秋!

作品集: 最新 投稿日時: 2008/01/14 17:08:57 更新日時: 2008/01/17 08:08:57 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00



 秋深く、山紅し昼下がり。
 鬱蒼と茂る秋色を分かつように滔々と流れる渓流があり、そのせせらぎの傍で細い煙が立ち昇っている。
 煙の元には焚き火があり、細々とした寒さにちょっとした微風が加わる河原は、火に当たるには丁度良い小寒さだ。
 こんもりと積まれた紅葉で暖を取るのは、片や山々の紅葉を切り取ったようなドレスを纏い、片や暖かそうな服に豊穣の実りをあしらっていた。
「静葉姉さん」
「なぁに? 穣子」
 甘い香りと共になされた妹からの呼びかけに、火に呑まれていく紅葉もまた美しいと思いながら静葉は応える。
 姉と違って穣子は紅葉にそう愛着も無いから焚き火を凝視したりはしていなかったのだが、それが原因で声をかけたのだった。
「何か流れてくるわ」
 穣子の人差し指は、静葉が背にしている渓流の上流側へと向けられている。
 妖怪の山を流れる渓流はいくつかあるが、辿っていけばどれも上流には滝があり、また山の斜面によって総じて流れが速い。ついでに言えば、今姉妹が居る河原の傍を流れているのは結構深くて幅もあった。
「何かって何?」
 妹の言葉は姉が浸っている密やかな優越感を覆すには些か足りず、せっかく指まで差しているというのに彼女の瞳は燃える紅葉に吸い寄せられたまま。
「……分かんない」
「そう、なら分かったら教えて」
「そうする………………ってあれ多分妖怪じゃないかな。元気そうだし」
「元気な妖怪?」
 思ったよりも早かった妹の判断と、流れてくる何かが妖怪という事にやっと顔を上げた姉は、肩越しに上流を振り向いた。
 成る程、上流から流れに乗って一瞬一瞬毎に大きくなる何かは、確かに妖怪っぽかったし、元気そうだ。
「急流下りにはちょっと厳しい季節よねぇ……?」
 それこそ夏の盛りともなれば、涼と娯楽の為に渓流の上流から下流へと一気に下り、その速さと渓流の最中にいくつも置かれた旗線を通過した回数を競う暇潰しが盛大に行われるもの。しかしそれは夏だからこそであり、水温もすっかり下がった秋にやるには奇怪が過ぎる。
 だが首を傾げ、完全に渓流へと身を向けた静葉の疑問はそう間を置かず消え去った。

「た……たすっ……! ……誰……け……た……助け……っ!?」

 そんな途切れ途切れの声が、せせらぎの音を越えて姉妹の耳に届いたからだ。
「静葉姉さん、どうも大変みたいよ」
「そうみたいね」
 どうも切迫した状況の相手に対し、それを認識しているかどうか大変疑わしい様子で姉妹は頷き合う。
 そうこうする内に二つの視線が流れてくる何かが取り敢えず妖怪ある事を認識し、直後それは渓流の流れによって瞬く間に穣子の後方へと流されて行った。半ばぼけっと状況の推移を見ていただけの姉妹だったが、ふと思い出したように静葉の方が片手を上げる。
 途端、渓流によって分かたれていた木々の秋色が礫のように次々と水面へ落とされて行く。その秋色とは紅葉であり、紅葉は渓流を流されて行く者を阻む形で瞬く間に降り積もっていった。

「おひゅっ!?」

 水は通すがそれ以外は通さない紅葉のクッションに受け止められ、上流から流されてきたらしき妖怪は変な声を上げる。耳聡くそれを聞きつけた穣子は思わず吹き出していた。
 僅かに妹の態度に眉を潜めた静葉だが、紅葉の塊をこちらに引き寄せる内に紅葉が受け止めている妖怪がなんであるかを見てとるや、妹より更に大きく吹き出してしまっている。
 姉の有様に何事かと肩を小揺るがせながら、身を折って笑う姉の示す先を見て、穣子もまた姉と同様に吹き出した。
「あ……あははははははははははは!」
 河原で姉妹仲良く笑いの坩堝に身を投じ、片や涙目で苦しい苦しいと石の上で身を捩り、片や紅葉にひっかかった妖怪を指差しながらげらげらげら。
 その笑い様ときたら、助けてもらった妖怪が感謝と恥辱のどちらを優先すべきか悩まなければならない程。
 だが姉妹の大笑いも無理からぬ事だろう。
 まさか上流から流れてきたのが、それも水に溺れていたのが、他の種族ならいざ知らず、河童だったのだから。
 諺がそのまま再現されたとなれば、しかも事は百年単位で一度あるか無いかという珍事である。笑いを堪えるなんて不可能だった。
 緑の帽子に厚手で水色の作業着をしとどに濡らし、紅葉の塊から河原へと立った河童が一歩を踏む毎にびちゃりびちゃり言わせる姿を見てしまっては更にもうどうしようもない。
「……あのー」
「あははは、はちょ、ちょっと待っ、待って……ぶはっ」
「はひ、苦し……ふふ、あははは……」
 渓流から助け出してもらった事に礼を言おうとした河童だが、笑い覚めやらぬ今の姉妹からしたら駄目押しに等しいのだ。箸が転んでもおかしいとは良く言うが、静葉も穣子もそんなレベルは超越し、たかがの一言ですら笑い転げるには充分なのである。
「…………」
「あはっあはは、あはははは」
「くくく……っ、あは、うふふふ」
 笑い続ける姉妹。
 水浸しの河童の方としてはたまったものではない。
 耳まで真っ赤にして恥辱に耐え、我慢し、勇気を振り絞って礼の一言でも述べた後硬く口止めしてさっさと上流に帰ろうと思っていたというのに。
 自前で充分恥じている所へどうしてこうも追い討ちをかけられねばならないのか?
 或いはあのまま下流も下流、山の外まで流れていった場合を考えると今よりもっと酷い目に遭っただろう事は想像に難くないが、それにしてもこれは無いだろう。
 いっそ傍の渓流の水でも操って一切合財隠滅してやろうか。
 二つの鈴が転げまわる音を聞きながらそんな黒い考えが河童の脳裏に浮かび、まずは自身にまとわり付く水を宙の一点に集めたその時。

「おーぅい」

 やはり上流から、今度は呼びかけの声。
 これに姉妹と一匹は揃って顔を向け、また他からの割り込みという要素によって笑いの坩堝は沈静化したようだった。少なくとも、立ち上がった静葉にしろ呼吸を整えている穣子にしろ、笑いそのものの片鱗は窺えない。ついでに河童の方も物騒な考えは引っ込めたようで、さりげなく水の塊は渓流の方へ飛んでいる。
 ただ笑いの坩堝の沈静は限定付きらしい。なにせ姉妹は河童を視界から全力で外しているのだから。

「おーいー」

 二度目の呼びかけ。
 木々を縫うように飛翔する声の主について、姉妹には心当たりが無かったが一匹には心当たりがあった。
「あっ、椛だ」
 その声に振り向いてしまった姉妹は、河童の姿を見るなり顔面を引きつかせる。
「……いや、まーだ笑おうってのかいあんたら」
「いえいえあのね? 私は失礼だと思ってるんだけど、我慢が大変なの。穣子はどうだか知らないけど」
「あっ、私だって苦労してるわよ。静葉姉さんよりよっぽど」
 仲の良し悪しについて判断に悩む様子を見せた姉妹に対し、河童はもう礼を言う気を無くしていた。その機会も見事に相手が潰してくれた訳だし。
 呼びかけつつ俊敏にこちらへ近付いている声の主は、どうも耳からして白狼天狗らしく、河童が呆れと嘆きの溜息を静かに零した頃には姉妹と一匹の所へ颯爽と参上していた。
「や、どもども。白狼の犬走椛っちゅーもんです」
 姉妹への挨拶もそこそこに、椛は手に持っていた緑色の大きなリュックサックを河童へと向ける。
「はいこれ、忘れ物っすよ」
「忘れたくて忘れたんじゃーないよ」
「まぁそうっすけど」
 渡されたリュックを河童が背負い、それからゴホンと咳払いを一つ。
 ちょっとした諦めの色を瞳に湛えつつ、姉妹の方へ向き直った。
「改めまして、私は河城にとり。……先程は危ない所を助けてもらってどーもありがとーございました」
 既知の相手と顔を合わせた事で、やはり恩人に何も言わない訳にはいかないか、と気が変わったのだろう。にとりは姉妹に対し丁寧に頭を下げる。
「いえいえどういたしまして。助ける事が出来るのなら助けておくべきだし。ねぇ穣子」
「そうそう、静葉姉さんの言う通り」
 散々笑い転げていた事実がまるで無かったかのように、静葉も穣子も澄ました様子で応えた。
「あ、そちらさん方がにとりを助けなすったんすか。……えーと」
「私は秋静葉と言います」
 紅葉のスカートの両裾をつまみ、軽く組んだ足を折って静葉は洋風のお辞儀をする。
「私は秋穣子。静葉姉さんの妹よ」
 静葉と違い、穣子は簡単に会釈をしただけだった。
「そうすか。お二方は秋神さんでらっしゃったんすね」
 背に大刀と丸盾を背負った椛は、天狗らしい事情通ぶりをさりげなく口にした後、友達を助けてくれたという事でやはり礼を言って頭を下げる。
 姉妹はそちらにもそつの無い対応をし、ふと穣子が言った。
「そういえば、なんで流れてたの?」
 容赦の無い無邪気な直球である。
 するとにとりは酷くばつの悪そうな顔になり、椛はそんなにとりに同情的な顔になった。
「まー他愛ないといえば他愛ない事なんだけどさ」
 ふぅと溜息を吐き、もうこの際だからとにとりは事の次第を語り出す。
 起こりは確かに他愛の無い事だった。
 野外での新しい機械の試運転中、誤作動なのか最初からどこかが間違っていたのか操作を誤ったのか、ともかくその機械が突如大放電してにとりはそれをまともに受けたのである。
 強烈な電気的衝撃は河童といえど身体の自由を損なうには充分で、痙攣しながら後ろへと倒れたらそこは空中で、その下には渓流があるのだった。
「それにしてもなんで谷、それも崖っぷちでそんな事するっすかねぇ」
 にとりの話の途中、椛がやれやれと言わんばかりに首を傾げる。
「その必要があったんだよ。何せ私は谷カッパだし」
 その理由が理由になるのかという点で、今度は椛だけでなく静葉も穣子も首を傾げた。
 にとりは無視した。
 つまる結所、放電を浴びて渓流へ落ちたにとりは、身動きどころか思考すらままならなかった為、焦りと混乱でいっぱいいっぱいになってしまったのだ。
 水の中なので放電による怪我の類はすぐ治ったが、河童と言えども水に溺れるのである。エラでもあれば水中でじっとしていれば良かったが、そうでは無いから仕方が無い。
「それで、にっちもさっちもどーにもブルドックだった訳よ」
 紅葉の塊に受け止められてからやっと、精神的に落ち着く事が出来たにとりだった。落ち着く事さえ出来れば、電気による痺れもとっくに無くなっていたのでさほどの事も無かったのだろうが、何せ混乱を極めていたのだからどうしようもない。水深30cmで溺死してしまうような人間とそう変わらない状態だったのだ。
「ふぅん……それで流れ流れて私に助けられた、と」
「そ。そして大笑いされた」
「悪気は無いのよ? 穣子はどうだか知らないけど」
「私だって無いわ。静葉姉さんは口だけかもしれないけど」
 にとりのちょっとしたやり返しに、またも姉妹はプチ険悪さを見せる。
「まーまーお二方」
 途端、絶妙のタイミングで椛が姉妹を宥めにかかった。中間管理職の成せる技なのだろう。
「そういや椛はなんでここにいるかな。それも私のリュックまで持って」
「あーそりゃアレっすよ。私の眼は千里眼すから」
「……って事は……ありゃー、全部見られちった?」
「やー、一部始終とまではいかないっすよ」
「なんだ、そっか」
 耳まで真っ赤にする準備をしていたにとりは、それが無駄であった事を知って一息吐いた。
 最初から最後まででなければ、彼女にとってはそれで良いらしい。事故について何らかの原因があるにせよ、その何らかを第三者に悟られるのが許せないからだろうか。言うなればそう、エンジニア的に。
「まぁ見回りったってしょっちゅう暇っすからねぇ。なんか小珍しい事があったらつい見ちゃうんすよ」
「そうしたら河童が河流れした、と?」
「そうそうそんな感じっす」
 穣子の直球な言葉に、椛はうんうんと頷く。
 そんな穣子ににとりはやや肩を落としたが、その肩を静葉がぽんとやったのでそっちを見たら、私は違うわよと言わんばかりの顔があった。
 にとりの肩はますます落ちた。
「ところでお二人さん?」
 不意に穣子が言い、それだけで察したように静葉がくるくると回りながら焚き火の傍に立つ。
「なにさ」
「何すか?」
「問題です。私と静葉姉さんはどうしてここに居るんでしょう」
 前振りも何もない唐突な問題に、にとりと椛は顔を見合わせた。
「どうしてとか言われてもなー。それって考えりゃ分かる事なんかい?」
「もち」
「ふ〜ん。どれ、ちょっと解いてみようか」
 そう言って腕を組んだにとりだが、隣に立つ椛が既にニヤニヤしているのを見てちょっと嫌な予感が過ぎる。
「あれ? まさか分かっちった?」
「ふふん、もちろんっすよ」
「げげ! 早くない?」
「私にかかればこのくらいはお茶の子さいさいっすよ」
 えへん、と腰に手を当て心持ち踏ん反り返る椛に、ちぇー、とにとりは口を尖らせた。
「へぇ、さてそれじゃあ白狼天狗さんはどんな答えを出すのかしら」
「白狼天狗の白狼は伊達じゃねーって事を教えてやるっすよ」
 すん、と大きく鼻を鳴らし、椛はびたりと焚き火に人差し指を向け付ける。
「紅葉の焼ける匂いや風や渓流の水の匂いで薄らいではいるっすけど、この犬走椛の鼻は誤魔化せやしねーっす。つまり、秋神さん達はその焚き火で芋を焼いて食おうって魂胆っすね!」
 自信満々ここに極まれり、な感じで言い切った椛に対し、穣子はにっこり微笑むに止まった。
 その代わり、焚き火の傍で静葉が紅葉に対しふぅっと息を吹きかける。
「おー……」
 すると焚き火の紅葉がぱっと舞い散り、秋の空気に紅色の彩を与え―――残されたのは良い塩梅に焼き上がった二つの大きなさつま芋。
 それをにとりと椛は少し身を乗り出して見つめ、それからにこにこ顔の穣子へと視線を戻す。
「大せいかーい!」
 何故か万歳する穣子。
「うひょーっ!」
 何故かそれに合わせて喜ぶ椛。
 大げさに喜びを表す二名をさておいて、にとりは熱々の焼き芋を木から呼び寄せた紅葉で包んでいる静葉に声をかけた。
「二個だね」
「二個だよ」
 簡潔なやりとり。
 何故か万歳三唱している声を適当に聞き流しながら、にとりは尚も言う。
「つまりあんた方の分だよねぇ?」
 この一言に、万歳の姿勢のまま椛はハッとしたように硬直した。
 面子の数とさつま芋の数が合わないのだ。
 だが河童と白狼天狗の危惧はたちまち氷解した。
 静葉が焼き芋を二つに折り割って、片方をにとりへ渡したのである。
「食べ物は、一人より二人、二人より四人の方が美味しく食べれるでしょう?」
「そういう事。いくら私達が神様だからって、そうそう傍若無人な真似はしないわ」
 放物線を描いて静葉より投げ渡された焼き芋を割った穣子は、今にもよだれが垂れそうな椛へとそれを手渡した。
「あー、えーと。ありがとーございます。でもなんで?」
「理由はさっき言ったと思うわ。ねぇ穣子」
「そうよ、静葉姉さんの言う通り」
「や、それはそうなんだけど……」
 にとりや、焼き芋の良い匂いでよだれが一筋垂れている椛がすぐさまいただきますと手を付けなかったのは、静葉と穣子が神であるからだ。
 秋色で焼いた秋の味覚を頂くのは、秋神にとって大切で欠かせない事。人間や他の生き物で言えば行事となるが、神が行うならそれは神事。例え厳かでも格調高くなくとも、ごく自然と疎かには出来ないものなのである。
 さてそこに妖怪が図々しくも絡んでしまって良いものか。
「あら、私の紅葉で焼いた」
「私のお芋が食べれないって?」
 だがどうもにとりと椛の躊躇は杞憂どころか相手の機嫌を損ねるもののようだ。
 確かに静葉も穣子も食べるのをすすめている訳だが、しかし神の言葉をそのまま受け止めるなんていうのは、その神を信仰している場合くらいなのである。信仰してもいない神の言葉を鵜呑みにするなんていうのは、愚か者のする事だ。何せ神といえばその数八百万。ピンからキリまで多種多様になんでもござれときたものだから、良く知らない神の言う事は聞くべきではない。
 前述の神事云々と同じく、これらは幻想郷の常識である。
 にとりと椛は暫し視線を絡め合ったが、静葉と穣子の目に剣呑な色が浮かび出した辺りで腹を決める事にした。
 これは成り行きなんだからしゃーないかな、とにとりは心で自分を納得させて、美味そうっすよーこれ超美味そうっす、と椛は焼き芋の匂いに9割以上心を奪われて。
「じゃあいただきまーす」
「うめー! 焼き芋うめー!」
「あ、ほんとだこりゃ美味い」
 行儀悪く速攻で焼き芋に齧り付いた椛の声に、にとりは遅れて同調する。
 何故なら彼女らが食べているのは神が拵えた焼き芋なのだ。たったそれだけでも美味しくなるには充分だろう。
 絶賛の声を浴びた静葉と穣子は顔を見合わせてにへらと相好を崩し、自分達も焼き芋を頬張った。
「おいしいねぇ、穣子」
「おいしいわ、静葉姉さん」
 豊かな香りと、熱々だがそれ故の甘みが口の中一杯に広がって、姉妹はとても良い気分になる。普段なら芋の香りで穣子が静葉に対し優越感に浸る所だが、紅葉で焼き上げた焼き芋の香りは何も芋だけのものではない。
 秋による秋にしか食べれないこの焼き芋は、まさに秋そのものと言っても過言ではないだろう。
 そしてそれをしっかり秋に食べるという事は、やはりとても大切な事なのだ。
 澄み渡る秋の気海の底、沢山の秋が詰まった焼き芋を食べる二柱と二匹はそれはそれはとても幸せな気持ちになった。
 ……もっとも、その幸せも長くは続かないだろう。
 静葉や穣子はともかく、にとりは早い内に戻って壊れた機械を何とかしなければならないし、椛は立場上長く持ち場を離れる訳にもいかない。
 だがその事を忘れる勢いで、焼き芋の美味しさにそれぞれは顔を見合わせて幸福そのものの笑みを浮かべ合っていた。
 何せ焼き芋が嫌いな少女なんて居る訳が無いのだから。






 後日、にとりの河流れについては射命丸文によって思いっきり幻想郷中に触れ回られる事になる。
 その件で彼女は河童仲間から恥さらしとして一ヶ月間八分にされるのだが、それはもはや別の話だろう。
あ『き』しずは&みのりこ
. 『か』わしろにとり
. 『い』ぬばしりもみじ

おそまつ。
Hodumi
http://hoduminadou.com/
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2008/01/14 17:08:57
更新日時:
2008/01/17 08:08:57
評価:
0/0
POINT:
0
Rate:
5.00
1. 7 織村 紅羅璃 ■2008/02/13 01:00:26
なるほどそうきたか......
それにしても、読み返せば読み返すほどおなかのすくSSです。
2. 7 小山田 ■2008/02/13 01:24:35
秋姉妹とコンペで会えるとは。あまり使われないキャラクターを使うのは前例が少ないだけに腕がためされますね。キャラクターに違和感はまったくなかったです。
3. 5 床間たろひ ■2008/02/16 01:22:33
うーん、筆力は高いと思うんだけど。
特になんてこともないほのぼのって嫌いじゃないんですけど……
お題に振り回されて迷走したって感じかなぁ。上手いだけに尚更勿体無いって感じ。うん、勿体無い。
4. 4 あまぎ ■2008/02/19 14:03:45
まさか、メンバーの名前からきかいを取っていたなんて。
自分も焼き芋食いたいです。真面目に。
5. 2 #15 ■2008/02/25 12:22:54
うん、非常に和むね。オチも有るし。でも、後書きは若干無茶w
6. 4 つくし ■2008/02/25 18:18:31
体育会系な椛がなんか可愛い。
ほのぼの系SSとして申し分ない出来です。でもそのお題解釈はナナメ上すぎるw
7. 6 つくね ■2008/02/27 20:12:19
この「きかい」は思いつきませんでしたね。やられたー!
8. 4 ■2008/02/27 21:24:26
少女焼き芋中が微笑ましいですね。あと秋姉妹の仲の良さが輝いていました。
でも個人的に河童の川流れの理由がもう一工夫ほしかったかなぁと。
物語り全体がなんだか平坦でした。
9. 3 ■2008/02/28 20:00:23
変にへりくだってない椛に好感触。
河童の川流れ、でした。秋姉妹もこちら側のイメージが固まってないからこんなもんかなぁ、と。
お題の消化はどうかと思うがw 下流域の連中ってこんな感じで仲がよさそう。
10. 6 たくじ ■2008/02/28 22:12:42
なんかこの椛がいい。というかどのキャラも軽くて楽しそうでそれぞれこだわりを持ってて、東方って感じがします。
11. 5 椒良徳 ■2008/02/28 23:29:52
おもしろくない作品だなあ。
12. 2 時計屋 ■2008/02/29 00:01:40
まったりしたお話ではあったと思うのですが……なんだかそれだけで終わってしまってます。
また、文章を丁寧に書こうとされているのはわかりますが、一つの文に装飾を詰め込みすぎな気がします。
主語・述語が分かりづらい文が散見されますので、特に助詞の使い方に気を配ってみてください。
13. 3 ZID ■2008/02/29 01:15:29
作品自体はまったり、ほのぼのとして好きなのですが。あとがきが無ければわからないテーマってのもどうかと。
14. 4 木村圭 ■2008/02/29 04:39:47
三人とも頭文字もしくは二文字目以降でも同じところで揃えてればおーっと唸るところだったんですが。それともかく、秋姉妹の仲良し炸裂コント、楽しませていただきました。私も紅葉で焼いた芋食べたいです。
15. 3 とら ■2008/02/29 08:56:54
お題の使い方は上手いと思いました。ただ、文章は少し読みにくかったです。行間を挟むなどして、いくつかのまとまりに分けて欲しかったです。
16. 3 らくがん屋 ■2008/02/29 10:47:12
毒にも薬にもならない一作。こういうのはどうも苦手です。
17. 4 as capable as a NAMELESS ■2008/02/29 13:53:30
ただ出会っただけ、って感が無きにしもあらず。
18. 4 中沢良一 ■2008/02/29 14:58:05
ギャグ成分がありつつもほのぼのとした空気が好きです。にとりが溺れる? なんて最初は反感を覚えましたが、なるほど説得されました。とにかくこのほのぼの空気がよかったです。
19. 6 名無しの37番 ■2008/02/29 16:02:13
秋といえば焼き芋。焼き芋といえば少女の笑顔。いいですね。
河童の川流れとか焼き芋イコール姉妹の合作とかくだけた感じの椛とか、一つ一つの要素が日常の演出としていい感触だったと思います。
しかしなんですな。文の号外は実は椛が情報リークしたんじゃないのかとか考えると、色々とアレですね。
20. 2 八重結界 ■2008/02/29 16:22:09
少しきかいの使い方が強引だったかなと。
せめて頭文字だったら、もう少しインパクトがあったんですが。
21. 5 ☆月柳☆ ■2008/02/29 19:36:52
静葉、穣子と一緒になって笑ってしまいました。
いや、だってまさかにとりがねぇ。
読みながら「河童溺れんなよw」って心の中で突っ込んでました。
溺れていた理由もきちんと説明されてるし、納得のいく理由だった。
おだいを上手く使いつつ、よくまとまっていた話だったと思います。
22. 5 K.M ■2008/02/29 20:38:09
そう持ってきたか!!と思わず手を叩いてしまいたくなりました。
しかし、「き」が二文字目なのだけはおしいのでこの点数を。
23. 8 12 ■2008/02/29 21:14:20
なんとステキな秋姉妹。
これだけ血肉の通った姉妹は、なかなか書けるもんじゃない。
ベタベタしずぎるでもなく、やたらと仲が悪いわけでもなく、言葉の端々に互いを意識する牽制を含ませながら、
それでもやっぱり仲が良いんだろうなぁ、と思わせてくれる。
そのうえ、何となく神様としての貫禄が滲んでいる。
1次設定に忠実に、かつ魅力的にキャラを膨らませることに成功していると思います。
ただ、あとがきでしかお題の使い方がわからない、というのも。
にとりも椛も、妖怪の山に出てきて普通に違和感がないので、インパクトがありません。
コンペの土俵に上げてしまうと、その点はどうしても、他の居並ぶ佳作に一歩譲ってしまうと思うのです。
24. 5 BYK ■2008/02/29 21:51:02
折角良いムードで終わったのに後書きのネタ晴らしで全てが台無しじゃないか(褒め言葉
25. 4 O−81 ■2008/02/29 22:02:27
 おなかがすきました。
 話はよどみなく流れていましたが、しかしオチがない。
26. 4 只野 亜峰 ■2008/02/29 22:07:10
もみじんがオヤジ臭いのは仕様でつか。そうでつか。
27. 4 カミルキ ■2008/02/29 22:19:30
「あれ? きかいは?」あとがきを読んだあと→( ゜д ゜)
28. 1 綺羅 ■2008/02/29 22:26:55
流石にその御題の使い方はどうかとおもう
29. 1 飛び入り魚 ■2008/02/29 23:02:12
なんでだろう。にとりは確かに河童だけど泳ぎがうまそうに見えないのはなんでだろう。
30. 3 moki ■2008/02/29 23:05:19
焼き芋美味しいよ! うーん、お題はどうかと思う
31. 5 blankii ■2008/02/29 23:41:16
おおッ解説見るまで気がつきませんでしたよ。秋に芋の匂いとくれば抗いがたいものを感じますよね。――香水に向くのかどうかはともかくとして。あと、椛の口調が可愛過ぎる。

名前 メール
評価 パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード