穴を通ってこんばんは、さようなら

作品集: 最新 投稿日時: 2007/05/13 08:42:53 更新日時: 2007/06/04 00:19:26 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00


 夜の闇に覆われた住宅街に乾いた音が響く。
 革靴がコンクリートを叩く音だ。
 それは小さな音だったが、他に音のない空間において、音の支配者と言えた。
 音を響かせるのは、女性。
 白いブラウスに赤いネクタイを締め、スカートを風に揺られるがままにしている姿は、背筋を伸ばしていれば凛々しく映っただろう。
 美人、と言うには憚られるにせよ端整な目鼻立ちをした可愛らしい顔を見れば、ナンパをする男だってそこそこにはいるはずだ。

「うあぁー、ねーみぃわねぇー」

 が、腰を折り疲労を隠そうともせず、挙句缶ビールとつまみのチーズ入り豚カツを詰めたコンビニのビニール袋を右手に歩いていれば、凛々しさなど欠片も残りはしない。
 物静かな住宅街。月明かりも無く星は疎ら、市街の光は遥か彼方、あるのは街路灯や家々に付けられた門灯の光くらいのもの。
 足を止め、寿命が尽きかけて明滅している街路灯に向かって「あなたには根性が足りなーい」などと文句を言っている様は飲んでいないのに酔っているみたいだ。
 そしてこの行為こそが、何だかんだでいくらかの体力は残っている証左でもある。

「うぅ……第三次産業従事者にとっての大型連休は地獄ナリィ……」

 また歩き始める。労働の疲れのせいか、歩く早さはいつもより遅い。
 カーテンの隙間から光の漏れている家からは、ついでにアニソンも漏れていた。
 騒音だ。これは騒音だ。そう思いながらも、歩き続ける。

 かつ、かつ、かつ。響く靴音。
 ふと、丁字路の中心で立ち止まる。
 選択するならここだ、と思う。友人の家に乗り込むか、大人しく帰宅するか。
 2秒だけ思案し、ビニール袋を左手に持ち替えてると右ポケットの携帯電話を取り出した。
 アドレス帳から目当ての名前を見つけると、迷わず通話ボタンを押した。
 コール音が鳴る。1回。2回。3回。4回目が終わりかけたところで、相手が電話に出た。

「あ、メリー? わたし、私、私だけどー」
『ふぁあぁぁ。れんこんー? 何の用?』
「れんこんじゃなくて蓮子……用を話す前に聞きたいんだけど、寝ぼけてる?」
『うん、ちょっと眠くてー』

 蓮子の記憶が正しければ、メリーはこの大型連休中暇だったはずである。
 月に行くためだとか言いながら生活費のために共にバイトをしているが、お互いに内容に関しては不干渉。
 だから詳しくは知らなかったが、休みだと言う事だけは聞いていた。
 疲れているとすれば、どこかに遊びに行ったかひとりで活動に出かけたのだろう、ぐらいしか蓮子には思いつかなかった。

「どこかに出かけてたの?」
『あー、疲れてて眠いとかじゃなくてー』
「うん? どったの? 風邪ひいて薬飲んだとか、はたまた変な結界にでも取り込まれた?」
『うんとねー』

 ふにゃあ、とした声でメリーは話し続ける。
 何かを考えているのだろう、沈黙がしばらく続く。
 待てども待てども電話の向こうの友人は唸るばかりで、

「何か言いにくい理由でもあるの?」

 結局は蓮子が半ば脅すかのような声で答えを催促し、メリーは意を決したのか相変わらずふにゃあ、とした声のまま返事をする。

『えっとねー、寝すぎて……眠い……ねむ……今日、18時間くらい寝た、んじゃないかしら』
「………………」

 ピッ。
 切った。容赦なく通話を切った。意味もなくキレてしまいそうになったから。
 自分からかけておきながら突然切るとは何とも失礼な事だが、非のないメリーに向けて文句を垂れてしまうよりもよっぽど懸命な判断だったと言っていい。
 恐らくと言うか絶対にメリーからかかってくる事はないと確信もしている。
 というかこの事を覚えているかも怪しい。少なくとも後になってメリーが怒る事はまずないだろうと蓮子は思った。だから切った。
 どこぞのボールに入るポケットなモンスターじゃあるまいし、18時間とはどういう事か。人としてどうなのか。
 蓮子は振り被ると、携帯電話を迷わず思いっ切り闇へと向かって投げた。唸る右腕。
 本体が指先から離れるとすぐさまストラップの方に指を通し動きを止め、力なく腕を垂らす。
 感情に任せるがままに携帯電話を破壊してしまうほど愚かではなかったが、この思いをどこへぶつけたものかと、何となくやるせない気分になってしまう。

「はぁ……帰ってビール飲も。のまのまイエー」

 思いは酒にぶつける事にした。やるせない気分は吹っ飛びそうにはなかったが。
 かつ、かつ、かつ。
 また革靴の音を響かせながら住宅街の路地を歩き始める。自宅へ向けて。
 ここからは自宅までおおよそ10分。遠くはないが、疲労の蓄積された足には決して軽い負担ではない。
 だが、帰らねば柔らかなクッションに顔を埋める事も出来ないし、つまみのチーズ豚カツを温める事も出来ないのだから、歩くしかなかった。
 無意識の内に急ぎ足になっていく。
 革靴がコンクリートを叩く音が、先ほどまでより少し速いテンポで静まり返った住宅街に響く。
 かつつ、かつつ、かつつ、かつつ。

「………………」

 あれ、と思う。靴音に確かな違和感を感じ、一瞬足を止める。
 しかしその違和感が具体的に何であるかはわからず、また歩き始める。
 かつつ、かつつ、かつつ、かつつ。
 気付く。理解する。
 蓮子の靴音とほぼ同時に響く音があった。
 重なっているが、微妙にズレている。先ほどまではなかったもの。
 蓮子が再び足を止めて靴音をなくすと、追って来ていた音もなくなる。

「気味悪いなぁ……痴漢とかじゃないわよね……」

 どんなに活動的だろうが、蓮子はやはり女の子なのである。
 屈強な男に襲われたりしたら抵抗こそすれど組み伏せられるだろうし、痴漢に遭えば恐らく悲鳴くらい上げる。
 どれもされた経験はなかったし、むしろ痴漢を捕まえた経験のあるくらい勇ましい蓮子だったが、怖いものは怖いのだ。
 もし狙われている対象が自らとなれば、尚の事。変態の類ではなく通り魔などであれば命すら危うくなる。

「幽霊とか妖怪だったら歓迎なんだけどなー。妖怪は兎も角幽霊は靴音なんか立てないでしょうけど」

 蓮子らしくはあった。が、それはそれでどうか。

 靴音には、相変わらず別の音が重なっている。
 立ち止まり、振り返る。変わった物は何も無かった。誰も居なかった。
 かつん、かつん。つま先でコンクリートを叩く。この音には何も重ならなかった。
 ただ音を重ねて遊んでいるとか、そういうわけじゃなさそうね、と蓮子は思う。確かな根拠の無い、直感ではある。
 ふと視線を逸らした先にあったカーブミラーに、淡く儚く思えるほどに弱い街路灯の白い光に照らされる自分が映った。
 5歩だけ進む。すぐに戻る。いずれにも、やはり追いかけてくる音があった。
 身震いはしない。ただ、表情を険しくする。

「…………やっぱり、誰か居るの?」

 弱気な声。
 闇を見つめる。人影など、見える範囲にはなかった。しかし気配はあった。
 何か生き物が蠢く気配。その気配が人間のものだと確信は出来ない。
 犬猫かも知れないし、はたまた蓮子を魔法少女にしようとするフェレットかも知れない。
 人間だとしてもたまたまこの付近の住人が蓮子と同じ道を歩いていただけと言う事もあり得る。
 けれども、問いかけずには居られなかった。誰も居ないのであれば変な目で見られる事もないのだから。

 沈黙の中で不意に「うにゃぁ」、と鳴き声が聞こえた。猫。
 蓮子の目の前を通り過ぎて行く。違う。生き物の気配のうちのひとつではあったのだろう。
 だが、猫は足音を立てない。犬ならばまだいくらか救いようがあった。

「こういうのは気にしない方がいいかしら」

 暗くて見えない所を見ようと、携帯電話のカメラを起動してライトで照らす。
 街路灯とライト、どちらの照らす位置にも人影はない。
 あるのは気配だけだ。生き物の。さっきは猫だった。まだ残っているものは、錯覚と言う事も十分にありそう。
 そんな思考を肯定すると、蓮子は少しでも早く帰宅しようと疲れの抜けない足を動かす。
 かつつ、かつつ、かつつ。

「って、錯覚なわけないわよねぇ……」

 蓮子の響かせる靴音とは別の音――そちらも靴音と断定していいだろう――はどう考えてもおかしい。
 他に音を立てる誰かが居るのであれば、感じる気配が錯覚であるはずはないのだ。人影はなくとも。
 まだ無視して家に帰る事も出来る。それは錯覚だと断定したまま、僅かな恐怖から逃げるという事。
 何事かある可能性はゼロではないが、ここまで追いかける以外何もしてこなかったのだから、何事も起きない可能性は高い。

「ま、現実逃避は柄じゃないからなぁ」

 ぽりぽり、と後頭部を掻く。慣れない事はやるものではない、と嘆息する。
 四方を見渡してもやはり誰の姿もない。今度は生き物の姿も、だ。
 猫が飛び出してくることもなければ、可哀相な捨て犬が居るわけでもなかった。

「誰かいるんでしょう。出てきてくれるともやもやが吹っ飛んで嬉しいのだけれど」

 先ほどのように弱々しく問いかける物とは違う。
 怪しい奴がいると断定し、怯えなど全く隠せていないのにどこか強気で、お願いしているかのようだが口調は強く「出て来い」と命令しているに等しい。
 一瞬の強風がスカートを大きく揺らす。背筋を伸ばし前を鋭い視線で見据え、左手を腰に当てた姿は凛々しくあった。
 腰に当てた左手に持ったビニール袋から透けて見える『キリ○ラガー』と『おつまみ豚カツ(チーズ入り!)』の文字が完璧に雰囲気を壊していたが。

「ふふふ、バレちゃったらしょうがないわねぇ。そっちじゃないわ……こっちよ、お嬢さん。こんばんは」

 背後から声。女性、それも恐らくは若いのだろう、と蓮子は思う。
 どこか年季を感じさせるのに幼さを残した声は……まるで少女ながらに人生を全て知り尽くしているかのようで。
 蓮子にはそれが人間のものだとは、思えなかった。
 怯えはなくなった。本当に妖怪かも知れないという好奇が怯えを掻き消した。
 代わりに自分はどうなるのだろう、と言う未知への恐怖が少しばかり出てくる。

 振り返る。
 そこには何もなかった。
 相変わらず気配はある。むしろ強くなった。そこに居ると、確かに存在を感じる事が出来た。
 本能的に視線を、下げて行く。
 あった。居た。街路灯の薄い白光に照らされたそれは間違いなく……



 道路に空いた穴…………マンホールから生えた女性の生首だった。そうとしか見えなかった。



「……………………」
「……………………」

 長い沈黙。
 女性が、首を前後左右に振って頭の上に乗せているマンホールの蓋を器用に回し始めた。

「きゃあああぁぁああぁぁ!! 死体ー!!!!」
「え? ちょ、ま、ちがっ」

 蓮子がその生首(穴から顔を出しているだけである)に向かってスタンディングスタートで走り出す。
 女性の整った美人顔が驚きで歪み、それを見事に引き立てている金の髪が大きく揺れた。
 そして蓮子の動きに対応しようと動き出すが、もう遅い。

「こっち来るなー!」
「ブシャバゲラァアアァアアァァァ!!!!」

 めこぼこぉ。
 擬音で表現するならばこんな感じの音がして、女性の顔面に蓮子のつま先がめり込んだ。
 全身全霊を込めた、これと言ってスポーツの経験があるわけでもないのに見事過ぎる程に体重の乗った蹴り。
 ダメージはデカイ。それこそ、どこぞのゲームであれば『いちげきひっさつ!』と表示してもいいくらいの勢いだった。

「はぁ、はぁ、はぁー…………ふぅ」

 呼吸を荒くしながらもバックステップで距離を取ると、蓮子は女性を睨みつける。
 恐ろしい未知を見る目ではなく、誰がどう見てもどう解釈しても不審者を見る目でしかなかった。

「ぐ、ぐふぅ……いい蹴りね。翼くんもこの穴を塞いでいた蓋を首だけで持ち上げていたゆかりんもビックリだわ……!」
「あ、あなた。な、何者!?」
「『な、何者!?』と聞かれたら! 答えてあげるが世の情け! 美貌の破壊を防」
「答えなくていいから!」
「いいの?」
「ダメ!」

 決め台詞らしきものを遮っておきながら、割と自分勝手だった。
 女性がふふふ、と美しい顔に妖しげな笑みを浮かべる。
 それは何もかもを魅了し、取り込んでしまいそうな笑みだった。
 蓮子のつま先蹴りで赤くなった鼻先と頭に乗せたままのマンホールの蓋のせいでこれまた雰囲気ぶち壊しだったが。

「私の名前は八雲紫……すきま妖怪。あらゆる境界を操る妖怪よ、美味しそうなお嬢さん?」
「………………え、カメラどこ」
「嘘じゃないわよ! 本当に妖怪よ!」
「いきなり言われても信じられないわよ。証拠、あるの?」
「住宅街の真ん中でこんなに騒いでいるのに誰も怒らない、不思議だとは思いませんこと?」
「そう言えば……」
「それはね……人間離れした妖怪的な私の美しさに皆が見とれて文句を言う気をなくしたからなのよ」

 そうのたまいながら、紫はマンホールの蓋を頭から下ろし、その後でマンホールの中から這い出て顔を上げる。

「…………」
「…………」

 目が合った。これまでに無いほどにガッチリと。
 蓮子はうわなんだこのナルシストうぜぇ、と言う目をしていた。
 紫はそれに気圧されたらしく、

「ごめん嘘。かるーく、私とあなたの周りに音を遮断する結界を張らせて頂きましたわ」

 謝って本当の事を言った。
 蓮子は耳を澄ましてみる。
 周囲の音はほとんど聞こえず、僅かに聞こえたのは自らの靴がコンクリートの地面を擦った音だけだった。

「まさかこんな、いつも通る道で妖怪さんに会えるなんてね……メリーに自慢出来るわ」
「あら? 思ったより冷静……と言うか、怖がっているくせに嬉しそうでもあるわね。変わった人間。
 でも残念、あなたは自慢をする前に我が家の食卓に並ぶ事になるわ。安心なさいな。藍の腕にかかれば、自慢出来るような美味しいご飯になれるから」
「あはは、どこに連れて行かれるのかしらね」

 冷や汗を流しながらも、気丈に振る舞う。
 気持ちで負けなければどこかに活路はある、そんな風に思ったのだ。
 もしも気持ちで負けてしまえば、活路など100%見出せるはずがないのだから。
 窮地で生きる事を諦めた人間に、生きるための希望が舞い降りてくる事など絶対にありえないのだ。

「この世界とは隔離された場所……幻想郷へ……。それはそれはとっても残酷でとっても素敵な場所よ?」
「行ってみたい気もするけど……メリーが一緒じゃないから今はちょっとお断りさせて貰うわ!」

 脱兎の如く、走り出す。
 背は見せない。見せてはいけない。
 だから正面から突っ込み、横を走り抜けて行く。
 境界を操る、具体的にどんな能力なのか蓮子には想像もつかない。
 だが、何となくヤバイ能力であると言う事はわかる。だからひとまず逃げる事を選んだ。

「って、ひええぇぇえ!?」

 悲鳴を上げながら急ブレーキ。疲れの溜まった足腰に鞭打って踏ん張る。
 蓮子の鼻先数センチの位置には……紫の顔があった。
 1歩、2歩、3歩と後退する。驚愕と恐怖によって力が抜け、ビニール袋を地面に落としてしまう。

「うふふ、おかえりなさい、お嬢さん」
「な、なんで!? 私はあなたの横を走り抜けて……」
「言ったでしょう? 私は境界を操る妖怪だ、と」

 右手人差し指をくるくると回す。
 すると紫の背後に、楕円に近い形の明らかに歪な空間があった。
 中からは気味悪い何かの目玉がこちらを向いており、しかし見てはいないかのように空虚だった。

「……うわ、なにこれ」
「素直な感想ねぇ」
「鬼太郎あなた、目玉親父をこんなに飼ってるなんて……!」
「違うわよ! どこが目玉親父なのよ! せめて真理の扉って言いなさいよ! だいいち私は髪の毛で妖気を察知したりしない!」
「あのねぇ! こんな命も危うい状況に追い込まれたか弱い世界の美少女の蓮子ちゃんの心情くらい察しなさいよ! これくらいの事言わなきゃやってられないわ!」
「うわぁ……凄いナルシストだ……!」
「あなたには言われたくないわね!」

 命を取りに来た妖怪と命を取られるかも知れない人間の言い争いなのに、緊張感だとかそれっぽいシリアスな雰囲気だとかとはどこまでも無縁である。
 吹き荒ぶ冷たい夜風も街路灯の淡い光も美しくはない星も、今の2人にはどうでもいい事であった。
 ただ何となく、目の前にいる奴の事が気に入らない。それが唯一、2人が密かに共有している感情であり思考である。

「とりあえず、話を戻すわよ。……これは空間の裂け目、狂った境界、私が作った隙間。自由自在にどこにでも移動する事が出来るの」
「……私はあなたの作ったその隙間の中を通らされて、正面に出てきてしまった。……そう言う事ね?」
「ふふ、少しは取り乱してくれると嬉しかったのだけど、本当にあなたは冷静ね」
「結界だの裂け目だのなら、普段から探してるし詳しい友人がいるからね。……未来謹製どこ○もドア使いの青ダヌキさん!」
「それも違うわよ! 隙間はどこ○もドアじゃないし私あんなにまん丸してないもの! 胸以外!」
「嫌味か!」
「嫌味よ!」
「欧米か!」
「どちらかと言うと南米!」

 よくわからない会話だった。どちらも論理的な思考だとか理屈だとかそんなものは既に放棄して、思いつきと直感と本能と負けん気だけで喋っている。
 というか紫の方が割とシリアスな雰囲気を作ろうとしていたりもするのだが、結局蓮子の言葉とボケに飲まれているあたりに蓮子の強さが窺い知れた。 りするのかも。よくわからないや。

「なんにせよ、私に美味しそうだと思われた以上、あなたはもう逃げられないのよ」
「そんなの……捕まるまでわからない事よ」
「だめぇ。捕まっても逃げてやる、ってくらいの気概じゃなきゃ、妖怪からは逃げ切れない。もっともこの私、八雲 紫からは誰も逃げられないんだけどね?」
「くっ……!」
「この穴の中を小2時間ほど進めば、幻想郷よ。あなたが美味しいご飯になれるところ」
「穴?」

 どういうこっちゃ、そう思いながら蓮子が紫の足元を見ると、いつの間にか嵌っているマンホールの蓋を閉じた日傘でコンコンと叩いていた。

「マンホール?」
「そ。何十年も前の事だけど大変だったわよぉ。式神を使って穴を掘って、やっとこっちに繋げたんだから」
「え、あなたが何を言ってるのか、私よくわからないんだけど」

 蓮子が、どことなく不安そうに紫の方へ視線を投げ掛ける。

「張った者のひとりである私が言うのもなんだけど、強力な結界でね。こっちに抜けるのはかなりの手間がかかるのぉ。だからちょっと地下に道を。勿論人間に見つからないように処置をしてね」
「……あなたって境界だとか隙間だとか操って、自由自在にどこでも行き来出来るんじゃなかったの? この世界とは隔離された……幻想郷だっけ? そこともあなたの能力で行き来出来るんじゃ?」
「あ……」
「……?」
「そ…………」
「そ?」





「そ の 発 想 は 無 か っ た!!!!」
「マ ジ っ す か!?」

 大丈夫かこの人、人じゃないけど、と蓮子は思った。

「そっか、そうすれば安全だったのね! この前、隣の国のマンホールから出ようとしたら戦闘機とか壊しちゃって大変だったのよ! これでもうあんな心配はしないでいいわ!」
「馬鹿!? 馬鹿なのあんた!?」
「くすくす、これで安全確実迅速(送料無料)にあなたを幻想郷に連れて行けますわ。今までは時々下水に落として食えべられたもんじゃない臭いになっちゃったりしたのよう」
「うわぁ……それ……凄く嫌……」

 でもそれで命が助かるのなら安いものである。命ほどじゃなくても失うものが高そうだが。

「美味しいご飯〜♪」

 リズムを刻みながら紫が宙を舞う。
 聞いていなかったが、空を飛ぶ事は予想の範囲内だったため、蓮子は動揺せず背を向けるよりはマシだと判断して、迷わず背走する。
 そして走りながらも、左ポケットから数枚の紙切れを取り出して指に挟むと、構えた。
 蓮子にとって、それは今まで伏せておいたカード。切り札だった。

「あはは、結界暴きを行う秘封倶楽部に危険はつき物! こーんなものだって用意しているのよ!」
「あら? 退魔用の御札かしら?」
「有名神社のね! ふははははは、あくりょうたいさーん!」

 叫び、勢いよく左腕を振りぬいて紫に向かって放り投げた。
 厚紙でも貼り付けているのか、紙は見事に紫の方へ真っ直ぐに飛んで行く。
 ぺち。ぱち。すか。すぱん。
 頬に当たって、衣服に当たって、外れて、最後の1枚は切られた。

「うそ!? なんで!?」
「そんなもの妖怪に効く訳ないでしょう? こっちの有名神社の御札なんてほとんど形骸化しちゃってるからねぇ。ま、幻想郷唯一の神社の主は弾幕ごっこ用の御札以外滅多に作らないけど」

 衣服に貼り付いていた『悪霊退散どーまんせーまん』と書かれた紙を笑いながら放ると、紫が動いた。
 僅かに聞こえた笑い声を掻き消して、日傘が振り下ろされる。
 日傘だ。決して鋭くはない。だが、人間を上回る身体能力を持つ妖怪の一撃であるから、重い。
 紙一重、それもまぐれに近い形で蓮子がそれを躱す。しかしこれは、慄き、無意識に身体が動いていただけの話。
 もし冷静に見ていたならば、かえって避けられなかっただろう。

 蓮子はなおも逃げようとするが、こけてしまい尻餅をつく。
 立ち上がろうとするも、足腰に力が入らなかった。否、力を入れると痛い。
 恐怖から来るものでは決してない。怯みこそせよ、それで腰が抜けてしまうほど蓮子は怖いものが苦手ではない。
 では、何故か。蓮子は自ら足を睨みつける。

「つかれ……た……」

 筋肉痛ではないが、それに近い痛みだ。
 悲しきかな、第三次産業従事者。大型連休の疲れ、僅かに残っていた体力は無駄な口論と幾回かのダッシュで空っぽ同然だったのだ。
 情けない話だ。生活を支えるためにやっているバイトが、命をも奪いかねない状況を作ってしまうとは。
 蓮子が顔を上げると、目の前には、再び地に足をつけた紫がいた。

「チェックメイト……のようね」
「……諦めないわよ。捕まっても足掻いてやる」
「普通の妖怪からはそれだけの気概があれば逃げられる。でも、さっきも言ったけど私からは無理ねぇ」

 腕を振り回す。小さな石を掴んで、投げつける。

「そぉい!」

 が、そんな掛け声と共に繰り出された振り子打法で遠くへ吹っ飛ばされた。

「この! この!」

 缶ビールを投げつける。一本足打法で跳ね返された。
 チーズ豚カツを投げつける。ガニマタ打法でセンター返し。

「無駄足掻きは終わりね、お嬢さん?」
「くぅ……! 道路の穴から生えてきたキノコみたいな妖怪に負けてたまるもんですか!」
「キノコは魔理沙の専門分野であって私の担当するものじゃないわよ!」
「知らない人の事なんかどうでもいいわ! この穴! 穴女! キノコ!」
「きぃー! まるで私が変態みたいに言うんじゃない! 動けない癖に口だけは悪いんだから! ゆかりん本気で怒っちゃうわよ!?」
「クマー?」
「むきゃー!」

 女の喧嘩はなんか怖い。

「これでも食らえ! これでも食らえ!」

 缶ビール2本を左右の腕を使い同時に投げた。
 が、大根切りであっさりと叩き潰されてしまった。

「このぉ!!」

 今度は、ポケットから適当に取り出したものだ。
 流石の蓮子ももう半ば諦めていた。終わったのだ、と。
 だが、

「きゃああああぁぁああぁ!!!!」

 聞こえたのは雷が落ちた時と同じ音と、紫の悲鳴だった。

「く、あなた……まさか」
「え、なに? 私なんかした?」

 適当に物を投げつけていただけ。何か妖怪に効きそうなものでもあっただろうかと疑問に暮れる。
 紫はと言えば憎々しげに、そして少し苦しそうに息を荒くして蓮子を睨みつけていた。




「まさか今のは……交通安全の御守り!!」




「ハァ?」

 紫の足元を見る。
 そこには、何となくいつも常備している交通安全の御守りがあった。

「でもこれ、さっきの御札と同じ神社のなんだけど……」
「ダメなのぉ……隙間の中で玉突き事故に巻き込まれてから交通安全の御守りは苦手なの……」

 なんで。
 そんな疑問を吐き出す事無く、蓮子は呆れを隠さない目で紫を見る。
 確信した事が一つだけあった。
 ――こいつ絶対に馬鹿だ。

「この間は轢き逃げにもあったし……もろ当たったし痛かったし……隙間の中の制限速度は60キロなのに120キロなんて馬っ鹿じゃないの……」

 車ではないのかもしれないがそんなスピードのものに轢かれてピンピンしているのは凄いなぁ、と蓮子は思う。
 妖怪ってのはなんだかんだで凄いのだ。メリーに話そう、と思う。今からワクワクしてきていた。
 これは何が何でも生きなければならない。

「峠爆走ー! とか頭おかしいんじゃないの最近の目玉……」

 蓮子が意を決して不敵に笑った時、紫はまだひとりぶつぶつと愚痴を垂れていた。
 そんな紫に、蓮子は痛みの消えない足に鞭打ち立ち上がると、ゆっくりと近付く。

「ふふふ……紫さん、良い事を教えてあげましょうか?」
「はっ」

 そして、自ら声をかけた。
 大人しく逃げれば良さそうなものだが、それではまた狙われるかもしれないと考えたから。
 加えて、結界とやらは音以外も遮断するのだろうと予想していたから。そうだった場合、気付いてからでは遅い。

「私の御守りは百八式まで……じゃなくて30個くらいあるぞ!」
「ひゃう!?」

 どこに入れてるんだ。
 蓮子はえいえいえーい、などと子供をあやす時のような口調で緩く投げつける。
 すると本当に交通安全の御守りが苦手なのか、ひ……ひ、と小さな声を漏らしながら紫が足を後ろに。

「と・ど・めー♪ レーザービーム送球ー!」
「ひゃえええぇぇえぇ!!?? やめてぇええぇぇえぇ!!!!」

 紫は悲鳴を上げながら日傘で一突きし、マンホールの蓋に穴を空けると、すぐさま穴の中に飛び込んでいった。
 残ったのは派手に空いた穴と、穴の中から反響して聞こえてくる悲鳴……というか奇声のみ。
 結界は解いたのか解かざるをえなかったのか、よくわからなかったが、何にせよ無くなったらしく、蓮子の耳には周りの音も届いていた。
 こつ、こつ、と革靴でコンクリートを叩くと、その音が支配者となる。
 それほどに周りの音は小さな物だったが、今の蓮子を安心させ勝利に酔わせるには十分過ぎるものだった。

「さて、帰るか……ビールとおつまみがダメになっちゃったわねぇ」

 少し考えるが、疲れたしもういいかな、と思う。
 ジュースくらいなら家にあったし、今は苦いものより甘いものが飲みたい気分でもあった。

 静かな住宅街は夜が深まるたび、さらに静かになる。
 蓮子はその住宅街の道を、やはり革靴の音を響かせながら帰路についていた。

 その後を、音もなく追う者が居る事に気づかずに。


  ■ ◆ ▽ ◆ ■


「ぷはぁー! コーラ美味しいー!」

 自宅であるアパートの一室に帰りついた蓮子はベランダで、一服していた。
 炭酸飲料だし、そこそこにはビールの代わりと思い込めるコーラを手に。

「いやぁー、しかし今日は怖かったけど楽しかったわねー」

 ふんふふん、と鼻唄。
 いつもメリーばかりが不思議な目に遭っていたり、自分も不思議な事に遭遇してもメリーが居たりだった。
 その事について話せても、自慢出来たりする事は1回もなかったのだ。
 蓮子の頭に、くやしがるメリーの顔が浮かび、ひひひと意地悪く笑う。

「さ、明日朝一番でメリーを呼び出さなきゃ。今日は色々と疲れたし、もう寝ようっと」

 そう最後の独り言を空に向かって呟くと、室内に戻ろうと夜空に背を向ける。

「残念ながら、君は明日の朝日を拝む事は出来ないよ、絶対にね」
「……誰?」

 後ろから聞こえた声に、蓮子は振り向かず問いかける。

「私は八雲 藍。……どうやったか知らないけど、先ほど君が追い払った妖怪の式神よ」
「なるほど、主の仇を取りに来た、ってそんな所かしら?」
「命じられてきたから……まぁ、似たようなものだ。あんまりお腹が減ると紫様は正直めっちゃウザイから君を持って帰らせてもらう」

 割と毒っぽい本音が漏れていた。
 それに苦笑しながら、蓮子は振り向く。
 ベランダの柵に、九つの尻尾を風に揺らめかせながら立っている女性が居た。
 蓮子を、敵を見る視線で射抜いている。

「式神さんがここに来たようくわかったわ。でも……」
「でも、どうした?」
「なんでそんなに小さいのかしら?」
「あ? ……あぁ」

 ちょっと訂正。
 ベランダの柵に、九つの尻尾を風に揺らめかせながら立っている超ミニサイズの女性が居た。
 具体的には蟻よりちょこっとだけ大きいくらいのサイズである。

「紫様は地下に大きな穴を掘ってこっちに来ているが、私はそんな豪華なものを使わせてもらえなくて、蟻の巣穴を使っているんだ」
「ふぅん」
「そ、それでだ。小さくならないと穴は通れない。で、普通ならこっちに来たときに元のサイズに戻る」
「蟻の作った巣穴なんて使わずに、主に隙間でも出してもらえばいいじゃない。その程度の労力も惜しむぐうたらだったのねぇ、あの妖怪」
「え?」
「ん? どったの?」



「そ、その発想は無かった! おまえあたまいいな!」
「……マジっすか」

 主従揃って馬鹿だったのか、と蓮子はお悔やみでも申し上げたい気分になってしまう。
 同時に、幻想郷って言う所は大丈夫なのかなぁ、と。結構かっこいい名前だけど実は馬鹿の集う世界なんじゃないかなと蓮子はちょっと悩んだ。

「と、兎も角。ちょっと待っていて欲しい、元のサイズに戻るから」
「……………………」
「あ、あれ、なんでそんな怖い笑顔でこっち来るのかな。えーと、八雲 藍だぞー、恐ろしい九尾の狐だぞー」

 脅してみたが効果が無かった。

「……………………」
「本当に待て! 落ち着け! 君が今しようとしている行動は変身中の魔法少女とか進化中のデジ○ンに向かって攻撃するくらいずるい事なのよ! 話せばわかる! わかりあえる! ラブアンドピース!」
「ふふふ。かぁーいぃなぁ……」

 蓮子の声は、低かった。

「……お、おたすけ……」




 ぷちっ!


 アッー!



後日、AM10:00 某所

蓮子「と言う事が昨日あったのよ! ふふふ、凄いでしょ、羨ましいでしょメリー!」
メリー「蓮子、今日の活動は病院でしようと思うのだけど、どうかしら?」

  ■ ◆ ▽ ◆ ■

気付いたらカオスってました。

お読み下さった方々、ありがとうございました。

*

コメント返しは後ほど。
投稿した時はこれなら気付かれるだろーと思ってたんですがどう考えてもそんなわけないですね。
そんなわけで唐突にHNを弄らなければならないという衝動に駆られてアナグラムしてみました。
翔菜でした。
あんかけ@翔菜
http://www.little-wing.org/
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2007/05/13 08:42:53
更新日時:
2007/06/04 00:19:26
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5.00
1. 8 A・D・R ■2007/05/14 00:14:58
いや…もうなんといいますか、最初から最後まで笑いが止まりませんでした。
『三人とも』もうだめだww
2. 9 秦稜乃 ■2007/05/14 08:10:55
何というカオスwwwwwww
いや、減速無しで突っ走るギャグの真髄を見せてもらいました…感謝します!
3. 6 詩所 ■2007/05/14 22:17:42
八雲家\(^o^)/オワタ
真面目な考察としては穴が完全に脇役化しちゃっている気がします。
4. 5 反魂 ■2007/05/17 02:43:59
すぐに呼びましょ陰陽師。
軽口でさっくり読めました。徹底して軽妙さを貫いた作風で、なかなかに爽快です。
文章が総じて小気味よく、短編コメディとして秀作だったと思います。GJでした。

誤字)食えべられたもんじゃない→食べられたor食えた
5. フリーレス あんかけ ■2007/05/17 17:22:50
ああ……読み返すとなんか絶対にいらないネタがいくつか……。
いくら時間がなかったとは言えもう少し冷静に見返せなかったもんか……ノリだけはいかんのぅ。
すいませんでしたホント……orz
6. 5 爪影 ■2007/05/19 09:33:02
 ああ、チーズ豚カツがっ。
7. 7 どくしゃ ■2007/05/24 08:48:06
すげぇ。超面白かった。
会話のテンポが絶妙。
紫様も藍もバカやなぁ・・・。愛すべきバカ。GJ!
8. 9 ■2007/05/24 11:54:06
ツッコミどこあり過ぎwww
いや、八雲の二人があんなにも頭が悪いのは初めてだ。
9. 2 人比良 ■2007/05/26 21:08:07
可愛いけれど、特に意味はなく。22.1度くらい差異があり
ました。
10. 6 流砂 ■2007/05/26 22:04:43
特にどこが巧いという訳でも無いのですが、敢えて言えば全体的に巧い。
基本的に暗く、思慮深い作品の多い秘封倶楽部でこの様に笑える作品が
読めて何故かよく分からないが楽しい気分。
ネタが幾つかあったので、分からなかった部分は残念だったのですがそれを
差し置いても充分楽しめるこの作品は見事の一言です。
らんさまがかわいい。
11. 5 deso ■2007/05/26 23:29:03
良くも悪くも漫才というところですが、緩い空気は良かったです。
話としてはもっとぶっ飛んでも良いかなと思いましたが。
12. 7 blankii ■2007/05/27 11:39:18
初め怪談絡めたホラーかと思っていたら、いつのまにやら極上のギャグものに。ゆかりんに藍様が揃いも揃って……ああ最高。
13. 7 椒良徳 ■2007/05/27 20:18:22
カオス過ぎます。貴方はいったいぜんたい何を書いているんだ。
だが、そこがいい。
いやいや笑わせてもらいました。
貴方の新作に期待しております。
14. 7 木村圭 ■2007/05/27 23:53:25
見事なオチにテンポの良い頭の悪い会話。難癖付けるのであれば、ちょーっとばかし蓮子の目が良すぎね? ってことくらいでしょうか。蟻ってあーた。良い物読ませてもらいました。良い。
15. 6 shinsokku ■2007/05/29 00:05:28
ショボゆかりんとプチ藍ちゃんということですか。乙な。
このノリだと橙が一番まともなキャラになりそうで不思議。
しかし妖しくない妖怪はコーヒーの入ってないクリープみたいなものですよ。おや?
16. 4 らくがん屋 ■2007/05/29 10:30:25
うーん、ちょっとノレなかったかなァ……。
17. 3 鼠@石景山 ■2007/05/30 01:59:19
紫の食性が分からないんですけど、まあ食っててもおかしくないですか、妖怪なら。
この主にしてこの式あり、といった所なんですかね。
18. 3 いむぜん ■2007/05/30 02:43:35
さようなら。
いやそうじゃなくてだ。紫の食性とかお守りとかはこの際いい。どうしてこんなにバカなのかw
19. 7 ■2007/05/30 03:57:24

もうどこからつっこめばいいのやらw いやはや笑かしてもらいました。
パロディは補正かけることにしてるので点数低めですが、9点分くらいは笑わせてもらいましたw
20. 5 リコーダー ■2007/05/30 15:58:07
どんどん砕けていく感じが作者さんのテンションの推移を表しているというか。
21. 4 眼帯因幡 ■2007/05/30 18:15:35
何の脈絡もなく現れて、脈絡も無く退治されて、脈絡も無く終わる。
何というカオス。……意図は分かりませんでしたが、楽しめました。
お疲れ様です。
22. 9 K.M ■2007/05/30 21:17:12
ネタの盛り込み具合とか、あっけなさ過ぎる撃退方法とか……
確かにものすっごいカオス。しかし大いに笑わせていただきました。
もうダメだこの八雲さんちはw
23. 3 たくじ ■2007/05/30 22:13:05
ギャグの場合キャラが崩れていても気にならないのですが、笑えませんでした。
24. 3 二俣 ■2007/05/30 22:17:48
小ネタ一つ一つはいいんですが、ネタ密度が濃すぎて乱反射しちゃってる感じがします。
改行マークの新しさは○。
25. 5 時計屋 ■2007/05/30 23:54:41
弱い。弱すぎるよ、ゆかりん。
主として首から上の部分が……。
しかし本当に役立たずだなぁ、あの式は。
公式でも役に立ってるとこ見たこと無いような……。

で、批評ですが。
文章が読みやすくて素直に楽しめました。
ただお話にもう一味欲しかったです。
26. フリーレス あんかけ@翔菜 ■2007/06/01 02:30:21


皆さんありがとうございました。
コメント返しでございますよますよ。


>アッザムさん
走り出すまで少しかかりましたが走り出してからは止まりませんでした。
あと作中の3人もダメですが多分一番ダメなのは僕だったと思います。
というかリアルで色々あって頭より身体がダメになりそうでしたが。

>稜乃さん
でも車はちゃんと減速してますよ!
最初はもちょいすっきりした話になりそうだったのですがまぁカオスです。

>詩所さん
終わった八雲家を書きたかったのが無きにしも非ず。
穴は……はい、仰る通りです_| ̄|○

>反魂さん
割と意識しなかったところで褒められて嬉しゅうございます。
陰陽師はカラオケで女の人のところを高音で歌います。

>爪影さん
デイリーヤマザキに売ってるんですがそもそも仕入れたり仕入れなかったりで困りものです。

>どくしゃさん
テンポは持ち味かなと思う事がたまにあるので絶妙と感じていただけたのなら幸いです。
あと馬鹿は種類によってはことごとく愛される存在なのだと信じています。

>翼さん
全部わかったりした人がいたら突っ込みきれないだろうなぁ、とは予想していたり。
もうちょっとネタの添削をしたかったと言うのはあるんですが。
とりあえず推敲の時間が満足にあってもデジ○ンは100%削らなかった自信があります。

>人比良さん
可愛かったかなと超疑問な僕マジ作者。
メリーは可愛く書いたつもりでした。

>流砂さん
そう言った作品が多いだけに割とこのあたりどうグレイズするかが秘封ものの難しさではあります。
でも楽しい。秘封倶楽部とか好きだから。

>desoさん
これでぶっ飛び足りないと言われるのは割と不覚。
次は宇宙の彼方まで吹っ飛ぶくらいの勢いになるように頑張ります!

>blankiiさん
ホラーは書けませんがホラーな描写は好きな変わり者です。捻くれ者?

>椒良徳さん
割とカオス≒締め切り寸前の僕の心境的な部分があったりもします。
このネタ思いついてから本命をばっさり切り捨てるまであまりに躊躇する時間が長すぎました。

>木村圭さん
蓮子の目は私的に1.2などと思っているのですがベランダの柵に乗っかってるのが声出してたら流石に気付くかなぁと思ってそもまま。
良い物と言ってもらえて超嬉しいです。ありがとうございます。

>shinsokkuさん
橙はあんな大人にはなりたくないなぁと思いながら過ごしてるんだろうなぁ、と思うとこれほど見事な反面教師もありません。
しかし主が馬鹿だと従者は馬鹿になるかかなり凄い奴になるかの2択と思う次第。7:3くらいの割合で。

>らくがん屋さん
その辺も割と狙い目と言えば狙い目です。
ノリ切れなかったら終わりかなぁ、と思いつつも皆々様がノレるように手直しする時間もなかったのが名残惜しい。
書きながらそれを出来なかったという力量不足でもありますが。

>鼠さん
ゆかりんの食性あたり途中から疑問に思いつつも今回は何が何でも出すぞと言う割と志し高いんだか低いんだかよくわからない目標があったのでそんな疑問は夕陽の海に投げ捨てて脳髄から零れ出る情報そのままに書ききりました。

>いむぜんさん
と言うか紫様は僕の中でデフォで割とお馬鹿さんです。
たまに大いに馬鹿を演じますが素でも結構馬鹿です。気付いてないのは本人だけです。

>執さん
ぶちゃけ鬼太郎とかドラちゃんとか欧米は削りたかったマジ後悔。
でもデジモ○はやっぱり外せない。あと魔法少女も。

>リコーダーさん
まさにその通りでございます、はい。

>眼帯因幡さん
ぶっちゃけギャグに細かい意図とか持ち込まない性質です。それなりに話の筋立てはしているつもりですが。
それでも楽しめるくらいに書けていたのならよかったであります。

>K.Mさん
他の没になったSSから持ち込んだ撃退方法ですがぶっちゃけた話。
でもまぁその発想は無かったネタだけじゃなんだかなぁ、って感じで。

>たくじさん
笑えなかったらもうごめんなさいとしか言えないです。
ごめんなさい……。

>二俣さん
乱反射しちゃったとは的確です。ずばっと来ました。削りたかったのが本音。
あと改行マークは知り合いに僕だとバレないためのささやかな偽装工作だったので褒められるとは思いませんでした。にゃはは。
偽装する時間もなかった。書きながら偽装なんて器用な事は出来ない。

>時計屋さん
日常生活では役に立ってるんじゃないかと思ってみたりとかします。
修羅場の中でも読みやすい文章を書けたと言うのはこれまでやってきた賜物かなとか考えたり。
しかし修羅場ゆえの偶然の産物と言う可能性も。うーむ。

27. フリーレス 藤村る ■2007/06/03 02:08:57
 何だか怖いのか、怖くないのか、よくわからん感じです。
 ところどころツボには入ったのですが、どかーんと来るものがなかったというか。
 ギャグ補正がかかってるにしても、紫と藍があほすぎて情けなくなってきた……。
 とりあえず蓮子は私が介護するから後は任せろ。
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