心つく前から魔法の修行はやらされたがてんでダメダメだった、ってのが実際の話だ。
当時の私は頭の回転は速いくせに、物覚えは悪いっていう妙な餓鬼だった。
とにかく教わったままのことが出来やしない。
なんとも魔法を使うコツってやつが全く掴めなかった。
そんなある日だ、香霖の奴が妙なものを持ってきた。
それはまだ小さかった私の両手に納まるくらいの小さな古い箱で、
見たこともない文字やら文様やらがびっしりと描かれていた。
香霖が言うにはこれは魔法の箱で、これを持つものは誰でも魔法が使えるようになるらしい。
当時の私はそりゃ喜んだ、これで魔法が使える! ってね。
さっそく一番簡単なくせに全く上手くいかなかった灯りの魔法を試してみた。
そしたら光の玉が、ぼう、と浮かび上がってな、あの時の喜びったらなかったぜ。
それから今でできなかった初歩魔法を片っ端から試していった。
それが尽く上手くいくもんだから、もう天にも昇る気持ちだったぜ。
それで教えてもらった初歩魔法を粗方使えるようになったくらいの時だ。
何とはなしに、この魔法の箱の中身が気になってきたんだ。
でも香霖からは、箱は絶対に開けてはいけない、開けたら魔法が消えてしまう。
って散々脅されたから、その時までは箱を開けようとは全く思わなかったんだ。
でも、一度気になったら最後だった。
箱の中身が気になって気になってしかたない。
というより、魔法を使うというメカニズム自体が気になってしかたなかったんだ。
そして、ある日だ。その日のことは今でも覚えてる。
もうどうしても好奇心に勝てなくなって、箱を開けてしまったんだ。
凄い勢いで箱の中を覗き込んだぜ。
そしたらさ、箱の中には何も入ってなかったんだ。




動機X


暇だから何か暇つぶしをしてみせなさい、ですか。
では、タネのない手品などはどうでしょう。
はあ、そうですか。飽きたから他のにしろ、と。
そうですね。他には創作中華くらいでしょうか。
えっ、タネのある手品ですか?
タネのある手品は手品師がやるもので、メイドがやるものではございませんが。
何でも良いからやれ、とおっしゃりますか。
んー、あまり不出来なものをお見せするのは瀟洒の名に傷をつけますし。
ああ、そうですね。では、タネのある手品の話などいかがでしょう?
はい、畏まりました。では私が見た最も驚嘆すべき手品の話を致します。

それは私がとあるサーカス小屋で見た手品師の業です。
この手品師はクローズドマジックの名手でした。
しかし、何より素晴らしいのはショーの最後に披露する手品です。
この手品するためにまず彼は一つの箱を用意します。
この箱の大きさは丁度お嬢様の靴を入れる箱ぐらいでしょうか。
箱の口の広さは人一人何とか立てる位のもので、深さは足首が隠れるくらいしかありません。
彼は台の上に箱をのせ、箱の蓋を開け、軽やかに台の上に登ります。
そして片足を箱の中に踏み込みます。
すると手品師の片足は膝のところくらいまで箱の中に沈み込んでしまうのです。
彼はそれから片足を箱に突っ込んだまま器用にもう片方の足を箱に入れ思いっきり踏み込みます。
今度は彼の両足ともが膝下まで箱の中に埋まってしまうのです。
さらに彼は体をくねらすように動かし、自分の肉体を箱の中へと仕舞っていきます。
このようにして、腰が箱の中に沈み、腹が沈み、胸が沈み、終には顔まで箱の中に沈み込み、
最後に片手首だけが残るのです。
それはさながら、切り落したての手首を箱に添えた前衛芸術のオブジェのよう。
手首は別れを惜しむように観客に向け、ひらひら振ると
器用に箱の蓋を掴み、自らを中に押し込むようにして箱に蓋をしてしまいます。
こうして箱だけがステージに残され、この脅威の手品は幕を閉じるのです。

当時の私にはこの小さな箱に手品師が収まる様が不思議でしかたありませんでした。
この箱の中にどの様に彼が収まっているか、どうしても知りたいと強く思ったのです。
そこで、ある日この手品が終わった瞬間に思い切って時間を止めたのでした。
私は一目散に箱へと向かいました。
全てが停止したステージに立つと目の前にはあの脅威の箱が存在してました。
自分の体積の数倍もある人間を飲み込む箱。
一体この箱の中にはどのようにあの手品師は仕舞われているのか。
私は胸の高鳴りを押さえ込みながら、箱の蓋をゆっくり開けました。
蓋が箱の中に作る薄い影が徐々に消えていきます。
そして、箱の中の全貌が露になりました。
そこには何もありませんでした。




動機T´´


「幻想郷が箱であると、装置であると仰りたいのですか」
 藍は結論を先回りした、そうせざるおえなかった。
「幻想郷は外界での居場所をなくした幻想達のために作られたと聞きました。
しかし、幻想郷が装置であるというならば順番が逆ではないですか!」
 紫は黙って藍の言葉を聴いている。
「我々は確かに存在していたのです、そして此処へ辿り着いた。
決してこの結界で組まれた箱の中に生じた空想などではありません!」
「悲しいわ」
 紫はやはり笑っていた。それが絶望であると藍は気付いた。ゆえに藍も絶望を感じた。
「幻想が自らの実在を語る。実存に思いを馳せる。このような有り方がかつてあったかしら」
 一呼吸置き、本当に儚く笑い、紫は発する。
「まるで人間の考えだわ」
 決定的な一言であった。
「……我々は、誰かの空想なのですか。この箱を……、この箱を外より観察する何者かの!」
 藍は叫んだ。だが、その声は虚空に飲まれるように響かずに消えた。
 紫は虚空を見上げ、ただ儚く呟く。
「最早我々は幻想の様を取り繕うこともできないのね」
 藍ではなくこの場にいない何者かに哀願するように言葉を吐き出す。
「再び天を開き、虚に戻すのですね」

 紫は歩き始めた。藍はうつむきながら半自動的に彼女の後を追う。
 晩秋の空気は肌寒く、大気の乾きがそれに寒さを倍加させていた。
 雲の間から顔をのぞかせる日も弱く、直ぐ雲に隠されてしまう。
 辺りは静まり返り、色づいた葉の地面に落ちる音とそれを踏みしめる二つの足音のみが響いた。
「春が来るといいわね」
 紫は何の感情もなく言葉を漏らした。
 藍は答えなかった。
 いよいよ静けさは極まり、足音すらせず、落葉の音だけが不規則に聞こえてくる。
 それは世界の静止する寸前のような光景であった。



動機W´


箱を開けたその日から、私は魔法が使えなくなった。
泣いたな。
箱の魔法が消してしまったという後悔ともう二度と魔法が使えないっていう絶望と。
この二つでもう頭ん中がぐっちゃぐちゃになっちゃって、わけが分からなくなって、わんわん泣いた。
それから私は香霖に泣きついたんだが、全く相手にしてもらえなかった。
あの野郎、自分で考えろなんて言いやがった。
それで二進も三進もいかなくなった私は、その日からひたすら考えた。
魔法の箱の中身を、魔法を復活させる方法を、そして魔法とは何かを。
考えて考えて、もう駄目だー、ってどん底まで落ち込んで、結局諦めきれずにまた考えて
そんなこと繰り返し、考えて考えて考え続けたある日のことだ。
その日、私は三日三晩寝ずに魔法とは何かということを考えていた。
だが結局何も思い浮かばぬまま夜が明けはじめ、徐々に空が白じんできた。
地平線から太陽が顔をのぞかせ、強烈な陽光が目に飛び込んできたとき、
電撃のような閃きが浮かんだ。
それは箱の中身の正体で、結局のところ魔法を復活させる方法で、つまり魔法とは何かということだ。
私は魔法を使っているとき、あの箱の魔法を心から信じていた。
あの箱を中身が空だと知ったとき、私は何を信じたらよいか分からなくなった。
つまりそういうことなんだ。
信じるということ、それだけが唯一つ魔法にとって必要なこと。
私は目を硬く瞑り、心を澄ませ、信じた。強く信じた。
自分を、自分の力を、自分の辿った軌跡を、自分の辿りついた結論を。
目を開くと日の出の光に負けない光が目の前に浮かび上がっていた。
灯りの魔法だ。私が本当に初めて使った魔法だ。

結局のところ箱の中身は空っぽだったけど、確かにきっちり詰まっていた。
そしてそれは今、私の中に詰まっている。





動機U


 輝夜は箱への興味を早々に失せてしまい、さっさと部屋から出て行った。
 残ったのは永琳だけである。
 永琳は作業の手を止め、箱を持ち上げた。
 箱に頬をつけ、聴覚に意識を集中させる。
 音はしないが永琳の聴覚と触覚はエクサヘルツ帯の振動を仄かに捉えていた。
 どうやら反応は順調に進んでいるようだ。
 永琳は箱を抱きながら、この箱の中の宇宙で生まれる様々な事象に思いを馳せる。
 この箱の中の宇宙では一体どのような物理法則が世界を支配するのだろうか。
 この箱の中の宇宙では何が人間と呼ばれるようになるのだろうか。
 それらは死を恐れ怯えるのだろうか、それとも永遠に蝕まれるのだろうか。
 それら孤独を愛するのだろうか、それとも繋がることに愛を見出すのだろうか。
 永琳は珍しく自分が浮ついていることに気付いた。
 それを落ち着かせるように、愛しむように箱を撫でる。
 そして、永琳は心からの祝福を送った。
 今此処に生れ落ちんとす宇宙へ、そこに生ず世界へ、
 やがて現れる存在へ、そして紡がれる物語へ。

やりたかった事をやりたい様にやれるだけやった感じです。
それっぽいなあ、と感じて頂ければ幸いと思っております。
xexon
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2006/10/28 07:02:43
更新日時:
2006/10/30 22:02:43
評価:
0/0
POINT:
0
Rate:
5.00
1. 8 as capable as a NAMELESS ■2006/10/29 01:53:27
巧いな。主題は全部大体一緒なのか。
2. 3 箱根細工 ■2006/10/30 17:09:48
さほど。
3. 10 セノオ ■2006/11/01 11:33:33
最初に読む作品はタイトルで、と選んでみました。
内容の方向性はすぐに見当がつきましたし、案の定予想していたメタなものでした。

そして予想以上におもしろかった。

誰もが考えていたネタを、最良の形で汲み上げて纏め上げた作品だと思いました。
王道的な題意の解釈は逆に新鮮で、読んでて安心半分、幻想の存在の危うさにで不安半分。
いい感じに操られたので、気分がいい!
4. 6 らくがん屋 ■2006/11/02 16:14:07
咲夜の話のオチを教えてけれ。
「それっぽいなあ」と思ってしまった時点でこっちの負け。なのでこの点数を。
5. 2 床間たろひ ■2006/11/02 22:02:09
うーん纏まりがないなぁ。魔理沙の話は素直に良いと思えるけど、他はシュレディンガーだけだし(あ、あとパンドラか)
不確定性についての議論は、すでに頭蓋という箱に収められた幻想を観て生きている私達にとっては今更な話で、箱を開けたら脳の変わりにチップが入っていたとしても、まぁそれがどうしたって話な訳で。
あぁつまりこの枠に収められた話そのものが混沌であり宇宙そのものであると、つまりはそういう訳ですね(違います)
6. 5 椒良徳 ■2006/11/03 12:46:51
なんとも不思議な作品ですね。いろんなアイデアがでてくるものだ。
さて、無粋ではありますが一点。
>箱の魔法が消してしまった
という誤字を発見しました。ご投稿の際にはもう一度確認を。
7. 6 74 ■2006/11/03 22:56:12
どうまとまるか期待してたが放置か……。
8. 4 爪影 ■2006/11/07 04:38:03
 それはまるで合わせ鏡のようであり――鏡は悟りの具にあらず、迷いの具なり。
9. 3 おやつ ■2006/11/08 20:32:54
ふむぅ……
こいつらだったら箱の外に飛び出して、こっちの鼻っ柱を圧し折ってくれるくらいしそうだと思うのは私だけでしょうか?w
自分が己ですらないという自覚は恐ろしいです。
10. 5 Fimeria ■2006/11/10 06:34:30
読みにくいところも無く、話のネタもよく解ります。
分け方は少し違和感を感じましたが、こういうやり方も有るのでしょう。
全体的に楽しめました。しかし、何処か味気が無い。
偉そうに何を言っているのかと思うところもありますが、これが素直な感想です。
11. 9 つくし ■2006/11/10 20:41:35
面白い。「箱」そのものを問うSSとして文句なく面白かったです。掌編を並べる順番がこれ以外にはないだろう、と思わされるあたりにもセンスめいたものを感じます。
12. 3 2:23am ■2006/11/11 00:19:03
光の糸は箱の中で交差して、逆さまな像を紡ぎ出す。カメラですかな。もうちょっとわかりやすい線ならなおよかったですね。
13. フリーレス サカタ ■2006/11/11 23:17:40
「それっぽいなあ、と感じて頂ければ幸いと思っております」
って、それっぽいではだめです。SSコンペですから、ショートストーリーで、さらに読者に伝える努力をしないといけないと思います。
14. 2 たくじ ■2006/11/12 22:10:35
何だかよくわかりませんでした。もしかして箱の中の宇宙が幻想郷ということなのでしょうか?
個々のエピソード、魔理沙が魔法を使えるようになる話なんかは好きですけど。
15. 3 藤村うー ■2006/11/13 02:18:50
 これは合作なんじゃないだろうか……。
 書式が統一されていませんし、それにあえて乱す意味もない気がするのですが。「」の前に名前とか、ひとつのシーンだけそうなっていると誰か別のひとが書いたんじゃないかと邪推したくなります。別々に書いたように見せかける、にしても「」前の名前はどうも気になりました。
 また、紫はあんまし悲観的にならない気もしますし、装置としての意味も含めた幻想郷が好きなんじゃないのかなあとか思いました。
 それか、紫と藍が言ってるのはキャラリセットのことなのかなあ、と思ったりも。
 魔理沙と永琳のくだりは好きなのですけど。
16. 3 翔菜 ■2006/11/14 12:05:29
それぞれの話が面白く、何となく言わんとしてる事もわかるような気がしないでもないのですが「それっぽいなあ」と感じてそれで終わってしまって、どこかがぽっかりと空いてしまったような。
それぞれの話が繋がってるのか、繋がっていないのかもイマイチよくわからない、とそれは僕が理解し切れていないだけのようにも。

どうにもこうにも、申し訳ない。
17. 8 ■2006/11/15 17:13:07
開けられた箱にはそのうち新しい中身が入れられて、蓋が閉じられる時が来る。幻想の箱が開く時を、そして閉じる時を楽しみに待つとしましょう。
18. 3 反魂 ■2006/11/15 18:15:27
タイプミスかもしれませんが、「かしこましました」「せざるおえなかった」など、初歩的な日本語の誤用が多いのが致命的です。メッセージ性もパンドラやシュレーディンガーの寓話そのままでしかなく、肝心の作者様自身の『考察』が見えてきません。やや唐突な藍の絶叫と紫の問答に何かしら意味が篭ってるようですので、出来ればそこをもっと引き延ばして欲しかった。それであればもう少し読み取ることも出来たのですが、この状態では、コメントの仕様が無いとしか言いようがありません。同人創作とは蓋し「自分のやりたいように」というモノとはいえ、「作者さえ分かってればいい」というのは意味の履き違えでしかないでしょう(因みにこれは、後書きの一文に対する私の考えでもあります)。

個々の「小話」は、「見るべきものはあれど選ぶところも無し」といった感じです。一つ一つに巧さは感じるものの、帰結するメッセージが似たり寄ったりで、あまり効果的に働いていない印象。故にその意味では、もう少し引き立たせようがあった作品だとも思いました。願わくば、もう少し長尺で精緻な完成形を読みたかった。
19. 4 いむぜん ■2006/11/15 21:02:21
お題の通りの考察と小話。
基幹は見えない箱の中身。 でも、ただあるだけ。
20. 6 ABYSS ■2006/11/16 14:19:42
う〜ん、解釈が難しい…。
煙に巻かれた感がありますね。少なくともストレートな話ではなかったので、人を選びます。
個人的には凄い好きなんですが。
21. 8 blankii ■2006/11/16 21:07:05
面白かったー、と思います。例え空虚な箱であろうとも、観察者が在る限り悲劇とも喜劇ともつかない、とか(勝手に)解釈しました。
22. 6 雨虎 ■2006/11/17 15:27:55
それぞれを読んでいっても、全体を考えても
色々な解釈のできる作品だなと感じました。
こういうの嫌いじゃないですよ。
23. 1 人比良 ■2006/11/17 20:11:58

考察と銘打つならば、名だけでも結果の章が欲しかったです。
24. 5 K.M ■2006/11/17 21:04:06
とりあえず「宇宙生成キット」で某青猫型ロボットの道具を思い出した。
それにしても、話の「繋がり」がよく分からない…
何か致命的な見落としをしているのか、それとも……
25. 4 目問 ■2006/11/17 22:21:42
 分かったような分からなかったような。それっぽいとは思います。
26. 4 時計屋 ■2006/11/17 23:19:35
箱を中心にして繋がる小話という仕組みは良かったのです。
ただ小話の一つ一つはちと練りこみ不足かなぁ、と思います。
27. 4 しかばね ■2006/11/17 23:38:26
ドラえもんにもありましたね、宇宙を作れるキットの話。
箱の中の宇宙は、どんな世界になるのでしょうか?
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