翼を

作品集: 最新 投稿日時: 2007/05/12 07:12:20 更新日時: 2007/05/14 22:12:20 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00
その広い庭は、その頃の私にとって遊び場のようだった。
走れど走れど果てなど見えず。
一生懸命走ってしまっても、端から端までに雄に半刻はかかるだろう。
それほどまでにこの白玉楼の庭は大きかった。

私は、何時ものように。
ここ白玉楼の庭師としてこの二百由旬とも言われている庭を掃除していた。
自分の身長と同じ、もしくはそれよりも長い竹箒を、実に不器用に操っていた。
勿論、そんなに上手く扱えてないわけだから掃除にかかる時間もかなりのもの。
放って置けば、夕刻になるまで私はずっとその竹箒を握り締めていることも多かった。



そんなある日、私はその広い庭の中で小さな鳥を見つけた。



その頃の私にとっては、とても珍しい物だった。
思わず私は庭師としての仕事も忘れ、走って近づいていってしまった。
この冥界白玉楼において、幽体にあらず実体を持ち。
鳥であるというのに、その身は地面に張り付くように―――

―――違った。
私は近くで見ることで真実を得た。
『張り付かざるをえなかった』のだ。

その鳥は、右翼が大きく傷ついていた。
羽毛は剥がれ、その中に見える手羽には痛々しい傷と流れる血液。
翼を動かすことを許されない、飛べない鳥。
しかも、まだ私のように年端も行かないぐらいの、小さな鳥。
最後の力を振り絞って、もしかしたらここまで来たのかもしれない。
それが冥界であるというのは、何かの偶然だったのだろうか。
そう、これから召される為の―――

―――嫌だ。

そんなのは、嫌だった。
子供心に、私はそう思った。
まだ生きられるじゃないか。
命をもがれたわけじゃないんだ。
だから―――

私は、その傷ついた小鳥を両手で抱えた。
布とかで包んでやればよかったけど、そんなものちょうどよく持ってるわけが無い。
仕方なくそのまま細い腕の中においてやった。

でも、これからどうしよう。
部屋の中に連れて行っては、主人に見つかるに決まっている。
このときの私は、見つかってしまったら不味いという恐怖で一杯だった。
主人の命令でもないことをするなんて。
主人の命令を無視して。
そう言う事で、怒られてしまうんじゃないかという恐怖で、一杯、だった。

私は迷った。
この小鳥をこのままにしておくわけにはいかない。
けれど、部屋で世話なんかをしたら―――きっとこの子は追い出されるはずだ。
でも、でも、でも―――

そんな時。
私の眼にあるものの姿が映った。
それは、ここ白玉楼に咲き乱れる桜の花。
そしてそれを生み出し、その花弁の母となりし―――桜の樹。
特に、その桜の樹は大きかった。
ここ白玉楼の中でも五本の指に入るほどの大きさだと、祖父から聞かされていた。



…御伽噺や、作り話のようだけど。
偶然にも、その樹には。
私の目線ほどの高さに。



私一人が入れてしまうんじゃないかって言うぐらいに大きな。
穴のようなものが、開いていた。







***







「…ご馳走様でした」
「あら、もう終わりなの?妖夢」
「はい。それではわたしはこれで」
「はい、お粗末さまでした」

そういって、少女は立ち上がる。
10歳になるかどうかぐらいの年齢で、綺麗な銀色の髪をおかっぱにしている。
その髪を黒いリボンで結び、そしてその髪を乗せている顔は、幼く可愛らしい。
緑を貴重とした服に二本の刀を腰につけて、そして周囲を飛び回っている白い人魂。

…少女の名は、魂魄妖夢。
ここ西行寺家の庭師を務める幼い少女である。

「妖夢、今日は剣の稽古はいいのかしら?」
「あ、はい。えっと、まずは庭の手入れを行います、ので、未の三刻に行いましょう」
「ん、わかったわ」

妖夢の言葉に、笑顔で対応する桃色の髪の女性。
それはどこか威厳を保ちつつもなお愛らしい。
美しいというよりは、どこか少女のようなあどけなさを残している。
西行寺幽々子、ここ白玉楼の主。
日課として剣の指南役である妖夢に剣術を教わる事になっている。
確実に年下である妖夢に色々教わるというのも珍しい話ではあるが、しかし彼女たちにとってこれは日常的な事。
いつもいつも行われている事。

「妖夢」
「あっ、は、はい」
「食後のお茶、用意してもらえるかしら?」
「解りました、少々お待ち下さい」

少し、慌てるような素振りを見せた後に了解の返事をする妖夢。
そのまま腕を抱えるような姿勢で、襖を開けて部屋を移動する。
幽々子はその動作を見送ったあと、残った食事を食べようとちゃぶ台に視線を移す。

「あら?」

ふと、何か違和感を感じる。
何だろうか。
もしかして、食べた筈のものがあったりとかするのだろうか。
そんな異次元の食べ物なんて初めて見た。
食事量が少々他の人よりも多い彼女にとっては喜ばしいことだが。

「いや、違うわねぇ」

それは特に関係なかったようだ。
寧ろ…その逆。
よくよく、ちゃぶ台を確認する。

妖夢が、食器を片付けていない。

「んー?」

珍しい事もあるものだ。
自分で食したものは勿論、幽々子が食べた後の食器すらも一気に運んでしまい、すぐさま洗い物に取り掛かっていく彼女にとっては、実にらしくない行動だった。
第一、あの行動が変だ。
いつもいつも幽々子よりも後に食事を終え、もし先に終わっても幽々子の食事が終わるまで一切ちゃぶ台の前から動かずに、幽々子が食事を終わるのをじっと待っている筈なのに。
それなのに実にあっさりと台所の方に向かっていってしまった。
幽々子は首を捻って、人差し指を頭に当てて考え込むような仕草をする。

「…変ねぇ」
「幽々子さま、お茶をお持ちしました」
「ああ、はいはい」

そうしていると妖夢が襖を開けて、お盆に湯飲みを乗せて部屋に入ってきた。
その動作は、いつも通り。
まるで地面に垂直であるかのようにピッとした姿勢で、歩いてくる。
そしてちゃぶ台の前で膝を突き、お盆の上にある湯飲みを取って幽々子に差し出した。
それが終わると、すぐさま立ち上がる。

「それでは、わたしはこれで」
「…妖夢」
「あ、は、はい?」

妖夢はその声に振り返る。
そして、その声にはどこか動揺が見え隠れしているようだった。
―――本当に、隠し事が下手ね。
幽々子はそんな事を考えてしまった。
しかし若干10歳ほどの少女にそんな事を求めるのもどうかと思う。
寧ろこの頃は純真であるべきだ。と思い直す。
幽々子は何時も通りの物腰柔らかな口調で、妖夢に尋ねた。

「何か、隠し事でもあるのかしら?」
「っ、えあっ、そのっ、なんでもっ、ないです!」

隠し事、という言葉に敏感に反応して慌てだす妖夢。
お盆を持ったままそれを振り回して、眼などは明らかに泳いでいる。
しかし幽々子は、あくまでもそれに気付かない振りをして笑顔を見せた。

「あらそう。私の勘違いだったみたいね」
「ええそうですっ、だから、ご心配なさらずっ!」

やたら早口でまくし立てる妖夢。
この話を早く切り上げたくて堪らないようだ。
そしてそれを言い終えると、すぐに回れ右をして部屋を仕切る襖に歩き出し―――

「妖夢」
「ひゃいっ!?」

名前を呼んだだけなのにも拘らず、その場で背筋を張ってしまう妖夢。
曲がる角度こそ浅いものの、まるで海老のようである。
妖夢の愛らしいその動作も相まって、幽々子は思わず軽く噴出して笑ってしまう。
そして、その軽く笑った状態のまま、言った。

「…自分の食器ぐらい、片付けなさいな」
「…え?」

妖夢は、幽々子の方を振り返る。
幽々子はちゃぶ台の上にある、空の食器を指差した。
あ、と一言呟き、顔を赤くする妖夢。
そして即座にその場で頭を深く下げる。

「も、もうしわけありませんっ!ただちにっ!」

慌ててちゃぶ台の元に走り、その手に空の食器を積んでいく。
そう、それは自分の分の。
自分の食器。
食器。

「…あれ?」

ふと、妖夢は思い出すかのように呟く。
それは、出来るだけ思い出したくは無いことだった。
妖夢は、ゆっくりと、ゆっくりと顔を上げる。
そしてちゃぶ台の上をしっかりと見た。
それは、幽々子がさらに指を指す先。

主人の食器の中も、全部空になっているじゃないか。
なのに、私は。

「あああああああああああああ」

それは恐怖心からか、弁明の気持ちからか。
顔から血の気は引き、瞳孔を大きく広げて全身をガタガタと震わせる。
食器を持っていた手を、すぐさまその畳の上に置く。
そして、激しい嗚咽を繰り返しながら頭を畳に付けた。

「も、も、もぉぉぉ…」
「も?」
「申し訳、ございませんっ!!幽々子、さまっ…!」

深く、深く深く。
頭を下げ、真剣に謝る妖夢。
彼女にとって、西行寺幽々子に仕えるのが魂魄の定め。
そうやって、祖父からずっと教えられてきた。
それなのにも関わらず、こうした自分の事しか考えない愚かなことを行ったこと。
それが、彼女にとって後悔の念となり、こうして反省を行っていた。



…と言うのは、大体謝る理由の半分である。



子供心に、妖夢にとっては怒られるのが怖かったのだ。
母親のようである幽々子に怒られ、嫌われる事が素直に怖かった。
…幽々子は実際に妖夢をそれほど厳しく怒った事はないのだが。
きっと彼女の祖父であり師匠、魂魄妖忌の影響があったのかもしれない。
彼は、実に従順で誠実な庭師だった。
彼の背を追って生きる妖夢にとって、幽々子の存在は何よりも大きかったのだろう。

幽々子は、そのうずくまるように謝る妖夢の背中を見た。
…小刻みに震え、時折嗚咽と共にその身体は跳ねるように動いた。
そんな彼女を見て、思わず笑いが零れる。

―――全く、何処まで生真面目で寂しがりやなのかしら。

無論、幽々子にも判ってる。
魂魄家の誇りなんかよりも、怒られる怖さでここまで彼女が震えているという事を。
判っているからこそ、逆に笑みがでてしまう。
幽々子は、敢えて少し低いトーンで声を発した。

「…妖夢」
「…ひっ…」

それは、嗚咽か、恐怖を知るが故の声なのか。
こうやって彼女の顔が見えない状態ではさっぱり判らないが、きっと両方なのだろう。
幽々子は、どうにかして噴出したくなるのを辛うじて抑えながら、妖夢の頭に手を置いてやった。
彼女は怒られるだろうと感じ取ったのか、びくんと大きく身体を震わせる。
でも、幽々子から放たれた言葉は、彼女の予想に反していた。



「―――次からは、気をつけるのよ」



「…え?」

妖夢は、その顔を上げる。
涙を一杯流し、もともと頬の赤かった丸い顔を、もっと赤く染めている。
表情こそ、ぐしゃぐしゃになった泣き顔ではなかったけれども。
むしろ、今の幽々子の言葉に驚いたように、眼を見開いていた。

「え、幽々子、さま、そ、え…?」
「あら、聞こえなかったのかしら妖夢?」

幽々子は優しい笑顔を浮かべ、妖夢の頭をゆっくりと撫でる。
まるで幽々子の手に収まってしまいそうなその妖夢の小さい頭は、愛らしかった。

「次からはこんなことが無いように、気をつけて行動しなさい。…って言ったのよ?」
「…は、はい…」
「わかったらさっさと自分と私の食器を片付けて、自分のしたいことをしなさい?」
「え…」

妖夢は幽々子の眼を見る。
やさしい、まるで母親のような眼。

「妖夢が自分の仕事を忘れるぐらいですもの。きっと何か、急ぎの用事があったのでしょう?」
「あ…その…」

妖夢は、少し口ごもる。
きっと、言いたくないことがあるのだろう。
幽々子はそれを悟り、妖夢が何かを答える前に、即座に言葉を放つ。

「…深く追求する気は無いわ。とりあえず、これから気をつけるのよ?」
「…はいっ!」

満面の笑みで、返答する。
そしてその両手に、自らと主の食器を器用に積んで抱える。
妖夢はそのまま襖の方へと走っていく。
見たままの少女らしく、元気に。
幽々子は、それを温かい眼で見つめていた。

お茶をすする。
話をしていたせいか、ちょうど良く飲めるような温さになっている。
ほぅ、と軽く息を吐く。

部屋からと縁側をつなぐ障子。
今それは開かれ、幽々子の前には白玉楼の庭の風景が映し出されていた。
桜が満開に咲き誇り、青いはずの空を桃色に染め上げている。
その一枚一枚の花弁までは確認できないけれど、その樹から、満開の花からは生命力を感じる。
春ゆえに、ここまで高まる美しさだった。



…その中に。
一人の人影が走るのを見る。
それはとても小さくて、愛らしい。
幼い少女の姿。



「…さてと」

湯飲みをちゃぶ台の上に置いて、立ち上がる。
幽々子はその外を走る少女の姿を見て、優しく微笑んでいた。



幽々子が今いる部屋を出たのは、そのほんの数秒後のことだった。







***







辺りを、見回す。
うん、大丈夫。
誰かが居るような気配は見当たらない。

妖夢は、その大木のところに歩いていく。
その手に抱えているのは食器。
妖夢がさっきの食事で少しだけ食べ残しておいたもの。
別に、無理をすれば食べられなかったわけじゃない。
ただ単に、食べない理由があっただけ。

大木には、穴が開いていた。
それは、妖夢一人ぐらいだったら簡単に全身がすっぽり収まってしまいそうなほどの穴。
妖夢は、その穴を覗き込む。

その穴の中には、一匹の翼を傷めた燕が居た。
鳥としてはかなり幼く、小さな燕。
妖夢はその燕が中に居るという確信が取れると、笑顔を浮かべる。
そしてその食器を穴の中に入れた。

「ほら、今日のご飯だぞ」

妖夢は、その燕に語りかける。
燕はその言葉を、感じ取ったのだろう。
食器の上に出された食事を、器用に嘴で突いて食べていく。
右の翼は傷ついているけれど、それを思わせないほどの元気な食べ方。
妖夢もそれを見て、思わずにやついてしまう。
それは、母親が子供を見るような感覚に似ていた。

「…今日、あぶなかったぞ。もう少しでお前の事を世話してるのが幽々子さまに知られるところだった」

少し、悲しげに。
それでも心配をかけたくないという子供心か、笑顔を見せて燕に話しかける妖夢。
燕にその言葉は伝わっていない。
けれど、その雰囲気からきっと想いは伝わっていた。
ピィ、と軽く燕は鳴いた。
妖夢には、それが自分を励ましてくれているように見えた。

「ごめんな。わたしももう少ししっかりしてればいいんだけどな」

軽く、燕の頭を撫でてやった。
燕はそれを受け入れる。
妖夢は、大事そうに、とても大事そうに。
その小さな命を優しく撫でた。

幽々子がきっと、この燕をここで暮らさせることを認めないのは妖夢にもなんとなくわかっていた。
ましてや妖夢は、西行寺家の庭師。
いわば、幽々子の下に付く存在なのだ。
従者が主人に、我侭など言えるわけが無い。

だからこうやって。
幽々子に見つからないように、この大きな樹の穴の中で。
この小さな命を見届けるようにした。

ぴぃ、と燕が鳴く。
それを見て、妖夢は微笑む。
うん、大丈夫。
こいつも頑張ってるんだから。

妖夢は、そう考える。
そして、穴の中の燕を、しっかりと見ていた。



途端に。
―――空気が、ざわついた気がした。
強い風が吹く。
桜の花弁が、宙を舞う。
どこか幻想的で、美しい。

気配を、感じる。
それは、なにか自分を狙っているような。
幼い妖夢にでもわかるような気配だった。
思わず、気を引き締める。
腰から、妖夢の小さな身体には似つかないほどの一本の刀を抜く。
そして、強く叫ぶ。

「…誰だっ!!」

白玉楼の庭師として。
西行寺家の守人として。
ここは、誰も通さない。
そう、決意した。

『…お嬢ちゃん…?』
「っ!!!!」

心が冷えてしまいそうなほど、冷たい声だった。
まるで、その魂は死んでいるかのように。
だが、その程度では屈しない。
足は震えていたが、この白玉楼を守るために―――!

「な…名を、名乗れっ!」
『名前を名乗れというときはぁ…ジィぶんから名乗れとぉ…』
「…ひっ」

そう。
それは人のような形をしていた。
自分より身長は30cmほど大きく。
その全身には人間の魂のみとなった白い人魂を宿らせ。
青紫色の和服は、まるで死の色のように見えた。

『お師匠さマァカラァ…言われナカッタァノかぁ……?』
「っ…ひぇっ…!」

その声は、芯まで響く。
全身を凍りつかせてしまうのではないかと思える恐怖を。
妖夢はすでに、声すら発することが出来なくなっていた。
楼観剣を握り締めるその手は震えていて。
目の前のものが。
恐怖で。
恐怖で。

『こんなところでぇ…ご主人様に見つカラナいようにこそこそとして、お師ショウ様の言うことも聞かないような悪い子メェ…』
「い…いやぁ…」

妖夢は、すでに涙目になっていた。
目の前にいる幽霊のようなものが。
心から怖くて。
その頭の部分の髪の毛であると思われる桜色が。
その深くかぶって眼と顔を見えなくしている衣服と同じ青紫色の帽子が。
死を、意味しているようで。
本当に、お化けのようで。

その幽霊は。
大きく手を振り上げ。
襲い掛かるようにして。



『そんな悪い子は…たぁぁぁべちゃぁぁぁぁうぞぉぉぉぉぉぉ!!!!』
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



幽霊が叫ぶと同時に、妖夢も大きな声で悲鳴を上げる。
そしてそのまま、ペタン、と地面に尻餅をついた。
大粒の涙を流して泣きじゃくりながら、何度も何度も嗚咽をする。
がらん、と楼観剣が地面に転がった。

「ふっ…ふふっ…」

…笑い声が聞こえた。
まるで、その姿を楽しむかのように。
最初の頃は、くすくすと、おとなしいが故に恐ろしい感じの小さな笑い声だった。
けれど。だんだんと抑え切れなくなって。
本気で、噴き出して笑う。

「…あはっ、あはははははっ!妖夢、怖かったぁ〜?」

幽霊は…幽々子は、大きな声で笑いながら、妖夢を指差して言う。
幽々子も幽々子で、面白がって涙を流していた。
左手は笑いを堪え切れないお腹を押さえ、右手は尻餅をついた妖夢を指差しながら。
妖夢はがくがくと全身を震わせ、未だに泣きじゃくる。
それでも、目の前にいるのが自分の大事な主だというのは認識できたようだ。
眼をぱちくりさせて、幽々子を見る。

「ゆ…ゆこ…さまぁ…?」
「そうよぉ、幽々子さまよぉ?」

自分のことを指差して、にぱっと笑う。
その姿は、先ほどまでの恐ろしい幽霊とは違った、まるで太陽のような笑顔。
妖夢はそれを知ると、さらに泣き出す。

「ふ、ふぇぇぇぇ…」
「あらあら、どうしたのよ。大丈夫よ、私はここに居るわ」
「ゆゆこ、さまぁ…」

そのまま地面に尻餅をついて、泣きながら幽々子の名前を呼ぶ妖夢。
幽々子も少しやりすぎたと思ったのか、何時もの母親のように温かい笑顔に戻って、妖夢のほうに歩み寄っていく。
そして妖夢の前にしゃがみこみ、軽く抱きしめた。

「ごめんね、ここまで怖がるなんて思って無かったわ」
「ゆゆこさまぁ…ゆゆこさまぁ……」
「はいはい泣かない泣かない、いい子いい子」

ぎゅっと、抱きしめる。
妖夢の身体全体を、包み込んだ。
まるで我が子のように。
妖夢の暖かさを、その身で感じた。
今泣きじゃくる彼女を、抱きしめて。
何よりその膝元に感じる、生温い感触がする温かさ。
それは段々と冷えてきて、冷たく…

「あら?」

違和感。
どうして、こんなにも温かい彼女を抱きしめているはずなのにこんなに冷たい物を感じるのだろう。
しかも、身体に直接触れているような場所でもないはずなのに。
いや触れていないところが冷たいというのももっと変だ。
いやな予感が、幽々子の頭をよぎる。

「…まさか」

幽々子は、妖夢の頭に向けていた視線を自分の膝元に向けた。
その場所は、何故だか知らないが随分と湿っていた。
気付くと、妖夢のスカートも随分と濡れているようだった。
妖夢は泣きじゃくりながら、言った。



「ゆゆこさまぁ…ごめんなさい…ごめんなさいぃ…」



その謝罪と涙が膝元のそれが原因であると気づくのに、そう時間はかからなかった。







***







「んー、今日が晴れてて助かったわ」
「…はい」

空の下に干された自分の服、妖夢の服を見ながらそう言う幽々子。
妖夢はというと、何時もの服と違い寝巻き用の服を着用して少し俯きながら幽々子の言葉を聴いていた。
その頬は若干赤らんでいて、表情はとても落ち込んでいた。
幽々子も何時ものような青紫色の和服ではなく、白装束のような一枚着。
二人とものんびりと、縁側に座って庭を眺めていた。

「久し振りね、妖夢の下着とか洗濯したの。何時ぐらい振りかしら?」
「…あの、余り思い出して欲しくないんですけど…」

俯いたまま答える、妖夢。
先ほどまで東から昇っている途中だったはずの太陽は、すでに真南を通り過ぎていた。
それほどまでに時間が経って。

…まぁ、単純な理由だった。
うん、大人でもあることらしいから。
子供なら尚更。
本当の恐怖を間近で見た時、人はどうしてしまうのか。

「…妖夢、流石に主人が抱きついた時にお漏らしは無いと思うわ」
「く、口に出して言わないでくださいぃぃぃ」

恐怖の余りの失禁、という奴である。
誰にでもあり得る事とはいえ、余りしたくないものである。
妖夢は恥ずかしさの余り顔を真っ赤にする。
言われて幽々子も若干バツの悪そうな顔になる。
まぁ、原因を作ったのは彼女だし。

「…まぁ、それはさておきとして」
「…はい」
「その子は、どうしたのかしら?」

幽々子が、真剣な口調で言う。
妖夢は自分の膝元を見るように俯き、「その子」を見る。
それは、穴の中で世話をしていた一匹の燕。
妖夢の膝の上で、食器の上の料理を器用にくちばしで食べている。
右の翼に痛々しく巻かれた包帯をものともせずに。

「…右の翼を傷め、空を飛ぶことも出来ない燕」
「…はい」
「今を必死に生き延びようとして、空を飛ぼうと望んでいる…この冥界には、実に不似合いね」

幽々子は淡々と、言葉を紡いでいった。
その声には、温かみが感じられない。
白玉楼の。冥界の主としての西行寺幽々子の言葉。
その言葉を聞いて、妖夢はさらに膝元の燕を見る。

「幽々子さまは…」
「ん?」
「幽々子さまは、この子が生きる事に反対なんですか?」

妖夢は、幽々子の顔を見て言う。
妖夢は悲しそうな眼をしていた。
その燕が、翼を傷つけても生きようとしているのに。
幽々子が、そう言ったから。

冥界の冷たい空気が、より冷たく感じられた。
春だというのに、冷えて。
燕はただ食事を続けていた。
僅かな沈黙の後、幽々子は答える。

「私は、そこまで言う気は無いわ。でもね…妖夢」
「…」
「この…死者が最後に辿り着く冥界において。死魂が踊り、舞うこの空間において―――」

空を仰ぐ。
上空のさらに上空たる冥界からでも、空はやっぱり青かった。



「…こんなにも一生懸命生きようとしている燕は…冥界という世界に逆らっているの」



生きようと思うこと。
それは生きている者ならば、誰もが望む物だ。
けれど。
死者集うこの冥界に、そんな物は、無い。
ただ死んだ者達が、死すらも忘れて存在するだけ。
だから。
生きているなんて、逆説的な事。
冥界は、認められない。

「…妖夢」
「…はい」
「その子をこれから、どうするつもりなの?」

幽々子は、食事を続ける燕に目をやる。
もう食事の量も少なくなって終わりを迎えようとしていた。
妖夢もその悲しい視線を、燕に向けた。
けれど、キッと表情を変えるとその燕を抱きかかえる。



「…わたしが、育てます」



妖夢は幽々子の眼をしっかりと見据え、言う。
幽々子はその言葉を聞いても、眉一つ動かさなかった。
妖夢はさらにそこから続ける。

「たとえ冥界に似合わなくたって…でも、この子は生きてるんです!」
「…それで?」
「わたしが、守ります。たとえ翼が傷ついて、一人で生きていけなくても…わたしが、守りますから…だから…」

妖夢はそう言葉を続けた。
だが、幽々子の冷徹な視線を見続けているうちに。
段々と、言葉も弱くなっていってしまう。
しかしそこで終わるわけには行かなかった。
ふと下げてしまっていた視線をぐっと幽々子の瞳に合わせ、強く、叫んだ。

「お願いですっ!この子を、ここで育てさせてください!」

若干、眼は潤んでいた。
ある種の恐怖があったのかもしれない。
それでも、強く叫んだ。
自分の思いを。

はぁ、と幽々子はため息を吐いた。
そしてその場で立ち上がり―――その縁側の長い廊下を、ゆっくりと歩き妖夢から離れていく。
妖夢は少し、怖くなっていた。
自らの主の、その行動が。

「妖夢」
「は、はいっ!!」

幽々子の声。
少しだけ冷めた感じの声に、妖夢は飛び跳ねるようにして反応する。
幽々子は妖夢に背を向けたまま、続けて言った。

「部屋で育てると五月蝿かったり、汚れちゃったりするから迷惑よ」
「は、はい…」
「だから妖夢。あの樹に開いていた大きな穴をまた使ってその子の面倒を見なさい」
「はい………え?」

妖夢は、思わず素っ頓狂な声を上げる。
幽々子が言った言葉が、上手く理解できていない。
だがその答えは実に単純なものだった。
幽々子は振り返り、妖夢を見る。
その顔は、何時ものように天真爛漫な明るい幽々子の笑顔だった。

「聞こえなかったかしら?その子を育てるなら、あの穴の中にしなさい、って言ったのよ」
「え、あ…」
「それにしても大した穴よねぇ。あんな所に普通都合のいい穴なんて開いてる?」
「その…えっと…」
「…あれね。俗にいうご都合主義って言うやつね。結構大きかったし、妖夢入ってみない?」
「…それは、遠慮します」

幽々子は口元に手を当て、うーんと唸りながらそう続ける。
妖夢は流されるままにその話を聞くだけだった。
だが妖夢は、燕を抱えたまま立ち上がって、聞いた。

「ええ…っと、ゆ、幽々子さま!?」
「あら、何かしら?」
「えっと…燕は…育てても…」
「もう、話の聞いていない妖夢ね…もう少し他人の話はしっかり聞かないといい大人になれないわよ?」
「は、はぁ…」

幽々子のペースに完全に巻き込まれている妖夢。
幽々子は腕を抱えて、少し怒ったような雰囲気を見せた。
でもそれでいて、暖かくて。
そのまま、幽々子は言葉を放つ。

「…燕は、樹の穴の中で育てるなら、面倒を見ても良いわ。…頑張って、生きられるようにね」

母親のように。諭すように。
幽々子は妖夢に言葉を紡いだ。
…最初、妖夢は何を言われたのか理解できなかったが。
けれど。
それを完全に理解すると―――ぱぁっ、と、眩しいぐらいの笑顔を見せた。
そして、幽々子に向かって大きく礼をする。

「あ、ありがとうございますっ!!」

妖夢は大きな声で、言った。
顔を上げると、そこには優しい幽々子の笑顔があった。
妖夢は、抱きかかえた燕に目をやる。
燕はぴぃ、ぴぃと、まるで今までの事を知って喜んでいるようだった。

「…良かったな、お前!」
「ええ。私もそこまで鬼じゃないわよぉ。ね?」

そういって、幽々子は妖夢に抱きかかえられた燕に触れようと、手を差し出した。
すると、燕はいきなり怯えるように、大きな声で鳴き出した。

「あらあらっ」
「こ、こら!幽々子さまにそんな態度見せたらだめだろっ!」

妖夢は慌てて燕にいう。
だが燕は、幽々子の姿を見てただ怯えているだけだった。
すると幽々子は、妖夢の顔と燕の顔を交互に見てから言った。

「良いのよ。この燕さんは、私の事が余り好きじゃないみたいだから」
「も、もうしわけありませんっ!」
「今日は朝から謝りっぱなしね、妖夢」
「えと、その…もうしわけありませんっ!」
「ほらまた」
「え、えっと…」
「はいはい」

ぴっ、と幽々子は人差し指を妖夢の唇につける。
落ち着きなさい、と言うように言葉を塞いだ。
幽々子は明るい笑顔を見せる。

「私の事はいいから、とにかくその子を先に穴の中に住まわせておきなさい」
「は、はいっ!」

妖夢はそう返事をすると、幽々子はにっこり笑って人差し指を妖夢の唇から離す。
妖夢は、縁側から庭に向かって駆け出した。
あの穴の開いた桜の樹に向かって。

「ちゃんと毎日ご飯もあげるのよ〜?」
「はーいっ!」

幽々子が間延びしたその声で言うと、もう遠くに行った妖夢は大きな声で元気に返事をする。
幽々子は、その姿を見送った。
この広い広い庭の向こうの樹に、妖夢が向かうまで。
ずっと、見ていた。

幽々子は、ふと微笑む。
けれどそれは、楽しさなどからのものではなかった。
先ほどの燕の反応を思い出す。
大したものだ、と思った。
生に執着するが故に、あの反応は当然のことだと幽々子自身、理解していた。
生を望むが故の、野生の感。
生きるものが最も嫌うものを、あの燕は肌で感じ取ったに違いない。



そう、幽々子自身が『死』なのだから。



死を恐れるからこそ。
幽々子を恐れた。
やはり生に執着を持つものに、冥界は肌に合わないのだろう。
それでも妖夢は。
あの生に執着する燕を。
この死を司る世界で面倒を見ようとした。

妖夢は、あの燕の翼が治った時どうするのだろう。
そんな事を、ふと考えた。



冥界の風は、春だと言うのに今日も涼しげだった。







***







それから、妖夢が穴の中の燕を面倒見る生活が始まった。
朝食を終え、基本的な庭の掃除や部屋の掃除などの家事を終えると、穴の開いた樹に飛んで行った。
日々右の翼に巻かれた包帯を取り替え、一日に二回ぐらいにわたって食事を与える。
たまに幽々子も様子を見に来るが、やっぱり燕は怯えていた。
妖夢はその姿を見るたびに幽々子に頭を下げ、幽々子は惚けた表情をしていた。

そんな生活が、約二週間ほど続いた。

妖夢が、燕の包帯を解いた。
近くには幽々子も居る。
燕は、一回だけ妖夢の顔を見た。
それに反応して、妖夢は頷く。

―――燕が、翼を大きく動かした。
その燕の両側に生えた、広げれば身体よりも大きな翼。
上下に大きく動かして、風を生み出す。
そして―――



―――空に、舞った。



妖夢は、その姿を見て笑顔を浮かべる。
幽々子も何時も通りの笑顔で、その姿を見る。

「やった…やったぞ、飛んだ!」
「あらあら、大したものね…」

妖夢はまるで、自分の事のように喜んで興奮していた。
その大空に羽ばたく燕の姿を見て。
幽々子も遠い眼をしていながらも、少し喜んでいるようだった。

―――燕は、そのまま飛び。
そして、妖夢のところに戻ってきた。
妖夢が両手を広げて構えていると、まるでわかっているかのようにその手の上に止まる。
興奮冷めやらぬ状態の妖夢は、本当に嬉しそうにしていた。

「やったな!飛べるようになったな!」

妖夢のその言葉に反応して、ぴぃ、ぴぃと鳴く燕。
それは、まるで妖夢が喜んでいるのをわかっているようだった。
半分人間と、鳥のはずなのに、まるで心から通じ合っているように。
妖夢は燕が潰れない程度に、抱きしめた。
その表情は、幸せそのものだった。



「…さて、妖夢」
「あっ、はい!」

幽々子が話しかけると、ようやく我を取り戻して返事をする。
ただし未だ続くその興奮のせいで、妖夢の返事の声は少し大きかった。
そしてそれを知って、幽々子は一言言った。



「…翼も治ったことだし、その子ともそろそろお別れね」



「…え?」



幽々子の言った言葉が。
頭の中に、入らない。
拒絶する。
妖夢の頭が、その言葉を。

「今のその子の空飛ぶ姿…素晴らしかったわ。まさしく生きている鳥、って言う感じね」
「は…はい…」
「そんなにも美しく生きている姿…この冥界には、必要無いわ」
「ちょ…ちょっと、待ってください!」

妖夢が、声を荒げる。
相手が幽々子であることは、今の妖夢には関係が無かった。

「どういう…事ですかっ!?」
「簡単よ。こんなにも生きて美しく空を飛んでいるんだもの。すぐさま冥界ではない大きな空に解き放つべきじゃない」
「でもっ!この子はまだ子供です!」
「このぐらいになったら、鳥は一人でも空を飛べるわよ」
「でも、こんなにすぐにっ…!」

妖夢は大きく反発した。
大きく声を張り、感情に任せて話を続ける。
だが、それに対して幽々子は冷ややかな目を向ける。
それは、時折見せる恐怖を生み出すような表情。

「…まだ、翼は治ったっていっても…!それだけじゃ、嫌です!」
「…どうして?」
「自由に空を飛べても…危険に、対処しようが無いじゃないですか!こんなにも子供じゃあ!」
「空を旅する中で、学べばいい。最初から対処法を全て知っている者なんて居ないわよ」
「その為にわざわざ危険に曝すって言うんですか!?」
「危険を知らない者が、対処の仕方を知ろうなんて思わないわよ」
「っ、でもっ!!」
「妖夢」

さらに叫ぼうとした妖夢を、幽々子はたった一言で静めた。
その一言名前を呼んだ事が。
冷たい声で、冷たい視線でその言葉を放った事が。
妖夢の身体を凍てつかせ、そして黙らせた。
幽々子はその冷たい声で、たった一言言った。



「私の命令よ。その燕を空に解き放ちなさい」



命令。
それは西行寺の従者である妖夢にとって、従わざるを得ないものだった。
幽々子はかつて一度として、妖夢に命令をした事は無かった。
庭の仕事も、剣の指南も、祖父の命令かもしくは自分から行った事。
幽々子がこうやって妖夢に命令をしたのは―――初めてだった。

だからこそ―――妖夢は、凍りついた。
その「命令」という言葉に、恐怖で身体を震わせる。
祖父からも言われてきた。
主の命令には、決して背いてはならないと。
主の命令には、何が何でも従えと。

でも。
妖夢は―――ぐっと、堪えて、その身体の震えを抑えようとした。
泣きそうになる自分を堪えて、しっかりとその足で地面に立つ。
そして、幽々子を―――その眼で見据えた。



「その命令には―――従えません。たとえ、幽々子さまであったとしても」



恐怖で、全身が震えていた。
主に対して、このような態度を取った自分は。
いったいどんな目に遭わされるのか。
その恐怖が、妖夢を支配していた。
でも、それ以上に。
この燕を守りたいという思いが、彼女を支えていた。

幽々子は、冷ややかな目で妖夢を見る。
妖夢の発言に対して、眉一つ動かさず、全く反応を見せない。
むしろ予想通り、といった反応。
妖夢にとっては、それが怖かった。

「…妖夢」
「っ…!」

幽々子の冷たい言葉が、妖夢に響く。
妖夢の心を凍てつかせ、そして抉り出していく。
だが、妖夢も引けなかった。
主に反発までしたのだ。
もう、許してもらおうとも思っていない。
ただ、自分の思いを貫こうとした。

…幽々子は、悲しげな瞳を見せる。
凍りついた瞳から移り変わる、ごく一瞬。
だが、心の奥底が激情していた妖夢はその微妙な変化には気付くことができなかった。
そして幽々子は言葉を放った。



「せっかく治った翼を…今度は貴女が、もぎ取るの?」
「…え…?」



幽々子が言う言葉の意味が、わからなかった。
翼を、もぎ取る?
こんな時に、そんな事が何の関係があるというんだ。
腹が立った。
自分の主人だというのに。

「…鳥は、大空を自由に飛ぶ姿が、あんなにも美しいというのに…貴女が翼をもぎ取るの?」
「ッ…!知りませんよ、そんな事っ!!」

幽々子に背を向けて、走り出した。
逃げるように。
いや―――逃げたのだ。
幽々子の言葉から。
幽々子の想いから。

知らない知らない知らない。
幽々子さまなんて。幽々子さまなんて。幽々子さまなんて。
本当に、我侭な子供だった。
心の奥底では自分でもわかっていた。
自分がとっても我侭な事をしてるって。
でも、認めたくなかった。
理解したくなかった。



幽々子のことを本気で嫌いになった気がした。
あんなに自分の事を大事にしてくれる主人だったのに。







***







幽々子は、追わなかった。
ただその小さな背中を。
小さな命を抱きかかえた小さな背中を見送った。

小さな背中なのに。
今日は、とても大きく見えた。
そして段々―――見えなくなってきた気がした。
それは、妖夢が段々遠くに行ったからというのもあるけど。
何故だろう。
目が、熱い。

「…あぁ…そっかぁ…」

声が、少し震えていた。
けれど、さっきまでのように冷たい声は出なかった。
むしろ何時も通りの。何時も妖夢に話しかける時の、あの感じ。

幽々子は、泣いていた。
大きな涙の粒を、目から沢山流していた。
世界が、霞んで見えてしまう。
美しい世界が全て、見えなくなっていってしまう。

「久し振りだなぁ…泣くのってぇ…」

独り言だけど。
まるで、誰かに語りかけるように幽々子は呟いた。
その表情は―――満面の笑み。

同じ事を、体験した。
かつて妖夢の祖父、魂魄妖忌も同じようなことをした。
あれほど孫に、主人の命令は絶対だと教えてきた彼も、たった一度だけ主人の命令を拒んだ。
今の妖夢と、同じような単純な感情の問題で。

でもその時。
幽々子はとても嬉しいと感じた。
あらゆる霊は、死者は自分の言う事を聞いた。
それは、幽々子の力などを恐れての事。
本音で語る事の出来るものなど、誰も居なかった。

そんな西行寺幽々子に対して、圧倒的な力の差があるにもかかわらず反発した初めての者は―――
あろう事か、自分の従者だったのだ。



『…幽々子様の命令といえども、それだけは譲れませぬっ!!』



大きな声で叫んだ彼の事を、今でも思い出す。
そのあと、彼は非常に反省していたのも良く覚えている。
まるで、あの時と同じだ。

そのときから、彼の背中が。
彼自身が、とても大きくなったように感じた。
見た目は何時もどおりだが、まるっきり変わってしまったようだった。
今まで以上に、頼りになるような気がした。

あの時と、何もかも同じだ。
自分の意見をはっきりと言って、主人にさえ反発した。
幽々子にとっては、自分の子供の成長のように感じられて。
とても、嬉しかった。
そして、今も。

涙が止まらない。
嬉しいはずなのに、涙が溢れ出て来る。
止まらない。
全然、止まる気配を見せない。



「妖忌…喜びなさい…
 妖夢も…とってもおっきくなったわぁ…」



涙を、流し続けた。
その喜びを、かみ締める。
袖で涙を拭いたが、そんな事をしても無意味だった。
瞳からどんどん、どんどん溢れ出て、止まらない。
そしてなお―――笑ってしまう。
嬉しかった。
嬉しかった、から―――



冥界に嗚咽が響いたのは、きっと空耳なんかじゃない。







***







「はぁッ、はぁッ、はぁッ…」

走り過ぎて、既に息は上がっていた。
いや―――走った事だけが理由じゃない。
胸に何かがつかえて、息が―――出来ない。

辿り着いた先は、桜の樹。
そう、それは燕の面倒をずっと見ていた穴の開いた桜の樹。
もう桜の花も随分散って、生命力のある葉桜がその姿を現していた。

ずっと抱きかかえていた、燕を見る。
その姿は強く抱きしめていたにも拘らず無事だった。
翼を羽ばたかせ、元気であることを妖夢に見せていた。
そのはずなのに―――嬉しいという感情が、生まれてこない。
寧ろ何だろう。この心の奥底から湧き上がって来るもやもやした思いは。

…無視した。
無視しようとした。
出来るはず無いとわかっていても、無視をした。
妖夢は、燕を両手に乗せる。
そして軽く呟いた。

「…ほら、お前の家だ。今日は中に入ろう」

いつもだったら笑顔で言える言葉なのに。
今日は、この言葉を出す自分の唇が引きつっているのが良くわかった。

頭の中に、幽々子の顔が思い浮かんできた。
優しい笑顔を浮かべる幽々子の顔が。
次々と、幽々子の様々な表情が思い浮かんでくる。
特に、多様な笑顔が。
…妖夢は、頭を大きく横に振る。
その顔をどうにかして忘れて、振り払おうとした。

幽々子さまは、わかってくれない。
わたしの事も、そしてこの燕の事も。
大空に解き放てるほど、この子は強くないんだ。
わたしがまだまだ守らなくちゃ駄目なんだ―――
だから、幽々子さまなんて嫌いだ。

そう、思っていた。

妖夢は、穴の中に燕を戻そうとした。
だが―――燕は、中に入ろうとしなかった。
妖夢はその姿を見て、驚く。

「どうした…?お前の、家だぞ…?」

妖夢は、呟く。
戻ってくれ。お前の家なんだ。
お前が今まで暮らしてきた家なんだ…
ここに居れば、お前はわたしが守っていけるんだ…

ぴぃ、ぴぃ、と鳴く燕。
その眼は―――大空に向いていた。
その方向だけをただ見つめ続け、離そうとしない。

「…どうしたんだよ、一体…」

妖夢は、絶望に打ちひしがれそうになる。
今まで守ってきた燕まで、私の事を嫌いになったのだろうか、と。
妖夢は空を仰ぐ。
燕も共に見ている、空を。

「…あ?」

空を見た。
空より高い冥界、それよりも高いその空を。



そこには―――燕の群れが、空を廻っていた。
まるで誰かを待つように。
ぐるぐると、ぐるぐると。



「…お前、まさか…」

自分の手に居る燕を見る。
その視線は、間違い無く空を飛び回る同属達を向いていた。
ぴぃ、ぴぃと。
仲間を呼ぶようにして、鳴き続けた。
羽を、大きく羽ばたかせて。



そうか。

そう言う事だったんだ。





『せっかく治った翼を…今度は貴女が、もぎ取るの?』



『…鳥は、大空を自由に飛ぶ姿が、あんなにも美しいというのに…貴女が翼をもぎ取るの?』





頭の中に蘇る幽々子の言葉。
それは、とても簡単な意味だった。
わたしは、この子にとってもっとも幸せな事は、危険に身を曝さないようにする事だと思っていた。
わたしに守られていれば、ずっと幸せなんだろうと思っていた。
この治った翼で、わたしのもとで空を羽ばたいていれば幸せなんだろうと、本気で思っていた。

違ったんだ。
間違っていたんだ。
この子の幸せは、そんな事じゃなかった。

この子の幸せは、大空を自由に舞う事だ。
この子は、その空を自分から望むほど強かったんだ。
大きな空に仲間たちと共に、何かに縛られること無く空を支配することだったんだ。

この子にとって穴は天国ではなかった。
いや寧ろ、牢獄だったのかもしれない。





わたしは知らず知らずのうちに―――
―――彼の持つ、大空を自由に羽ばたく為の翼を奪っていたんだ。
この穴という閉鎖空間に、追いやることで。





ぴぃ、ぴぃという鳴き声が、遠く感じた。
でもその鳴き声は、今度は空を向いていない。
妖夢の顔を向いて、その鳴き声を続けた。

妖夢は、その腕に冷たいものを感じた。
沢山、沢山流れてきて、腕を冷たくしていく
畜生、誰だよこんなことするのは。



―――ああ、わたしか。
   わたしが、泣いているのか。



妖夢の涙が、腕をぬらす。
燕は、まるで妖夢を慰めるかのように鳴く。
その優しさが、寧ろ辛かった。

思い出す、幽々子の笑顔。
酷い事をしたと、思った。
本気で、謝りたくなった。
自分の愚かさを。呪いたくなった。

「…ごめんな…本当に…ごめんな…」

目の前の燕に向かって、そういい続けた。
許してもらおうとは、思ってない。
ただただ、その言葉を告げないと―――やっていられなかった。
燕はもう、鳴かなかった。
ただ妖夢のその泣きじゃくる顔をじっと見ていた。



「妖夢」



聞き覚えのある声が、後ろから聞こえた。
妖夢は、振り返らなかった。
いや―――振り返れなかった。
今は、彼女の顔を見る事が辛かった。

「やっぱりここにいたのね…心配したわよ」
「…幽々子、さま」

その声は、何時も通り優しくて。
心が凍り付いてしまうような、そんな感覚を微塵も感じさせない。
だからこそ、むしろ辛かった。
いっそ怒ってくれたらいいのにと。
いっそ―――嫌ってくれたほうがいいのに、と思った。

背中が、暖かくなった。
この暖かさが、とても辛く感じた。
私には、こんな暖かさを貰う権利なんて、無い。
でも。でもでも。
溢れ出た涙が、さらに頬を流れた。

幽々子が、妖夢の背中を抱きしめていた。

「私の言った事…わかってくれたのね」
「…ごめんなさい…幽々子さま…ごめんなさい…」
「どうして…?どうして妖夢が謝るのよ」

その時、妖夢は初めて知った。
幽々子も今、涙を流しているんだと。
だからこそ、余計後ろを振り向こうとしなかった。
きっと幽々子もそれを望んでいた。

さっきまで嫌いだと思っていた心なんて、どこかに行った。
幽々子さまは、私のことをわかってくれなかったわけじゃなかった。
ただ―――本当に、この燕の幸せを望んでいたのだ。
自分が、恥ずかしくなった。
我侭なことしか考えていなかった自分を。

でも、そんな自分を。
こうやって幽々子さまは抱きしめてくれる。
嬉しかった。
嫌われてなかった事が、素直に嬉しかった。
幽々子がまだ自分を好きでいてくれることが、とても嬉しかった。
嬉しくて…さらに、涙が溢れ出た。

「…ねぇ、妖夢…」
「…はい…」
「明日、二人で…この子を見送ってあげましょう?今日はちょっと…早すぎるわね…」
「そう…ですよね…」

可笑しいな、と思った。
声が、まともに、出ない。

「幽々子さま…」
「なに、妖夢…?」
「変ですね…涙が…幽々子さまに抱きしめられて嬉しいのに、涙が…止まらないんですよ…」
「あら、奇遇ね…私も…大好きな妖夢の傍にいるのに…涙がどんどん出てくるの…」

妖夢と幽々子は。
涙を流しながら、微笑んだ。
この暖かさを、今なら素直に受け入れられた。
もう、大丈夫だ。
背中の温もりは、彼女にとって愛すべき人のだから。

燕も、その雰囲気を感じ取ったのだろう。
二人の顔を見てから―――自分の巣穴の中に、入っていった。



翌日、燕は大空に羽ばたいて行った。
途中、彼は自らの家であった穴を。自分を育ててくれた少女の姿を見た。
妖夢は、涙を流さなかった。
この別れには涙を流さないと、最初に誓ったから。



一つの穴を、一つの命を通じて、妖夢が少し大人に成長した瞬間だった。







***







―――そしてこれは、それから数年後のお話。



「ふぅ…ま、今日はこんなものね」

銀色の髪が、風に靡く。
春の風は温かく、桜の花弁も散らしていく。
頭の上に、花びらが一枚乗った。
なんとなく払うのも気が引けたので、乗せたままにしておくことにした。

チチ、チチチと。
鳥の鳴く声が耳に届いた。
それを聞くと、少女は笑顔を浮かべる。
手に竹箒を持ちながら歩いていく。
その声がするところまで。

…それは、穴だった。
少女の身体に比べると小さく、半身が入れるかどうか、という程度の。
でも勿論、その中に入ろうなんて思わない。

その中には、小さな小さな命が芽吹いていた。
そして、向かってくる一羽の燕。
燕は少女の姿を見つけると、ちぃと鳴いた。
少女もそれに反応して、言葉を返す。

「よう。元気にしてたか?」

少女は―――魂魄妖夢は、言った。
燕は口に咥えた蚯蚓を持ちながら、軽く妖夢を見て頷いたようだった。
そしてそのまま穴の中に入り―――雛達にその蚯蚓をやる。
妖夢は、その姿を温かい眼で見ていた。

―――あの後、大空に飛び立たせた燕。
ところが一年後、子供を産む為に再び戻ってきたのだ。
その時、「雌だったのかよ!」と普通に突っ込みを入れてしまったのは痛い思い出。
そしてそれ以来、この穴は彼らの子孫たちが一年毎の春に暮らす為の場所となってしまった。
けれど、妖夢は前のように無駄に干渉したりはしない。
ただ遠くから見守る。それだけ。
彼らの自由を、尊重した。



「妖夢〜」
「あ、幽々子さま。どうなさいました?」
「今年は燕ちゃんたち来てる〜?」

幽々子が、妖夢のほうに手を振って歩いてくる。
妖夢はそれを笑顔で迎えた。
そして妖夢が導くと、幽々子は穴の中を覗き込む。

「あら、もう子供が…」
「今年も元気に成長しそうです。問題なさそうですね」
「うんうん♪」

幽々子は満足そうに頷く。
そして妖夢の方を見て、意地悪そうに笑った。

「もう、昔みたいなことしちゃ駄目よ〜?」
「しませんよ…子供じゃないんですから」
「いやいや妖夢、まだ十分子供よ、貴女は」
「…いや、まぁ、そうですけど」

数年たったとはいえ、妖夢はまだ10代だった。
それでも昔に比べれば色々常識が付いてきた。
最近では冥界の境界線があやふやになったせいで下界にも降りるようになって、色々学んだ。
それでも―――西行寺幽々子の前においては、まだまだ年下。
年端も行かない、子供だったから。

「だから…目が離せないのよねぇ」
「…はい」

少し説教のような感じを受けて、弱い声で返事をする妖夢。
幽々子のペースに巻き込まれるのは、いつまで経っても慣れない。

「…ねぇ、妖夢」
「はい?」

幽々子は、少し声のトーンを落として。
笑顔だけれども、その声に真剣みを付けて、妖夢の名前を呼んだ。
妖夢は、その声に疑問を感じはしなかった。
でも、幽々子の目をしっかりと見た。

「貴女は…翼をもぎ取られていると、思っていない?自分はこの冥界という箱庭で生きるだけだと、思ってない?」
「…」
「…羽ばたきたいのなら、羽ばたいて良いのよ。私は、大丈夫だから」

幽々子は、言う。
その声は、どこか暗く沈んでいて。
妖夢は、すっと目を閉じた。

「…何を言ってるんですか、幽々子さま。私はそんな事を思ったことは、今まで一度たりともありません」

それは。
妖夢が心から思う、本音だった。
妖夢は、自分で居たいからこそこの冥界にいる。
自分の意思で、幽々子の傍にいて、世話をする。
そして、満面の笑みを幽々子に向けて浮かべて、言った。





「私にとっての翼は…冥界であり、白玉楼であり、そして何より…

 私の大好きな、幽々子さまですから」





「…妖夢」

幽々子から、笑顔がこぼれた。
そして幽々子は―――妖夢に抱きついた。

「わっ!?」
「ありがとう…嬉しいわ」
「…はい」

昔は幽々子のほうが明らかに身長が高かったけど。
今は…どっちもどっちなぐらいにまで身長差が縮まった。
まだ妖夢の身長は、幽々子に及ばなかったけれど。
だけど、抱きしめられると―――幽々子の顔が近くにあった。
少し、恥ずかしくなって視線をそらしてしまう。
ごほん、と一つ咳払いをした。

「そ、それじゃあ幽々子さま。ご飯にしましょう。茶の間に戻りますよ」
「あ、そうね」

そういって、全身の抱きつきから妖夢は解放される。
これで幽々子の顔が目の前にあるという状態から解放され、内心ほっとする。
だが、次に感じたのは腕の圧迫感だった。

「…え?」
「いいじゃない。私の事…大好きなんでしょ?」
「い、いや、そうですけど…でも…」

幽々子は、がっちりと。
妖夢と腕を組む。
大きな胸が当たって、少し恥ずかしく、なんか悔しい。
幽々子はその状態で、少し上目遣いで話しかける。

「屋敷の中に戻るまで…ね?」
「…わかりました」

妖夢も、笑う。
幽々子も、笑った。

「今日のご飯は何かしら〜」
「そうですね。何がいいでしょうか」
「そうねぇ、朝だからちょっと落ち着いて納豆とひじきの煮つけときゅうりの漬物と生姜焼きと…あと…」
「…多いですって」
「え〜?」
「いや、え〜じゃなくて」
「ん〜、じゃあ…」

二人は、そうやって庭を歩く。
二人一緒に、並んで。



幽々子さま。
大丈夫です。

貴女に付いていく事が。
貴女に従うことが。
何より―――こうやって、貴女の傍にいられることが、私の幸せ。



私の翼はもがれてなんか居ない。
だってこんなに身近で感じられる存在こそが、私の翼なんだから。



幽々子さま。
私は貴女の傍を離れません。
例えここが、冥界という名の外界より切り離され、閉ざされた牢獄の如き穴の中だとしても。
ここが私の居場所なんですから。
ですから、幽々子さま。



一生―――いえ、未来、永劫。

貴女の傍に、私は居続けましょう。







***







妖夢。
私の可愛い妖夢。

あなたが望むなら、なんでもしてあげたい。
自由に、解放すらもあなたのしたいことをすればいいと思う。
そう、ここから去ることさえも。
私には、あなたを止めることなんてできないから。
あなただけの翼を広げて、飛び立って欲しいって、私は思う。

でもね。
もしあなたが離れて行っちゃったらきっと私は―――泣いちゃうと思う。
大きな声で。多分大親友の紫が来ても、そうなる。



だってあなたも、私にとっての翼だから。



だからね。
あなたがここから離れるって言わなくて、私はすっごく嬉しいの。
嬉しくて…逆に、泣いてしまいそうだった。

妖夢。
私と一緒に歩いて。
私と一緒に、大きな翼を広げましょう。
私たちの、自由を、幸せを求めていきましょう。
この、閉ざされた冥界で。
あの穴と同じように、閉ざされた場でも。
羽ばたくことは、出来るのだから。

私はあなたの翼になる。
だからあなたも、私の翼でいて。



愛してるわ。
私の、私の一番大事な妖夢。
あぁ、宇宙が見える…(死にかけ)

こんにちは。締め切り限界ギリギリで全力を振り絞った結果、どうにか書き上げることに成功しました。
駄目だ…思わず死んでしまいそうだ…(現時刻午前3時)
とりあえず、昔の妖夢を書いてみました。ええ、現在ではなく9〜10歳ぐらいの。
そして最後の説の妖夢は、現在の…ような気もするし、ちょっと未来のような気もするし…
まぁ、読者の皆さんの解釈にお任せいたします(投げた

え、何で生きてる燕が冥界になんか入れるのかって?
HAHAHA!そんなのスキマ妖怪の力を使えば一発じゃないですか!
しかし作っておいてなんだが、この作品のお題を「穴」というのは正直犯罪のような気さえしてきた。
ごめんなさい…真面目に『穴』で作れた人、ほんとにごめんなさい…

あえて、言うことがあるとすれば。
ここまでご覧になってくださった方々、ありがとうございます。
楽しんでいただければ幸いでございます。
可能ならば、この祭り、最後の最後まで楽しんでくださりますよう…
秦稜乃
http://lifelifelife.web.fc2.com/
作品情報
作品集:
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投稿日時:
2007/05/12 07:12:20
更新日時:
2007/05/14 22:12:20
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1. 9 久遠悠 ■2007/05/13 00:24:14
むしろ「穴」、というお題からこれほどの作品を書き上げてしまうあなたに脱帽しました。
ところで、あとがきで語られているスキマさんは何処に?
2. 8 A・D・R ■2007/05/13 04:00:40
確かに、ちょっと穴へのつなげ方が強引な気がしました。
でも、それをさしおいてもとてもよかったと思います。素直に素直にお話を紡いでいって、きれいにまとめ上げられたように感じました。
こういう締め方…大好きです。
3. 9 だおもん ■2007/05/14 00:03:44
ただの動物物語かと思ってしまいました。涙が止まらないです。
4. 3 shinsokku ■2007/05/14 20:37:48
う、うーん。難しいなぁ。
分量から言って、頑張ったなー、という感じはするのですが、残念ながら自分は面白く思えなかったようです。
どうにも許容値が低いんでしょうか・・・申し訳ない。
5. 4 爪影 ■2007/05/15 20:48:35
 喜んで行ない、そして行ったことを喜べる人は幸福である――ゲーテ。
6. 9 どくしゃ ■2007/05/19 04:08:07
読み終えたとき、モニタ前で拍手してしまいました。
素晴らしいとしか言い様が無いです。
お題が「箱」でもOKな話でしたねw
7. 8 詩所 ■2007/05/24 04:13:19
やべえ、霊夢やべえ。
なにがって?んなもんかわいいからに決まっているだろ!
幼さで1.5倍、幽々子様でさらに2倍だぜぇ、フゥハハッ……

すんません、取り付かれました。
もったいないのは穴の影の薄さかな。
8. 9 反魂 ■2007/05/25 01:47:08
実に良かったです。終始穏やかなムードが流れて心地よく、妖夢や幽々子の心情も手に取るように伝わってきました。
一見東方とあまり関係ないところからお話をスタートさせながら、きちんと主人と従者それぞれの温かさに投影して帰結させる点も見事です。
御題は確かにやや薄いのですが――何というか、この優しい物語に文句をつけたくない自分がいます。
それ以外はもう文句なしです。負けました。綺麗な物語をありがとうございました。

※)誤字
追求→追及
野生の感→野生の勘
9. 1 人比良 ■2007/05/26 20:58:25
あとがきの中段が蛇の足かな、と。都合に足が生えて歩いてき
ています。
10. 5 流砂 ■2007/05/26 21:46:38
>この作品のお題を「穴」というのは正直犯罪のような気さえしてきた。
というかむしろちゃんとお題を使っていた部類かと。
ちょっと後書きではっちゃけ過ぎてて、少し引いたのは秘密。
11. 6 deso ■2007/05/26 23:58:14
妖夢の悩む姿が可愛いです。多少ベタな気もしますが、妖夢が描けてるので良いと思います。
12. 6 blankii ■2007/05/27 11:05:14
My better half、ということで冥界主従の成長物語を安心して読むことができました。燕と主従との非対称性がなんとも印象的。
13. 6 椒良徳 ■2007/05/27 19:44:58
 …は二個並べるのが一般的だったと思います。
「野生の感」は「野生の勘」でしょう。
あと、ツバメの主食は虫ですので、人間のご飯を与えるのはかなり問題があると思います。いや、飼ったこと無いですけどね。
あと、ツバメはグルメだから空を飛ぶ虫しか食わないそうで、ミミズは食べないと思いますよ。いや、飼ったこと無いですけどね。
改行の数が一定していないのに何か違和感を感じます。どういう意図があるのか判らない。
 さて、内容に関してですが、可も無く不可も無くといったところです。正直言わせて頂いて惜しい作品だなと思います。これだけの長さの文章をまとめる事が出来るということは、結構な文章力をお持ちだと思うのですよ。それを、生かしきれていない気がします。お題にしても、アイデアにしても、話の構成にしても、感動の超大作には力不足です。残念ながらこの作品は評価できませんが、あなたの新作には期待したいと思います。
14. 6 木村圭 ■2007/05/27 23:32:16
ちょっと無理のある見方をすれば、鳥が紫の仕業なら件の穴も紫が準備したものと思えなくも無く。どちらでも構わないんですが。
意見が分かれるところだと思いますが、個人的には妖夢に自分自身の中に翼を見つけて欲しいと思います。例え大空を舞う毎日になったとしても、自らの家である屋敷も、彼女を育ててくれる少女も、変わらず妖夢を見守ってくれるのだから。
15. 7 らくがん屋 ■2007/05/29 10:59:27
私はこの作品はテーマ『穴』でがっつり書けているように思うんですけどね。作者さん的にはあまりそうではなかったのかしらん、と。あまり良い表現ではないかもしれないけど、普通に面白かったです。
16. 9 ■2007/05/29 13:22:25
作品的には文句無しで満点でした。しかし、お題が弱いので−1点しときますね。いや、何も言うところのない見事な主従・親子っぷりでした。
17. 4 鼠@石景山 ■2007/05/30 00:52:54
話の起点である燕の存在が最後まで引っかかってました。
いくらなんでも紫の仕業には……
後の妖夢は「冥界に生きたままで居ることが不自然」とキチンといっているので、「この燕は死んでしまうのかなー」と読んでいました。
妖夢を驚かす幽々子の茶目っ気はいいんですが、他の部分。幽々子が妖夢を溺愛しているっぽい所が、そういうつもりで見ていなかったのでちょっと温度差を感じてしまいました。
18. 4 いむぜん ■2007/05/30 02:24:35
冥界に生きた燕。これがなぁ……筆者自身が一番気にしてるのかもしれないが。
幽明の境って飛び越えて入られるんだっけ? 紫の仕業はズルイw
妖夢側だけだと到って普通の「子犬拾っちゃったけど飼えません」の話だが、幽々子の存在がアクセントになっている、気がする。
19. 9 リコーダー ■2007/05/30 16:17:13
空の描写が綺麗なので+2って感じです。
20. 5 眼帯因幡 ■2007/05/30 17:30:36
お題が、穴というより翼ですね。
それはさておき、幼い妖夢の心境が伝わってくるような物語でした。
最後の幽々子の独白も、良いオチだと思います。
お疲れ様でした。
21. 5 二俣 ■2007/05/30 19:50:47
わかりやすく、きっちりと。
やりたかったことをしっかりと書き切るとても丁寧な姿勢だと思います。
が、それが多少展開が間延びする原因になってしまったかも。
最後はきっちりまとまったのでこれでいいのかもしれませんが、もう少し短くまとめきれたら作品としてのクオリティはさらに上がったかと。
22. 8 K.M ■2007/05/30 21:03:59
これはよいジュブナイル風味。こうして大人になっていくのね…
幽々子様の包容力凄いですね。
比翼の鳥…という表現はニュアンスに若干問題があるかな。
23. 6 たくじ ■2007/05/30 22:28:41
いい話でした。ちょっと泣きそうになりました。あの燕もしかしたらゆゆ様に食べられるのかなとか最初思ってましたw
24. 7 藤村る ■2007/05/30 23:27:40
 久しぶりに素直なSS読んだ気がしました。
 いい感じです。穴はあんま関係なかったですが、弱いというほどでも。
 結局、妖忌は何があって幽々子の命令を退けたのだろう……。
25. 5 時計屋 ■2007/05/30 23:35:41
妖夢はかわええなぁ。
幽々子様もかわええなぁ。
俺も飼われたい。違う意味のツバメとし(自重しました)

さて、批評です。
まだまだ未熟な少女の成長を描いた、良いお話だったと思います。
気になった点は、妖夢があそこまでツバメに執着する理由付けが弱いこと。
後は、モノローグ的な文章が過剰な点でしょうか。
登場人物があまりに感傷的になりすぎてる気がしました。
26. フリーレス 秦稜乃 ■2007/06/03 21:34:48
皆さん、こんにちわ。
『翼を』の作者、秦稜乃。もとい稜乃でございます。
まぁ、ぶっちゃけどっちも名前なのでどう呼んでくださっても結構ですよ。

えー、コメント返しはあとがきで編集してやろうと思ったのですが。
2日の夜のこんぺチャットに参加した一部の方はご存知かと思いますが、私、この作品の編集PASSを忘れてしまいました(実話

_| ̄|○

もうね、もうね。
誤字修正とか出来ないのが申し訳なくてね。
ホントすいませんでした。マジで。
何やってんだろうなとか思いつつね。

こんな作者ですいません。

余り鬱々しててもしょうがないので。
作品については本当にコメントありがとうございます。
こんな作品が、16位とかに食い込んでるんですよ…感謝。
。・゚・(ノД`)・゚・。
もう、これからもSS書いていこうって思いましたね。
成績がよかったから、とかじゃなくて、こうやって沢山コメントがもらえたから。
みんな真剣にコメントをつけてくれて、私は幸せです。
だからこそ、狙う。
次の目標はただ一つ!

SSこんぺ、ベスト10だ!

俺みたいなのが入るのは正直しのばれるような空間かもしれないけれど。
でも東方SS書きとしては、やはり目指したい。
こうやって真面目に書いているからこそ、あの場所に辿り着きたい。
あの場所にいる人々のところまで行きたい。
これが、私の次なる目標です。
下手な文章書きではありますが。
皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

というわけで前置きが長くなってしまいましたね。
すいません。こういう自分の事をずらずら話すの大好きです。
ちょっと作品について語りますね。編集PASS忘れたので。
えっと、妖夢を可愛く書きたかったというのが本音です。ホントです。
実は没った作品が一作あって、それを必死になって進めてたんですが、
締め切りの大体二週間前ぐらいになって『進まねぇこれwwww無理ぽwwww』って思ってこれを製作し始めました。
でも早々うまく製作が進むわけもなく。
締め切り2日前、たったの12KBしか進んでいなかったこの作品。
さぁどうしよう(;´Д`)
もうこうなったら行き着くところまで書かねばと。
そしてやった結果、1日で30KBほど進んでしまったという逆位置の奇跡。

なーにやってんだか

中盤以降の展開がやたら急なのはそのせいです。
うん、自分が原因って事ですね。ホントすいませんでした_| ̄|○
でも結果としてこうやって沢山の人々に支持されました。
気付いたら83作中16位という、間違いなく私にとっての生涯最高成績。
本当にありがとうございます。
いくら感謝しても感謝し切れません。
今後も頑張って東方を書いていきたいと思います。

さて、いい加減コメント返さないとあれですね。
なんか何の為にこれ書いてんだかわかんなくなってきた。
コメント返しが目的のはずなんだが、単なる自分語りになりつつある。
では参りましょうか。
コメントをしてくれた方から順番に行きたいと思いますー。

>久遠悠さん
まぁ、『穴』を中心と置いていないのが難点といいますか。
単なる穴じゃあつまらない。
あとスキマさんを出すと話がこんがらがる可能性大だったのでやめました。

>A・D・Rさん
純粋にSSとして投下した気がしないでもないです。
ここは創想話か!みたいな。
『穴』への繋がりは薄いです。ホントに。
こんぺよりも創想話に送るべきだったかもしれないとか思いつつ。
いや、ここでいろいろ評価されてもらったことは勉強になりましたが。

>だおもんさん
まぁ、最初の文章じゃあそれもしょうがないですよね。
泣ける話に仕上がってよかったです。ホントにこんなので泣かせられるのか?と不安でした。
シリアスというか泣けるお話。楽しんでもらえて幸いです。

>shinsokkuさん
謝る必要は無いですよ。人にはどうしても好みってものが存在しますし。
万人受けはそもそも可能だと思ってません。
でも、今度は是非あなた『も』満足できる作品を目指して。

>爪影さん
そう考えると妖夢は幸福だったんだろうな、と思いますね。
妖夢には幸せであって欲しい。
なんか話がそれた気がする。

>どくしゃさん
ぐは、そこまででしたか。
こんな作品に拍手まで送ってもらって…駄目だ、こっちが拍手したい気分だ。
読んでもらって、そして感動してもらって、拍手まで貰って。
ありがとうございました。
あと、『箱』ですか…まぁ、確かにそれでも可能ですかね(笑

>詩所さん
それ霊夢やない!妖夢や!
とまぁジブリ調な突っ込みはさておき、楽しんでいただけたようで。
妖夢可愛いですよね。妖夢可愛い。マジ可愛い。マジで可愛い。超可愛い。
でも渡さないから!幽々子さまはいいけど、妖夢は渡さないから!(黙れ
取り付かれましたか。嬉しいです。『穴』は確かに薄い。
今後の目標は上手くお題を取り込むことですね。

>反魂さん
ああ、そこまで言ってもらえるとは…
お題の薄さ以上にそうやって話の方に取り付かれてもらって感激です。
でもお題が薄いのは問題だよなぁ(汗
はい、本気で楽しんでもらったようで私も感激です。ありがとうございます。
…誤字…直せねぇよぉ…母さん…

>人比良さん
あとがきで作品の説明は不要、ということですな。
確かにその通りです。作中ではっきりと、もしくはうっすらと伝えればいいのだから。
今後注意したいと思います。

>流砂さん
お題…使ってたかなぁ。
いや、確かに使用してはいたんですけど、メインテーマじゃないなぁと。
でもお題だからそんなのでいいのかな。とにかくありがとうございます。なんか救われた気分です。
あとがきは、『こいつはこういう阿呆なのか』と思って蔑んで貰えれば幸いです。
毎回あとがきはこういう調子で怒られます。

>desoさん
ベタ
but
可愛い
とかいってみます。
妖夢は素直な妖夢が一番可愛いわけで(省略されました…続きを読む場合はry)

>blankiiさん
そーゆー具体性を持って書いたわけじゃなかったりするのですが(ぉ
でもそういう風に楽しんでもらえればそれでいいと思います。
SSの楽しみ方の一つは、個人の解釈の違いだと思います。

>椒良徳さん
人の書き方に文句言うない!
まぁ、そんな事をいうのはさておき。
文章力かー、自分にあるのかどうか不思議でしょうがありません。
可もなく不可もなく。納得です。最後まで書いててどうにも腑に落ちない感があったのが。
やっぱりちゃんと推敲とかして書き上げないと駄目ですねー。真面目に書く時間を取らないと死ぬ。
あと、誤字の修正は無理です。不可能なんです。ホントすいません。

>木村圭さん
なるほどその解釈の方法はなかった。
今度使う。
今のところ妖夢にとっての翼は、間違いなく幽々子だと思います。
きっとこれからもっと大きく成長したら、一人で飛び立つ日が来るかもしれないけれど。
そんな妖夢も見てみたい。

>らくがん屋さん
どうしても、どうしてもメインテーマに置くとなると薄い気がしたんですよね。
もう、お題=タイトルのような雰囲気になっている本作品。
もしそう言われても否定が出来ない、というか寧ろしない。
書けてるって言われるとホントに救われます。ありがとうございます。

>翼さん
ということでやっぱりお題が薄いということでよろしいですね。
自分でも納得してるから問題ないですよ。
作品的には満足していただけたようで、感謝です。
妖夢と幽々子の関係は、主従より親子でありたいと思う私。

>鼠@石景山さん
無理があるのは認めます。ていうか無理がありすぎます。
まぁ、これに関してはもう反省するしかないですなー。
いい言い訳が思いつかなかったから『あとがきでネタにするか!』と思い立ったのは秘密です。
で、幽々子の温度差。確かに読み直して感じますね。
じゃ、言い訳します。幽々子って普段からのほほんとしてる性格だと個人的に思うんです。
でも、その性格の裏で、時として冷酷な一面を見せるような気がするんです。
うん、言い訳ですね。でも幽々子は妖夢が大好きであって欲しい、というのは私の我侭でしょうか。
ですよね(汗

>いむぜんさん
気にしてますよ、気にしてますとも。
空より上の雲の上、そんな場所に燕が来るかっ!ってね。
でももう書き始めちまったらノンストップ青信号ですよ。書くしかない。
締め切り近いし。みたいな。
紫の仕業にすれば何でも通じますからねー、今後自重します。

>リコーダーさん
…褒められてるのか?これ…
ま、まぁいいか。

>眼帯因幡さん
お題がお題がー(涙
気にしてはいるんですよ、きっとそのお題だったら俺最高だっただろうなぁ!
で、幼いという感じで読んでもらえたなら嬉しいです。
子供の頃って言うのはどうしてもこんな感じかと。

>二俣さん
なんか予定より凄く長くなってしまった感はあります。
どうしてこんなに書いてしまったんだろう、というのが書き終わった後での本音。
でも伝えたい事を全部伝えようとするとこうなってしまいました。

>K.Mさん
幽々子さまはきっと沢山のものを受け止めてくれるんです。
妖夢のものだったら特に。なんでもなんでもみんなー。
あったかいお母さんのイメージが強いんですよねぇ、幽々子さま。
でもゆかりんもそのイメージが。ゆかりんはお姉さんか?

>たくじさん
私の幽々子さまはそんな事しません!><
でも沢山食べてるとは思います。
是非泣いて下さい。俺まで泣いてしまいます。

>藤村るさん
素直にSSを書いたのも久し振りです。最近ネタみたいなSSしか書いてなかったものだから。
穴の薄さは凄いですよ。どんだけ翼に走るのかと。
妖忌が命令違反を犯したことに関しては、各自脳内補間で。
その方が楽しいと思います。きっと何かあったんだろうな、的な感じで。
SS製作は発想とイメージです。

>時計屋さん
それは わたし です。
そんなネタはさておき。
文章的に泣かせに走ったのが原因なんだろうか…なんか○ッシュもびっくりの泣きストーリーに。
あ、キャラクターが泣くって言う意味ですよ?
とりあえず妖夢の幼少期を書いてやろうと思ってこんな感じに…
まだまだ理由付けが甘い。精進させてもらいます。


はい、コメント返し終了です。
この作品を読んでいただき、本当にありがとうございます。
ホントに、何度も言わせていただきますが何度も感謝してます。
これだけ多くの人に支持されれば、この作品もきっと幸せだと思います。

こんぺ、お疲れ様でした。
私も作品の順位が開示されるまでは胃が痛くて痛くてしょうがありませんでした。
ようやく安眠できる日々が続きそうです(笑
感想つける側としても頑張りましたが、どうつけようか迷う作品も多く。
蓋を空けてみると何作かコメント付け忘れたという失態。
ああもう、ホント申し訳ない。
あとで時間作って読もう、と心に決めました。

思えば、一作没ったり、一気に30KB書き進めたり、
感想期間が長かったり、でも時間取れなくて作品を読むのが遅れたり、
やっぱり誤字があったり、しかも編集PASSを忘れて直すことも出来なかったり、
考えてみれば、一ヶ月の間で様々な事がありました。
しかし無事作品も完成し、皆さんに多大な支持を頂いた今となってはそれらもいい思い出です。

最後になりましたが。
『翼を』読了ありがとうございます。
これからも精進してSS書いていきたいと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。
創想話でも『何だこの作品は』って思ったら問答無用でケチつけてやってください。
そんなのでも喜べる奴ですから。


というわけで!
第四回東方SSこんぺ!
皆さん、お疲れ様でした!

また次のこんぺでお会いしましょう!


P.S.
妖夢は俺の嫁。
気付いたら全部で9KB行っているという罠。寧ろ10KBに行きそうな勢い。
どう見ても書きすぎです、本当にありがとうございました。
あとなんか無駄に長くてごめんなさい。
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