Voyage270

作品集: 最新 投稿日時: 2006/10/28 09:00:35 更新日時: 2006/11/22 02:58:01 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00

【The Society for Psychical Research】








おかあさんは、危ないところへ行ってはいけません、といいました。
 わたしは聞き分けの良いふりをして、おおきな声で「はあい」と答えました。
 そうしてしばらく、おともだちとお庭で遊んでいると、おかあさんはお家にお仕事を残しているからといって、帰っていきました。
 わたしは、良いこのまねをして、なかよしのおともだちとお庭で遊びます。
 でも本当は、おかあさんがこっちをちらちらと振り返りながら、お家に入ってしまうのをそわそわして待っていました。
 ぱたん、と扉が閉まります。
 わたしは用心深く扉をみつめていました。
 でも、おかあさんは出てきません。
 ――もう、だいじょうぶ。
 おともだちの耳元で、そっとささやきます。
 ――いまから、ひみつの冒険に行こう!
 人さし指をたてていうと、おともだちはくびを傾げます。
 ――おかあさんとの約束は?
 わたしはウインクをして……ああもう、ふたつともつむっちゃった。
 ――おかあさんは、危ないところはだめだっていったのよ。
 そういうと、おともだちも笑っていいました。
 ――それなら大丈夫だね。でもどこにいこうか?
 どこかなんてわたしにも分かりません。
 ぎゅっと抱きしめて、はしり出します。
 ――みたことのないところに行くのよ!
































 女心と秋の空。くるりくるりと移り変わり、晴天の余韻も残さぬほどに、世界はくらく曇天に包まれる。
 半分だけカーテンを引いた窓に、幾重も雨粒が降り注ぐ。昼間だというのに薄暗い景色。前から後ろから真横から、二転三転定まらない風に、背の高いプラタナスが翻弄されている。
 嵐にも似た光景のなか、市松模様の傘を必死に押さえながら、少女がひとり足早に歩いていた。
 雨は吹き付ける風に乗って、打ち付けるように彼女を襲う。水溜りは足元と同化して、黒い革靴を痛めつける。
 彼女は脇目も振らずに歩みを進める。そうして、ひとつの扉に辿り着いた。来訪を告げようとして、一瞬の躊躇。
 黒いスカートは水を吸って鬱陶しくまとわりついている。白いブラウスは肌色さえ透けさせるほどに、ぴったりと張り付いている。一足動いただけで、革靴は湿った悲鳴をあげる。
 少女は数秒間、自分の姿を見下ろしていたが、やがて諦めたように呼び鈴に手を伸ばした。








「いらっしゃい、蓮子。はいタオル」
「ありがと、メリー。なんだかここに来るだけで疲れちゃった」
「それにしても、またずいぶん濡れたわね」
「雨もそうだけど風が凄いの。まあ、こういうのも秋っぽいって思えば風流なのかもしれないけど」
「夜には止んでくれるといいわね」
「ほんとほんと。でも止まなくても決行するけどね」
「見えなくても大丈夫なのかしら。心配なのはそこだわ」
「もうそこは祈るしかないわね。おじゃましまーす」
「ところでやっぱり帽子は被ってるのね」








 ひんやりと室内を覆う湿った空気。窓に響く風音、雨音。ぴったりと閉じられたカーテン。ここは彼女と彼女の空間。後ろ手に閉じられる、ドア。
 ひとりの少女はベッドに腰掛ける。もうひとりの少女は濡れた衣服を気にしてか、立ったまま荷物を抱えている。
 ぽたり。スカートから滴り落ちた雫をあわてて拭き取る。これ以上床に被害が及ばないようにと、白い脚もあらわに裾を捲り上げ、タオルを巻きつけた。
 ベッドに座る彼女は、立ち尽くす少女に着替えを促す。見つめられたまま着替えることに少々抵抗があったようだが、あっさりと釦に手を掛けた。ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。開かれる首筋、露わになる肩。
 微笑む、むらさきいろの少女。








「じゃ、ついでに洗濯するから預からせてね」
「お願いね。はあ、今日は泊りにしといて正解だったかな」
「ふふ、なに言ってるの。お泊り会が目的じゃないでしょ」
「ん、そうね。メリーがいない間、最終確認しとこうかな」
「まぁ、私もすぐに戻ってくるんだけど」
「えー、お茶くらいだしてよ」
「あなたがお茶請け持ってきてるのならね」








 仄かなひかりに満たされた室内で、ふたりの人影が囁きあう。
 白い壁に描き出されるぼやけた影は、幾度となく重なり、離れ、彼女たちの心をこそ抜き出したように平面の世界に踊っている。
 個々の輪郭さえ曖昧に、二次元の少女は重なり合う、混ざり合う。すべての影に呑みこまれ、そしてすべてを呑みこんでゆく。世界は少女によって微睡み、融けあい、ひとつになる。
 喜々として画面を覗く、三次元の少女は見つめ合う、振りかえる。トーンを落とした室内に、儚く揺らめく影を見る。世界は少女によって眩しさを取り戻す。薄明かりは取り払われ、壁の影は床に縫い止められる。
 画面に映し出されるアラビア数字が、カウントダウンのごとく整然と並ぶ。そのなかのひとつ、浮き出るように赤い文字を彼女は指し示す。
 陰暦八月十五日、中秋の名月。
 ちいさな箱が、あかるい世界で輝いていた。
































【Lay Line Symbolism】








 しらない道ばかりえらんで、ずーっとずーっと走りました。
 顔に風をうけるのが気持ちよくて、立ち止まってしまうのがつまらないくらいです。
 きれいな川を跳びこえました。
 おおきな木の間をくぐりました。
 しらない人にごあいさつしました。
 ごろごろとした石の上を歩きました。
 わたしとおともだちは、どこまでもどこまでも走ります。
 でもそのうちに疲れてしまって、お池のあるたくさんお花がさいたお庭で、一休みすることにしました。
 はっぱの上に寝ころがって、どきどきする音をきいているおともだちにいいました。
 ――おもしろかったね。
 おともだちは目をぎゅっと閉じて、ゆっくりわたしに答えます。
 ――走りっぱなしでとまらないんだもん、どうしようかと思ったよ。
 わたしはちょっとだけ体を起こして、おともだちにたずねます。
 ――どうしてそんなこと思うの?
 はあ、と大きなため息がきこえました。
 ――キミをよろしくって、おかあさんから頼まれてるからね。
 わたしは、どういうふうによろしくなのかな、と思ったけれど口にはださないでいました。
 そしてまた、お花のうえで仰向けになります。おともだちもいっしょです。
 ちょうどわたしたちの真上の空に、宇宙のおとなりさんが見えました。
 まいにち形のちがうそれは、今日はすごくぼんやりしてみえます。
 みんなは笑うけれど、そこがどんな所なのかみてみたい。
 わたしはずっと、そうおもっていました。






























 望月は雲をはらい、世界の天幕を染め上げる。昼間の緑は闇に沈み、あやかしじみたその影を誘うように蠢かせている。夜の帳の降ろされた人気のない通りを、ふたりの少女が歩いていた。
 彼女らが動く度ごとに、水気を含んだ音が静寂のなかにぴちゃぴちゃと響く。
 灯りを携えた少女は、夜にうかぶ天球をしげしげと眺めている。雨上がりのやわらかな空に、こうこうと輝く蜜色の天体。
 彼女は灯りを消す。ひとつきりのひかりを頼りに、くらい道を歩いてゆく。
 なめらかなひかりの下で、肩をならべて歩く少女の指先が触れる。外気と同化した皮膚を、時折かすめる彼女の体温。色彩が抑圧されたこの景色のなかで、唯一感じられる確かな赤。
 どちらともなく合わせられた手のひら、絡められる指。
 淡い月のひかりの下、ふたりの少女はひとつになる。








「雨やんでよかったわね」
「ほんとね。まぁ大丈夫だと思ってたけど」
「秋の夜長の芋満月。そういえば輪切りのおいもみたいね、月」
「そういう意味じゃないと思うわ」
「それにしてもこのサークル活動も、大きな目標持つようになったわね」
「あら、そうかしら? ……個人的な目標としては物心ついたときからなんだけど」
「確かに、憧れの地ではあったわ。私にとっても」
「月が満ちるまであと57分29秒。一時間きったわ」
「どきどきしてきちゃった。成功しますように!」








 常夜灯さえ落とされた、生物の気配すらしない公園に、ふたりの少女がやってくる。忘れられ、朽ち果てた遊具がひっそりと佇む夜の廃墟。
 宙を泳ぐことの出来ないブランコ。雑草の植えられた花壇。ヒビの入ったすべり台。彼らは久々の来客を、無言のもとに歓迎する。
 登ることの出来ないジャングルジム。水の止められた噴水。板切れだけのシーソー。彼らは孤独の年月を、暗闇のもとに証言する。
 ここは忘れられた場所。やがて彼女たちは、公園の真ん中の噴水にたどり着いた。壊れた噴水は昼間の雨を湛え、そよぐ風にさざなみを立てる。
 少女は魔術師となり、怪しげな算段のもとに呪文を唱える。中天の月球、廻る天体図、震えるみなも、水鏡にうつる月。
 すべての用意は整えられた。彼女は恭しく天を仰ぎ、肩に掛けたバッグからきらりと小箱をとりだした。








「月のひかりでも眩しい気がするわね」
「当然よ。今日の為にぴかぴかに磨いてたんだから」
「そのハンカチは指紋をつけないように?」
「そう。あ、ほらもう十分きったわよ!」
「あわてても仕方ないじゃない。残り一分で蓮子がカウントを始めてね」
「メリーはのんびりしすぎ。どう? 月の様子はみえる?」
「ええ。今までとは比べ物にならないくらい、はっきりね」
「中秋の名月で、さらに満月の今夜」
「世界の境界である水、それに浮かぶ月に」
「虚像をうむ鏡によってゆらぎをつくる」
「これでもし月に行けたら、一体誰が信じてくれるかしら」








 干からびたはずの噴水は、溢れるほどに水を湛えている。役目を追われた仲間のうちで、ひとりだけきりきり時を戻されたかのように。
 以前は見惚れるようなアーチを生み出していた噴水口もすでに取り払われ、ただの台座が残るのみ。しかしそれらすべて、今までのすべて、彼女たちにとっては好都合。
 誰もいない公園も、大きく開いた空も、真ん中に設置された噴水も、昼間の激しい雨も、水に隠れた台座も、その上に満月が映り込んでいることも。
 風がそよぐ。月には雲さえかからない。
 少女は歌うように呪文を唱える。
 それを聞く少女はスカートをたくし上げる。素足のつま先を水に触れさせる。想像以上に嵩のある水は、彼女の半身を呑み込んでしまう。
 さながら、女神による禊の儀式のように。








「四十秒前! 用意はいい?」
「ええ。大丈夫」
「三十秒前! タイミングに気をつけてね」
「わかってるわ」
「二十秒前! 月が満ちる一瞬が勝負だからね」
「蓮子のカウントが頼りよ」
「十秒前! 7、6、」
「5、4、3、」
「2、1!」
『Bon Voyage!』






























【Sacred Magic of Abra-Merry】








 わたしとおともだちは、ならんで目を覚ましました。
 いつのまにか、眠ってしまっていたみたいです。
 どのくらい寝てたのかな、おかあさんが心配してるかもしれません。
 わたしたちは、今日の冒険はここまでだね、といってお家に帰ることにしました。
 そうしてお庭をでようとしたとき、なにかきらりとひかる物が、お池の中にみえました。
 ――どうしたの? はやく帰らなきゃ。
 ――あそこでなにかひかってるの。
 ――なにかってなにさ。
 ――ちかくに行けばわかるわ。
 お池のはしっこにいってみると、きらきらしていたのは鏡でできている不思議な箱でした。
 どうしてこんなところにあるんだろう。おともだちも首をかしげています。
 なかをみてみたいけれど、箱は飛び石のうえにあるうえに、下のほうはひたひたと水にひたされているのです。
 残念だなあとみていると、おともだちがいいました。
 ――ジャンプすればとどくかもしれないね。ちょっとやってみるよ。
 ――でも、わたしはとどかないよ。
 ――じゃあそこで待っててね。……それっ!
 おともだちはいきおいよく跳びあがりました。ぱしゃんと上手に着地します。
 わたしを振り返ってにこりとわらうと、さっそく箱をあけました。
 なかを覗き込みますが、おともだちは小さいのですっぽりと箱のなかにはいってしまいます。
 ――ねえ、なにがはいってるの?
 わたしがたずねると、驚いたような声がかえってきました。
 ――おてがみがはいってる。それと、おいしいおだんご! 不思議だね、どうしてだろう?
 おともだちは、箱をゆらしながらこたえます。
 おかげで、鏡のふたはぱたんと閉じてしまいました。
 まっくらになってしまった箱のなかで、おともだちのひめいが聞こえます。
 ――まってて、すぐにだしてあげる!
 わたしは、お池にそっと浸かります。
 こしのあたりまで水浸しになったけど、なんとか箱までたどりつきました。
 ――だいじょうぶ?
 こえをかけても、へんじはありません。
 わたしは心配になって、そっとふたをあけました。





























「ねえ、どういうことだと思う?」
「私が聞きたいわ」
「じゃ、誰に聞けばいいのよ」
「そもそも説明できないしょう? 月に送る手紙をいれていたはずが、いつのまにかうさぎになってました。なんて」
「私の希望は、このうさぎが返事だといいなってことなんだけど」
「それにしては早すぎるのよねえ」
「水の中の月に箱をいれて、どのくらい静観してたっけ?」
「正味270秒。いきなり蓋が開いたのよね」
「そしてなかから白うさぎ。もしかしておだんごと融合しちゃった?」
「結局、実験は失敗なのね?」
「また来月ためしてみないとねぇ」
















 結局それからは、いくら試しても箱の中身がなくなることも、新しいものが出てくることもなかった。
 ふたりはうさぎを抱いたまま、愚痴をいいつつ帰路につく。
 その間、来月の実験の計画をたてていたが、今日の実験が成功していることは、この月からのちいさな来訪者だけが知っているのだった。







































「どうしたの、ずぶ濡れじゃない。危ないところに行かないって約束したでしょう?」
「……ごめんなさい。……あのねおかあさん、どうしよう」
「あらあら、泣いてるの。怖い目にあったのね? 今度からちゃんということ聞くなら大丈夫よ」
「ちがうの。おともだちがいなくなっちゃったの」
「はぐれちゃったの?」
「不思議な箱があってね、おともだちがそのなかに入って、出てこなくなっちゃったの。助けにいかなきゃっておもったのに、もうおともだちはいなくなってたの」
 しゃくりあげる少女をはっとした様子でみつめ、母親は優しく頭を撫でた。
「今日みたいに地球が暗くみえる日はね、気をつけないといけないの。ふたつの星を繋ぐ道が力をましてしまうから。……昔、お母さんのお友達もね、そういうふうにしていなくなったわ。どんなによびかけても応えてくれない。この耳は、なんのためにあるのかわからなくなりそうだった。悲しいのはよくわかるわ。だから、もうこんな危ないことはしないでね。あなたと離れてしまったら、お母さんはどうにかなってしまうわ」
 お母さんの声を聞きながらも、少女はお友達のことをばかり考えていた。
 みなさま、多くのご意見ありがとうございます。
 東方世界を太陽に、こんぺを太陽系に例えて、冥王星あたりの位置に来る作品を目指しました。

 まず読みづらい、とのご指摘。……本当にそのとおりです。もう少し読み手のことを考えて配置することを覚えようとおもいます。
 文章もいろいろおかしなことになりました。ちょっとやりすぎだったみたいですね……。ここも要反省、です。
 内容に関しましては、自分の好きな物、世界観をこれでもかと詰め込みました。なので、合わない方が沢山いらっしゃるだろうと覚悟はしていました。

 この話には、矛盾や疑問が多く残るようになっています。説明したい気持ちもあるのですが、作品中で伝え切れなかったものを解説するのは、個人的に恥ずかしいので許してください。ほとんどどうでもいいようなことですしね。
 この作品について、御伽噺のようだと感じてくれたり、なんだこれ? とあっけにとられてくれたり、こんぺには変なのがでるなぁと思って貰えたら、書いた本人はひっそり喜んだりします。
 
 またもや遅刻をしてしまった不届き者ですが、参加できて本当に楽しかったです。管理人さま、参加者さま、読者さま、さらに神主さまへ、心から感謝の気持ちを。
 



 ああ、でもこれだけは。
 いくらメリーでも、簡単に月への道が開けるはずがないです。
 中秋の名月と満月が重なるのは、本当にごくまれなことみたいなのですよ。
 だから、奇跡は次に起きるとしたら……
 きっと、ふたりがバイトを頑張ったほうが早いです。
 
noco
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投稿日時:
2006/10/28 09:00:35
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2006/11/22 02:58:01
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1. フリーレス noco ■2006/10/28 00:18:36
申し訳ありません。前回の反省を生かせず、また期限を破ってしまいました。
二回も同じ過ちを繰り返したこと、後悔しています。
もし不快に思われたかたがいらっしゃいましたら、謹んでお詫び申し上げます。
またぶっちっぎて、ごめんなさい。
2. 7 床間たろひ ■2006/10/28 17:27:01
綺麗な物語だなぁと思って読んでいただけに、箱の蓋が閉じてしまった時は本当にぞくりとしました。
満月の夜って、本当に何か不思議な事が起こりそうな気になりますね。
3. 3 近藤 ■2006/10/29 20:46:33
読み辛い、が第一印象。
視点の切り替え、場面の切り替え、作法は数あれど、スペースに頼ってしまうのはどうにもと思ってしまうのです。
視点、場面も入れ替わるだけで、そこに読者をいい意味で欺いてくれるような仕掛けも見受けられず。(見逃してたらゴメンナサイ)
期待という空気で膨らませていた風船が、途中で力尽きて、折角入れた空気が全部抜けて萎んでしまったような、そんな感じでしょうか。
ただ場面場面を書くのではなく、折角の多視点なのですから、それを活かした遊びがあればもっと面白くなると思うのですが。
4. 6 VENI ■2006/10/30 00:54:30
名無しキャラは完全に名無しのオリジナルですか?
深読みしすぎなのかな。心当たりが無ければスルーしてくださって結構です(汗

ちょっと改行が長すぎるかな、とか、描写が「メタファー」って言うんですか?
即座に飲み込めないのが多くて読みながら何度か詰まりました。
これらに関しては好みの面が大きいと思いますが、一応感想なので正直に書きますね。
ミステリアスで、自分には無い作風なので全く先が読めませんでした。
終盤で「ああ、そうなんだ」ってわかりました。

そういう個人的好みはとっぱらって、内容に対して感じた点数を入れます。
5. 8 読むだけの人 ■2006/10/30 03:13:20
ふむ……
好奇心は上手く使いたいものです、色々と
6. 7 as capable as a NAMELESS ■2006/11/01 14:50:04
裏をかかれた。なるほど。
7. 7 らくがん屋 ■2006/11/01 16:34:04
良くまァこんな奇矯な話を思い付くもんだ……。元ネタとかあるんだろうか?
秘封物でもキャラクターに頼っていないのが好印象かな。
8. 8 ABYSS ■2006/11/01 20:05:36
個人的には凄い好き。
ただ、美しい文章が(ある意味では)テンポの良い本文を阻害しているような気がしました。えらい贅沢な感想ですけど。
ただ、箱、というものがほんのちょっとしか使われていないのが惜しいかな、と。
9. 6 椒良徳 ■2006/11/03 16:55:33
全体を通して、「」付き会話文が連続する場所が多いですね。あまり好ましい印象は受けません。もう少し、心象描写なり情景描写なりを個々の会話文の間に挿入してみてはいかがでしょうか。けっこう面白い作品だけに残念。
10. 7 銀の夢 ■2006/11/07 14:17:13
玉手箱でもないけれど……遥かな時空を隔てた二つの星を、眩しい月影が結ぶ。
あるいはこれもまたひとつの神隠しなのか。

270という数字の意味がわからぬ己が悲しいですが、見事な作品でした。
11. 3 箱根細工 ■2006/11/07 21:34:17
行間に頼り過ぎです。
12. 8 ■2006/11/10 01:18:27
昔、アウターゾーンって漫画に、月に行った二人の少年のエピソードがあったなあ。片方が帰って来られなくて、もう片方が大人になって月に行ってみたら、当時の姿のままの友達と出会ったって話。それと同じで、不思議なんだけど何となく懐かしいような、不思議な既視感を覚えるような話でした。
13. 6 反魂 ■2006/11/10 03:20:51
……来月にはちゃんと返してあげましょうね?

幻想的、という言い方がこれだけ似合う作品も珍しい。
詩的で謳うような文の調子、鏡面、月への道とそれぞれが雰囲気を醸し、芸術作品のような読み心地になっていたと思います。
上品な作品でした。
14. 6 爪影 ■2006/11/10 22:04:08
 ヴォン・ヴォヤージュ。
15. 5 たくじ ■2006/11/12 21:36:41
きれいでかわいいお話…かと思ったら悲しいお話でした。
改行多すぎて読みづらかったです。
16. フリーレス サカタ ■2006/11/12 23:59:06
メリーと蓮子が何をしているのかがよく分かりませんでした。
大空魔術の話の続きなんでしょうが、メリーは結界を見る程度の能力ですよね?開花しているような記述は夢違の中で一応ありますが、そんなことないとも言っていますし、なによりメリーが自覚的に結界を操れるとは思えません。だから、ちょっと飛躍した話だなと思いました。
17. 7 藤村うー ■2006/11/13 03:01:53
 てっきり蓮子の昔話だと思いましたが、まさかそう来るとは思わず。
 文章の区切りが独特で、雰囲気が出ているのと読みにくいのが半々でした。
 月のうさぎは、初めからうさきなのが人間にもなれるのか、月に来たからうさぎになったのか……そのあたりちょっと気になりましたが。
 最後、もう少し蓮子側のくだりが欲しかった気も。
18. 6 いむぜん ■2006/11/15 21:34:52
明確な結果が出てるけど、当人達には曖昧な終わりをするという、秘封SSの王道(?)。
永夜抄で出た満月は地上と月を結ぶ道、という設定を利用していて、おお、そうか。 と思わせる。
面白かったです。
19. 3 2:23am ■2006/11/15 23:27:03
ダメなところはないんですけど、惹き付けるものもない。それが残念でした。
20. 8 blankii ■2006/11/16 21:21:32
おおっ、と結末に感嘆。なんというか期待を裏切られず、かつ新鮮な場所に着地した感触。実にお見事でした。
21. フリーレス 蒼刻 ■2006/11/17 01:33:10
少々、装飾過多な背景描写がテンポを悪くしていると感じました。
しかし、それ以外は目につくような欠点も無く、非常に丁寧な描写でした。
個人的に、メリー、蓮子の元で目を覚ましたお友達がどう思って、どういう反応をしたのか。
それをちょっとでも書いて欲しかったかなと。
それと……おだんごは分かるとして手紙はどこへ?
もしかして中に入った子が食べちゃったの? という疑問が残りました。
ワケ合って点数は入れられないのですが、自己採点では7でした。
22. 8 Fimeria ■2006/11/17 06:23:13
不思議な雰囲気がなんとなく東方らしさ(?)を感じさせる作品でした。
月のウサギ達の会話を幼い頃の回想かと思いながら読んでいたら見事に予想外のものとなり、純粋に楽しめました。
良い物語を有難うございます。
23. 3 翔菜 ■2006/11/17 13:04:52
うーん、なんとなく幻想的なお話w
24. 4 人比良 ■2006/11/17 20:01:06
良いお話でした。湖面が揺れたら月は消えるのでしょうか 
25. 4 つくし ■2006/11/17 20:45:34
まさに大空魔術ですね。成功していても気付けないなんてのはままあることで、それこそ彼女ららしいです。さておき、物語の本筋の周りをかわるがわる描写するという形式が、どうも読者の意識をひとつに縛り付けることに失敗しているように思います。乖離が起きています。地の文で描写するところはもう少し平易な文章にしてもよかったような。
26. 4 おやつ ■2006/11/17 21:23:04
地球に物語があるように、月には月の物語があるかぁ。
地球に迷い込んだお友達は、どうなってしまうのか。
好奇心の強い者は気をつけないといけませんね。
27. 7 K.M ■2006/11/17 22:25:04
新しい「月-地球間直通ルート」が開拓できちゃったのか?
ウーサギウサギ、住処は遠い…
28. 6 目問 ■2006/11/17 22:42:16
 視点によってほのぼの本当は残酷な童話、てなところでしょうか。違うかな。
 文章自体は良いのですが、ちょっと空行が多すぎて逆効果になっている感がありました
29. 5 木村圭 ■2006/11/17 23:05:26
箱の中に子兎を入れて、同じ条件の月の夜に同じように道を開けば、子兎は月へと戻れる……のでしょうか。でもこの理屈だと蓮子なりメリーなり、人間も割と自由に月へと行けることに?
30. 4 時計屋 ■2006/11/17 23:36:40
文章は上手なのですが、お話自体にいまいち魅力を感じませんでした。
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