box in the cafe terrasse

作品集: 最新 投稿日時: 2006/10/28 08:56:36 更新日時: 2010/11/07 16:40:52 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00
 




 宇佐見蓮子が待ち合わせに遅れるのはメリーの中で確定している原理であり、彼女が待ち合わせ通りの時間に現れたとしても、それがすなわちメリーがさんざん命じている遅刻の改善が功を奏したものだと諸手を上げて喜ぶことは出来ない。
 現実はかくも非情であり、翌日にはまた相も変わらず待ち合わせの三十分後に現れるという結末に見舞われる。
 だから、待ち合わせの時間より早く蓮子がいつもの席に腰かけていたとしても、驚きこそすれ、決して褒めることはすまいとメリーは心に決めていた。
 こほんと咳払いをし、平静を装って向かいの席に座る。
 蓮子がにこにこと笑っているのは、メリーが遅れてきたからに違いない。蓮子ともあろうものが、随分と俗物じみたものねと心の中で揶揄する。
「遅刻、遅刻したの? ねぇ、メリー、メリーってばー」
 テーブルに置いた袖を盛んに引っ張る。
 その子どもじみた仕草が実に彼女らしく、メリーもつい気を許しそうになるけれど、ここで流されたらいつもの展開だと心を引き締める。
「遅刻じゃないわよ。時間通りに来たら、蓮子が先に着いてたの」
「でも、私より後に来たことに違いはない。でしょ?」
 蓮子はどうあってもメリーを負かしたいようで、メリーも意地を張る必要はないかと思い始めていた。このまま意固地に遣り合っても、お腹は減るわカフェに迷惑は掛かるわお腹は空くわで、何も得るものが出来ない。
 メリーは人差し指でこめかみを撫で、面倒くさそうに言った。
「……そうね、遅刻した、私は遅刻しました。あろうことか、いつもいっつも待ち合わせに遅れてくれる蓮子より後にカフェに入るという、人類史上未だかつてない愚行を犯しました」
 はい、これでいいわね、と乱暴に切り捨て、メリーは右手を挙げて店員を呼ぶ。
 ぽかーんと口を半開きにする蓮子をよそに、サテライトアイスコーヒーひとつ、などという大宇宙的な注文を告げていた。
 

 


 お決まりのやり取りも終わり、気が抜けた二人は弛緩した会話に没入する。
 昔に流行ったアニメの主人公を描いたら何故かメフィストフェレスじみた物質を召喚しそうな魔法陣になっていたり、新作のケーキに使われている材料の出自を探っていたら卵が先か鶏が先かという古典的な話題にすりかえられていたり、退屈だが、飽きない話し合いが続いていた。
 けれども、二人が営むサークルのこれからを話すことは怠らない。
 秘封倶楽部。
 この世界のあちこちに点在する結界の境目を探り、あわよくばその裏側を垣間見ようという目的をもったサークルの活動内容は、時に過酷を極め、時に胃が膨れ、時に腹がもたれる。
 それというのも、そこかしこに摩訶不思議がころころ転がっている訳でもないから、通常はカフェテラスやら喫茶店やらであれこれ姦しく議論しながら女の子らしくスイーツに夢中、という末路に至ることもしばしばあった。
「今日は、特に目ぼしい情報もなく?」
 人工衛星特注のサテライトアイスコーヒーを流石にこの地上で飲むことは叶わず、メリーは渋い顔をしたまま通常のアイスコーヒーを啜っていた。
 蓮子も、苦い顔をしながらレモンスカッシュを飲んでいる。
 なんで苦い顔をしてるんだろう、と思ったが、苦々しく思っているのはメリーの言葉のせいかもしれない。得心がいった。
「メリーが、何をもってして無いという結論に至ったのか見当もつかないんだけど……まぁ、確かにないと言えばないんだけど、実はこんなものを用意しておりまして」
 どん、と白いテーブルクロスの上に、何やらいわくありげな箱を載せる。
 ぱっと見は、ケーキを包むような純白の箱である。丁寧に赤いリボンまで施されており、これはどうみても誰かに贈るプレゼントとしか思えなかった。
 加えて、蓮子は自分にプレゼントを贈るという悲しい人格を背負った宿命の女性であるはずもないから、これはすなわち対面の席に座っているメリーにあてられた贈り物ということになる。
「え……?」
 照れる。
 今日は何の日だったろう。
 誕生日、違う、二人が初めて出会った日、でもない、というか詳しいく覚えていない、蓮子の誕生日、だとそれは蓮子が悲しい宿命を以下略の女の子になってしまうから考えにくく、とりあえずあれこれ試行錯誤するよりか蓮子に直接尋ねた方がいいという帰結に至った。
 蓮子には負けるが、メリーも物事を深く考える性質である。
 言葉を変えれば、夢見がちと呼ばれることもあるほどに。
「あの、蓮子……それは、なに?」
 カフェテラスに堂々と市販のケーキを持ち込む者も珍しい。それでなくても、明らかにそれと分かる箱の出現に、全く関係のない客の注目も集めるという予想外の事態に陥ってしまった。
 にふふと不気味に笑う蓮子は、おもむろにリボンを解き始める。
「ふふ、覚悟しなさい……これは、ただの箱ではありません。メリーが大好きで大好きで仕方のないケーキでもありません」
「そんな中毒症の人間みたいに言わなくても……て、ただの箱じゃなかったら、つまるところ何なのよ。もったいぶらないで教えなさいよ」
 なかなか真相を切り出さない蓮子に、メリーの苛立ちは募る。
 その沸点を慎重に計り、蓮子はとうとう箱に関する告白をした。
 がさごそと物音がする。
 メリーは、あえて聞かなかったことにした。
「これは、シュレーディンガーの箱のモデルなのよ!」
 どーん! とテロップが出そうな勢いだった。
 箱はがさごそと揺れている。
 聞こえない、聞こえない。
 蓮子がテーブルを叩きながら何を口走ったのかも聞こえないことにしたかったが、聞こえなかったと言うときっと同じことを何度も言い直して結果的にがさごそがさこそと喧しいからやっぱりどうにもならない気がする。
 ため息も出なかった。
 初めにプレゼントだとか妄想した脳に鎮静剤を打ってやりたい。
 あと蓮子にも。
「……思考実験は、頭の中でやってもらえる?」
「実験だからこそ現実として認識しなければならないのであり」
「御託はいいから、箱の中にいる猫を解放しなさい。可哀想だから。泣くから」
 主に自分が。
 しかし、蓮子は何故か不思議そうに箱の外壁を抱えている。
 メリーの言葉に、何か引っかかるところがあるようだ。
「……メリー、何を言ってるの?」
「それは私の台詞ということで見解は一致してるけど」
「中に入ってるの、猫じゃないわよ」
 がさごそ、がさごそ。
「……え?」
 ずるずる、わさわさ。
 しゃー。
「いまシャーって言った!」
「そりゃ言うわよ。蛇だし」
 蛇かよ。
 蓮子が何故当たり前であるかのように佇んでいるのか、メリーは全く理解出来なかった。エルヴィン・シュレーディンガーの意図を汲んで頑として猫を入れるんだ! と思い切らなかっただけ幸いかもしれないが、猫に幸いでもメリーには有害だった。
 無論、話を聞いていた客が一斉に避難を開始する。
 もしかしたら、避難訓練も蛇や蜘蛛を用いれば真に迫った訓練が出来るんじゃないか、と半ばどうでもいいことを考えるメリーだった。
「でも、放射性物質も青酸ガスも出ないから安心して。死んじゃうし」
「そうね、死んじゃうもんね」
 この期に及んで淡々と解説を続ける蓮子も本物だが、彼女に付き合って地獄の果てまで付いて行こうと脂汗を流しながら決意を固めているメリーもなかなかの逸材だろう。
 秘封倶楽部が、二人でひとつと言われる所以である。
「で、これをモデルにして観測実験もしたいんだけど、それをメリーの部屋でやってみるのはどう?」
「お断りします」
「じゃあ決定ね」
「やめて、蛇は嫌いなの、ほんとにやめて。臭いが付くし、爬虫類だし、だからって蛙や蜘蛛がいいってわけじゃないのよ。とにかく他人の部屋で量子力学の実験に勤しもうという神経が間違っているのであって、あ、これは別に蓮子の人格を否定しているわけじゃなくて――」
「メリー」
 蓮子が、慌てふためくメリーに優しく微笑みかける。
 その聖母にも似た笑みを受け、メリーは不意に言葉に詰まらせる。蓮子は、それを見計らってメリーの後ろをゆっくりと指し示す。
「店長さん」
「あ」
 お客さん、他のお客様と主に私が迷惑しているので、早急にお引取りを……





 とぼとぼと帰る路地は夕焼けに染め抜かれ、オレンジの道を丹念に踏み締めながら歩いて行く。
 蓮子は相も変わらずがさごそと蠢き回る謎の箱を抱え、メリーはしゃぼくれている蓮子を慰めながら共に家路を急ぐ。
「しばらく、構内のカフェには寄れないわね……あーあ、新作のケーキ食べたかったなぁ……」
「……それは、ごめんって言ってるじゃない」
 学者はいろんなものを犠牲にしないと生きていけないのよ、と負け惜しみの台詞を吐く。それと知りながら、メリーははいはいと挑発するように繰り返す。
 蓮子も、一時は子どものように頬を膨らませていたが、時が経つにつれ、場違いな怒りも霧散したようだった。
「……毒蛇だったからだめだったのかな」
「衛生上の問題に決まって……いま毒蛇って言った?」
「ガラガラヘビがよかったんだけど手に入らなくて」
 マムシでごめん、と何故か謝罪する。
 蛇もしゃーしゃーと咆える。
 怖い。
「……えーと、燃えるごみはあっちだけど……」
「動物の死体は燃えないごみじゃなかった?」
 どっちでもよかった。
 蓮子が如何なる手段を用いてマムシを採取したかはともあれ、問題は蓮子がいつまでシュレーディンガーのマムシを抱えているかである。
 メリーは恐怖した。
 まさかと思うが、まさか、自分の家で実験を行うなどということがあり得るのか。
「……いつまで持ってるのよ、それ」
 聞いてみた。
 蓮子は、しばらくうんうんと唸りながら適切な回答を模索し、ようやく答えを導き出せたのか、箱のふたをぽふっと叩きながらおもむろに告げる。
 マムシっ子が飛び出しかけていた。
 超怖い。
「あ、これ?」
 メリーは蓮子のやや後方に立ち、面白がって箱を押し付けようとする拷問に耐えながら彼女の答えを待つ。
 そして、蓮子は言った。
「マムシの蒲焼き、美味しいと思う?」

 知るか。





 
おいしいよ?



(コメントレス追加)



 数多くの採点・感想をありがとうございました。
 ご覧のように、この作品は多くのやおい成分で出来ています。
 あれ、そんな描写あったっけ? と思われた方。あるいはピンと来た方もいるかと思います。
 そうです。
 店長×ヘビの、種族を超えた禁断の愛。
 なんでも首を絞めたりするソフトSMプレイもあるそうですよ。卑猥。
 秘封世界もここまできた。日本はどうなってしまうのか。
 知るか。



 以下、コメントのレスポンスです。



・ルドルフとトラ猫さん
>しるか

 私もよく知りません。
 でも、蒲焼きにすればなんでもおいしくなるような。
 多分タレとか大事。

・反魂さん
>シュレーディンガーの箱ちゃうわ、そら只のびっくり箱やないかい(関西突込
>中のマムシは、まあ無視で。なんてアホなこと言うてはりまっせ。
>シュレーディンガーの箱はどれ? しょれーでぃんがなー。
>ああもう。

 ああもう、蓮子は可愛いですね。
 実は、中に入っているのはただのヘビじゃないのかもしれません。ミドガルズオルムとかムチャリンダとか青龍とか。

・as capable as a NAMELESSさん
>怖い。

 小学生の頃、ヘビに草を突きつけてたら襲い掛かってこられたので全力で逃げて激しく転びました。超怖かった。

・らくがん屋さん
>ヤマ無しオチ無しイミ無しは、登場キャラ好きじゃないと読むのキツイよね

 私はあんまりそうでもないのですけども。
 あなたがそうでなかったのは、残念です。

・VENIさん
>作風と言ってしまえばそれまでだとは思うんですが。
>いちいち回りくどい表現がまとわりついて読みにくかったです。
>そのせいか、どっちが喋ってるのかよくわかんなくなることも結構ありました。
>シュレーディンガーの箱というものについて知らないためか、
内容もわからなかったです。

 申し訳ありません、シュレーディンガーの説明に関しては事細かに説明している時間の余裕がなかったため、割愛致しました。
 また、長文は完全に私の趣味です。その上でなおかつ面白くて意味の通る、あるいは通らないにしても何だか面白い文章が目標のような気もするので、まだまだその域には達していないと思い知りました。ありがとうございます。

・床間たろひさん
>前に喰った蛇は生臭かったっす……

 お疲れ様です……。
 皮の部分など、けばけばしい彩色のヘビはなかなか辛いものがありますね……。

・近藤さん
>何気ない日常の一コマ、といえば聞こえはいいのですが、
>正味なところ、この話で何がやりたかったのかなぁ、というのが。
>最後まで突っ切ってくれたのならまた別の展開が待っていたのかもしれませんが、
>このままではあまりにも尻切れトンボ。
>文章も、悪くはないのですがもう一息、静と動のメリハリをきかせてほしかったところ。

 時間がありませんでした……。
 出来ればもう一回くらい捻りたかったものです。シュレーディンガーに関係した何かしらで。
 この作品は、秘封と箱で書いてみよう、と思い立って書いたものです。
 世の中そんなにヤマもオチもない、という暗喩なのかもしれませんと今考えました。

・椒良徳さん
>マムシが美味いわけあるかよw
>ミスティアまじ乙。

 乙。
 シマヘビで作るお酒は、ヘビのお神酒といったところなのでしょうか。
 あるいはミドガルズオルム酒とか。

・箱根細工さん
>おいしくなかったです。

 左様でございますか。
 それは、とても残念です……。

・nnさん
>雰囲気は良かったと思います。

 雰囲気大切ですね。
 大抵のことはなんとなく誤魔化すことができますから。

・爪影さん
> 食べた事が無いので食べてみたいですね、蛙とか蜥蜴とかも美味しそうとか思ったり。
> 一応、鰐なら食べた事があるのですが……まあ兎も角、マムシは逃がしてやりなさいな、お二人とも。

 鰐ですか。
 鰐皮じゃなくて鰐の本体ですか。凄い。
 私は雀なら。
 本当に小骨が多かったです。
 あとマムシを逃がすと大騒ぎになります。きっと。

・翼さん
>箱を噛み破ったそこににっくき人間の腕があるか、それとも蒲焼きのための炭火があるか。それは、箱が噛み破られるまで蛇には判らない。
>…いや、紙の箱じゃ危ないですって、蓮子さんや。

 壁の間に下敷き挟んでるので大丈夫だそうです。
 そも、紙箱ごと焼く、という選択肢もありますよね。
 まああるだけなんですけど。

・ABYSSさん
>軽妙な会話と読みやすい流れ、いい感じですよー。
>まあいろいろ個人的に凹むポイントがありましたが、作品自体には罪はありません。
>この手の日常話は落としどころが難しいんですけど、私的には上手く落としたなーとおもいます。

 ありがとうございます。
 へこんだ部分に関しては、お察しします。それと想起させてごめんなさい。
 落ちは難しいです。落ちのない人生送ってますから。
 というか人生が落ちたら死にますよね。多分。

・たくじさん
>この短い話の中、特に盛り上がる部分もないように思いました。
>単なる二人の日常でしょうか?

 そうです。
 盛り上がりに欠けたのは反省点です。単なる日常をさも面白おかしく書くことが当面の目標でありますから、これからも邁進したいと思います。

・サカタさん
>ちょっと感想は書きにくいです。
>日常風景で盛り上がりがないので…

 残念です。
 これが彼女たちの日常で、それを楽しんで頂ければと思ったのですが、まだまだです。

・Fimeriaさん
>本当にこの蓮子は公式のイメージを侵食する勢いだな。
>なんて思いつつディスプレイを汚してしまった俺は負け組ですね、人生の。
>素敵なレンコンでした。

 ありがとうございました。
 蓮子さんは基本的に無茶な方だと思っているので、私の中では常にこんなです。
 イメージは一定しません。みなさんがそれぞれの形で彼女たちをイメージして頂ければと思っています。

・いむぜんさん
>もう一ひねり欲しいかなぁ。変な蓮子とツッコミのメリーが定着しているのは果たして誰の所為か?
>つか食うのか。いや、さばくのか。

 蓮子はわざとやっている可能性もあるので何とも言えません。
 ボケとツッコミに分かれた方が、淀みなく会話を続けられる傾向にあるようです。そのために、片方が過度にボケたり過度につっこんだりしているわけですが、それが冗談なのか天然なのかは読まれる方々の物差し次第だったりします。
 ヘビは、食べます。
 アリが。

・おやつさん
>猫が可哀想だから蛇w
>マムシって美味しいんでしょうかねぇ……
>それにしても、いいメリーさんでした。
>コレまで苦労したことでしょう。これからも是非苦労してください。
>貴方しかいませんよ、蓮子さんの相方なんて務まるのは。

 残念ですが、蓮子の嫁は私です。
 あれどっちだっけ。
 ああ、メリーが私の嫁なのか。
 納得しました。

・翔菜さん
>おいしいのか?

>なんかもう本当にくだらなくてどうでもいいありふれた日常……なわけがないけど、メリーの方が遅れたぜ箱だ蛇きしゃーってだけなのにそれがどうにも良い感じ。
>特に2人の会話が面白い。

 ありがとうございます。面白いと言われることが最上の喜びです。
 本当にどうでもいい話です。これと言って何でももない話です。
 それでも、十年後に彼女たちが昔のことを思い出した時、ふと頭の中によぎる日常であってほしいのです。

・blankiiさん
>お、沖縄の方ですか?(偏見) 我が家の近くではアオダイショウが精一杯ですよ。学問には犠牲を厭わない蓮子怖ぇ。

 怖いですね、蓮子。
 蓬莱の薬も飲んじゃうそうですからね。
 そしたら私の方が先に逝っちゃいますよ。どうしましょう。
 それと、東北の出だったりするためかアオダイショウが近くの公園に出て大騒ぎになったりしました。
 ちなみに食べませんでした。

・つくしさん
>もうバカバカしすぎて批評の言葉も思いつきません(誉め言葉)。なんだろうこの、ナナメ45度くらいからこちょこちょと笑いのツボを刺激される感覚。

 ありがとうございます。
 激しい笑いは誘わないタイプのギャグしか書けません。
 これをギャグと読んでいいかも曖昧なのですが、ジャンルはそもそもあてにならないのでこれはこういう物語だと思って頂ければ幸いです。

・蒼刻さん
>少し、文章が長くなってしまい、読みにくくなっている部分が見受けられました。
>題材的には面白いのですが、秘宝キャラでなくても成り立つ所が少々不満点。
>もう少し、秘宝らしい部分を見せて欲しかったかなと思います。
>ワケ合って点数は入れられないのですが、自己採点では5でした。

 申し訳ありません、それは癖です。長文でありながら意味の通る面白い文章を書こうとした慣れの果てであり、いわゆる悪癖です。
 この物語に秘封である意義を加えると、たとえば箱という結界の境目をメリーが見てうんぬん、蓮子が一番星を見上げてうんぬん、秘封世界の終末をパンドラになぞらえてうんぬん、実は箱の中に入っているのはミドガルズオルムであり、箱庭の無限性がどうたらこうたらうんぬんかんぬん、と言った具合の話になるかと思います。
 書けばよかったですね。面白そう。
 でも時間があったらあったで書かなかったかもしれません。
 それと、秘宝でなく秘封ですのでご注意を。

・2:23amさん
>そんなところでいきなりそんなものを出す蓮子が最高です。あとマムシは酒に詰めて……

 マムシ酒、飲んだことないですね。
 わかめ酒もないです。飲みたいです。

・人比良さん
>雰囲気と対話が素敵。
>秘封倶楽部の穏やかな世界は好みです。

 ありがとうございます。
 穏やかな、盛り上がりに欠ける話しか書けませんが、楽しんで頂けたのなら幸いです。

・K.Mさん
>もとより蒲焼だけがしたかったんでしょうかね?この変な人はww

 蓮子は世界の不思議なものをあらかた見尽くしてしまったので、もはや何が変なことなのか理解出来なくなってしまったのです。
 だからラーメンに納豆も入れます。

・目問さん
> 食べたのか!
> 軽妙なやりとりでシュレーディンガーをコケにしてくれた本作にはある種の快感すら覚えました。

 猫殺しには反対です。
 だからヘビ、というわけではなく、そのへんはミドガルズオルムと箱庭の関係性を狙ったんじゃないかなあと今にして思います。
 当時のことは忘れました。

・木村圭さん
>毒も薬も入ってない箱の中でしゃーしゃー咆えてるんなら、間違いなくばっちり生きてますね。
>……ただ蛇持ってきてるだけの危険人物じゃん。

 もしあのヘビが合成なのだとしたら、そのヘビは危険でないのでしょうか。
 人間に害を及ぼしかねないものを、完璧に再現してしまうのでしょうか。
 どっちなんでしょ。

・時計屋さん
>いや、あれめっちゃ苦いよ!?
>子供のとき田舎で無理やり喰わされたときの記憶なんで自信はそれほどないですが。
>それはさておき、
>なんか盛り上がる前に話が終わっちゃったみたいな感じでした。
>よい雰囲気が出ていたと思うのでもうちょっと読んでみたかった……。

 お疲れ様です。
 盛り上がる前に話が終わった、とはその通りです。
 時間が皆無でした。
 言い訳です。
 でも、時間が無かったのです。
 それでも完成した以上はこれでこの物語は終わりですから、これ以後はご自由に想像して頂ければと思っています。
 ありがとうございました。



 以上、コメントレスでありました。
 多くの感想をありがとうございます。
 純粋に、書きたいものを書くことが出来て楽しかったです。
 その上での評価を受けることが出来たのも、幸いです。

 こんぺに参加された皆様、お疲れ様でした。
 素敵な物語を、ありがとうございました。
 次の機会があれば、また新しいものを見せることが出来ればと思います。私がやらなくても、きっと他の誰かが新しい東方や秘封の世界を映してくれると思いますけれども。

 それでは、藤村流でした。
藤村うー
http://www.geocities.jp/rongarta/index.html
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2006/10/28 08:56:36
更新日時:
2010/11/07 16:40:52
評価:
0/0
POINT:
0
Rate:
5.00
1. 6 ルドルフとトラ猫 ■2006/10/28 01:13:33
しるか
2. 5 反魂 ■2006/10/30 04:08:46
シュレーディンガーの箱ちゃうわ、そら只のびっくり箱やないかい(関西突込
中のマムシは、まあ無視で。なんてアホなこと言うてはりまっせ。
シュレーディンガーの箱はどれ? しょれーでぃんがなー。
ああもう。
3. 7 as capable as a NAMELESS ■2006/10/30 15:12:32
怖い。
4. フリーレス らくがん屋 ■2006/10/30 17:16:47
ヤマ無しオチ無しイミ無しは、登場キャラ好きじゃないと読むのキツイよね。
5. フリーレス VENI ■2006/10/31 00:30:32
作風と言ってしまえばそれまでだとは思うんですが。
いちいち回りくどい表現がまとわりついて読みにくかったです。
そのせいか、どっちが喋ってるのかよくわかんなくなることも結構ありました。
シュレーディンガーの箱というものについて知らないためか、
内容もわからなかったです。
6. 3 床間たろひ ■2006/10/31 21:41:56
前に喰った蛇は生臭かったっす……
7. 2 近藤 ■2006/11/02 01:00:09
何気ない日常の一コマ、といえば聞こえはいいのですが、
正味なところ、この話で何がやりたかったのかなぁ、というのが。

最後まで突っ切ってくれたのならまた別の展開が待っていたのかもしれませんが、
このままではあまりにも尻切れトンボ。
文章も、悪くはないのですがもう一息、静と動のメリハリをきかせてほしかったところ。
8. 3 椒良徳 ■2006/11/03 16:11:07
マムシが美味いわけあるかよw
ミスティアまじ乙。
9. 2 箱根細工 ■2006/11/07 04:39:47
おいしくなかったです。
10. 4 nn ■2006/11/09 12:41:01
雰囲気は良かったと思います。
11. 6 爪影 ■2006/11/10 15:13:17
 食べた事が無いので食べてみたいですね、蛙とか蜥蜴とかも美味しそうとか思ったり。
 一応、鰐なら食べた事があるのですが……まあ兎も角、マムシは逃がしてやりなさいな、お二人とも。
12. 8 ■2006/11/11 17:28:44
箱を噛み破ったそこににっくき人間の腕があるか、それとも蒲焼きのための炭火があるか。それは、箱が噛み破られるまで蛇には判らない。

…いや、紙の箱じゃ危ないですって、蓮子さんや。
13. 7 ABYSS ■2006/11/11 23:33:25
軽妙な会話と読みやすい流れ、いい感じですよー。
まあいろいろ個人的に凹むポイントがありましたが、作品自体には罪はありません。
この手の日常話は落としどころが難しいんですけど、私的には上手く落としたなーとおもいます。
14. 3 たくじ ■2006/11/12 21:51:03
この短い話の中、特に盛り上がる部分もないように思いました。
単なる二人の日常でしょうか?
15. フリーレス サカタ ■2006/11/12 22:16:57
ちょっと感想は書きにくいです。
日常風景で盛り上がりがないので…
16. 8 Fimeria ■2006/11/14 23:20:55
本当にこの蓮子は公式のイメージを侵食する勢いだな。
なんて思いつつディスプレイを汚してしまった俺は負け組ですね、人生の。
素敵なレンコンでした。
17. 4 いむぜん ■2006/11/15 21:20:05
もう一ひねり欲しいかなぁ。変な蓮子とツッコミのメリーが定着しているのは果たして誰の所為か?
つか食うのか。いや、さばくのか。
18. 3 おやつ ■2006/11/16 00:28:21
猫が可哀想だから蛇w
マムシって美味しいんでしょうかねぇ……
それにしても、いいメリーさんでした。
コレまで苦労したことでしょう。これからも是非苦労してください。
貴方しかいませんよ、蓮子さんの相方なんて務まるのは。
19. 5 翔菜 ■2006/11/16 06:00:31
おいしいのか?

なんかもう本当にくだらなくてどうでもいいありふれた日常……なわけがないけど、メリーの方が遅れたぜ箱だ蛇きしゃーってだけなのにそれがどうにも良い感じ。
特に2人の会話が面白い。
20. 6 blankii ■2006/11/16 21:14:06
お、沖縄の方ですか?(偏見) 我が家の近くではアオダイショウが精一杯ですよ。学問には犠牲を厭わない蓮子怖ぇ。
21. 6 つくし ■2006/11/16 22:20:57
もうバカバカしすぎて批評の言葉も思いつきません(誉め言葉)。なんだろうこの、ナナメ45度くらいからこちょこちょと笑いのツボを刺激される感覚。
22. フリーレス 蒼刻 ■2006/11/17 01:42:09
少し、文章が長くなってしまい、読みにくくなっている部分が見受けられました。
題材的には面白いのですが、秘宝キャラでなくても成り立つ所が少々不満点。
もう少し、秘宝らしい部分を見せて欲しかったかなと思います。
ワケ合って点数は入れられないのですが、自己採点では5でした。
23. 5 2:23am ■2006/11/17 19:49:11
そんなところでいきなりそんなものを出す蓮子が最高です。あとマムシは酒に詰めて……
24. 3 人比良 ■2006/11/17 20:06:16

雰囲気と対話が素敵。
秘封倶楽部の穏やかな世界は好みです。
25. 6 K.M ■2006/11/17 21:25:06
もとより蒲焼だけがしたかったんでしょうかね?この変な人はww
26. 6 目問 ■2006/11/17 22:36:00
 食べたのか!
 軽妙なやりとりでシュレーディンガーをコケにしてくれた本作にはある種の快感すら覚えました。
27. 3 木村圭 ■2006/11/17 23:00:47
毒も薬も入ってない箱の中でしゃーしゃー咆えてるんなら、間違いなくばっちり生きてますね。
……ただ蛇持ってきてるだけの危険人物じゃん。
28. 6 時計屋 ■2006/11/17 23:28:00
いや、あれめっちゃ苦いよ!?
子供のとき田舎で無理やり喰わされたときの記憶なんで自信はそれほどないですが。
それはさておき、
なんか盛り上がる前に話が終わっちゃったみたいな感じでした。
よい雰囲気が出ていたと思うのでもうちょっと読んでみたかった……。
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