紅い破壊が明るい世界 ならば

作品集: 最新 投稿日時: 2007/05/13 07:39:43 更新日時: 2007/05/15 22:39:43 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00



有りと在らゆる物を壊したならば 星よ月夜と空までも
無くした身近を思わば 白夜 
日は既に無く 真っ暗 百夜
昇り来る時を過去に置き 暖かき灯は既に亡く 優しく紅い月影を、すら 
失くしたのだから。


そこが暗闇だと知ってから 差し入る光に憧れた。
地下の外した鍵の外 タガの外れた自由の先に
見出した世界は思うが侭に キララ 千綺羅ら 千切られ果てた。
ここが暗闇になったと気がついて 他は既に無いのだとまた知る。


純心無縁に止見の獄 病み居る少女が囚わるる、虚無の世界は見止みから。
檻の外らら眩しく過ぎて 己が心が照らされ過ぎた。
掛け替えの無い寄り添う身近、仄かに、けれど暖かに、夜の少女を見守る影らを、
眩しさにかすみ 見るのを止めた。


止められてのち ただ悪戯として壊された。
あれ、星は友とて 月は姉
少女を囲む星ららは 天の川如く世界を彩り、けれど、少女の気まぐれで壊されたのだ。




檻の迷宮抜け出た少女 フランドールは、気がついている。
己が周りを取り巻くは 全てを無くした闇の檻
そう 少女は再び 一回り大きな檻の中に一人閉じ込められていると変わらない事に。
星も無く 月も無く ひたすらに暗い空と地と 静寂の闇に閉ざされて
少女は 何を思う か









外に 出たい?
前みたいにさ、暗い屋敷の底からさ、飛び出て光を掴んだように?
そう? ならばまた、また外に出よ?
檻の外は檻だけど この檻の外には光があるさ?

檻檻 光 キラリ ヤリィ!

お空に  穴を   開けましょう!
すれば  夜闇も  明けましょう!
暗ら夜空ら見上げやば 数多な星など瞬きもせず 今はあまりに暗すぎて 
くらくらするから 想いは一つ 天なる夜空に 穴を開く! 

あの、黒の向こうに広がる先は 黄色い金色 世界が光
夜空の帳に明いたる穴から 零れる明日の明りが星ぞ

あの、黒くなっちゃった空の向こうに広がってるのはさ? きっと金色の世界なんだよー
だからき っとね、夜空に開いた穴から 零れ落ちた光が星なんだよ!

お空を壊して穴を開ければ、私も創れる? 天の川。
天、穿つ穴 花ひとひらに似て遍く夜空……天の川♪


フランドールは空に自由に 
思い思いの場所に無邪気に
穴を開けて世界を巡る。


両手をギュッと握り締め 溢れる星屑 思い描いて
仲間らと見た あの日の夜空 眩しい笑顔の灯りよ零れ!
さぁ 星空を創りましょう!

小さな指先 かわいいお星 グーで殴れば まん丸お月 今度は両手で 月みっつ♪
菱形の羽は七色に 空梳り 流れ星!
星と星とを指で繋いで 気になるあの子の似姿 星座
夢中になって欲しがった。

気がつけば、元の夜空と見まごう空似
ううん、元の何倍も何十倍も 何百倍も…
えーっと、だから、もうもうもうもうもう比べられないくらい!

輝き広がり 絶えずに渡る あぁ満天の星月夜!!






でも 足りない事に気がついていた。
少女が求めた楽しさは この星だけでは足りなくて
どうしてもしても 得られずに
白く染まった 夜空にさらに 大きな大きな穴を開く
そう 外に出る 外に出よう!
こんなに輝く夜空の向こう その先にあるはずの 嬉しさ何かを探すのよ!







遍く夜空は塵と消ゆ 既に黒は無く 輝かし過ぎて 真っ白い
天も 地も 何もかもが白い世界。




そこに少女の求めた何かは無くて、
ただ フランドールは一人
無限に広がる真っ白い世界に閉じ込められていることに気がついた。






「フラン……どうしたの?」

お姉さま……あれ、あれ……
あのネ、お外に出たけどやっぱりそこは真っ暗で、でもその外もやっぱり……だから……

「怖い夢でも見たのかしら」

あー、そっかぁ♪

「疲れるまで遊ぶからそんな夢を見るの……フラン?」

お外に私の望む 星空なんて無かったの 明るい世界は本当はどこ?

「何を、言っているの」

だからねー もしかしたら本当は 外じゃなくて 内側に在るのかも かも♪

「……何の話? ねぇ……」

ううん、姉さま何でもないの

ただ 貴女の内側に   見えるお月は   紅いのかしら?


らららくらら
作品情報
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最新
投稿日時:
2007/05/13 07:39:43
更新日時:
2007/05/15 22:39:43
評価:
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Rate:
5.00
1. 4 どくしゃ ■2007/05/13 02:40:33
夢でほっとした。
2. 1 A・D・R ■2007/05/13 20:39:45
文章が特徴的で、このような形で作品を完成させたことは凄いと思います。
ただ、だからこそ入り込めないと最後まで置いてきぼりでした。
3. 4 だおもん ■2007/05/14 00:19:41
虚しさしか残らない。しかし、この虚しさには感動しました。
4. 2 詩所 ■2007/05/16 19:47:53
どうも内容に空白がある。
伝えたいことが相手に伝わらないそんな感じです。
5. フリーレス 爪影 ■2007/05/17 16:50:05
 白か、紅か。
6. 2 反魂 ■2007/05/17 17:24:43
詩情に徹しきるかと思えばそうでもなく、さりとて物語と言うには情報が足りず。どっちつかずで少々楽しみにくかったです。
こういった形でフランドールを描いた作品は多く、それだけに一つ個性を強く映し出して欲しかったです。やや焦点がぼやけた感じに見えました。
7. 7 ■2007/05/26 09:56:55
レーヴァティンだけに、ラグナロクが…しかも生き残りなしの…。
8. 2 人比良 ■2007/05/26 21:05:47
タイトルの「ならば」が素敵で、「♪」が今一。趣味の話です
が。
9. 3 流砂 ■2007/05/26 21:59:51
読むのが難しい作品ですね。
欲を言えば折角 詩になってたのだから最後まで唄って欲しかった。
メタファーが多すぎて可能性を考えている内に収集がつかなくなったり。
話の概要は分かるけど、一つ一つが何を示しているのかがわからず断念。
10. 6 deso ■2007/05/26 23:37:08
フランドールは誰にも理解されない天才なのかもですね。
外に出ずして真理を知る。怖いなぁ。
11. 5 blankii ■2007/05/27 11:31:48
うう、評価に困る。意味内容は好みだし、表現も面白いし。フランドールの散発的な思考が再現されていて素敵だと思います。
12. 5 椒良徳 ■2007/05/27 20:07:25
なんでしょうな、コメントに困る作品だ。
散文詩というには文章のテンポが悪く、定型詩というにはあまりにも字余り、字足らず。
所々韻を踏んでいるのは上手いなと思いますが、それだけです。
もう少し文章を練ってみたらいかがでしょうか。
まあ不思議な雰囲気を出したかったというのなら成功していますが。
評価には繋がりませんでした。
非常に特徴的な作品でしたけれどもね。
13. 5 shinsokku ■2007/05/28 00:37:15
フランフランしてますのう。可愛いですのう。狂々してますのう。

穴とは穴。何も無い部分。
ならば、何にもならぬ無価値の世は、形あれどもそれだけで穴。
お後がよろしいようで。
14. フリーレス らくがん屋 ■2007/05/29 10:40:57
申し訳ありませんが、これは私の手に負える作品ではないのでフリーです。
15. 4 鼠@石景山 ■2007/05/30 01:53:02
星の光を天蓋の穴という解釈は古いふるい考え方。
すぱっと斬った感じ。でも穴を開けるというより砕く感じ?
16. 5 いむぜん ■2007/05/30 02:37:50
狂った調子の詩は個人的にとてもフランらしいと思う。
魔法少女もまた、思いついた事を実行しないと気がすまない「好奇心の奴隷」なのだろうか。
17. 8 ■2007/05/30 03:42:46

うわ凄い。これは真似できないです。読みながら心の中で歌ってしまいました。
ただ、私の感性が不足してるせいかもしれませんが、以下の四箇所のリズムの取り方、韻の踏み方が解りませんでした。
『ここが暗闇になったと気がついて 他は既に無いのだとまた知る。』
『けれど、少女の気まぐれで壊されたのだ。』
『あの、黒くなっちゃった空の向こうに広がってるのはさ? きっと金色の世界なんだよー』
『だからきっとね、夜空に開いた穴から 零れ落ちた光が星なんだよ!』
ここらでつっかかってしまったのが残念でしたが、それ以外は読んでいるだけで楽しくなるような(いや話はダークなんですけど(苦笑))きれいな仕上がりでした。
いやはやまったくお見事です。
18. 5 リコーダー ■2007/05/30 16:02:48
詩的な表現が嫌みにならないのはフランのキャラのお陰かな、と思ってみたり
19. 2 眼帯因幡 ■2007/05/30 18:05:17

フランの狂気を書いていくのは良いのですが、それだけだとやはり物足りなく感じてしまいます。
それと、テーマの穴が弱く、どちらかといえば夢や狂気、星空といった感じがしました。
あとがきにあるレミリアとの会話を本文に、細かく描写していけば面白かったかもしれません。
偉そうにごめんなさい、お疲れ様でした。
20. 4 K.M ■2007/05/30 18:43:12
詩的ですねぇ……しかし締めがちょっぴりホラー。
まさか、次に取る行動は……
21. 4 秦稜乃 ■2007/05/30 20:25:44
全てを破壊したとき、彼女は何を感ジタか。
22. フリーレス 二俣 ■2007/05/30 21:21:18
色々試行錯誤したものの完全には読み解けず。
申し訳ない、評価できません。
23. 3 たくじ ■2007/05/30 22:16:43
よくわかりませんでした。フランの狂気を書いているのでしょうか?
24. 3 時計屋 ■2007/05/30 23:50:14
詩はほとんど読まないので、素人の意見で恐縮なのですが、
変わった韻の踏み方をしていて、面白かったと思います。

ただ漢字の読み方で一部戸惑うところもあって読みづらく、
最後までリズムが掴めませんでした。
25. 2 藤村る ■2007/05/30 23:50:20
 おお……よくわかんねえ……。
 この系統の作品は今回初めてだなあ……。
 よくわかんないけど……。
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