雨ニモマケズ、巫女ニモマケズ

作品集: 最新 投稿日時: 2009/11/21 22:50:50 更新日時: 2010/01/17 21:13:28 評価: 22/22 POINT: 138 Rate: 1.42
 雨ニモマケズ

 巫女ニモマケズ

 ボムニモ弾ノ命中ニモマケヌ

 丈夫ナ唐傘ヲモチ

 撤退ハナク

 決シテ嘆カズ

 イツモソツトウヰンクヲシ

 一日ニ絶叫三回ト

 吃驚ト少シノ驚愕ヲタベ

 アラユルソラデ

 ジブンヲジユウリヤクカラ解キ放チ

 ヨクミキキシカンジ

 ソシテマナブ

 守矢ノ社ノ鳥居ノ蔭ノ

 小サナ隠レ家ニイテ

 東ニ結界ノ巫女アレバ

 行ツテ驚カシテヤリ

 西ニ瀟洒ノ従者アレバ

 行ツテソノ仕事ノ邪魔ヲ行ヒ

 南ニ死ニソウナ庭師アレバ

 コレカラガ本番ダネトイヒ

 北ニケンクワヤソシヨウガアレバ

 悪イノハキツト白黒ダヨネトイフ

 ヒデリノトキハヒガサヲサシ

 ゴウウノナカデハアマガサヲサシ

 ミンナニオソロシイヤウカイトヨバレ

 ナメラレモセズ

 タイジモサレズ

 サウイウヤウカイニ

 ワチキハナリタイ


◆ ◇ ◆


 場所は妖怪の山の守矢神社――の、鳥居の陰にある小屋の中。
 唐傘おばけの少女、多々良小傘は黙々とノートに詩を書いていた。
 そんな小傘の傍らに投げ出されているのは、つい最近外の世界から流れ着いたと言う詩集である。

 小傘がその詩集と出会ったのは昨日の事。
 風に流されてふらりと立ち寄った香霖堂と言う道具屋で、店主がその詩集を読んでいるのに遭遇したのだ。
 それは黒い、タイトルの無い本だった。外見だけで判断をするならば、本と言うよりはむしろ手帳と呼称するべきなのかもしれない。

 そして、小傘は興味本位から詩の解説を店主に依頼。
 店主に詩の意味を解説されるにつれて、彼女は詩に夢中になってしまう。

 雨風に負けぬ様に逞しく、けれども欲望には打ち克てる様に慎ましく生き、困っている人には迷わず手を差し伸べる――そんな人になりたいと言う願いがその詩には込められていた。

 小傘は、その詩に込められた願いに深く感動。その感動は、店内に涙雨を降らせてしまう程だった。
 店主は小傘の反応にやや苦笑しながら、道具屋の在庫整理を引き受ければ詩集を小傘へ贈る事を提案。
 その結果小傘はせっせと手伝いに精を出し、念願の詩集を手に入れる事が出来たのである。
 ちなみにだが、小傘に影響を与えた件の詩人の名は――語らずとも良いだろう。

 そんなこんなで詩集を手に入れた小傘だが、それで終わりではなかった。
 幻想郷に暮らす人妖の中でも、小傘はひときわ影響されやすい性格をしていたのだ。

 少なくとも、その詩に影響されて「じゃあわちきは……雨や巫女に負けぬ様に逞しく、人々の驚きを全力で糧にしながら、幻想郷のあちこちを巡りたい!」と思ってしまう程には。
 その後、小傘は「自分ならどうするだろうか?」と夢想を重ね、「自分ならこう生きたい」と言う願いをノートに綴る事を開始。
 感動した詩の形を真似ながら、妖怪らしい己の願いを綴っていた。

 傘なのだから、当然雨には負けたりしない。
 巫女にだって勝ってやる。
 弾幕ごっこで浴びせられる強烈な弾幕にだって屈したりはしない。
 勝負の場では決して逃げたりしない。
 泣き言は言わない。
 唐傘お化けに見える様に、こっそりウィンクをしていたい。
 一日に数度は人間を驚かしてお腹を膨らませたい。
 幻想郷中の空を飛び、重力にだって縛られない。
 色々な事を全身で感じ、そしてそれらから知恵を得る。
 棲家は、かつて自分をこてんぱんにしてくれた風祝の住む神社――の近くにこっそり建てた隠れ家で、ライバルの研究を毎日する。
 幻想郷のあちこちに住む人々を驚かしたり、悪戯をしたり、看取ってあげたり、トラブルを解決したり――とにかく、妖怪としての活躍がしたい。
 傘の妖怪なのだから、相棒は傘だ。日照りでは日傘を、雨の時は雨傘がパートナーになってくれる。
 妖怪として、畏れられたい。
 巫女にだって絶対負けない――特に、守矢神社の巫女には。
 そんな妖怪になりたい。

 それが、小傘の綴った詩の内容である。

 自由気まま、それでいて妖怪としての本能は押さえない。 
 平和な幻想郷でのびのびと、一人の妖怪として思うがままに生きたい――それが、小傘の願いなのだ。

「良い詩だなぁー。わた、じゃなくって――わちきも、こんな風に立派な妖怪になりたいや。
 わちきが考える、理想の自分って奴なのかなあ……えへへっ」

 とりあえず、勢いに任せて「守矢神社の鳥居の蔭の隠れ家」を作る事は出来た。
 店主から貰った廃材や板切れだけで組んだみすぼらしいボロ小屋だが、小傘にとっては自慢の城である。
 脚を伸ばして寝転がったりする事は出来ないが、少女一人が座って物を書く事は出来る程度の広さである。
 ちなみに、小傘の相棒である化け傘は隠れ家の外に立て掛けられている。
 何にせよ、一人用の隠れ家としては最低限度の機能は満たしていると言えるだろう。
 あまりにも立派だと思ったので、詩にもその存在を書き込んだ程だ。
 
 まさか、守矢神社の巫女も自分のすぐ近くに恐ろしい妖怪が隠れ住んでいるとは思うまい――書いたばかりの自作の詩を満足げに見ながら、小傘はそう考えていた。

 少なくとも、土砂降りの雨が降るまでは。


◆ ◇ ◆


「あ、あぅ……ひぐっ……えぐっ…………」

 土砂降りの雨の中、小傘はゴミの山と化した己の隠れ家を前にして泣き崩れていた。
 雨に濡れた地面にぺたりと座り込み、スカートが濡れるのもお構いなしである。

 そう言えば、今日はやけに雨の勢いが強いなあ――なんて事をふと思ったのが、今から三十分ほど前。
 天井からポツリポツリと雨漏りが始まったのが、二十分ほど前。
 そして、隠れ家が嫌な音を立てて軋み始め、天井に雨粒の激突で穴が空いたのが十分ほど前。
 そして五分ほど前、隠れ家は紙風船が子供に叩き潰されるかの如く、ゴミの山へと姿を変えてしまった。

 小傘自慢の隠れ家は、ただのゴミの山になってしまったのだ。

「わ、わちきのっ…………ふえっ……隠れ家、がぁ…………」

 店主から譲り受けた詩集は、懐に仕舞う事でどうにか死守している。絶対に、雨に濡らしたくない宝物だからだ。
 けれども、それ以外の全てが廃材の山に埋れてしまった。
 相棒の化け傘も、どう声を掛けるべきかと思い悩んでいる様子である。何時もはべろりと投げ出されている舌も、今は内側に引っ込めているのだから。

 冷たい雨に打たれながら、小傘は泣いていた。

 自慢の隠れ家が、無残にもゴミの山になってしまった事。
 自分が詩を書いたノートを、ゴミの山の中に残してしまった事。
 どちらも、小傘にとっては屈辱的で――とても、悲しい事だった。

 そして何よりも、傘の妖怪である己が雨に敗れたと言う事実が、小傘の心に大きな穴を開けていた。

 雨にも巫女にも負けない、立派な妖怪になりたい――そう願った小傘だが、願ってから一日も経たぬ間に雨に敗れてしまったのだ。

「ひっく…………ふぇっ…………雨に……負けちゃった、よぉ…………えぐっ…………」

 冷たい雨は、少女のすすり泣く声もまた雨音で塗り消してしまう。
 立派な隠れ家は破壊され、泣き声も塗りつぶされ――無慈悲な土砂降りの雨は、小傘から全てを奪い去ろうと襲い掛かる。

 けれども、そんな時にどこからか声が聞こえた。

「……何をしているんですか。傘の妖怪のくせに、雨に濡れたりして」

 声の主は、小傘に呆れているのだろうか? そっと水色のビニール傘を差し出しながら、そんな台詞を小傘に掛けて来た。
 小傘が振り向けば、そこに居たのは己がライバルと勝手に決めた相手。
 青と白の巫女服に、蛇と蛙の髪飾りを付けた巫女、東風谷早苗の姿があった。

「…………さ、なえ……?」
「ええ。早苗ですとも。……で、ウチの神社で貴女は一体何をしているのかしら。鳥居の隣に、ゴミの山なんか作ったりして」
「うるさいっ! 今はこんなのだけど、壊れる前までは立派な隠れ家だったんだからな!」
「ふーん……成程ねぇ。つまり小傘ちゃんは、我が守矢神社の境内に隠れ家を作って、何か悪さをしようとしていた……と言う事なのかしら?」

 図星だった。
 小傘が守矢神社に隠れ家を作ったのは、一方的にライバルだと定めた早苗を観察し、何時か見返してやりたいと思ったからだ。
 そんな小傘にとって、自慢の隠れ家はとても立派に思えていて、ついつい自作の詩にもその存在を記してしまった。
 今となっては、その隠れ家はゴミの山に姿を変えてしまったのだが。

 小傘は、早苗の問に対して黙って首を縦に振る事で応じていた。
 嘘を吐こうなんて考えは、不思議と起きなかった。

「ほほう。成程……幻想郷の妖怪は、相手の敷地内に隠れ家をこっそり作って悪さをする……と」

 早苗の声は、相変わらず冷たい物だ。

「……まあ、別に良いでしょう。それよりも、何時までもこんな場所に居たら濡れちゃいますよ。
 お風呂を貸してあげますから、早く社務所の方へ行きましょう」
「……ふぇっ? でも……」
「目の前で雨に濡れている相手を黙って見逃す程、私は落ちぶれていません。
 小傘ちゃんがずーっと雨が止むまでここに居ると言うなら……無理に連れ込んだりしませんけど」

 けれども何故だろうか。
 小傘には、冷たい言葉を掛ける早苗の表情が、何故か優しく感じられたのだ。

「ほら、私はもう行きますよ。濡れて居たいのなら、どうぞご自由に」

 ぱしゃりと水溜りを靴で弾きながら、早苗は踵を返し、その場に立ち止まる。
 けれども、傘は相変わらず小傘を雨から守ってくれているのだ。
 無理に身体の向きを変えた事で、己の服がが雨に濡れてしまっているのに、それにも構わず小傘を守ってくれている。
 小傘の相棒である唐傘は地面に投げ出されていた時間が余りにも長かったからだろうか、内側の骨の部分までもがずくずくに濡れていて、使い物になりそうにない。
 それを見越してか、早苗は小傘に傘を差し続けてくれている。

 それはきっと、早苗なりの不器用な優しさなのだろう。

「……ありがとう」

 小傘はそっと立ち上がると、早苗に聞こえる様に礼の言葉を呟いていた。
 傘の妖怪が、ライバルと定めた相手に雨から守られる――それは屈辱的な事なのかもしれない。
 けれども、雨から守って貰えた瞬間、確かに小傘は感じたのだ。

 早苗の、言葉では伝わらない優しさ――心の温かさを。

「それはそうと小傘ちゃん。あのゴミの山は後できちんと片付けて下さいね。
 境内にあんなのが転がっていたら、参拝者さんの迷惑ですし」
「ごっ、ゴミの山じゃないもん! あれは立派な隠れ家で……」
「今はゴミの山でしょうに。それよりも、私の傘は一人用の傘なんですから……もうちょっと近寄らないと、濡れてしまいますよ?」
「ううー……相合傘の強制だなんて……うらめしやぁ……」
「はいはい。表は蕎麦屋っと」


◆ ◇ ◆


 翌日。
 雨が上がった早朝の頃から、小傘はゴミの山と化した元隠れ家の撤収作業を行っていた。
 雨水を吸って重くなった廃材の中には、小傘一人では到底持ち上げられそうにない物もあったのだが、それらは早苗が風で吹き飛ばし、ゴミ捨て場まで運んでくれた。
 それもまた、早苗なりの不器用な優しさなのだろうか。

 小傘の細腕では困難な作業だったが、どうにかこうにかそれら全てが終わったのが日の入りの事。
 辺りはすっかり薄闇に包まれていて、小傘の洋服は作業中に被った泥水で泥だらけになっていた。
 そんな時に早苗が黙ってお風呂を沸かし、夕食を普段よりも一人分多く作っていたのも優しさ故――なのかもしれない。

 そして、さらに翌日。
 二日に渡る守矢神社生活も終わり、小傘は出発の準備をしている最中だった。
 境内では、相変わらずめんどくさそうな表情で掃除をしている早苗の姿が見える。

「うっし! 出発っ!」

 小傘が復活した相棒の唐傘を開くと、ぱぁんと景気の良い音が周囲に鳴り響く。
 雨に濡れていた時は物悲しげだった唐傘も、湿気が乾けば完全復活である。
 何時もの様にべろりと舌を出しながら、薄気味悪い表情を浮かべている。

「もう行くんですか。もう少し、ウチで休んでいても良いのに」
「気持ちだけで嬉しいよ。何時かまた、立ち寄らせて貰うからさ」
「はいはい。参拝なら何時でもお待ちしておりますよっ……と」

 早苗が御幣を軽く振ると、境内に突風が吹き込んだ。
 瞬間、小傘の身体はその風に乗り、空中へと舞い上がる。

「色々と、ありがとうねー!」

 空へ向けて飛び続けながら、小傘は眼下の早苗に向けてお礼の言葉を叫んでいた。
 例えライバル(と勝手に決めた相手)であったとしても、恩を掛けてもらったならきちんと礼はする。
 それが、多々良小傘と言う少女なのだろう。

「はいはい。もう雨に濡れるんじゃありませんよ」

 一方の早苗の口調は淡々とした物だ。
 けれども、知っている相手が元気になった事が嬉しいのだろうか――その口元には、微かな笑みが浮かんでいた。

「早苗が雨で困ってる時は、呼べば何時でも駆けつけるから!」
「妖怪なんかに心配される程、なまっちゃいません……と言いたい所ですが、一応その言葉は覚えておきます」
「うん! 色々と、本当にありがとう!」

 二、三度も交せば別れの言葉はそれで終了である。
 小傘は空へと向けて傘を操り、早苗もまた境内の掃除を再開する。

 けれども、二人の少女の間には"何か"が生まれていた。

 絆と呼ぶには、少々高尚過ぎる。
 恩義と呼ぶにしても、格式が高過ぎる。
 温情と呼ぶのも高雅が過ぎる。

 ただ、雨に濡れている相手を守ってあげた――それだけの事なのだ。

 けれども、それだけの事で小傘と早苗、二人の少女の間には"何か"が生まれていた。

 雨から守ってくれた事への感謝の気持ちと、誰かを守れたと言う喜びの気持ちだ。
 普段は妖怪と巫女としていがみ合ったりケンカをしたり、そんな二人の間に芽生えた奇妙な感情、奇妙な関係なのだ。

 そんな"何か"を、人はこう呼ぶのだろう。

 腐れ縁、と。


◆ ◇ ◆


 雨ニモマケズ

 巫女ニモマケズ

 ボムニモ弾ノ命中ニモマケヌ

 丈夫ナ唐傘ヲモチ

 撤退ハナク

 決シテ嘆カズ

 イツモソツトウヰンクヲシ

 一日ニ絶叫三回ト

 吃驚ト少シノ驚愕ヲタベ

 アラユルソラデ

 ジブンヲジユウリヤクカラ解キ放チ

 ヨクミキキシカンジ

 ソシテマナブ

 守矢ノ社ノ鳥居ノ蔭ノ

 小サナ隠レ家ニイテ

 東ニ結界ノ巫女アレバ

 行ツテ驚カシテヤリ

 西ニ瀟洒ノ従者アレバ

 行ツテソノ仕事ノ邪魔ヲ行ヒ

 南ニ死ニソウナ庭師アレバ

 コレカラガ本番ダネトイヒ

 北ニケンクワヤソシヨウガアレバ

 悪イノハキツト白黒ダヨネトイフ

 ヒデリノトキハヒガサヲサシ

 ゴウウノナカデハアマガサヲサシ

 ミンナニオソロシイヤウカイトヨバレ

 ナメラレモセズ

 タイジモサレズ

 ケレドモ

 アメニヌレテイルヒトアレバ

 ソツトカサヲサシダシテアゲル

 サウイウヤウカイニ

 ワチキハナリタイ
おばあちゃんに「雨と言えば何?」と聞いてみると「宮沢賢治さんの雨ニモマケズかねぇ」と言われた
面白いアイデアだったのでSSに使ってみました。流石は年の功だ。若者には思いつかないアイデアかもしれない

例えば電車で席を譲ったり、エレベーターでボタンを押してあげたり
何気ない一瞬の優しさ、感謝の気持ちって良いですよね

ちなみに、雨ニモマケズは宮沢賢治の没後、手帳に書き記されているのが発見された作品なんだそうです
詩集として編さんされた方は、発表される前に幻想郷に入ったのかも……なんて事を、書きながらふと思いました

1/17 夜 追記
この度は本SSをお読み頂きまして、本当にありがとうございました
読んで下さった方、批評を下さった方、点数を下さった方……この場をお借りして、すべての方にお礼を申し上げます
はるか
http://yagamiharuka.blog84.fc2.com/
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/11/21 22:50:50
更新日時:
2010/01/17 21:13:28
評価:
22/22
POINT:
138
Rate:
1.42
1. 8 文鎮 ■2009/11/29 18:31:58
小傘けなげやなぁ。
そっと手を差し伸べる早苗さんもええなぁ。
2. 7 幻想郷住民A ■2009/12/06 22:41:37
比較的短いながらも楽しませて頂きました。宮沢賢治の中でも有名なこの詩集もいつか幻想入りしていくのだろうか……
あと、小傘かわいいよ小傘
3. 10 りゅういち ■2009/12/08 13:25:53
爽やかで良い作品でした。
面倒を見つつも、甘くなりすぎない早苗さんがカッコいい。
4. 5 神鋼 ■2009/12/16 20:42:09
態度は冷たくても優しい早苗さんが大好きです。
5. 10 nns ■2009/12/17 10:07:28
小傘ちゃんと早苗さんは可愛いなあ
6. 6 バーボン ■2009/12/23 02:29:18
宮沢賢治のオマージュ(パロディ?)と、それに絡む控えめなこがさな成分。小奇麗に纏まっていたと思います。
文章も特に読みにくかったりはせず。時折ストレート過ぎてこっちが恥ずかしくなりそうな表現もありましたが、むしろエッセンスとして機能していたと思います。最初と最後で詩の内容が変わってるのも素敵。
7. 4 藤木寸流 ■2010/01/04 02:35:40
 なんだろう、この臭さは……青臭さというか、青春というか……
 実はみんないい人なんだよ的なテイストはともあれ、それが地の文で「不器用な優しさ」とか表現されているのが何だかいいひとっぷりを過度にアピールしてるようでちょっともにょもにょ。ていうか私の見方が汚れてるだけな気もしてきました。
 それにしても小傘が弱っちい。もっとがんばれ。
8. 6 いすけ ■2010/01/05 19:55:13
宮沢賢治の詩は割りと好きなので、楽しめました。
9. 2 パレット ■2010/01/10 05:21:04
 最初の「ワチキハナリタイ」の時点でオチているwww
 とまあそれはおいといて(いやおいといてもいないのですが)、最初の詩が上手くてインパクト強かっただけに、その後のすべてがちょっと霞んで見えてしまったというのが正直なところかもです。
 小傘が元の詩の形式にさらに付け足して独自アレンジするまでのお話ですが、詩の改変という意味では最初ので完成してるだけに、その後が全体的に少しインパクト不足かなーと。
10. 6 白錨 ■2010/01/10 11:01:08
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を使うのは結構ありそうですが。それを巫女。というか早苗さんかな。とかけたのはなかなかよかったと思います。
小傘って、詩に感動しちゃいそうな可愛い印象が個人的にはあって、それとマッチした作品でした。
11. 6 椒良徳 ■2010/01/11 19:30:11
>西ニ瀟洒ノ従者アレバ
>行ツテソノ仕事ノ邪魔ヲ行ヒ
小傘ちゃん! そこに行っちゃ駄目! 死んじゃう!

いやいや、ほのぼのしていて良いですね。小傘は可愛いなあ。
あの宮沢賢治をネタしようというその恐れ知らずなところに敬意を表してこの点数をつけさせて頂きます。
12. 5 詩所 ■2010/01/13 22:18:11
 えーと、小傘の片思いな気がし(ry
13. 8 ホイセケヌ ■2010/01/13 23:32:46
ラウ、ネラ矣、ホヤ侃ャ。「、ハ、、ネ、筅、、、ホカウ、キ、ニ、゙、ケ、ヘ。」
コg、ヒヨワ、熙ヒモー側オ、。「、皃゙、ー、、キ、ッアヌ鬢我、ィ、ミ。ゅ、ャソノ摂、、。」、゙、、ヌ摂ヘ諢モホ、ホ、隍ヲ、ハネチヲ、ャ、「、壥、ャ、キ、゙、ケ。」メ侃ニ、、、ニ巳ュ、ハ、、。」

、ソ、タ。「、ウ、、ホ・ェ・チ。「、ネ、、、ヲ、ォスYユ豆ャ。ククッ、ソF。ケ、ネ、、、ヲ、ネ、ウ、、ヒツ荀チラナ、ッ、ホ、マ、チ、遉テ、ネメノ巳ヌ、マ、「、熙゙、ケ。」、筅テ、ネホトチソ、ク、、、ソ、遙「、「、、、、マ、筅ネ、筅ネスj、゚、ャ、「、・ュ・罕鬢タ、テ、ソ、熙キ、ハ、、、ネ。「、ウ、ホ。ククッ、ソF。ケ、ネ、、、ヲムヤネ~、携クミ、オ、サ、、ホ、マy、キ、、、ォ、ネ。」
14. 7 deso ■2010/01/14 00:11:33
小傘可愛い!
個人的には、この詩だけでも満足です。
15. 7 やぶH ■2010/01/15 00:46:23
タイトルから一発芸ギャグかなーと予想していましたが、いい意味で裏切られました(笑)
最後の詩のちょっとした変化が素敵。
16. 7 八重結界 ■2010/01/15 16:15:07
 雨に負けてしまった小傘ちゃんの可愛さはさておき、そのキャラ作ってるでしょ? 
 傷ついた人にどう接してあげるかで、その人の真意が見えるような気もしました。
17. 8 2号 ■2010/01/15 18:51:05
短くも起伏があり、さわやかで、テーマ性もばっちりです。
こんなお話を書ける書き手に私もナリタイです。
18. 6 零四季 ■2010/01/15 21:25:41
年の功、か。発想は面白いけれど、もうちょっと上手く調理出来たらなぁ、と。
どうもそのままな気がしてならないので。雨で吹き飛ばない傘になってくれれば良いと思います
19. 5 774 ■2010/01/15 22:03:19
うーむ、腐れ縁と呼ぶにはエピソードが少ないかと。
20. 6 時計屋 ■2010/01/15 22:53:41
 何故だかあの早苗さんが白蓮様並の慈悲深い人間に見えてしまった。
 これが不良がたまに良い事すると「本当は優しい人」に見えてしまう効果か。
 しかし、小傘はいいですねえ。純朴というか影響されやすいというか。
21. 7 如月日向 ■2010/01/15 23:13:06
 小傘には詩で願ったような妖怪になって欲しいですね。

〜この作品の好きなところ〜
 強制相合傘……ああ恨めしい。
22. 2 木村圭 ■2010/01/15 23:13:46
最後の方が冗長な気がしたので減点ちょっと。
ああいった類のものはさらっと流すかにおわせる程度がちょうどいい。
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