メリーの部屋

作品集: 最新 投稿日時: 2009/05/09 23:58:02 更新日時: 2009/05/09 23:58:02 評価: 19/19 POINT: 90 Rate: 1.15
 草木も眠る丑三つ時。深い闇の静寂に包まれた舗装路へ、一陣の風が吹き込んだ。
 道の両側に沿って植えられた桜並木が、規則通りに伸ばす無数の枝をざわざわと鳴らし、残り少なくない花弁を中空に舞わせている。品種改良によりどれだけ見栄えを向上させても、この脆さを補強するつもりはないらしい。
 マエリベリー・ハーンは、春の小さな吹雪の中、黙して歩を進めていた。
 いつもならば愚痴の一つもこぼすであろう、この島特有の生温かい風も。視界の隅をちらちらと横切る花びらも。今の彼女の気を散らすにはまるで役不足であった。
 唯一、飛ばされぬよう帽子に伸びた手だけが、風の存在を訴えていた。最もそれですら、彼女からすれば単なる条件反射にすぎないので、意識の外であることに変わりはない。
 普段は冷静沈着で、他人に隙を見せようとしないハーンが、ここまで何かに夢中になるのは非常に珍しいことであった。
 一見無表情のようだが、瞳の奥は確かな熱を帯び、唇は不自然に吊り上っている。
 耐え切れず、身体のあちらこちらから湧き出ているその感情は、ただひたすらに純粋なまでの『喜び』であった。
 鍵を開け、扉を開き、外に出る。
 明るく解き放たれた世界を想い、彼女は自然と歩みを速めた。


 大学の敷地内にある、古びた倉庫。現在は碌に管理も行き届いておらず、中の物資をきちんと把握している人も帳簿も見当たらないらしい。加えて、わざわざ訪れようとしなければ辿り着けないような僻地に建っているため、ほとんどの生徒はその存在を認知していない。
 誰がためにあるのかも不明だというのに、誰も疑問を抱かない矛盾した蔵。
 偶然この噂を聞いたハーンは、直感的に当りだと確信した。
 そして、己の幸運と時の廻りに類稀ない感謝の念を抱いた。
 正直、ここまで期待通りに事が進むとは予想だにしていなかったので、覚悟はしていたものの少々の不安や緊張感はあった。しかし、ついに掴んだ好機を逃さない手はなかった。
 マエリベリー・ハーンは、そのために日本を訪れたのだから。



 何棟も連なった校舎を後にし、ゆうに千人は収容できる講堂の脇を抜け、暗欝と茂った森の中を進む。元より雲が遮っていた月の光は、隙間なく天を覆う葉のせいで、もはや光源として何の役割も果たしていなかった。懐中電灯を用意しておくべきだったかと、ハーンはぼんやりした頭で考える。
 普通の人ならば――そもそも、普通の人がこんな時間に、こんな辺鄙なところを彷徨うか疑問ではあるが――進退も叶わず途方に暮れるかも知れない。しかし、ハーンはいわゆる『普通の人』とは一線を画していた。
 マエリベリー・ハーンは、その両の瞳に霊視を宿している。
 中でも、結界の境目に対する感度は群を抜いていた。
 結論から言えば、ハーンはまったく道に迷いそうになかった。いや、正確には迷いようがなかった。何故ならば、目的地は既に彼女のすぐ隣に存在しているからである。
 何もない中空。そこにぺったりと、平面的な紋様や文字が、幽かに発光しながら浮かび上がっていた。この国の古語であろうか。異邦人であるハーンには内容を解読できそうにない。
「…………」
 すっ、と手を伸ばす。模様は不気味に蠢きながら、ハーンを受け入れた。透過した手は、何事もなかったかのように向こう側で甲を晒している。
 世界がずれている。ハーンはそう思った。
 一言に結界と称しても、その形態は様々である。結界の意義は、人や物の出入りを制限することだ。そのため、必要な機能に応じて仕様を分けるのが普通である。もちろん、制御する側の力量や専門分野も大いに関わってくる。
 位相変換。ハーンの隣に敷かれているそれは、非常に高度な技術によるものであった。
結界内のチャンネルをまるごとすらし、一つの異界を構築する。それは地続きに存在しながらも、一般人は決して足を踏み入れることのできない局地となる。
 しかし、そのままでは元の空間に歪みが生じる。そのため、都合の良いように改変した複製を埋め込み、何事もなかったかのように人を、世界を欺くのだ。
 ハーンは歓喜した。結界の価値は、結界内の価値に直結している。それがどんな方向性であれ、きっと己の期待に応えてくれる。碌な根拠もなしに、彼女は胸を躍らせていた。


 地続きとなった結界の境を辿りながら、ハーンは始点に戻ってきた。森の中で綺麗な弧を描いたと思うが、距離はさほどなかった。一周するのに三十分もかからなかっただろう。
「……?」
 ハーンは一瞬、自分が何を目にしているのか理解できなかった。
 森の様子は相変わらずである。風の音も蟲の声も聞こえず、真夜中の静寂がひっそりと身を下している。
 ただ、一人の少女が佇んでいた。
 雲が晴れ、月光がしんしんと降り注いでいる。恐らく、この森で唯一空を拝める小さな広場。その中心に、少女はいた。
 飾り気のない帽子。皺一つないカッターシャツ。首元にはきっちりと結ばれたネクタイ。ふわりと広がるロングスカートだけが、少々の女性らしさを訴えている。
 そして何より、印象深いのは少女の表情だった。幼さの残る少年のような顔立ちに、強固な意志の感じ取れる瞳。ハーンと似ている、けれどどこか違うその姿。
 思わず、見惚れていた。少女が誰なのかとか、どうしてこんなところにいるのかとか、無粋な疑問はまるで頭に湧いてこなかった。ただただ、しんしんと降り注ぐ月光が少女を照らす様を、見つめていた。
「素敵な夜ね」
 凛、とした声が響く。
 一分か。十分か。はたまたたったの数秒か。少女が言葉を口にするまで、ハーンは我を忘れていた。結果、いつになく反応が遅れてしまった。
「……そう、ですわね」
 舌が上手く回らず、口調が固くなる。だが、そのおかげでようやく意識を現実に移すことができた。
「貴女は――」
 問いかけようとして、止めた。
 それが無意味であると気付いたからだ。
 目的のある変人ならば、恐らく自分と大差はない。目的もなくふらふらとしている変人ならば、やはり尋ねても仕様がない。
 だから、あどけない顔でハーンを前にする少女へ、一つの忠告を手向けた。
「きっと、時間の無駄よ。ここには『穴』なんてないから」
 少女は一瞬きょとん、とした。けれどその意味を理解したのか、みるみる内に表情が険しいものへと変わった。柔らかかった視線がナイフのように鋭く光る。
「……宇佐見蓮子よ。ここの生徒。専攻は超統一物理学」
 かと思うと、少女は唐突に自己紹介を始めた。
 人に尋ねるときは、まず自分から。少女の行為にそんな意図があるとハーンは解釈した。スカートを軽く持ち上げ、会釈をしながら挨拶に応じる。
「マエリベリー・ハーンですわ。相対性精神学を学んでおりますの」
 少女は口元に手をあてながら、「まぇ……り?」などと呟いている。どうやら、日本人には発音しにくい名前らしい。
 そんな無邪気な姿が無性に可愛くて、愛おしくて。ハーンはついつい笑みを漏らしてしまった。くすくすと笑われているのに気付いたのか、少女が頬を染めながら声を上げる。
「な、慣れてないだけよ!」
 こんな時間の、こんな場所に相応しくない少女の奇声。
 二人がそう思い至り、とうとう腹を抱えだしたのは、ほぼ同時だった。
 奇妙な春の夜の出会いは、空に浮かぶ三日月だけが見守っていた。



『結界を暴くこと勿れ』
 マエリベリー・ハーンは、幼少よりそう言いつけられてきた。耳にたこができるどころではなく、もはやそれは刷り込みに近いだろう。もしかすると、生まれて初めて口にした言葉は、この一文かもしれない。そんな思いさえ抱くほどだ。
 彼女の家は、古くから結界というものに深く携わってきた。とは言っても、彼らが実際に結界を敷いていたわけではない。元より、彼らにそんな力はなかったのだ。
 彼らの生業は、超常の管理と観測である。人に仇なす危険を、あるいは人から秘匿すべき聖櫃を選択し、結界で永久に保管する。そしてそれらをこと細かに観測し、得た情報を家系に還元する。
 それが、彼らの『正義』だった。
 時代が移り変わり、結界を始めとする霊的事象が公のものとされても、彼らは自らの家訓に従い続けた。
『隔離されるべくして隔離されたのだ。それを開くなど、愚行にもほどがある』
『社会不適合者の吹き溜まりである。あれらは、存在するだけで災厄を招く』
 そんな言葉を世間に説き、見事欺いてみせた。どこの国も似たような組織があるようで、国連から制定が下されるのにそう長くはかからなかった。
 一方でハーンは、どうしても納得できなかった。
 今の世の中は、大がかりな舞台のようである。ハーンは常々そう思っていた。口当たりの良い合成食品に、見栄えの良い風景。もちろん、それで喜ぶ人が大多数であったから、世間に受け入れられたのだと理解はしている。
 しかし、世界が生きているという実感を得ることはできなかった。そこには、人々を脅かす生々しさも狂気もありはしない。ただただ、安全性の保障された閉塞的な日常。
 刺激に飢えていたのだ。
 前時代に、一つの思考実験があった。
 白黒の部屋で生きてきた少女がいる。けれど彼女は、色を知覚するということについてのすべての科学的知見を持ち合わせている。加えて、『空は青い』『トマトは赤い』などの表現の使い方も知っている。
 そんな彼女が、白黒の部屋から色のある外界に出たとき、何か新しいことを学ぶのだろうか、というものである。
 ハーンは、きっと学ぶものがあるだろうと推測した。――いや、そう期待したのだ。
 実際に超常へ触れようとせず、識っているだけで満足し、白黒の部屋に閉じこもっている。そんな家にはもううんざりだった。
 だからハーンは故郷を後にし、遠い親戚を訪ねて日本まで渡ってきたのだ。
 部屋を飛び出すための鍵は、己が瞳に宿っている。
 かくしてハーンは、色のある、本当の世界を目指して、『結界暴き』にその身を投じるようになった。
 小さな胸に、一縷の希望を抱きながら。



「メリー、蓮台野にある入り口を見に行かない?」
 そんな宇佐見蓮子の提案から、今回のサークル活動は始まった。
 秘封倶楽部。霊能者サークルでありながら、まともな霊能活動を行ってはいない不良サークル。確かに、その名義では語弊があるだろう。
 二人の目的は、結界を越えることなのだから。
 あの夜が明けた後、メリーと蓮子が互いに連絡をとろうとしたのはまったくの同時だった。どうやら、仲間を求めていたのはメリーだけではなかったらしい。そうしてここに、二人の、二人による、二人だけの秘封倶楽部が誕生した。
 しかし、事はそう簡単には進まなかった。蓮子はどこからともなく情報を仕入れてくるし、メリーはその真偽を確かめることができる。一見完璧のようだが、とんでもない落とし穴があった。
 結界を暴く術を、二人とも心得ていなかったのだ。例え結界の存在を認識できようとも、劣化、破損していなければ一般人が越えることは叶わない。むしろ、穴がなかったという表現が正しいだろう。
 しかも二人の日常的な生活範囲は、京都である。千年も霊的研究が秘密裏に行われてきたこの街で、ほったらかしにされている結界など数えるほどしかないだろう。
 従って、秘封倶楽部の活動が未だ功を奏さないのも、無理はなかった。
 蓮子がそれを考慮に入れて、活動範囲を一気に広げたのは言うまでもない。
 けれど、いきなり蓮台野まで足を伸ばす羽目になるとは思わなかった。予期していなかったわけではないものの、それでも流石に度肝を抜かれた。
 一方で、蓮子への感謝の念も抱いていた。メリー一人だけなら、ここまでの行動力は出せなかったかもしれない。近場の結界を訪れては、その度に一憂ばかりする生活だっただろう。
 自分の意志が薄弱だとは思わないが、決して立ち止まらないと、断言はできない。
 だからこそ、この奇妙な友人を頼もしく、誇らしく思っていた。


 冷たい墓石に手を触れ、そっと動かしてみる。あちこち風化しているものの、誰とも知らぬ名前の刻まれた御影石は砕ける様子もない。せいぜい、回すのがやっとである。メリーは思わずため息を漏らした。
 前言撤回したくなってきた。墓を弄ったり卒塔婆を抜いたり、奮闘しているのはメリーばかりで、蓮子は夜空を見上げながら現在の時刻を呟いている。誰だこんなのを頼もしいと言ったのは、などと思わず自虐に走った。
 蓮台野は墓地である。しかし、今はもう参る者のいない、打ち捨てられた墓地でもある。辺りには不気味な彼岸花がところ狭しと滅茶苦茶に咲き乱れていた。
 それなのに、蓮子から蓮台野の写真を見せられたとき、自分で『一番彼岸花が多く生えている墓が入口』と口走ったのだから世話はない。
 正直、確信があったわけではなかった。けれどその予感が、きちんと的中しているのだから末恐ろしい。メリーはこのとき初めて、自分の血筋の濃さを思い知った。
 この墓石の周りだけ、術式がおかしい。メリーは実際に目の当たりにしてそう感じた。
 幾何学的な文様は絶えず明滅を繰り返し、ひどく落ち着きがない。それは壊れているようにも、最初からそうプログラムされているかのようにも見える。どちらにせよ、こちらから何らかしらの刺激を与えてみることにやぶさかではない。
 そう考え、メリーは墓石を回し続ける。鉄鎚も削岩機も用意してない以上、非力一な少女にできることなど高が知れていた。罰当りという単語が頭の隅をよぎったが、今更なので無視を決め込む。
「ちょっと、少しは蓮子も――」
「二時三十分ジャスト!」
 墓石を四分の一ほど動かして、助力を乞う声と。
 星の光を見て、丑三つ時の終わりを告げる声が。
 ――重なった。
 術式が激しく明滅する。
 どこからともなく風が吹き荒ぶ。
 突如訪れた異変に、二人は互いの身を寄せ合う。
 こんな秋の夜なのに、蓮子の手は、とても温かかった。


 ようやく、周囲に静寂が戻ってきた。
 恐る恐る、つぶった目を開く。
 するとそこには、蓮子の小さな顔が、息のかかる距離にあった。飛ばされないよう、必死に帽子を抑え、メリーと同じように視界を閉ざしている。
 こんな蓮子も可愛いわ、などと場違いなことを考えていると、二人の間に桜の花弁が舞い降りてきた。
 秋だというのに、桜? 二枚三枚と増え続ける踊り子に疑問を抱きながら、メリーは頭上へ視線を移した。
 瞬間、世界が、変わった。
「――わぁ」
 メリーの探していた答えが、そこにはあった。
 多くの人間を魅了し、死に誘い、水晶のような体液を栄養としてきた桜だ。
 その生き生きとした美しさが信じられず、心に狂気を植え付ける桜だ。
 それでもなお、この樹の下で酒宴を開く者の絶えない、魔性の桜だ。
「蓮子! 見て、目を開けて! これよ、私たちが求めてたのはこの世界よ!」
 黄色い声が上がる。自分にこんな声が出せるなんて、驚きだった。
 こんなにはしゃいだのは、いつ以来だろうか?
 今まで堰き止められていた箍が外れ、正の感情が溢れ出す。
 改良に改良を重ね、厳粛に管理された美しさでは得られない、貪欲なまでの生の気質。
 やはり、自分の行いは正しかった。識っていることと、体験することは、天と地ほどの差があるのだ。そしてメリーは、ただ識っているだけではとても満足できそうにない。
 隣の蓮子をうかがう。彼女の瞳はらんらんと輝き、この光景に見惚れている。完全に言葉を失っているようで、しばらくはまともに会話できそうにない。
 きっと、長くは持たない。例え穴があろうとも、異物が混入した場合、排出しようとする機能が多くの結界には備わっている。
 きちんと、記憶に刻み込んでおこう。二度と巡り逢うことはできないだろうと判断したメリーは、時間の許す限り世界を知覚し続けた。



「遅くなってごめん!」
「二分十九秒遅刻」
 いつも通りのやりとりが交わされた。正確な時刻が判るくせに、何故かこの相棒は時間にルーズである。一応たしなめてはいるものの、メリーは半ば蓮子の矯正を諦めていた。
 あれから、二週間が経った。その間、秘封倶楽部はほぼ休止状態であった。二人の中で大きなウェイトを占めてしまったせいか、すぐに次の活動、と割り切ることができずにいたのだ。
 なので、サークルとして蓮子を顔を合わせるのは久しぶりのことでもある。
「そんな事よりメリー、
    博麗神社にある入り口を見に行かない?」
 蓮子は、相変わらず軽い調子で提案する。これでは『ちょっとそこのコンビニまで』と大して変わらないではないか。もう少し緊張感を持って欲しいとも思うが、それが彼女の味であると理解しているので口には出さない。
「どこへだって行くわよ。……冥界の次に神社っていうのも、おかしな感じだけど」
 そう言って、蓮子に微笑みかける。大切な相棒。掛替えのない親友。いつの間にか、彼女の存在はメリーの中で大きく膨れ上がっていた。
 独りでは、白黒の部屋から出ることは叶わなかった。一般人より結界に詳しいというだけで、胡坐をかき、慢心していたのだ。扉の鍵なんて、片方しか手にしていなかった。
 二人なので、できることがある。
 二人だから、行けるとこがある。
 そうして垣間見た外の世界は、想像を絶するものであった。心的状態がすべて物理的に説明できるなど、あるはずがない。そう、結論を下せた。
 メリーは今一度、自分と良く似た名前を持つ彼女に、胸中で問いかる。

「貴女は、一体何を想ったのかしら? マリー」
作中で少々触れましたが、この作品は『マリーの部屋』もしくは『スーパー科学者マリー』と呼ばれる思考実験を題材としています。
正直、『色』というお題からここまで引っ張るのは無理があったようにも思います。
加えて、マリーとメリーの置換が上手くいったのかと聞かれると、それさえも素直に頷けません。
判りづらい点。納得いかない点。多々あるかと存じます。

些細なことで構いません。一人でも多くの方が感想を残して下さることを、切に願っています。
伊場 陶冶
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/05/09 23:58:02
更新日時:
2009/05/09 23:58:02
評価:
19/19
POINT:
90
Rate:
1.15
1. 6 三文字 ■2009/05/10 21:36:13
あとがきでも書かれておられますが、マリーの部屋の話をもっとメリーにリンクさせて欲しかったかなぁというのを感じました。そこがちょっと残念。
マリーって誰だ?と思いましたがなるほど。これは面白い思考実験だ。
道を知っているのと実際に歩くのは別だ。という言葉がありますが、やっぱり人間体験するのが一番なんだと思います。
マリーが外に出る時、連子のような人が一緒にいたのかもしれませんね
2. 6 パレット ■2009/05/18 01:01:38
これはよい秘封倶楽部。
白黒の部屋から外に出たメリーが、色づいた世界に出会う顛末が、長すぎず短すぎず、過不足無く綴られていたと思います。楽しませていただきました。お題に関しても、直接的過ぎず、けれど効果的に使っていたように感じます。
「類稀ない」「結界内のチャンネルをまるごとすらし」はミスかなと思いました。間違ってたらごめんなさい。
3. 2 名前が無い程度の能力 ■2009/05/30 02:10:13
ちょっと短かったかな
4. 6 気の所為 ■2009/06/04 21:49:24
マリーの部屋について浅学ながら存じ上げなかったので、読み終わった後、すぐに検索をかけてみました。
そして、これは面白い実験だと思い、もう一度この作品を読んでみました。
事前知識があって読んでみれば面白い事。まさに架空のマリーさんについて想像させられてしまいます。
5. 6 有文 ■2009/06/07 23:16:19
百聞は一見にしかず。
マリーの話に合わせたいいお話だと思います。
6. 5 佐藤厚志 ■2009/06/09 22:48:19
さわやかな、青春小説でございました。
なんだか、まるでカキ氷ですね。カキ氷。
7. 6 神鋼 ■2009/06/10 19:54:50
蓮子が実に蓮子らしくて安心して蓮子できました。
奇抜さはありませんでしたがいかにも秘封倶楽部な内容でよかったです。
8. 4 ふじむらりゅう ■2009/06/11 00:16:03
 もうちょっと長くスパン取って読みたかったなーってのが本音です。
 蓮台野のとことかもっと詳しくてもよかったかも。ていうかそこが読みたかった。
9. 8 ユッキー ■2009/06/11 23:18:15
自分も以前似たようなこと考えた気がするけどなぁ・・・いつごろだったか
10. 4 moki ■2009/06/12 18:31:14
後書きで触れられてますが、色に関するクオリアを直に書くなら兎も角、それの結界版をテーマとするのは、お題が弱いかなと思います。確かに興味深いテーマなんですけどね。また話自体も、もう少し分量読みたいなぁと思うのでした。なんかプロローグちっくでもっと続かないかなぁという期待と、出逢いが春で蓮台野のシーンが秋ならその間の親交を深める描写があった方がいいんじゃないかとか。
それと細かい点ですが、出逢いのシーンは時間的に三日月出てないんじゃないでしょうか。上弦なら出てませんし、下弦でも丑三つ時にはまだ昇る前のような。
11. 2 リコーダー ■2009/06/12 19:07:39
もうちょっとがんばって欲しかった。
少しぐぐっただけでも部屋の実験に関する色々な立場などはボロボロ出てきました。
「体験してみよう!」という結論を出すだけならマリーの部屋に言及する必然性はありません。なぜあの思考実験が色を喩えにしたのか、まさに今回コンペの核心部分に対する踏み込みが足りなかった。
12. 5 八重結界 ■2009/06/12 19:37:08
何かを発見した少女というのは、かくも輝いて見えるものなのですね。
13. 3 木村圭 ■2009/06/12 21:59:03
科学者って色々面白いこと考えるんだなぁ。
百聞のメリーは作中の通りだけど、万聞、億聞のマリーは果たしてどうか。
結末を知っているどころか諳んじることすら出来る物語に何度でも心を揺さぶられるちっぽけな人間としてはマリーの反応もメリーと似たり寄ったりなものになるんじゃないかと思うんですが、さて。
14. 6 ぴぃ ■2009/06/12 22:10:10
文章については言うことなしです。
話としてもそこまで難しくなく、すんなり読むことができました。
ただ、展開(例えばキャラの心情に変化を促すエピソード)等に、もう少しひねりが欲しかったです。
軽い読み物という点では十分に楽しませていただきました。
15. 3 K.M ■2009/06/12 22:57:37
後書きまでぜんぜん判りませんでした。ネタの持って行き方については、これくらいなら飛躍のし過ぎではないと思います。
16. 5 つくし ■2009/06/12 23:21:31
申し訳ありません、時間が差し迫っているため、採点のみにて、感想本文は後ほど改めて。
17. 6 時計屋 ■2009/06/12 23:32:25
 百聞は一見にしかず。俚諺は常に真理ですね。
 短かったですが、思考実験の話も絡めたことで、最後のシーンが非常に魅力と説得力をもって語られていたと思います。
 ただマリーの部屋のくだりはもうちょっと考察を深めたほうがより味わい深かったかな、と思いました。
18. 3 ハバネロ ■2009/06/12 23:34:38
あー、うん、秘封らしい話だったと思います
19. 4 つくね ■2009/06/12 23:59:42
お題そして題材に惑わされた感じがあります。個々の物語に分離されていて連続性が無いためでしょうか。出だしからメリーに出会うまでの流れが綺麗だっただけに残念。
名前 メール
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