You be friend

作品集: 最新 投稿日時: 2007/05/13 08:40:27 更新日時: 2007/05/15 23:40:27 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00




 彼女がその穴を見つけたのは偶然だった。
 彼女は読書をするのが生きがいの、名前すらないただの鳥妖怪。その紅い鶏冠と羽根から、妖怪の仲間内では朱鷺子と呼ばれていた。
 彼女はその日も、河原でエロ本を探す中学生の如く、野山を巡って本を探していた。天狗や龍などの上位妖怪ならば本という概念はあるだろうが、彼女のような鳥妖怪の間にはそんなものはない。よって本を読むにはどこからか手に入れなければならない。
 人里までいけば本は売っている。だが、貨幣経済という概念も彼女にはない。物々交換が精々であろう。仮に貨幣を持っていたとしても、人里まで出向けば騒ぎになるのは明白。下手をすれば退治されてしまう可能性すらあった。
 よって、打ち捨てられた山中の廃屋や捨てられた古書などを探すしか選択肢はない。
 時刻はそろそろ日が沈もうかという時刻。今日も本を見つけられなかったことに朱鷺子は――名無しでは不便なので便宜上そう呼ぶ――落胆しながらふわふわと飛んでいた。
「今日も本を見つけられなかったわー……」
 最近はまったくツイてない。本を見つければどこからともなく巫女が現れて、本を奪っていく。唯一懇意にしている人間、香霖堂の店主にも掛け合ったのだが、
「そりゃ本は減るようなものじゃないけどね。あいにくこっちはこれで食っているんだ。知らない仲じゃないし、多少は負けてあげてもいい。だけどタダでというのはダメだ。宝石でも外からの漂流物でもいい。何か持ってこないことにはね」
 と、冷たくあしらわれた。
 それからずっと本なり珍しい品なり探しているのだが、そうそう見つかるわけでもない。
 今日はもうだめだと、肩を落として湖のそばを飛んでいる時に、その穴を発見したのだった。
 その穴は切り立った低い崖の下にあった。二メートルほどの崖の下。人一人が屈んでやっと入れるくらいの小さい穴。
 ここら辺は朱鷺子もよく来る場所である。近くに紅魔館があるせいかあまり他の妖怪は寄ってこない。
 朱鷺子のような弱小妖怪にとってこういう場所は非常にありがたいものだった。
 そんな場所に朱鷺子の知らない穴がある。中を覗いてみると奥が見えず、相当に深い穴のようだった。
「これって……もしかして奥に宝とかあったりするんじゃ……!」
 それは淡い淡い期待。ここしばらく本を読んでいないという欲求が生み出した妄想。だが、今の朱鷺子にそれを自覚することはできなかった。
 四つんばいになって穴を進む。狭い穴は鳥妖怪の朱鷺子には苦痛だったが、この穴の先に宝があるかとおもうと我慢できた。
 進むこと十数メートル。手探りで進んでいた朱鷺子の足元が突然消えうせた。
「へっ? わひゃあああああああ」
 そこから縦穴になっていたのだろう。狭い穴の中では飛ぶこともできず、朱鷺子は穴を転げ落ちていった。








「小悪魔の棒と穴は私のものよ!」
 紅魔館地下の巨大図書館で行われた恒例のお茶会。その席上で突如パチュリーが発した奇声とその内容に参加者達は一様に目を丸くした。
「あ、あの〜パチュリー様。お気持ちは嬉しいんですけど、そのー、なんとかいうか……こんなところで叫ばないでください」
 トレイを胸に抱えて顔を真っ赤に染めた小悪魔が冷静に突っ込みを入れる。
「棒? 穴? ねぇ咲夜、こうでいいの?」
 フランドールがお茶請けのドーナツの穴に、同じくお茶請けのフレンチクルーラーを差し込んで遊んでいる。
 教育上あまりよろしくないので、無言でそれを取り上げる十六夜咲夜。
「パチュリー、あなた疲れてるのよ」
 レミリアが優しい言葉をかけつつ背後に回り、当て身。テーブルに突っ伏すパチュリー。
「ふう。それじゃ咲夜は片付けを、小悪魔はパチュリーを任せたわ」
「承知いたしました」
「あ、はい。わかりました〜」
 こうして、図書館で行われたお茶会はお開きとなった。
 気絶したパチュリーを部屋へ寝かせたその帰り。小悪魔は頭を悩ませていた。
「今日といい、どうも最近のパチュリー様は奇行が目立つんですよねぇ……」
 日々盗みに押し入ってくる魔理沙へのストレスか、花粉による喘息悪化のせいか、ここ最近パチュリーの奇行が目立っている。先ほどの奇声はまだしも、むやみやたらにスペルを連発することさえあった。
 別に小悪魔はパチュリーが嫌いではない。むしろ好きなほうだ。だが、レミリアや咲夜のいる場所であんなセリフを叫ばれては、パチュリーとの関係を少々考え直したくもなる。
「といっても、離れられないんでしょうけど」
 幾ら悩んでも結論は変わらない。が、過程で迷うことだって時にはあるのだ。

 そうして目的もなくだらだらと図書館を歩いていた時だった。
 何かが転がりおちる音がしたかと思うと、本棚とそれに伴う本が散乱する特有の音。そして、
「ぶぎゃ」
 カエルが潰れたような声。
 ここは図書館の中でも奥の奥。たとえ魔理沙といえどもそうそう立ち入ることはできないはず。
 そこまで考えて、とある物の存在を思い出して蒼白になる小悪魔。
 最悪の展開を考えながら、小悪魔は音のした方向へ走り出した。







「あいたたたたた……」
 足―というか四つんばいだったので手だが―を滑らせて転げ落ちた穴の先。転げた勢いそのままに何かにぶつかり、それが倒れてきて埋もれた朱鷺子。
「ここはいったいどこなのよー……」
 強打した頭を振りながら、あたりを見渡せば、
「……えっとぉ……天国?」
 そう、朱鷺子にとってそれはまさに天国といっても差し支えなかったろう。見渡す限りの本棚とぎっちり詰まっている大量の本。
 そして自分が埋もれているのもまた本。
 普段、自力ではまず見つけることのできない本。それが今まさに朱鷺子の目の前に山とあるのだ。
「あ、ああ……ああああああ!」
 感極まって悶える朱鷺子。それも仕方のないところだ。自力で本を手に入れるのが困難であり、一月に一冊見つけられるかどうかの読書生活。
 そんな生活を送っていた朱鷺子の、今目の前には大量の本。多少正気を失ってもおかしくはない。
 半ば放心状態で落ちている本に手を伸ばす。
「勝手に図書館の本に触らないでもらえますか」
 背後からの低いドスの聞いた声と、喉元にピタリと突きつけられた鋭い爪。
 これにはさすがの朱鷺子も正気を取り戻す。
「ふぇっ……ふぇぇぇぇぇぇ〜」
 喉から飛び出る情け無い声。
「てっ天国には天使がいるんじゃないの〜」
「あら? 悪魔はすべからく地獄に落ちた堕天使ですよ? まぁ冗談はさておき……」
 口調は軽く、だが油断は大敵。
 朱鷺子はただひたすらに怯えている。
「とりあえずどうやって侵入……は見ればわかりますね。ここ紅魔館の地下図書館に潜り込んだ目的はなんです?」
 もちろん朱鷺子はここが紅魔館内部だとは思ってもいなかった。
 だから紅魔館だと知らされて、体の震えが止まらない。むしろ震えは激しくなっている。
「わ、私は本を探していて、そ、それで怪しい穴を見つけたから。入って、み、みようかなって、それでそれで……」
 恐怖のせいであまり呂律が回っていなかったらが大体の事情は察した。つまるところ、偶然の産物だ。
 (ちゃんと隠しておいたはずなんですけど……。あー昨晩は雨だったから流れちゃったのかもー。どちらにしろ、この子をここで処分するのはちょっと気の毒かなぁ。本好きみたいだし……)
 そもそも、朱鷺子が転げ落ちてきた穴は小悪魔がこっそり館の外へ出るために作った穴であった。外出の目的は主に買い食い。無論敬愛するパチュリー様には秘密になっている。
 大抵入り口付近にはパチュリーがおり、外に出ようとすると事細かに内容を問い質され、たいした用事でないなら、他のメイドに代わりにいくことになる。というか、今までで小悪魔が外に出たことは一度もない。
 何度かパチュリー本人にかけ合ってみたものの、
「あなたは私の使い魔なのだから、私の側にいないとだめでしょう」
 と微妙に嬉しいことを言われては強く出ることもできない。
 となれば、あとはこっそり出て行くしかない。魔道書から穴掘りの魔法を検索し、図書館の奥から掘り出し始め、苦節三ヶ月。やっと開通した穴だった。
 そんな事情があり、ここで朱鷺子を処分したとしても、警備担当の美鈴や咲夜から侵入経路について問い質される可能性は大きい。そうなればこの穴の存在も明るみにでる。
 穴をふさがれでもしたら、深夜の夜食を手に入れる術がなくなってしまう。
 メイドに頼めば夜食くらい紅魔館でも調達できるのだが、里に売っているような極彩色の飴玉などは絶対に出てこない。小悪魔は上品な茶菓子より、そういった駄菓子を好む傾向にあった。
 かといって、小悪魔には朱鷺子の死体を人知れず処分する方法が無い。
 自分の背後からうむむという声と、時折聞こえてくる死体とか処分とか不穏な単語。
 このまま行けば自分は殺されるということは朱鷺子にだって理解できている。なら、あとはその運命にどう抗うかだ。具体的には巧く後ろの悪魔を言いくるめること。
「えっと、えっと! べ、別に穴の事は誰にも言わないし、出てけっていうならすぐに出て行くから命ばかりは〜!」
 それは言い訳でも言いくるめでもなく命乞いだった。
 朱鷺子のそんな姿を見て、小悪魔も毒気を抜かれる。そもそもさして強そうな妖怪でもなさそうだし、放っておいても害はないかもしれない。いやむしろ……。
「仕方ないですね。今回は見逃してあげましょう」
「ほ、ほんと!?」
「ただし条件が二つほどあります」
「じょ、条件……?」
 ごくり、と朱鷺子の喉が鳴った。


「えーとこれでいいの?」
 その場で一回転。朱鷺子の動きにあわせてフリルのついたスカートもひらりと舞う。
 今、朱鷺子が来ているのは紅魔館のメイド服。小悪魔用のものだが、普段は使うことはめったにない。
「これからここに来るときは、それを着用してください。それと……」
「わかってるわよ。里からお菓子持ってくればいいんでしょ?」
「ええ。お金は基本的にこちらで用意します。もちろん何か換金できそうな物を持ってきてそれと交換でもいいです」
 小悪魔が出した結論は朱鷺子も共犯にしてしまおうというものだった。
 実際問題として小悪魔が外出することにはリスクが伴う。それよりかは、誰かに買ってきてもらうほうがまだリスクは少ない。代償として図書館での読書の許可を要求した。この広い図書館で朱鷺子一人を人目に付かないようにすることは比較的容易でもあるし、本も自分が選別したものであれば危険もない。
 メイド服を着せたのはあくまで保険。咲夜ならばすぐにバレるだろうが、そこらへんの妖精メイドであれば幾らでも誤魔化しは効く。その為の口裏あわせもすでに朱鷺子と済んでいた。
「あなたは紅魔館の新人メイド。誰かに聞かれたらそう答えてください。何か困ったことがあれば私の名前を出しても構いません。ただし、銀髪でフレンチタイプのメイド服を着た人間と、紫色の髪でパジャマを着ている人、この二人には決して近づかないでください」
「メイドとして振舞えってことね。まぁ金銭はなんとかなると思うわ。里でも迷惑かけないよう化けていくし……」
 実はというと小悪魔はこの妖怪の事を気に入りかけていた。
 共犯にすべく事情を話していくと意外に頭が回り、理解が早い。伊達に本を読んでいないということだろうか。
「あ、そういえば名前聞いてませんでしたね。なんていうんですか?」
「名前? そんなものないわよ。ただ皆は朱鷺子って呼ぶから、そう呼んで」
「朱鷺子、ですか。……確かに鶏冠とかそんな感じですね」
「そういやあんたの名前聞いてなかったわね。何て言うの?」
「私も名前は無いんですよ。ですので、私のことは小悪魔と呼んでください」
 思わぬところに共通項があった。互いに名無しという事実に心の中で苦笑する。
「ふーん、それじゃよろしくね小悪魔」
「ええ、これからよろしくお願いしますね、朱鷺子さん」






 こうして朱鷺子の図書館通いが始まった。
 当初こそ、小悪魔からお金を受け取り、里で駄菓子を購入し、図書館へ戻ってきて本を読ませてもらうというサイクルであったが、何度も穴から出入りするのは手間でもあり、穴の存在がバレてしまう危険性もあった。
 なので朱鷺子は野山で本を探しがてら、換金できそうなガラクタも集めていった。それをまとめて香霖堂へ持ち込み、換金してもらう。
「最近は随分と熱心だね。何か欲しい本でも見つけたかい?」
 朱鷺子から受け取ったがらくたを鑑定しながら、香霖堂の店主にからかわれる。
「別にいーでしょ。あんたは私にお金をくれればいいの。客と店主、もっとドライな関係でいいでしょ」
「なるほどね。確かにそのとおりだ」
 店主からお金を受け取るとそのまま里へ。
 朱鷺子は人型の妖怪であるので、一見ではそうとわからない。だが、背中の翼だけはどうしようもないので、貫頭衣を着て隠す。頭の鶏冠はどうしようもない。
 そうして里を歩いてみてわかるのが、意外に妖怪が多いことだった。それらは朱鷺子の何倍何十倍もの強さを持った大妖怪ばかり。里の人間と妖怪の目を盗むようにして駄菓子屋へ。
「おばあちゃーん。またうめー棒もらってくねー」
 ここはいつも老婆が店番をしている。半分ボケているのか非常に反応が鈍い。が、朱鷺子にとってそれは都合がいい。こっちのペースでちゃちゃっと済ませてしまえばこちらが妖怪とバレる危険性はないからだ。
 今日もいくつかお菓子を見繕い、代金を老婆の前におくとさっさと店からおさらばする。
 里から出ればあとは飛んで紅魔館の裏の森へ。秘密の穴を下って図書館へと。
「あ、朱鷺子さんいらっしゃい。今日のおやつはなんですかー?」
「ええと、うめー棒と葬らん棒。それと猪口齢糖あんぱん。こんなもんでいい?」
「猪口齢糖あんぱん! 私それ好きなんですよ〜。あ、朱鷺子さんも一緒にお茶でもどうです?」
「いいの? じゃ遠慮なく〜」
 図書館の最奥の閲覧スペースでお茶にする。朱鷺子は本を読みながら時折お菓子に手を出し、小悪魔はそんな朱鷺子を微笑ましく見つめている。
「朱鷺子さん、その本おもしろいですか?」
 朱鷺子が閲覧許可されているのは、外の世界の本である。魔道書の類は危険なので読ませられないし、この図書館に魔道書以外の本はまず存在しない。そこで小悪魔が目をつけたのが外の世界からの本。これならばまず内容は理解できないし、パチュリーは外の世界の本に興味を示す事はまずないので持ち出しが容易だったという理由からだった。
「さぁ」
「さぁって……。内容を理解してないんですか?」
「私は本を読めればそれでいいの。別に内容はどうでもいいわ」
 ここら辺が朱鷺子を理解できない最大の部分だった。小悪魔にとって本を読むということは、書いてある内容を理解し自分の糧とするための行為である。
 が、朱鷺子はあくまで『読む』という行為そのものが目的。それを小悪魔は理解できない。
「ま、あたしは鳥頭だし覚えてもすぐにわすれちゃうしね」
「……ははは」
 それでも小悪魔はこの朱鷺子という妖怪に好感を持っていた。
 好感を持っていたのは朱鷺子とて同じであった。出会いこそ衝撃的であったものの、訪ねるとお茶を必ず出してくれたり、お菓子をわけてくれたりと思った以上の厚待遇。
 なにより悪魔といいつつ、まったく悪魔らしくないその性格に惹かれていた。
 だからこそ、里に人間の振りをしてもぐりこむのも苦痛ではなかったし、ほぼ毎日のように図書館へ足を運んでいる。
 幾ら本好きの朱鷺子とはいえ、紅魔館で見つかる危険のある場所へのこのこ出かけていくほどバカでもない。
 小悪魔という存在があるからこそ、訪ねていくのだ。
 こうして朱鷺子と小悪魔は友情を深めていった。








 最近小悪魔の様子がおかしい。
 パチュリー・ノーレッジがその事に気づいたのはごく最近のことだった。
 なんだか妙に上機嫌なのだ。普段は、山積みの仕事に肩を落としてローテンションなのにだ。
「絶対おかしいわ。そう思わない、咲夜」
「……そんなことを言う為に呼び出されたんですか、私は」
「何言ってるの。あなたが小悪魔の秘密を探ってくるのよ!」
「ご自分で聞いたらどうですか」
「私が聞いたって教えてくれるわけないじゃない。……最近あの子反抗的なのよ、ぐすっ」
 いじけ出すパチュリー。こうなるとテコでも動かない。
「はぁ、わかりました。調べてくればいいのですね……」
「さすが咲夜! 紅魔館メイド長の名前は伊達ではないわね! うちにきてレミィをファックしてい……はぐっ」
 延髄に手刀を打ち込まれ崩れ落ちるパチュリー。
 気は進まないが、パチュリーは紅魔館ヒエラルキーの上位に位置している。ここで断ってレミリアにあることないこと吹き込まれでもすれば、後々面倒なことになる。
 小悪魔が上機嫌なのは別に問題ないではないか。どうせたいしたことではないだろう。
 何も見つからなければ適当にでっちあげでもすればいいのだ。
 自分をそう納得させると、白眼を剥いて気絶しているパチュリーをソファに寝かせて、咲夜は小悪魔を探し始めた。
 そんなこととは露知らず、小悪魔は今日も朱鷺子とお茶をしていた。
「うんうん、やっぱりうめー棒はコーンポタージュですよねぇ」
「え〜、えぐいだけじゃないのあれ。やっぱりたこやきでしょ」
「たこやきは固いから、あれで口の中切っちゃうじゃないですか〜」
「口の中を切らないように食べるのが通よ。サクサク感と安っぽいソースの味が堪らないわ」
「ああっ、本読みながら食べないでくださいよ、かすをそんなポロポロと……」
「大丈夫、気をつけてるからボリボリ」
「全然大丈夫じゃないー!?」
 慌てて本を取り上げて食べかすを払うが時すでに遅し。カスは本の折れ目の奥に入り込んでしまっていた。
「ううう、読むのが好きなら本は大事にしましょうね〜」
「うっ、わ、わかったわよ。次から気をつけるわ」
 そんな二人を見つめる影ひとつ。
「あんなメイドうちにいたかしら……、まぁ小悪魔には異常無し、と」
 小悪魔がメイドとお茶を飲んでいるだけなら問題ない。むしろパチュリー以外の存在と仲良くなるのは良い傾向である。
 問題は見つからないと踵を返そうとして、思わぬものが目に入る。
 小悪魔とお茶をしていたメイドが服を脱いで別の服に着替えている。紅魔館で働く限りメイド服の着用は義務である。特に汚れたわけでもないのに何故。そして更に驚愕の事態が咲夜を待っていた。
 小悪魔が何か唱えると本棚が動き出し、その背後の壁にはぽっかりと開いた黒い穴。
「んじゃね、小悪魔」
「はい、またです朱鷺子さん。次は是非やっちゃんイカをお願いします」
「ん、わかったー」
 小悪魔に手を振って穴へ消えていく鳥のような妖怪。
 咲夜は混乱していた。メイドと思っていたら違って図書館の奥にわけのわからない穴が空いてて……。
 なんにせよこの状況で何もなかったとは言えない。
「小悪魔」
「はいはい、なんでしょ……げぇっ咲夜さん!?」
「先ほどから一部始終見させてもらったのだけど……何か申し開きはあるかしら」
 こちらを睨みつける咲夜の瞳がこころなしか赤く染まっている気がする。紅眼の咲夜といえばブチ切れモードとして恐れられている。
「ええっと……えーっと……こ、これはですね……」
「これは?」
 にこりと笑うその笑顔が恐ろしい。
 小気味のよい音と共に小悪魔の頬を掠めて刺さるナイフ。
「さ、きりきり吐いてもらいましょうか……」
「がくがくぶるぶる……」




「なるほどね。駄菓子欲しさにわざわざ穴をねぇ……」
 パチュリーは小悪魔の作った穴を見上げる。人一人が通れるくらいの穴だ。掘るのには相当苦労したろう。
「いえ、魔道書に書いてあったトンネル作成の魔法でちょちょいっと」
「……そう。でも、この穴はもう塞いでおくわね」
「えぇえぇええええええええ!」
 思わず叫び声をあげる。
 その穴を塞がれてしまってはもう……。
「心配しなくていいわ小悪魔。駄菓子くらい言えば買ってきてあげる。というか防犯上この穴を残しておくのは問題なの」
 咲夜がフォローを入れる。が、小悪魔にとってはフォローになっていないことには気づいていない。
「ええとその穴を塞がれると、その、朱鷺子さんが……」
「朱鷺……ああ、あなたが駄菓子を買いに行かせてた妖怪? 話を聞く限り利用してただけみたいだし、問題はないでしょ」
「え……う……ま、まぁそうですけど……そうなんですけどー」
「なら問題ないわね」
 パチュリーが小声で何かつぶやいたかと思うと、極々小さな火球が出現。それが穴の中に入っていったかと思うと、ずずんと地鳴り。
「地上側の出口を潰したわ。こちら側のはおいおい埋めていきましょう」
 後処理のために咲夜と話し込むパチュリー。
 小悪魔は穴のほうを向いてぺたんと座り込む。
 小悪魔は性質上、図書館を出ることはない。話し相手といえば、稀に訪ねてくる咲夜とパチュリーくらい。それも咲夜やパチュリーは目上の人間でもあるので、いえない事も多かった。
 そんな小悪魔の前に現れたのが朱鷺子。最初こそぎこちなかったが、慣れてしまえばなんということはない。駄菓子でお茶しながら朱鷺子交わす他愛無い会話。それがやけに楽しかった。
 そんな感情を自分でも理解できないまま、無情にも埋められた穴を前にして、
「パチュリー様のばかぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!!!」
 小悪魔は想いの溢れ出すままに大声を出して泣くしかなかった。





「今日は〜たっのしい〜図書館めっぐり〜♪」
 そんな事情は露知らず、今日も朱鷺子は駄菓子をもっていつもの穴へ。
 ところが。
 穴のあった崖がない。崖のあった場所、背丈ほどの低い崖が跡形もなく消え、あるのは土砂の山ばかり。場所を間違ったかと辺りを捜索したのだが、それらしいものはまったく見つからない。
「あっれ〜、おかしいわね〜」
 幾ら朱鷺子が鳥頭だといっても、ほぼ毎日通っていた穴の位置を忘れるわけがない。
 だが、なぜ穴が消えて、埋められているのかはさっぱりわからなかった。
 そのまま穴のそばで日が暮れるまで待っていたが、何のリアクションもない。
「う〜ん、今日はだめなのかしら……」
 小悪魔にも都合というものがあるのだろう。穴が無いのはきっと何らかの魔法だろう。
 そう結論づけた。
 だが、朱鷺子の推測に反して、翌日も翌々日も穴が復活する気配はなかった。それでも朱鷺子は毎日駄菓子を持って穴のある山に通い続けた。
「小悪魔は何やってんのよ。連絡くれたっていいじゃないのよ!!」
 小悪魔の事情を無視して叫ぶ朱鷺子。出会いこそ最悪だったものの、図書館に通い始めてそれなりに仲良くなった。それなりに心を許せるようになった。
 なのになんだというのだ、この仕打ちは。
「もう駄菓子はいらなくなったっての? もうあたしはお役ごめんってわけね!」
 最初は心配でたまらなかったが、すでに三週間ほど経っている。朱鷺子といえど、だんだんと腹が立ってきた。
「それならそれでリストラ通告なり一言あってしかるべきでしょー! なんで黙って捨てるかなぁ!?」
 こうなれば小悪魔に一言いってやらなければ収まらない。
 だが、相手は紅魔館の地下。そう易々とたどり着ける場所ではない。しかし今の朱鷺子にそんなことまで考えをまわすほど理性は残っていなかった。
 大きく羽根を広げると紅魔館へ一直線に飛んでいく。
 紅魔館の門の前、いきなり現れた朱鷺子に対し、警戒する紅美鈴に向かってタンカを切る。
「小悪魔を出しなさい!」
 頭から火でも噴かんばかりの態度で詰め寄ってくる朱鷺子に美鈴は冷静に対処。
「小悪魔って、あなた小悪魔の知り合い?」
「そうよ!」
 今まで小悪魔の知り合いが訪ねてくることなどまずなかった。その時点でそれが本当かどうか怪しい。そして朱鷺子の態度はどうみても怒っている。さすがにこれを小悪魔のところまで案内するのは無理だった。
 かといってこれ以上関わり合いにもなりたくない。
「小悪魔はここには呼べないわ。呼ぶにはパチュリー様の許可がいるし、あなたを紅魔館にいれるわけにはいかないわ」
「むむむ……! いいわよ、そういうことなら力ずくでも通ってやるわよ!!」
 当然のように、勝負は一瞬で着いた。
 そもそもスペルカードすら持たない朱鷺子が、歴戦の門番たる美鈴に勝てる道理がない。
「くそー! 小悪魔のバカー!!」
 朱鷺子は泣いて飛び去っていった。
「うーん、ちょっと気の毒なことしたかも……」
 もし本当に小悪魔の知り合いだったら……。
 そう考え、美鈴は訪問だけはあったことを小悪魔に伝える事にした。

「ええっ! 朱鷺子さんが来てたんですか!」
「えっ、本当に知り合いだったの……。随分ぷりぷり怒ってたようだけど」
 弾幕までして追い返したということは黙っておく。小悪魔本人はどうということはないが、小悪魔を怒らせるとパチュリーが出てくるからだ。
「はぁ、そうですか……。教えてくれてありがとうございます」
「う、うん。それじゃね」
 自分に被害が及ばない内に退散する美鈴。
 誰もいなくなった図書館前の廊下で小悪魔は一人佇む。
 朱鷺子が会いに来てくれたのが嬉しかった。だが、今のままでは会うことはできない。パチュリーが外出の許可をくれるとも思えない。頼れるのは自分だけ――。
 決断は早かった。
 図書館に取って返すと、最深部へ。
 本棚を動かして、例の穴の前に立つ。穴へ飛び込み、状態を確かめながら上へ。
 結局、あの後穴の埋没工事は行われていない。ならば埋まっているのは上層だけのはず。
 小悪魔の推測は正しく、穴は半ばほどから土砂で埋まっていた。
「この程度ならなんとか……。朱鷺子さん待っててくださいよ」
 手をかざし、掘削用魔法を展開。何かが削れるような音と共に、土砂に一メートルほどの穴があく。
 これを繰り返せば地上への道が開ける。
 小悪魔は再度、掘削魔法の詠唱に取り掛かった。

「ううう、門番なのに強すぎじゃないの〜。とりあえず他の方法を考えないと」
 紅魔館の周りをぐるっと一周してみたが、要所要所に警護用のメイドが見回っており、侵入できそうなポイントはない。
 そうしてまた穴のあった裏山まで戻ってきた。
 穴のあった位置をじっと見つめる。
 あまりやりたくはなかった。ぶっちゃけ重労働だからだ。だがもう小悪魔に会う術はこれしか残されていない。
 里から持ち出したスコップを振り上げる。
「おりゃああああああ!」
 一喝と共に振り下ろし、足を引っ掛けて掘りあげる。
 穴が埋まったのなら穴を掘ればいい。
 何度も何度もスコップを振り下ろす。
 スコップが届かないくらいの深さまで掘れれば、自慢の爪を伸ばし、手で掘る。
 小悪魔に会うという想いだけが朱鷺子を突き動かしていた。
 それは小悪魔とて同じ事。
 せめて、せめて一言言わなければならない。魔力を限界まで使用して穴を掘り進める。
 そして――、
 小悪魔の魔法と朱鷺子の腕が交錯する。

 土を掘り進めた先には会いたかった相手がいる。
 一言言わなければならない相手がいる。
「と、朱鷺子さん。あの、そのですね……」
 何かを言おうとしてうまく言えず、しどろもどろな小悪魔。
 そんな小悪魔に朱鷺子はジェスチャーで外へ出ろ、と伝える。
「あ、そうですね。こんな穴の中じゃだめですよね」
 穴の外はもう夕暮れだった。掘り始めたのが午前だったから相当な時間掘っていたことになる。
「ええと、すいません朱鷺子さん! 穴がパチュリー様にバレてしまって……その……」
「……ねぇ小悪魔」
「……は、はい?」
「いっぺん死んで来いやぁー!!」
「はぐぉっ!!」
 朱鷺子の右ストレートが綺麗に小悪魔の右テンプルを打ち抜く。
 後方へニメートルほど吹き飛ばされる小悪魔。
「いきなり何の連絡もなく一方的におしまいとかふざけてるの!? 一体どれだけの駄菓子が無駄になったと思ってんのよ!!」
 謝ろうとしたのに殴られた。
 穴がふさがれた原因は自分にあるので、こちらから謝ろうとはしたのに。
「こっ、こっちだって色々だったんですよ! 連絡しようにも外にはまったく出れないし、咲夜さんがこっそり様子見に来るし!」
 想いを口から吐き出せば吐き出すほど、小悪魔も怒りが湧いてくる。
「そもそも、朱鷺子さんは駄菓子を買いに行かせるパシリだったんですから、そのまま以前のように生活していればよかったんですよ!」
 勢いよく踏み込んで朱鷺子の腹に一撃。
「かはっ、……人がせっかく心配して訪ねれば、門番にはったおされるし! 話くらい通しておきなさいよ!」
 間髪いれずに放たれた朱鷺子の右フックが小悪魔の頭部を歪ませる。
「げふっ。こ、こっちはしがない使い魔なんですよ。そんな都合よくできるわけないじゃないですか! これだから頭の悪い鳥妖怪は嫌いなんですよ!」
 襟を掴み取り、引き寄せて頭突き。
「ギギギ……鳥頭って言ったね、小悪魔! 駄菓子二回奢ってやったでしょ!」
「私は十三回奢ってますよ! というかそもそも私の為に買っているんでしょうが!」
 二人とも、悪態と同時に拳を飛ばす。
 防御も駆け引きも何もない激情を拳にのせての殴り合い。
 泥だらけ青あざだらけになりながら、罵りあうのをやめない。
「ぜぇ……ぜぇ……朱鷺子さ……ん……」
「こ、こあ……くまぁぁぁ……」
 互いの拳が互いの顔にめりこむ。そこが限界。
 二人は同時に倒れこみ、気を失った。







 小悪魔が目を覚ますと見慣れた天井が視界に入ってきた。
「う……あ、あれ……ここ、私の部屋……痛つつ……」
 体を起こそうとしたら、激痛が走る。
「まだ寝てなさい。私は治療魔法とか使えないからそれで我慢してね」
「あれ……、咲夜さん?」
 顔を動かすとすぐ側に咲夜がいた。
「ええと、確か裏山で……」
「そうよ、裏山に傷だらけで倒れていたの。まったく、夕日を背にして殴り合いなんて今時誰もやらないわよ」
「そういえば、どうして咲夜さんが……?」
「最近あなた精神不安定だったでしょ? いつかこうなるんじゃないかって思ってたのだけど。随分早かったわね」
 どうやら咲夜にずっと監視されていたらしい。
「ということは、もしかして……」
「ええ、穴からでて殴り合いするとこまで全部」
 そういわれると急に恥ずかしくなってくる。
 あんな場面を見られているなんて一生の不覚。
 そこまで考えて、朱鷺子のことを思い出す。
「あ、えーと……と、朱鷺子さん……じゃない、私の側に誰か倒れていませんでした?」
 自分と一緒に朱鷺子も倒れたところまでは記憶があった。見つけたのが咲夜なら放置した可能性が高かった。
「朱鷺子、って名前なのね。それならそこよ」
 咲夜の視線の先。ソファに寝かされているのは紛れも無く朱鷺子であった。その顔には治療したのだろう、包帯が巻かれていた。
 とりあえず安心してため息をつく。
「とりあえず事情は何となく察したわ。……あの妖怪は小悪魔の友達、でいいのね?
「えっと……」
 少し悩む。あれだけ殴り合いをして悪態をついて、それでも友達なのだろうか。
 でも、心の中にあったもやもやは綺麗さっぱりなくなっていた。
 言いたい事を言ったからだろうか。随分と気持ちは晴れやかであった。
「その……友達、だと思います」
「そう、わかったわ」
 小悪魔は咲夜がうっすらと笑ったような気がした。
「私は仕事に戻るけど……、あの穴はそのままにしてあるから、お友達を逃がすなら早めにね。後、パチュリー様に見つかっちゃだめよ」
 それだけ言い残して、咲夜は部屋を出て行った。
「ありがとうございます、咲夜さん。……さてと」
 痛む体をひきずって朱鷺子の寝かされているソファまで。
 顔を覗き込んだら、朱鷺子と目が合った。
「あれ、起きてたんですか?」
「とっくにね……」
「そうですか……」
「……」
 きまずい沈黙。
 お互いに何からどうやって切り出しいいのかわからない。
 先に口を開いたのは朱鷺子だった。
「えっと、その、すまなかったわね……。そっちの事情も考えずに突っ走っちゃって……」
「いえ、こちらこそ私のミスで穴の事とかバレちゃって……。何も言えずすいません」
 今度は素直に謝ることができた。
「ま、いいわ。小悪魔だもん。しかたないわよね」
「ええ、朱鷺子さんだからしかたありませんね」
 偉ぶる朱鷺子が、見下す小悪魔が、互いにおかしくて。
 しばらくの間笑いが止まることはなかった。













「ねぇ咲夜。最近小悪魔がおかしいのよ」
「……」
「無視しないでくれる? 最近、小悪魔が変なのよ! 見知らぬメイドと奥でいちゃいちゃお茶なんか飲んでるし!」
「……」
「だから無視しないでよ! この貧乳メイド」
「ギロリ」
「ひぃ、ごめんなさい!」
 咲夜がパチュリーからこの事を聞くのは三度目だ。
 パチュリーが痴呆老人のごとく、同じ事を言い出しては咲夜に話を振ってくる。
 あれから朱鷺子は咲夜の公認でこっそり図書館を訪ねてくる。といっても許可しているのは咲夜のみなので来る時はやっぱり穴からなのだが。
 小悪魔に友達ができるのは良い事だと思っているので、咲夜は何も言わないのだが、パチュリーにはそれが不満らしい。
「こうなったら仕方ないわ。最近編み出したこの毒霧魔法であのメイドを抹殺……はぐっ」
 背後から咲夜に当て身を喰らって倒れるパチュリー。
 人の恋路……ではないが、友情の邪魔をしてはいけない。
 パチュリーをぞんざいに抱えながら、咲夜はどうすればこの紫もやしを説得できるか考えていた。



あぁんもぉぉお!あぁぁんもぉぉぉおお!!あぁぁぁぁんもぉぉぉぁおおーん!!!
最近紅魔館の図書館に見慣れないメイドがいるんだよ!
頭に鶏冠つけて羽根がはえてて鳥妖怪みたいで、小悪魔と仲がいいんだ。
で、差し入れにお菓子もってくとそっけないけど顔をちょっとだけ赤く染めて「あ、ありがと……」なんていうんだよ。
それでもうちょっと愛想良くできないのかっていったら、っさいわねーって向こうむいちゃうんだけど、背中の羽根がぴこぴこ動いてるのよ。
それをみて小悪魔が「おふたりともラブラブですねー」とかいってくるの。
そしたらその娘が「そんなわけないでしょ!」とかその時はムキになるんだけど、帰り際に「さっき言ったことは嘘だかんね…」なんて顔を真っ赤にして言ってくれるんだよ。
更に、その後に小悪魔からも「私とも……ラブラブしてくれませんか?」なんて言われたりするんだ。


みたいな感じで朱鷺子と小悪魔のふたりとキャッキャウフフ図書館勤務を満喫したいよォォォォォー!!
新角
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2007/05/13 08:40:27
更新日時:
2007/05/15 23:40:27
評価:
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POINT:
0
Rate:
5.00
1. 8 A・D・R ■2007/05/13 23:50:39
朱鷺子については存在だけしかしらないキャラだったのですが、このお話はそれでも十分に楽しめました。
王道といえば王道なのですが、軽妙な会話で飽きることがなく、キャラも立っていたのがその理由だったように思います。
2. 5 反魂 ■2007/05/14 13:31:00
朱鷺子かわいいよ朱鷺子。
作品は正面切っての王道ものですねえ。面白かったです。
なかなか真っ直ぐなお話は書きづらいのですが、衒いなく過不足なくまとまっていたように思われ、読了感が爽やかという印象でした。
語りのテンポもよく、読みやすかったです。高いレベルでバランスの良い作品だったように思われました。
3. 8 秦稜乃 ■2007/05/14 17:02:56
友情万歳。
こういう付き合いかたっていいですよね…少年漫画みたいで燃(萌)える。
そしてあとがき自重wwww
4. 6 詩所 ■2007/05/15 21:10:14
軽いテンポで読むことができ、主要キャラの組み合わせも斬新
それにしてもパチュリーには奇言が似合う(マテ
5. 7 爪影 ■2007/05/17 20:13:51
 夕日を背に……熱いなぁ二人とも、色んな意味で。
6. 8 どくしゃ ■2007/05/24 09:12:17
後書きで一番笑った。
けど、本編も面白かったー!
「小悪魔の棒と穴は私のものよ!」…吹いた。
7. 9 ■2007/05/24 11:18:37
「Friend」という題名から、まさか夕日の殴り合いまでは想像しませんでしたよ。思い切り吹きました。読むときは飲み物厳禁、と書かなかったことへの謝罪と賠償を(ry

ところで、あの軍曹語録の使用の際には、せめて伏せ字くらい使いましょうよ?w
8. 4 スミス ■2007/05/26 13:22:33
夢見るやつが ときめく君が 明日のヒーロー
9. 3 人比良 ■2007/05/26 21:25:41
話は綿菓子のように素敵。ただ、



10. 10 流砂 ■2007/05/26 22:04:01
……なに言ってるんですかパチュリー様。
小悪魔の棒と穴は私のものですよ。  あ、痛い、いたいいたい歯車いたい。
それにしてもこの作者様、ノリノリである。

いや、もう一言で感想を言うとすればですね、
 ちょっと悪戯好きなだけの可愛らしい少女もやはり少女であるが故にその小さな胸に
 沢山の悩みを抱えて苦しんでいる訳でそれを救ってやれるのは難しい事は考えない少し
 お馬鹿で元気いっぱいな女の子な訳でそんな二人が仲良しうふふな関係になるのは至極
 当然と言ってもやぶさかではなくその過程がゆるゆるとそして障害を越えて熱く激しく
 強く結びつくというこの友情物語よおぉハレルヤしかしそんな事は許しませんよここまで
 コケにされたのは初めてですよとパチュリー様は自慢の変態さん加減で小悪魔の所有権を
 主張して物語は更に加速を続けていくというこのドキドキ感とウキウキ感を余す事無く
 存分にギャグを交えて繰り出すこの作者様の憎い心遣いが小悪魔の小さな息遣いと朱鷺子の
 巧みな指遣いと相まってどうしようもなく激しくビートを刻んで山吹色の波紋疾走。
という感じですね。 面白かったです。
ちなみに二言で言うとぁいたいいたい歯車いたい。 パチュリー様が素敵でした。
それと「友達になってください」という題名を最後に見た時に色々と嬉しくて小躍りしました。
私は作者様のMPと幻想力を3吸収した。 題名で一捻りする作者様は素敵です。
11. 6 deso ■2007/05/26 23:30:49
名無しキャラでも良いキャラ立ってますね。
朱鷺子は読書好きでおとなしそうなイメージを持ってましたが、この話を読んで不良女学生っぽいイメージに変わりましたw
なにげにパチュリーがテンパってる様が楽しいです。
12. 8 blankii ■2007/05/27 11:38:13
 利害の一致は友情の始まり。
 (土壁を)掘り合うふたり、交錯するクロスカウンター、そして殴り愛。約束を裏切らない展開と、お題に沿った意外性のある結末。とても楽しませてもらいました。……あと、後書き部門があれば是非に大賞を進呈したい(その勇気に対して)。
13. 7 椒良徳 ■2007/05/27 20:17:33
>後書き ちょwwおまww落ち着けww
いやいや、コミカルでほのぼのする良い作品でした。
ちゃんと文法規則に則って書かれているのがまた良い。
丁寧に仕上げたのだなと感じさせられました。
また貴方の作品が読んでみたいですね。
14. 4 木村圭 ■2007/05/27 23:51:32
うわぁオチで台無し。良いのか悪いのかよく分からんので良いってことにしときます。
適度に頭が良くて鳥なとっきゅんの造型が素敵。爽やかな二人の関係も素敵。
15. 8 74 ■2007/05/28 22:27:50
パチュリーのダメっぷりが良い良い良い
16. 6 shinsokku ■2007/05/28 23:20:22
落ち着いてw

ほんのりほんわりして、まぁ暖かい感じでございます。
本読み妖怪メイン、かつ小悪魔、更にドグサれパチュリーというのもなかなか珍しい感じが。
自分の欲求としてはもそっと幻想具合が欲しかった気もしますが、まぁ朱鷺子さんが可愛いから良いと思います。
17. 7 らくがん屋 ■2007/05/29 10:32:03
大好きです、このノリ。最近創想話で、こういうのめっきり見かけなくなったモンですからね。これくらい文章が整っている人達は、何故かあんまこういうの書いてくれないんですよねェ。
18. 4 鼠@石景山 ■2007/05/30 01:58:08
なんというか、後書きにすべて集約されている気がしますw
二人の喧嘩は髪の毛ひっぱったり、噛み付いたりしてそう。
19. 4 いむぜん ■2007/05/30 02:42:52
朱鷺子キター! ここまで来ると執念めいたものを感じるw
王道っちゃあ王道だが、まあよし!
しかし、こういう時の解決策が弾幕だと思うんだがw なして二人して拳骨かねw
20. 9 ■2007/05/30 03:56:19

奇行ってレベルじゃねーぞw お隣の『百文は一見に如かず』から続けて読んだから、パチュリーの変貌っぷりに思いっきり吹いたw
まず一点だけ指摘を。『悪魔はすべからく〜』は誤用……なんだけど、役不足と同じく今の時代ではOKなのかもしれないなぁ。文章はとてもよく書けています。
それにしても……私は自分のSSで主役にレティを据えて「ははは、これでマイナーキャラ大賞はいただきだな!」とかいう謎な勝ちどきをあげていたというのに……まさかこぁ×とっきゅんだなんて……! 完敗じゃねえか……!
ていうかなんだこいつら……萌える、萌えるぞ!
ってあとがきぃ! あんた一人にいい思いさせるかよォォォォォー!!
21. 6 リコーダー ■2007/05/30 15:58:41
>葬らん棒 何故かものすごくツボった。
殴り合いはねーよ、と思いつつ、気がついたら楽しんでる自分がいました。
22. 5 眼帯因幡 ■2007/05/30 18:13:57
>他のメイドに代わりにいくことになる。→他のメイドが(?
パチュリーの扱いが酷いorz
それはさておき、これは良い名無し同士の友情ですね。
本読み妖怪の話はあまり読まないのですが、面白かったです。
あと後書きがカオスすぎ。お疲れ様でした。
23. 7 K.M ■2007/05/30 20:50:34
これはよい名無しの友情関係。
とりあえず、暴走気味のパチュリーさんには猛省を所望するw
24. 7 たくじ ■2007/05/30 22:13:37
いやー、ほのぼのさせてもらいました。小悪魔がすごく人間味あふれてて萌え。それにしても紫もやしさんはなんであんなにおかしいんですか。
25. 3 二俣 ■2007/05/30 22:15:12
何がやりたかったのかこれほどわかりやすい話はそうそうない。
ただ愛がなんぼなんでもダダ漏れすぎでところどころ地というか舞台裏というか色々が表に出ちゃってます(笑)。
26. 1 時計屋 ■2007/05/30 23:54:08
前後の文で意味が重なっているところが散見されます。
そのせいか、全体的に文章が冗長に思えました。

後、お話のほうですが、中心となるキャラが両方とも
名無しな上、紅魔館の面々も性格がギャグ方面に偏っているため、
非常にオリジナル色の強い作品という印象を受けました。

最後に、有名な誤字なので念のため指摘しておきますが、「すべからく」が誤用されています。
27. 7 藤村る ■2007/05/30 23:55:48
 生きるのが楽しそうで実に結構。
 話の作りは簡潔なんだけども、愛情やら熱意やらがそこかしこに込められていて面白かったです。
28. フリーレス 新角 ■2007/06/01 01:41:21
>朱鷺子については存在だけしかしらないキャラだったのですが
今すぐ香霖堂のバックナンバーを探しにいこうぜ
>なかなか真っ直ぐなお話は書きづらいのですが
意識して書いたつもりはないんですけどね
気が付けばああなっていました
>そしてあとがき自重wwww
絶対にノゥ!意地があんだよ、男の子にはよ!
>それにしてもパチュリーには奇言が似合う(マテ
やりすぎた感がないでもない
>色んな意味で。
小悪魔ので俺のお腹の中……熱い
>「小悪魔の棒と穴は私のものよ!」…吹いた。
名無しスレの630と某所のこあには幾ら感謝してもしたりない
>せめて伏せ字くらい使いましょうよ?w
何も 問題は ない
ほら、120円やるから代わりのジュース買ってきなさい
>夢見るやつが ときめく君が 明日のヒーロー
カーレンジャー自重
>誰
>こ
三月精?だれそれ
>題名で一捻りする作者様は素敵です。
はっきり言おう
GガンダムのOPの一節から貰ってきただけで、深い意味はまったくかんがえていない
>なにげにパチュリーがテンパってる様が楽しいです。
おまえら、本当にパチュリーが好きだな
>あと、後書き部門があれば是非に大賞を進呈したい
空気嫁といわれても読めない。ディ○ニー並に読めない
後書きで点数稼いでも仕方が無い
>また貴方の作品が読んでみたいですね。
創想話にいけばあるよ!
新作はちょっとまって
>適度に頭が良くて鳥なとっきゅんの造型が素敵
意識して作ったわけでもないのですが。
さぁあなたも朱鷺子の世界へ!
>パチュリーのダメっぷりが良い良い良い
あのくらいのほうが絡めやすい絡みやすい
>自分の欲求としてはもそっと幻想具合が欲しかった気もしますが、まぁ朱鷺子さんが可愛いから良いと思います
幻想なんて幻想だよ
朱鷺子が可愛いというのが幻想さ!
>最近創想話で、こういうのめっきり見かけなくなったモンですからね。
めっきり創想話覗かなくなったのでにんともかんとも
うむ、自分で生産すれば解決だ!
>二人の喧嘩は髪の毛ひっぱったり、噛み付いたりしてそう。
小悪魔は空鍋作って、朱鷺子は先の切れた糸電話で爪を噛みながら通信してるよ
>しかし、こういう時の解決策が弾幕だと思うんだがw なして二人して拳骨かねw
二人ともスペカもってないから
>パチュリーの変貌っぷりに思いっきり吹いたw
>ってあとがきぃ! あんた一人にいい思いさせるかよォォォォォー!!
正直、点数の半分はパチュリーで稼いでいると思っている
いい思いがしたければ朱鷺子SSでも書くんだな!
愛を語らずに良い目みれるとおもうなよ!
>何故かものすごくツボった。
よくあるネタ変換だとおもうんですがねぇ。ツボってくれてありがとう
>パチュリーの扱いが酷いorz
仕様です。
仕様変更ありません。プログラマーに優しい。
>とりあえず、暴走気味のパチュリーさんには猛省を所望するw
反省だけします。猿のように
>それにしても紫もやしさんはなんであんなにおかしいんですか。
そろそろ脳が限界なんですよ。
パチェー!新しい脳みそよー!
パチュリーバタリアン説浮上
>ただ愛がなんぼなんでもダダ漏れすぎでところどころ地というか舞台裏というか色々が表に出ちゃってます(笑)。
愛のチェレンコフ光さ
綺麗だろ?これ、妄想なんだぜ?
>非常にオリジナル色の強い作品という印象を受けました。
あなた、ギャグがダメな人ですね
まぁそれは好みの範囲なので仕方ないですね。
誤用は以後気をつけます
>話の作りは簡潔なんだけども、愛情やら熱意やらがそこかしこに込められていて面白かったです。
やっぱ必要なのは愛だよ愛。愛植え汚


あ、俺の分のイエピー来た?
次回も朱鷺子でドライブイグニッション!!
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