幾千年の宵闇

作品集: 最新 投稿日時: 2009/05/09 18:51:56 更新日時: 2009/06/18 01:08:53 評価: 23/24 POINT: 128 Rate: 1.28
 

   ◇



 ここまでね、と彼女は言って、喉元へとつきだした御札を袖にしまう。暗闇を身に纏う必要のない、よく澄んだ新月の夜。
「また負けたー」
「お疲れ様」と彼女は素っ気なく言った。「ところで、今日が最後って言ったのは覚えている?」
「覚えてる。だからかなり頑張ってみたのに」
「確かに、いつもより手応えはあったわ」
 苦笑いしながら星空を見上げる。出会った時よりも、随分と彼女の表情には皺が多くなっていた。
「でも、それだと私はもう二度と人を食べることは出来ないの?」
 いいえ、と首を横に振りながら、夜に映える黄色い髪にくくりつけられた真っ赤なリボンに手を伸ばす。
「今みたいに、このリボンに自然に触れられる人なら襲ってもいいわ。後は、空を飛んでいて紅白だったりしたら、襲ってみなさい。きっと、勝てはしないでしょうけれど」
「むー、そんな人類はそういないと思う」
「大丈夫。そのリボンが、必ず引き合わせるわ」
「そうなのか?」
 そうなのよ、と笑って、彼女は新月の夜に眠りについた。



   ◇◇



 お腹が空いていた。
 夜の中でもまた一段と密度を増した闇をその身に纏いながら、ルーミアは風のない夜を飛んでいた。ふらふらとそこら中を飛び回り、まるで目的地を目指しているようにみえないが、飛ぶ理由が『食料探し』なのだから、何の考えもなく飛んでいても問題はなかった。
 うろつき回ること数時間、やがてルーミアは空飛ぶ紅白の少女を見つけて早速攻撃を仕掛けてみたが、ことの他にあっさりと避けられてしまった。撃ちはなった弾幕は星の海に吸い込まれ、混ざり合って判別も出来なくなった。
「またあんたか」と、紅白の少女、霊夢はため息を零した。
「お腹空いてるんだけどー」
「人を襲うな。人を」
「空を飛んでる紅白は襲ってもいいって聞いたことがある、気がする」
「気のせいよ。誰がそんなことを言うんだか」
「人を食べないとお腹がふくれないの」
「人じゃなくても食べるものなんて沢山あるでしょう」
「でも、今、目の前に食べられる人類がいる」
 後ろ頭に手を当てて、小さなため息。仕方がない。そんな声が聞こえたと思ったら、ルーミアの周りにはすでに幾重にも御札の弾幕が張られていた。自分程度の力では、彼女にとっては人を襲う妖怪との『勝負』にもならず、『お掃除』程度の扱いに過ぎないようだ――と悟るよりも早く、ルーミアの意識はぱたりと途切れた。



 真っ黒な泥のようなものをかき分けながら進んでいた。飛んでいるようにも、歩いているようにも感じて、ふと見上げてもどちらが上か下なのかもわからない。上下左右、ただ一つの例外もなく、完全な漆黒。
 進んでいくのにも飽きてしまい、何をするでもなく止まると、そういえば自分が目を瞑って進んでいることに気がついた。それでは上下が消え去って辺りが暗闇でも仕方がない。
 喜んで目を開けて、また真っ暗闇。宵闇の生成が自分の力なのだから、そう、これも仕方がない。
 でも今度は、視界の端に紅と白の色が覗いていた。
「あら、やっぱり妖怪は体が丈夫なのね」
 かけられていた布団をどけて、上半身をゆっくりと起こす。古ぼけた木材と畳に既視感を覚えて辺りをぐるりと見渡しても、特にはっきりとした覚えは見あたらなかった。
「ほら、こっちきなさいよ」
 呼びかけてくる霊夢の声に従うがまま、後をついて行く。どうやらここは博麗神社の中らしい。人気のない神社に、床の軋む音が広がっては消える。案内された部屋にはいると、焼き魚の香ばしい匂いが鼻をついた。
「お腹空いてたんでしょう?」
 そう言って座った霊夢の前には、料理がそれぞれ二人分置かれている。ぼんやりと立ちつくしたまま、ルーミアは尋ねた。
「私は妖怪なのに、いいの?」
「いいもなにも」やれやれと首を振って、「人を襲われるよりはずっと助かるわよ。それにこの神社じゃ、妖怪がご飯を食べるなんてそれこそ日常茶飯事よ」
 冷める冷める、と急かす霊夢の声に従って向かいに座り、ルーミアが座ったのを確認すると直ぐに食べ始めた霊夢に流されるように、自分も続いて食事に手をつけた。神社という場所のせいなのか、それとも向かいに座る彼女がそう言う空気を纏っているのか、酷く落ち着いた心地で箸がすすんだ。ここで食事を取ることなんて初めてのはずなのに、どうしてか懐かしささえ感じていた。
 だからだろうか、霊夢が食後のお茶を淹れてくると、ルーミアは静かに寝息を立てて寝入っていた。あどけない少女にしか見えない宵闇の妖怪に、そっと近づいて薄手の毛布を一枚掛ける。
 ふと、彼女がいつもつけている赤いリボンが目に入った。
「これって……」
 かなり長い時を経たのだろう、元々の紅は随分色褪せてしまっているが、確かに博麗の紋の刻まれた御札だった。触れようと手を伸ばし、もう一息というところで跳ねるようにルーミアが目を開けた。
「何してるの?」
「それそれ、リボンにしてるやつ。見せてみなさい」
「これ触ると痛いよ」
 ばちばち、というか、びりびり、というか、と身振り手振りで説明をする。しかしそんなこと気にするような様子もなく、霊夢はまた手を伸ばしてきた。
「私なら触っても大丈夫なはずよ。きっとね」
「そうなのか?」
 そうなのよ、と素っ気なく言って、赤いリボンをその手に掴んだ。しゅるりと髪と擦れる音が聞こえて、外れることのなかったリボンがルーミアの髪から滑り落ちた。リボン、と呼ぶにはあまり温かみのない褪せた紅の御札。見慣れた御札を手にとって、霊夢はため息をついた。
「これ、気に入ってた?」
「うーん、好きなわけでも、嫌いなわけでも」
 そもそも、一体いつから自分がそんな物をつけていたのかもわからない。
「まあ、じゃあ今だけちょっと貸しておいて」
 霊夢が部屋を出て行くと、自分の呼吸すら気になるほどの静寂が降りてきた。することも思い浮かばず、両手を広げて畳にごろりと横になる。部屋に染みこんだこの畳の匂いは、やはりどこか懐かしい気がした。



「仕方がない。私を倒せたら認めてあげるわ。人を襲うことも、人を食べることも」
 朝の光に照らされた境内の真ん中で、霊夢は腕を組みながら言う。目が覚めて、ぐるるーと盛大に腹の虫を鳴らしたルーミアが「やっぱり、人間も食べたいんだけど」と漏らしたことへの返事だった。
「巫女がそんなこと言ってもいいの?」
「私に倒せない時点で、普通の人たちにどうこうできるはずがないじゃない。私だって負けてるんだから守ることは出来ないし、あなたが人を襲おうとどうしようもないのよ」
「なるほどー」
 何だかよくわからないが、取り敢えず霊夢を倒しさえすれば人を襲っても問題はないようだった。最後に人を襲ったのはいつだろう。感覚も、味も、まるで思い出せない。
「それより、あなたこそ構わないの?」霊夢は小さく笑って「たぶん、私のこと倒すのは無理よ?」
「そうなの?」
 そうなのよ、と答えた言葉が合図となって、直ぐに第一戦の火蓋が飛んだ。宵闇の展開が辺りに広がるよりも早く、霊夢の御札がルーミアの体を吹き飛ばした。追撃の弾幕はすでに張られていて、一分とかからない短さで勝負はついてしまった。
 ほらね、と言いながら、仰向けで地面に転がるルーミアへと霊夢は近づいていく。
「そういえばこれ、返してなかったわ」
 視線を向けると、霊夢の手には昨日持っていったリボンが握られていた。気のせいか、赤というよりは紅に近い、深く瑞々しい色合いを取り戻しているように見えた。
「書き直して、力をもう一度加えただけだから物自体は変わってないわ」
 ルーミアがゆっくり体を起こすと、風になびく髪を押さえるように赤色のリボンが結ばれる。リボンと言うにはやはり素っ気ない、御札で出来た紅の髪飾り。
「そうなのかー」
「そうなのよ」



 それからは毎日のように、弾幕が二人の間を行き来した。片方はまるで必中であるかのように的に当たり、もう片方は空へ空へと吸い込まれていくだけの弾幕の応酬。ルーミアが少しずつ闇の展開を早くできるようになったり、弾幕の操作技術が向上しようと、同じかそれ以上の速度で霊夢の感覚が研ぎ澄まされていく。宵闇に取り囲まれようと、自分の目を塞いで感覚を尖らせて、持ち前の第六感だけで避けきってしまうのだ。
 ――私のことを倒すのは無理よ?
 そんな宣言通りの展開が、いつまでも続いていくように思っていた。
 数千、数万回を数えるほどの頃だろうか。毎日のように戦っていたのだから、正確な数など誰も覚えていない。闇夜を裂いて飛ぶ弾幕の数も、強さも、だんだんと匹敵するようになってきていた。出会った時よりもずっと彼女の顔には皺が多くなり、声も水気を失ったように枯れてきていて、そういえば彼女が人間であったことを思い出した。
 ルーミアがその身を隠す宵闇を纏うことのない、月のない晩。それが、二人が弾幕を交わした最後の夜だった。
 ここまでね、と霊夢は言って、喉元へとつきだした御札を袖にしまった。いつかどこかで聞いたような、素っ気のない台詞。
「また負けたー」
「お疲れ様」と淡々とした声が夜に響く。
「今日が最後だったのにー」
「そうね」と霊夢は言った。「いつもよりも手応えはあったわ」
 それとも私の力がまた落ちていただけかしらね、と苦笑いしながら星空を見上げる。時を刻んだ霊夢の顔を、星の光がぼんやりと映し出していた。
「ねえ、私はもう二度と人を食べることは出来ないの?」
 いいえ、と首を横に振りながら、夜に映える黄色い髪にくくりつけられた真っ赤なリボンに手を伸ばす。
「このリボンが、約束の証よ」
「これが」と言ってルーミアには触れることは出来ず、届く寸前で手を止める。
「このリボンに触れられる人なら襲ってもいいわ。後は、空を飛んでいて紅白だったりしたら、襲ってみなさい。きっと、勝てはしないでしょうけれど」
「むー、そんな人類はそういないと思う」
「大丈夫。そのリボンが、必ず引き合わせるから」
「そうなのか?」
 そうだったのよ、と笑って、霊夢は新月の夜を後にした。ルーミアが彼女と会うことは、もう一度もない。



   ◆◆◆



 御札を手にした、全ての博麗の巫女へ。
 其は宵闇の妖怪ルーミアと結んだ約束の証である。
 一つ、博麗の血脈の者、ルーミアとの勝負を避ける事なかれ。
 一つ、博麗の敗れし時、ルーミアが人を襲うことを認めるべし。
 一つ、博麗の続く限り、之が約束を引き継ぐべし。

 宵闇の中にて己が力を錬磨せよ。博麗の名を担う者、決して、敗北を喫する事なかれ。



   ◇◇◇



 お腹が空いていた。
 夜の中でもまた一段と密度を増した闇をその身に纏いながら、ルーミアは風のない夜を飛んでいた。ふらふらとそこら中を飛び回り、まるで目的地を目指しているようにみえないが、飛ぶ理由が『食料探し』なのだから、何の考えもなく飛んでいても問題はなかった。
 やがて、視界の端に紅白の空飛ぶ姿を発見した。
 ――空を飛んでいて紅白だったりしたら、襲ってみなさい。
 一瞬、頭を掠めた言葉は直ぐに消えて、真っ直ぐに紅白を目指す。
 夜の闇よりもなお暗いその色をその身に纏い、両手を広げて、ルーミアは飛び続ける。



 
 夜の中を、一際濃い色をした暗闇が飛んでゆくことがある。何のために生きているのかもわからない、宵闇の妖怪が飛んでいるのだろう。


「「「「「「「「「「「「「「「「「「


 「幾千年の宵闇」を読んでくださって、本当にありがとうございました。ルーミアに纏わる、たくさんある中の、一つのささやかな幻想。そんな風に思っていただけたら嬉しいです。


 感想の方にお返事させていただきましたので、どうぞ。




 ○名前が無い程度の能力さん
>これはよいルーミア&霊夢

 こんな二人も良い感じですよね、きっと。


 ○パレットさん
>ずっと続く関係なのかそうなのか?
>そのうちルーミアは人を喰べることを忘れるのかな、なんて感じたり。ルーミアが人を喰うことを前提とした関係じゃなくなる時がくるのかな、それでもこの関係は続いていくのかな、なんて。

 ずっと続くかもしれないし、明日にも終わってしまうかもしれない、そんな切れそうで切れない関係なのだと思います。
 お腹空く度、ルーミアは博麗のお世話になるんですよ、そして神社で二人でお食事。他の妖怪にひがまれたりも、なんて。


 ○神鋼さん
>よく見ると意外と厳しいルール。がんばれ博麗の巫女。

 結構きつめです。でもルーミアの受ける弾幕はもっときつめかもわかりません。


 ○Asさん
>ルーミアと博霊の勝負が契約によって成り立っていたというお話、短文ながらとても面白かったです。

 紅魔郷のおまけテキストから、妄想フル稼働でお話を広げてみました。楽しんでいただけたようでなによりです。



 ○三文字さん
>博麗式弾幕教育法 ルーミア
>なんて言葉が頭の中に……まあ、でもルーミアが東方弾幕初体験という人間が多いから、強ち間違いでもなし。
>ルーミアは食べるために生きているのでしょう。ある意味羨ましい生き方です。

 ルーミア、いい感じに利用されてるかもわかりません。シューティング初心者だった人間には、最初はルーミアでも脅威でした。はい(笑)
 食べるために生きているのだとしても、たまにはスパイスもいると思うのです。そして今回は紅白の香辛料。


 ○気の所為さん
>そうしていつまでも変わらずにルーミアは生きていくの、か。
>働いてない訳じゃないんだね。

 きっと変わらず生きていくでしょう、妖怪ですから。働く、と言う概念は彼女らにはきっと当てはまらないのでしょうけれども(笑)


 ○佐藤厚志さん
>ファンタジックで不思議な読了感でございました。
>まるで味わい深い焼酎を、ゆっくり飲んでいるかのような、幸福感でした。

 時の経過を感じさせるよう作品を構成したからかもしれません。幸福を感じていただけるとは、こちらこそ幸福でございますー。


 ○笊さん
>博麗の巫女とルーミアの、なんだかとても良い付き合いでした。

 こんな彼女たちもきっと素敵なはずですよね。


 ○有文さん
>そーだったのかー。


 そーなのかもしれませーん。


 ○ふじむらりゅうさん
>面白かったけど、もう一歩。
>彼女たちが契約に至るまでの道筋、ヒントがほしかった。というか読みたかった。

 今これからも続いて行き、その始まりは行方知れずのいにしえの中。そんな漠然としていて、奥行きの見えない時の流れを描きたくて、あえて始まりの二人は描写しなかったのでした。しかしながら、道筋を示すしるべくらいは書くべきだったかも知れないです。


 ○上泉 涼さん
>これを繰り返すとルーミアが途方も無く強くなっていそう。でもそうならないのがルーミアであり、また幻想郷か。

 妖怪、という概念の存在の変化の幅が広がることはあっても、概念としての強度、強さは変わることはないのではないかと思います。しかし、途方もなく強くなったルーミアも見てみたいです(笑)


 ○名前が無い程度の能力さん
>好みの話で楽しませていただいた。

 楽しんでいただけて何よりですー。


 ○八重結界さん
>読み終えて、題名を見直して色々と納得。
>ここまで博麗から特別視されるルーミアというのは、恵まれているのか危険視されているだけなのか。

 題名は自分でもいいものがつけられた気がしていたので、そういっていただけると嬉しいです。
 『闇』という、これ以上ない妖怪らしさを備える彼女は、遠い昔には酷く危険視されたのではないかと勝手な妄想を広げたりしています。


 ○ぴぃさん
>人を食らう妖怪と退治する人間、その約束の証がリボンというわけですね。
>不思議な味わいのあるSSでした。

 ルーミア自身が触れられもしないリボンを一体誰がつけたのか。結ぶもの、というところで似通っている二つを結びつけてみたのでした。


 ○mokiさん
>こんな無限ループなら素敵かも!
>霊夢を襲うあたりの文章がなんかどっかで読んだことがあるような気がしたけど、デジャヴかしらん。あと、お題が弱いように思えます。

 素敵と思っていただけて嬉しい限りです。デジャヴに関しては私はちょっとわからないのですけれど、お題性の弱さはルーミアに頼りすぎだったかも知れません。約束の御札を色褪せさせてみたり、もう一回色づけてみたりと、いろいろと見苦しい抵抗は試みたのですが(笑)


 ○どうたくさん
>永遠のループ。
>EXルーミアのくだりを、また紅魔郷のテキストからここまで引っ張るとは凄いと思いました。
>ただ緊張感が無かったかな? と少し思いました。

 巡り巡るループ。紅魔郷のテキストはずっと引っかかっていたものでした。
 この物語に私は緊張感は必要ないと思ったので、今回は淡々と文章を置いていく書き方をしました。張り詰めるところで張り詰めればメリハリが出たかも知れません。


 ○実里川果実さん
>こうやって、巡って行くんですね。
>婉曲した交友関係とでも言うんでしょうか。しんみりと、心に残るお話でした。

 きっと巡っていくのだと思います。心の片隅にほんの少しでも残れたら嬉しい限りです。


 ○リコーダーさん
>それほどルーミアを特別扱いする取り決めという訳でもない。
>ルーミア自身は完璧に忘れてる。
>それでも、なんかいい。
>「時間経ったんだなぁ」と実感できる何かを本筋以外にも出せたらもっと良かったかも。

 本編に登場してくる彼女たち以外に時間の経過を描写したものはありませんね……彼女たちの時の経過を描くことに必死になっていて、完全に盲点でした。鋭い指摘、ありがとうございます。
 

 ○木村圭さん
>ルーミアは成長し続けているはずだから、博麗の巫女側も代を重ねるごとにどんどん強くなってるのかねぇ。
>それはともかく、発端が存在しないせいでどうしてこんなことになってるのかがさっぱり分からないのが困ります。
>これはこれですっきりしているとは思うのですが、三倍でも四倍でも使って起をしっかり書いて欲しかったなー。

 先ほどにも述べさせていただいたとおりに、それなりに意味合いを持たせた上で発端を省いたのですが、困らせてしまったのでは何の得にもなりえませんね……。もう少し上手く調理できるよう、精進させてもらいますっ。


 ○ハバネロさん
>「なんか路線からズレた所にあるけど、話自体に波がなくて評価の難しい話」
>という感想が出てくる話。
>悪く言うと「ふぅん」で終わっちゃう。まあ別にそれでもいいんだろうけど
>文章には違和感が無かった

 実際の所、挙げられた点はこの作品に全て当てはまるので、反論することはできません。
 しかし、『話自体に波がない』ということを故意に起こして『ふぅん』で終わってしまうような物語を意図的に作り上げる場合もあるということを、意識していただけたら幸いです。そしてこの意味合いにおいて、ハバネロさんの感想は私にとって嬉しいものでありました。ありがとうございます。


 ○時計屋さん
>まずは同一場面での視点の統一を。
>行動主が霊夢なのかルーミアなのか、文章を一読しても分かりづらく、違和感が残ります。
>お話そのものは可も無く不可も無いといった印象です。

 おそらく、私が、主語としてキャラ名を登場させることを避けて、三人称特有の文章の嫌な滞りを省こうとしていたせいだと思います。必要最低限の情報を描くことで行動主の特定はできるよう心がけたつもりだったのですが、まるで上手くいっていなかったようなので反省させていただきますー。


 ○つくしさん
>申し訳ありません、時間が差し迫っているため、採点のみにて、感想本文は後ほど改めて。

 いつまでも、いつまでも、お待ちしております。


 ○K.Mさん
>遠い約束と続く世界。こういうの大好きです。尊い約束の遵守とも取れますが、ある意味訓練の出汁にも使われているような……あぁ、1面ボスだから丁度いいのだろうか。

 私も、そんな世界は大好きです。正直、ルーミアはいい感じに利用されているのも否めませんが……いつ逆に噛みつくかもわかりませんから(笑)


 ○渦巻さん
>語り過ぎない美徳というのも文章にはあって、まさにこの作品はそんな感じ
>ただ内容が簡潔すぎて、やっぱりもうこれで終わるよね、と感じてしまいました

 すらりと終わらせる方が物語を不用意に滲ませないと思い、簡潔にまとめました。しかしながら、簡潔『すぎる』というのは私の意図したところとは違いますので、これから先、似たようなことをしようと思ったときには改善していこうと思いますー。


 ○つくねさん
>私としては博麗とルーミアとの契約というアイディアは目から鱗でした。物語がループしているのも自然に繋げられていて、凄く良かったです。

 自然に繋がっているといってもらえて嬉しい限りです。こんな幻想もあるかもしれないと、思っていただけたら幸いです。



 皆さん、感想ありがとうございましたっ。
えび
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作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/05/09 18:51:56
更新日時:
2009/06/18 01:08:53
評価:
23/24
POINT:
128
Rate:
1.28
1. 10 名前が無い程度の能力 ■2009/05/14 15:58:17
これはよいルーミア&霊夢
2. 3 パレット ■2009/05/18 00:25:30
ずっと続く関係なのかそうなのか?
そのうちルーミアは人を喰べることを忘れるのかな、なんて感じたり。ルーミアが人を喰うことを前提とした関係じゃなくなる時がくるのかな、それでもこの関係は続いていくのかな、なんて。
3. 4 神鋼 ■2009/05/20 20:37:08
よく見ると意外と厳しいルール。がんばれ博麗の巫女。
4. 8 As ■2009/05/24 14:50:52
ルーミアと博霊の勝負が契約によって成り立っていたというお話、
短文ながらとても面白かったです。
5. 7 三文字 ■2009/05/26 01:42:13
博麗式弾幕教育法 ルーミア
なんて言葉が頭の中に……まあ、でもルーミアが東方弾幕初体験という人間が多いから、強ち間違いでもなし。
ルーミアは食べるために生きているのでしょう。ある意味羨ましい生き方です。
6. 3 気の所為 ■2009/06/01 18:55:38
そうしていつまでも変わらずにルーミアは生きていくの、か。
働いてない訳じゃないんだね。
7. 6 佐藤厚志 ■2009/06/06 18:01:47
ファンタジックで不思議な読了感でございました。
まるで味わい深い焼酎を、ゆっくり飲んでいるかのような、幸福感でした。
8. 6 有文 ■2009/06/08 01:22:45
そーだったのかー。
9. 6 ふじむらりゅう ■2009/06/11 23:11:18
 面白かったけど、もう一歩。
 彼女たちが契約に至るまでの道筋、ヒントがほしかった。というか読みたかった。
10. 5 上泉 涼 ■2009/06/12 02:05:59
これを繰り返すとルーミアが途方も無く強くなっていそう。でもそうならないのがルーミアであり、また幻想郷か。
11. 8 名前が無い程度の能力 ■2009/06/12 16:46:13
好みの話で楽しませていただいた。
12. 6 八重結界 ■2009/06/12 17:08:02
読み終えて、題名を見直して色々と納得。
ここまで博麗から特別視されるルーミアというのは、恵まれているのか危険視されているだけなのか。
13. 5 ぴぃ ■2009/06/12 18:53:27
人を食らう妖怪と退治する人間、その約束の証がリボンというわけですね。
不思議な味わいのあるSSでした。
14. 5 moki ■2009/06/12 19:12:26
こんな無限ループなら素敵かも!
霊夢を襲うあたりの文章がなんかどっかで読んだことがあるような気がしたけど、デジャヴかしらん。あと、お題が弱いように思えます。
15. 5 どうたく ■2009/06/12 19:17:50
 永遠のループ。
 EXルーミアのくだりを、また紅魔郷のテキストからここまで引っ張るとは凄いと思いました。
 ただ緊張感が無かったかな? と少し思いました。
16. 6 実里川果実 ■2009/06/12 21:06:47
 こうやって、巡って行くんですね。
 婉曲した交友関係とでも言うんでしょうか。しんみりと、心に残るお話でした。
17. 5 リコーダー ■2009/06/12 21:19:37
それほどルーミアを特別扱いする取り決めという訳でもない。
ルーミア自身は完璧に忘れてる。
それでも、なんかいい。
「時間経ったんだなぁ」と実感できる何かを本筋以外にも出せたらもっと良かったかも。
18. 3 木村圭 ■2009/06/12 21:31:57
ルーミアは成長し続けているはずだから、博麗の巫女側も代を重ねるごとにどんどん強くなってるのかねぇ。
それはともかく、発端が存在しないせいでどうしてこんなことになってるのかがさっぱり分からないのが困ります。
これはこれですっきりしているとは思うのですが、三倍でも四倍でも使って起をしっかり書いて欲しかったなー。
19. フリーレス ハバネロ ■2009/06/12 22:36:51
「なんか路線からズレた所にあるけど、話自体に波がなくて評価の難しい話」
という感想が出てくる話。
悪く言うと「ふぅん」で終わっちゃう。まあ別にそれでもいいんだろうけど
文章には違和感が無かった
20. 3 時計屋 ■2009/06/12 22:38:02
 まずは同一場面での視点の統一を。
 行動主が霊夢なのかルーミアなのか、文章を一読しても分かりづらく、違和感が残ります。
 お話そのものは可も無く不可も無いといった印象です。
21. 6 つくし ■2009/06/12 23:00:28
申し訳ありません、時間が差し迫っているため、採点のみにて、感想本文は後ほど改めて。
22. 6 K.M ■2009/06/12 23:30:33
遠い約束と続く世界。こういうの大好きです。尊い約束の遵守とも取れますが、ある意味訓練の出汁にも使われているような……あぁ、1面ボスだから丁度いいのだろうか。
23. 6 渦巻 ■2009/06/12 23:31:42
語り過ぎない美徳というのも文章にはあって、まさにこの作品はそんな感じ
ただ内容が簡潔すぎて、やっぱりもうこれで終わるよね、と感じてしまいました
24. 6 つくね ■2009/06/12 23:51:00
私としては博麗とルーミアとの契約というアイディアは目から鱗でした。物語がループしているのも自然に繋げられていて、凄く良かったです。
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