とまり木

作品集: 最新 投稿日時: 2007/05/13 02:19:19 更新日時: 2007/05/15 17:19:19 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00

「花見をするぜ」

 魔法使いの人間は久しぶりに訪れたかと思えば突拍子も無い事を言い出した。窓から射す光に照らされた金色の髪が紅を基盤とした造りの部屋には妙に艶っぽく見える。傍らにはこれも同じく魔法使いのアリス=マーガロイドが連れ立っていた。結論だけを言う魔法使いの少女――霧雨魔理沙の言動は相変わらず的を得ること無く理解できなかったが、透き通るような髪を靡かせる少女が並び立つ姿はそれはそれで壮観だ。館の主レミリア=スカーレットは特に意味も無くそう納得して、すっかり冷めてしまった紅茶を口元に運んだ。
「まったく、貴女の言い方は要領を得ないわね。そんな乱暴な言い方じゃ解かるものも解からないでしょう」
 連れ添っていたアリスが溜め息混じりに魔理沙の言葉を咎める。呆れたのだろう。

 二人の話を要約してみればつまりはこういう事である。春になり桜も花を咲かせた。ついては皆で連れ添って神社で花見と称した乱痴気騒ぎを行うのだが一緒に来ないかと――そういう事らしい。博霊神社は幻想郷の境界に位置する場所にある。だからかどうかは知らないが春になればそれは見事な桜を咲かせるのだ。それにしても、とレミリアは思う。何故たったそれだけの事を説明するのに、こうも時間を必要とするのだろうか。魔理沙の言動は短絡的過ぎて理解に苦しむが、アリスは逆に冗長的過ぎてやはりなかなか要領を得ない。恐らく二人揃っていなければ話されているほうは永久に話の趣旨を理解できないのではないだろうか。なるほど、これはこれで良いコンビなのかも知れないなとレミリアはまた一人で納得した。

「花見をするのは構わないけど、ずいぶんと唐突ね」
「唐突も糞もあるか。人間穴があればそこに入る。桜の花が咲けば酒を飲むように出来てるんだぜ」
 魔理沙はそういうと得意気な顔を見せる。
「そうね今夜は満月だし、花見ついでに決着をつけておくのもいいかもしれないわね。一勝一敗のままなんて気味が悪いわ」
「仰ってる意味がよくわかりませんが、とりあえず行かれるのですね」
 レミリアの後ろに仕えていた銀髪の従者――十六夜咲夜は客人の来訪からようやく声を発した。型破りだとは言え客人は客人である。ならば主と客人が話してる以上は従者が余計な口を挟んではいけないという事を咲夜は心得ていた。良い心がけだとレミリアは思う。

「そんなわけで私達は花見に行く事になったが。そこなパーチュリー、お前はどうするんだ」
 魔理沙の視線の先にはレミリアの旧友パーチュリー=ノーレッジがいる。
「そうね、今日は喘息の調子も良いし。レミィが行くなら行ってもいいかな」
 目は口ほどに物を言うなどという戯言をパーチュリーは信じていない。相手がそこにいて自分が此処にいる事が認識できているのなら、わざわざ視覚で相手を再認識する必要は無いと、パーチュリーはそう思っている。その証拠にパーチュリーはこの無作法な来客が訪れてからも、一度も手に持った本から目を離してはいない。たぶん、そのほうが幾分建設的である事を彼女は知っているのだろう。

「よし、じゃあ決まりだな。行くなら早く行くぞ、暗くなったら桜が見えなくなる」
「まったく、突然押しかけて来たわりには強引ね。……咲夜」
「はい、お嬢様」
 咲夜が頷く。手にはすでに二本の日傘とバスケットボックスが――握られていた。ここまで来ると特異な能力もただの奇術に成り下がる。レミリアは仰々しい椅子から立ち上がると咲夜を従えパーチュリーと連れ立って、とっとと行くぞ――と意気込む魔理沙の後に続いた。パーチュリーも流石に本を閉じたようだった。もっとも大袈裟な包装を施されたその本は、左手に確りと握られたままだったが。

「ねぇ、咲夜。せっかくだから美鈴も誘ってあげましょうか」
 まぁ、いいですけど。と咲夜が首を傾る。
「お嬢様が美鈴を気にかけるなんて珍しいですね」
「そうかしら。従者には適度な休暇と報酬を与えるのも主としての勤めよ」
 レミリアは心にも無い事を言う。咲夜は主の突拍子も無い言動にどう答えて良いのか判断しかねて無表情で呆けていた。――事実、咲夜はこのお嬢様に仕えてからというもの適度な休暇も適度な報酬も一度たりとも貰った記憶が無い。
「それは貴女が勝手にそうやっているのでしょう」
 吸血鬼のお嬢様は悪戯にクスクスと笑った。




/
「それにしても相変わらず喧しいわね」
 ここの連中は少しは静かに酒を嗜むという事を覚えたほうが良い。アリスはそうぼやくと手元にあった焼酎を杯に汲み足した。足元では小さな人型の人形がくねくねと、なんだかよくわからない動きをしている。そんな風に作った覚えは無いのだが、これはこれで宴会の空気を楽しんでいるのだろうと勝手に納得した。
「私からすればあんたも十分喧しいんだけどね。――また神社のお酒勝手に飲んでるし」
「いいじゃない。どうせ私が飲まなくたって貴女が飲むんだろうし」
「人聞きの悪い事を言うな。……飲むけど」
 それきり紅白の衣装に身を包んだ博霊の巫女――博霊霊夢は言いよどむ。まぁ、普段から巫女らしい事と云えば境内の掃除ぐらいしかしない不良巫女だったから、後ろめたい事も多いのだろう。そう思ってアリスはクスクスと口元を歪める。
 何が可笑しいのよ。と、霊夢が非難の声を上げた。夜の帳の中、紅白の衣装はそれだけで人の目を引く。風に靡くその黒髪さえ、月明かりに照らされて濡羽色に輝いてすら見えた。幻想郷において博霊霊夢の存在はそれだけ特別なのだ。

「今日はまたずいぶん賑やかなのね」
「あら、あんた達も来たの。今日はずいぶん盛況ね」
 また喧しいのが増えたなと霊夢が肩を竦める。新たな客人二人――レミリアと咲夜は悪びれもせず、珍しく弱ってる巫女を見て笑った。
「おう、遅かったな。皆、新しい酒が到着したぜ」
 少し離れた所で魔理沙の声がした。――と同時に歓声が沸きあがる。全く現金な連中だなとアリスは軽く溜め息をついた。よっと、という声を上げて魔理沙が人波――もとい妖怪波を飛び越えてくる。途中で妖夢が踏み台にされた気がしたが、多分気のせいだろう。魔理沙はようやくレミリア達の手前まで駆け寄ると、ほいと手を出し咲夜からバスケットボックスを受け取った。
「酒が到着って、私達はおまけ扱いなのかしら」
「あー、誰もそんな事言ってないぜ。言ってないだけだけどな」
「……毒なんて入ってないでしょうね」
 霊夢がそう口にすると、どうしてわかったのとレミリアが目を見開いて驚く。実に可愛らしい。
「いや、やけにあっさり渡すなと思って。――って、やっぱり入ってるのか」
「毒入りは勘弁だな。そういえばパーチュリーの姿が無いけど死んだのか。毒で」
「生きてますわ。今日は具合が悪いみたいだからお留守番ですけど」
「まぁ、アレは元々出不精だし。今頃はフランと本でも読んでるんじゃないかしら」
「あんな埃っぽい所にいるから引き篭もりになるんだよ。全く、魔法使いなんてロクな奴がいないな。なぁ、アリス」
「インドア派って言って欲しいわね」
 同じ事だろうと云って魔理沙が笑う。この少女の毒舌にかかればどんな物も下世話な存在に成り下がる。思ってアリスは溜め息をついた。

「あら、私の話かしら」
「してない」
「してないぜ」
「あら、せっかくこんなに辺鄙な所まで来てあげたっていうのに冷たいのね」
 辺鄙な所で悪かったなと、霊夢がふらりと現れた蓬莱千輝夜に非難の声をあげる。癇癪持ちなのはどうやら相変わらずらしい。
「しかしお前が来たって事は最低でも後三人は来るって事か、良かったな霊夢。大繁盛だ」
「これ以上喧しくなられても困るんだけど。家の神社はいつから寄合い所になったのかしら」
 皆暇なんだよとレミリアが笑った。
「ちなみに素敵なお賽銭箱なら、何時も通りあっちにあるわよ」
「遠慮しておきますわ」
 どうやら何時も通り報酬は期待できないと悟った霊夢が溜め息をつく。――と同時に、にゅるっと霊夢の胸元から二本の手が生えてくきた。二本の手はしばらく宙をまさぐった後で霊夢の腰の辺りに落ち着いたのか、そのままぐっっと手を当てて上半身を押し出した。八雲紫の存在を知らない者が見たらちょっとしたホラーだ。
「ねー、お酒はまだなの」
 上半身だけの紫が暢気に周囲を見渡す。霊夢だけがあんぐりと口を開けていた。
「あるぜ、毒入りだけどな」
「象ぐらいなら一口舐めただけで死ぬわね」
 楽しそうにレミリアが言う。
「しょうがないわね。私が毒を抜いてあげるから貸してごらんなさい」
 呆れ顔で紫が魔理沙からバスケットボックスを受け取る。端正な顔立ちが微妙に赤みを帯びていた。酔っているのだろうか。
「どうでもいいけど、なんて所から出てくるのよ」
「あら、霊夢いたの。気がつかなかったわ」
 紫は器用に上半身をくるっと回すと、胸板が平ら過ぎて……と続けた。やはり酔っているらしい。
 この――、と霊夢が拳を振り上げる。それを見るや紫は「きゃん」なんていう可愛い声を出しながら、すっと霊夢の服の中に引っ込んでいった。まったく忙しないな、という表情でアリスが髪を掻き上げる。当の巫女はと云えば、どうやら振りぬいた拳で哀れにも自分の胸を殴打してしまったらしく胸を抱えて蹲っている。
 ――哀れだなと魔理沙が呟いた。
「哀れね」
「哀れだわ」
 霊夢が煩いわよと周囲を一括する。そして何時の間にか宴会の席に戻ってる紫をキッと睨みつけると、なんだかよく分らない怒鳴り声を上げながらそっちへ詰め寄っていった。レミリアが面白そうね、と悪戯な笑みを浮かべて霊夢の後を追う。咲夜もそれに続いた。

「なんだかんだ言って、あいつが一番喧しいんだよな」
 魔理沙が言う。それもそうだと思いアリスも頷いた。
「いつ来ても楽しいわね此処は」
「喧しいだけじゃないかしら。……まぁ、愉快なのは確かだけど」
「楽しいわよ。それにしても、ずいぶん上手く扱うようになったのね」
 輝夜が素っ気無く言う。アリスもおかげさまでね、と素っ気無く返した。
「何の話かさっぱりわからんな。相変わらず異常な人間達の考える事は理解に苦しむぜ」
「ふふ、こっちの話よ。それよりあっちを放っておいても大丈夫なのかしら、幹事さん」
 渇騒に視線を移す。紫を追いかけて霊夢が大立ち回りを演じていた。乱痴気騒ぎも度が過ぎると乱闘騒ぎになるらしい。
「全く仕様の無い連中だな。ちょっとお灸を据えてきてやるか。幹事として」
 魔理沙はそう言って顔に笑みを浮かべると、懐からカードを探り当てて騒ぎの中に飛び込んで行った。

「……今の恋符だったわよね」
「そうね」
 境内ごと破壊するつもりなのだろうか。思ってアリスは苦笑した。――そんなふうに作った覚えはないのだが。


 ねぇ、輝夜。此処は良い所ね。

 言葉が宙に舞う。輝夜が沈黙でそれを肯定した。昼の光に侵された大地が夜の闇に癒されていくのを感じる。
 魔理沙は花見は昼にするものだと言っていたが、月に照らされ夜の闇に浮き彫りに映る桜の花ほど妖艶な魅力を放つものは無い。少なくともアリスだけはこの瞬間を楽しんでいた。







/
 冷たい土の感触が心地良い。レミリアは胡乱な眠りから目を覚ましてはいたが、起き上がる気にもなれずそのまま横たわっていた。見ればどうやら皆そんな調子らしく何時の間にか灯りは消え、一様にむぼうびな寝顔を覗かせている。――無理もない。月は雲に隠れて辺りは夜に閉ざされているし、風の奏でるざわざわとした音色はさながら子守唄のようだ。水気を帯びた草の香りさえ雄鳥のとまり木のような安堵を与えてくれる。こうしていると、此処が現実なのか夢なのかの境界すら危うくなる。そうこう考えていると、ただ寝ているのも落ち着かなくなってレミリアは背中を浮かせた。――瞬間、通り過ぎた雲から零れる月の光が覚醒しきらない瞳孔を刺激する。それを避けるようにレミリアは反射的に顔を手で覆った。
 ――泣いていたのか。

「あら、お嬢様。起きていらしたんですか」
 瀟洒なメイドがそこにいた。中世のマネキン人形を彷彿とさせるその端麗な容姿は酒気を帯びていない。とても先刻まで乱痴気騒ぎに興じていたとは思えないが、おおよそ時間を止めて一人で休んでいたのだろうとレミリアは思う。従者としてその心がけはたいしたものだ。
「ああ、そろそろ帰ろうか。もうじき夜も明ける事だし」
 気だるそうにレミリアが立ち上がる。咲夜が無言のまま頷いた。主の中ですでに結論が出ている事に対しては意見も同意も必要の無い事だからだ。そう、――宴は終わったのだ。

「ねぇ、咲夜。人間は脆いわね」
 二体の人形を見下ろす。ついさっきまでそれぞれ博霊霊夢、霧雨魔理沙と呼ばれていたそれは、繰るべき主を失い文字通り糸の切れた人形のように横たわっていた。――本当に良く出来ていると思う。ともすれば、今にも起き上がって憎まれ口を叩いてきそうだ。
「一応、私も人間なんですけどね」
「……そうだったわね」
 妖怪が当たり前に存在するこの幻想郷ですら恐れられ、ほんの少し前までは気にも留めなかった種が今ではこんなにも心を揺さぶる地位を得ている。レミリアは可笑しくなって少し自嘲気味に笑った。
「なら、貴女もいつかはああやって私の前からいなくなってしまうのかしら」
 まさか。と咲夜は返し、そんな主人の心情を知ってか知らずか――私はお嬢様の望む限り永遠に死ぬ人間ですわ。と、言い加えた。

 月を見上げる。魔性と呼ぶには余りにも柔らかい光が幻想郷を包んでいた。
 人々から忘れ去られ、行き場を無くした幻想が行き着く先がこの場所ならば。この場所からすらも忘れ去れた存在は、一体何処へ行けば良いのだろう。そこまで思いを巡らせてレミリアは考えるのを止めた。人間ごとき幻想ごときの生き死にに所詮意味などありはしない。
 どの道この体には長過ぎる生なのだ。こんなにも月が明るい夜は少しばかり感傷的になっても良いだろう。















「満月の夜に行われる神社での百鬼夜行」

 満月の度に博霊神社の境内で妖怪が集まり宴を開いているらしい。聞けばその主要な参加者は、あの八雲紫に吸血鬼レミリア=スカーレット、冥界の姫君に兎に妖精とバラエティーに富んでいるようだ。これが事実だとすれば由々しき事態である。
 博霊神社と云えば外の世界との境界として知られるが、ここで著者はある符合に思い到った。読者の皆様は13代の巫女を務めていた博霊霊夢という少女を覚えておいでだろうか。吸血鬼も冥界の姫君も主要な参加者には生前の彼女と親交があったものが多い。著者自身も彼女とは浅からぬ縁があった。問題はそれが何故今になってか、という事である。博霊霊夢の生前は事あるごとに宴会が催されていた事は確かだ。しかし、あれからもう100年以上経っているし、ここ50年は皆散り散りになっていたはずだ。目的が推し量れないのでは仕様が無い。著者は満月の夜を待ち突撃取材を試みた。

 ――そこで著者は驚く事になる。何故なら……



 そこまで書いて幻想郷のブン屋――射命丸文は筆を止めた。記事にするには余りに稚拙な内容だと悟ったからである。第一、――これは事件でもなんでもない。確かに一定の周期で幻想郷でも有数の力を有しているであろう連中が集まり出したのだから、事件と云えば事件なのだろうけども。少なくともこの件は記事にはならないだろう。誰に云うでも無く、文はそうぼやいた。いくら普段から節操無しに記事を書いているとは云え、安易に触れ回って良い事と――そうでない事の区別ぐらいは流石に心得ているつもりだ。

「何か面白い事件でも起きないものかしらね」
 文は一人でうめくのにも疲れて、仰向けになって天を仰いだ。桜の花が舞っている。昼の太陽が憎らしいほどに幻想郷を包んでいた。その光景が余りにも美しくて、文は寝そべったままファインダーを構え――すぐにカメラを胸に落とした。何か形に残してしまう事が、この愛しい瞬間を著しく劣化させてしまうであろう事を文は知っていたからだ。

 風が吹き抜ける。
 おびただしいほどの淡い朱の花弁が空を染めていく。

 綺麗だ、と文は思う。
 桜の花はその儚さ故に、その命の脆さ故に――美しいのだ。
終わりがあるからこそ、生は他に類を見ない輝きを見せる。そんな台詞をどこぞで聞いた覚えがあります。
はじめましてこんばんわ。(スレでは会ってるかもしれませんが)すったもんだの末、今回なんとか完成と相成りました。
アリスが人形遊びをするというネタ自体は結構前から考えていたわけですが。
今回「穴」というある種突拍子も無いテーマに出会う事が出来て、ようやく自分の中で作品として消化できたように思います。
人と妖怪の輪。その繋がりの中で欠けた「穴」そしてその「穴埋め」。テーマとしては少し回りくどかったかも知れません。

今回は幻想郷の少女達にそれぞれ役割を持ってもらいました。
穴を埋めようとする者、それに寄り添う者、すがる者、距離を取ろうとする者、気にも留めない者。
……そしてそれを俯瞰する者。というか当代の巫女は一体何をやってるのでしょうかね(ぉ

どの生き方が正しくて、どの生き方が間違ってるとか、そういう事を云いたかったわけでもありません。
作中のアリスの行動は酷く歪んでいるように見えますが、長い生の中ではそうした娯楽も良いのかもしれません。
もっとも実際に彼女達がこういう場面に立たされた時、こんな事をするかどうかはわかりません。というかしないでしょう。

ともあれ力作が多数出揃う中で、当方の稚拙な文章に最後まで付き合って頂きありがとうございます。
当初は今の半分ぐらいのサイズに収める予定だったのですが、途中で欲が出てしまいこの長さと相成りました。
推敲はめいっぱいしたものの、所々文章が破綻してたりしますがこれは作者スペックの仕様です(ぉ

楽しいお祭りの中で、タイトル通り「とまり木」として活用して頂ければ幸いです。
尚、咲夜の不老永寿の設定は求聞史紀とか色々な考察サイトさんとか読ませて頂いた上で導き出した作者の俺設定です。
賛否はあると思いますが、石は投げないで頂けると助かります。では、引き続き第四回SSコンペ楽しんでまいりましょう。
風見鶏
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2007/05/13 02:19:19
更新日時:
2007/05/15 17:19:19
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1. 4 A・D・R ■2007/05/13 15:46:21
一度読んでよくわからず、あとがきを読んだ後もう一度読んでみてようやくわかりました。
凝った構成で、文章もよく、しっかりとしたお話だったと思います。
ただ、やはりお題へのつなげ方が少し強引かな…と思いました。
2. 5 反魂 ■2007/05/13 23:54:28
厳しいことを言うようですが、あとがき(作者メッセージ)で御題はここにあります云々と噛み砕かねばならない物語というのは即ち、御題処理が出来ていない物語に他ならないです。いかに「穴」という単語が作者様にとって物語を完成させるキーワードになったとしても、それが物語の中で読者に伝わらないことには、「御題に沿ったSS」というこんぺの第一定義を満たせたと言い難いものになってしまいます。

また――これは恐らく他の方も触れられるとは思いますが、「パーチュリー」ではなく「パチュリー」、「蓬莱千」ではなく「蓬莱山」です。些細なようですが、小説において登場人物の名前は重要な要素です。あとがきを拝読する限り資料集も読まれているようですし、恐らくはうっかり誤解されているのだと思いますが、どうか細心の注意を払って下さい。

物語は大変素晴らしかったです。トリッキーさを含ませた展開は大変面白く、それを生かす構成も良かったと思います。また文章力も圧倒的に高く、総合的な物語としての評価は満点に近いレベルでした。それだけに、先述の点が惜しい限りです。
3. 6 爪影 ■2007/05/16 14:35:13
 神々が愛する人たちは若くして死ぬ――メナンドロス。
4. 4 shinsokku ■2007/05/18 22:35:45
もっと分量があっても良かったのかなぁ、などと思ったり。
吹きっ晒しに吹く風のような捉えどころの無い感じの文は結構好みだったのですが、いい雰囲気ができそうなところ、駆け足で去られてしまった気分になりましたもので。
内容的には、長すぎてもアレだったのかな、とも思いますけれど。

ええと、こういう指摘ってすべきかどうか判らないのですが、キャラ名には気を付けた方が良いかなぁ、と思います。
覚え間違いというのは後を引きますし。
5. 8 あああ ■2007/05/23 18:54:03
新しい発見があって読み直すのが楽しかったです。
お題の「穴」については作者コメントで気づきました。あーなるほど!
あと、ちょっとした疑問なんですが、最初は宴会に行く気があったパチュリーが来なかったのは体調が悪いだけ?なにか意味がある気がするなー。
6. 2 秦稜乃 ■2007/05/24 09:31:12
すいませんもうパーチュリーが気にかかって話に集中できない(爆
東方らしいかな、って言う感じの話でした。ありがとうございます。
7. 2 人比良 ■2007/05/26 21:02:24
悪くはないけれど、こんぺとしては今一。
8. 6 流砂 ■2007/05/26 21:53:42
とまり木にしてはやたらと疲れる木がしたけどまぁ木にしない。
後書きの『繋がりの中で欠けた「穴」』という部分が少々ハテナ。
むしろ心の中の『楽しき日々』が空けていた空白を一夜限りに埋める
お話だった気がしたので『繋がりの中で』というのはどうかと。
昔の時点ではある意味最高の日々だったようにも思えるのですがどうか。
また、アリスが「そんな機能はつけてない」という部分が、アリスの心情を
考察する上で非常に興味深い。
なぜ敢えて本来の魔理沙の機能を付けようとしなかったのか。でも結局は
ついつい無意識のウチに「本物の魔理沙」に近い機能を付けちゃたっぽい?
あと『私はお嬢様の望む限り永遠に死ぬ人間ですわ。』がかなりアツイ。
これは「望む限り永遠に『死ぬ人間』ですわ」と言う事なのかな?
「私はいつまでも『いつでも死ねる人間』、永遠に儚い存在ですわ」という冗談だろうか。
アツイぜ咲夜さん。 だけどそれって全然意味が無いぜ。
それを含めた冗談なのか咲夜さん。 手に負えないぜ。

色々考えさせてくれて面白い作品でしたー。
9. 4 deso ■2007/05/26 23:47:52
まず、名前の間違いが多すぎです。もしかしてこれは何かの伏線なのかとも思いましたが、違いますよね、多分。
お題に沿っているかというと微妙です。わかりやすく暗示的な物があればよかったかもしれません。
しかし、ネタは個人的には好みです。二度読みして、おお、と唸る部分もあったので。
誤字誤用が無くなれば、かなり良くなりそうです。
10. 8 ■2007/05/27 01:29:23
えー、無粋ながらこのツッコミだけは。

パーチュリー→パチュリー
蓬莱千→蓬莱山

実のところ、一つだけ疑問があります。アリスは人形を繰っているつもりだったのでしょうが、形と言うものはそれにふさわしい魂を宿すもの。果たしてそれがただの人形であったのかどうか…?
11. 6 blankii ■2007/05/27 11:14:21
いや、そんなアリスが大好きですよ? アリスの人形芝居を想定しながら読み返すと二度楽しかったです。
12. 6 椒良徳 ■2007/05/27 19:57:05
蓬莱千輝夜って誰ですか? キャラの名前を間違えるのは好かない。
 さて、それはともかくゆったりとした時間の流れる良い雰囲気の話だと思います。ただ、良い雰囲気だけです。ちょっと切なさが足りない。切なさが足りないから胸がきゅんとせず、物足りなさを感じます。最後の最後で霊夢と魔理沙が人形だったと明かされてもあまりビックリしないと言うか。そこに至るまでの描写をもう少し丁寧になさったらよいのではないかと思います。
13. 6 木村圭 ■2007/05/27 23:38:41
散るから桜は美しい、というのは本当なのでしょうか。一時しか見られないという感傷によって、綺麗だと錯覚しているだけなのではないでしょうか。それは桜を正確に捉えられていないということで、桜に対して物凄く失礼なことだと思います。
桜は美しいのです。美しいからこそ見る者に魅了し、散れば見た者に穴を開ける。その穴を埋めようと行動を起こされるのは桜にとっても名誉かもしれませんが、散るから美しいというのは明らかに誤認。散ろうと散るまいと、美しいものは美しいのだと正しく認識しなければいけません。
人の身で、特別な策を講じなくても老いない(でも死ぬ)咲夜は初めて見ました。死なない咲夜もやっぱり美しい。当然ですね。
極限まで都合の良い解釈をすれば永夜抄Extraの会話も矛盾は生じない……のかなぁ
14. 4 らくがん屋 ■2007/05/29 10:50:06
設定のバラし方、魅せ方をもうちょい上手いことやってほしかった。後書きで全部ってのは、ちょっとアレです、気に食わない。内容だけ見ればもっと高い点数を入れたいところなんですが、惜しい。
15. 3 鼠@石景山 ■2007/05/30 01:46:50
ちょっと誤字が目立ちます。せめてキャラの名前は正確に。
数十年周期の宴会、これはある意味で故人を偲んでのことかもしれませんね。
些細な事は忘れがちな長生き連中も、彼女らの事は忘れていないのかも。
16. 2 いむぜん ■2007/05/30 02:31:30
……ある意味で葬式なのかもしれないな。これは。
当代が出てこないのは気を使っての事かも?
でも、誤字とお題の消化にもう少し気を配って欲しい。
17. 4 ■2007/05/30 03:25:52

 パーチュリーは狙ってやってるのかと思いましたが、蓬莱千はないですよw まあそんな瑣末なことはどうでもいいのでありますが。
 ZUN節を意識した会話は好きなのですが、やはりぎこちなさが抜けきりません。ZUN節にこだわりがあるのならこのまま極めてもいいと思いますが、素直に普通のスタイルでいくのが無難かもしれません。
 また、全体的に誰と誰が喋っているのか一瞬悩んでしまうようなセリフが多いです。こういう部分が多いとテンポが崩れて読者が気持ちよく読めないので気をつけるべきです。なぜこうなってしまうかと言いますと、
1、一場面に登場する人物が多い(これはプロット上しかたないですが)。
2、前述のような形式であるにも関わらず、セリフが地の文をはさまずに2〜3行連続する部分が多い。
3、前述のような形式であるにも関わらず、喋り手が誰なのかの記述がセリフの後にくる形(『「〜〜〜」「〜〜〜」と○○が言った』という形)が基本形になっている。
4、前述の(略)その喋り手の名前が出る前に修飾語や文が並んでいること(本文から例を引用すると『「〜〜〜」また喧しいのが増えたなと霊夢が〜』など)が多い。
 というスパイラルが理由としてあげられます。これを直すには、
1、一場面に登場する人物数を減らす。二人だけの対話なら読者が悩むことはまずありません。が、これはプロットに左右されますね。
2、セリフの連続は避け、地の文をしっかり書く。
3、喋り手の記述をセリフの前にもってくる形(『○○が言った。「〜〜〜」』や『○○は「〜〜〜」と言った』の形)を混ぜる。
4、名前をまず先に持ってくる(『「〜〜〜」霊夢は、また喧しいのが増えたなと〜』など)ようにしたり、そもそも蛇足な副詞や形容詞を使わない(ほとんどの場合、無駄にじゃらじゃら言葉を飾らずとも『「〜〜〜」と○○は言った。』だけで十分イメージは伝わります。言葉が多ければいいというものではありません)。
 などと言った方法があります。
 推敲の際に、『この書き方で読者の人はちゃんと理解できるだろうか』ということを念頭に置いて、客観的な視点で文章を練りなおせるようになるとよいと思います。
18. 6 リコーダー ■2007/05/30 16:07:37
全部は状況が把握できない。あと誤字が多いです。
でも書きたい事は分かる。雰囲気も伝わってくる。
8点か4点かで悩んでこの点で。
19. 6 眼帯因幡 ■2007/05/30 17:43:58
>思ってアリスは苦笑した。――そんなふうに作った覚えはないのだが。
ここまでヒントを出されると、流石に気づいてしまいますね。
とはいえ、丁度良い文章量だったので、気づいたとしても楽しむことができました。
何となく、とても彼女達らしい穴の埋め方だったように思えます。
お疲れ様でした。
20. 3 K.M ■2007/05/30 18:25:32
「パーチュリー」「蓬莱千」「博霊霊夢」はパラレルワールドの意味でしょうか?
21. 2 二俣 ■2007/05/30 20:58:25
一文一文は丁寧で、印象に残るような言葉もあったのですが、全体とするとちょっといろいろと読みづらかったです(というか読み解きづらかったというか)。
4シーンで語るには中身が濃すぎた感があり、やや消化不良気味にラストへ繋がってしまう印象だったのが残念でした。
22. 4 たくじ ■2007/05/30 22:23:47
本文を一度読んだだけでは意味がわかりませんでした。作者メッセージを読んでやっと気づいたぐらいなので。
23. 4 藤村る ■2007/05/30 23:39:48
 初めてSS書かれる方なのかなあと思ったけどそうでもないのかな。
 ていうかたくさん推敲したとか自分で言うとパーチュリーの言い訳きかなくなりますから……蓬莱千とか。
 ところどころ、台詞に響くところがあってよかったです。
 ただ、アリスがぐねぐね暗躍してたのかわかりづらかったかも。
 読み直すとわかりそうですが。
24. 4 時計屋 ■2007/05/30 23:45:18
一人で二人分の人形の操作と腹話術をやってたのか……。
えらい芸達者だな、アリス。
お前はパペットマペットかと。(微妙に古)

で、以下批評です。
まず文章ですが、誰が何をしているのか解りづらい部分が散見されます。
三人称を使用して複数の人物を描くときは、
主語が誰か解るように常に意識して書いてみてください。
あと超有名な誤字なんで突っ込んどきますが「的を得る」は誤用です。

お話ですがラストが意外でした。
咲夜の設定がいいミスリードになっています。
ただお題自体は後書きでフォローされていますが、やはり薄いと感じました。
できれば既存のお話に穴を付け足すのではなく、穴から着想を得たSSを見てみたかったです。
25. フリーレス 風見鶏 ■2007/06/01 02:23:52
誤字が余りにも致命的過ぎてしばらく唸ってました。なんという情けなさOTL
蓬莱千にパーチェリー皆様からご指摘いただいた通り間違って覚えてました。

後書きにテーマを託してしまったのも致命的だったなと感じます。
プロット段階では含みを持たせるようにしようと思ったんですが判断ミスでした。
我ながら読者を意識できてないなと痛感。お題処理も思うほど出来ていなかったです。
読者を疎かにして完璧に自己完結に終わってしまってました。

そんな中で最後まで付き合ってくださった上にコメントまで残していただいた事はありがたい限りです。
この場を借りてまずお礼の言葉を。ありがとうございました。

>時計屋さん
三人称の文章は後で自分で読んでいても爪が甘かったと思います。
ご指摘を生かして次に繫げられるように精進したいです。
的を得るは的を射るでしたか。誤用にも気をつけていきたいと思います。

お題はご指摘の通りちょっと無理があったかなと感じました。
上手く昇華できるよう心がけていきたいです。

>藤村るさん
何年か前にSSの真似事をしていた時期はありましたが、辛うじてSSと呼べるものはこれが初ですかね。
パーチェリーと蓬莱千はなんというか完全に間違って覚えてました。
アリスの暗躍は意図的に除外しようとした部分もあったんですが、それでもある程度の含みは持たせるべきだったかなと思います。
不器用な事この上ないですが、そこらへんを上手くコントロールできるようにしていきたいとは思います。

>たくじさん
確かに展開がダッシュ過ぎたかもしれません。読者を置いてけぼりにしてしまうのは良くなかったと思います。

>二俣さん
やはり詰め込みすぎたかなという感じはします。もう少し上手く消化できるようにしたいです。

>K.Mさん
ごめんなさいごめんなさいごめんさいごめんなさ(ry

>眼帯因幡さん
どこで気づかせようかというのは迷いどころでした。
レミリアのシーンでひっくり返すべきか、それともさらっと伝えてしまうべきかは最後まで判断に迷いましたが。
ここらへんのコントロールはもう少し上手く立ち回っていけるようにしたいと思います。ありがとうございました。

>リコーダーさん
読者に状況を伝えきれないのはやはり自分の力量不足だと思います。
わりと無意識なところでで誤字・誤用のオンパレードを繰り広げてしまったのでもっと勉強していこうと思います。

>執さん
いや、もうほんとに人物名の間違いだけは致命的だったなと思います。
場面場面の登場人物が多すぎたのは、自分の文章力を踏まえるとやはりプロットミスだったように思います。
御指摘頂いたところを含めて字の文の完成度を高めていきたいです。

>いむぜんさん
当代の巫女についてはご想像におまかせします。
誤字についてはお恥ずかしい限りです。

>鼠@石景山さん
完全に間違って覚えていたので気が回りませんでしたというのが正直なところです。
細心の注意を払っていきたいと思います。

>らくがん屋さん
あとがきに託してしまうというやり方は問題があったなと感じます。
本編の中で伝えきれるよう気を配っていきたいです。

>木村圭さん
桜を例えたのは生は限りあるものだからこそ美しいというところを強めるために使わせていただきました。
散る桜が美しいというよりは限りがあるからこそ美しいという感じで書いたつもりだったんですがここらへんは文章の未熟さを恥じるばかりです。

>椒良徳さん
名前間違いは素で欝になりました。間違って覚えてたので指摘されるまで気づかなかったとか終わってますOTL
切なさの描写は入れるかどうか判断に迷いました。それこそ何百年も生きてる彼女達がどこまで人の死に対してアクションを起こすのかというのは判断に詰まったので結局なんだか中途半端な感じになってしまいました。といってもサプライズを念頭に置いたのは確かなのでここらへんは上手くフォローできるように務めていきたいです。

>blankiiさん
アリスは良い子です。

>翼さん
いえ、ツッコミありがとうございます。キャラ名間違いがどれだけ致命的だったか認識できますのでOTL
形あるものはそれに準じた魂を持ち得るものだと思います。ある程度自我というのは芽生えているのかもしれません。

>desoさん
誤字・誤用・名前間違いは言わずもがな、御題に対する掘り下げも甘かったように感じます。
もっと勉強して上手くコントロールできるようにしていきたいです。

>流砂さん
後書きに頼ったのはは蛇足だったかなと反省。ご指摘のとおりテーマに対する掘り下げも甘かったです。
アリスや咲夜の台詞についてはある程度含みを持たせたのでそこらへんを面白いと言ってくださるのは物書き冥利に尽きます。

>人比良さん
テーマに対する認識が甘かったかなというのは反省どころです。

>秦稜乃さん
パーチェリーは本当にすいませんでした。ちょっと吊ってきます。
東方らしさというのは目指してた部分でもあるのでそう感じていただけたなら幸いです。

>あああさん
プロットではシーン1からシーン2の間に100年ぐらい経ってると書かれてたりします。
ここらへんはどうミスリードするか迷いましたが、まだまだ未熟だったなと思います。

>shinsokkuさん
ご指摘の通りの覚え間違いでした。嗚呼、情けない……OTL
分量と詰め込み具合については詰めが甘かったと思います。
中盤は少し駆け足気味になってしまったので、なにせ地の文のレベルアップをしていかないとなと思いました。

>爪影さん
美人薄命というやつですな。

>反魂さん
ご指摘大変参考になりました。自分自身振り返ってみてそう感じる部分も多いです。
人物名の表記違いは論外な問題だとしてもテーマに対する認識は我ながら甘かったと思います。
誤字は二度と繰り返さないよう注意して、テーマについても常に読者を意識した形で書けるように務めていきたいです。
文章力に関しても詰めの甘さを痛感したので、磨きをかけて読んでくださる方により楽しんで頂けるものを書いていけたらと思います。

>A・D・Rさん
御題への繫げ方は我ながら未熟だったなと思います。
もう少し掘り下げた形で正面からテーマに挑んでいけるようにしたいです。
後書きに頼ってしまったのはやはり自分の構成が甘かったのだろうなと思います。
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