楽園の空を見上げて

作品集: 最新 投稿日時: 2009/04/22 15:20:46 更新日時: 2009/06/20 10:30:39 評価: 26/28 POINT: 145 Rate: 1.26

 
 
 幻想郷は全てを受け入れる。
 それはとても残酷なこと。
 
 
 
 人と妖が曲りなりにも共存し、魔法と科学が怪しげな融合を果たしたり、はたまた核融合なんて話も出てきたり、幻想郷というのは何時も何かしらの喧騒に包まれている。
 それはここ、博麗神社も例外ではない。ここの住人であり幻想郷の巫女でもある博麗霊夢は常々もう少し穏やかに暮らしたいと思っているのだが、彼女の人柄に惹かれて集まる人妖達はそれを許さない。これも一種の自業自得、なのだろうか。
 そして今日も、縁側で静かに渋くて熱いお茶を飲んでいた霊夢の前に、騒動の元が訪れる。今回は筋金入り、年季が入った存在だった。
「新しい魔法?」
「そうそう、面白いのを思いついたんだ」
 紅白を基調とした巫女服とは対照的にエプロンドレスに真っ黒な帽子というオセロも真っ青な黒白っぷりを発揮するのは、霊夢との付き合いも長い霧雨魔理沙その人だった。彼女は人間でありながら魔法を使う、いわゆる職業魔法使いである。
「また誰かのをぱくったりするんじゃないでしょうね?」
「心外だぜ、私はぱくってるんじゃない、借りてるだけだ」
 無断であればそれをパクリというのだ、と常識あるツッコミを入れる存在はここには居ない。当の霊夢ですらただの軽口程度のもので、長年の付き合いである魔法使いの盗癖は今に始まったものではないのでかなり昔にいろいろと諦めていた。
「ま、それはそれとして置いといて・・・・・・これを握りしめてくれないか?」
「・・・・・・何これ」
 魔理沙が差し出したのはビー玉ほどの大きさの透明なガラス球、といった感じのものだった。硬い素材のようだが、ビー玉のように気泡らしきものも見当たらない。それでいて空気が入っているにしては重い。いろいろと矛盾した球だった。
 その感触を右手で確かめている霊夢に魔理沙は続ける。
「これは握りしめることによって霊力や魔力や気や――まぁいろんな物に反応して色を変えるんだ。用は当人に一番合った色を出してくれる、って感じだなうん」
「分からないわね」
 魔理沙の説明も、果たしてそんなものを何に使うのかも、霊夢には良く分からなかった。
 とはいえ長年の付き合いである魔法使いが時折見せる猪突猛進振りは何時ものことなので、これもまた諦めの一つだった。
「まぁまぁ、姓名判断ならぬ色判断とでも思って気軽にどーんとやってくれい」
「何をどーんとするっていうのよ、まったく」
 ぶつくさ言いながら霊夢は透明なガラス球を右手に握りしめる、長年の妖怪退治で鍛えた握力をフルに込めて。表情は全く変わっていないのだが、右手に浮かび上がる血管はかなりの迫力だった。どれぐらいかというと、魔理沙が青ざめる程度である。
「そ、そんなに力込めなくても良いんだぜ・・・・・・」
「何か言った?」
 当の霊夢が涼しげな顔だから、魔理沙もそれ以上は言えなかった。
 そうこうしている間に、霊夢の手の中でガラス球がその効果を発揮しようとしていた。
「ん?」
 最初にその変化を感じ取ったのは、もちろん握りしめていた霊夢だった。日に透かすかのように右手を掲げ隙間からガラス球を覗く。
「な、まさか壊れたのか!?」
「いや・・・・・・なんか感触が一瞬変わったような気がしたのよ。グニャリ、って感じに。だけどもう硬さを取り戻したわ」
「そうか・・・・・・それなら成功だな」
 表情が一変して笑顔になった魔理沙とは対照的に、霊夢はどことなく浮かない顔をしている。呆けてでもいたのか、魔理沙が差し出した手を不思議そうに見つめていた。
「・・・・・・何?」
「え? いや、成功したんなら返してもらうぜ、実験に使うんだから」
 何を当たり前のことを言わせるんだ、といった風な魔理沙に対して、霊夢はすぐに返答することができなかった。友人のそんな態度をあまり見たことがなくて、結果、右手を差し出したまま時間が停止でもしたかのような沈黙が訪れた。
「・・・・・・後で渡すわ」
「へ?」
「良いじゃない、後でちゃんと渡すから安心して。私はどこぞの黒っぽいのと違って死ぬ前に返すわよ」
「なんじゃそりゃ・・・・・・ま、いいか」
 出した手を引っ込めて魔理沙は続ける。
「三日後に使うからそれまでに頼むぜ。ちゃんと渡してくれよ」
「分かってるわよ」
「それじゃあな、次は・・・・・・永遠亭だな」
 そういって魔理沙は箒を手に飛び立った。あっという間に小さくなっていく友人の背中を見送りながら、霊夢は握りしめていた手をようやく開いた。
「・・・・・・三日経てば忘れるわよね、あいつ」
 勝手知ったるなんとやらではないが、友人の性格を考えながら霊夢はそんな言葉を呟いた。その手の中で、ガラス球が太陽光を反射して淡く光っていた。
 
 
 
 神社と吸血鬼、とはなんとミスマッチだろうか。神父と売春窟ぐらいの差が両者にはありそうだが、当の吸血鬼が外見的には幼女にしか見えないので問題はなかった、外見的には。これで服装がマシなら威厳もあろうが、これもまたどこぞの幼女が着そうなもの。
「なに、レミリアもおんなじことしてたの?」
「えぇそうよ、あの黒白ったら、門番まで借りてくんだから。咲夜がぶつくさ言ってたわ」
 そんな吸血鬼、レミリア・スカーレットも魔理沙の訪問を受けていたことを知り、霊夢は軽く驚いていた。普段の魔理沙が紅魔館を訪れるのは、図書館の襲げ・・・・・・ではなく訪問が目的であり、吸血鬼との談笑ではない。
 と、気になる言葉を聞いたので霊夢は質問する。
「なんで魔理沙が門番を借りてくのよ」
「さぁ、それは分からないわ。なんでも魔法を使うのに大事な役だから、だそうだけど」
 分からない、と言いながらもどこかニヤついている辺り、全部分かってて言ってるんじゃないかと霊夢は深読みする。何せこの吸血鬼、運命を読むことが出来るし操作もできる、らしい。チートオブチート・・・・・・なのだが幻想郷はチートだらけ、何ら問題はない。どこぞの世紀末ゲームのように強or凶キャラしか居ないのが幻想郷だ。
「おまけに私だけじゃなくて、咲夜やパチュリーに小悪魔、果てはフランにまでアレをやらせていたわ。かなり気合が入ってるみたいね」
 氷精は醜い顔の男だろうか、などと考えていたところに入ってきたレミリアの言葉に、霊夢は魔理沙が改めて本気であることを知らされた。何をやるかは定かでなくとも、“かなり”大掛かりだということは容易に彼女にも想像できた。
 問題は、果たしてそれが何かということだが、霊夢は魔法の知識がほとんど無いので、想像することも出来なかった。
「力を込めればその本人の気やらに合わせて色が出る球・・・・・・何に使うのかしら」
「ちょうどうちの門番は気を遣うっていうし、丁度良かったみたいね」
 クスクスと笑う吸血鬼が肩書きに似合わず可愛らしいので、霊夢は何となく頭を撫でてやりたくなった。神社で吸血鬼の頭を撫でる巫女、世はまさに世紀末。
「そういえば・・・・・・あんたはどんな色が出たの?」
「私? もちろん、血のように赤い『紅』よ。他にも門番は明るい『紅』、咲夜は『赤』と『青』だったわね。パチュリーは・・・・・・形容しがたかったわ。小悪魔は憶えてない」
 聞かれなかった分まで答えてくれた内容の中で一つ気になったことはあったが霊夢は心の中にしまっておいた。彼女がそんなことを聞いたのは、別に何色が出るか気になったからではない。
 色が出たこと、それが重要なのだ。
「どうしたの、霊夢?」
 霊夢の気づかぬ内に、レミリアの顔がかなり近い位置に来ていた。お互いに舌を伸ばせそうな距離、何もかもを透かしみていそうな吸血鬼の空恐ろしい瞳に、巫女は何ら感情を込めない声で答えた。
「何でもないわ」
 
 
 
 覚り妖怪が神社を訪れるのもまた、博麗神社ならではの光景だろう。少なくとも、前日の吸血鬼よりはマシだ。霊夢はそう心の中で神様に言い訳しておく。
 ・・・・・・はて、信奉する神とは誰だったろうか。妖怪と共に縁側でお茶を飲みながら霊夢は思案する。
「良くそれで巫女をやっていられますね」
 人の心を読む能力を持つ覚り妖怪である古明地さとりは、いろいろと破天荒すぎる霊夢の心境にツッコミを入れた。彼女の姿を見た者は、まず胸元でギョロつく目玉に注視するだろうが、そうでなければどう見ても幼稚園児のような服装にしか見えない。
 狙っているのか、にっちなのか。
「それがどういう意味かは知りませんが、褒められていないことぐらいは分かりますよ」
「大きなお世話よ」
 心を読んでそれについて話すから、覚り妖怪との会話は普通のそれよりはテンポ良く進む。問題は、会話の相手が覚り妖怪の能力に対して精神的に耐えられるか否か、それだけだ。もちろん霊夢は耐えられる。
 なお、霊夢が『にっち』という言葉を知ったのは、前に一度隙間妖怪が自らをそう呼称していたことがあるからだ。
「なるほどなるほど、そういう意味でしたか」
「・・・・・・あんたが嫌われる理由を、今まさに実感しているわ」
「珍しい体験でしょうねぇ」
「他人事かい」
 少し棘があるようにも思える会話も、霊夢、引いては幻想郷での日常だった。言葉に針を乗せることはあっても、それを真正面から刺したりはしないし、刺されたりもしない。日常会話の中にもグレイズというものは生きている。
「そういえばあんた、何しに来たの? 飼い猫なら今は居ないわよ」
 さとりの訪問は突然であり、霊夢としては何の準備もしてなかったことが悔やまれる。
「どうせ準備する気もないでしょうに」
 読まれた心に対しての弁明はしないでおく。
「私は黒白泥棒に誘われたんですよ、『明後日、面白い物が見られるぜ』って。だから、久しぶりに地上に訪れました――ちなみにツアー客です、今は自由行動」
「“また”アイツか・・・・・・ん、あんたももしかしてアレを――」
「えぇやりましたよ。子供だましのようなものでしたが、お燐に空の分も持っていきました。それはそれは綺麗に染まりましたよ」
 妖怪よりも黒幕らしい行動を取っている友人に対して憶えた頭痛を振り払った霊夢の問いかけに、これまた心を読んでさとりは答える。
 彼女もまた、例のガラス球を握ったのだろう。そして言葉からして、彼女達もまた色が出た。どんな色か、それを聞く気にはなれなかった。
 すっかり霊夢の頭から抜け落ちていたことだが、心の中で思い浮かべたということはそれはさとりに読まれるということである。だがさとりはそれを言わないでおいた。たまには読むべき物と読まざるべき物の区別はつけるのだ、たまには。
「そうそう・・・・・ツアー客は私だけではないんですよ」
「・・・・・・そりゃそうでしょ。あんただけのツアーなんて、添乗員が死にそうだわ」
「どうやら分かっていないようですね」
「ん?」
 異変ごととなれば勘の鋭さはカンピュー○マン以上、そんな彼女も普段は抜けているところがある。そういったところが人気の秘密なんだろうなぁと考えながらさとりは核心をついてやる。
「例の一件で地上との交流が復活し、浮き足立っているところへの今回のツアー・・・・
・・参加者は私だけではなく、一部のペットに鬼に橋姫に土ぐもに――」
「ちょっと待った・・・・・・それってつまり」
 皆まで言うな、頭が痛くなる。そう言わんばかりに顔をしかめて頭を抑えながら、霊夢は全てを確信した。
「結構な数の妖怪が地上へと来ている、ということですよ」
 あなたのおかげでね、とは心の中だけで付け加えておく。
 忌み嫌われし存在の追いやられし地下。そんな場所が変わることなど有り得ないはずだった。それが変わったのは、地上が変わったからであり、霊夢たちが訪れたから。
 まず、さとりが地上に出られる時点で幻想郷は変わったのだ、確かに。
(これでも一応、感謝しているんですよ)
 これから起こるであろう様々な騒ぎを頭の中で思い浮かべながらうんうん唸っている霊夢に対して、さとりは願った。
(だからこそ、貴女を悩ませる問題が、解決しますように)
 
 
 
 次の日もまた、妖怪の姿が博麗神社にあった。ちなみにこの三日間で人間の参拝客は一人も来なかった。時間を間違えれば妖怪達の大宴会に迷い込んでしまう神社になど来る者はそうそう居ない――が、一部では「それが良い」というマニアも居るそうだ。何故かそういった不埒な者は神社にすらたどり着けないが。
(ま、天狗なら普通よね、普通)
「何か失礼なことを考えてはおられませんか、霊夢さん?」
「気のせいよ気のせい」
 縁側で茶をすする巫女の言葉に、新聞記者であり烏天狗でもある射命丸文は訝しげに首をかしげる。が、次の瞬間には何時もの笑顔(いわゆる営業スマイル)が貼り付けられている。取材相手に対してはいつもこの調子だが、その裏で黒い笑みがあるであろうことを霊夢は知っていた。
 むしろその程度の黒さがなければこの幻想郷では生きていけない、多分。
「つうかあんた立ったままで大丈夫なの? お湯ぐらいなら出してやらんでもないわよ」
「せめて白湯にしてください・・・・・・いえ、今日はお知らせに来ただけで、すぐに発ち
ますんで」
 何時もならずうずうしくも上がりこみ茶菓子までたかる存在の言葉に霊夢は深い溜め息をついた。マスコミ根性甚だしき烏天狗に悩まされるのは何時ものことである。その程度を許容しなければ幻想郷では生きていけない。
(意外と世知辛いな、ここ)
「それでですね、明日、空を見上げてください、という魔理沙さんからのお知らせです」
 楽園の矛盾に思いを馳せている間にかけられた言葉に、霊夢はすぐに反応が出来なかった。
 彼女の耳に入った言葉が正しければ、つまり魔理沙の実験が予定通り行われるということであり――
「知ってるわよ、それぐらい」
「あやややや・・・・・・やっぱりですか、一応と思って来てみたんですけどね」
 こりゃ失敗、といった表情が意外と可愛らしいのが人気の秘密でもある文。その時だけは裏にある黒いモノが見えなくなる。きっとそれが彼女の本当の性格なのだろう。
「では、私は他にも報せないといけないので」
「もう行くの?」
「えぇ、まだまだ場所はありますし」
 普段の取材とは全く違う潔さ、引き際を弁えたそれが何時ものことであればどんなに楽かと霊夢はもう一度溜め息をついた、わざと大仰に。烏天狗は何やら分からないといった様子である。
「あんたも大変ね、魔理沙のパシリだなんて」
「いえいえ、面白いモノが見られそうなので、自主的に手伝っているんです、ボランティアですよボランティア」
 その言葉が半分は嘘であることは霊夢にとっては明白だった。文にとっては魔理沙の実験が成功するか否かは重要ではない。要は記事に出来るか否か、だ。出来るのなら、協力は惜しまない。
 ほんと黒さがにじみ出てるわぁ烏的に、なんて思いながら霊夢は聞いてみた。
「そういえば、あんたは何色が出たの?」
「・・・・・・ああ、霊夢さんもアレをやったんですね、そちらはどうでした?」
「・・・・・・ノーコメント」
「さいですか」
 適当にはぐらかした言葉に何かを感じたのか、文はそれ以上は聞かなかった。黒さがある割りにこういった時には引き下がるのが文のやり方だった。
 押して駄目なら引いてみろなのか、それともただ聞いてはいけないことを弁えているのか。
「それで、私の色ですか?」
「えぇ、ちょっと気になったの」
「そうですね、置き土産にお教えしましょう」
 そういって、文は足に力を込めた。飛び立つ間際、烏天狗はこういった。
「『烏の濡れ場色』、ってやつでしたよ」
 外見に似合わぬ艶のある笑みをして、烏天狗は大空を舞い去っていく。
 後に残ったのは風だけだった。発つ鳥後を濁さず。
「・・・・・・はぁ」
 三度目の溜め息は、どこか疲れていた。
 
 
 
 翌日。
 鬱蒼と茂る木々が視界を遮る森の中に、魔理沙と門番の姿があった。二人とも背中には大きめのリュックサックを背負っている。
「いやぁ今日は天気が良いねぇ、絶好の実験日和!」
「ぽかぽかで暖かいですねぇ」
 日光を反射する白と吸収する黒が程よく配置された魔理沙の服は彼女の体温を適温に保ち、紅魔館の門番である紅美鈴の中華風の洋装は通気性が良いから快適。重い荷物もなんのその、テンション高めで二人は道なき道を歩いている。
「そういえば魔理沙さん、私達どこへ行くんです?」
 実を言うと、美鈴は魔理沙についてきているだけだった。今回の実験に誘われてその概略を聞いてはいたが、さて自分はどこへと向かっているのだろうか
「ん〜、中心」
「はい?」
 ここで「あれ、私もお前についてきたんだぜ」となれば仲良く遭難フラグだが、さすがにそれはなかった。ただし返ってきたのは曖昧すぎるものだったが。
 まさかマントルに潜る訳もなし、と美鈴は考える。
「幻想郷の中心、ということですか?」
「そうそう、そういうこと」
 満面の笑みを浮かべて魔理沙は肯定する。
 今回の魔法による実験は幻想郷中の人妖たちに知らされている。多くの存在に見せるためには、立地条件を考える必要があるのだ。それともう一つ、万が一にも邪魔されないためと失敗しても誰も巻き込まないという魔理沙の考えもある。
(あれ、なんか寒気が・・・・・・)
 哀れ美鈴、それについては知らされていなかった。
「よし、どんどん進むぜ!」
「了解しました!」
 元気良く無い胸をはる魔理沙に対して美鈴がシュタッと敬礼する。
 二人の道はまだまだ続く。
 
 
「そういえば、今日だったわね」
 暇なのかやることがないのか、霊夢は何時もどおり縁側でお茶をすすっていた。その目に映るのは青い空。晴れ渡った空には雲一つなかった。時折妖怪の影が映ることもあるが、何も問題はない。
 だというのに、霊夢は浮かない顔をしていた。
「・・・・・・んっ」
 巫女装束の懐を探り、取り出したのは例のガラス球。結局、魔理沙に渡さなかったそれは純白の光を放っていた。
 白、全くの白。汚れも濁りもしない完全な白。
「・・・・・・はぁ」
 彼女以外には誰も居ない縁側。時折流れ込む風が涼をもたらし、境内の木の葉を舞い上げる。
 空は青く、風は涼しく、全てが眩しく、
「・・・・・・何考えてんだろ」
「何を考えているんでしょうねぇ」
 そして何時の間にか現れた妖怪・
 気配も予兆も予告もなしに現れた妖怪に対して、だが霊夢の心はほんの少しも揺らがなかった。いきなり現れいきなり消える隙間妖怪であり幻想郷の管理者、八雲紫にはもう慣れ切っているのだ。今更驚くも何もない。
 横を向いた霊夢の視線の先で、ニコニコと紫は笑っていた。
「覚り妖怪でも連れてきてあげましょうか、ちょうど地上に出ているようですし」
「ついこの前に会ったわよ。だいたい私が何を考えているかぐらい、私に分からない訳がないじゃない」
「あらあら、私には分からないわよ」
「あんたに分かられてたまるか」
 目に悪い色彩の服に趣味の良い扇子、いつも差している日傘は縁側に立てかけられていた。何時の間にかちゃっかりと自分用のお茶を入れている辺り、勝手知ったる博麗神社といった感じだ。
 茶菓子を出してやろうかなどと考えて、どうせ食べたければ自分で出すだろうと霊夢は判断した。
「あの娘も面白いことを考えるわね。私のところにまで来てたわよ」
「あんたもアレをやったのね・・・・・・何色だった?」
「灰色」
「黒でも白でもなく、ってところね。あんたらしいわ」
 隙間妖怪は様々な境界を操ることが出来る、とは本人談。その気になれば男女老若生死その他諸々を操れる、かもしれない。
 ならば本人は境界線上にあるといってもいい、それならば灰色とはまさに本質を表しているのだろう。
 霊夢は納得した。やはりこのガラス球は本人の『色』を克明に映し出しているのだろう。
 と、その手から何時の間にかガラス球が消えていた。
「本当に白いわね・・・・・・霊夢らしいわ」
 横を向けば先ほどまで霊夢が持っていたガラス球を太陽で透かし見ている紫の姿。
 隙間を展開して自らの手元に持ってきたのだが、どこぞのメイド長より手品師らしい。
「そんなに私らしい?」
「えぇ、まさに霊夢の色ですわ」
 ふふっと笑ってガラス球を隙間に落とす。てっきり自らの手元に返ってくるのかと霊夢は思ったが、そうではなかった。
 どこかに消えたガラス球、茶をすする紫。
 まぁ良いか、と霊夢は考える。
「白、ねぇ・・・・・・赤でも黒でもなく白、何なのかしらね」
「あら、どうしたの?」
 どこかきょとんとしたらしくない表情の紫に、霊夢は自らの考えを話すべきだろうかと思案する。言えば笑われるかもしれない、からかわれるかもしれない。
 ただ、本当に大事な時は道を指し示してくれた紫という存在を、霊夢は信じてみようと思った。
「博麗の巫女は何にも縛られず、何事にも平等であるべき・・・・・・だから白なのかな、と思って」
 博麗という存在は、そうやって生きてきた。誰かに肩入れせず、誰かに深入りせず、自らの掟以外には干渉されない。
 その生き方をどうこう言うつもりは霊夢にはない。生まれた時からそうだったのだから、それ以外の生き方を彼女は知らないのだから。
「何色にもならず、何色にもなれず、ただ真っ白な存在・・・・・・それが私なのかなぁ、なんて考えちゃって」
 それでも、不安に思う時はある。
 自由奔放に生きる努力家の友人、変な薀蓄を持ち迷惑をかけられながらもそれを良しとする道具屋の主人、いろんな存在がいろんな生き方をしている。
 そんな中で、自分とは何だろうか。たった一人で神社に居る時は、そんなことを霊夢は考えていた。
「それは違うわ、霊夢」
 その考えを、あっさりと紫は否定する。表情は真剣そのもの、何時もの笑みも陰を潜め、彼女は霊夢を見つめていた。
「霊夢は何色にでもなる、何色にでもなれる。だからこその白よ」
「・・・・・・どんな色でもつけられる、とか?」
「違うわ、霊夢は全ての色を持っている。だからこそ霊夢なのよ」
「・・・・・・全部の色を混ぜたら、黒色じゃない」
 きっと励ましでそんなことを言ったんだろう、と霊夢はどこか投げやりに考える。
 自らの悩みが至極くだらないことであることは、彼女自身が知っている。やはり、話すべきではなかっただろうかと今更悩む。
「違うわ霊夢、それは普通の色の話。“光の色”は違う」
「・・・・・・光の、色?」
「絵の具の色を全部混ぜれば、確かに真っ黒になるわ」
 減法混色、シアン・マゼンタ・イエローを全て混ぜ条件が揃えば、黒色が生まれる。
 だが、加法混色は違う。
「でも光の色を全て混ぜれば、白が生まれる」
 光の色、レッド・グリーン・ブルーを混ぜ合わせれば、生まれるのは白色。
「霊夢は何色にでもなれる、なろうと思えばなれる・・・・・・確かに貴女は、博麗に縛られているわ。でも、生きる道が決められていようと、その生き方は貴女が決められる。行き先が決まっていようと、道のりは変えられる――だから、自らを卑下しないで。そんな、哀しいことを言わないで」
 八雲紫という存在は、様々な存在の様々な生き方を見てきた。それは博麗の巫女に対しても例外ではない。それぞれの生きる道は決められていた、それでも時に美しく、時に愚かに、千差万別の生き方を、巫女達もまたしてきた。
 だからこそ、霊夢の言葉が哀しかった。
「・・・・・・何色にでも、なれる」
「そうよ、貴女は何色にでもなれる」
 吹き抜ける風は、どこまでも優しかった。
 
 
 
「よぉし、ここら辺でいいだろ」
「随分奥まで来ましたねぇ」
 丁度開けた場所に切り株があったので、魔理沙と美鈴はそこに持ってきた荷物を置いた。
 ここに来るまでに飛び出してきた蛇に魔理沙が驚いたり美鈴が素手でその蛇の首をへし折ったり、休憩中に「あ、ほっぺにご飯粒」イベントが発生したりしているが、おおむね順調である。
 背負っていたリュックの口を開くと、そこには大量のガラス球が入っていた。赤、青、黄色、紫、水色、緑etc・・・・・・。中には形容し難い色まで入っている。
 それらを確かめて、魔理沙は作業に入った。丁度良い位置にある切り株が中心に来るうに、地面に魔方陣を描く。魔理沙が掲げた両手から放たれた光が地面に白い線を描いていく。
「中国、そっちの準備も頼むぜ」
「了解しました。あと私の名前は紅美鈴です」
「了解、中国」
 どうせ本気で言っているのではないだろうと美鈴は諦めて、リュックの中からガラス球を取り出し始めた。それを描かれ始めた魔方陣に均等にばら撒いていく。様々な色が地面に点々と転がっていく。
 準備は、まもなく整おうとしていた。
 
 
 
「ねぇ、紫・・・・・・」
「何かしら?」
 冷めてしまったお茶のお代わりを紫の分まで持ってきた霊夢は、縁側に改めて腰掛けるとそう尋ねた。対して紫は、何時の間にか出していた茶菓子を口にしている。
 それが戸棚の奥に隠していたはずの煎餅であることは霊夢にも分かったが、もう諦めていた。
「全ての色が混ざって白になるのなら・・・・・・この幻想郷の“色”も、白なのかな」
「哲学的な質問ね」
「たまには哲学したくもなるわ。それとも、幻想郷は全部混ざれば黒になるのかしら。まさしく妖怪の楽園といった意味で」
 幻想郷には、夜の闇に生きる妖怪が多く生息する。ならば、やはりこの郷の色は黒なのだろうか。
 外の世界の人間は闇を克服した、圧倒的な光を持って。光あるところに何とやらとは言うが、強すぎる光はそんな言葉すら打ち砕いた。
 もはや闇の色も幻想になってしまったのだろうか。
「いいえ霊夢、それは違うわ。幻想郷の色は黒でもないし白でもない」
「・・・・・・それじゃあ、何色?」
 霊夢の再度の問いかけに、紫は含み笑いを漏らして空を見上げた。
 釣られて見上げた空の先、何かが起ころうとしているのが霊夢にも良く分かった。
 
 
 
「第一から第四の魔法式を展開、属性は無、照射ポイントは上空遥か高く」
 ぶつぶつと呟きながら、魔理沙が魔力を込め始めた。それに呼応するように魔方陣が煌き・・・・・・ガラス球が浮かび上がり始めた。それは光を放ちながら、魔方陣の数メートル上で揺らめく。
「魔力回路損傷なし、術式回路異常なし、設定良好・・・・・・美鈴、合図したら頼む」
「了解しました」
 なぜ魔法の実験に美鈴が抜擢されたのか?
 それは彼女が気を操ることができるから。ガラス球に込められたたくさんの“気”を操作することができるから。
 魔理沙だけではできないことだった。それに元々、これを魔理沙が思いついたのは、美鈴のおかげでもある。
「天候は晴れ、湿度まぁまぁ・・・・・・普通なら絶対に“できるはずがない”ことだよな・・・・・・だけど、」
 魔方陣がもはや目を開けていられないほどにまばゆく煌いた。光は魔方陣を包み、魔理沙を包み、美鈴を包み、森を包み込もうとさらに広がっていく。
「私は魔法使いだ! 美鈴、頼むぜ!」
「行きますよぉ!」
 その光が拡散するまさに直前、美鈴は能力を宿した右手の拳を、正確に光の中心へと向けて――放った。
「破ぁっ!」
 その瞬間、魔理沙が組み込んだ回路に美鈴の気が流れ、ガラス球が次々と割れていき――そして光が空へと延びた。
 
 
 その光を、様々な存在が見ていた。
 
 メイド長が仕事の手を止め、吸血鬼姉妹が窓から、図書館の魔女が従者と共に外へ出て、人形遣いはどこか呆けた様子で、冥界の姫は従者と共に、兎達は竹林の端で、蓬莱人はその上空で、人里の人間と半妖が同じように、鬼が久方振りに出会った友人と共に、閻魔と渡し守は地上へと出た覚り妖怪と共に、それらを取材しようとしていた烏天狗も、河を流れる河童が、千里眼を持つ白狼天狗が、山の二柱と現人神が、幻想郷に存在する人妖が、
 様々な存在が、空を見上げていた。
 
 綺麗な曲線を描きながら、その光は様々な色で構成されていた。
 バームクーヘンのように折り重なった光の色が、見る者の心を癒していく。
 中には紅もあった、紫色もあった、良く分からない色もあった。
 ――白もあった。
 全ての色が喧嘩することなく引き篭もることもなく、自らの存在を主張していた。
 
 本来であればそれは気象条件が揃わないとできないはずのもの。だがそんなこと魔法使いには関係が無い。揃わないのならば揃わせればいい、それが無理なら条件を変えてしまえばいい。
 そうして自然を捻じ曲げて創り上げられたのは――“虹”
 
 
 虹の色は七色だと言われるが、外国では数に変動もある。
 だが、こんな虹は有り得ないだろう。もはや色と呼んで良いのかすら分からない色まで混じったその虹は、まとまりがなく、大きすぎて、太くて、
 少なくとも、巫女を放心させるほどには、綺麗だった。
「このおかしな虹こそが、幻想郷なのでしょうね」
 紫が、そんなことを呟く。
 全ての色が受け入れられ、全ての色が自己主張をする虹。
 それはまさに、紫の望む楽園の姿。
 そこでは白でも黒でも灰色でも何色でも、存在することを許される。
「本当に・・・・・・美しい」
 
 
 
 幻想郷は全てを受け入れる。
 それはとても残酷で――美しいこと。

 
幻想郷は全ての色を受け入れてくれるんだと思います。
たとえそれが何色であろうと。
 
コメント・評価、ありがとうございます。
 
リペヤーさん
ありがとうございます。今回のお題はわりかしすぐにネタが浮かびました。
 
名前が無い程度の能力さん
十人十色、百人百色、千人千・・・・・・幻想郷の住人は何人でしたっけ。
 
神鋼さん
むしろ綺麗さを出せたなら幸いです。色ではなく光の三原色というのは、実はとある小学生探偵からヒントを得ていたり。
 
どうたくさん
そこまで褒めていただけると逆に恐縮してしまいそうです・・・・・・
 
実里川果実さん
魔理沙がヒントを得たのは美鈴の弾幕から・・・・・・ということだったのですが確かに描写不足でした。他は魔理沙の思いつき、ですが。
 
佐藤厚志さん
そ、そこまで褒められると心臓が持ちません。ありがとうございます。
 
Asさん
綺麗ではっきりとした虹、というのがまだこちらでも幻想になっていなければいいのですが。
 
名前が無い程度の能力さん
はい、全てを受け入れてくれます・・・・・・今回はその受け入れることの残酷さを省いていますが。
 
三文字さん
・・・・・・果たして秩序があるのかどうか。好き勝手にやっても大事には至らない、というのはあるでしょうけど。
 
パレットさん
男は直球勝負・・・・・嘘です変化球が投げられないだけですごめんなさい。
 
気の所為さん
やっぱり読めますよねぇ・・・・・・精進します。
 
#15 さん
私も何色なのか・・・・・・気になるような怖くて知りたくないような。
 
笊さん
・・・・・・意図せずに出した雰囲気のようですが、感じていただけたなら幸いです。
 
有文さん
目が悪くなりそうなほどに個性的な楽園なんでしょう。
 
younsさん
ありがとうございます。
 
ふじむらりゅうさん
最近のギャグやネタ振りが良く分からないようでして・・・・・・基本的に古い考えの人間ですし。」
 
ぴさん
そうでしたか・・・・・・そういったところを次は気をつけてみます・・・・・・たぶん。
 
八重結界さん
むしろ虹を極限までレベルアップさせたような色かもしれません。
 
ななすさん
ありがとうございます。
 
mokiさん
ベタです、直球です、むしろスローボールです。虹の見え方についてはご愛嬌、ということで。
誤字報告ありがとうございます。フォントについてですが・・・・・私、そこはドのつく素人な上に勉強は不真面目な方なので、
未だに知識が少ないのですよね・・・・・というわけで、さっそく等幅にしてみました。これから活用させていただきます、本当にありがとうございます。
 
木村圭さん
それを言っちゃあおしまいです(予想外の的確なツッコミに言葉を失う図)。単に霊夢のキャパシティが広いだけだよ!・・・・・・ごめんなさい言い訳です。
 
ハバネロさん
どうでもいいことで深く悩んでいそうな気もしたりしなかったり・・・・・・
 
時計屋さん
ものすんごく耳に痛いです・・・・・・その手の言葉は聞きなれているのですが。本当に精進が足りないな・・・・・・
 
つくしさん
いえいえ、ありがとうございます。
 
K.Mさん
変なところでも努力家なんでしょう、魔理沙は。
 
つくねさん
素直に使った、というより素直にしか使えなかった、かもしれません・・・・・・
 
渦巻さん
それを言い出すならそこら中の描写が浮いていたり・・・・・・(つまりはバラバラ)
 
mokiさん
あれ・・・・・・こちらでもずれてます。さっきまでは大丈夫だったのになぁ・・・・・・
創想話や自サイトでも使ってみたのですが問題はなかったのに。
 
Takuさん
ありがとうございます。いや・・・・・・実を言うと関係は大有りだったり(←ならば書いとけよと小一時間ry
RYO
http://book.geocities.jp/kanadesimono/ryoseisakuzyo-iriguti.html
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/04/22 15:20:46
更新日時:
2009/06/20 10:30:39
評価:
26/28
POINT:
145
Rate:
1.26
1. 8 リペヤー ■2009/05/10 02:22:14
お見事。「色々」というテーマが素晴らしく活かされていました。
2. 8 名前が無い程度の能力 ■2009/05/10 08:52:42
まさしく十人十色ってね
3. 7 神鋼 ■2009/05/10 22:50:11
なるほど、光の三原色できましたか。色の三原色でイメージしてたので見事に引っ掛けられました。
ちょっと全体的に綺麗さを出しすぎてる感じがありますがいい纏まり方だと思いました。
4. 9 どうたく ■2009/05/10 23:03:53
 良い所
 まず文章にテンポがあるのに、小難しい言葉が使われていなくて……。それなのに描写はきちんとできており、とても読みやすかったと思います。
 そして発想。色=人物のオーラという発想は良くありますが、この作品はそれだけではなく、霊夢の可能性や、混沌としたけれども美しい幻想郷の姿までつなげています。素晴らしい発想だと思いました。
 また、キャラクター同士も会話も、キャラの個性がきちんと出ていて「彼女らが話したらこんな感じだろうな……」というのを的確に表現出来ていたと思います。

 改善点
 現在の私の実力では、ほとんど見当たりません。
 強いて言うならば、orとかetcなどをきちんと日本語で表現した方が私は良いかなぁと思いました。これはあくまで私の観点なので(いや、もしくはではなくorを使うことに意味があるのだ!!)という信念があれば直す必要はないと思います。

 まとめ
 文章力もあって、内容も美しい作品でした。これからの活躍を楽しみにしています。
5. 4 実里川果実 ■2009/05/11 00:39:02
 爽やかな終わり方、虹の掛った様子が思い浮かぶ様な気がします。鮮やかな虹を目に霊夢の中での葛藤も晴れていくのでしょうか。
 >魔理沙だけではできないことだった。それに元々、これを魔理沙が思いついたのは、美鈴のおかげでもある。
 どのようにして魔理沙が美鈴のお陰で思いつき、そして何故実行しようとしたのか、気になる所であります。
 匂わせたのなら何か補足して欲しかったとも……。彼女なら本当になんて事のない、ただの思いつきって事もありそうですが。
6. 7 佐藤厚志 ■2009/05/11 06:57:00
まるで創作料理。食べている人間が、味よりもそれ自体の調理法に考えが及んでしまうといった感じて御座いました。
世界観の構築の成功。その語りによって誕生した無類に面白い小説であったと思います。
7. 6 As ■2009/05/12 01:44:20
幻想郷にかかる多色の虹、きっと素晴らしい景色なのでしょうね。
8. 9 名前が無い程度の能力 ■2009/05/13 14:02:38
なるほど〜全てを受け入れるのが幻想郷ですもんね
9. 6 三文字 ■2009/05/14 00:34:04
魔理沙は何のために虹を作ったんでしょうかね。
まあ、綺麗なものを作るためにそこら中を駆け回るのも彼女らしいと言えば彼女らしいですけど。
面白そうだからやるってのも、まあ魔理沙らしいか。
全てを受け入れて混沌とした中にも、ちゃんとした秩序がある。それが幻想郷なんでしょうね。
10. 2 パレット ■2009/05/18 00:03:49
真っ直ぐなお話。ただ、真っ直ぐすぎるのでもうちょっと変化が欲しかったかなあとも。
11. 3 気の所為 ■2009/05/31 05:40:29
展開上、霊夢が何色なのか読めてしまうので、後の話も見当がついてしまうのが残念。
雰囲気としては好みでした。
12. 7 #15 ■2009/06/03 21:27:43
自分は何色なのか、気になりますよね。
13. 5 有文 ■2009/06/08 01:54:20
極彩色の世界が幻想郷ですよね。
14. 9 youns ■2009/06/08 16:45:34
ホントによかった。
15. 6 ふじむらりゅう ■2009/06/10 23:37:25
 ちょいちょいギャグのネタ振りが古いなーと思うところもありましたが。
 素直ないい話で好きです。
16. 6 ■2009/06/12 01:32:58
まさに幻想郷ならではの虹。とても綺麗な話でした。
ですが、メタな要素はできるだけ削った方がいいと思います。
それが面白いSSもありますし、原作も一応そんな発言があるので難しいところですが、このお話の場合は良い雰囲気を削いでいるような気がして、ちょっと残念……。
17. 5 八重結界 ■2009/06/12 16:13:10
幻想郷の色が虹というのは、実にらしいと思います。
とても綺麗な話でした。
18. 5 ななす ■2009/06/12 16:28:24
良かった。
19. 5 moki ■2009/06/12 19:33:25
ベタですね。だが、それがいい。ややあっさりしてる感はありますが、それは好みかな。
幻想郷の中心で物理的に魔法を打ち上げたなら、特定の方向からしか虹の形には見えないよなぁと思うけれども、そこらへんは野暮でしょうか。
あと固定文字数で改行するなら、等幅フォントを指定してやらないと右端が揃わなくて見栄えがよろしくないような。それと、誤字。
・彼女の人間でありながら魔法を使う →彼女は?
・射名丸文 →射命丸
・すぐに経ちますんで →立つor発つ
20. 2 木村圭 ■2009/06/12 21:20:45
ゴールが決まってる霊夢が白くなるんなら、もっと広く選択肢を持つ年若い人妖はみんな白くなりそうな?
ごちゃごちゃと混ぜて白(無色)になったところに後から色を加えても見た目の変化は無い気がする。
21. 2 ハバネロ ■2009/06/12 21:35:32
悩みすぎない霊夢が踏み外さなくて良かった。辺に深く悩まれても違う気がするし
22. 3 時計屋 ■2009/06/12 21:45:06
 様々な色が集まる過程を描きたかったのは分かりますが、話が冗長です。
 その反面、心の性質に応じて色が変わる玉、という突飛なガジェットがでてくるのに理由付けが弱いですし、霊夢の悩み、魔理沙の思いつきも共感しづらいものがあります。
 まずはプロットから、どうやったらその展開が自然に見えるかを考えてみてください。
 
 後は文章も少し荒れが目に付きます。もう少し推敲をしてみてください。
23. 3 つくし ■2009/06/12 22:38:00
申し訳ありません、時間が差し迫っているため、採点のみにて、感想本文は後ほど改めて。
24. 6 K.M ■2009/06/12 22:42:29
まさしく想像を絶する虹。こういうのに尽力するってのは実に魔理沙らしいと感じてみたり。
25. 6 つくね ■2009/06/12 23:36:54
お題を素直に使った感じで分かりやすかったです。
26. 6 渦巻 ■2009/06/12 23:46:40
展開は読めたものの、すっきりしていて気持ちが良かったです
ただ霊夢と紫の件が浮いてしまって見えたのは何故だろう?
27. フリーレス moki ■2009/06/14 11:56:31
あれ、ウチの環境だと未だにずれてます。
spanタグ内に、font-family:monospace;でたぶん等幅になると思います。
28. フリーレス Taku ■2009/06/15 01:15:50
点数間に合わずすみません。
なんて、美しい物語。
関係ないですが、美鈴のスペルも虹色でしたね。
彼女が魔理沙の助手なのはこの伏線だったのか!8
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