うけざらん

作品集: 最新 投稿日時: 2009/11/21 14:56:44 更新日時: 2009/11/21 14:56:44 評価: 18/18 POINT: 83 Rate: 1.14
 今朝、私は雨に起こされました。昨日の夜から振りづめの大雨は、雨戸の向こうの風景を、あたかも幻である様にぼんやりと滲ませていることでしょう。目覚めたての私の頭の中もまた、外と同じくらいに霞みきっていて、私はなんとなく布団から出る気になれませんでした。横になったまま、一枚の天井板に刻まれた年輪が、丁度目玉の様な姿をしているのを眺めていると、今までざあざあと五月蝿いほど耳に飛び込んでいた雨音が、段々と弱まってきていることに気が付きました。
 しゃんしゃん、ざらざら、と、と、と。からから、ぽろぽろ、さんさん、とつん。
 最後に、「ぽつり」と呟いて、雨は去っていきました。
 それからしばらくして、私は布団の中でごろんとうつ伏せになったなり、うん、と猫の様に(私は狐ですが)伸びをして、すっくと立ち上がると(それでも姿は人なのです)、今度は両手を、ぐっと天に向けて突き上げました。
「朝だ」
 寝具を片付けている途中で、私は小さな水溜りを畳の上に発見しました。よくよく調べてみると、天井の目玉模様から、まるで涙が落ちるかの様な雨漏りが出来ていたのでした。私は、拭き取ってもなお湿っぽさの残る畳の上に「文々○新聞」の束と、そのまた上に小さな皿を置いておきました。雨も上がった後ですし、この程度の処置で事は足りるでしょう。雫を受けた小皿は、音も立てずにそこへじっとしていました。私には、それがなんだか異質なことの様に思えましたが、しかし放っておきました。
 朝食の出来上がる頃合を見計らって、紫様と橙が同時に、しかしお互い別々の方角からやってきました。二人の腹の虫は、どうやら極めて精密な目覚まし時計というものを、宿主には無断で持ち込んでいるようなのです。しかし、その体内時計は腹の虫の持ち物なわけですから、当然、食事時にしか機能しません。全くもって不便です。紫様は寝ぼけ眼をごしごしとやっていましたが、橙に至っては顔一面を腕でぐるんぐるんと掻き乱していて、顔にほんのりと赤みがさしていました。

 梅酢漬けの赤しそを粉末状にして、それをふりかけたご飯を「ゆかりご飯」というそうです。
 突然に橙が、
「紫様の『紫』と、ゆかりご飯の『ゆかり』は同じものなんでしょうか」
と言い出したのに始まり、
「きっとそうだろう。だって、これ、紫色なんだし」
私が例のゆかりを箸で抓み上げると、
「いや、でも『縁』と書いてゆかりって可能性もあるわよ」
と紫様が割って入りました。こうやって話が弾んでいるのは、縁ご飯の功徳なんでしょうか。とかなんとか、縁もゆかりもないことを考えてみたりして。珍しく朝から賑わう食卓に、私はその日一日の幸福を見出しました。
 「それでは、私の名前の由来はなんなのでしょうか」
橙が私に聞いたようでした。
「良く木に登っていたからじゃないの」
紫様がそういうのを聞いて、彼女はぽんと手を打ちました。
 本当は違うんだけど…。私は、言い出さずに済むならそれでも良いと思いました。説明なんかしていたら、とっぷりと日が暮れてしまう。私は彼女の名に、世人の数ほどの意味を封じ込めていたのです。名付けの際、私はずっと首を右に捻りっぱなしで、何度か戻らなくなったこともあったと記憶しています。
 そういえば、私の名前の由来は一体何なのだろう。私はふと考えました。くさかんむりに、臥す、皿の…。紫様も、私の名付けには、一生懸命に首を捻ってくれたのでしょうか。そのまま戻らなくなったこともあったのでしょうか。
 食事が終わると、再び雨が降り始めましたが、しかし、紫様も橙も、傘を片手に外へ出て行ってしまいました。雨音が立ち込める部屋の中で、私は一人、後片付けを始めました。
 雨漏りに小皿だけでは心もとないので、私は風呂場のたらいを持って寝間へ行きました。新聞の上に鎮座している小皿は、今朝よりも何だか少し透き通っている様に見えました。取り上げようとして触ると、ひんやりしていて、どこか湿っぽさを感じます。皿を覗き込むと、そこには一粒の雫も残っていませんでした。なぜだろう。不思議だなあ。雨漏りは、もう収まってしまったのかな。私は雨漏り水が落ちてくるのを、畳の上でしばらく待つことにしました。しかし、見れば見るほどに、美しい皿でした。今朝、その美しさに気づかなかったのが信じられなくて、私は何度も目を擦りました。もしそこに鏡があったなら、今朝の橙の倍くらいに顔を腫らした私が、はっきりと写っていたことでしょう。
 一瞬、何か光るものが目に映りました。あ、水―。そう思うや否や、もう既にその雫は、音も無く小皿に吸い込まれていました。私には、皿が一層に透き通った様に見えました。よくよく見ると、皿には円の形をした緑色の模様が縁に沿って浮き上がってきていました。私は小皿を持ち上げようとしましたが、しかし、何故か腕が思うようには動かずに―。
 いや、そうだ、このまま小皿を放っておけば、段々と透き通っていくうちに、中の模様が見えるようになるかもしれない。結局、私はたらいだけを抱えてそこから立ち去りました。部屋には、段々と水の色に染まっていく一枚の小皿のみが残されました。

 それからというもの、私は、毎日その皿の成長を楽しみに過ごすようになりました。幸いにも、雨は止む様子を全く見せずに、三週間が過ぎました。あまりの長雨に、人里では疫病が流行りだしたと聞きます。橙には、町への外出を禁じました。感染したら、元も子もない。博麗の巫女は、もう動き出したのでしょうか。彼女が動きだせば、きっともうすぐこの雨も終わるのでしょうけど。
 私は、この雨が止んでしまうことを不都合に考えていました。不謹慎?確かにそうかもしれません。しかし、私にはそんなことを考える余裕がなかったのです。
 小皿に出会ってから、私の頭の中は、日に日に曇っていく様でした。その曇りは、霧でも靄でもなく、かといって曇りガラスの様なものでもなく。例えるならば、雨降る中に見える景色のような、そんなどんよりとした重さのある曇りなのでした。ざあざあという音は、外から聞こえてくるのか、それとも頭の中からなのか、私には区別が付かなくなっていました。
 皿が透明度を増していくにつれ、中にある緑色の正体がはっきりとしてきました。鱗の様なものが幾重にも連なったあれは、ことによると竜かもしれません。いずれにせよ、明日には、はっきりとするでしょう。私は小皿を眺めながら眠りに尽きました。月の光はありませんが、しかし小皿は、月の写った湖の様に、淡い光を放ちながら揺らめいていました。

 翌日、私は雨に起こされました。私は飛び起きました。飛び起きると、そこには透明に染まった皿があって、覗き込むと、はっきり顔が映ります。私は手を伸ばしました。
 「待ちなさい」
どこからか、紫様の声がした様に聞こえました。私は振り向きましたが、しかし彼女の姿はどこにも見えませんでした。
「待ちなさい」
腕が、何か見えない糸に絡めとられたかのように、動きを止めました。それでも、私は必死で腕を伸ばし続けました。腹や頭には、何かがどすんとぶつかった様な、例えるなら丁度弾幕がぶつかった時の様な、重い痛みが走りましたが、しかし私はぐっと手を伸ばし続け、そしてついに皿へと触れました。
 良く見ると、皿にあった緑色の模様はいつの間にか消えてなくなっている様でした。それが残念で、私はぐっと顔を皿に近づけて見ました。皿の中の私の目と、目が合いました。ふと、水の中の私が、ぱちりとまばたきをした様な気がしました。
 突然、小皿の表面が揺らぎ始めました。私は驚いて、顔をぱっと持ち上げましたが、皿はどんどん揺らめきながら盛り上がってきて、ついに私の顔に触れました。
「いらっしゃい」
 私の頭に何か緑色の物が被せられ、私は段々と世界が色を失っていくのをただ呆然として見ていました。誰かが私の名を呼んだ気がしました。それから背中に軽い衝撃があって、とすん、と音がした後は、もう何も聞こえませんでした。雨音さえも無くなってしまって、私は久しぶりに、完全な沈黙というものを知りました。

 気づくと、私は暗い湖に立っていました。上のほうを仰ぎ見ると、そこには小さな月が浮かんでいました。これもまた、私にとっては久しぶりのものでした。
「ここは、一体どこだろう」
 頭の上には、小さな冠が載せられていました。見ると、冠は、何枚もの丸い葉っぱが組み合わされて出来ていて、それが私には鱗に見えていたのだと気づきました。私は、緑色の模様の正体をやっと知りました。そして、それが案外大したことの無いものであることが判って、小さく肩を落としました。
見回すと、湖は丸い形をしていることに気が付きました。更に良く見ると、その周りをぐるりとたくさんの葉っぱが取り囲んでいることが分かります。しかし不思議なことに、そこには葉を支える幹は一本も見当たりません。もっと近づいてみよう。私はその葉っぱたちの傍にまで行ってみましたが、しかし、やはり、そこには遠くから見たのと同じに幹が無く、ただ真緑の丸い葉っぱが月光に照らされて、闇に浮かんでいるだけなのでした。
 私は、そこを突き抜けようとしました。しかし、無理でした。葉っぱから先には、どうやっても進めないのです。まるで見えない壁があるかの様に、私の体は葉と葉の間をすり抜けることが出来ません。
「これは困った。いや、別に私は困らないが。紫様は困るだろうなあ。掃除、洗濯、食事の準備。一体どうなさるだろう」
私は案外落ち着いていました。それどころか、何か心が浮き立っているような、そんな感じさえもありました。
「ああ、どうしよう。いや、どうしようかなあ」
空を見上げても、そこには相変わらずの満月が浮かんでいるだけでした。ふと一瞬、満月が翳ったように見えましたが、それはきっと私の見間違いでしょう。
 腕組みをして、難しい顔をしていた私の耳が、突然何かを捉えました。小さな小さなそれは、子供の声の様でした。まるで歌っているかのように拍子をつけて紡がれる言葉には、しかし音程というものが全く無く、ただ淡々と、まるでそこに言葉をぽつぽつと置いていく様な調子を見せていました。
「河童のお皿は頭の上に」
ポツリ、ポツリ。
「鬼の皿には石ころひとつ」
トツン、トツン。
「天狗のお皿は空を飛び」
ト、ト、ト、ト。
「狐の皿には水が滴る」
 ざざざあっと音がして、雨が降り始めました。しかし、満月は出たままでした。天気雨、狐の嫁入りという奴でしょうか。
 私には、言葉の意味が全く理解できませんでした。しかし、声は続きます。
「狐の皿には水が滴る」
雨が更に強くなりました。頭の皿がかち割れる様な強さでした。
「狐の皿には水が滴り」
雨粒が弾幕に思えました。痛い、痛い。私は思わずうめき声を上げました。
「狐の皿は水鏡」
また声が聞こえました。
 すると突然、ぴたりと雨が止みました。頭をぶるぶると振ると、私の頭から冠が飛んで行って、落ちる寸前にふっと煙の様になって消えてしまいました。
「あ」
私は妙に寂しい気持ちになりました。何か大切なものを失ってしまったような、そんな気持ちでした。
 がっくりとして肩を落とすと、その肩をトントンと突っつくものがありました。私はびくりとして振り向きました。そこには見慣れた私の主人が立っていました。紫様は言いました。
「あなたの名前は藍よ」
何を今更―。私が唖然としていると、紫様の姿は瞬く間に消えてしまいました。一体なんだったのだろう。私はそこに立ち尽くしました。
「私の名前は藍です」
 後ろから声がしました。振り向くと、そこには私がいました。え、と呟いて私はしりもちをつきました。しかし、湖の水は跳ねもしなければ揺らめきもしません。私は手をついたつもりでしたが、その感覚はありませんでした。見ると、そこには体も腕も無く、また恐らくはそこに私の頭も無かったのでしょう。足元には、私の陰など少しも映ってはいませんでした。
 目の前にいる私の頭には、消えたはずの草冠が乗っていました。そして、見えないはずの私を指差して、
「あなたは監よ」
と言ってにこりと顔を歪めました。私は背筋に寒気が走るのを感じました。背筋など、あるはず無いのに。
 私は叫びました。確かに、叫びました。しかし、声は耳に届きませんでした。私は絶望しました。私は、自分が自分であることを疑いました。
「大切なものは、失ってはじめて気づく。そうでしょう?」
 子供向けの教訓が、いやに耳に痛いものだと、私は苦虫を噛み潰した様な顔をしました。したつもりです。
「ちくしょう。私に成り代わるなんて。なんて奴だ、死んでしまえ」
私が言うと同時に、彼女の口も動いていました。私の声は、目の前の私の声と重なって聞こえました。いや、むしろ私の声が彼女の口から発せられている様でした。私は、自分で自分の言葉に背筋を寒くしました。死んでしまえ、とは、なんと心を削る言葉だろう。
 目の前の私は言いました。
「さようなら」
 私は自分が消えていくのを感じました。なんだか分からないけれど、形を失っていく感覚というものは、相当に嫌なものです。
 そして、私は消え去りました。どこか遠くで、パリンっと皿の割れる音がした様でした。

 倒れていた私がまぶたを開くと、そこには紫様と橙がいました。二人とも、嬉しそうな顔で、私に抱き付いてきました。目を覚ましてくれて良かった、と。私の身体は傷だらけでした。ついでに室内もめちゃくちゃで、あちらこちらが焼け焦げていました。
「紫様が弾幕まで使って藍様を止めようとしたものだから」
「だって藍ったら、私がいくら腕を引っ張っても、声をあげても止まらないんだもの」
 二人とも、本当に嬉しそうでした。
 その日、雨は上がりました。これで、また以前通り、普通の毎日が送られることになるのでしょう。
 ただ、私が、藍で無いことを除いては―。
後味が悪い。キレも悪い。俺はスーパードライの真逆を行く。
御洒落
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/11/21 14:56:44
更新日時:
2009/11/21 14:56:44
評価:
18/18
POINT:
83
Rate:
1.14
1. 7 バーボン ■2009/11/25 19:47:19
これは確かに後味が悪いですね。それが大前提の作品なのでしょうから、そこはむしろプラスですが。
言葉遊び自体は単純かもしれませんが、しかし「ああ、なるほど」と思ってしまったのは事実。
2. 2 神鋼 ■2009/12/06 20:11:30
この後味はちょっと……
3. 8 静かな部屋 ■2009/12/31 12:05:09
何かの隠喩なのか?
自己?
草の冠の下に臥す皿=小皿?
藍=小皿なら、割れた小皿が即ち藍そのもの?
鏡の向こうの世界からは、何が見えるのか?

アガサ・クリスティの言葉にこんなのが。
『鏡の中の人影を見るとき、その人影から見られている』

お前は誰だ?私は誰だ?

あーこわい

思ったままに書き散らかしてみましたが……。すげえカオスだな我ながら
文章が素敵で、締め方もこの作品に相応しいと思いました。
4. 3 藤木寸流 ■2010/01/04 01:36:33
 しっくり来ない……後味の悪さがそうさせるのでしょうか。
 怖いのだか、背筋が凍るのだか、そうでもないのだか。
 いまひとつパンチが足りないのはそうなのですが。どこか惜しい。
 結局あの皿って何だったのとか、藍さまを返せーとか。
5. 2 パレット ■2010/01/10 05:03:15
 ちょっと……わからない……。
 お話自体は飲み込みましたが、これにどんな意味が込められてるのか等々、ちょっと自分の読解力ではたどりつけませんでした。申し訳ないです。
6. 2 白錨 ■2010/01/10 09:13:47
紫とゆかりご飯をベースにした作品かな、と思いましたが、ちょっと意外な内容でした。
7. 3 椒良徳 ■2010/01/11 18:04:00
自分でキレが無いと書いておられますが、本当にキレがありません。
文章に盛り上がりが無く妙に淡々とした印象を受けます。
その所為でホラー調の作品なのにちっとも怖くありません。
怖くないホラーなのでこの点数です。
8. 4 ホイセケヌ ■2010/01/13 21:06:13
矣ホカ、ャ杉、、。「、ネ、、、ヲ、隍遙「メ簧カ、ャチシ、ッス筅鬢ハ、ォ、テ、ソ、ネ、、、ヲモ。マ、ヌ、ケ。」
ホトユツ、ャネ。ゥ、キ、ッ。「ヒシ、、コメ、ュ゙z、゙、、ニ、キ、゙、ヲテ豌ラ、オ、ャ、「、、ホ、マエ_、ォ、タ、ア、ノ。「、ハ、、タ、ォ、ハ、「。」スYセヨ。「、ェテ、ホヨミ、ホハタス遉テ、ニコホ、ハ、、ヌ、キ、遉ヲ。」廻、゚、ソ、、、ハ、筅ホ」ソ。。、ス、、ネ、籌ェ・ヘ・ソ、ャ、「、、ホ、ヌ、キ、遉ヲ、ォ。」
9. 5 詩所 ■2010/01/13 21:59:36
 えっ?
 入れ替わったのでしょうか? それとも奪われたのでしょうか?
 そもそも九尾という存在に藍という式が上書きされたならば……色々考えてしまいます。
 本当の結論も気にはなりますが。
10. 7 deso ■2010/01/14 01:17:06
これまた、評価しにくい作品が。
文字を分解するというアイデアに、よくもまあ強引に雨を被せてきたものです。
考えるな感じろ、みたいなものでしょうから、感じたままを言えば、ゆかりん萌え。
11. 5 リコーダー ■2010/01/14 20:46:19
な に が お こ っ た !
12. 4 零四季 ■2010/01/14 22:02:43
……?
意味が分からなかったです。いや、なんとなくわかるような気がするのだけれど、やっぱりわかりませんでした。
13. 7 やぶH ■2010/01/15 00:06:02
スーパードライは苦手な私が参上!
でも後味はともかく、キレが悪いわけではないと思います。キレの定義を説明しろ、と言われたら悩みますが……。
14. 6 2号 ■2010/01/15 09:24:27
雨がテーマだけに、スーパードライの逆をいくわけですね。
こんな不思議な話も東方らしくていいですね。
うけざらんとは、受け皿の妖怪って感じでしょうか。
15. 3 八重結界 ■2010/01/15 14:20:52
 何とも不思議なお話で。
16. 7 時計屋 ■2010/01/15 22:20:01
 自己を失っていく過程の描写が怖いですねえ。ぞっとしました。
 自分が自分の形を失いつつある。そしてそれが感じられるとはどういうことなんだろう、と。
 今、まさに自分が自分ではなくなっていく。いきなり失うのではなく、失っていく。
 その過程が、うまく描写されていると思いました。
 文章も独特の語り口ながら、どこか情味のある、読んでいて引き込まれるものでした。
 隙の無い、見事な短編でした。
17. 3 如月日向 ■2010/01/15 22:52:56
 入れ換わり系の話は怖いですね……。まさに背筋が寒くなる感じです。
 謎が残ったまま終わるのも、この手の話にはよくありますね。個人的に苦手なのでこの点数です。

〜この作品の好きなところ〜
 藍の完全一人称が作品の雰囲気とあっていてよかったです。
18. 5 ■2010/01/15 23:48:59
うわーお
強いて言うなら雨漏りを小皿で受けようとした藍様の失敗か
こわやこわや
改行なんかが読みにくいかも
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