永江さん、フィーバーですよ

作品集: 最新 投稿日時: 2008/10/05 06:08:02 更新日時: 2008/10/07 21:08:02 評価: 23/27 POINT: 153 Rate: 1.48

 季節は初夏を過ぎ、いよいよ秋を迎えようかという頃合いに差し掛かっていた。
 蝉の鳴き声はいまだ健在なれど、耳が痛いほどではない。
 日差しはまだ強く、日中ともなれば汗をかく。だがそれにしたって、湖や水風呂で涼みたいほどのものではなかった。冷たい水を一杯飲めば、すぐに元気を取り戻す程度。だから、それの建設に誰もが首を傾げたのだ。建てる時期を間違えているのではないかと。
 ウォーターパラダイス『KAWASHIRO』
 河童のにとりを中心にして進められた計画は、妖怪の山の麓にその名の通りの巨大娯楽施設を建設するというものであった。
 合計五種類のプールに、ウォータースライダーも完備。お子さま用の浅いプールもあれば、玄人裸足の飛び込み台も挑戦者を今や遅しと待っている。
 その他、売店や軽食の店もあり、お昼時の空腹な客達すら逃さない算段が組まれていた。
 当初は河童の暴挙だと天狗共の笑いものにされていたが、地熱を利用した温水のプールを使用することで、一躍その注目度は跳ね上がる。
 温泉や川に入ったことのある人妖は多くとも、温水プールに入った経験のある人妖は片手で数える方が早い。
 物珍しさと多種多様なプールに、人妖問わず、客達は足を運んだ。すると天狗も手のひらを返したように態度を変え、「いやあ、絶対に成功すると思ってました」などと鼻白むような挨拶をよこし、河童達との友好という架け橋に若干の亀裂を生じさせることになるのだはそれは別の話。
 などといった種族間での多少の問題はあったけれども、概ねKAWASHIROは大成功したと言えるだろう。
 この計画を強く推し進めた河城にとりは、後生の河童達にこのような言葉を残している。
「挑戦者にとって一番恐ろしいのは、失敗ではありません。失敗して笑われることを恐れ、何もしないことこそが最大の恐怖なのです」
 施設で勤務している河童の従業員達は、朝会の度にこの言葉を復唱している。
 新米河童の中にはにとりを崇敬し、いつかあんな偉大な河童になってみせますと意気込む者もいるとかいないとか。





 天子の言葉に、衣玖は驚かなかった。
「永江とレジャープールに行きたい!」
 いつものように下界を眺めながら、天子はさも今思いついたかのように言った。
 だが、衣玖はちゃんと気が付いていた。天子が新しい水着を新調していたことを。
 水着は二日前に出来上がっていたと聞くし、それを思えばこの発言はむしろ遅いくらいである。彼女は彼女なりに遠慮していたのか。はたまた、色々と都合があったのか。
 いずれにせよ、衣玖の口から出る言葉は一つしかなかった。
「嫌です」
 きっぱりはっきりズバッと笑顔で、天子のお願いを両断する衣玖。あまりに見事な切れ味に、周りの天人から感嘆の溜息が漏れる。
 天子は頬を膨らませながら、恨みがましい目で衣玖を睨みつけた。
 しかし、衣玖も慣れたもの。飄々とした顔で受け流し、どんなに頼んでも駄目です、と素っ気なく返した。
 別段、天子が一人で行くなら問題ない。いや、本当は問題があるのだけど止める手間が億劫だった。行きたいのなら行けばいい。
 だが、そこに自分も関わるとなると話は別だ。止める手間より、行く手間の方が遙かに面倒臭かった。
「むー」
「拗ねても駄目なものは駄目です」
「……仕方ない。こうなったら、最後の手段を使うしかないようね」
 最後の手段、という言葉に衣玖の眉が僅かに跳ね上がる。どんな説得にも屈しない自信はあるが、力押しでこられるとさすがに弱い。
 しかし天子は衣玖に背を向けて、近くにいた天人達を集めた。あらかじめ何か言われていたのか、集まってきた天人は何も言わずに頷いた。
「そういえば、新しくレジャープールが出来たみたいですね」
「知ってる知ってる。KAWASHIROでしょ。私、前から一度行ってみたかったんだよねえ」
「私、水着新調したばっかなのよ。でもお披露目にはまだ早いかな」
「そんなことないですって。きっと男達の視線は釘付けですよ」
「その表現、少し古くない?」
「ですよねー」
 ここでドッと一笑い。そして挙って衣玖に視線を向けた。
 衣玖は頬を引きつらせるものの、まだ何とか耐えている状況だ。
「どうせなら、永江様も誘ってレジャープールに行かれたらどうですか?」
「えー、でも永江と何処かに遊びにいったことないし……」
「大丈夫ですよ。永江様はいい人ですし、空気も読めるからきっと楽しいはずです」
「そうかなー、でもそうだったら私、行ってみたいかも」
「じゃあ決まりですね。それで良いですか、永江様?」
「くっ……」
 どんな説得にも屈しない自信はあったし、力押しにも耐えるだけの能力はあった。
 しかし、これだけはどうすることもできない。
 空気を読める能力が仇となったか。
 衣玖と天子が一緒に遊びにいかなくてはいけない空気を作られては、もはや衣玖に断る術はなかった。
 悔しげに唇を噛みしめながら、消え入りそうな声で「行きます」と告げる。
 天子は天人達とハイタッチを交わしながら、何色の水着を着ていくか悩み始めた。
 一着じゃなかったのかよ。
 衣玖には、そんなツッコミを入れる余裕すら無かったという。





 KAWASHIROの名物といえば、ウォータースライダーと名前を挙げる者が殆どだろう。
 だが、玄人筋から注目を集めている名物と質問を変えたならば、誰もが飛び込み台と答えを変える。
 地上から伸びた高さは十メートル。空を飛ぶ妖怪ですら、この高さから飛びこむには勇気がいると言われている。その為、大概の客は半分の五メートルラインからのスリルを楽しんでいた。
 入場した瞬間から嫌な予感はしていた。そして、こういう時の衣玖の勘は当たるのだ。
「じゃあ、とりあえず十メートルからね」
 いきなりの限界に、さしもの衣玖も顔色を変えた。
 雲の中をふわふわと漂うのは良し。時折、寝ぼけて落下することもしばしば。
 だが、そんな衣玖でさえ十メートルの高さから飛びこむのは躊躇する。
 それに、十メートルチャレンジャーは例外なく目立つのだ。出来ることなら、衣玖はこのまま誰からも注目されることなくプールを去りたかった。
 天子が用意した水着は黒のビキニ。衣玖としてはもっとフリルのついたワンピースが良かったのだけど、こっちの方が似合うからと押し切られたのだ。しかも、頭には何も被っていない。恥ずかしさ極まる格好だ。
 天子も桃色のビキニで色こそ違うが、格好は同じなのに萎縮した様子はどこにも見られない。あれほど堂々としていれば、逆に注目を浴びることはないのかもしれない。
 現に、おずおずと身体を隠しながら歩く衣玖には男共からの熱い視線が集まっている。楚々とした女性が大胆な黒ビキニを付けているのだ。ついつい視線を向けたくなる気持ちも理解できる。ただ、衣玖にはその視線が辛かった。
「や、止めましょうよ総領娘様。危ないし、目立ちます」
「良いじゃない。退屈よりかは百倍もマシ」
 極端に退屈を嫌う天子からしてみれば、先の事件だって結果的には大満足なのだろう。皆からボコボコにされるより、誰からも相手にされない事を嫌っているのだから。もしも天子の精神にダメージを与えたいのなら、無視してしまえばいい。
 対処法は分かっているのだが、どうしたことか無視する気にはなれない。そういう空気を出しているのか、はたまた自分が甘いのか。溜息をついた衣玖はふと、いつのまにか自分の身体が地上から十メートル離れてることに気がついた。
「ナウ!」
 意味不明なかけ声をあげながら、天を支えるように両手を掲げる天子。ついつい手が出たのも仕方ない。叩かれた額を押さえながら、涙目で天子は唇を尖らせた。
「何するのよ!」
「自分の胸に手を当てて考えてください」
 言われた通りに胸に手を当てる天子。ハッとした表情で顔をあげた。
「無い!」
 何がだ。
「とにかく、私は飛んだりしませんからね。楽しむなら総領娘様だけでお願いします」
「えー、永江も一緒じゃないとつまんなーい」
 駄々をこねる天子。何がどうして、そこまで自分と一緒がいいのか理解不能だ。
 だが聞いたところで、大方反応が面白いとか玩具的要素満載の答えが返ってくるのだろう。パンドラの箱は開けない方がいい。
 だからといって、飛びたいわけでもなかった。
「ほらほら、下にいる連中も永江が飛ぶのを待ってるし」
 駄々をこねた天子の声が、下の連中にまで届いていたのか。プールサイドの人混みから、「NA・GA・E! NA・GA・E!」という暑いコールが巻き起こっている。
 いけない。この空気はいけない。
 衣玖の頬を汗がつたう。
 その間にも、コールはより一層大きくなっていく。空気を読める能力がなくとも、彼らあるいは彼女らが求めていることぐらいわかる。
 そして、空気を読めるのなら尚更、ここで飛ばないといけない。
 しかしだ。
「本当に飛ばないと駄目ですか?」
「当たり前じゃない。飛ばないなら、なんでこんなところまで上ってきたのよ」
 お前が言うな。
 ツッコミたい気持ちを抑えて、下を覗き込む。普段から雲の中にいるだけあって、高さはそれほど怖くない。しかし、ここから重力に任せて落下するという行為には、恐怖するだけの迫力があった。
 観客からは「NA・GE・E! NA・GE・E!」という催促コールが巻き起こっている。一文字変わっただけなのに、圧迫感は十割増しだからこれもまた恐ろしい。
 仕方ない。衣玖は覚悟を決めた。
「行きます!」
 思い切って踏み出し、そして一直線にプールへと落下する。
 激しい衝撃が彼女を襲うが、マスタースパークで吹き飛ばされるよりかは遙かにマシだ。
 水中から顔を上げた衣玖の顔には楽しさなど微塵もなく、もう二度と飛ばないという決意がありありと見てとれる。マシだからといって、大丈夫というわけではない。
「じゃあ私も行くわよ!」
 衣玖に続けと、天子も飛び出す。まあ、天子は本人が希望してるだけあって、飛び出すのに躊躇いは無かった。
 日差しを遮るように手を掲げ、飛び出した天子を見やる。
 どういうわけか、彼女の足下には巨大な岩があった。そして恐ろしいことに、天子はそのままプールへ落下した。
 避難することもできず、衣玖は水柱に巻き込まれる。プカプカと海月のようにたゆたう衣玖。十六夜咲夜が時間を戻せるのなら、土下座してでも戻したいもらいたいところだ。
「楽しかったでしょ、永江」
 諸悪の根元が、悪びれもせずにやってきた。衣玖もようやく衝撃から立ち直れたとはいえ、まだ頭が少しふらふらする。
「楽しいわけないでしょ。あんなことされて」
「あははは、まあそうかもね。でも、この施設に来たこと自体は楽しいじゃない?」
「いえ、それも……」
 楽しいわけがありません。そう言おうとしたのに。
 衣玖の言葉を察したか、天子の顔に若干の影が差す。いっそ反抗的な態度をとってくれれば、こちらもやりやすいものを。最近は搦め手で責めてくるので、衣玖としても対策に追われていた。
 そして、まだ有効な対策を見いだせていない。
「とっても楽しかったです……」
 敗北感たっぷりに、楽しかったと言わされる衣玖。天子は満足そうに頷いていたが、でもまあ、全てが全て楽しくなかったというわけでもないのだ。なんだかんだと言いながら、ウォータースライダーあたりは少し楽しみにしているし。
 ここは天子の思惑にのって、素直に楽しむのもありかもしれない。
「次は何しようか」
「ウォータースライダーなんてどうですか?」
「いいわね、じゃあ次はウォータースライダーにいくわよ!」
「ええ。なんか私もテンションが上がってきましたよ。フィーバー!」
 右手人差し指を天空に掲げ、何かが吹っ切れたように叫ぶ衣玖。
 その動作に天子の顔が引きつった。
 案の定、空から衣玖の指先へ電撃が落ちてくる。
 十五名。KAWASHIRO始まって以来の、感電者の数だった。





「私はですね、よかれと思ってやったんですよ! 別に総領娘様が憎かったわけでも……そりゃあ多少は懲らしめないといけないとは思ってましたけど。でも! わざと感電させたわけじゃないんですよ!」
 声を張り上げ、空のグラスを乱暴に机へ置く。なにぶん小さな屋台だ。それだけで、僅かに屋台ごと揺れた。
 店主のミスティアは困り顔で瓶を抱えている。衣玖の周りにある空き瓶の数は、優に五本を越えていた。
 普段の衣玖なら一本で止めるところだが、どうにも今日は荒れ気味のようで。これ以上はさすがに止めるべきなのかもしれない。
 そんな店主の心配もよそに、衣玖は赤みがかった頬を擦りながら、胡乱な目つきで話を続ける。
「いや別にですね、楽しかったわけじゃないですよ。ただ、楽しいか楽しくないかと言えば楽しいと答える程度のもので、テンションを上げたのだって空気を読んだからなんですよ」
「だからって、感電させちゃまずいでしょ」
「まぁ、そりゃそうなんですけどね」
 眉がハの字に変わり、いじいじと自分のフリルを弄り出す。怒り上戸かと思ったのだが、なかなかどうして奥が深い。
 衣玖は自分が酔う量を把握しているかのように、いつもはある程度のところで控える。
 だから、こうして酔う事は非常に珍しい。なもんで、ミスティアは対処に困っていた。
「リベンジしたいなあ……」
 ポツリと、衣玖が零す。
「リベンジ?」
「ええ。空気を読んでおいてあの様では、私の能力が疑われるというもの。楽しみながらも、フィーバーを我慢しないといけなかったんですよ。それなのに!」
 机を叩いた拍子に、また屋台が揺れる。あまり叩かないで欲しい。この屋台、そんなに丈夫ではないのだ。
 空気を読んだのか、衣玖はすいませんと謝りながら、コップに口をつける。
 一気に喉を潤した後、なまめかしいため息を漏らした。妙齢の男性ならば、この後どこかへ誘いたくなる雰囲気を放っている。
 だが、生憎とミスティアの屋台は魑魅魍魎の類に大人気。間違っても、シルクハットをかぶったカイゼル髭の紳士などはやってこない。
 荒れる衣玖を慰めることができるのは、店主たるミスティア一人だけのはずだった。
 机に突っ伏す衣玖の鼻先に、新しいコップが置かれる。何も注文していないのに。
 怪訝そうな顔で見上げる衣玖に、ミスティアは隣の席を指さしながら答える。
「あっちのお客さんからだよ」
 視線を移せば、そこには優雅な仕草でワンカップを傾けるレミリアの姿があった。高貴な振る舞いの割に、飲んでる酒は意外と安い。
「あなたは、いつぞやの吸血鬼」
「そういうあなたは、いつぞやの変な人」
「変な人じゃありません。永江衣玖です」
「永江衣玖、ね。話は聞かせて貰ってたわよ、衣玖」
 天子だってまだ名字を呼び捨てる程度なのに、いきなり名前を呼び捨てだなんて。馴れ馴れしい吸血鬼だ。
「あなたの悩みを解決するのに、最適なアイテムを持っているんだけれど。欲しければあげてもいいわよ」
「胡散臭いですね、何が狙いですか?」
「本当は日除け対策だったんだけれど、私には日傘があるからもう不要なのよ。だから、あなたが必要としているのなら譲ってあげる。ただ、それだけのこと」
「私は別に日除け対策に悩んでいるわけじゃありません。どうすればフィーバーを我慢できるかを……」
「違うわね」
 衣玖の言葉をレミリアが遮る。
「あなたが考えるべきは、いかにしてフィーバーを我慢するかじゃない。いかにして、水の中でフィーバーしても大丈夫なのかを考えるべきなのよ!」
 雷が走った。勿論、本当に走ったわけではない。本当だったら、今頃ミスティアの屋台は破壊されて店主は涙目だ。
「つ、つまり、そのアイテムがあれば水の中でフィーバーしても誰も感電しないと?」
「勿論。あなたが願う未来は、私の手の中にあったのよ」
 カリスマをにじみ出させながら、指についたタレを舌で舐め取るレミリア。
 目から鱗を出しそうなほど感動している衣玖が、その手を掴み取る。
「ありがとうございます!」
「いいってこと。でもどうしてもお礼がしたいというのなら、勘定はお願いしようかしら。店主、大根とハンペンを頂戴」
 ミスティアは言った。うちは鰻屋です。





 まだまだ遊び足りなかったのか、再びKAWASHIROに行きましょうという衣玖の誘いに天子は二つ返事で了承した。
 もっとも、
「今度は空気を読んで無理してはしゃがなくていいから。私、怒らないから」
 という注意付きである。よほど感電が効いたらしい。
 秘策のある衣玖としては頷くわけにはいかないのだけれど、ここで変にこじらせるのもまずい。そう判断して、とりあえず頷いておいた。
 天子は満足げに微笑んでいたけれど、空気を読める奴ほど嘘が上手いという事を知っておいた方が良いと密かに衣玖は思ったのであった。
 翌日、レジャー施設に二人の姿があった。
 天子は前と同じ桃色のビキニ。そして衣玖が纏っていたのは、普段の衣装もかくやという黒いピチピチのゴムスーツであった。
 一切の隙間を許さないスーツは、出るところも引っ込むところも誇張無く周囲の方々にお知らせしており、全裸に黒ペンキを塗っただけですと言われても違和感はない。
 それでいて、同姓でも見惚れるような体つきをしているのだ。衣玖が現れただけで男共がプールから上がれなくなった理由も、自ずと察せられる。
 普段の衣玖なら目立つし恥ずかしいから間違っても着たりしないのだけれど、フィーバーしても大丈夫という安心感がそれらの感情を覆い隠していた。げに恐ろしきはハイテンションである。
「永江、何よそれ?」
 露骨に嫌そうな顔を隠しもせず、天子は尋ねた。
「ラバースーツです。レミリアさんのお下がりですけど、耐電性はばっちりです」
「ふーん」
 微妙に納得いかない顔をしながらも、天子は気持ちを切り替えたように顔を綻ばせる。
「じゃあ、あれやろうよ。あれ」
 KAWASHIROの中でも上位に食い込むほど人気のある施設。それが、天子の指さす流れるポロロッカであった。ただの流れるプールとは違い、なんと流れが逆流しているのだ。
 八月にはここで『ドキッ、河童だらけの水泳大会。ポロロッカもあるよ』なる大会が開かれたこともあるくらいだ。
 ちなみに、結局ただの流れるプールじゃないですかという天狗側のツッコミに対し、にとりは無言でのびーるアームを繰り出したという。
「わかりました」
 初戦の相手にしてはなかなかの強敵だが、逆に言えばこれを倒せば後は有象無象に過ぎない。最初から一番高い壁を壊しておくのも、ある意味では戦略と言えよう。
 これだけ水気があるにも関わらず、衣玖は自らの喉が渇いていることに気が付いた。らしくもない。緊張しているのか。
 天子は小走りの勢いのままプールに飛びこみ、ポロロッカを更に逆流するという軽く迷惑な荒技を披露していた。その楽しそうな顔を見ていると、何故だかこちらも楽しく思えてくる。
 意を決し、衣玖もプールに飛びこんだ。
 激流が衣玖の身体を押し流す。
 流し素麺の麺になった気分だが、これはこれで悪くない。
 惜しむらくは、着ているのがラバースーツだということか。これでは水の感触が味わえず、魅力半減だ。
 だが、今回ばかりはこれを脱ぐわけにもいかない。
 衣玖は流されつつも指を掲げ、高らかに宣言したのだった。
「フィーバー!」
 天より落ちた雷は衣玖の指先を通じてプールに流れ込む。ゴムゆえの耐性を利用したラバースーツは、その電流を見事に受け流した。
 しかし周りは感電した。





「店主。このお酒をあちらの吸血鬼にぶっかけてください」
「あいよ」
「ギャー!」
 夜店に轟く甲高い悲鳴。アルコール臭を漂わせる吸血鬼は、眼を吊り上げながら怒鳴り散らす。
「何するのよ!」
「何するのよ、じゃありません。何ですか、これ!」
 突きつけたのは、本日大活躍を見せたラバースーツ。だが、その性能が発揮されたのは本人のみだった。
「そもそも、私は放電してる側だから感電することは無いんですよ! なのに、何で私だけ完璧に防御してるんですか!」
「私としては、渡した時点でツッコミを入れて欲しかったんだけどね。思ったよりあなたが食いつくものだから、ついつい何も言わずそのまま……」
「つまり、最初から気づいていたんですね」
「最後まで気づかなかった奴に言われたくないわね」
「うっ!」
 それを言われると、衣玖としても返す言葉がない。
 確かに、渡された時点で気づいてもおかしくなかった。フィーバーできるという誘惑が、その可能性を覆い隠してしまっていたのだろう。レミリアばかりを責めるわけにもいかない。
 衣玖は怒りの矛を収めて、改めて酒に向かい合った。
 怒るだけ怒って、今度は酒。こうして書くと、まるで駄目な奴のように思えてくるから不思議だ。
「とにかく、これでもう打つ手は無くなりました。考えてみれば、どだい無理な話だったんですよ。水の中でフィーバーしても平気だなんてこと」
 沈みがちな表情で、コップを傾ける衣玖。酒越しに、歪んだ店主の姿が見えた。
「諦めるのはまだ早いわよ」
 項垂れた衣玖の肩が叩かれる。この狭い屋台の中で、こんなことをするのは一人しかいないわけで。
「また私を騙すつもりですか?」
「あれは別に騙したわけじゃないわ。ただ冗談を言ったら、あなたが勝手に信じ込んだだけよ」
 疑わしい限りである。余程画期的なアイデアでなければ、疑惑のレンズを通さずにはいられない。
「そもそも、ラバースーツにしても方向性は悪くなったわ。ただ、覆い隠す部分があまりにも少なかっただけのこと。もっと大きく包み込めば、雷が外へ漏れることはない」
「……それで?」
 多少の興味が沸いてきたのか、衣玖は話の先を促した。
「ウチの知識人に頼んで、突貫作業で作ってもらったわ。あなた専用の、フィーバーマシーン。『るーみあちゃん9号』!」
 屋台の暖簾を勢いよくまくる。レミリアが掲げる手の向こうから、それは姿を現した。
 衣玖は息を呑む。
 これなら、フィーバーしてもいいのかもしれない。





 二度にも及ぶ感電事故がありながら、天子は衣玖の誘いを迷うことなく了承した。
 都合が良いと言えば良いのだが、こんな誘いに乗るようでは将来が不安で仕方ない。
 そして、二人は三度KAWASHIROへとやってきたのだった。これだけ頻繁に、しかも来るたびに事故を起こしているのだから天子達の顔を見た客は挙ってどこかへと避難を始める。
 今や、客達の視線はプールや施設ではなく天子と衣玖の二人に向けられていた。
 いや、正確には天子と衣玖と衣玖が引っ張っている謎の球体だ。
 大きさはちょうど、衣玖がすっぽりと隠れるぐらい。周りは黒のペンキでコーティングされており、材質は見ただけでは判断できない。ウキにしては大きいし、ボールにしてはやはり大きい。
「永江、何それ?」
「るーみあちゃん9号です」
 来場した時は興味津々だった天子だけれども、同じ答えを返していたら、いつのまにか質問を止めていた。
「とりあえず、あれから入ろう!」
 天子が向かう先にあったのは、外の世界の海を再現したプールだった。
 底は砂になっており、塩分濃度も完全に再現しているんだとか。貴重な海の魚も放し飼いにされており、お子さま連れに大変な高評を博しているらしい。
 失敗すれば、のどかな親子の団らんが空前絶後の地獄絵図に変わるわけだ。面白い。知らず知らずのうちに、衣玖の顔には挑戦的な笑みが張り付いていた。
「お先にどうぞ、総領娘様。私はこれに入らなくてはなりません」
 力強く発言する衣玖の前には、既にプールに入ってはしゃいでいる天子の姿があった。手間が省けて助かるのだが、なんだか腑に落ちない。
 まあいい。
 衣玖は気を取り直して、るーみあちゃん9号の中へと入り込む。
 るーみあちゃん9号の天頂部には巨大な穴が空いており、ここから雷を取り込むことができる。
 そして中にはゴムが張り巡らされていた。これで電流が外へ漏れる心配はない。
 思う存分、フィーバーすることができるのだ。
 球体の中から不気味から笑い声が漏れだして、周りの客達を恐怖に陥れていた。
 しかし、当の衣玖はそんなことに気づくはずもない。万全の体勢で構えながら、後はフィーバーする隙を窺っている。
 そして三十分後。
「ねえ、永江。そんな球の中に入ってて面白い?」
「……あまり」
 空気を読んでも、答えはこれだった。





「店主。この炒った豆を隣の吸血鬼にぶつけてください」
「あいよ。鬼は外!」
「ここが外よ!」
 髪を豆だらけにしながら、怒る吸血鬼は衣玖は睨みつけた。しかし、対抗するだけの気力が衣玖にはなかった。
 三度目にも及ぶ失敗の歴史。重く深い反省の念に押しつぶされるように、衣玖はカウンターにへばりついていた。
「やっぱり、無理だったんですよ。私は一生、水の中でフィーバーできない星の元に産まれたんです」
 嫌な星があったものだ。
「防御に拘るあまり、肝心の楽しむことができないとはね。さすがの私でも予想できなかったわ。店主、とんこつ味」
「ウチは鰻屋です」
 るーみあちゃん9号は、腹いせにドリルの餌食となった。
 残骸は纏めて山に放り、養分となって木々の栄養へと変わるだろう。そして育った材木が、新しいるーみちゃんになるのだ。
 るーみちゃちゃん9号は木製だった。
「これはきっとあれですよ。神様が私にフィーバーするなと言っているんです」
 その頃神様二柱は、神社秘蔵のお酒を勝手に飲んで早苗に叱られていた。
「大人しく雲に籠もって、水滴の数を数える作業に戻りますよ。ふふ」
「暇なら、紅魔館に遊びに来てもいいのよ……」
 天子も暇そうにしていたが、衣玖はそれ以上に暇を持てあましていた。
 要石が刺さってからというもの、もっぱら仕事がないのだ。思わずレミリアが館へ誘うほど、衣玖の瞳は病んでいた。
「しかし、るーみあちゃん9号でも駄目となると最後の手段を使うしかないわね」
「最後の手段?」
 力無き声で、問いかける衣玖。
 レミリアは顎に手をつき、嫌そうな顔で口を開いた。
「八雲紫よ」
 幻想郷最終兵器の名前に、衣玖も顔をしかめた。
 以前、とある事件で顔を合わせたものの、あまり反りが合わなかったのだ。頼みこむには、若干の躊躇を覚える。
 だが、確かに紫ならば衣玖の悩みぐらい指先一つで叶えてくれそうだ。水の中でフィーバーしたいという一見滑稽な悩みも、問題ですらないだろう。
「あまり貸しを作るのはお勧めできない相手だけれど、確実に願いを叶えるには最良の相手よ」
 案という案は出尽くした。やはり、最後は紫に頼るしかないようだ。
 腹をくくった衣玖は、コップの酒を一気に飲み干す。
 そこで、ふと気になった。
「レミリアさんは、どうしてこんなにも私に付き合ってくれるんですか?」
 目を細め、レミリアは遠い昔を見るように屋台の天井を見上げる。
「かつて、太陽の光に当たっても平気になりたいと悩む吸血鬼がいたからね。結局、彼女の願いは叶わなかった。その代わりにというわけじゃないけど、同じような悩みだったら解決してあげたくなるじゃない」
 水の中でフィーバーしたいと太陽の光を浴びても平気になりたい。
 似ているのかどうかは判断に苦しむが、いい雰囲気にされた以上衣玖がつっこむ事は不可能だ。
 とりあえず目尻に涙を浮かべて、レミリアさん、と呟いておく。
「辛気くさい話は止めよ。とりあえず、景気づけに飲みましょう。店主、手羽先」
「ウチは鰻屋です」
「いや、店主の手羽先を」
「鬼は外!」





 八雲の家に訪れるのは初めてだったが、西行寺と似たような印象を持った。強いて違いを上げるなら、庭の広さだろうか。それに手の入れ具合も西行寺の方が上だ。
「それで、私に何か用?」
 庭を眺めていた衣玖は、視線を部屋の中に戻した。
 布団の中にもぐりながら、ヤドカリのように布団の隙間からこちらを観察している一匹の妖怪がいた。来客に対しての態度とは思えない。
 寝ていた所を起こされたのだから、衣服や髪の乱れは許容範囲だが、まさか布団から出てこないとは思いもしなかった。
 ここまで案内した狐の顔色が優れてないのも無理はない。
「とりあえず、布団から出てきて貰えませんか。話しづらい」
「なら帰りなさい。このまま話すか、あなたが帰るか。選択肢は二つだけよ」
 こういった傲慢な態度が、どうにも鼻につくのだ。
 まあ、今はそんなことを気にしている余裕などない。布団の中から話すといっても、特に不都合は無いのだ。
 一呼吸おいて、衣玖は口を開いた。
「水の中でフィーバーしたいんです」
「……は?」
「ですから、水の中でフィーバーしたいんです!」
 ひょっこりと、布団の中から怪訝そうな顔の紫が顔をのぞかせた。その姿はヤドカリというより、亀に似ている。
「フィーバーって、電流を流すあれのこと?」
「そうです。私がフィーバーしてしまうと、どうしても他人が感電しまう。それを避けたいんです」
 紫の眉間に刻まれた皺が、より一層強くなる。
「つまり、水の中で放電しても他人が感電しないようになりたいの? それとも、フィーバーを放電ではなく別の動作にすればいいの?」
 紫からの提案に、衣玖は目を丸くした。
 今まではフィーバーしても他人が感電しないよう動いてきたが、そもそもフィーバーしても放電しなければ感電することはない。
「そんなこと出来るんですか?」
「まあ、他人を感電させないよりかは簡単な注文ね。境界を弄って、放電と別の動作を入れ替えておけばいいだけだから」
 閉ざされていた暗い道に、一筋の光が見えてきた。
「じゃあ、それでお願いします!」
「あぁ、はいはい。適当に別の動作と入れ替えておくから、とりあえず寝かせて頂戴」
 何度も感謝の言葉を述べながら、衣玖は紫の家を後にした。





 四度目の挑戦。縁起の悪い数字だけれど、自信はこれまで以上にあった。
 そして四度目の誘いを天子は断らなかった。
 衣玖の自信に安堵感を覚えたのかと思いもしたが、どうやら暇を潰せれば何でもいいでもらしい。厄介な性格だと思いつつも、今回だけは礼を言っておく。
 そして二人は、四度目にして最後の挑戦にやってきたのだ。
 感電や不気味な球体を持ち込んだことにより衣玖達は河童からすっかりマークされており、次に問題を起こしたら出入り禁止にされることが確定していたのだ。
 入り口で天子は文句を言っていたが、衣玖には不満などあるわけもない。
 なにしろ、問題など起こるわけがないのだから。
「じゃあ、どれから入る?」
「ここは初心に帰って、あの普通のプールからにしましょう」
 天子と衣玖が入ると同時に、客達が一斉にプールから上がる。
 軽いイジメにも思えるが、当然の反応と言えよう。
「とりあえず、今までのお返しよ!」
 プールに入った途端、天子が思い切り水をぶっかけてきた。
 負けじと、衣玖も水をぶっかける。
 世に言う、キャッキャウフフ状態だ。
 ただ天子は恨み辛みが溜まっていたのか、楽しむというよりかは真剣に衣玖を倒してやろうと攻撃しているかのようだった。水に混じって弾幕が見えたのは、きっと気のせいだと思っておく。
 そうして十分。
「やるじゃない、永江」
「総領娘様も」
 肩で息をしながらも、二人の顔には笑みが浮かんでいる。
 最早隠すまでもない。衣玖は確かに、この時間を楽しんでいた。
 おもむろに、指を天に掲げる。
「永江……」
 不安そうに、名前を呼ぶ天子。
 衣玖は軽く微笑み、目を瞑った。
 そして、高らかに叫ぶ。
「フィーバー!」
 電流は流れなかった。
 代わりに霊撃が飛び出し、天子は吹っ飛ばされ、プールサイドに頭を打ち付け、二人はめでたく出禁を喰らった。



 後ににとりはこう語る。
「だからといって、何をしてもいいわけではない」
八重結界
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投稿日時:
2008/10/05 06:08:02
更新日時:
2008/10/07 21:08:02
評価:
23/27
POINT:
153
Rate:
1.48
1. 7 ゆうなぎまりも ■2008/10/05 12:53:46
わーいくさあああん、好きだあ。もっとにとりがみたかった。
p.s.フィーバーのあの格好は、真似してみたが出来なかった。

ユーモアのセンスがとても御ありだと思います。益々のご活躍を!
2. 9 慶賀 ■2008/10/05 13:29:50
テーマはキャーイクサーンに違いない。能力に振り回される衣玖さんとか
初めて見ましたよコレ。すっげぇ。読んでて超楽しかった。
3. 6 vol ■2008/10/07 00:36:20
何度も痛い目をあいつつも衣玖さんを誘う天子に和みました。
しかし、テンション上がるとフィーバーしたがるとは、微妙に日常生活が大変そうです。
4. 3 小山田 ■2008/10/07 08:19:22
割り切って読むと楽しい雰囲気でした。
あとはクスリとだけでも笑える場面があればよかったのですが……いきあたりばったりにギャグを挿入されても冗長になるばかりです。
間の取り方や構成の妙など、練りに練った部分があればもっとよかったですね。
5. 8 名無し ■2008/10/08 15:14:41
すばらすぃ
6. 10 #15 ■2008/10/12 20:08:38
すっげぇ吹いたwww
7. 7 神鋼 ■2008/10/13 22:54:26
セクシーな衣玖さんを拝ませていただきました。眼福眼福。
8. 8 deso ■2008/10/23 22:58:38
あー、これは面白かった!
フィーバー最高です。
9. 9 詩所 ■2008/10/26 20:38:31
タイトルから一番気になっていた作品。
ギャグが少なくなったコンペの中で異彩を放つ作品。
設定は色々と突っ込むたくなるのも、ギャグであるから所以気にはならない。
ああもう、ほんとこういう話は好きです。
そしてゆかりんがちゃんと仕事をしたことに泣きました。
10. 7 ミスターブシドー ■2008/10/27 00:47:49
簡単な説明のくせに必要な部分をおもしろおかしく包括しているのは見事。前菜の時点で只事ではない美味さが予感される。
とても4回もトライ&エラーがあったとは思えないくらいサッパリとした話。
水→プールという真っ向勝負にもかかわらず、流れるような文章、流れるような展開。そしてどこまでも流される衣玖さん。
ああ、己の起源には逆らいようも無いのか。
全編、文章はふざけ気味なのに真面目な衣玖さんのおかげで破綻する事も無い。
トンチキなお嬢様や紫オチという定番ネタも適度に使いこなす手腕も見事。
ただ一つ。

黒ビキニでウォータースライダーに臨み、滑り終わった後いろいろと大変な姿にーーという数多の読者の期待に衣玖さんが応えてくれなかったのが残念無念。
11. 10 三文字 ■2008/10/29 02:44:49
健気な衣玖さんが不憫で不憫で……
でも衣玖さんの黒ビキニとラバースーツなら見てみたいかも。(AA略)
なにか恥ずかしい格好でもして場の空気を壊すオチなのかなぁと思ったら、霊撃オチでクソ吹いたw
とにかく、衣玖さんとワンカップおぜうさまが良い味を出してましたw
12. 6 PNS ■2008/10/29 21:22:28
フィーバーできない悲しさか……。
こうなったら衣玖さんのための専用プールを作るしかないですね。
維持費は見物料でまかな(感電
13. 4 眼帯つけた兎さん ■2008/10/30 06:43:49
ああ、衣玖さんが壊れていく。
にしても天子のアバウトさと退屈ぶりは素敵でした。
あとみすちーがんばってみすちー。
14. 6 つくし ■2008/10/30 18:48:38
 なんというかバカSSのお手本という感じです。安心して読めるけどびみょうにインパクトに欠ける感じが。
15. 4 じらふ ■2008/10/31 21:43:00
何と言う緋想天のシステムカードオチ。衣玖さんがフィーバーする為なら感電も我慢しますよ私は(えー
…ところで出てこなかったるーみあちゃん1〜8号は誰が使ったのだろう? どのように使われたのかが気になって、夜も8時間しか眠れません!(ぇ
16. フリーレス 今回は感想のみ ■2008/10/31 23:10:51
面白さに走るでもなく、並べたキャラクター同士で何かするわけでもなく、何と言う不思議な作品。
点数はそんなわけで入れられませんが、なんだか悪くない読後感ではあります。
17. 6 リコーダー ■2008/11/01 09:46:24
また全体的にダウナーなフィーバーですこと。
だがそれがいい?
18. 7 藤ゅ村 ■2008/11/01 19:30:17
 ワンカップレミリアと衣玖さんフィーバー。
 みんながみんな楽しすぎた。
 あとレミリアにもうちょっと贅沢させてあげてください咲夜さん。
19. 6 名乗る名前がない ■2008/11/01 20:47:03
このSSはミスチーのSSです。きっと。
テンションを一定に保っているのが良い感じです。
20. 7 木村圭 ■2008/11/01 21:57:34
しかしこの永江さん、ノリノリである。
ラバースーツも大概アレですがるーみあちゃん9号は傑作だと思う。もちろん笑い的な意味で。
天子もレミリアもいい味出してましたが、個人的にはみすちーに助演女優賞をあげたい。あの空気感がたまらん。
21. 2 つくね ■2008/11/01 22:35:50
フィーバー!
22. 7 blankii ■2008/11/01 22:45:41
そこまでフィーバーしたいんか、せずにはいられないんか――とツッコマずには居られない。おぜうさまとの掛け合いのノリが最高です。
……(カイゼル髭紳士が駄目なら)衣玖さんをチョビ髭独軍服とかで慰めたい。
23. 7 時計屋 ■2008/11/01 23:49:14
繰り返しコントの基本を守った安定した展開に加え、その上で繰り広げられるギャグも冴え渡った良作であると思います。
また、幻想郷に大型レジャープールという世界観を無視した舞台も、各キャラの壊れ具合と見事に調和して逆にシュールな面白さを醸し出しています。

これは絵でおこしたらさぞ面白いだろう、と思わせましたが、逆に言えばそう思わせないだけの文章力があれば完璧でした。
……いや単に水着が出てきたからそう思っただけかもしれませんが。
24. 7 Id ■2008/11/01 23:52:56
使い古された型といえばそうなのですが、非常にテンポのよい展開であり好感がもてました。ただ、後半に比べ前半が若干間延びしていたような気もします。逆を言えば後半が良かったゆえの落差なのですが、そこが残念。
25. フリーレス 八重結界 ■2008/11/04 22:13:44
思うがままに書いた結果、このような感じになりました。
行き過ぎた所もあるかもしれませんが、楽しんで貰えるのなら書いた甲斐があるというものです。
感想ありがとうございました。

>>ゆうなぎまりも様
私も衣玖さん好きです。
ちなみに、にとりは偉くなってしまったのであまり現場には行かなくなったとか。

>>慶賀様
表のテーマはまさしくキャーイクサーン。裏のテーマはワンカップ片手のお嬢様。
自分の力に振り回される女性というのは、なんとも可愛らしく見えるものです。
お楽しみ頂けたのなら、これ幸い。

>>vol様
衣玖さんが小説を書いていたら、完成するたびにフィーバーしてるんでしょうね。
天子はほら、Mっぽいですから。ひょっとしたら、わかっていてという可能性も。

>>小山田様
いきあたりばったりがモットーなもので、冗長になるのは半ば諦めてしまっています。
でも確かに、もっと練った方が良かったのかもしれません。構成とか単純ですし。

>>名無し様
超うれすぃ

>>#15様
ありがとうございます。これで今夜もフィーバーできます。

>>神鋼様
バッツンパッツンも過ぎると目の毒ですね。セクシーな衣玖さんは大好きです。

>>deso様
ありがとうございます。フィーバーは世界を救うのです。

>>詩所様
紫だってやるときはやります。例えば早く寝たい時とか。
設定とかはギャグですものね。顧みてたら書けない書けない。

>>ミスターブシドー様
>黒ビキニでウォータースライダーに臨み、滑り終わった後いろいろと大変な姿にーー
ちくしょう! 俺は何故、こんなプールもののお約束を忘れていたんだ!
幻想郷と読者の皆様方のご期待を裏切って申し訳ありません。
代わりに私がフィーバーしておきます。

>>三文字様
霊撃オチは小説より漫画の方が衝撃的じゃないかと思っていたので、楽しめて頂けたのなら嬉しい限りです。
でも衣玖さんの水着は絶対小説より漫画の方が衝撃的だと思います。私も見たいです。

>>PNS様
>維持費は見物料で
なるほど。確かにそれなら専用のプールを作っても問題な(感電

>>眼帯つけた兎さん様
この話で一番可愛そうなのはみすちーだと思います。
次に衣玖さん。天子は多分、楽しんでました。

>>つくし様
インパクトに関しては、読み直してから私も気づきました。
ワンカップのお嬢様では誤魔化しきれなかったようです。

>>じらふ様
るーみあちゃん1号から8号はお嬢様が試乗しました。
ちなみに全部坂道を転げて湖に落ちたので現存していないそうです。

>>今回は感想のみ様
私もこの作品を説明しろと言われたら困ります。
基本的には衣玖さんが屋台で愚痴を言う話なもので。

>>リコーダー様
衣玖さんのフィーバーは基本的にダウナーだと思ってます。
はっちゃけた顔でフィーバーする衣玖さんも、それはそれで見たいですけど。

>>藤ゅ村様
紅魔館もきっと財政難。日がな一度のワンカップが、最近のお嬢様の楽しみなんだとか。
世知辛い話です。

>>名乗る名前がない様
舞台はプールではなく、屋台でした。
だから間違いなく、主役はみすちー。

>>木村圭様
みすちーは本当に苦労人だと思います。
マスター、助演女優賞をあちらの夜雀に。

>>つくね様
フィーバー!

>>blankii様
衣玖さんとフィーバーは切っても切り離せないと思います。
そして多分、軍服にも弱いはず。弱った女性はチャンスですよ。

>>時計屋様
男なら水着は絵でみたいところ。私もです。
基本的に私のギャグはべたで、天丼なものですから。繰り返しは癖ですね、もう。

>>Id様
前半は説明的な文章も多いので、確かに間延びしていた気がします。
そこら辺の切り取りが、今後の課題です。
ギャグはやっぱり、テンポが命ですから。
26. フリーレス オディオ ■2008/11/16 23:44:29
イクさんとレミリアの掛け合いが最高!特にレミリアには爆笑させていただきました、屋台にレミリアというカオスにありながら、なじんでるレミリアは凄い!そして、彼女の好みがみょんにオヤジくさくて良かったでした。レミリアには助演女優賞を。そして次第にKYに突っ走るイクさんも可愛くて最高!ルーミアちゃん9号などカオスのアクセル踏みっぱなしで腹筋が破壊されそうでした(本当に)。布団潜りっぱなしの紫様可愛いよww冬のガキか!本当に笑わせていただきました、ありがとうございました!
27. フリーレス ・・」・ネ・ シ、ーイ ■2013/10/31 12:16:00
トミミヤ 瓶モ ネヒ壥
・・」・ネ・ シ、ーイ http://www.softwaredeseguridad.com/
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