幻葬再生-スモーク・オン・ザ・ウォーター-

作品集: 最新 投稿日時: 2008/01/14 10:24:11 更新日時: 2008/03/05 00:03:18 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00
 1

 紅い暴君というとこの界隈では魔剣ではなく悪魔のことを差す。
 引越し早々大暴れしたり霧を出したり月旅行計画を打ち立てたり意味もなくパーティーを開いたり昼間散歩したり夜を止めたり雨雲を投槍で吹き飛ばしたりと、呆れや嫌悪を通り越してちょっと羨望の気すら出てくる程度の暴君である。
 当然、恨みというほどのものではないにせよ、彼女に良い感情を抱いていない者も少なくない。
そういった者たちすら目前にすれば負の感情を覚えさせないあたりが君主の器なのではあるが、紅い影の見えない所では困った奴だ程度の話題に上る存在である。
 つまり、恥をかかせると面白いことになる。
「……また下らないこと考えてる」
 背後から暗い方の姉が怨霊みたいな声をかけてきた。思わず飛び退く。
「ル、ルナ姉、ソロやってたんじゃ?」
「終わった」
 演奏を終えて真っ先に妹の下へやって来るとは、実にお優しいことである。思わず舌打ちが出た。
 見ればルナサがしんみりさせた宴の雰囲気を、メルランが一人で前以上に盛り上げている所である。
 紅魔館の夜は今日も賑やかである。賑やかなれば騒霊としては黙っちゃいられん、というわけではないのだが、お呼ばれしたなら赴こう。それが騒霊三姉妹である。
 妖精メイドたちはメルランの演奏につられ、全員仕事をほっぽりだし踊れや歌えやの大騒ぎだった。手持ち無沙汰だったルナサの傍に、いつのまにやら現れた犬メイドがシャンパンを渡して瀟洒に去り行く。
「……で、何企んでいたの?」
「んー、正しき義きことー」
「そう」
 ルナサはそのまま黙ってリリカをじろりんと見つめ続けていた。
 五秒と耐え切れず、リリカは両手を挙げる。
「さっき、気になる音拾って」
「聞かせて」
 よっこらしょとキーボードを引っ張り出す。
 リリカは姉たちのように音そのものに付加効果を得るような能力は持っていないが、音の多彩さでは負けない自信がある。別に優劣などはなく、単なる個性なのであるが。
 その多彩さを実現するのが、幻想の音を演奏する程度の能力だ。弾く。

――フランがいなくなる?

 音というより声である。
能力の性質上、割としょっちゅうリリカはその場に残った怨念やら執念やらの声を拾うことがある。使い物にならないので放置しているけれど、今回ばかりは気になった。
「……レミリア・スカーレットもこんな声を出せるのね」
「ね? 気になるでしょ?」
 どう考えてもこの紅魔館の主、レミリア・スカーレットの舌足らずな声だった。音には霊一倍うるさい姉妹に、聞き間違いがあろうはずがない。
 そして呆けて感情をなくしたような声質。台詞の内容。好奇心を抑えては毒になるほどの代物だ。
 リリカはそれを調べるつもりだったのだ。この紅魔館の主に隠された過去を紐解けば、新たな一曲もできるかもしれない。決して内容如何によってはレミリアをからかえるネタになるとか、そう思ったわけではない。ホント。
 頭の固いルナサも、その方向の説得にはこくりと頷いた。
「好きにすれば」
「やりぃ♪ じゃ、さっそく調査開――」
「なになに!? なんのお話かしら!」
 二人して耳を抑えた。うるさい姉のご帰還であった。
 たった今ソロで激しいブラスオーケストラを披露してきたばかりだというのに、息一つ乱れていない有様である。三姉妹次女の魔力と体力は随一だ。それを全て騒ぐ方向にしか使っていないメルランは騒霊の鑑である。見習いたいとはちっとも思わないほど素晴らしい。
「んー、じゃあみんな揃ったことだし、行こっか、姉さん」
「ねぇねぇ、何するの? どこ行くの?」
「リリカ、あなたはソロしないの?」
「楽しいよ!」
「ふふん。この探検が終わったら、新曲を披露するわ」

 2

 パーティー会場となっている大広間を抜け出してみたリリカたちではあるが、これといって特に目的の場所があるわけでもない。
 ただそこらへんを練り歩き、さっきリリカが拾ったレミリアの声と同質のものを探すだけだ。ようするに散歩である。
「それにしてもホント見た目以上に広いのねー。屋敷の隅から反対側まで、どれくらい暴れたら騒ぎが伝わるのかしら」
「メル姉、さすがに自重してよ?」
「わかってるって! 抜き足差し足忍び足でしょ! 霊に足はないけどね! 私たちには足はある!」
 ついでに言えば霊(死人)に口なしであるが、元から死んでない姉妹は口やかましい。頭から静かに隠密に行動しようなどと、本気で思ってはいない。屋敷の者に見咎められたらそれはそれで騒ぐだけだ。
 そもうるさいと無音にさして差はない。聴域限界を越えて飽和した音は聞こえなくなり、無音の中で人々は幻聴を見出す。幻聴こそがポルターガイストであり、プリズムリバー三姉妹ほど無音な存在もいないのである。

 ――ね……ま……

「メル姉、ちょっと静かにして! 見つけた!」
「スティッキーフィンガーズ!」
 ジーーーッとルナサがメルランの口にチャックを閉めた。その隙に明瞭となった幻想の音をリリカが捕まえ、キーボードに収納。
 ジッパーーーっと、ルナサがメルランのチャックを開く。好奇心丸出しでリリカに詰め寄るメルランを片手で抑えつつ、では早速と演奏開始。

 ――お姉様、大丈夫?

「さっきと、声が違う」
 ルナサの言う通りだ。レミリアの声ではない。しかし同世代くらいの、幼い少女の声だ。聞き覚えはないがしかし、見当はつく。
 紅魔館の主、レミリア・スカーレットに妹がいるというのは有名だ。有名でありながら面会した者は少ない。故に有名である。
 大広間で拾った声の内容を考えても十中八九フランドール・スカーレットだろう。どうやら、リリカたちが探索している死んだ音の一件には、フランドールの存在が欠かせないらしい。
「うーん、なんかスカーレット家に隠された過去! って感じが強くなってきたわ」
「台詞の内容も、少し考えた? リリカ」
「内容って……こけたのかな?」
 心配している、としかわからない。ルナサはそっと息をつき、右を見ろと指を差す。
 窓だ。
「おー、ガラスに可愛いキーボーディストが映ってるー」
「その向こう」
「お星様のキラキラって音、どっか拾えないかなぁ」
「昼間で考える」
「お日様のさんさんって音も――」
「わかった吸血鬼は日に弱いって言いたいのね!」
「おお、確かに直撃スポット」
 屋敷も大きければ窓も大きい。小さな子供の姿であるレミリアにとって、この窓から差す日光は、全身を包む極太レーザーだろう。
 そこでふと疑問が浮かぶ。
「……ねえ、ルナ姉。ここの妹様も、吸血鬼じゃなかった?」
「そうよ」
「姉はヤバいのに、妹は平気なの?」
「――だから面白いんじゃあなぁい?」
 三姉妹の長女は微笑みを浮かべた。

 3

 地下を目指そう、という話になった。
 フランドール・スカーレットと面会してみよう。少々気が触れているとも言われているが、騒霊であるリリカたちが取って喰われるようなこともないだろう。
ただ、問題は地下の入り口など何処にあるのかさっぱりわからないことだ。まああちこちさまよっているおかげでさらに手がかりとなる音も拾えたので、良しとしている。

 ――フランがいなくなる?
 ――お姉様、大丈夫?
 ――おかしいの。どれだけ水を飲んでも、おかしいの
 ――これが外! おひさまはないけど、これが外!

 並べ立ててみると、今の傲慢極まりないレミリアからは想像もできないような情緒不安定っぷりだ。
 だからこそリリカたち向きの曲となるかもしれない。躁と鬱と幻想で奏でる、吸血鬼の声なき歌。今はもう、本人たちすら忘れているはずの物語。
 リリカは思う。ここ数十年の間に、幻想郷であっという間に広がった便利な機械がある。レコードという、円盤型の音声再生機だ。今はもうちょっとした道具屋ならどこにでも置いてあるし、河童たちなどは好んで生産している。
 プリズムリバー姉妹としては、外の音楽への興味もあり百年ほど前から収集していた代物である。
 この道具を始めて知った時――リリカはちょっと、敵意が涌いた。せっかく手に入れたレコード再生機をクイックシルバーでうっかり破壊してしまい、姉二人にこっぴどく叱られたこともある。
 騒霊は成長しないが、百年もたてば分析くらいはできる。リリカがあの時レコードに抱いた気持ちは『同類嫌悪』だ。
 失われた音を再生する機械と、失われた姉たちの幻想(おと)――バカにされたように感じたのかもしれない。
 まぁその後、リリカがもっとも気に入った楽器が閉じ込めた音を再生するキーボードだというのも、皮肉というか、当然というか、なんというかだが。
 ともあれ。
 こうして死んだ音を拾っては楽曲として生き返らせるのは、もはや生態に近い。プリズムリバー姉妹とはそういう風に出来ている。
「リリカ、ここみたい」
 華美な雰囲気で整えられた屋敷の中で、まるで騒霊ライブの中に混じった夜雀が如く浮いている、鋼鉄製の扉。ルナサはそれを指していた。
 そして当然の如く、鍵がかけられている。
「メル姉、お願い」
「アリーヴェデルチッ!」
 トランペットで一撃かますと、壁の一部ごと外れた扉が屋敷の天井に突き刺さり、きっかり三秒後落下。メルランはトランペットを担ぎ、やれやれだぜと呟く。
「知ってる、リリカ? ラッパのマークの正露丸ってあるけど……あれ、ホントは攻露丸って書くのよ……。別に卑猥な意味じゃなくて、露西亜を攻めるって意味ね……」
「へぇー」
 お脳がいつでもハッピーな姉の言うことは意味不明がデフォなので無視。さっさと地下へと降りる。
 それにしたって地下まで広い。建築学的に考えて陥没必至確定な構造をしている。というか、広けりゃいいってもんでもない。
 と、物陰から虹色の宝石みたいなきらめきが見えた。金色がこちらを向く。
「あ、お客さん。どうしたの?」
「ちんどん屋です」
「クラシックバンドです」
「幽霊でーす!」
「うるさいのが来たなぁ。ただでさえ今日は騒がしいみたいなのに」
 ぼやきつつも嬉しそうなフランドールである。割と普通な女の子に見えるのだが、翼が吸血鬼としても明らかにおかしいあたり、やはり色々と一線を画しているような気もする。
「ではさっそく一曲」
 ルナサがぽつりと呟き、ヴァイオリンを構えた。リリカとメルランもそれぞれの楽器を取り出し、1、2、3で演奏開始。
 曲目は幽霊楽団。三姉妹のテーマ曲。幻想郷で三姉妹の名それぞれを覚えていないものでも、このメロディーだけは覚えている。その程度には『顔』となった一曲である。
 が、気分良くキーボードを弾いていると、カエルみたいに目を引ん剥き、ネコみたいに肩を揺らしていた悪魔の妹が、人差し指と親指で、空間を潰した。
 ぶちっ、とそれこそレコードの音が飛ぶように、リリカたちの演奏が『破壊』された。
 科学的に言うと音は空気の振動であるから、破壊すること自体は楽ではあるが『空気を動かさずに』音を破壊するとなると、話は別だ。幻想郷縁起などで読み聞きはしていた能力ではあるが、ありとあらゆるものを破壊するという看板に偽りはないらしい。
「いい曲だったよー。なんか途中で切れちゃったけど」
「そうね。ところで……リリカ」
「りょーかーい」
 以心伝心、即座に紅魔館で拾った音を再生し、フランドールに聞かせた。
 猫のような表情は特に変わらず、リリカたちを見て、小首を傾げる。
「で?」
「……ま、こうなるだろうな、とは思ってたけど」
 音が死んでいるということは、つまり、本人たちも忘れているということだ。フランドールの反応を三人は想定している。
地下に来た本当の目的は地下に来ることそのものだった。
「妹君、ちょっと探検させてもらってもいい?」
「いいよ! 案内したげる」
 フランドールに手を引かれ、リリカたちは地下を練り歩いた。
 そして、少し奥に進んだだけで此処に来たことは正解だとわかった。
 いちいち拾い上げるのが面倒なほど、死屍累々という言葉がぴったり当てはまるほど、今までとは比べ物にならないほど、レミリア・スカーレットの死んだ音が収集できた。
「……うーん。大筋はわかった、かな?」
「いい曲が出来そう?」
「どうだろ。なんか一つわかんないところあるんだ。ねえ妹君。姉君の能力って、確か運命操作だったよね?」
「ホントかどうか怪しいけどね」
「で、以前取材に来た天狗がいたと思うんだけど、妹君はカメラに写らなかったって聞いたよ」
「うん」
 ちなみに霊ではあるが、騒霊三姉妹は何事もなくカメラに写る。というか、そうでないとしょっちゅう例の天狗の記事には載らない。
 吸血鬼は鏡に映らないからレンズを介したカメラに写らないのだとも屁理屈をこけるが、それならば姉のレミリアはどうなるのだろうか。
「うーん……ま、いいか。用事終わったし。行こ、姉さん」
「ちょっと待った! 案内代を、貰ってないよ?」
 踵を返した先に、フランドールは瞬間移動して通せんぼしていた。スペルカードをばらりと見せる。
 ルナサは面倒臭そうに、ヴァイオリンを取り出した。
「なら、お代に一曲いかが?」
「よし、じゃあ一局行こう!」

 4

「リリカ……」
「リリカぁー」
「わかってるって。はいはい私が悪ぅーございました」
 二人の姉に頭を下げてから上半分が消し炭になった帽子をリリカは被り直した。
 割と前半の方からリリカにやる気がなくなったのは明白だった。おかげで二人の姉に皺寄せが来て、結果は惨敗である。
「だってさ、フォーオブアカインド、だったよね。あれ見てニュータイプみたいにピキュイィーン! って来たんだよ」
「なおさら避けてくれないと」
「じゃあ謎は全て解けた! で」
「QEDしてくれないと」
「私たちがやるのは演奏だよ。さぁーて今宵騒霊楽団随一の頭脳と愛らしさを誇る三女、リリカ・プリズムリバーが吸血鬼幻想曲をお披露目だよ。暗い子も明るい子も寄ってらっしゃい聞いてらっしゃい、ってね」
 姉たちはようやくか、という呆れ顔でリリカの軽口を聞き流していた。
 そう、音集めは終了。死んだ幻想はこれより再生される。
 レコードへ針を下ろすように、リリカは鍵盤を弾き始めた。



 紅魔館になぜ地下牢があると思う?
 それはね、女の子を閉じ込めるため。
 決して世に出しちゃいけない子を閉じ込めるため。
 未来永劫太陽と月が沈み沈んで、砕け散るまで。
 けれど彼女には妹がいたの。
 とてもとても可愛い妹よ。
 お姉さんと違って太陽のような金色の髪。
 お姉さんと違って夏風のような明るい心。
 お姉さんと違って愛されて。
 お姉さんと違って優しくて。
 お姉さんと違って人気者。
 だって、お姉さんと違って人間だもの。
 ま、お姉さんは人間なんて妹しか知らなかったのだけれどね。
 その他に知っていたのは、お料理されて出てきたものだけ。
 それをイマイチ信じられなかったのね。
 お姉さんはある日、唯一知っている人間の味を確かめてみることにしたの。
 ちょっとだけよ。
 それに吸ったら同族になるって言うじゃない?
 幸せよ?
 死なないし。
 老いることもないし。
 まぁ、ちょっとお日様苦手になるけどね。
 飲んでみたわ。
 おべべを汚して。
 真っ赤に汚して。
 妹は真っ青で。
 お姉さんの髪のように、屍みたいに。
 倒れて。
 血だまりで。
 動かなくなっちゃった。
 妹はいなくなった。
 そう、いなくなっちゃった。
 でもおかしいじゃない。
 今までいたのよ?
 生きていたのよ?
 どうして死んでいるの?
 ありえない話。
 これは嘘。
 全部嘘。
 私には見える。
 妹が吸血鬼になった姿が。
 彼女は可哀想な子。
 ちょっと気が触れていて。
 挙句吸血鬼にまでなって。
 これは仕方ないわね。
 閉じ込めておくしかないわね。
 だって、外に出したら、ちょっと、ねぇ?
 だけど大丈夫。
 私は変わらずあなたを愛してるし。
 なんたって私の可愛いたった一人の妹だもの。
 ああ、ところで。
 閉じ込められてたのは、妹でしょ?
 お姉さんって言ったのは、どこのおばかさんかしら



「分身見て気付いたんだけど。こう、ズレた瞬間に閃いたの。運命操作って、ようするに自分に都合が良い可能世界をこっちにズラしたんじゃないかって」
 ルナサはリリカの意見を聞いて、しばらく沈思していた。その合間に、メルランが「ようするに」と繋げる。
「フランちゃんは吸血鬼として生きている世界をこっちにズラしたの?」
「そ。だからさっき会ったのは幻だよ。ただの。現実を見たくないがために、自分の能力を使って、自分を騙したの」
「――フランドールが羨ましい? リリカ」
 ルナサがたずねる。彼女が抱いた感想は、大体三姉妹共通であろう。
 うなずかなければ、嘘になるだろう。
 末妹はもういない。
 どれだけ騒いでも、帰ってこないものは帰ってこない。
 三姉妹が誰よりも愛した彼女は、幻想の音と成り果てて、リリカのキーボードに眠るのみ。
「――思い出したよ、姉さん」
「何?」
「私がキーボード気に入った理由」
執筆BGM幽霊楽団にしようと思ったらいつのまにかミク版キラークイーン聞いていた。
そのままタイトルをノリで決めてしまう。ディープパープルファンの皆さん、ごめんなさい。
みづき
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2008/01/14 10:24:11
更新日時:
2008/03/05 00:03:18
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1. 9 織村 紅羅璃 ■2008/02/12 00:58:06
狂気であり、悲劇であるのに、何故こんなに温かな気持ちになるのだろう。
読めば読むほど背筋がぞくっとして、心が温まる。さすがですね。
2. 8 小山田 ■2008/02/13 01:23:58
発想力に脱帽です。話の構成も短すぎず、長すぎず効果的にラストへつなげていました。あとはリリカの心の動きを感じ取るようにしてくれれば言うことなしです。
3. 8 床間たろひ ■2008/02/15 23:30:02
そういう考えもあるのか――
いや、それはねーよというのは簡単ですが、そうなのかもしれないと考えてみるのは楽しいこと。騒霊三姉妹の視点だからこそ、下手すれば深刻になりすぎるネタを、どこかピントのずれたそれでいて深読みしがいのある話に仕上げていると思います。三姉妹そのものも幻想の存在ですしね。
いや面白かったです。見事w
4. 9 名無しの37番 ■2008/02/23 18:12:55
内容だけ見ると悲劇的なはずのレミリアたちの過去を、プリズムリバーを上手く使って客観的に表すことで、あくまで過去としてあっさり表現されていましたね。三姉妹のかけあいが陽気なこともあり、読んでいて楽しかったです。
短いながらも綺麗にまとまった、読後感の爽やかないい話だったと思います。骨子にあるレミリアたちの過去も、レミリアとフランのキャラを踏まえて、よく考えられていたと思います。
ただ、最後の三姉妹の会話でちょっと混乱してしまいました。そこだけ読むと、運命操作した吸血鬼がフランであるようにも見えてしまって……もちろん直前の種明かしを見る限り、レミリアでないはずがないんですが。
こちらの読解力不足かもしれませんが、そこだけがちょっと残念でした。
5. 6 つくし ■2008/02/25 18:11:56
これは面白い解釈。プリズムリバー姉妹との重ねあわせとか、いろいろすごいセンスだなあと。素材のみならず料理の仕方も美味しい。結構なお手前でした。
6. 2 #15 ■2008/02/25 20:50:00
スイマセン、正直良くわからないです。申し訳ない。
>紅い暴君
分かる人は多いのか、少ないのか…
7. 6 つくね ■2008/02/27 18:20:42
この三人とフランというのは新鮮でした。完成度が高いとは思ったものの、お題の絡み方が私には少々物足りないように感じたのが残念です。
8. 7 ■2008/02/27 21:23:14
スカーレット姉妹に関する独特の世界観に心を撃たれました。もうズキューンと。
あとリリカがキーボードを気に入った理由も。最後の歌と、リリカの台詞でもうズキューンと。
ただ妹様の所に辿り着くまでがちょっと長かった気がします。
出だしとラストがすごくまとまっていたのに、中間がアッチ行ったりコッチ行ったりしていた感じです。
9. 6 ■2008/02/28 19:59:51
フォーオブの解釈が併行存在というのはまだありそうだが、それが運命改変能力によるものだという解にやられた。そして4という数字がレイラを欠いている三姉妹と絡めてあるのが見事。
ちょっと評価にキャラ補正が入るような気がするけどこの点を。
10. 6 たくじ ■2008/02/28 22:12:12
ええー、なんかえらく切ない話だ…
三姉妹それぞれの個性が上手く描かれてて好きです。そしてレイラを想うリリカがいいなぁ。
11. 5 椒良徳 ■2008/02/28 23:29:24
なんなんだろうなあ。私には判らん作品だ。
12. 4 時計屋 ■2008/02/29 00:00:55
最後の結末は読者の予想を裏切るもので面白かった。
三姉妹の会話もテンポが良く、全体的に暗い話ですが湿っぽくならなくて良かったと思います。

難点を挙げれば、全体的に説明が不足していて、話の流れが分かりづらいのが残念でした。
13. 6 あまぎ ■2008/02/29 00:12:04
とても興味深いお話でした。
運命を操る能力の裏に、そんな過去があるかもしれない。
大抵の二次創作では高貴で妹思いの姉として描かれているだろうレミリア、そんな彼女の意外な暗黒面に、自分の好奇心が刺激されまくりです。
伏線の張り方も見事で、音を拾い集めていくという展開も次を読ませない魅力あるものだと思います。

ただ、個人的にはもう少しシリアスを強調して欲しかったなあ、と思います。
同じように、お題に関してもあと幾らか強調されていたら、と感じました。
そんな自分も執筆BGMは幽霊楽団だったりしました。あと恋娘のロンド。
14. 3 ZID ■2008/02/29 01:14:45
解釈は面白いと思いましたが、テーマが弱い感じ。終盤に行くほど描写が薄くなるのがちょっと気になりました。
15. 3 木村圭 ■2008/02/29 04:39:20
ジョジョネタが余計だなぁ、と思ってしまうのは私があまり知らないからでしょうか。今はもうない幻を、どうにかして閉じ込めたかったのはどちらも同じ。現実を見てるかどうかなんてことは、きっと手段の違いから生まれた結果でしかないんだと思う。さもしい一人芝居、とは満たされてる人の台詞なんでしょうね。
16. 3 とら ■2008/02/29 08:56:13
誰が喋っているのか特定しにくく、読みにくさを感じました。
17. 5 らくがん屋 ■2008/02/29 10:46:54
タイトル通り、煙に巻かれた気分。でもへぇボタン押す気分になったので、この点数を。
18. 4 as capable as a NAMELESS ■2008/02/29 13:36:45
強いて言えば、現在のレミリアにもう少し出番が欲しかったな、っていうのがあります。
19. 2 中沢良一 ■2008/02/29 14:57:23
リリカのノリがよくて、すごくリリカっぽかったです。可愛かった。
お題がなんだか分からなかったです。話の筋になっていなかったからかもしれません。
20. 2 八重結界 ■2008/02/29 16:21:40
日本語のあやふやな箇所がいくつかあり、ちょっとテンポが悪かったです。
21. -1 ☆月柳☆ ■2008/02/29 19:36:31
幻想的な雰囲気は感じられたけど、ちょっとどんな話か理解できなかったです。
もうしわけない。
22. 5 K.M ■2008/02/29 20:38:57
こちらの世界では、冒頭の部分は「辛い物」と続けるべきでしょうか?
それはさておき、眠れる奴隷さんは自重してくださいw
23. 5 12 ■2008/02/29 21:13:14
やばい、わからないw
レミリアとフランの関係が、結局わからないし、リリカの最後の言葉の意味もわからないぃー。
お題(機械=キーボード)も話の中心に据えられてるし、会話文も小気味よいし、発想も面白いのに。
何度か読み返したがわからなくて、もやもやが残ってしまう。すまん。
24. 6 BYK ■2008/02/29 21:50:33
OK。ジョジョは把握した(←
終盤のリリカの弾き語りが良いなぁと。
25. 5 O−81 ■2008/02/29 22:02:50
 わかったようなよくわからないような。
 ぞっとするような、切なくなるような。
 メルランのハッピーぷりはガチでした。
26. 5 只野 亜峰 ■2008/02/29 22:07:41
謎の多い妹様。
27. 3 カミルキ ■2008/02/29 22:13:35
幻想郷中の忘れられた音を集めれば、きっとその中にお宝音声が……
お題がちょっと弱いかな、と感じたのでこの点数。
28. 4 綺羅 ■2008/02/29 22:26:18
さまざまな事柄や事実が列挙されていくのですが、それの意味をうまく伝え切れていない気がします。一筋縄では理解できないお話というのは結構ですが、そういったお話は副次的に「もう一度読ませる力」が必要になってきます。それがこのお話には薄かったかな、と。それと、多分征露丸です。
29. 7 もろへいや ■2008/02/29 22:35:20
面白かったです!ありきたりな感想で申し訳ないです。
30. 6 moki ■2008/02/29 23:04:56
うーん、面白い解釈ですね。真に可哀想なのはレミリアかフランか……
31. 1 飛び入り魚 ■2008/02/29 23:21:55
ごめんなさい、もうちょっと分かりやすくしてくれたら嬉しいのでございます
32. 7 blankii ■2008/02/29 23:40:57
どうにも良い御話です。陰惨で、そのくせ淡々として、どうしても取り返しがつかなくて。姉→妹の交換で、少し背筋がゾッとしました。

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