Dの戦慄

作品集: 最新 投稿日時: 2009/11/21 20:56:19 更新日時: 2010/01/18 15:24:06 評価: 25/26 POINT: 159 Rate: 1.42
  

  

 

 『香霖堂には雨がよく似合う』





 酒宴の席でそんなことふざけたを言っていたのはレミリアだったか。

 言った吸血鬼にとっては悪意ある一言ではあるのだろうが、生憎僕はあまり雨が苦手ではない。いや、むしろ好きといってもいい位だ。

 申し遅れたが、僕の名前は森近霖之助。魔法の森の傍で「香霖堂」という古道具屋を営む一介の店主だ。とはいっても、僕の店が扱うのはそこらの古道具屋が扱う物とは違って外の世界の――いや、脱線してしまうから話を戻そう。

 やはり雨の日は読書に限る。晴耕雨読が僕の信条だ。晴れの日は気が向けば無縁塚へ外の世界の道具を拾いに出かけ、それ以外の日は本を読んでいる。なかなか理解されてもらえないが、晴れの日の読書と雨の日の読書には違った味わいがあるのだ。





 まぁ、雨なので僕はこうして朝から読書をしているわけである。









 ――カラン、カラン。



 来客だ。



「いやー、すごい雨だなあ、香霖!」



 訂正する。来災だ。

 扉が開いた途端、耳を心地よくくすぐっていた雨音が喧騒へと豹変した。水滴が跳ねる。

 転がりこむように店内に入ってきた黒い少女の名前は霧雨魔理沙。魔法の森に住む魔法使いだ。ちなみに魔理沙が来店する回数に比例して香霖堂の商品が何故か減っていく。



「ちょっと研究が行き詰ってたんで息抜きにきたぜ!」

 

 取り上げられる前にそそくさと僕は読んでいた本をしまった。何も買わないくせに、魔理沙は僕が相手をしないと酷く機嫌を損ねるのだ。

 着ている服の色合いと相まって正真正銘の濡鼠となった魔理沙に、タオルを放る。



「着替えるかい?」

「いや、急いできたからそれほど濡れてもいない」



 魔理沙はキョロキョロと店内を見回す。目ぼしいものがないか物色しているのだ。その目はまさしくハンターそのものだ。



「本日は何をお探しでしょうか?」



 僕は魔理沙の興味を逸らそうと慇懃無礼に話しかけてみるが勿論効果はない。

 ……髪を拭くのはいいが水をこちらに飛ばさないでくれ。



「そうだな、たまには面白い本でも読みたいぜ」



 店なのだから買っていってくれ、と言ってものれんに腕押しなのは目に見えている。僕は大げさにため息をひとつつくと、先程読んでいた本とこれから読む本を除いて、後ろの本棚から適当に本を引っ張り出した。



「なら、これでも読むといい」



 魔理沙に手渡したのは、僕が読んでいて途中で飽きてしまった本だ。最近拾ったもので、比較的新しい装丁だったので外の世界についての何か新しいことが分かるのではないかと期待していたが、内容は全くためにならないものだったのだ。本当に「暇つぶし」程度にしかならない。

 まあ、読めば分かるよ、とだけ僕は言っておいた。面白い本が読みたいという魔理沙の希望を僕が叶える必要はさらさらない。



「『FromD』? なんか前に香霖が読んでた本みたいな名前だな」

「あれは『FromA』……外の世界の就職情報誌だ」



 あの雑誌に載っている仕事は何から何まで時給や日給が異様に高く、僕は非常に驚いた覚えがある。中には時給1万圓なんて仕事もあった。おそらく昔の時代の妖怪退治のような命を賭すような厳しい仕事であるのだろう。

 僕は読書に熱中していてすっかり冷めてしまったお茶を一杯すすった。



「で、なんで香霖が就職情報誌なんて読むんだ?」

「外の世界にいずれ行くっていうのが僕の――いや、最近香霖堂の売り上げが落ちていてね」



 途中で意地の悪い考えが浮かび、僕は会話をいささか強引に軌道変更した。魔理沙の顔が途端に訝しげなものになる。警戒しているのだろう。



「ほう。いい道具が入らないのか?」

「いい道具を見つけても持ち逃げする不届き者がいてね。霊夢は片っ端から高級なお茶を飲んでしまうし……」

「ぐっ……」



 ガードを潜って一撃が決まった。口惜しそうに魔理沙が口を歪める。



「困った不届き者がいたものだな。今度見かけたら一発殴っておいてやるぜ」

「ああ。そうしといてくれ」



 僕はそっけなく返す。流石に自分を殴ることはできないだろ? という追撃は心中にしまいこむ。それくらいは言わなくても伝わるだろう。

 それにしても、膨れっ面の魔理沙は今も昔もなかなか可愛いものだ。



「でも、本当に台所事情が苦しいのか?」

「まあ、別に可もなく不可もなく、と言った所かな」



 あまり一見さんが訪れないこの店だが、常連には事欠かないのだ。紅魔館の従者や白玉楼の従者などは機会があれば店によって何か買っていってくれる。



「別にお茶に関してなら、全部同じ銘柄の安物にしちゃえばいいじゃないか。私はあんまり味なんか気にならないからな」

「何を言ってるんだ? そんなことしたら霊夢が寄り付かなくなってしまうじゃないか」

「……へぇ、香霖にしちゃあえらく素直だなぁ!」



 ――! 今度は言った直後に深い後悔に襲われた。これは失言だった。しかも魔理沙が犯したのと比べ物にならないくらい大きな。見ると魔理沙も驚いたように目を丸くしている。

 だが、魔理沙はすぐにニヤニヤとした笑みを浮かべた。



「い、いや、そういう意味で言った訳ではなく霊夢に来てもらうというのは香霖堂に降る災厄に対する保険になっているわけで――」

「『そういう意味』ってどういう意味だ? って聞くのはさすがに野暮天か。香霖も男だしなぁ。ま、私も今度から茸をたくさん持ってくるようにしてやるぜ」



 ご機嫌になった魔理沙は僕の肩をばんばんと叩く。こんなに屈辱的なことはない。



「頼むから商品を買ってくれ」

「いやだぜ」



 いよいよがっくりと肩を落として、感じる微かな火照りを冷まそうと僕は読みさしの本を開いた。









「なあ、香霖」



 どうやら、魔理沙は傍に人がいると本をじっくりとよめない人間のようだ。本を開いてからほんの四半時しか経っていない。



「この『駝鳥倶楽部』ってのが書いた奴の名前なのか?」



 返事をしなかったのだが、魔理沙は懲りずに尋ねてきた。仕方なく本に栞を挟む。



「まあそうだが、『駝鳥倶楽部』を人の名前かと尋ねられているのならば答えはノーだ。『駝鳥倶楽部』は芸人の集まりさ。どうやらその本を読んだ所、肥後、寺門、上島という三人から成っている団体のようだね。まあ元は四人だったようだが」



 詳しく言うと一人一人に肥後――ツッコミ、寺門――小ボケ、上島――大ボケといったように役割分担があるのだが、そこは本を読めば分かる所なので割愛した。



「プリズムリバー楽団みたいなもんだな」

「その例えは彼女達に失礼だと思うが……まぁ、大体そんな所だよ」



 そういえば以前密林で見かけた妙な風貌の外来人の少女は自ら『秘封倶楽部』の一員だと名乗っていた。どのような倶楽部なのかは結局分からなかったが、彼女――マエリベリー・ハーンとか言ったか――の放つ妖しげな雰囲気から察するに、あまり良い事を目的とした団体ではなさそうだった。『駝鳥倶楽部』とも何らかの関係があるのだろうか。



「おい」



 名は体を表すと言う。物を見ただけで名前がわかる能力を持つ僕は、物の名前にはちょっとうるさい。述べさせてもらうと長くなるが、簡単に言うと意味のない名前などない、というのが僕の持論だ。僕であれ、魔理沙であれ、霊夢であれ、名前とは発音した時の響きだけで決まるものではないのだ。

 残念ながら、根拠があまりに少なすぎるので推論になってしまうのだが、思うに、彼女――マエリベリー・ハーンは外の世界で『刺客』のような暗殺に関わる職業を生業にしていたのではないだろうか。所属するという『秘封倶楽部』即ち、『秘密』を『封ず』(口封じという言葉がある)からもそのようなことが見て取れる。



「おい香霖!」



 外の世界で政治・宗教的な理由で暗殺が行われるのは歴史上そう珍しいことでない。

 古くは武経七書の一、『呉士』を書いたとされる呉起、有名な所では蜀の猛将張益徳、崇峻天皇、織田信長。幻想郷が外の世界と隔離されるちょっと前には井伊直弼や佐久間象山など歴史上で暗殺された人々は挙げればきりがない。最近では外の世界では二・二六事件という大規模な暗殺事件があったようだ。



「しまいにゃ泣くぞ?!」



 では刺客である彼女がなぜ幻想郷の竹林にいたのだろう。答えは簡単だ。おそらく外の世界から死体を埋めに来たのだろう。竹林で穴を掘っていたという行為がその証拠だ。

 今、外の世界は人で溢れているという。そのためか猫の額ほどの土地でも異常なほど高価になっているそうだ。銀座(銀貨を作る場所なのだから当然かもしれないが)や、六本木、丸の内などが代表例だ。そんな状況なら死体一つを埋めるのにも難儀するに違いない。彼女が幻想郷に来た理由はやはり明白だ。

 やれやれ。見かけは大人しそうだったが、外の世界ではあんな娘にまで殺人を請け負わせるような世相になってしまったか。



「いや、むしろ人畜無害のような奴に限って実は危ないのかもしれないな……」

「いい加減に……、っておい、何を言ってるんだ?」



 僕が思考の海から抜け出すと、目の前に涙目になって息を荒げる魔理沙がいた。



「そんなに息を荒げてどうしたんだい?」



 すると魔理沙は何故か呆れたように肩をすくめた。



「香霖が私を無視するからだぜ……」

「無視なんてした覚えはないが」

「もういいぜ……私もさっきの香霖の意見に大賛成だ」



 つまり、魔理沙は僕が人畜無害に見えて危ない奴だと言いたいのだろうか。それはいささか心外だ。僕ほど大人しい半妖はなかなかいない。半妖自体なかなかいない存在ではあるが。

 





 ――カラン。



 弱弱しい音と共に香霖堂の扉が開き、すぐに閉じた。だが、客が入ってくる様子はない。

 僕には少し思い当たる節があったので店内を見回してみるが、どうやらあの胡散臭い妖怪少女が来ているわけでもなさそうだ。良かった。彼女はややもすると魔理沙よりもずっと性質が悪い。



「なんだ? 風か?」



 魔理沙が興味津々な様子で本を置いて立ち上がる。



「今は雨が降っているんだから、扉は開けないでくれると――」



 ……聞いちゃいない。魔理沙はかまわず扉を押し開ける。どう、と吹き込んだ雨風が店内を勢いよく駆け巡る。僕は思わず目を細める。



「霊夢!」



 魔理沙が悲痛な声を上げた。腰を上げて覗きこむと、確かに、紅白かどうかすらも危うくなった泥だらけの巫女服を着た楽園の巫女、博麗霊夢が地面に倒れ付していた。



「くそっ! 駝鳥倶楽部にやられたのか!?」

「どうしてそこで彼らが出てくるんだ……」

「推理は空気だぜ」



 かすかに上下する胸から無事を確認すると、僕は霊夢を抱えおこした。頬に泥が跳ねる。

 魔理沙もこの時ばかりは気を利かせてそそくさと畳の上を片付け人一人横たわれるだけの空間を作ってくれた。

 布団の上に寝かせた霊夢の体にはあちこちに引っかいたような小さな傷はあるものの、大きな傷は見当たらなかった。出血もなさそうだ。そこまで確認し、ようやく僕は一息つく。

 すると、霊夢が小さく身じろぎした。



「……うう……茶殻じゃない新茶飲み放題……」



 ……なかなか幸せそうな夢を見ているようだ。

 同時に霊夢が倒れていた理由も大方予想がついた。魔理沙と顔を見合わせ苦笑する。



「服が汚れてしまったから着替えてくるよ。霊夢が起きたら教えてくれ。消毒薬はそこの棚の引き出しに入っている」

「了解だぜ」



 ――やれやれだ。









 僕が着替えて戻ると既に霊夢は目を覚まし、ちゃっかりお茶と菓子を食べていた。香りからするに、また的確に香霖堂で最も高価なお茶とお菓子を選んでいるようだ。



「美味しい! 美味しいわ、霖之助さん!」



 霊夢が半泣きで微笑む。よっぽど飢えていたのだろう。

 これだけ喜んで飲んでもらえれば茶葉も本望だ、僕は柄にもなくそんなことを考えた。



「どれくらい食べてなかったんだ?」

「えっと、先々週に大根の葉が尽きちゃったから――ほぼ二週間ね」

「最近ちょっと私が家に籠っている間に霊夢はそんな生活してたのか」

「うう……五日前に魔理沙が持ってきてくれた茸は美味しかったわ……」



 はらはらと涙を流す霊夢。だが、博麗の巫女とはそんなに食に飢えるような職ではなかったはずだ。神社としての参拝客は少ないが、妖怪退治を任ずる巫女本人には村人から謝礼や供物が少なからず行くはずである。歴代の博麗が飢えたという話は聞いたことがない。宴会の時だって多くの食材を提供している。

 ならば霊夢が大食漢かといえばそんなことはない。好き嫌いはないが、霊夢は基本的に小食の部類に入る。魔理沙のほうがまだ食べる方だろう。とすると、霊夢が飢える原因など何もないということになる。――いや、ひとつだけあった。



「ちょっと妖怪退治で神社を開けていたら根こそぎ食べ物が腐っちゃって……」



 そう、霊夢はずぼらだった。おそらく塩漬けにするのや干すのを忘れていたのだろう。



「……しっかりと保管しとけよ」

「うう、でも面倒臭いのよ……」

「けれど霊夢、君が村の人からもらった食材は事実上神社の神様への供え物だ。それを勝手に巫女が腐らせるわけにはいかないだろう?」

「はーい……」



 元気がないのか霊夢はいつもより殊勝に頷く。まぁ、済んだことをあまり攻めても仕方ない。それにもう一つ、僕には疑問があった。



「それで、どうやってここまで来たんだい?」

「足に力が入らないけど霖之助さんのとこまで来れば何か食べられると思って匍匐前進で来たわ。途中で朱鷺の妖怪に『本返せ』って謂れのない罪を着せられて襲われかけたり、大変だったのよ……もちろん返り討ちにしたけど」



 さすがは弱っても博麗の巫女といった所だろうか。僕はため息をついた。



「まぁ、一息ついたら着替えておいで。また濡れたみたいだから魔理沙も、だ」









 姦しい、という言葉がある。

 一説に一人なら静かな女性でも三人集まると打って変わって騒がしくなることからこの漢字が当てられているという話がある。僕はこの意見に猛烈に反発したい。

 三人もいらない。二人で十分五月蝿い。



「こっ、こいつら最高だぜ! 馬鹿じゃないのか! くくっ」

「ふ、ふふ……き、きっと正真正銘の馬鹿よね! ぷっ……あはははっ!」

「まぁ、やっていることが馬鹿らしいというのは否定しないけれどね」



 ――僕が本を読んでいる隣で霊夢と魔理沙が腹を抱えて笑っているのだ。



 

 着替えから帰ってきた霊夢は今まで以上にやけにご機嫌だった。鼻歌すら歌いだしそうな様子であった。そこに魔理沙が僕から借りた本を一緒に読もうと呼びかけ、霊夢が一も二もなく了承し、今に至る。

 ただ不可解なのは、霊夢も魔理沙も件の『FromD』を読んで爆笑している点である。これがいわゆる、世代の差という奴なのだろうか。本当に駝鳥倶楽部とやらが面白いのだろうか。

 もうかれこれ一刻は読書を続け、霊夢などは本日十数杯目となるお茶を啜っている。この分だと今日中に茶葉の買い置きは無くなってしまいそうだ。

 そして目下一番の問題は――前述のとおり、姦しいことである。

とにかく読み始めから今まで、霊夢も魔理沙も延々と笑い続けているのだ。まるでワライダケでも食べたかのようだ。ちなみにワライダケを食べると笑っているように見えるのは神経が麻痺し、頬の筋肉が痙攣し、笑っているように見えるからというのが実情である。



「霊夢、魔理沙も、もう少し静かに読書できないのか?」

「でも香霖、こいつら面白すぎて……ひひっ」

「そうよ霖之助さん、この人たちもう可笑しくて!」



 取り付く島も無い。仕方なく僕は店の商品である「ヘッドホン」を耳に装着した。これをつけるとある程度外部の音を遮断できる。ただし、会話をするにはとても不都合だ。これをしたままだと自らの声が小さく聞こえるため、必要以上に大きな声を出してしまうのだ。

 本来の用途は『音楽を聴く』為のものだが、生憎僕がどこをどう弄っても音は聞こえてこなかった。もしかしたら、この前八雲紫に渡した白い箱と何か関連性があるのだろうか? 

 少し遠くで聞こえるようになった少女たちの笑い声を聞きながら僕は外の世界の音楽について、ちょっと思いを馳せることにした。









 気が付けば香霖堂の壁にかけられた古時計の針が正午を指していた。雨は益々勢いを増し、屋根を激しく叩いている。

 ちょうど魔理沙と霊夢は本を読み終わった所で、興奮したように駝鳥倶楽部について語り合っていた。本を読むのは大いにいいことだ。多くの叡智を授けてくれる。だが、出来ればもう少しためになる本を読んで議論してほしい。



「『駝鳥倶楽部』って面白いな! とりあえず私は幻想郷一のリアクション芸人になってやるぜ!」

「なら一緒に『夜雀倶楽部』でも組む? 私は役柄的に寺門さんみたいな小ボケがいいわ。もう一人……ツッコミには妖夢辺りを誘ってみる?」

「妖夢にはちょっと無理があるだろ。かといって妖夢にリアクションをやらせたら、私ごときじゃ適う気がしないぜ。咲夜辺りが適当じゃないか?」

「彼女の突っ込みはおそらくナイフで串刺しだよ」



 釘を刺すと、霊夢と魔理沙は驚いたようにこちらを見た。本に熱中しすぎて僕の存在を忘れられていたようだ。……一応、ここは僕の店なのだが。



「それより、もう正午だよ。昼飯はどうするつもりだい? 材料はあるが……」

「おお、もうそんな時間か」



 僕は半人半妖だからほとんど食事をせずとも暮らすことは出来るのだが、人間ではそうもいかないだろう。



「じゃあ、私が作るぜ」



 魔理沙が自分から名乗り出た。僕が本を貸してやったのだし、さっき新しく入荷したばかりの紫水晶もさりげなく懐に入れていたのだから、食事くらいは作ってもらわないと割に合わない。



「いや、いいわよ。今日は私が作るわ」



 霊夢が間髪いれずに遮った。確かに今日行き倒れていた霊夢からすれば、お茶やお菓子の礼に食事を作ることくらいしないと気がすまないのかもしれない。

 

 僕は感慨深い気持ちで二人を眺めていた。面倒くさいことが嫌いな二人だ、昔ならこんなことはなかったろう。だが、気づかない内に二人とも成長していたのだ。人間というのは本当に育つのが早い。ちょっと前まで肩を並べて歩いていたのに、いつの間にか僕が一歩進む間に百歩は先に進んでいってしまう。それはとても寂しいことだ。けれど、素晴らしいことだとも思う。彼女たちは毎日違う姿を僕に見せてくれる。だから僕も愛想を尽かされぬように、一歩ずつ、一歩ずつ、彼女たちを見失わないように追いかけるのだ。



「霖之助さん?」

「いや、すまない。ちょっと感慨に浸っていたんだ」

「それは別に構わないけれど……」



 そう言う霊夢の声は明らかに不満げだ。そういえば、魔理沙も霊夢も立ち上がらずにこちらを見つめている。



「どうしたんだい?」

「香霖、この本読んだんだろ?」



 だからどうしたんだ? それは何かと関係が――魔理沙に向かって言いかけて、はたと僕は思い当たった。



「まさか――」

「そのまさか、よ。この中には三人しかいないわ」



 やられた。魔理沙と霊夢=肥後と寺門という図式が既に出来上がっていたのだ。この部屋にいるのは三人。つまり残りの一人――大ボケ、上島=僕という役回りなのだ。

 

 ……だが待て。僕がその『駝鳥倶楽部』のネタに加わらなければいけないという法はない。勝手に押し付けられた役目でそれを演じる演じないは自由なはずだ。このまま行けば霊夢か魔理沙のどちらかが昼飯を作ることになる!

 しかし、魔理沙の不敵な笑みを見て僕は思い出すことになる。





 『あの本を勧めたのは誰だ?』





 そう、この僕だ。面白い本ともつまらない本とも言わなかったが、僕が勧めたという事実は覆らない。つまり、僕がこの茶番劇に加わらないという不興な行いは、知ってか知らずか、魔理沙によって最初の時点で封じられていたのだ。



「くっ――」

「くくく、さぁ、早く言うんだ、あの決め台詞<ラストワード>をな!」



 魔理沙が高らかに叫んだ。ゆっくりと僕はうな垂れた。





「……じゃあ、僕が作ろう」





「「どうぞどうぞ!」」



 

 憎らしいくらいに魔理沙と霊夢、二人の声が重なった。僕は力なく膝から崩れ落ちた。完敗だった。



 



 駝鳥倶楽部――なんとも恐ろしい、倶楽部である。













 昼食は、魔理沙が持ってきていた茸を用いた炊き込みご飯、保存しておいた朱鷺の肉を用いた味噌汁、前々から漬けておいた『霧雨道具店』秘蔵の味である糠漬けと、いつもより大分豪華なものとなった。決して二人が香霖堂に遊びに来ていたから、という訳ではない。

 僕が作った食事を堪能した霊夢と魔理沙は満足げだった。魔理沙は何故か涙ぐんでいたし、霊夢はやはり普段見られない位機嫌が良い様子であった。

 相変わらず雨は降り続いて二人を引き止めてはいたが、その勢いは大分弱まってきたようだ。



「さて、僕はそろそろ昼寝をするけど、どうする?」

「私は本業に入るぜ」

「道具を勝手に持っていくのは止めてくれ」

 

 言ってはみるが半ば諦めている。釈迦に説法。馬の耳に念仏という奴だ。本当に大切なものは倉庫に仕舞ってある。もちろん半ば強引に魔理沙を説得して得た草薙の剣も。



「えーっと……」



 見ると、傍で霊夢が顔を赤らめてもじもじしていた。手は固く膝の上に添えられている。



「どうしたんだ霊夢? 厠か? まぁあれだけお茶飲んでたし仕方な――」

「馬鹿!」



 魔理沙は霊夢の裏拳で綺麗に宙を舞った。それにしても綺麗に顎に決まったものだ。これは当分目を覚まさないかもしれない。



「り、霖之助さん?」

「なんだい、霊夢」



 霊夢は上目遣いに恐る恐るこちらを見やった。





「膝枕、しましょうか?」





 僕は耳を疑った。鼓動が急速に速まるのを感じる。だが、僕はどうにかそれを顔に出さずにいることに成功した。きっと天然な霊夢のことだ、他意なんかないに決まっている――。何故かそう言い聞かせる度に、胸が痛んだ。



「じゃあ、お願いするよ」



 霊夢はこくりと頷くと、正座したままするするとこちらに近寄ってきた。雨や泥の香りに混じって、仄かに桜の香りがした。



「ど、どうぞ」



 僕はぎこちなくも霊夢の太ももに頭を下ろした。頭を通して伝わってくる暖かさだけではない何かが、頬を紅潮させていくのが分かった。

 一方、霊夢は吹っ切れたように落ち着きを取り戻していた。泰然自若は博麗の巫女に共通の性である。



「霖之助さんの髪の毛、柔らかいわねぇ」

「こう見えても僕はインドア派でね」

「他にどう見えるっていうのよ……ふふ」



 そんなどうしようもなく他愛のない、けれど不思議と嫌にならない話をしているうちに、僕の意識はゆっくりと闇へと落ちていった。









 窓から入り込んできた西日に当てられ、僕は目を覚ました。

 おそらく申の刻より少し前といった所だろうか。随分寝てしまったものだ。

 見上げると、霊夢がこくり、こくりと船を漕いでいる。日の光を浴びて輝く霊夢の黒髪。その在り様はとても美しく、同時にとても儚かった。

 起き上がろうと身じろぎをすると、軽い呻き声と共に霊夢が目を開けた。



「ああ、すまない。起こしてしまったね」

「霖之助さん……?」



 身を起こすと、霊夢が名残惜しそうな表情を浮かべた、気がした。



「とても心地よかったよ、有難う」



 そう言うと霊夢はにっこりと微笑んだ。

 僕はその笑顔を直視できず、崩れた着物の襟を正す。

 いつものように文机に向かい、頬杖をつく。この体勢が一番落ち着くのだ。



「ねぇ、霖之助さん」



 霊夢が身を乗り出してきた。



「なんだい」

「美味しいお茶、私のために買ってくれてるって本当?」

「どこでそれを――」

「さっき着替えてたとき。魔理沙が教えてくれたわ」



 魔理沙め。霊夢の機嫌がやたら良かったのはそのためだったのか。思わず魔理沙の姿を探すが見当たらない。



「魔理沙ならアリスの家へちょっと用があるって出かけたわ」



 お節介を焼いてくれるものだ。思わず何度目になるか分からないため息をつきかける。



 けれど。



「でも霖之助さん――有難う」



 そういって浮かべた霊夢の笑みは、この店のどの品より輝いていた。

 この笑顔を見るためなら、僕はどんなお茶だって買ってみせるかもしれない。そんな場違いなことを思った。



「どういたしまして」





 だから、こうやって微笑み返すことも出来た。

 







 そして、幾分時間が流れた。

 近い距離のまま、僕と霊夢は停止していた。世界も何もかも、僕らと共に止まっているかのようだった。いや、止まってもいいと思えた。

 つまり、まったく嫌な時間ではなかったのだ。

 言葉はなくとも、彼女の澄んだ瞳やつややかな髪を眺めているだけでなんとなく僕は満足だったのだ。







 ――カラン。



 そこへ、魔理沙が勢いよくやって来た。



「おい香霖、霊夢! 虹が出てる……ぜ……って、うぉいぃ! 失礼しましたぁーっ!」



 ――バタン。

 そして僕たちを見て、転がるように出て行った。濡れていなかった所を見ると、どうやら既に雨は上がったようだ。



「ふ……フフフ」

「……あははははっ」



 僕と霊夢は顔を見合わせて、堪え切れずに笑った。久方ぶりに楽しくてしょうがなかった。



「見に行きましょうか――虹」

「そうだな」



 魔理沙があれほど焦って駆け込んできたんだ。それに霊夢もいる。

 ――どんなに虹は美しかろう。









 幻想郷は美しい。そして霊夢と同様に儚い。

 夕日の向こうに煌めいている虹は、この世界の最高神である龍が作ったと思わせるのに十分な美しさと神々しさを兼ね備えていた。



「な? 綺麗だろ?」



 何故か僕と霊夢を交互に見やりながら魔理沙が焦ったように言う。先ほどの香霖堂に入る間合いを間違えたと思っているのだろうか。だが――おそらくあれはベストタイミングだった。霊夢もそう思っているだろう。告げ口した件も含め、僕は魔理沙を許してもいいかな、とぼんやりと思った。



「ああ、綺麗だ」

「綺麗ね……」



美しいものを前にすると人は圧されて口数が減るものだ。だが、この例も魔理沙だけには別らしい。



「こんなに綺麗だったら、次から私のスペルカードに『虹』の名前を冠してもいいかもしれないな!」

「またそんなこと言って……アリスとパチュリーに怒られるわよ?」

「私のほうが凄いのを作れるぜ」



魔理沙が口を尖らせる。弾幕はパワーじゃないっていつも言ってるじゃない……と呆れたように霊夢がつぶやく。



見慣れたいつもの光景。これからもずっと変わらないであろう光景。





実は、この光景は虹よりもずっと僕にとっては美しいものなのかもしれない。









「さて、そろそろ香霖の迷惑になるし、帰るかなー!」

「そうね、私もあまり神社を開けるといけないから帰るわね」



 虹が消えてしばらくしても、名残惜しそうに立っていた魔理沙と霊夢が告げた。



「いや、霊夢はもう少しここにいろよ。香霖も一人じゃ寂しいだろうからな!」

 

 余計なお世話だ。僕と霊夢は思わず苦笑したが、その魔理沙の不器用すぎる優しさが嬉しかった。

「じゃあな香霖! また来るから覚悟しとけよ!」

 

 だから、その優しさに免じて風呂敷一杯分の道具持ち出しは勘弁して……いや、ツケにしておいてやろう。その量はあまりに許容量を超えているだろ。



「相変わらず暴風雨みたいね……」

「来るたび道具が減る辺り、本質は同じかもしれない」

「そうね――でも、いないと寂しいでしょ」

「そんなことはないさ」



 強がった。きっと霊夢にならそれでも伝わると思ったからだ。

 僕は香霖堂の店主。いつも厄介な二人に振り回され、嫌味を言うのが役割だ。会ったこともない駝鳥倶楽部の三人と僕たち三人は実は似たり寄ったりなのかもしれない。そんなことを思い、僕はなんだか楽しくてしょうがなくなった。





「――さて、そろそろ帰るわ」



 霊夢が大きく伸びをした。



「ああ」

「また来てもいい?」

「来るなと言っても来るんだろう?」



 これで伝わるはずだ。そう思って告げた言葉だったが、意に反して霊夢は口を尖らせて僕の目の前にずいと近寄ってきた。霊夢の顔は僕のすぐ傍にあった。



「霖・之・助さん?」



 霊夢の言葉の真意を探る。そして、少し考え、僕は台詞を訂正することにした。これなら間違いなく正解だ。

 だから、僕は腰をかがめ、霊夢の耳に向かって囁いた。











「いいか? もう絶対に来るなよ!」











「ええ。また来るわ」



夕日に照らされて恥ずかしそうに微笑む霊夢。

その微笑が見られただけで僕は今日が素晴らしい一日だったと確信することが出来た。







こんな笑顔が見られるなら――駝鳥倶楽部も、悪くないかもしれない。









                                                    了.
 

 

 ――だが、Dの戦慄はこんなものでは終わらない。

 またたくまに『駝鳥倶楽部』は幻想郷を席巻した。



 そして、ついに魔手は紅魔館へと伸びた。

 フランドール・スカーレットは慕う魔理沙から素晴らしき「熱湯風呂」を教わってしまったのだ。



「ねぇ、お姉様! 私熱湯風呂ごっこがしたい!」



 レミリア・スカーレットは我が耳を疑った。我々姉妹は吸血鬼なのではなかったか。風呂とは忌み嫌うものではなかったのか。

 このとき、『駝鳥倶楽部』の話はレミリアの耳まで届いていなかった。完全で瀟洒な従者である十六夜咲夜が下らないことをを主に届けてはならぬと情報をシャットアウトしていたのだ。

 故にレミリアは思った。これは熱湯風呂に入るフリをして遊ぶ、所謂「ごっこ遊び」に違いないと。そして愛する妹のために咲夜に命じた。



「熱湯風呂ごっこをするわよ」

「もう準備出来ております」



 またもやレミリアは耳を疑った。そして不吉な感覚に襲われた。まさか、本当に用意されているというのか? 熱湯風呂が?

 だがそんなレミリアの疑問に反してゲームは始まる。



「じゃあ私が入るわ!」



 何故か真っ先にフランが手を挙げた。レミリアは焦った。もしかしたらこれは咲夜の反逆かもしれぬと思ったのだ。

 だが、直後に彼女は安堵することになる。信頼する従者の十六夜咲夜が手を挙げたからだ。



「僭越ながら、私が入らせていただきたく思います」



 よくやった咲夜! それでこそ私の従者! レミリアは心中で拍手を送った。

 だがいつまでたっても咲夜は風呂に入ろうとはしなかった。それどころか、何故かフランが泣きそうな顔でレミリアを見つめてくるのだ。これはどうしたことだ。私に手を挙げろというのか?

 咲夜とアイコンタクトを取ると。咲夜は頷いた。即ち、手を挙げろということだ。



「私が行くに決まっているでしょう?」

「流石お姉様! お姉様に弱点なんかないのね!」

 

 あるわ! その風呂が弱点だわ!

 この時にレミリアに嫌な予感がなかったわけではない。

 咲夜がパチンと指を鳴らすと、そこにはぐつぐつと煮えた湯が一杯につまった浴槽が現れた。



「かっちり100度のお湯となっております」



 まだレミリアには淡い期待、咲夜に対する淡い信頼があった。

 入る直前に止めてくれる、アクシデントでお湯を流出させる、レミリアの周りの時間だけ止めるエトセトラエトセトラ……

 浴槽の傍に取り付けられた死刑台に等しき階段を一段上った瞬間、レミリアは己の過ちに気が付いた。

 「押しちゃ駄目」と言う度に頷きながら満面の笑みでレミリアとフランが近づいてくるのだ。これはどうしたことだ。圧力に押されて、もう一段。



「だ、誰よ こんな悪趣味な遊び考えたの!」

「香霖堂の店主だそうですわ」



 そして、ついに階段を上りきってしまう。





「ややややややややっぱ無理! いい! もう止めるからね! 絶対に押しちゃだみゃああああああああああああああああああっ!!」





 とん、とフランと咲夜に肩を押され、レミリアは宙を舞った。 

 羽があるのだから飛べば良かったと思っても時既に遅し。水面はすぐそこに迫っていた。

 私は紅魔館の住民を信じすぎていたのかもしれないな……レミリアはそんなことを思った。



 そして。





「店主ぅうううううううううううううううう!」





 どう見ても逆恨みなレミリアの断末魔の悲鳴が上がった。







 そしてこの瞬間、香霖堂には血の雨<スカーレット・レイン>が降ることが決定したのだった。
音羽
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作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/11/21 20:56:19
更新日時:
2010/01/18 15:24:06
評価:
25/26
POINT:
159
Rate:
1.42
1. フリーレス 城代 ■2009/11/22 13:28:30
霊夢と香霖の付かず離れずな距離が素晴らしかった。
駝鳥倶楽部を題材にしてよくここまで持っていったなと感心。
2. 9 城代 ■2009/11/22 13:28:55
点数つけ忘れました…orz
3. 6 #15 ■2009/11/30 17:17:44
彼らも、最近は衰えを感じているらしいですが、今後もがんばって欲しいものです。
4. 10 ■2009/12/06 16:44:11
全体的に上手くまとまっていたと思います。
駝鳥倶楽部大好きな私にとってはとても美味しい話でしたー
5. 6 バーボン ■2009/12/10 20:10:41
ダチョウ倶楽部をネタに使う是非は置いておいて(自分は有りだと思いますが)、文章が丁寧で読みやすかったと言うのが一つ。前半までのネタ、霖之助が昼食を作らされるまでの流れは「ああ、なるほど」と思わされました。
後半は一転して霊夢と霖之助がメインになりましたが、前半からの流れと考えるとどうにも違和感が。どっちかに流れを固定した方が良かったような気もします。
実は後書きが一番面白かったような気がします。レミリア哀れ。
6. 7 神鋼 ■2009/12/13 22:06:26
色々感想は考えていたんですよ。でも紅魔館のメンツが全て持って行きました。
7. 10 nns ■2009/12/17 04:57:49
こーりん終了のお知らせ
8. 8 静かな部屋 ■2009/12/19 20:53:16
ダチョウ倶楽部か!あまり雨と関係なかったような気もしますが、
こういう話は他のキャラも考えられる所がいいですね!
9. 6 藤木寸流 ■2010/01/04 02:05:19
 不覚にもw
 まさかダチョウ倶楽部を活かしてくるとは思わなかった。悔しい。
 いかにも霖之助らしい思考が展開されていて、面白かったです。あとさりげない感じのラプコメ要素も嫌いじゃないです。さりげないです。
10. 10 名前が無い程度の能力 ■2010/01/06 23:22:08
なんとまあ懐かしい本を・・・
ダチョウ倶楽部の自伝本はどれも面白くそして妙にタメになる魅力がありますね。
本編で笑いながらほのぼのした後に、あとがきで爆笑させていただきました。
お約束という名の法は幻想郷にあってなお強固なのですね。

>レミリアは思った。これは熱湯風呂に入るフリをして遊ぶ、所謂「ごっこ遊び」に違いないと。
ここで腹筋が決壊しました。
11. 6 リコーダー ■2010/01/10 01:17:58
読んでいて心地のよいSSでした。膝枕あたりで霊夢に女を感じてしまった。
どうぞどうぞの所だけ、俺が俺がと間が空いたせいでしっくり来なかったかも。
12. 3 パレット ■2010/01/10 05:14:01
 駝鳥倶楽部もうまく使っていたが霊霖が好きですごめんなさい。
 なんか一箇所霊夢が香霖を呼び捨てにしてたところがあったような気がして、たぶんミス?かしら。
13. 4 白錨 ■2010/01/10 10:36:28
おのれ! ダチョウ倶楽部(笑)と思った作品でした。
これから先、外の世界で何かが忘れられていくにつれ、こういう感じのネタが増えていくのだろうな。というこれからの可能性? を感じた作品です。
14. 6 椒良徳 ■2010/01/11 18:52:04
おぜうさまカワイソス

それはさておき、さくっと読めて面白い作品ですね。
放っておくとすぐに明後日の方向に行ってしまう霖之助の思考もなんとなく原作っぽくて良かったです。
霊夢に膝枕としてもらうところなどは正直パルパルしたくなりますが、そういうことを言うのは無粋か。
この作品はこれで魅力的ですが、他の名作たちと比べると若干力不足なのでこの点数で。

ただこれだけは言いたい。ダチョウ倶楽部はまだ幻想入りしてねえ!
15. 6 詩所 ■2010/01/13 22:10:00
 何処までがコントで何処までが現実なのやら。
 あと、香霖が上島のごとく脱ぎ始める……自然に感じるのは何故でしょう?
16. 6 ホイセケヌ ■2010/01/13 22:44:27
セイ、ォ、ピ^、ョ、ニ、、、ッ瓶馮、。「ユi抱、キ、ハ、ャ、鰈ミヲ、キ、ハ、ャ、髦S、キ、爍」、ク、、、熙ネホツ、ォ、、ヤ彫タ、ネヒシ、、、゙、ケ。」

、ソ、タ。ュ。ュヤェ、籏モ、筅ハ、、、ォ、筅キ、、ハ、、、ア、、ノ。「・タ・チ・逾ヲ・ヘ・ソ殪、、キス、ャ、、、、、ハ、「。」・皈ソ、ケ、ョ、ニ、ロ、ホ、ワ、ホ、キ、ニ、、、ソ壥ウヨ、チ、ャタ荀皃ニ、キ、゙、ヲ、キ。」、荀、ホ、ハ、鬣ヘ・ソ、、ユ、、タ、、ヒハケ、テ、ソ・キ・蟀`・・ョ・罕ー、、荀テ、ニモ、キ、、。」、ネ、、、ヲ、ォメ侃ソ、、。」

、「、ネ、ャ、ュ、マアャミヲ、キ、ソ」
17. 8 葉月ヴァンホーテン ■2010/01/14 00:15:59
面白かったです!
霖之助も「らしかった」ですし、霊夢も可愛かったです。
18. 4 deso ■2010/01/14 00:57:20
ほのぼのでした。
でも、お題の使い方としてはもう少しネタを絡めてほしかったり。
19. 6 零四季 ■2010/01/14 23:40:38
一度オチた時点で止めておいた方が良かったのかもしれないです。
でも何が正しかったのかはもう分かりません。きっと正しかったのは駝鳥倶楽部だったのでしょう。
というか、このネタは……w
20. 7 2号 ■2010/01/15 10:06:23
にやにやしながら読みました。
得てしてちょっと恥ずかしくなる話を、お決まりのギャグをうまく絡めることで嫌味なくまとめられてますね。
21. 2 八重結界 ■2010/01/15 15:44:33
 雨の日は魔性のものを呼び寄せるといいますが、まさかこんなものを呼び寄せるとは。
22. 5 やぶH ■2010/01/15 20:44:37
駝鳥倶楽部に爆笑。テーマは雨というよりDじゃないですかこれw
ところで霊夢さん、二週間食べてないのに五日前のキノコというのは……。
23. 7 774 ■2010/01/15 22:26:58
後書きを採点対象にするべきか否かという結論の出ない議論が存在することは知っていますが、
どう見ても本文が前振りで後書きが本編なので後書きも含めた点数とさせていただきました。
ここまで期待させといて美しく終わらせるなんて許されない。

それとは別にダチョウ倶楽部を幻想入りさせようとする作者様には一度説教が必要かと。
24. 5 時計屋 ■2010/01/15 22:42:45
 ああ、そういえば最近、リアクション芸人が育たないといって嘆いている芸人さんがいましたなあ。
 このまま本当に幻想郷入りなんてことにはならないでほしいものです。

 さて。
 パロディとラブコメがそれぞれ濃すぎもせず甘すぎもせず、程好い感じです。
 文章も読みやすく、軽快に楽しめるSSでした。
 ただ、お題の印象が薄かった点が残念。
25. 5 如月日向 ■2010/01/15 22:59:46
 霖之助と霊夢の距離感がいい感じですね。
 ダチョウ倶楽部ネタも面白かったです。
 しかし、二つの要素を合わせてより面白くなったかというとそうでもないように感じます。素材を活かしきれておらずもったいなく思います。

〜この作品の好きなところ〜
"絶対に押しちゃだみゃああああああああああああああああああっ!!"

 無自覚に地雷を踏むなんて、さすがお嬢様は運命に愛されていますね。
26. 7 木村圭 ■2010/01/15 23:10:21
悔しいっ……後書きだけで2点も加算しちゃうなんて……!(ビクンビクン
霖之助だと何かよく分からんけどツッコまれてるイメージしか湧いてこないのは間違ってないと思う。
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