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作品集: 最新 投稿日時: 2009/05/09 22:23:55 更新日時: 2009/06/16 00:55:22 評価: 21/23 POINT: 108 Rate: 1.21
 こんにちは、早苗です。
 私は今、紅魔館の地下、魔法図書館に来ています。
 巨大な本棚と、それを覆いどこまでも続く闇。
 紙と埃とインクの匂い。
 新聞にかかれていた幻想郷七不思議のひとつ、紅魔館の無限図書館。
 魔法の照明が申し訳程度に点在し、人ならざるモノの気配を感じさせるそこは、まぎれもない異界。
 悪魔のお屋敷という事で、訪れる人などいないはずのここは、今は幾つかの人影があります。

「おい、アリスそっちはまだか?」
「急かしてもろくな結果は出ないわ、もう少し待ってなさい」
「……人間は時間が限られている。不憫ね」

 仄かな明かりが作る輪の中には図書館の主のパチュリーさん、その向こうにアリスさんと魔理沙さんがいます。
 いずれも魔法の研究を生涯の課題として生きる、いわゆる魔女。

「……あの、そろそろ説明してもらえませんか?」

 私は今、紅魔館の図書館に来ています。
 そして椅子に縛られています。
 割と嫌な予感がします。

「おー、そういえばまだ説明してなかったぜ」
「アンタねぇ……」
「……説明してもしなくても事態は変わらないわ、問題ない」

 勝手に完結した会話に不吉なものを感じていると、魔理沙さんが私の前に立ちました。
 にっ、と笑う魔理沙さんに釣られて私も笑います。

「今日集まったのはちょっとした実験だ。議題は東風谷早苗の髪はなぜ緑色なのか? だぜ」
「へ?」

 半笑いのまま間抜けな声を漏らして硬直する私。

「髪の色だけで言ったら緑の頭をしてるやつなんて珍しくないんだがな」
「東風谷早苗は人間である、しかしその髪の色は他に類を見ない色」
「……興味深いわ、少なくとも今日の午後の読書をやめにしてもいいくらいには」

 三人の声が連なって私の疑問に答えました。
 三人、六つの瞳がこちらを見ています。
 しかし、その目は間違いなく実験動物を見る目。
 いずれも魔法の研究を生涯の課題として生きる、いわゆる魔女。
 魔法使い。
 そう、魔の法。
 今、私の中の悪い予感が確信に変わりました。

「そして興味が湧いた」
「緑髪ではない早苗はどんな感じなのかしら」
「……ちょっと育毛剤をつくるアテがあったのだけどね、その過程で染毛薬が出来たから試してみたいの」
「そ、そんな無法な……」
「「「ちょっと髪を染めるからじっとしてて」くれ」ちょうだい」
「ちょっとで済むなら椅子に縛る事なんてないじゃないですか! ほどいて下さ……ってあれ、なんですかこの椅子!」

 縄で縛られていたはずが、いつのまにか椅子の一部が変形して私の手足を拘束しています。

「……その椅子は、魔女裁判に使われていたという椅子よ。逃げられないようにした上で、よぅく焼けた鉄の」
「わーー!聞きたくありませんっていうか、なんで魔女であるパチュリーさんの所にこんな物があるんですか!」
「魔女の嗜みよ」
「嘘でしょうそれ!」

 表情を変えずに即答する様は、根拠など一切なくが嘘だという確信だけがありました。
 しかし巫女の勘が何と言おうと、私が椅子に押さえつけられているという事に変化は無く、ピンチが続行というわけで

「ほら、持ってきたわよ。でも本当にやるの?これって色が定着したら結構面倒……あっ」

 不吉に口を紡ぐアリスさんに、魔理沙さんがサムズアップで答えます。
 ああ、苛められっ子ってこんな感じなのかしら。
 遊ばれているという気がしなくもないけど、どこかむず痒い。
 最近このノリに染まってきている自分を自覚します。

「じゃあ、栄えある第一回目は紅魔館にちなんで赤からだ」

 前言撤回。
 乳鉢をかき混ぜる魔理沙さんは楽しそうに見えるけど、そこから立ち上る煙は赤く、どうみても乙女の髪に塗ったりしていい素材じゃなさそう。
 贔屓目に見ても実験です。

「ちっとも大丈夫に見えないんですけど!!」
「大丈夫だぜ、意外と似合うかもしれないし」
「大丈夫よ、最悪切れば元通りだし」
「大丈夫よ、発毛剤も完備しているから……」

 いけない、さっきからこの調子です。
 1対3という図式で進む以上、私の意見に対して三倍の反論がきて押し切られてしまいます。
 あー……そういえば、クラスの男子にズボンとられてる子がいたけど、こんなノリだったっけ。

「万が一似合うにしても、どうしてそのあと切るのが前提なんですか!」
「ほら、そんな泣きそうな顔しないで。アンタ達もそんなに脅かす事ないじゃない」

 慰めてくれるアリスさん。
 我が道を行くの魔理沙さんと、実験結果にしか興味がなさそうなパチュリーさんよりは、まだマシな――その時、すぐ近くを毛玉が一列通りかかりました。
 五匹ほどの毛玉はまるでカラーヒヨコのように色とりどりで、でも、見慣れた毛玉とは違って、様子が違った。
 フラフラと隊伍を崩しながら飛ぶ様には普段なら手を焼く活きのよさがなく、その姿に、向こうにいた頃に見た薬品で着色して売られる犬というニュースを思い出――
 パン、と風船が割れるように毛玉は消えました。

「!!」
「気にしない気にしない、何でもないわ」

 かび臭い空気が焦げる。
 アリスさんのすぐ近くに浮いていた人形が、熱線を放ったのを私は見逃さなかった。
 脅える私に薄っすらと微笑むアリスさん。しかし、その笑みもまた実験動物を見る目に等しく――

「じゃあ、始めましょうか。常識に囚われていたらだめよ?」
「いぃやああああああ!」



 私の叫びは図書館の外に漏れることはありませんでした。

■―●―■



×月△日
魔法薬による毛染め実験。
被験者:東風谷早苗(人間)
内容:頭髪の色を変える事による心理的影響の調査。

被験者、東風谷早苗の頭髪の色を変える事による印象の変化を観察する。


事例1:赤色

 魔法薬だけあって、染めるのはあっという間でした。
 少し匂いがキツいのですが、それ以外は実にスムーズです。
 しかし、スムーズだったのは染める作業だけで、その結果は芳しくありませんでした。

「んー、なんというか……」
「色に負けているわね、見事に」
「そう簡単に気質は変わらないようね……」

 三人ひとまとめで溜息をつくほど似合わないものか、と内心でちょっとムっと来たりしてました。
 確かに巻き込まれた形でしたが、イメチェンになるかもという期待もちょっとあったりするのです。

「ほれ」
「……、……」

 鏡に映った私の姿は目の覚めるような真紅の髪になっていて、まるで別人の有様でした。
 ごめんなさい。
 確かにこれは無いわ。

「赤って攻撃色だから強そうになるかと思ったんだが、どうしてなんだ?」
「物腰や表情といった要素と噛み合ってないんでしょうね、ほら、ここの門番みたいに解放的な方が似合うんじゃないかしら」
「……何にせよ、風の巫女のやっていい事じゃないわね」

 どうしましょう。ひどい言われようです。


事例2:橙色

「そもそもなんでこんな色があるんだ?」
「これは普通に白髪染めなのよ。茶色の髪用ね」
「日本人しか住んでいない人里で需要があるのかしら……?」

 流石は魔法薬。色の塗り替えも非常にスムーズでした。
 色の薬品を塗るのではなく、基礎となる薬品を浸透させた後は、魔力で色を変化させていくのだそうです。
 術と触媒の問題で微妙な色が出せないとの事で、赤の次はオレンジ色になっています。
 オレンジだと思うと変ですけど、茶髪だと思えばそんなに変じゃない、かな?
 駅前のドラッグストアで買える程度の色なら、私にも似合うんじゃないかと思いますが、 

「……」
 みかんみたいな色になっていました。

「で、でも、さっきの赤よりはマシだと思います」
「貴方の好みはさほど重要じゃないのよ」
「残念な事にな」

 こんちくしょう。



事例3:黄色

「なんで?」
「さあ?」
「……日本人の形質が強く出ているのでしょう」

 染める前から何となく分かっていましたが、私、金髪って死ぬほど似合わないんですね。あはは。
 ノリノリで作業をしていたはずの三人が、何故だか居心地悪そうにして、むしろ「ソレ見た事か」という気分になりました。
 そんなに似合わないですか。そうですか。
 その同情するような視線はやめてもらえませんか。
 あと、まゆ毛だけ色がもとのままなので、いかにも「染めました」的な安っぽさがあるのがいけないと思います。
 昔も友達から染めるのを勧められた事がありましたが、今になってそれはイジメの一環だったのだと知りました。

「一つ気になったんだけど」
「……何かしら」
「早苗が緑から金髪にしてこれだけの違和感があるという事は、魔理沙の髪を緑にしたら、同じくらい居た堪れない結果になるのかしら?」
「逆説……それも興味深いわ」
「お、おい、冗談にしてもタチが悪いぞ!」
「うふふ、魔理沙さん、この椅子、次どうぞ?」
 

事例4:青色

「お、これは意外とマシだな」
「似合う、というか代わり映えがしないわね」
「魂の起源に色の概念もあると言うのかしら、興味深いテーマね……」
「それって結局地味って事ですよね!? っていうか、パチュリーさんさっきからそればっかりじゃないですか!」
「気にしたら負けだぜ」
「勝敗の問題を持ち出したら、その椅子に座っている時点で貴女に勝ち目はないのよ」

 鏡に映るのは青い髪の私。
 地味、かぁ。当時はそんな事に気を掛ける余裕なんて無かったっけ……
 鏡の中には懐かしい、姿。


事例5:紫色

「素晴らしいわ! 地味さに磨きがかかった!」
「それ誉めてないですよね!褒めてないですよね!?」
「そもそも髪の色を変えてどうこうなる問題じゃないって事だな」
「……他人事じゃないけど、これはひどいわね」

 飽きてきたのか魔理沙さんの反応も投げやりになってきました。
 というか、アンタらが始めた事だろう。
 とはいえ小一時間ほど椅子に拘束されているので、私も疲れてきました。

「あの、そろそろ終わりにしませんか?」
「そうだな、どうやら早苗の気質は髪の色を変えたくらいじゃ変化しそうに無いのが分かったしな」
「金髪の件は……その、ごめんなさいね」
「魔術の進歩には犠牲が付き物だという事を忘れていたわ……」

 一様に沈痛な表情を浮かべる魔の使徒たち。
 というか、周囲からそんなに地味キャラと認識されていたのがショック。

「……私ってそんなに地味ですか?」

 これでも守矢の巫女で奇跡の担い手だ。
 個性が髪の色だけだなんて事は無いはずだと思っている。
 そりゃ、確かに正真正銘のバケモノ揃いの幻想郷じゃ地味かも知れませんけど。

「あー、早苗が悪いというかだな」
「想像してみて。貴女の周辺を」
「はあ……?」

 妖怪の山。
 河童の谷。
 天狗の里。
 守矢の神社。

「あー……」

 言われてみて納得。
 個性という点で見れば、確かに色物ゲテモノがてんこ盛りだわ。
 でも最後に浮かんだのが八坂様の髪型だという事は伏せておこう。

「な? まっとうな人間じゃない程度じゃ、個性は薄いんだよ」
「まぁ、幻想郷が妖怪天国みたいなものだしね」
「……力を持った人間は確かに稀有だけど、もう一人の巫女は別格。ウチの猫にしても破格」
「私も別次元だぜ!」
「「お前が特別なのは面の皮の厚さだけ」」
「ちぇ」

 髪の色でどうにかなる話じゃない、という事は分かった。
 変化と成長は人間の得意ジャンル、東風谷早苗の活躍はこれからまだまだです。
 たぶん。

「じゃあ、最後に1回やったらオシマイにするかー」
「異議なし」
「異議なし」
 
 私の異議はどこへ行ったらいいのでしょうか。


事例6:白

 最後は黒くしてみようという事でしたが、これ以上地味になると帰ってこれなくなる可能性があるとかで、正反対の色になりました。
 というか帰ってこれなくなるってどういう事ですか。

「「「……」」」
「な、なんです?」
「「「あっはははははは!」」」

 爆笑する三人。

「ちょ、ちょっと、なんです! 説明してください!」

 なんとなく嫌な予感がするけどそれでも問えば、ヒーヒーと笑う魔理沙さんが、苦しそうにこちらに鏡を渡します。

「うわっ!?」
「そ、それなら強そうだぜ」
「なんでかしら、常人離れした印象はあるのだけど……くくっ」
「ふ、ふしぎだわ、神がかっているはずなのに、何でこんなに違和感があるのかしら……」

 言うだけ言うと、三人はまた大笑い。
 でも、これは、確かに……
 鏡の中の私は白髪金眼。
 何かに「目覚めた」感じはするけど、違和感だらけでむしろ滑稽に見えてきます。

「これは無いわぁ、あははははははっ」

 最後は私も大笑いしてしまいました。


■―●―■


 翌日。
 今日は博麗神社に来ています。
 宴会です。
 お手伝いです。
 というか、むしろ私が台所担当です。

「さーなえー、おつまみ足りなーい」
「はーい」

 私が台所に立っているのは弾幕勝負で負けたからで、本当なら今日の晩御飯を作るという条件でした。
 すたたんすたたんと野菜を刻み、強めの火でざっと炒めます。
 肉類は保存の問題ですぐに用意できないので、追加モノはお野菜メインになりがちです。この辺、レパートリーを増やしたいなぁ。
 塩コショウをさっと一振り。
 小瓶を置く手の帰りに大皿を持ってきます。
 ええ、まあ慣れたものです。
 それだけ負けが込んでいるとも言えますが。

「はーい、お待たせしましたー」
「「おおー」」

 霊夢の晩御飯だけのはずが、どこから嗅ぎ付けたのか続々と顔見知りの妖怪が集まってきました。
 いい迷惑です。
 今、杯を手に霊夢にじゃれ付いています。

「じゃあ、台所少し代わるわね」
「あ、はい。ありがとうございます」

 咲夜さんが入れ替わりで入ってくれました。
 うう、咲夜さんいい人だ。
 これで少し休めます。

「あっはっは、とんだ災難だったね」
「笑い事じゃないですよ、ホントに大変だったんですから」

 宴会にはもちろん八坂様と洩矢様も参加してます。
 すでに結構な量を呑んでいるはずですが、お二人ともケロっとしています。
 
「でも、早苗の髪を染めようだなんて、とんだバチあたりどもだね全く」
「お、どういう事だそれ、なんか秘密でもあるのか?」

 当然のように魔理沙さんが会話に入り込んできました。
 向こうで河童と遊んでいたはずなのに、耳ざといというかなんというか。

「早苗の髪の色の事かい?」
「言っちゃっていいの?」
「いいんじゃない? 減るもんじゃないだろ」
「お前が言うな」
「まあいいじゃないか。教えてくれよ」

 へへ、と笑う魔理沙さん。図々しいにも程がある態度なのですけど、どうしてか憎めない。
 これも人徳なんでしょうか。

「まあいいや。早苗の髪はね、私らの影響が出ているからこの色なんだよ」

 言われた魔理沙さんは二柱と一人を見てみる。
 私を挟んで右に八坂様、左に洩矢様。

「……もしかして」
「そう、神奈子と私の髪の色」
「ひっでー! そんなオチかよ!」

 何でもない様にタネあかしをする洩矢様の言葉に、魔理沙さんが思わずひっくり返った。
 そのまま畳の上にごろりと転がり、恨めしそうにこちらを見ています。
 黙っていたけど、別に訊かれたわけじゃないですもの。

「大騒ぎしたわりにはお粗末なオチがついたもんだぜ……」
「反面、神の力が目に見える形で存在していると言えるわね」
「……力は均等なのかしら?」

 額を付き合せて議論を始める魔女トリオ。
 あの状態になったら近付かない方が良いという事は、昨日思い知りました。


「じゃあ、早苗が小さい頃って」
「そうだね。普通に黒髪さ」
「アルバムとかは?」
「プ、プライバシーの侵害です!」

 話題が嫌な方向へ転がり始めたので慌て
 しかし、その肩を止める繊手が。

「……諦めたほうがいいわ。この鼠は目的達成の為なら恐ろしいまでの執念を発揮する。存在を知られた以上、いつか必ずアルバムは魔理沙の手に落ちる」

 パチュリーさんの不吉な予言に、アリスさんも同意の溜息をついている。
 確かに賊は山の防衛網を突破する実力がある、私の過去が白日の下に晒される日も遠くないのだろう。
 それを理解したらテンションが急に下がりました。

「……まぁ、見られて困るほどの写真はないですけど」

 手した杯を呷れば、向こうで妖怪に囲まれている黒髪が。
 最近になって分かった事のひとつに、この神社に妖怪が集まる理由というのがあります。
 桜や月見の名所だという事は聞いていたけど、それ以上に霊夢がいるからという理由が大きい。
 霊夢は妖怪に対して正面から向き合っている。
 退治という形ではあるけど、その姿勢は実に誠実だと思う。
 だから、霊夢の周りは賑やか。

「単純にかまって貰いたいだけですわ」
「うわぁ!?」

 気が付くと目の前に八雲紫が居た。
 にやにやと白々しくも友好的な笑みを浮かべ、私の杯にお酒を注ぐ。

「あんなの、野良犬に餌をやったら懐かれたようなものですわ」
「は、はぁ」

 喩えは良くないと思うけど、わりと適切な表現かもしれない。
 でも

「あら。わたくしの事なんかどうでもいいのですよ?」

 この妖怪、人の表情を読む能力でもあるのでしょうか。

「この妖怪は正直苦手」
「ぐ」
「うふふ、可愛い風祝さんにご指名ですわよ?」
「ご指名?」

 八雲紫の視線を追えば、氷精と猫と雀がこちらを見ている事に気付いた。
 私の視線に気付いて物陰に隠れる。
 そちらを見ている隙に八雲紫はするすると霊夢の方へと歩いて行ってしまった。

 れーいむー、私もかまってぇ
 アンタまで来たの!うっとうしいからくっつくな!
 あぁん、霊夢のいけずぅ

 聞こえるやり取りに先ほどの底知れなさは無く、単なる酒飲みの絡みにしか見えなかった。

「はぁ……」

 巫女が支える世界。
 あれも、信仰の形なのかしら。

「ちょっとアンタ!」

 気付けば氷妖精が目の前に居ました。
 仁王立ちをしてこちらに指を突きつけています。

「アンタも巫女なの!?」
「ええ、そうですよ」
「ほらやっぱり! 変な服着てるし、空飛ぶから巫女だって言ったじゃん!」
「空を飛ぶだけだったら冷血メイドも……ギャー!」

 いつの間にかナイフが刺さっていたりして、なかなかに騒がしいです。
 その様子は普通に愉快で、私は声を出して笑う。

「それで、私に何のご用です?」
「それよそれ! アンタも巫女だってんなら最強であるアタイに倒される義務があるのよ!」

 無茶な理屈です。
 でも、このやりとりを横目で見ている方々に私の答えを示さなくては

「いいでしょう! 巫女は妖怪を退治するものです、その挑戦受けて立ちましょう!!」

 がば、と立ち上がり氷妖精の宣戦布告を受理します。
 周囲からはやんややんやの喝采。
 じゃかじゃんぎゅいんぷわー、と伴奏が鳴り始めました。
 こんなのは宴の余興のひとつなのでしょう。
 でも、それを楽しめてこそなのでしょう。
 妖怪が構ってくれる相手を求めるというのなら。
 巫女が妖怪を退治する存在だというのなら。

「この東風谷早苗がそうであっても何の問題もない!!」

 見栄を切ってずばっと飛び立ち、神社の上空で構え、

「いざ尋常に勝負ってあれ!? 3対1!?」
「「「青巫女! 覚悟ー!!」 

 襲ってくる3匹の妖に私は慌てながらも応戦します。
 飛び交う弾幕に笑いながら応戦します。
 ああ楽しい。
 そして、これを楽しいと思える自分を省みて、こう思うのです。

「ああ、染まってきたなー、私」
 読了、お疲れ様でした。
 参加を見送るつもりでしたが一日だけ空きが出来たので、急遽書き上げました。
 拙い文章ですがご容赦いただきたく存じます。



 霊夢のとある台詞で「妖怪は嗜好品」という事場がありました。
 今の幻想郷に生きる人たちにとって、妖怪という存在は必ずしも脅威ではなく、その世界を潤す余裕のような側面を持っていると思います。
 これまでの常識を捨て、妖怪退治の楽しさを知った早苗さんの今後の活躍に期待する事としましょう。

参加各位、お疲れ様でした。
箸休め的な話を狙って、というか、それ以上を書く余裕もなかった本作、少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです。
書き始め1時間くらいで青い髪のネタが出てきたのですが、どう考えても10時間程度で書ききれる規模ではなかったので簡単な方へとシフトしました。
いやぁ、まさかこんなに早苗さんの緑髪ネタが被るとは思いませんでしたよあっはっはっは!
何にも考えずに出した結果がコレだよ!

■パレットさん
ギャグ側にオチが付けられなかった結果がこの有様でして……
最後にキャラ総出でワイワイやるのが好きなんです。
しかし、終了後の宴会で早苗さんの髪が二柱の影響なら、同じ巫女である霊夢の髪は一体……? という文章が丸ごと抜け落ちているので、宴会シーンを書いた意味の半分が失われていたりします。
何にせよ、〆切日の昼過ぎからネタを考え始めたような話ですから、こんなものなのでしょう

■2番の名前が無い程度の能力さん
早苗さんってボス登場時は結構威勢がいいので、案外赤も似合うかもしれません。
そうなると守矢三柱が信号機みたいになりますが。
神奈子「さ、早苗がグレたー!」
諏訪子「風の巫女っていうより火の巫女だよね」

■三文字さん
あー……確かに天子だ……
スーパーサ○ヤ人は最後の白髪金眼のポジションに来るはずでしたが、髪を染めるに際して金を最後にする理由を思い付けず、結果として途中に織り込む形になりました。
書き終わってから、「似合わないのが分かっているから怖くて後回しにしていた」的な言い訳にすればどうにか出来たかも、とも思いますが。
魔理沙「つ、ついにこの色の番が来てしまったか……」
アリス「ふ、ふふふ、望むところだわ……」
パチュリー「魔道に魂を捧げた時から、知を求める事に躊躇はないわ……!」
早苗「なんでそんなに深刻なんですか!!」

■神鋼さん
この話のボツ案として、魔法を解除すれば色が元通りになるはずが変な色で定着してしまい、結局髪を切るしかなくなって怒った早苗さんが「テメェらの血は何色だー!」と絶叫するオチもありました。
ボツにして良かったと心底思います。
あと、宴会での種明かしの時に実は通力で魔力付与を打ち消すから、翌日には元通り。つまり切らなくても良かったという設定があったりします。

■Asさん
書き始めどころかネタ出しが締切日の午後からという突貫工事だったので、ネタを捻る余裕がありませんでした。
ボツ案として、魔法を解除すれば色が元通りになるはずが変な色で定着してしまい、結局髪を切るしかなくなって怒った早苗さんが「テメェらの血は何色だー!」と絶叫するオチもありましたが、早苗さんが切られ損で可哀想だったので消しました。
髪を刈られた早苗さんですが、パチュリー印の育毛剤はハンパ無い効果を発揮し、早苗さんは緑色の毛玉(モリゾーとか)と化してしまいました、的なオチも。

■気の所為さん
妖怪側からすれば、遊び相手でもある人間の勇者の増員は歓迎する所だと思います。
山は風神録までは閉鎖的だったと聞きますし。
早苗さんの肝臓が心配ではありますが。
紫の髪は、お手持ちの同人誌を1ページコピーして塗ってみる、もしくは画像のカラーパターンをちょっと変えてみるといいと思います。
なんだかコスプレしたパチュリーさんみたいでした。

■嫌な
我々の知るアマガエルですら、外部の色に合わせて肌の色を変えるスキルを持っています。
という事は、蛙神の血を引く早苗さんにもその能力が!
……早苗さんにはあまり常識を逸脱して欲しくないような気がして参りました。
というか、蛙の頂点に座している諏訪子が既にその能力を持っているのか……

■笊さん
郷に入らば郷に従え、ですね。
まぁ、年がら年中妖怪と接していたら、我々だってそれに合わせるしかないと思いますし。
個人的には星蓮船の神奈子装備でのエンディングに期待しています。

神奈子「おかえり早苗、異変解決はどうだったい?」
早苗「八坂様! 妖怪退治って楽しいですね!」
見掛ける端から妖怪に襲い掛かる風祝は、巫女が恐怖の対象である事を妖怪たちに再認識させるキッカケとなったのだった
エンディングNo05 手段と目的はハッキリと!
みたいな

■有文さん
感受性の高い時期の女の子ですからね。ギャップに驚いたりする様子は幻想郷の住人からすれば格好のオモチャだと思います(酷
ただ、実力はあるわけですから、あんまり弄りすぎると将来手に負えなくなる可能性も
黒髪の早苗さんは、お手持ちの同人誌のページをコピーして塗るとか、スクリーンショットを塗り替えてみるなどするとよろしいかと。
なんというか、微妙な人気の月刊誌で連載している伝奇漫画に出てくる準レギュラーの巫女キャラ、みたいな感じになります。

■藤村さん
ボツ案として、魔法を解除すれば色が元通りになるはずが変な色で定着してしまい、結局髪を切るしかなくなって怒った早苗さんが「テメェらの血は何色だー!」と絶叫→大暴れ、という爆発オチもありましたが、早苗さんが切られ損で可哀想だったので消しました。
美鈴などのギャグオチ要員ならそれでも良かったんですが、早苗さんでそれをやるには覚悟を決める時間が足りませんでした。

風オマケテキストには、早苗さんも幻想郷に興味を持っているような事が書いてあったので、ある程度は前向きに過ごしていると思います。星の一件が終わる頃にはもっと馴染んでいるのではないでしょうか。

■上泉 涼さん
悪い言い方をすれば、ここに馴染まないと行く所がないので適応するしかないんですよね。
それを前向きに受け止められるかどうかに懸かっているわけですが、妖怪たちからすれば折角の人界の勇者(遊び相手)ですから、割と大事に育てていくのではないかと思います。
山の妖怪はこれまで閉鎖的でしたから、守矢一派はまさしく変革をもたらす風となる事でしょう。

■ぴぃさん
いやぁ、こんなに被るとは思いませんでした。
個人的な話で恐縮なのですが、これまでのコンペでネタ被りって1回あっただけなんですよ。
毎回、変化球を投げてデッドボール、みたいな。
後半の宴会なんですが、早苗さんの髪が二柱の影響なら同じ巫女である霊夢の髪は一体……? という文章が丸ごと抜け落ちているので、宴会シーンを書いた意味の半分が失われていたりします。
最後のセリフは新参の早苗さんだからこそ相応しいセリフだと思います。

■佐藤厚志さん
何気に初登場以降、皆勤賞の早苗さん。
これまでの東方キャラと思考が違うせいか、弄り甲斐があるというか……おっと失礼。
最後の一幕は、少し余裕が出てきて周りが見えるようになった早苗さんの心情だと思います。
もともとある程度の力があるわけですから、意識が真っ直ぐになれば割とすぐに立ち居地を確保出来るのではないかと。

■八重結界さん
こんな取って付けたようなオチで!
……と言いますか、ネタ出ししながら書いてたんですよ。ええ、最終日の昼過ぎくらいから。
髪染めネタともう一つ青い髪のネタがあったんですが、後者が恐ろしい規模になるのが確定したので前者でダラダラとキーボードを叩いていました。
ギャグパートだけでオチをつけても良かったのですが、
「魔法を解除すれば色が元通りになるはずが変な色で定着してしまい、結局髪を切るしかなくなって怒った早苗さんが「テメェらの血は何色だー!」と絶叫→大暴れ」からの爆発オチという流れだと早苗さんが切られ損で可哀想だったので消しました。
テンポの良い漫才は見習いたい所存。

■mokiさん
この話は、地霊殿の一件で守矢の神社と麓の妖怪との縁が広がった後、つまり星蓮船直前という設定で書かれています。
あちこちに出入りするようになって、新生活にも何となく慣れてきた頃でしょうか。
髪の色の件は割と真面目に長編が潜んでいます。たぶん形になる事は無いと思いますが。

■どうたくさん
ああん、キャラに関しても臨場感に関しても、前から言われている事なので全く進歩がないのが白日の下に……
この話、あとがきにある通り締切日に書き始めたものでして、その辺の調整を一切しないまま投稿されていたりします。
ご指摘の箇所は三人称ならト書きになる部分ですね。
……まぁ、手クセで書いている部分が大半なので、調整しても矯正しきれるかどうかは疑問ですが。

■リコーダーさん
萃夢想などで流行ったパレット変え的な遊びが起点です。
テンポは……実は三人の魔女が喋る所は 誰某が「〜〜」と言った という説明をほとんど省いています。
1つ喋ると3つ返ってくる、そんな感じを出せたらいいなと思って書きました。

常識をあらかた捨てると他の東方キャラ同様、妙にふてぶてしい性格になりそうな……

■18番の名前が無い程度の能力さん
ダブルミーニングを狙ったところがあるので、そこを評価して頂けると調子にのります。
早苗さんも何だかんだ言って自分を受け入れてくれる環境を喜んでいるのではないでしょうか。
神奈子「よし早苗、次は地獄の連中に挨拶してきなさい」
諏訪子「神奈子の言う挨拶って、不良がヤキ入れて廻るのと同レベルだよねぇ」

■実里川果実さん
手クセで書いたので、代わり映えのしないドタバタになってしまいましたが、お楽しみ頂けたなら幸いです。
早苗さんは椅子でジタバタでした

■木村圭さん
厳密には諏訪子の力も神奈子経由で降りているはずなので、真っ青というわけでも無いのでしょうけれども。
ただ、風神録の時点で早苗さんが頼みしたスペル(5ボス時ラストスペル)がサモンタケミナカタなので、風以前は神奈子寄りだったのかなーとか。
地EXでも植物寄りのスペルが2枚あったりしますが、八坂と洩矢で通常弾が似ていたりと、どっちがどっち的な部分もあるので私の妄想に過ぎません。

オチなんですが、ボツ案として「魔法を解除すれば色が元通りになるはずが変な色で定着してしまい、結局髪を切るしかなくなって怒った早苗さんが「テメェらの血は何色だー!」と絶叫するオチもありましたが、早苗さんが切られ損で可哀想だったので消しました。
髪を刈られた早苗さんが泣く泣く育毛剤を使うも、パチュリー印の育毛剤はハンパ無い効果を発揮し、早苗さんは緑色の毛玉(モリゾーとか)と化してしまいました、的なオチも。

■時計屋さん
書き始めが遅かったので、練るとかそれ以前の状態でした。
まぁ枯れ木も山の賑わいにはなるだろうとか思って投稿したら、まさかの最多ネタ被り(架
下から順に読み始めて、よもや二本目で被るとは思いもしませんでした(吊
しかも髪の色が違うのが神の仕業という所まで被っているとか(絞
……逆に考えると、時計屋さんの話の後に私の話があるという並びは、ある意味で連作になっているとも言えなくも……(死
お粗末さまでした

■ハバネロさん
あー
うー
プランAが上手く収束しなかったので、プランBを強引に繋いだ結果がこれです。

■つくしさん
検校色話、面白かったです。
視覚以外で色を感じるというネタと、視覚を奪い音を奏でる妖怪が絡み、なおかつみすちーが可愛い。
昔話や童話にありそうな雰囲気で、価値観の違う存在が自分の信じるものを通じて手を取り合うというのも良かったです。

通い詰めた末の初のセッションのシーンがどことなくエロく感じられた私は、たぶん心が濁っている。7点

■K.Mさん
そう! 緋想天の大規模パッチですよ!!

……自機昇格が一回限りなのかどうか気になるところですが、それを確かめるには次の例大祭を待たなくてはならず、神主の酒量が増大することになります。
心配だ……
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/05/09 22:23:55
更新日時:
2009/06/16 00:55:22
評価:
21/23
POINT:
108
Rate:
1.21
1. 2 パレット ■2009/05/18 00:40:21
早苗さんの髪の色を染めるというネタが第一にあるので、そのネタ部分を終えた後の宴会のシーンが、なんとなくちょっと冗長な印象をかもし出しているような気がしました。個人的には、宴会シーンはもうちょっと短くすぱっと終わらせて締めた方がよかったように思います。
2. 3 名前が無い程度の能力 ■2009/05/18 13:37:02
早苗さんとんだ災難でしたね。案外赤髪の早苗さんは似合うと思いますが
3. 6 三文字 ■2009/05/19 00:14:04
青くなった早苗さんて、それ天子……
髪、金髪にしてスーパーサ○ヤ人ってネタがあるかなぁ、と思ったらなかった。がっでむ!
4. 5 神鋼 ■2009/05/30 15:02:30
神罰がくだりますぞ、乙女の髪をなんと心得る!!
5. 5 As ■2009/06/01 01:45:11
特に問題なく書けているかと思いますが、ちょっとネタが素直すぎる気がしました。
6. 4 気の所為 ■2009/06/02 22:40:11
誰にとっても妖怪は元々娯楽さ。楽しそうで何よりだ。
個人的には紫色の髪が見てみたい。
7. 4 嫌な ■2009/06/05 14:12:10
そういえば、中米に生息するイチゴヤドクガエルは、地域によって体色が全く変わってくるらしいっスよ。早苗さん。
8. 6 有文 ■2009/06/08 00:52:15
早苗さんはいじられる姿が良く似合う気がする。黒い早苗さんは……地味ですな。
9. 6 ふじむらりゅう ■2009/06/11 23:56:56
 ふむ。
 ドタバタ展開かと思いきや、終わってみればまさかのちょっといい話でした。
10. 6 上泉 涼 ■2009/06/12 02:24:00
でもそうやって染まりゆく早苗さんが好きです。
11. 7 ぴぃ ■2009/06/12 04:34:57
早苗さんの緑髪シリーズ!
次々と変わる髪の色が、楽しく想像できました。惜しむらくは、ちょっと後半の展開がだれていた……かな?
でも最後のセリフは良いですね。
12. 6 佐藤厚志 ■2009/06/12 09:20:54
早苗さんが好きでしょうがない私は、本当に楽しく読ませていただきました。
最後の一言が、まるでコーラのようにさわやかで、良かったですよ!
13. 3 八重結界 ■2009/06/12 18:38:29
オチが上手かったです。
14. 5 moki ■2009/06/12 18:55:30
グリーン(笑)
早苗さんの実感がこもっていていいですね。髪の色の解釈も言われてみればなるほど。
15. 7 どうたく ■2009/06/12 19:32:55
 良い所
 この早苗はすごい!
 これが私が思った最初の感想でした。
 この作品の早苗は本当に生き生きしていて、特に髪の毛を無理矢理染められるシーンなんかは、もう「生きている!」といっても過言じゃないほどでした。
 早苗を含め、他のキャラも暴走していたので、楽しくスラスラと読むことが出来た作品でした。

 改善点
 早苗のキャラは生き生きしているのですが……。例えば「いやぁぁぁぁぁぁ」の後に 私の叫びは図書館の外に漏れることはありませんでした。
 は少し冷静すぎるかなぁ、という気がしました。もういっそ、字の文で、いやぁぁぁぁぁぁ、にしてしまったほうが臨場感が出ると私は思います。こういう箇所がいくつかあったかな、というのが私の意見です。
16. フリーレス リコーダー ■2009/06/12 21:12:49
映像でお見せできないのが残念。
でもテンポは良かったです。
早苗たんが常識を捨てるのはもはや新しい死亡フラグですがなw
17. 7 名前が無い程度の能力 ■2009/06/12 21:30:40
最後の一言でガラリと変わった。
面白かったです。
18. 8 実里川果実 ■2009/06/12 21:32:07
 もう、早苗さんかわいいなぁ!
 ドタバタと、とても楽しいお話でした。
 
19. 5 木村圭 ■2009/06/12 21:49:15
そうか、諏訪子のこと良く知らなかった時は神奈子の影響だけを受けてたから青かったのか。
上手いこと言って上手いこと締まりましたが、もう少し最後までギャグ方面に突っ走ってもそれはそれで面白くなった気もします。どっちでも面白いからどっちでもいいか。
20. 5 時計屋 ■2009/06/12 22:59:15
 なんとも軽快で、なんとも楽しげなSSでした。
 これといって笑えるギャグや展開があったわけではないですが、決して退屈することなく最後まで読めました。
 ごちそうさまでした。
21. フリーレス ハバネロ ■2009/06/12 23:05:35
雑なのは時間がなかったとしても、前半と後半のつなぎが少し唐突だ
22. 4 つくし ■2009/06/12 23:09:26
申し訳ありません、時間が差し迫っているため、採点のみにて、感想本文は後ほど改めて。
23. 4 K.M ■2009/06/12 23:26:48
今後の活躍……アレの事ですね判ります。
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