その衝動は凄まじく……

作品集: 最新 投稿日時: 2007/05/13 03:03:32 更新日時: 2007/05/15 18:03:32 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00




「うー……」
 湖の小島に聳え立つ真赤な洋館。その隣の大きな図書館に奇妙な唸り声が響いた。
 唸り声は連続することはなく、一度鳴るとしばらくは止まった。
「うー」
 しかし、数十分もすると唸り声は再び鳴った。先ほどより語調が上がっている。それが何かの前兆であるのか否かは誰も知らない。
 今図書館で唸り声以外に大きな音はない。だが、小さい音は常に鳴り響いていた。カツカツコツコツっと、規則的に音が鳴る。時折ポキッと音がして、また唸り声が鳴る。ポキッと音がしなくても、数十分すれば唸り声は鳴る。その奇妙な繰り返しが、図書館という広くて狭い空間を支配していた。
「今日はここまでにしましょう」
 唸り声とは別の声が響く。その声を契機に、図書館の空気が変わった。規則的な音とその周囲にあった静寂は消え、音と言葉があふれ出す。
「あー……やっと終わったー」
 図書館の中央にある大きな長テーブルにチルノは突っ伏した。チルノの前には崩れた字で『あいうえお』などの五十音や『1,2,3』などの数字が書かれた紙があった。そして、その紙の隣には数冊の本が積まれている。
「何であたいが勉強なんかしなきゃなんないのよー」
 チルノは身体を起こし、少し離れた位置に座っているパチュリー・ノーレッジに抗議する。その抗議に対し、パチュリーは冷ややかな目でチルノを見た。
「魔理沙にバカと言われたくないから勉強を教えてくれ。そう言ったのは何処の誰だったかしら?」
「うっ……」
「大体……読み書きを教わりたいならワーハクタクのところにでも行けばいいじゃない。どうして私とこの図書館を頼ってきたのよ」
「そんなの決まってるじゃない」
 チルノはテーブルの上に立ち、パチュリーをビシッと指差した。だが、言葉を発する前に魔法でテーブルから叩き落された。
「テーブルの上に立たない!」
「ご、ごめん……」
 怒声にびっくりし、思わず謝るチルノ。チルノの謝罪を確認した後、パチュリーは溜め息を吐いて表情を緩めた。
「で、どうしてなの?」
「うーんとね、場所が近かったのと本がいっぱいあるから」
「なるほどね」
 パチュリーはもう一度溜め息を吐き、近くに置いてあった読みかけの本を開く。
「本を読むのはいいけど、汚したり破いたりしないでね。あと、持ち出すのも禁止」
「はーい」
「それと、本当に勉強する気があるのなら明日も同じ時間に来なさい。明日は計算と漢字を教えてあげるわ」
「うん、判った」
 チルノは立ち上がり、本棚の方へ向かう。空を飛び、本を色々と物色した。
「うーん……変な本ばっかり」
 チルノは簡単な言葉なら読めるものの、難しい漢字や英語は読めない。図書館にはそんなチルノが読める物はあまり無く、彼女にとってみればわけの判らない物ばかりが所蔵されていた。
「これでいいや」
 散々悩み、チルノは本棚から適当に一冊を抜き出した。表紙と背表紙には『諺辞典』と書かれている。
「ねーねーパッチュリせんせー、これなんて読むの?」
「私の名前はパチュリーよ」
 訂正の後、パチュリーはチルノが持ってきた本の表紙を見た。
「えっと、何……これは『ことわざじてん』ね」
「ことわざ?」
 チルノは首を僅かに捻り、ページを捲る。
「諺というのは人間が風刺・教訓・知識などを簡潔な言葉にしたものね」
「へぇー例えば?」
「そうねぇ……猿も木から落ちる、とか」
「猿…何?」
「猿というのは木に登るのが上手でしょう?」
「うん」
「けれど、時には失敗して落ちることがある。つまり、どんなに名人・達人でも失敗することはあるということよ。全てにおいて完璧な存在などいないということの暗喩とも言えるわね。同じ意味で、河童の河流れや弘法にも筆の誤りとかもあるわね」
 一通り説明を終わった後、パチュリーは自分が持っている本に目を戻しチルノはさっきまで座っていた席に戻った。
「ふぅん……なんか面白そう」
 チルノはパチュリーの話を聞いた後、嬉々としてページを捲った。
「あおなにしお」
 書いてある諺を声に出して読んだ。そのページに書かれている『青菜に塩』という言葉はチルノには読めないものの、隣に振り仮名が振ってあるので諺自体を読むことは可能であった。しかし、意味が書いてある文章には漢字に振り仮名が振られていないため、チルノは読めないでいる。
「むっ?」
 数ページ進んだ後、チルノの手が止まった。
「むむむ……」
 そして、ページに書いてある諺を何度も何度も読み返した。意味の方は相変わらず読めていない。
「これだーー!」
「静かにしなさい!」
 パチュリーの注意も聞かず、チルノは走り出す。走りに走って図書館の玄関に辿り着き、そこから飛んで何処かへ行ってしまった。
「まったく……小悪魔、片付けておいて」
「はーい」
 パチュリーに呼ばれ、小悪魔は何処からか現れて開きっぱなしの諺辞典や乱雑に散らばっている紙や鉛筆を片付け始めた。




「よいしょっ、うんっしょっと」
 赤い洋館がある湖の辺の林の中でチルノが何かをやっている。しかし、チルノの姿を地面の上で見ることはできない。何故ならば、彼女は地表より下にいるからだ。
「ふふふー、あたいったら、天才、ね」
 声に合わせて香霖堂から(無断で)借りてきたシャベルを動かすチルノ。チルノは下を目指し、土を掘り返す。端的に言うならば、穴を掘っている。
「だとー、魔理沙、と、巫女!」
 穴の中で叫び声を上げ、チルノは更に深く掘っていった。
「よーし、こんなもんかな」
 およそ2mほど掘ったところでチルノは掘るのを止めた。そして、今度は大気中の水分を凍らせて氷柱を何本か作った。
「これで魔理沙も……ふふふ」
「私がどうかしたか?」
「っ!?」
 上を向くと、穴の入り口に霧雨 魔理沙の顔があった。
「穴の底に氷柱か……物騒だな」
「ふんだっ、そう言ってられるのも今のうちだよ!」
 チルノは氷柱を設置し終えるとゆっくりと外へ出た。魔理沙は穴から離れ、そしてチルノからも3歩分ほど距離をとった。
「今日はあんたにいんろーを渡してやるわ」
「それは多分引導だぜ。で、そんな穴で何しようってんだ」
「ふふん、それはねぇ……」
 チルノは魔理沙と穴の直線状から一歩横へずれる。そして、どうぞと言わんばかりに腕を穴の方へ向けた。
「さぁ、入れ!」
「断る」
 空気が一瞬だけ凍る。少しだけ間を置いた後、魔理沙は溜め息を吐いた。
「むきー!なんで入らないのよ!」
「いや、そりゃあお前……入ったら怪我するって判ってるのに入る奴なんていないだろ」
「そんなはずないもん!人間は穴に入りたがるはずだもん!」
「なんだそりゃ。何を根拠にしてるんだ」
「ふふふ……」
 チルノは冷笑を浮かべた後、手頃な足場を探して近くの岩の上に立った。
「ど・よう・の・ことわざ」
「………はぁ?」
 チルノの理解不能な発言に魔理沙は呆然とした。
「どういう意味だ?」
 頭でいくら考えても理解ができないため、魔理沙はそう言わざるをえない。その質問に対し、チルノは得意満面の顔になった。
「英語であなたはことわざを知ってるか、っていう意味よ」
「へぇ……英語、ね」
 魔理沙は自分の知っている知識とチルノの言葉を頭の中で組み合わせてみた。その結果、チルノが言いたかったのは『Do you know Kotowaza?』なのだなぁっと判断した。だが、あえてそのことについて間違いを言及しようとはしない。
「で、何だ?諺がどうした」
「図書館にあった諺の本で見たのさ。『穴があったら入りたい』ってね!」
「あー、なるほどな」
 魔理沙自身、図書館で諺辞典を読んだことがある。そして、チルノが言っている『穴があったら入りたい』の意味も理解しており、それを踏まえて魔理沙は笑った。
「な、なによ!何で笑うのさ」
「いや、なに。あまりのバカっぷりに思わず笑いが」
「バカって言うなー!」
 氷柱で作られた弾がチルノの手から発射され、魔理沙はそれを笑いながら回避する。
「落ち着けよ。お前は意味を取り違えてるんだ」
「えっ?」
 魔理沙の言葉でチルノの動きが止まる。その際、生成しきれなかった氷柱は水となって地面に落ちた。
「そうだな……ちょっと待ってろよ」
「えっ?あっ……ちょっ―」
 魔理沙は何を思ったのか、チルノを少し待たせて図書館を目指した。件の本を持ってくるのが目的だ。
 図書館に到着すると諺辞典と他数冊を見繕い、帽子や袋に詰める。そして、箒の速度を上げて一気に図書館を脱出した。
「こらー!待ちなさい魔理沙ー!」
「はははー、借りていくぜー」
 声だけのパチュリーに対して返事をし、魔理沙はチルノがいた場所を目指した。元の場所に戻ってみると、チルノは草や木の枝を集めていた。
「戻ったぜ。で、何やってるんだ?」
「うっ……もう帰ってきたんだ」
 チッと舌打ちした後、チルノは先ほどと同じく、岩の上に立った。穴の周囲にはチルノが集めたであろう、草や木の枝が散乱している。
「もしかして、私をはめるために落とし穴にしようとしてたのか?」
「ギクッ」
 魔理沙の指摘を受け、チルノはよく判らない声を出しながら1cmほど跳ねた。魔理沙から見てその様子は身体全体で『図星です』と言っているように見えた。
「やれやれ……まあいいか。とりあえず、これを見ろ」
「あっ、その本……」
 そう言って、魔理沙は帽子の中から諺辞典を取り出した。
「パチュリーからちょーっと借りてきた」
「でも、あいつは持ち出し禁止だって」
「細かいことは気にしちゃいけないぜ。それよりも」
 魔理沙の手によって、辞典はパラリと捲られる。パラパラと連続的に捲られるのかと思えば、捲る手はすぐに止まった。
「穴があったら入りたい。これか?」
「うん、それ」
 魔理沙が指差しているページ、20ページ目の右側に『穴があったら入りたい』と縦書きで書かれていた。その左隣にはひらがなで『あながあったらはいりたい』と同じく縦書きで小さく書かれている。振り仮名の更に左には例えが、下方には説明文が振り仮名無しで横書きの状態で書かれている。
「なるほどな、お前が諺自体は読めるのに意味が判らない理由がよく判った」
「入りたいんでしょう?そんな意味くらい判るさ」
「だから違うって。これはあくまで状態とかの例えでしかないんだよ」
「例えかぁ……猿も木から河流れとかみたいに?」
「それは流石に無茶があるぜ」
 『猿も木から落ちる』というのを訂正した後、魔理沙はチルノに近づき、辞典を指差しながら意味の説明を始めた。
「恥ずかしくなるとその場から逃げ出したくなるだろ?」
「うん」
「それで、逃げ出して隠れたい、一人になりたい、とにかく姿を隠したいと考える。で、穴に入ると姿が見えなくなるからそこに隠れるわけだ。つまり、恥ずかしいから何処かに隠れたいという感じだな」
「ふうん……そうだったんだ」
 チルノはがっかりした様子で溜め息を吐いた。そして、改めて草と木の枝を集め始めた。
「どうするんだ?」
「決まってるでしょ。落とし穴作るの!」
 魔理沙の存在を気にかけず、チルノは集めた草と枝をまとめて凍らせた。それを穴に被せ、満足気に鼻息をフンッと鳴らす。
「ちょっと待て、それだと時間が経つと溶けちまうぞ」
「そ、それくらい知ってるよ」
 指摘を受け、チルノは慌てて氷を溶かした。位置を移動させていないため、当然のことながら氷の溶けた草と枝は結合を失い、穴の中に落ちた。
「……………」
「………ど、どう、あたいの落とし穴は。見事に(蓋が)落ちたでしょう」
「あーはいはい、凄い凄い」
 魔理沙はやれやれと言いたそうに溜め息を吐いた後、辞典を閉じて再び帽子の中にしまう。そして箒に跨った。
「ま、精々頑張りな。私は帰るぜ」
「ふんっ、今度会うときにはぎゃふんと言わせてやるんだから!」
「ははは、楽しみにしておくぜ」
 箒はゆっくりと上昇し、木のてっぺんよりも高く上がった後にかなりの速度を出して前進した。その衝撃で風が吹き、木々が揺れる。魔理沙の箒が風を切った音が木々が揺れる音の中に僅かながら聞こえた。
「くそー!絶対絶対、ぎゃふんって言わせるもん!」
チルノは憤りながら草や木の枝を再び集めた。
「あっ……そうだ!」
 何かを思いつき、チルノは再び穴を掘る。先ほど掘った穴を更に深く掘るのではなく、新たに穴を掘り始めた。
「ふふっ……まさか穴の前に落とし穴があるとは思うまーい!落ちた瞬間ぎゃふん、だ!」
 深さは一つ目の穴と同じく2m程度で留め、掘り返した土を周辺に隠す。次に長めの木の枝を数本集めて組み合わせ、それを草で軽く縛ってから穴の上に置いた。その上に更に草を集めたものを乗せ、穴を完全に見えなくする。
「ふう、完成っと……ほんと、あたいったら、天才ね!」
 わざわざ岩の上に乗り、よく判らないポーズをビシッと決める。その姿を見ている者はおらず、涼しい風だけがチルノの声に反応したかのようにそよそよと吹いた。
 それにしてもこの氷精、ノリノリである。




 翌日。
 チルノは起きてからすぐに落とし穴のある場所へと向かった。その場所は昨日と全く変わっておらず、ただの穴と草木で蓋をした落とし穴があった。見た感じ、誰かが落ちたり何か細工をした様子はない。
「ふふふ、魔理沙が穴に落ちたら思いっきり笑ってやるんだから」
 そんなことをぶつぶつと呟きながら、チルノは草むらに隠れる。
 チルノの標的はいつの間にか魔理沙一人に絞られていた。彼女の計画は魔理沙が一つ目の穴を確認しようとして二つ目の穴に気付かずに近づいて落ちるというものだ。
 しかし、魔理沙が今日もここに来るという確信はなく、来るにしてもいつ来るのかすら判らない。待ち惚けになることは目に見えている状態である。
 更に、魔理沙がどこからやってきて、穴を見るとしてもどの方向から見るのかも定かではない。
 成功する確率は極めて低いと言えるだろう。
 その後、何も起こらないまま3時間が経過した。
「んにゅ……?」
 いつの間にか眠っていたチルノは妙な音によって目を覚ました。視線の先には未だに誰も落ちていない落とし穴とただの穴がある。それ以外には特に変わったところはない。
 チルノの目を覚ます原因となった音はかなり近くで鳴っている。よくよく聞くと、音ではなく鳴き声であるのが判った。チュンチュンという鳴き声からして鳥の類だろうということも予測できる。
 音は近いのに肝心の鳥は見つからない。だが、頭の上に何か変な感覚があるのをチルノは感じた。
「見えた!そこぉっ!」
 叫びながら、手を頭の上にやる。頭の上には何もない。しかし、チルノの頭上から鳥が飛び立つのが見えた。
 種類は判らないが、小さい鳥がチルノの正面で羽ばたく。
「あっ、待―」
 鳥に興味を奪われ、追いかけようとしてチルノは走り出す。数歩動いたところで、足元からバキッと音がした。
「あっ……」
 視線を足元に向けると、不自然に敷き詰められた草が目に映った。1秒もしない内に、足が草の中に沈む。続いて身体も草の中に沈み、重力に従って下に落ちてゆく。視界は緑から黒に変わった。
 何処までも無限に落ちてゆくような錯覚に陥る。けれど、足はすぐに地に着いた。
「いつっ!」
 大きな音を立て、チルノの身体は底にぶつかる。続いて、草と枝がチルノの周囲に落ちてきた。
「うう……痛いよぅ」
 チルノは真っ先に足を押さえた。足から落ちたため、底に足が着いたときに捻ってしまったようである。目に涙を溜め、必死に足を押さえる。
「な、泣かないもん……あたいは、最強だもん!だから……泣かない…もん」
 言ってはみたものの、痛みは酷い。目に溜まった涙は頬伝って流れ落ち、声も自然と泣き声へと変わってゆく。
「うっ……うわーーん」
 結局、我慢できずに泣き出してしまった。狭くて声がよく響く穴の中で、チルノはひたすらわんわんと泣いた。
「何やってんだお前……」
 声がしたので上を向くと、そこには昨日と同じく魔理沙の顔があった。
「ま…りさ」
「変な声がしたから来てみたんだが……まさか自分で落ちたのか?」
「……………」
 チルノは何も言わず、ただ頷いた。その反応に対し、魔理沙は溜め息を吐く。
「まったく……何やってんだか。で、どうして出てこないんだ?」
「足が…痛いよぅ」
「怪我したのか。まあ、とにかく上がってこいよ」
「無理だよ。足が痛いもん」
「羽で飛べるだろ」
「あぅ……」
 思い出したかのようにチルノは羽を動かした。普段よりも速度はなく、ゆっくりゆっくりと上がってゆく。
「ほら、掴まれ」
 手が届く範囲までチルノが上がってくると、魔理沙は手を伸ばした。チルノは何も言わず、その手を取る。そして、魔理沙に一気に引き上げられた。
「こりゃ捻挫してるな」
 チルノの足を摩りながら魔理沙はそう言った。チルノの右足は赤く腫れ上がっており、魔理沙が触れるだけで痛みが走った。
「ほら、乗りな。医者の所まで連れてってやるよ」
「うん……ありがと」
 チルノを箒の後方に座らせ、自身は前に跨る。
「いいか、しっかり掴まってろよ」
 胴に回された腕に力が入るのを確認した後、魔理沙の箒は空へ飛び立った。木々よりも高い位置に到達すると、そこから方角を変えて前進する。
「なぁ、自分で掘った落とし穴に落ちるってどんな気分だった?」
 風を切る音の中で、魔理沙はそう訊ねた。その声はすぐに風の中に消えてしまったため、チルノに聞こえているかどうかも判らない。
「………穴があったら入りたい気分」
「ん?なんだって?」
「なんでもない」
 チルノの言葉は箒が風を切る音に掻き消され、その後の言葉によって完全に消失した。魔理沙も風の音だろうと思い、それ以上言及はしない。
 箒は湖を越え、森を越え、人里を越え、竹林へと辿り着いた。目的の永遠亭に着く頃には、チルノの顔は足の腫れよりも赤くなっていた。





終わり


 今回の一件の後、チルノが掘った穴は入ったり、入れたり、落ちたり、埋められたり、掘り返されたり、狩猟に使ったり、王様の秘密を暴露したり、あの場所へ行こうとする吸血鬼の逃走を妨げるために先に入って満員にしたり、と大盛況のようです。
 しかし、掘った本人は決して近づこうとしません。何故ならば、彼女はそこへ行くとあの時のことを思い出し、穴に入りたくなってしまうからです。
対馬 光龍
http://t-r-k.hp.infoseek.co.jp/main.htm
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最新
投稿日時:
2007/05/13 03:03:32
更新日時:
2007/05/15 18:03:32
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1. 9 ■2007/05/13 01:00:13
可愛い!その一言こそ全てなり!やられたぜトン畜生!
2. 7 A・D・R ■2007/05/13 16:04:39
最初の部分では、あ〜これまたずいぶんわかりやすいお話だと(失礼)でも、わかりやすかったのは私の頭でしたorz一言上手いなぁ…と。
上手く書かれていて、キャラの雰囲気もよく出ていて、しっかりオチもついていて…楽しめました。
3. 7 卯月由羽 ■2007/05/14 18:08:21
Hなチルノが可愛かったですw
4. 6 爪影 ■2007/05/16 14:40:31
 うーん、このチルノはすこぶる可愛い。
5. 4 詩所 ■2007/05/18 19:45:20
いいマリチルですね。
チルノはHでいいんです、それゆえに周りが気にしてくれる。
6. 3 shinsokku ■2007/05/18 22:45:35
掘った芋弄んな。
それにしてもこのチルノ、五歳児である。
7. 9 秦稜乃 ■2007/05/24 09:40:09
ほのぼのして、普通に感動しました。
個人的には大ヒットです。どようのことわざ。
8. 2 人比良 ■2007/05/26 21:02:38
ほのぼの。
9. 5 流砂 ■2007/05/26 21:54:07
む、なんか百合な展開を想像してしまいますね。
題名の真意が分からないのですが、素直に上手く纏まっている作品でした。
10. 6 deso ■2007/05/26 23:47:08
チルノが可愛かったです。
個人的には、「ノリノリである」は無い方が良いなぁ。
そういうネタがあると、せっかくの良い雰囲気が崩れてしまう気がして。
11. 5 blankii ■2007/05/27 11:14:46
『ちるのはまたひとつかしこくなった!』 いやはやなんとも素敵なチルノ――諺ひとつでここまで俺達を楽しませてくれるなんて。
12. 6 椒良徳 ■2007/05/27 19:57:41
チルノのお馬鹿さが良いですね。
誤字脱字もなく読みやすい文章でよかったと思います。
しかし、はらわたのねじくれるような大爆笑の怪作というにはちょっと力不足か。まあほのぼのしていて良いですが。
13. 5 木村圭 ■2007/05/27 23:39:19
チルノが実に良い味を出していただけに、応対する魔理沙に捻りが無いのが惜しいです。
「さぁ、入れ!」「断る」に鼻息噴出。シンプルすぎて良い。
14. 3 らくがん屋 ■2007/05/29 10:49:46
チルノ主体のSSの時のパターンの一つとして、バカを如何に誘導するかってのがありますよね。自然不自然を抜きにして、それを読む時に疲れを感じてしまう私です。
15. 3 鼠@石景山 ■2007/05/30 01:47:13
馬鹿を書くのは難しいと思います。
子供の思考に近いのかも?
16. 3 いむぜん ■2007/05/30 02:32:08
おばかチルノ
でもそろそろあたいったら最強ね! も飽きてきた。
普通にありそう。良くも悪くも。 ちょっとおバカ演出がくどい気がする。でもこれって今回のチルノ率が影響してないともいえないし。
17. 3 反魂 ■2007/05/30 02:40:21
ここまでのオチにしたからには、「人を呪わば穴二つでした」と最後にもう一回りことわざに掛けたナレーションが入ったりすれば、巧みさの印象度がアップしたのですが――。

個人的にここまであからさまなバカキャラとしてチルノを描かれてもあまり呑み込めないというか、どうしても物語の上で作為的に動かされている感覚だけを覚えてしまい、どうも楽しめません。周りのパチュリーや魔理沙が妙に親切すぎるということもあるかもしれませんが、ちょっと違和感が先行してお話にのめり込めなかったという印象でした。
18. 2 ■2007/05/30 03:27:31

読みやすい文章で好みです。
しかし正直なところ地味なので、ネタや文章を工夫してもっとインパクトを与えられるようになれるとよいと思います。
19. 4 リコーダー ■2007/05/30 16:07:09
泣きチルノに、何かの衝動が凄まじく……
20. 3 眼帯因幡 ■2007/05/30 17:44:46
チルノは本当にHですね。
ただ、「穴があったら入りたい」だけですと、少し物足りなく感じてしまいました。
複数の穴に纏わることわざを実行して、最後に「穴があったら入りたい」に繋げると面白かったかもしれませんね。
未熟者が偉そうにすみません、お疲れ様でした。
21. 6 K.M ■2007/05/30 20:35:46
少し賢くなったチルノが可愛いです。
パチュリーさんは待ちぼうけ?……いや、彼女なら気にしてないかな。
22. 5 二俣 ■2007/05/30 20:58:51
チルノがとてもチルノでした。
なんとか可愛げの範疇で納まる馬鹿っぷりが良いです。
23. 4 たくじ ■2007/05/30 22:23:32
チルノが馬鹿というよりは、ただ子どもなだけのような気がします。最後の穴があったら入りたいというのは上手いと思いました。
24. 4 藤村る ■2007/05/30 23:40:34
 うん。
 飛べばいいのになあ……。
 チルノはかわいいなあ……。
25. 6 時計屋 ■2007/05/30 23:45:38
チルノがお馬鹿で和みます。
最後のオチも見事です。
幻想郷らしい、ほのぼのとした日常の一コマでした。

特にチルノのボケっぷりと魔理沙の突っ込みが素晴らしかったです。
ただ、その他の文章が少し固いように感じました。
コミカルさがこちらでも出ていれば、
より良いSSになったのではないでしょうか。
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