毒酒言祝マザーグース

作品集: 最新 投稿日時: 2008/02/11 05:29:56 更新日時: 2008/03/08 18:46:03 評価: 0/0 POINT: 0 Rate: 5.00










―――もう、これはガラクタだわ。











 いつもの夢を見た。

 ガラクタ人形であるメディは、許しを請うようにそっと目を開く。
 朝はいつまでも希望の象徴で、だからこそ憂鬱な寝覚めほど性質が悪いものはない。
 淡い日の光をぼんやりと確認しながら、メディスン・メランコリーは寝息より少しだけ大きな息をついた。

 耳障りな音がする。

 意識を持つ前を想起させた。
 ただの物体であったヒト型の自分を、今にして悪夢を見させる不愉快な不協和音だ。
 夢の内容は覚えていないが、心中の濁り方からどのような夢を見たかは推し量れる。

 いや、悪夢ではない。
 この雑音によって蘇った記憶を掘りおこされただけだった。
 ほんの前の、まだ無邪気な人形でいられた頃を。

 耳に蓋はない。嫌なものを見たくないときにはまぶたを閉じればよい。臭いを防ぐためには口で息をすればよい。しかし耳に蓋はないのだ。だから聞こえてしまう。思い出してしまう。

「なんなのよ、これ。スーさん?」

 隣にいる妖精に声をかける。

 しかしスーさんと呼ばれた妖精は、にこにこと微笑んでいるだけだった。

 メディもそれを分かっているらしい。
 音の元凶を自分で探すために家から出る。

 雨風をしのぐのが精一杯の、こぢんまりとした戸口をぬける。
 すると鈴蘭の中に小さな生き物がいた。

 音はその生き物の鳴き声らしい。
 耳障りな声で陰鬱になるが、メディはそれでも花畑に隠れたそれを確認する。

 家の中に居た時から、そうではないかと薄々感づいていた。
 紫と白の小さな花弁に彩られたその容貌は、思ったとおりのものだった。

「……なによ、これ」

 鈴蘭の精は人懐っこい笑みを浮かべてそれに近寄る。
 メディは対比してうんざりと肩を落とす。

「人の家の前にゴミなんて捨てないでよおー」

 朝靄の冷えた空気の中で、それでもその生き物は元気よく鳴き続けていた。
 根気よく、いつまでも。
 自分を捨てた母親を里の村から呼び戻そうと、必死になって訴え続けていた。

 かくも人間とは。
 メディは情けない声を上げた。

 口減らしのために、いらないものは捨てられる。
 鈴蘭が咲き誇る無名の丘は、その毒で幼子を眠らせる無縁塚でもあった。
 ゴミ捨て場に連れて来られるのは、いつだって不必要なものばかりだ。

 メディは内心で皮肉ると、そのまま踵を返した。

 ほうっておけば、そのうち鈴蘭の毒で死ぬ。
 それともこの寒さだ。
 凍死のほうが先かもしれない。

「行くよ、スーさん。朝ごはん作らなくっちゃ」

 鳥のような鳴き声がした。
 妖精の鳴き声だった。
 スーさんが何かを言っている。
 妖精の声は自然にある音しか発せられない。
 振り返ると重そうに人の子を運んでいた。

「なんで?」

 スーさんはぶんぶんと首を振る。

「ちょっと、ちょっと。なんでよ。スーさんの毒がそれを殺すんでしょう。助けてどうするの!」

 それでも小さな体をいっぱいに使って、スーさんは赤ん坊を運んでいた。
 いやいや、と首を振る。
 どうしても連れて行くようだ。

 しばらく悩んだメディだが、スーさんがそういうのならしょうがない。
 メディが動けるのも考えることができるのも、鈴蘭の毒のおかげなのだ。
 その花の精に逆らうなど、今のメディには考えられないことだ。

「う〜」

 汚物を摘むかのようにして産着を持つ。
 できるだけ顔を離して視線もそらす。
 乱暴に扱われたために、ますますひどくなる赤ん坊の泣き声に辟易しながら、耐えに耐えた表情のままメディは家へと戻った。
 こんな厄日はないと、今にもスーさんにこぼしたそうな、そんな朝だった。

「それで、どうするの?」

 適当なソファに赤ん坊を置いて作戦会議を開く。

 人間の世話の仕方など知る由もない。
 首をひねるメディだったが、スーさんも同様に首をひねり返してみせた。
 メディが首をひねればスーさんも右に、メディが左にひねれば左に。

 お互いに首をひねって。
 考えるよりも首をひねるほうがだんだん楽しくなってきて、リズムに乗ってひねってひねって。
 右向いて左向いて。
 ねじってねじって。

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 ねじりすぎて首がイってしまったメディの叫び声と、赤ん坊の泣き声が重なった。
 首根っこを押さえて無言のまま耐えるメディを無視して、スーさんはあろうことか真っ先に人間のほうへと向かった。
 赤ん坊の目の前まで飛び立つと、妙なポージングを決める。

 どうやらあやしている訳ではないらしい。
 指差して、腕まくりをして、大きく頷く。

『おまえは、おれさまの、ものだ』

 首の球体部分を指でならしながら、メディはそう翻訳した。
 痛みのせいで目に涙が溜まっている。
 ために視界がぼやけてはいるが、スーさんとは長年の付き合いがある。
 大体のところは言いたいことがわかった。

 そしてスーさんが、なぜあそこまで人間の乳幼児なんかを欲しがったのかも合点がいった。

 仲間を増やしたかったのだ。

 偉ぶって大人数を率いたいのだろう。
 群を作って、より大きな存在になりたがるのは妖精の常だからだ。
 しかし……。

「でもスーさん。こんな赤ちゃんなんか、なにもできないよ」

 驚いてふり返るスーさん。

「だって赤ちゃんだから」

 そうだった、と肩を落として座り込む。

 むしろ赤ん坊のせいで自分が奴隷のように働かされるのだ。
 やれオムツだ、やれミルクだと、この世のボスは俺様ひとりといわんばかりの大暴君である。

 もちろん妖精であってもその責からは免れられない。

「ちなみに私はパスね」

 そっこうでメディに裏切られるスーさん。

 なにやら考えているご様子。

 くるくると回る小さな人に赤ん坊もご満悦らしく、泣き止むと両手を突き出してなにやら言葉を出していた。
 そのうちスーさんの頭にピコン、と電球が灯る。
 いいアイデアが出た証拠だ。

 赤ん坊を、暖かくして、運べ。

 分かりやすい動作で指示を出した。

 メディは露骨に顔をしかめる。

「そとぉ?」

 最近は知り合いもできて外出するようになったメディだったが、基本的には引き篭もりなのだ。
 しかも人間なんかを連れての外出だ。
 億劫なんてものではない。

「なんでー、ぜったい―?」

 しかし鈴蘭畑のボスに逆らうわけにもいかない。
 愚痴をこぼしつつも着々と準備をするメディ。

 まず必要なのは毒だ。
 メディは体内の毒が切れると動けなくなってしまう。
 毒を操れても毒を作り出すことはできないのだ。
 だから鈴蘭畑から離れるときは、永琳が抽出してくれた鈴蘭の薬が不可欠だ。

 それとブランケット。
 柄が気に入っていたのだが、スーさんが言うのなら仕方ない。
 しょうがなく赤ん坊を包むのに使った。

「クユクユ」

 暖かくなったからか、赤ん坊は少し微笑んだ。

 こうしてやる気満々の妖精と気が滅入った人形、それに抱かれた赤子はあてどもなく家を後にする。
 どこかにやっかい者を引き取ってくれる酔狂を探して。








「え、村に行ったら?」

 最初にして唯一の心当たり、鈴仙・優曇華院・イナバは非情な一言を放つと軽く片手を振って、これで用事は済んだとばかりにおもむろに永遠亭へと戻りかけた。


「ちょ、ちょっと待ってよ。それはないじゃない後生じゃない。あんなところに行けるぐらいなら、とっくに行って捨て返してきてるわよ」

 藁にもすがる思いでウドンゲのしなびた耳を引っ掴むメディ。
 頭皮とウサ耳の接続部から引きちぎれそうな音がした。

「取れる取れる! 耳とれちゃう! 待って待って!」

 メディの意外な握力に、ちょっとだけ顔面の皮が伸びた状態のままで叫ぶ。
 やっと手を離すと、メディはまた逃げられないように用心しいしいウドンゲに泣きついた。
 ウドンゲは耳を直しながら、それでも乗り気ではない。

「今はうちも忙しいから大変なのよ。戦争だ戦争だ、クリーククリーククリーク。そんなのばっかり」

 言い訳に対して圧力をかけるべくメディが無言で右手を握ると、ウサ耳を守るように一歩引いて、ついでに言い訳も引っ込める情けない軍人。

「駄目って言われても駄目だって〜。だって私とか人間ノーセンキュ〜」

「私だって人間はノーセンキューよ」

 力技でなんとかしたいが、このままでは埒が開かない。
 ここは飴と鞭の法則しかないと踏んだメディだが、肝心の飴が見当たらなかった。
 思えば、今までも相手に渡したのは鈴蘭の毒と通り一遍な好意しかなかった。
 ここは絶対的な条件を提示して、なんとかウドンゲに赤ん坊を押し付けなければならない。

「その素敵な宇宙ウサ耳でなんとか」

 結局拝み倒すことになった。
 なにもアイデアが出ないせいで、当然ウドンゲだって首を縦には振らない。

「戦争中に子守りはできません」

「ウドンゲしか頼れる人いないのよ」

「そう、そこが問題よ!」

 ずびっと指差すウドンゲ。

「メディ、あなたはもっと見識を広めなければいけないわ。やっかいごとがあれば頼れる人を作る。ちょっとした用事なら、自分ひとりで里まで出る。そういう練習をしなさい」

 痛いところを突かれてひるむメディだったが、すぐに疑り深く目をすがめてみせた。

「それは私をやっかい払いするための方便ではなくて?」

「もちろん」

 はりきって胸を張るウドンゲ。

「里に〜?」

「そう、里まで。あ、ちょっと待って。いいものがあったわ」

 屋敷に取って返してきたウドンゲは手に変わった紐を持ってくる。

「おんぶ紐よ。これで赤ちゃんを縛り付けなさい。これは育児入門書。それと予備の毒」

 永琳が作った毒薬を受け取る。

「毒はいいとしても……この本は?」

「これもうちの商品なのよ。子供の薬がよく売れるから、ちょっとしたおまけ」

「ふーん。こんなのが?」

 ただで物を貰っていても、恐縮しないメディだった。

「この紐は?」

「後ろ向いて」

 言われたとおりにメディが後ろを向くと、ウドンゲはメディに赤ん坊を背負わせる。
 たすきのように前で十字に縛った。
 すると、しっかりと背中に固定される形になる。
 赤ん坊の体重をあまり感じないし、安定感もある。
 なにより楽に動けるようになったのが嬉しい。

「これ、これいいね」

 今まで抱いていたせいで疲れていた腕も軽くなる。

「でしょう。月製だから丈夫で安心設計。これでメディも立派なお母さんね」

「お母さん?」

 メディの頬に花が咲いた。
 あれだけ嫌がっていたのに、やはり情が移ったのだろうか。
 おんぶのおかげで、メディの表情が少し緩んでいた。

 そんなウドンゲの態度を悟ったのか、またもこわばらせるメディ。
「運ぶのには便利ね」と気丈さを訴える。

 さらにまた眉を八の字にまげて愚痴をこぼし始めた。
 なんとも忙しい。

「でも、行くの〜? さとぉ〜?」

 露骨に嫌がる。
 人が多いのに慣れていないのだ。

「行くの、ほら。毒を飲んで気合入れて」

「うーん」

 駄々をこねても仕方がないと踏んだのか、カプセルを一錠、口に放り込む。
 鈴蘭を煮詰めた苦い味がした。

「まあ……それじゃあ……」

 嫌々ながら歩き始めるメディに、最後の仕上げとばかりにウドンゲは声援を送った。

「がんばれー。間違っても毒を撒き散らして辺り一帯を全滅させちゃ駄目よー」

「自信ないー」

 心もとなく返すメディの声を受けて、やっとウドンゲは一息を吐く。

 なんとかうまく運べば良いのだが。








 永遠亭から伸びる竹林を抜ける。
 迷わないように気を付けていたが、それでも時間はかかる。
 行く先が行く先ならなおさら足も重くなるというものだ。
 人里の近くまでやってきたメディだったが、一定の距離を保ったまま近づこうとしない。
 火を恐れる親子猿だった。

 ぐるりと里を半周してしまってから、ようやく視界が変わっているのに思い至った。
 魔法の森が近いせいか、初めての風景を目の当たりにしていた。
 違う角度から見る里は新鮮で、それだけに不安もいっそう煽られる。

 森のそばでは、準備にいそしむ屋台があった。
 空をよく見れば太陽はすでに中天を過ぎている。
 気分直しと戦前の腹ごしらえに、メディは様子をうかがいながら恐る恐る近づく。
 屋台を開いていたのはミスティアだった。

「なんだ。ミスティーか」

 花の異変で知り合った夜雀であった。
 たちまち警戒をといて気さくに近寄るメディ。

「んー、メディ?」

 なにやら忙しく器材を組み立てている。
 長い木材は重そうだ。

「なにやってるの?」

 と聞いてはみるが、大体のところは見当がつく。
 きっと、たまにやっていると言っていた鰻屋だろう。

「うなぎ?」

「うん。うちは八目専門でやってるよ」

 しかしまだ日が照ってるうちから商売とは気が速いのではないだろうか。
 それを聞いたミスティアは苦笑した。

「昼ったって、もうだいぶ過ぎてるよ。今からぐらいでちょうどいい。日が落ちるのが早いし、それに暇な人はもう来るころだからね」

 となるとかなりの時間を里の周りでうろついて過ごしていたことになる。
 ウドンゲの説教を身に染みていると、何人かの男が近づいていた。

「よお、いいかい?」

 身なりからして、仕事帰りのようだ。
 妙な獣を数匹、紐で縛ってぶら下げている。

「早いなあ。まだ火も入れてないよ」

 言った途端に現れた客に、ミスティアは笑って誤魔化した。

「わかってる、わかってる。酒だけでいいよ。こっちで好きにやっとくから」

「そしたら椅子だけやっとくよ」

「おう、悪いね」

 男たちが用意された椅子に座ると、ミスティアは酒と湯飲みを渡す。
 各々は酒を酌むと、一息にして飲み干した。
 うまそうな溜息を吐き出すと、朗らかに仕事の出来を互いに称えあった。

「それは竜かい?」

 逆さに縛られた妖怪を指す。
 うろこに覆われた竜の胴には人間の頭が乗っていた。

「ああ。こいつは飢饉の名残だ。放っておくと悪いことにしかならん」

 竜は人間の口から鳴き声を発していた。
 寒い夏が続いた異変のせいで作物が不作になり、飢餓に陥ったことがある。
 その折に隣村で野ざらしにされた死体に、この妖怪が集っていたのだという。

「まったく。以津真天を退治するはめになるとはね。広有射怪鳥事さながらだ」

 こいつを討つのに魔法の森で一週間も張っていたのだと男は自慢げに言う。
 確かに身汚い。
 それとなく男たちから距離をとるメディだったが、一方のミスティアは商売人だった。
 さすがに接客に慣れているだけあって、素直に男たちの輪の中に入った。
 臭いを気にする素振りがないあたりが上手い。

「そりゃ、大仕事だね。それじゃあ、今日は飲んでおくれよ。祝い酒だ」

「おいおい。このあと神社で御祓いもあるんだぜ。あくまで気付けだ。そう進めてくれるなよ」

 和気藹々とした空気から逃げるように立ち去ろうとするメディだったが、男の一人が目ざとく見咎めた。

「うん? そこのお譲ちゃんは妖怪か? 背負ってるのは赤ん坊みたいだが……。悪いことでもしちゃったのか?」

 浅い掛け言葉で大笑いする。
 メディは不満もあったが、逆にこの機会を逃すまいと男たちに言葉を返した。

「家の前に捨てられてて……。親を探しているとこ……」

 怯えから語尾が掠れてしまう。
 男たちは考えているようではあったが、心当たりには至らなかったらしい。

「子供なあ。生まれるって話は聞いた覚えはないな」

 できればこのまま赤ん坊を人に渡したかったが、そこまでうまくはいかないらしい。
 首を捻るばかりだった。
 ならば預けるわけにもいかないだろう。
 狩人たちに別れを告げると、メディは屋台を後にした。








 どうやってこれを人間の里に返すか。
 この思考は里に近づくにつれて徐々に変質し、村の入り口に差し掛かった時点で、とうとう別物になってしまった。
 どうやって人に会わないでいられるのか。

 そもそも産みの親が殺そうとした子供なのだ。
 いまさら返したところで迷惑がられるだけに違いない。
 だったら自分のその意思をついで、村から姿を隠したままにしてやるのが道理ではないか。

「そうよね、スーさん」

 人に見つからないように物陰に隠れながらスーさんに相談する。
 スーさんは特に不満もないようだった。
 というか話を聞いていない。
 建物の影からそろそろと村内の様子をうかがっては、子供たちが上げる声に身をすくませている。
 当然メディにも伝わるわけで、ふたりして顔を見合わせると一目散に村から逃げ出した。
 
 走ることによっておんぶ紐がずれてしまう。
 ずり下がった赤ん坊を背負い直しながら駆ける姿は、幼い様相と不釣合いなほどに所帯じみていた。
 メディが赤ん坊の尻を支え、スーさんは冷えないようにブランケットを抑えながらの逃避行だった。

 村の中から「妖怪だー」という子供たちの悲鳴があがる。
 なぜかいちばん怖がっているメディは、一目散に走り続けるのだった。

 どれだけ走ったのか。

 引き篭もりには辛い距離を一心に走り続け、空を飛んだほうが早いと思い付いたときには、すでに人家は視界から消えていた。

「あー、どうしようかなー」

 息も絶え絶えにメディは膝をつく。
 どれほどの距離を走ったのか、それとも途中から空を飛んだのか。
 どれだけ必死だったのかを物語る証拠だ。
 なんともいかんとしがたい。

 寒さのせいだろうか、それとも一息ついたことを感じたのだろうか。
 赤ん坊が急に泣き出した。
 今度はスーさんがあやしても泣き止まない。
 弱り目に祟り目だ。
 ほとほと困っていると、背後から声をかけられた。

「また、あんたかい。どうしたのさ」

 ミスティアだった。
 屋台に提灯をぶら下げて火を入れている。

「返しに行こうと思ったけど……」

「ふーん。やっぱり駄目だった?」

 見透かしたようなミスティア。
 赤提灯を掲げて営業の支度をすませる。

「な、なんでそれを」

「なんかそんな気がしたから」

 手際よく鰻をひっくり返していく。
 焼き台には串に刺さった鰻が脂を垂らしていた。
 それが炭に落ちて煙を上げる。良い匂いだった。

「鳥頭とはいっても、さすがに今日中のことは思えているのね」

「私は忘れるのじゃなくて、覚える必要がないだけなの」

 歌うようにして満足気にミスティアは茶目っ返す。

「こっちへ来たら。火で暖かいわよ。ついでに人間の子も焼いて食べましょうか。おいしいわよ」

 焼き殺して食べてしまえるのなら、そちらのほうが手っ取り早い。
 妖怪らしいミスティアのアイデアに、なぜかメディは同意できなかった。
 いつもだったら一も二もなく賛成するはずだが、どうもこの子を食べると聞いただけで胸のあたりが不快になる。

「食べるの? 本当に?」

「もちろんよ。ちょっと多いから妖怪用の特別メニューにしたっていいわ。子供はおいしいし、きっと大人気よ」

「うーん、でも食欲がないなあ」

 重い影になるメディ。
 言葉尻も冴えない。
 しかしそんなメディの様子も関係なく、ミスティアは上機嫌で歌をうたう。
 それは赤ん坊の泣き声と相まって、不吉な夜を想起させた。

 暗い空の下で二人して行き違えていると、遠くから大勢の人いきれが近づいてきた。
 大人数の歩く衝撃が伝わり、差し出された酒に波紋が浮かぶ。

「失礼する」

 上白沢慧音だった。

「団体さんね」

 ミスティアは平然と答える。
 手は素早く串を返していた。

 慧音の後ろには多くの人々が付き添っていた。
 ざっと見積もっても両手両足では数える指が足らないだろう。
 各々の武器を携えて警戒している。
 その中には、昼に出会った猟師たちの姿もあった。

「村の子がひとり、連れ去られたと聞いてな」

「さらってなんかない。私の家に勝手に捨ててあった」

 意外そうな顔をする慧音。
 どうやら事情を詳しくは聞かされていないらしい。
 態度を少し柔らかくして、小さい子を諭す調子でメディに語りかけた。

「この子は里の子でな。最近、産気づいていたのは、あそこにいる奥さんしかいなかった」

 大勢の男たちに混ざって女がいた。
 きっと子の母親なのだろう。
 慧音はその女を目で示した。

 捨てたのか、と聞こえないよう小声で漏らす。

「ともかく人の子は人が引き取るべきだろう。迷惑をかけてすまなかった。このお礼はきっとする」

 一方的に言い捨てるとすばやく赤ん坊を奪おうとする。
 それを享受すべきなのに、メディはなぜかその手を避けた。

 情でも移ったのかと眉根をよせる慧音。
 そこに割って入ったのがミスティアだった。

「ちょっと待ってもらおうか。これは私の店の食材だよ。勝手に持ってってもらっちゃかなわない」

 食材と聞いて母親らしき女性が悲鳴を漏らす。
 男たちも武器を手に気色ばんだ。
 片手を挙げて男たちを制する慧音。

「屋台の食材とは穏やかではないな。ではこうしよう、その食材をまるごと買い取る。これでどうだろうか?」

 基本的に妖怪は自分たちの言い分を曲げたりはしない。
 交渉するには相手の土俵に乗らざるを得ないのだ。

 しかし言葉が言葉であった。
 わが子が妖怪の前で食材として扱われているのだ。
 しかも屋台の上で。
 母親が耐えられるはずもなかった。

「お願いします! 食べないでください! お金ならどれだけでも! どうか! 望んだことではないのです! 飢饉さえなければ! どうか、どうか!」

「いちど捨てておいて、面倒見させたうえに返せってのもねえ」

 いやらしく笑うミスティア。
 勝手な言い分が面白くてしょうがないのだろう。
 ねえ、とメディにも笑いを誘うが、面倒を見ていた当のメディはうつむくばかりだった。

「……抑えておいてくれ」

 暴れる女を静かにさせるよう、男たちに指示する。
 そうして慧音は渋面のままで続ける。

「確かにそのとおりだ。勝手な言い分は我々のほうだった。重ね重ね申し訳ない。このとおりだ」

 頭を下げる。
 そこでようやく気がすんだのか、ミスティアは満足そうに頷いた。

「そうまでされちゃあねえ。まあまあ、人の事情は知らないよ。でも私たちも鬼じゃない。夜雀だ。ちゃんとした筋を通すなら、まだ考えだってあるってもんさ」

「……そう言って頂けるとありがたい」

「人と妖怪は持ちつ持たれつ。大事なお客様方には最大限の努力をするのが商売人というものです」

 最大限まで嫌味をたっぷりと含ませて笑う。
 陽気なミスティアといえども、せっかくの獲物を目の前で不意にしては、皮肉のひとつでも利かせたくなるのだろう。

「そうとなったら商談は成立だ。ほらメディ。渡しなさい」

 メディは無言だった。

 事の当人を蚊帳の外にして話し合いをしていたのが気に入らなかったのか。
 今までのいきさつを全て聞いていながら、それでも動こうとしない。
 不安に駆られて声をかけようとして、小さな呟き声に打ち消されてしまう。

「……それは勝手じゃないかな」

 祈るように見つめる母親を、冷めて利する。
 それでも傷を付けられているのはメディのほうだった。

「捨てておいて……それは勝手だとおもうな」

 悪意を込めてすがす。

 メディの体から濃霧が沸き立った。
 濃い紫色をした霧は、風をものともせずにその場に留まり続ける。
 暗い色のせいで一寸先も見通せない。
 そもそも刺激のせいで目を開けてもいられない。

 毒だった。
 体内から毒を出して全てのものの動きを封じている。
 メディは冷たく睥睨すると、鈴蘭畑へと飛び立った。

「ぅく、待て」

 慧音が追う。
 が、即効性の毒がまわる。
 神経を支配されて動けない。
 身体が麻痺をしていうことを聞かないのだ。
 飛ぼうとしても体が鉛を入れたように重い。
 その錯覚のせいか、慧音はわずかに浮くばかりで、ろくに進めもしなかった。
 それでも霞む視界で、メディが鈴蘭畑の方角へ逃げ出したのを確認した。








「よしよし。いい子ね。いい子」

 小さな赤ん坊を抱きしめて、メディは懸命に行く。
 腕に胸に、温かな体温を感じていると無性に涙があふれてきた。

 これが感傷だと感づかないわけがない。
 きっと嫌悪感は同類を嫌う意識から。
 そして同情心は同類を思いやる心から来るのだ。

 鈴蘭畑の粗末な小屋に逃げ込んで、メディは厳重に鍵をかけた。
 人間であれ妖怪であれ、花の中にはうかつに近寄れまい。
 赤ん坊をそっとソファに降ろすと、メディはそれこそ糸の切れた人形のように、その場にへたり込んでしまった。

 白く蕾が綻んでいく。

 しばらく呆然とする。
 なにをしていいのかがわからない。
 スーさんも同様に、今はコンロの横で伏していた。

「コンパロ、コンパロ」

 自生する鈴蘭から毒を取り出すと、家の周囲に置いた。
 外からの目から隠すようにする。
 隠れられた錯覚からか、なんとなくこれで安全になった気がした。

 もう大丈夫かな、と独り言をいおうとして、唇が開ききれずに意味不明な音になって潰れる。
 口の中で言葉を咀嚼すると、また床に座りなおす。

 カバンから荷物を取り出すと、ウドンゲから貰った育児入門書があった。
 気だるく取り出すと読み始める。

 オムツの替え方。
 ミルクの飲ませ方。

 きっと赤ん坊が泣き出せば、手馴れたふうにこなせられただろうか。
 それとも右往左往して、また他人に頼って、自分は横から眺めていただけだったかもしれない。

 赤ん坊は大人しくしている。
 ほぼ半日、外に連れ出しているのに丈夫な子だった。
 大きくなれば、さぞや立派な大人になっていただろう。

「あぁぁぁ、あぁぁぁぁ」

 と思った矢先だった。

 泣き出した赤ん坊に苦笑いを浮かべると、メディは本をひっくり返す。

 書いてあるとおりに。まずはオシメ。
 触って確認してみたが、特に濡れているわけではない。

「そうすると……」

 コンロの横でへばっているスーさんを脇にどける。

 まずは哺乳瓶を煮沸消毒する。
 おんぶ紐と共に丁寧に入っていた瓶を、カバンから取り出すと鍋へと投入する。
 乳は別の容器に入っていた。
 人の母乳だろうか。
 それとも牛の乳かもしれない。

「どっちでも変わらない……か」

 ともかく飲めればいいのだ。
 最後の晩餐は質素であることが好ましい。

 煮え立った鍋から哺乳瓶を取り出そうとして、指を引っ込める。
 熱い。
 熱湯は猛烈に湯気を上げている。
 沸騰した泡も、うるさいぐらいだった。
 きっと赤ん坊の泣き声に対抗しているに違いない。

「メディ、聞こえるか! 今すぐ毒をどけてくれ!」

 外も騒がしくなった。
 鍋にも負けないぐらいの声の大きさだ。
 とても大きな声だった。
 焦っているようで、いつも滲ませている知性の深みがない。
 その慧音よりも、もっと大きな声がする。

「母親かな?」

 とてもとても大声で謝っていた。
 金切り声で取り戻そうとしていた。
 泣き声で訴えかけていた。

 なにを?
 だれを?

 決まっている。
 この子だ。
 腕の中で勢いよく泣いているこの子。
 だってあの声は、この子の母親の声だから。

 ようやく哺乳瓶を取り出せた。
 乳を入れて、温度をチェックする。
 少しぬるい。
 ミルクは人肌らしいので、もうちょっと鍋につけておく。

「人肌、なんてね」

 体温のない自分の体だ。
 だから人肌は、この子の温度にあわせるしかない。

 懐から薬を一錠。
 もちろんカプセルのままでは飲めやしない。
 割って、ミルクに混ぜてやる。粘る毒が攪拌されていく。

 そして、この子のために唄をうたう。
 ゆっくりと眠れる子守唄をうたう。






おかあさんが 私を殺した
おとうさんが 私を食べた
つめたい花畑の下に
人形が私を埋めてくれた
私は上のほうで唄う
花畑の下 花畑の下
私は上のほうで唄う





 遠く歌声が流れていった。
 赤子は腕の中でミルクを飲む。
 左腕の上に頭を、右腕で背中をしっかりと支えて、あやすように揺るがせる。
 まったくの踊りだった。
 ぐるぐる回る花弁のよう。
 勢いよくミルクを飲む。
 赤ん坊は毒杯を受ける。
 白んだ貴婦人が、そっと乳児のほおを愛でた。
 その力が奪われる。
 やがて青ざめて、ゆっくりと止まる。
 冷えた身体は人形と同じだった。
 幼子はようやく母と同一となる。
 命の無いこの地に入り混じる。
 だからこれは祝いごとだ。
 死んだ子を胸に人形は踊る。
 ステップを刻むたびに、赤い手向けの花がひるがえる。
 旅出の式を妖精が褒め称えた。
 外は地獄図の嬌声。
 下地に哀悼を練りこんだ鮮やかな混声合唱。
 鈴蘭が首を振り一心に招いている。
 とてもとても、美しい光景だった。
 いつまでも続く言祝ぎだ。
 どこまでも踊る。
 子守唄が終わるまで、ずっと続いていく。
 共に毒の中にいよう。
 一切が黙る、その静けさまで。


最後まで読んでくださって、ありがとうございました。


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まず始めに皆さんにお詫びしなければならないことがあります。
今回のSSですが、お題に関する一文が抜けていました。
ですので、コンペ作品としてはかなり希薄な内容になってしまいました。
申し訳ありません。



>ラストシーンが鮮やか過ぎて、眼に焼きついてセピアというか白黒というか毒人形というか。人の形をした2体(スーさん含まず)の姿が、なんというか陰惨だけれども厳粛でもあります。
>blankii さん

スーさん含まず!
な、なんてこった、スーさんハブっすか!
スーさん、かわいそう!
まあ脇役だからいいか。
このSSはラストシーンに向かってひたすら書き進んでいったので、そこが印象に残せて嬉しいです。



>お題を何処に生かしているのかが分からなかったですが、
それでも話の内容自体は面白かったです。
ラストは大団円を予想していたのでショックを受けましたが、
確かに(特に四季映姫に出会う前の)メディスンならこうだなと後から納得できました。
今は話の筋からしてもこのラストでこそ画竜点睛の作品だと思います。
>冬生まれ さん

ほんとうにすいません。
「きかい」を書き忘れてました。
本当にすいません。
ラストは人を信用できないメディスンなりの優しさかもしれませんね。



> 綺麗なお話です。面白かったです。
 最初は舞台設定の違和感に気を取られこそしましたが、奇抜なアイディアの中で、きっちりとお話をまとめられてあると思います。
 ただ、ちょっと御題が薄かったかもしれません。
>反魂 さん

御題が薄かったです。
すいません。
読み返しましたが、ほんとう薄かったです。
舞台設定は東方の本を読んで、だいたいの当たりをつけてみました。



>狂気と幻想とリアルと穏やかさの混ざり具合で、物語はこんなにも毒々しくなるのか。
俺の読解力不足かもしれんが、きかいが見当たらなかった…
>カミルキ さん

不足してるのは俺の頭です。
カミルキさんは悪くない、なにも悪くない。
俺の馬鹿馬鹿。
毒人形だけに毒々しい物語にしたかったのです。
ばかばか、おれのばか。



>メディが親になるのはこういう結末なのだろうか。憐れみか必然か。どちらにせよ哀しい話でした。
妖怪としてのミスチーが、新鮮であり同時に深く納得。
>moki さん

あ、ミスチーだった。ミスティーって書いてた。
メディも子供を作ったら、少しは母親らしくなるんじゃないでしょうか。



>なるほど、上手いお話だと思いました。妖怪らしく人からきちんと一歩とって書けているのは素敵。本当なら高得点を差し上げたいのですが、御題に難がある感じをうけて。そういうわけでこの点数ということで。
>綺羅 さん

難があるというか、難しかないというか、そもそも御題がありませんでした。
妖怪っぽさは意識して書きましたね。
異質というか硬質というか、単調でシンプルなイメージがあります。
なので、そのぶん鋭いのでしょう。
あくまでも私見ですが。



>一度子を捨てたのだ。親にすれば自業自得だ。 私もこんな親にはなりたくないものだ。
>BYK さん

お母さんも辛かったのですよ。
捨てるのは冷たい気もしますが、目の前で死なれるのも怖いですし。
上手くいったら妖怪になって、生きてくれるかもしれませんから。
こんな親になりたくないというよりは、親になってからこんな状況に陥りたくないですねえ。



>結末がちょいと淡白だったかな。お題の絡め方も微妙だったような気も。
展開の行方がどこへ向かうにせよ、もう少し丁寧に追っていけると良いかと。
それにしても幻想郷の最高神はずいぶんと/(^o^)\ナンテコッタイな姿に。
>只野 亜峰 さん

描写が淡白なのは狙ったものですが、文が雑なのはひとえに力不足です。
雑というか、ぶつ切れですな。
お題の絡め方は、私が抜けていたからです。
幻想郷の最高神というとミマミマーですか?



> そういやどこ「きかい」だっけ。
 仕方ないけれど、という言葉が似合う後味の悪い話でした。
>O−81 さん

どこにも「きかい」がないので、私にとっても後味が悪かったです。
仕方ないけれど。
いやいや、仕方なくは。



>キターーーーーーッ!!っと、個人的には叫びたい傑作。
メディの孤独と残酷で美しいフィナーレに泣きそうになった。
でも、だがっ、しかしっ!
お題がわからないーっ!
一点減点……っ! 迷った末に一点減点……っ!
ただの読解力不足だったら、切腹……っ!
>12 さん

切腹……っ!
おれ切腹……っ!
自分自身がわからないーっ!
ラストシーンは頑張りました。
傑作とよんでいただいて光栄です。
あなたの応援が自作への力になります。



>なんとも苦い救いのない話……しかし、因果応報。
赤子の最後の一瞬はせめて笑っていられますように。
ちょっと「きかい」分が薄い気がするのでこの点数で。
>K.M さん

薄いです。
なんとも薄い。
赤子も救いがないですねえ。
上のほうで歌っていればいいんですが。



>序盤中盤は結構普通に楽しめて読めたけど、最後が読者置き去り。
いきなりの展開についていけないんです。
もう少し説明が欲しかった…。
ていうか、マザーグース知らないと意味不明かも。
かくいう自分も知りませんでしたが…。
でも、知らないから適当でいいやで終わらせない。
だから調べて「ねずの木の話」を見てから、もう1回気になった部分読みました。
やばい、鳥肌たった。
やっぱりメディスンの行動が、この物語の肝なんですよね?
なんだかんだいいつつ完全には理解できなかったので、これくらいでお許しを。
>☆月柳☆ さん

置き去ってしまいましたか。
メディの心情は全く描いていませんでしたからね。
わかるかなー、どうかなー、って感じでした。
未完での余白が働いてくれたらいいな、と。
使い方が駄目みたいだったですが。
でも良いのです、読者ぶっきぎりで。
書いてる俺は楽しかったので。
人はそれをオナニーと呼ぶ。
ちなみに「ねずの木の話」って知りません。
なんかいいなと思ってマザーグースを使ってみました。
雰囲気が伝わればノープロブレム。
人はそれをオナニーと呼ぶ。



> 途中まではハッピーエンドだと思っていたのでこのラストは結構ショッキングでした。けどまあ、こういう残酷で物悲しい終わり方もありなのでしょうね。
>赤灯篭 さん

ショックを与えられて嬉しいです。
残酷・悲しい・美しい。
その辺を意識してましたので、共感していただいて「やった」とガッツポーズを取ってます。



>よしこのメディは退治する
おそろしい妖怪め!
>ルドルフとトラ猫 さん

やめてやめて。
メディっ子は良い子なの。



>なんとも後味の悪い話ですが、こういう話は大好きです。
『お母様が私を殺した』が元ネタになっていると思うんですが、それとメディを見事に組み合わせてありました。アレンジした歌詞も素敵です。
ただどこで「きかい」というテーマを消化しているのかが分かりませんでした。物語全体で「奇怪」でしょうか。
>八重結界 さん

そう……っ!
そうそうそうそう。
そうなんです。
「奇怪」なんです。
まいったなあ、ばれちゃったなあ。
見事にテーマを消化しきったSSでしたね☆
ちなみに歌詞のアレンジは『よこしまなおかあさんが私を殺した』と混ぜてあります。
他の歌は『下に埋める』がほとんどだったので『上のほうで唄う』の対比があったほうが面白いだろうと思って混ぜてみました。
このアレンジはちょっと気に入っているので、タグを使って文体を変えてるんですよ。微妙な差ですが。



>『耳とれちゃう!』になぜか萌えましたw ウドンゲって虐めがいがあって私は好きです。
中身なんですが、お題がどこにあるのか分かりませんでした。それと、メディが赤ちゃんに感情移入する部分があやふやで、そこをもう少し丁寧に描いたら、最後が光るんじゃないかと思います。
>中沢良一 さん

お題はどこにもなかったですねえ。
ウドンゲの耳は取れても、あとからアロンアロファでくっ付きそうですな。
メディは赤ちゃんに、感情移入してましたか……。
ちょっと嫌な顔をしてましたね。きっとなにか、思うところがあったのでしょう。


>病的な綺麗さを感じました。
すごく好みです。
>as capable as a NAMELESS さん

病気っぽい内容ですなあ。
こんな感じのものを好きといって下さって、ありがとうございます。



>お題がどこにあるのか解りませんでした。読解力が無いといわれればそれまでですが……。
>カシス さん

お題はないのです。
カシスさんは悪くない。
カシスさんは悪くないんだ。



>タイトルで嫌な予感がしたら、あぁ違う方向に当たってしまった……。なにこのカオス。力押しに負けました
> らくがん屋 さん

混沌としてましたか、シンプルに書いたつもりでしたが。
違う方向で当たったということは、元はどんな方向で予想されていたのかが気になります。



>どんな展開になるのか、途中までハラハラしながら読んでいました。それだけに、後半の方は少し残念でした。途中まではしっかりと進んでいた話が、後半急に抽象的になっていました。そういう見せ方を意図されていたのかもしれませんが、個人的には違和を覚えたというのが正直な感想です。
>とら さん

展開が強引ですよね。
もう少し滑らかに……でもそれはメディらしくないか。
クッション役に育児を指示するパチュリーを予定していましたが、なんとなく紅魔館の部分を全て没にしてしまいました。
助長になるけど、やっぱり必要なシーンだったかもしれません。
没はミスだったかなあ。



>いらなくなった、別れざるを得なかった。捨てる側の言い分に違いはあれど、捨てられた側からすれば何も変わるところは無い。もしも母親が泣きついてこなかったら、赤ん坊はスーさんの子分としてすくすく育ったのかもしれないな、とか思ったりしました。
>木村圭 さん

スーさんの子分になったら、それはそれで死んでしまいそうです。鈴蘭の毒はよく効くらしいですから。
実際のところ、あの赤ん坊はどう転がっても死んでしまうのでしょう。



>完成度は高いんですけどねぇ。悲劇的な結末へのもってき方が強引な気がしないでもないです。避け得ようが無かった悲劇というより、安易なグッドエンドを嫌って無理やりもっていった感が。
>ZID さん

強引ですよね。
赤子を殺す納得のいく理由は……ないですね。
おっしゃるとおり、メディが赤ん坊を殺す動機はないと思います。
でも俺の神様ごっこで、メディが殺人を犯したわけでもないと思っています。
なにが足りないんでしょうね。



>まず、文章が読みづらいです。
三人称にも関わらず視座が一致していない上、言動が誰のものか明示されていないことがあるため、一度読んだだけでは話が追いづらく、何度か読み返さなければならない部分もありました。
ストーリーも、登場人物の行動や思考に一貫性や必然性が見られず、
読み手を置いていったまま、話だけが進行している感じがありました。
不条理な話は嫌いではないのですが。
>時計屋 さん

三人称なので色んな視線で見ても大丈夫かな、と思って書いてました。
一応メディを主体にしてましたが、慧音やスーさんにも沿ってますね。
物事を見る角度を変えたかったのですが、早すぎたせいか混乱の元となったようです。
ストーリーの流れと即してない、縦糸に対して横軸が長すぎたかもしれません。
登場人物の行動や思考というと、メディでしょうか。
メディは……難しいところですね。
きっとメディにまつわるいくつかの疑問点・違和感がこのSSの核なのでしょう。
ご忠告感謝します。



>数少ないBAD END。これもまた良し。
お題関係で手痛い失点を受けているかも。
グリム童話の一節を、韻をつけてマザーグース化したやつだったっけ。グリムは本当黒いなあ
>飛び入り魚 さん

お察しのとおりです。
お題関係で皆様から総ツッコミを受けております。
ですが、これも愛の鞭。
ありがたく頂戴いたします。
グリム童話は面白いですね。
マザーグースは他に民間伝承とかも混ざってるらしいですよ。



>メディはその後どうなったのか……幼い妖怪の恐怖というと力加減とかを思い浮かべますが、こうした恐怖もあると知りました。「無知は罪なり」。
>つくね さん

無知ですが、しかし捨てられる怖さは知りすぎているのでしょう。
メディのその後ですか、どうなったんでしょうね。
言葉をしまえば、お話もそこで終わりですから。
きっと各々の余韻の中で生きているのでしょう。



>俺好みの嫌な作品だ。赤子を殺す所に股座がいきり立つ。
>椒良徳 さん

おれは射精した。



>鈴蘭畑に捨てられたという時点で、子どもの運命は決まっていたのかな。寒さで凍えるよりも、眠る方が幸せかもしれない。それがいいとは思えないけど。
メディも子どももかわいそうだなぁ。
>たくじ さん

子供が捨てられていても、メディはあまり関心を示さないでしょうね。
いつものことと割り切って放っておくでしょう。
スーさんの気まぐれがあった今回が、赤ん坊にとって一番いい選択だったと思います。
もし村に返したとしても、餓死する可能性が高いのではないでしょうか。



>うおー。殺した。
後先考えないメディスンの幼さが出ている、こんな事をさせられるのは他に居ないからなぁ。
妖怪、かくありき、という話でした。
身体には良く無さそうだけど、美味しかったです
> 鼠 さん

メディスンぽさが出せましたか。よかった。
幻想郷の妖怪はもう少し穏やかな印象もありますが、今回は怖くしてみました。
農薬ギョウザ並みの健康被害が出そうですが、お気に召しましたようで光栄です。



>これこそ本物のメルヒェンだ!
マザーグースによる言祝ぎ。残酷で優しいラストシーンが読んでいてすごい快感でした。正直8点くらいつけたいんですが、きかいがどこにあるかわからなかったので(人形=機械にしても、奇怪と解釈するにしてもちょっと薄い)、この点数で。ああ、もう、今回のこんぺで十本の指に入るくらいのお気に入り作品なのに。
>つくし さん

お題ですか……。
「奇怪」で……あ、薄いですか?
うーん。 投稿する前に、なぜお題の一文を思い出せなかったのか……。
十本指に入れていただけて嬉しいです。
悪魔のような黒さと赤ん坊の話ですから、左手の小指に当てはまりますかね。



>一言でいうと、感想に困りました(ラストは素直に解釈しちゃっていいのかな……)。
最初読んだ時はラストシーン、まさかの死亡フラグでバッドエンドに戸惑ったのですが、
読み返してみて、メディの心理表現がとても切なくて、胸をストンと下りていきました。
悲しい話、というか……上手い言葉が出ないのですが、とてもいい話でした。
終わり方がちょっと唐突でしたが、それもこのお話の味だと思います。
それからマザーグースの何が来るか楽しみにしながら読んでいたのですが、そうか……コレが来たか。
ちょっといじってありますが、物語に上手く溶け込んでいて上手いと思います。
>畦 さん

ラストはそのままですよ。
嫌なシーンですから比喩としてもいいですが、それでも死亡フラグは回避できそうにはありませんね。
メディの心理は極力避けていましたが、畦さんにはとてもよく伝わったみたいですね。
たぶん畦さんは優しい方なのでしょう。
こんな話を読ませてしまってすみませんでした。
マザーグースをまた褒められた。
嬉しくてモニターの前で小躍りしています。



>うぅ・・・おちが・・・このあとどうなったんだろう・・・。
話の運びが良いだけにちょっと残念な気がします。
>dhlkai さん

このあとは、ありません。
残酷なようですが、ここでお話は終わりです。



>ふぅむ……この手の話にありがちな、最後はメディが人の優しさを知り、赤子を母親の元に返すというパターンには食傷気味だと感じていましたが、さりとてそうでないパターンを見せつけられると、言いようのない脱力感を感じるものだなぁと改めて思い知りました。
このメディに不快感を抱くとしたら、それは人間の価値観に縛られているからなんですよねぇ。鈴仙やミスティの態度に冷たいものを感じたとしても、それは彼女たちが妖怪であるということを認めたくない人としてのエゴ。実際、人間は人間で妖怪を退治しているわけだし、お互いさまなんですけどね。
ラストのメディの心情――彼女の生い立ちを考えれば、解る気もします。
そういう価値観の違いを再認できただけでも、この話を読めて良かったです。
ありがとうございました。
>床間たろひ さん

いえいえ、こちらこそありがとうございました。
今回はあまり構成やパターンを考えずに、勢いに任せて作ったものです。
人間と妖怪の差を出すのは難しいですね。
暗い話なのできつい性格にしてみましたが、原作はもう少し幅があるような気も……。
程度の加減が味噌になるのでしょう。



>うーん、最後を詩的に締めるのも結末が救えないのもいいんですが、終盤の展開がちょっと急だったので戸惑ってしまいました。
もうちょっと、メディが自分と赤ん坊を重ねて見る心情とか、母親を責めるくだりとかを突っ込んで書いてもよかったと思います。
ですがメディの立場的に、こういう結末になることそのものは違和感なく受け入れられました。
>名無しの37番 さん

展開は本当に急ですね。
パチュリーの育児ハウツーをなぜ消してしまったのか。
起承転結について、もう一度勉強しなおしてきます。
でも赤ん坊への心情は書き足さないでしょうね。
不親切ですが、大事なことなので言葉にはしませんでした。
メディが母親を責めたいかどうかも曖昧ですね。
単に俺の考えが足りないだけかもしれませんが。



>まさか……バッドエンドだとは……。
赤ん坊についてですが、もう少し何か物語を加えたほうが良い気がします。
どうせなら、上げるだけ上げておいてバッドエンドで一気に落とすのがいいんじゃないでしょうか。
全体的に、どっちつかずなイメージを持ってしまいましたので。
それと細かい話ですが、「スーさん」についても少し。
メディスンは妖精ではなく、鈴蘭畑のことをスーさん、と呼んでいるみたいです。
花映塚での「スーさん今日も満開ね」とかのセリフからも。
妖精みたいな子については、あえて名前を使わないというのも一つの手段かなあ、なんて思いました。
あ、予想外のバッドエンドに少しへこみましたが、
実は大好物です。バッドエンド。
> あまぎ さん

はい。
赤ん坊へのフォローをもう少しするべきでした。
パチュリーとか。
楽しい時間を過ごせたほうが良いに決まってますものね。
スーさんですが、鈴蘭畑を出た後もスーさんに話しかけていたような……。
あれ、違ったかな?



>なんだか少しお題から外れてしまったような気がしたのが惜しかった気がするのでこの点数で。
>織村 紅羅璃 さん

まったくもって。
外れるというか無いというか。



>メディスンの妖怪っぽさが良く現れていて良かったです
>オオ さん

恐怖 鈴蘭畑の生き人形!
捨て子の水子を吸い取っているに違いない。
なんて毒だ。



>ダークですが…、共感は出来ます。
>#15 さん

共感こそ読者様への提案にして結果。
ダークさを感じていただいて小さくガッツポーズです。



>描こうとした絵図に対して、描かなければならない部分がまるまる抜けていた感じでした。
>小山田 さん

まるまる抜いてみました。
バームクーヘンの穴って美味しいですよね。



>これは、切ない結末ですね
赤子に祝福を
>takuwan

赤子に祝福を。







ちなみにどのような一文が抜けていたのかは書かないことにしました。
コンペ作品である以上は手を加えないのが礼儀であることと、なにより自分への戒めとしての意味を含めています。
それでは今作を読んで下さった皆様。
本当にありがとうございました。

¥198
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2008/02/11 05:29:56
更新日時:
2008/03/08 18:46:03
評価:
0/0
POINT:
0
Rate:
5.00
1. 7 takuwan ■2008/02/12 01:10:03
これは、切ない結末ですね
赤子に祝福を
2. 3 小山田 ■2008/02/13 02:04:41
描こうとした絵図に対して、描かなければならない部分がまるまる抜けていた感じでした。
3. 5 #15 ■2008/02/17 17:13:44
ダークですが…、共感は出来ます。
4. 8 オオ ■2008/02/21 20:25:11
メディスンの妖怪っぽさが良く現れていて良かったです
5. 6 織村 紅羅璃 ■2008/02/22 20:06:37
なんだか少しお題から外れてしまったような気がしたのが惜しかった気がするのでこの点数で。
6. 4 あまぎ ■2008/02/23 11:59:32
まさか……バッドエンドだとは……。

赤ん坊についてですが、もう少し何か物語を加えたほうが良い気がします。
どうせなら、上げるだけ上げておいてバッドエンドで一気に落とすのがいいんじゃないでしょうか。
全体的に、どっちつかずなイメージを持ってしまいましたので。

それと細かい話ですが、「スーさん」についても少し。
メディスンは妖精ではなく、鈴蘭畑のことをスーさん、と呼んでいるみたいです。
花映塚での「スーさん今日も満開ね」とかのセリフからも。
妖精みたいな子については、あえて名前を使わないというのも一つの手段かなあ、なんて思いました。

あ、予想外のバッドエンドに少しへこみましたが、
実は大好物です。バッドエンド。
7. 6 名無しの37番 ■2008/02/24 10:40:44
うーん、最後を詩的に締めるのも結末が救えないのもいいんですが、終盤の展開がちょっと急だったので戸惑ってしまいました。
もうちょっと、メディが自分と赤ん坊を重ねて見る心情とか、母親を責めるくだりとかを突っ込んで書いてもよかったと思います。
ですがメディの立場的に、こういう結末になることそのものは違和感なく受け入れられました。
8. 7 床間たろひ ■2008/02/24 21:45:21
ふぅむ……この手の話にありがちな、最後はメディが人の優しさを知り、赤子を母親の元に返すというパターンには食傷気味だと感じていましたが、さりとてそうでないパターンを見せつけられると、言いようのない脱力感を感じるものだなぁと改めて思い知りました。

このメディに不快感を抱くとしたら、それは人間の価値観に縛られているからなんですよねぇ。鈴仙やミスティの態度に冷たいものを感じたとしても、それは彼女たちが妖怪であるということを認めたくない人としてのエゴ。実際、人間は人間で妖怪を退治しているわけだし、お互いさまなんですけどね。

ラストのメディの心情――彼女の生い立ちを考えれば、解る気もします。

そういう価値観の違いを再認できただけでも、この話を読めて良かったです。
ありがとうございました。
9. 5 dhlkai ■2008/02/25 21:23:54
うぅ・・・おちが・・・このあとどうなったんだろう・・・。
話の運びが良いだけにちょっと残念な気がします。
10. 9 ■2008/02/27 21:53:19
一言でいうと、感想に困りました(ラストは素直に解釈しちゃっていいのかな……)。
最初読んだ時はラストシーン、まさかの死亡フラグでバッドエンドに戸惑ったのですが、
読み返してみて、メディの心理表現がとても切なくて、胸をストンと下りていきました。
悲しい話、というか……上手い言葉が出ないのですが、とてもいい話でした。
終わり方がちょっと唐突でしたが、それもこのお話の味だと思います。
それからマザーグースの何が来るか楽しみにしながら読んでいたのですが、そうか……コレが来たか。
ちょっといじってありますが、物語に上手く溶け込んでいて上手いと思います。
11. 6 つくし ■2008/02/28 16:29:06
これこそ本物のメルヒェンだ!
マザーグースによる言祝ぎ。残酷で優しいラストシーンが読んでいてすごい快感でした。正直8点くらいつけたいんですが、きかいがどこにあるかわからなかったので(人形=機械にしても、奇怪と解釈するにしてもちょっと薄い)、この点数で。ああ、もう、今回のこんぺで十本の指に入るくらいのお気に入り作品なのに。
12. 6 ■2008/02/28 20:16:46
うおー。殺した。
後先考えないメディスンの幼さが出ている、こんな事をさせられるのは他に居ないからなぁ。
妖怪、かくありき、という話でした。
身体には良く無さそうだけど、美味しかったです
13. 6 たくじ ■2008/02/28 22:24:21
鈴蘭畑に捨てられたという時点で、子どもの運命は決まっていたのかな。寒さで凍えるよりも、眠る方が幸せかもしれない。それがいいとは思えないけど。
メディも子どももかわいそうだなぁ。
14. 5 椒良徳 ■2008/02/28 23:48:01
俺好みの嫌な作品だ。赤子を殺す所に股座がいきり立つ。
15. 3 つくね ■2008/02/28 23:55:47
メディはその後どうなったのか……幼い妖怪の恐怖というと力加減とかを思い浮かべますが、こうした恐怖もあると知りました。「無知は罪なり」。
16. 2 飛び入り魚 ■2008/02/29 00:02:17
数少ないBAD END。これもまた良し。
お題関係で手痛い失点を受けているかも。
グリム童話の一節を、韻をつけてマザーグース化したやつだったっけ。グリムは本当黒いなあ
17. 1 時計屋 ■2008/02/29 00:33:23
まず、文章が読みづらいです。
三人称にも関わらず視座が一致していない上、言動が誰のものか明示されていないことがあるため、一度読んだだけでは話が追いづらく、何度か読み返さなければならない部分もありました。

ストーリーも、登場人物の行動や思考に一貫性や必然性が見られず、
読み手を置いていったまま、話だけが進行している感じがありました。

不条理な話は嫌いではないのですが。
18. 5 ZID ■2008/02/29 01:22:27
完成度は高いんですけどねぇ。悲劇的な結末へのもってき方が強引な気がしないでもないです。避け得ようが無かった悲劇というより、安易なグッドエンドを嫌って無理やりもっていった感が。
19. 4 木村圭 ■2008/02/29 04:50:41
いらなくなった、別れざるを得なかった。捨てる側の言い分に違いはあれど、捨てられた側からすれば何も変わるところは無い。もしも母親が泣きついてこなかったら、赤ん坊はスーさんの子分としてすくすく育ったのかもしれないな、とか思ったりしました。
20. 5 とら ■2008/02/29 09:04:49
どんな展開になるのか、途中までハラハラしながら読んでいました。それだけに、後半の方は少し残念でした。途中まではしっかりと進んでいた話が、後半急に抽象的になっていました。そういう見せ方を意図されていたのかもしれませんが、個人的には違和を覚えたというのが正直な感想です。
21. 6 らくがん屋 ■2008/02/29 11:01:33
タイトルで嫌な予感がしたら、あぁ違う方向に当たってしまった……。なにこのカオス。力押しに負けました
22. 4 カシス ■2008/02/29 13:18:27
お題がどこにあるのか解りませんでした。読解力が無いといわれればそれまでですが……。
23. 9 as capable as a NAMELESS ■2008/02/29 13:33:02
病的な綺麗さを感じました。
すごく好みです。
24. 2 中沢良一 ■2008/02/29 15:10:20
『耳とれちゃう!』になぜか萌えましたw ウドンゲって虐めがいがあって私は好きです。
中身なんですが、お題がどこにあるのか分かりませんでした。それと、メディが赤ちゃんに感情移入する部分があやふやで、そこをもう少し丁寧に描いたら、最後が光るんじゃないかと思います。
25. 6 八重結界 ■2008/02/29 18:32:15
なんとも後味の悪い話ですが、こういう話は大好きです。
『お母様が私を殺した』が元ネタになっていると思うんですが、それとメディを見事に組み合わせてありました。アレンジした歌詞も素敵です。
ただどこで「きかい」というテーマを消化しているのかが分かりませんでした。物語全体で「奇怪」でしょうか。
26. 7 ルドルフとトラ猫 ■2008/02/29 19:13:03
よしこのメディは退治する
おそろしい妖怪め!
27. 4 赤灯篭 ■2008/02/29 19:32:39
 途中まではハッピーエンドだと思っていたのでこのラストは結構ショッキングでした。けどまあ、こういう残酷で物悲しい終わり方もありなのでしょうね。
28. 6 ☆月柳☆ ■2008/02/29 19:45:39
序盤中盤は結構普通に楽しめて読めたけど、最後が読者置き去り。
いきなりの展開についていけないんです。
もう少し説明が欲しかった…。
ていうか、マザーグース知らないと意味不明かも。
かくいう自分も知りませんでしたが…。
でも、知らないから適当でいいやで終わらせない。
だから調べて「ねずの木の話」を見てから、もう1回気になった部分読みました。
やばい、鳥肌たった。
やっぱりメディスンの行動が、この物語の肝なんですよね?
なんだかんだいいつつ完全には理解できなかったので、これくらいでお許しを。
29. 4 K.M ■2008/02/29 19:54:08
なんとも苦い救いのない話……しかし、因果応報。
赤子の最後の一瞬はせめて笑っていられますように。
ちょっと「きかい」分が薄い気がするのでこの点数で。
30. 9 12 ■2008/02/29 21:38:23
キターーーーーーッ!!っと、個人的には叫びたい傑作。
メディの孤独と残酷で美しいフィナーレに泣きそうになった。
でも、だがっ、しかしっ!
お題がわからないーっ!
一点減点……っ! 迷った末に一点減点……っ!
ただの読解力不足だったら、切腹……っ!
31. 6 O−81 ■2008/02/29 21:50:04
 そういやどこ「きかい」だっけ。
 仕方ないけれど、という言葉が似合う後味の悪い話でした。
32. 3 只野 亜峰 ■2008/02/29 21:55:41
結末がちょいと淡白だったかな。お題の絡め方も微妙だったような気も。
展開の行方がどこへ向かうにせよ、もう少し丁寧に追っていけると良いかと。
それにしても幻想郷の最高神はずいぶんと/(^o^)\ナンテコッタイな姿に。
33. 5 BYK ■2008/02/29 22:01:50
一度子を捨てたのだ。親にすれば自業自得だ。 私もこんな親にはなりたくないものだ。
34. 6 綺羅 ■2008/02/29 22:53:44
なるほど、上手いお話だと思いました。妖怪らしく人からきちんと一歩とって書けているのは素敵。本当なら高得点を差し上げたいのですが、御題に難がある感じをうけて。そういうわけでこの点数ということで。
35. 5 moki ■2008/02/29 23:17:47
メディが親になるのはこういう結末なのだろうか。憐れみか必然か。どちらにせよ哀しい話でした。
妖怪としてのミスチーが、新鮮であり同時に深く納得。
36. 7 カミルキ ■2008/02/29 23:28:09
狂気と幻想とリアルと穏やかさの混ざり具合で、物語はこんなにも毒々しくなるのか。
俺の読解力不足かもしれんが、きかいが見当たらなかった…
37. 7 反魂 ■2008/02/29 23:36:53
 綺麗なお話です。面白かったです。
 最初は舞台設定の違和感に気を取られこそしましたが、奇抜なアイディアの中で、きっちりとお話をまとめられてあると思います。

 ただ、ちょっと御題が薄かったかもしれません。
38. 7 冬生まれ ■2008/02/29 23:38:34
お題を何処に生かしているのかが分からなかったですが、
それでも話の内容自体は面白かったです。
ラストは大団円を予想していたのでショックを受けましたが、
確かに(特に四季映姫に出会う前の)メディスンならこうだなと後から納得できました。
今は話の筋からしてもこのラストでこそ画竜点睛の作品だと思います。
39. 8 blankii ■2008/02/29 23:47:46
ラストシーンが鮮やか過ぎて、眼に焼きついてセピアというか白黒というか毒人形というか。人の形をした2体(スーさん含まず)の姿が、なんというか陰惨だけれども厳粛でもあります。

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