『Lo!』

作品集: 最新 投稿日時: 2009/11/21 23:57:09 更新日時: 2009/11/21 23:57:09 評価: 21/24 POINT: 120 Rate: 1.32
「で?今回は何をしでかしたんですか?」
 雨上がりの境内に入ってくるなり私を見つけて開口一番こんな事言ってる天狗には天罰を与えても問題なかろう。
 私は遠慮なく鉄の輪を好奇心丸出しの顔面に投げつけ無礼討ちにした。



 昼食後の良い気分を害された私としては伸びた烏をこのまま外に放り出したかったのだけれども。
 一部始終を見ていた早苗が『なるほど、幻想郷では来客にこう対応するのですね』と呟いていたのを聞いてそれは止めておくことにした。
 信者の団体さんが来た時にそんな事をされたら致命的過ぎるっての……後でじっくり膝を突き合わせて教育しておかないと。
 とりあえず居間に引きずってきて、傷跡に濡れタオルを乗せてやってから早苗に神奈子を呼びに行かせた。
 早苗がいなくなったのを確認してから濡れタオルをずらして口と鼻を塞いだのは秘密にしておこう。
 神の呪いは密やかに進行するのだ。



 結局息絶える前に早苗と神奈子が来たので、なぜか呻いている幻想ブン屋の上半身を起こして背中に正拳、部屋の端まで吹っ飛ぶくらいに活を入れてやった。
 よくよく考えたら、天狗という種族は窒息死なんてしないかもしれないか。まぁどうでもいいが。
 さてさて、一体何がどうなってこいつはやってきたのやら。



「いや、マジで何もしてないし知らないから」
 射命丸が言うには、今日の午前中天狗の住処一帯にヒキガエルが雨と一緒に降り注いだらしい。
 で、蛙といえばということで私が主犯と当たりをつけたんだとか。
 確かにやってきた時とか怨霊噴出騒動の時とか前科持ちだけどさ、濡れ衣を着せるっていうのはあんまりにもあんまりじゃないだろうか。
 だよね神奈子……って何故にそんな目で私を見てるの?何故に早苗もそんな冷ややかな視線してるの?
「だって諏訪子、最近蛙集めてたじゃん」
「まさか私たちに黙って余所様に迷惑をかけるようなことをしてるなんて……」
「してないよ!蛙達に会ってたのは、冬眠の場所について相談されてたから!!だからブン屋は嬉々としてある事ない事推測で手帳に書くな!!!!」
 山に住んでる蛙の集団に安全な塒はないかと相談されたから、湖の畔に案内してあげてたのだ。
 今頃はみんなのんびり夢見心地のはずである。
「だって諏訪子様、あの巨大ロボ騒動の時も……」
 う、痛い所を突くなぁ……ってあれ?もしかして今回の事って結構自業自得?
「と、兎に角今回の事に私は無関係だからね。真犯人は他にいると思うよ」
「犯人はみんなそう言うんです。真に受ける訳にはいきませんね」
 む、それも確かに。
 と言うかパパラッチは全然引く気配がないし神奈子と早苗は思わず冬眠したくなっちゃいそうな視線を止める気配がないし……仕方ない。
「判ったわ、原因究明に乗り出してやろうじゃないの」
 蛙絡みの事件とあっちゃ見過ごす訳にもいかないしね。
「なるほど、濡れ衣着せる相手を探す訳ですね」
「違うわ!」
 コイツ、一体私を何だと思っているんだろうか?



 で、結局射命丸と一緒に天狗の住処にやってきたわけだけれども。
「どういうこと?」
「いや、私にも何がなんだか……」
 確かに地面には落ちた拍子に飛び散ったらしき蛙の血液や死体、這いずり回った跡が残されていた。
 まさしく死屍類々……心痛むなぁ。
 でも、それからも判るように結構な数が降ったはずなのに、生きた蛙が1匹もいないってのはどういう訳なんだろうね?
「あ、射命丸様下手人しょっ引いて来たんですか?」
「いやぁ、まだ否認してるので現場検証中ですよ」
 おいコラ喧嘩売ってんのかそこの烏天狗に白狼天狗?
 神に喧嘩をディスカウントセールとはいい根性だな遠慮なく容赦なく慈悲なく祟るぞ?
「冗談はさておき。椛、生きている蛙はいないのですか?」
 冗談って言えば前言許されると思ってんのか?神様ってのは執念深いんだぞ?
「降っている最中は確かに生きているのも見かけたんですけど……後始末に追われてみんながわたわたしてる間に皆何処か行ってしまった様です」
 挙句に無視かい?いいだろう祟り神の真髄を骨の髄まで……
「惜しかったですねぇ諏訪子様、生存蛙がいれば話が聞けたでしょうに……諏訪子様?」
「え?あ、あぁうんそうだね」
 さっきの件は後で追求するにして、しかしそれにしても変な話だ。これだけ死体はあるのに1匹も生きた蛙がいないとは。
「それにしても気が利かないなぁ。1匹ぐらいは確保しておいてくれれば良かったのに」
「すみません。降り終わった直後は結構な数がいたので、まさかこうも時間が掛からず悉くいなくなるとは……」
 いっぱいいるから、って事でこういう事態になるとは思いが至らなかったのね。
「リョコウバトみたいなものかな」
「リョコウバト?何ですかそれは?」
 お、食いついて来た。聞きなれない単語を聞くと反応するのは流石は新聞記者というべきかね。
「リョコウバトってのは鳥の種類だよ。外の世界だと、最盛期には50億羽もいたんだって」
「ほほう」
「で、数が多いってんで遠慮なくハンティングし続けてたら気がついた時には手遅れで絶滅しちゃってた、と」
「それはまた……」
「後悔先に立たず、ですね。数が多いと油断して……いやはや申し訳ありません」
 ふむ、素直に頭を下げるとはなかなかに好感が持てるぞ白狼天狗。
「あ。そういえばさっき別の方から聞いたんですけど、里の方では生肉が、紅魔館では魚が降ったそうですよ」
 さらに情報提供とな?功績に免じて先の軽口は大目に見てやろうかね。
「ふぅむ……蛙以外にも類似事件があったとなると…………本当に無関係だったんですねぇ」
「最初っからそう言ってるでしょうに」
 まったく、酷い話だ……が。
「でも、だとしたら何でこんなことになったのかね?」
 蛙の大量死が絡んでるとあっちゃ、いまさらスルーする訳にもいかないからね。
 一丁真面目に取り組むとしますか。
「発生した事例の情報自体は入ってきていますが、これらはそもそも同一の原因なのか、人為的なことなのか自然現象なのかすらもまだ判っていません」
「これは是非とも真っ先に謎を解きたいところですね。1番に解決できれば独占スクープできっと新聞が飛ぶように……」
 取らぬ狸の皮算用全開だなぁ……まぁ原因究明したいってのは同意するけど。
「諏訪子様もご助力願えますか?」
「ま、いいけどね。じゃあ役割分担はどうする?」
 さしあたっては調査する先は……
「ではこうしましょう。諏訪子様が人里と紅魔館へ、椛が上空の様子見を兼ねて白玉楼と有頂天へ」
 まぁそんなところかね。
「で、私はこの場に残って御二人の集めてきた情報から記事を書くということで」
「特ダネが欲しけりゃ自分の足で稼がんかい!!」
 惚れ惚れするような神罰(と書いてアッパーカットと読む)の決まる様を犬走がなんとも言えない表情で見ていた事は気にしないでおこう。うん。



 結局、楽しようとした罰として射命丸が白玉楼と有頂天の2箇所に、犬走が紅魔館に、私が里まで事情聴取のために向かう事になった。
 里に顔出しておけば、解決の暁に信仰アップに繋がるかな〜って考えてここを選択して来たん、だけど……
「コレは、また……」
「見ての通り、だ。申し訳ないがあまり手が離せなくてな。そうでなければじっくりと調査に協力できるのだが……」
「これは急いで処理しないと、後々が大変ですから」
「むしろ手を貸して戴けるとありがたいのですが」
 現場指揮者の上白沢慧音、聖白蓮、稗田阿求が流れるように答えてくれた。
 確かにこの状況は酷い。
 犬走の『生肉が降ってきた』という言葉に間違いはなかったようで、そこらじゅうに生肉が散らかっているのだ。
 これは放置しておいたら腐臭で凄い事になってしまうだろう。
「この後山に帰るから、早苗を手伝いに来させるよ」
 現代っ子の早苗は、生肉拾い集めるとか嫌がるかな?まぁ信仰のために耐え忍んでもらおう。
「ありがとうございます。ナズーリンや鼠達も手伝ってくれてはいるのですが、細かい肉片が多い上に範囲が広くて……」
 肉だけを集める魔法、なんて聞いた記憶もないしなぁ。ローテクしかないのか。
 それでも鼠の群れなら数は多そうだ……ん?まてよまさか……
「あのさ、降って来た肉ってまさか人肉?」
 早苗が言うには、鼠は人を……
「いえ、ナズーリンさんが言うには、何の肉かまでは判らないけれども少なくとも人ではないそうです」
 ふむ、稗田がナズーリンから聞いたというコメントが事実なら『大量殺人』という最悪の事態ではなさそうだ。
「追加で聞きたいんだけど、原因に心当たりってある?」
「心当たりは……ないな。少なくともここの里ではこんな前例がない。阿求殿は?」
「私も、同じくです」
 一刀両断、ばっさり歴史関係者に言い切られてしまった。
 しかし、手ぶらで帰る訳にもいかないからね。もう少し食い下がってみないと。
「じゃあ、最近あったことで『いつもと違う』ことは?」
「そうさなぁ、西の方で火事があったり、東の方で妖怪が出たり妖精が悪戯してたり」
「葬式が続きましたね。火事で2人、それに確か老衰の大往生で3人……80越えの方が2人と70越えの方が1人。全員が寺で式を行ったわけではありませんが」
「他には……娘の嫁ぎ先に救援頼まれたといって別の里に出掛けて行った家族の方もいましたよね」
「あぁ、あの大家族か。色んな所に娘や婿が嫁いでいったからな。確か他のところにも回って来ると言っていたかな?」
「他にも何家族か似たような事になっていましたね。星達に護衛をしてもらったりしました」
 ふむふむ、最後の収穫に冬支度の準備か。うちも色々と忙しくなりそうだなぁ。
「それと、昨日は大食い大会があったんでしたっけ」
「あぁあったあった。湖で魚が大漁だったっていうので開催したんだったな。最終的には妹紅と輝夜の一騎打ちになっていた」
「いつぞやの釣り対決は今一あやふやだったから、とヒートアップしてましたね。鬼気迫る表情で小傘も怯えてましたよ」
「そして最後はダブルノックダウン、と。綺麗にオチまで付きましたよねぇ。求聞史紀にも書いておきましょうか」
 んーむ、確かに確定的な情報はないねぇ。
 これは他での情報待ちかな?
「それじゃ、私はこれで。早苗には早めに行くよう伝えておくから」
 おや?何処かからこんがりした香りが。
「よろしくお願いしま――おい妹紅!いくら柔らかい感触が嫌だからって肉を焼くな!あまつさえ食べるな!!」
 サバイバーな友人を持つと苦労が絶えないようだね、ワーハクタク。



 のべつゆっくりと行動したつもりはないのだけれど。
 里から帰った後、半べそかく早苗をどうにか送り出してから天狗の住処に行くともう既に犬走は帰ってきていた。
 そして間もなく射命丸もやって来た。
 犬走はとにかく、2箇所回った射命丸も帰ってきているとは……大したスピードだわ。最速を自負するだけはあるね。
「紅魔館では確かに魚が降ったようです。メイド長以下総員に加えてゴーレムまで総動員して魚の廃棄に動いておりました」
 うむ、魚も放置したら腐敗臭が凄そうだものなぁ。
「中には既に腐爛していた物も有ったとかで、始末を任された門番が泣いていました。それと、原因については誰も解っていないようです」
「誰も?」
「はい、誰も……ただ、パチュリーさんは現在鋭意調査中で、レミリアさんとフランドールさんは事件すら知らず眠っておられているようでした」
 ふむ、となると、時間を掛け過ぎると先を越される可能性も高いか。
 博麗霊夢や霧雨魔理沙も事件を耳に入れたらすぐ来そうだしなぁ。急がないと。
 じゃ、次。射命丸の方はどうだったの?
「直接当たってみた感じとしましては、今回の件に関しては比那名居の娘も白玉楼の亡霊嬢も無関係のようですね。少なくとも原因としては」
 ん?射命丸の方は何か含みのある言い方だね。
「幽々子さんは、今回の件について内容を聞いて似たような話を『外の世界であった事』と紫さんから聞いた事があるそうです」
 ふぅむ、掴み所がないなぁ……
 天狗の棲家には蛙が降り、人里では肉が降り、紅魔館では魚が降った。
「あくまで『似たような事を聞いたことがある』ですか」
 あぁ、そういえばニュースで道におたまじゃくしが落ちているとかやってるのをテレビで見たっけか。
「ちなみに『原因は謎』というのが話のオチだったそうです」
「それじゃ、あまり意味がありませんね。新聞記事にしたとしてもインパクトが弱いのではないでしょうか」
 結局鳥が吐いたとか人間によるイタズラとか言われてたけどはっきりしていなかったんだよね。
「そうなんですよねぇ。これぐらいは他の方も書きそうですし、やはり後一歩何かがないと」
 あれ?そういえばそれよりももっと前に似たような話を聞いた、いや読んだような。
「紫様のおふざけではないでしょうか?あの方の能力ならば今回のことも容易くできるでしょうし」
「その件も考えたのですが、今朝にネタがないかと取材に伺った際には非常に忙しそうだったんですよ。冬支度が大変だ、と藍さんがボヤいてました」
 あれは確か、早苗が学校行っている間の暇潰しで図書館行った時……
「で、当人はその時点で半分寝ていましたからね――」
「悪戯するとしたら、反応をよく見るためにしっかり起きている時にやる可能性が高そうですね。では――」
 そうだ、外の世界じゃ色々な物が降ったって記録がいくつか残ってるんだったっけ。
 幾つか説もあったけど、筋が通らないこともあるんだよね。
「自然現象?しかし竜巻や突風なんてなんて最近吹いていませんし」
 竜巻だと、魚だけとか蛙だけとかじゃなくて他にも色々降ってくるはず。鳥が落としたにしては量が多すぎる。
「いや、妖精の悪戯というのはもっとありえないでしょう。この規模の事件を起こすには実力が――」
「――ですか。だとしたらそこそこに力のある妖怪が……しかしどんな力を使えばこのような事が?」
 あれ?待てよ。確かまだ他に……
「風を操る?瞬間移動させる?」
「そもそも、降らせるものを集めないと」
 あっちではあれがああなって、あそこではあれがあったからあの場所ではあれがああしてああなって……
 ……これはもしかしてもしかすると?
「しかしですね椛――て、どうかされましたか諏訪子様?先ほどからしきりに右人差し指で帽子を叩いておられますが」
「ん、ちょっとね……」
 まさか本当にあれが?でも状況は符合しているし……
 ……確認してみる価値はある、かな?
「あのさ、ちょっと集めてほしい人材があるんだけど協力してもらえる?」




「仰角73度、右52度!約9秒後秒速45間(約82m)来ます!!」
「了解!」
「進行方向はあってる!?」
「もうちょっと左、およそ15度から40度の方向にずらしてください!」
 現在、私たちは夜空を飛んでいる。
 え?いつもの事じゃないかって?とんでもない。
 今いるのは高空も高空、エクマン境界層(地上100mから1km)を遥かに通り過ぎて成層圏にいるんだから。
 確か吸血鬼たちは月に行ったって言うんだから、それよりは遥かに低い世界だけどね。
 それでも、まともな環境じゃないって言うのは確かだよ。
「目的との推定距離は?」
「およそ15里(約59km)!」
「まだ、そんなに……」
 ナズーリンの言葉を聴いて、射命丸文はスピードを落とさないように上へ上へ飛びつつも表情を落胆させた。
「気だけは抜かないでくださいね?油断すれば即座に死の世界に放り出されてしまうのですから」
「そうそう、新聞記事を書きたいんなら自分で情報を稼がないとね」
 永江衣玖と私の言葉にも浮かない表情だ。
 結構強めに力を使い続けているのだから当然といえば当然だろう。
 と、言っている内に衝撃が来た。
 しかし、来る事が判っていれば堪えるのも十分できる威力だ。
「それにしても、こんな所までくる羽目になるとは……」
 今、私と一緒に雲しかないような超高層を移動しているのは射命丸文、永江衣玖、ナズーリンの3名だ。
 あの後、射命丸にナズーリンを呼んできてもらいその後合流して空へ、そして途中で永江衣玖にも頼み込んで来て貰ったのだ。
 ナズーリンは寅丸に『異変の解決に繋がるのなら手伝ってきなさい』と指示されたとかであっさりと助力が成立した。
 永江はあの天人に『面白そうだから行ってきなさい。あとでお土産話よろしく』とハンカチ振って送りだされていた。
 まぁ、私がつけた見当が当たっているならば話の種には事欠かないだろう。
 ちなみに、なぜこのメンバーなのか?の理由は割と単純である。
 上空というのは空気が薄い。神や天狗とてどうなるかがわからない未知の世界である。
 だから、念の為にくっつきあって飛んでいる私達4人を射命丸の力で風に包んでもらっているのだ。
 私は、風の保護に力を貸す役兼現場指揮官役である。
 『アレ』について知識があるのは私だけなのだから、同行するのが当然だろう。
 神奈子に聞いてみたところ神奈子も知らなかったので、代わりにという訳にもいかなかったのだ。
 それに、里の人が今回の件で分社にお参りするかもしれないから本殿に神様不在というのも締まりのない話だろうし。
 ……ここまで私が絡んだのに、解決部分だけ役目取られるというのも癪だったという考えも多分にあった事は否定しないけどね。
 で、ナズーリンと永江の人選についてだけれども、これは先の状況で判ってもらえたと思う。
 ナズーリンには『アレ』を探してもらい位置をサーチ、そして永江にはジェット気流などの風つまり空気を読んで貰い対応しているのだ。
「次、俯角13度左43度、16秒後!!」
「えぇいこうなりゃヤケだ!!15里だろうが20里だろうが行ってやろうじゃないですか!!」
 何か吹っ切れたのか心機一転、声を張り上げる射命丸と一緒に、衝撃に備える。
 まだまだ先は長いからなぁ。力はできるだけ節約したいけど仕方ないよね。
 そう言えば、結局天狗って窒息死するんだろうか?



「な、何なんですかコレ……」
 四苦八苦を乗り越えてついに目的地に着いた時、射命丸が発した第一声がそれだった。
 無理もないだろう。どんな物があるかある程度推測をしていた私でさえ、目の前の光景には驚きを禁じえないのだから。
「まさかこんな空の果てに、このような場所があるとは……」
「探し物を聞いた時、木に縁りて魚を求むような話だとと思ったけど……」 
 残りの2名も驚駭を禁じ得ていないようだ。
 おめでとう、天人への土産話にはこれで困るまいよ。
 今、私達の目の前にある空間は、空である。上空に向かい飛んできていたのだからそれは当然だろう。
 これで海が在ったりしたらそれこそ異変である。そこは問題ではない。
 異常たらしめているのは、ここにいる存在である。
 まず、今私の目の前にあるのは鰻である。しかも1匹や2匹ではない。大漁の鰻が水を纏ってのたうっているのだ。
 そして他にも蛙や鯰や鳥、よくわからない数百kgくらいありそうな肉片に腐った泥といった物が風の乗ってふよふよ浮いているのだ。
「おそらくこれが今回の原因、『大気圏藻海』よ」
「『大気圏藻海』?」
「そ。チャールズ・フォートの考え出した概念だよ」
 気が付けば、射命丸は平静を取り戻し手帳を手にしていた。
 こういう所はやはり流石と言わざるを得ないなぁ。
「外の世界だと、2000年前の博物学者の記述にあったり1700年前の『食卓の論客』という書物で体系的に記述されていたりと稀にではあるけど雨ならざる物が降る事もあるんだってさ」
「マジですか?」
「実際に降る所は見ていないんだけどね。新聞に載ったこともあるらしいよ」
 1922年9月5日の『ディリー・ニューズ』紙曰くフランスのシャロン・シュル・サオンでヒキガエルが2日間降り続いたとか。
 1973年9月24日の『ザ・タイムズ』紙で前日の南フランスはブリニョル村で小さいヒキガエルが降ったと伝えているとか。
 ……や、幻想郷に於いては新聞って結構信憑性薄いかもしれないけどさ。
 他にも記録としては、1922年1月にアメリカはカリフォルニア州チコ市で5か月間石が降り続いたとか。
 1968年10月にスペインのトーレ・ケラ町で硫酸らしき液体が降り注いだとか。
 1686年10月24日にイギリスはノーフォーク地方で蛙が降った時には、翌日には蛙の姿が全て何処かへ消えていたとか。
「初耳の話ばかりですね。後で話を聞かせていただけますか?総領娘様の相手していると話のストックが多いに越したことはないのです」
「ん?まぁいいよ」
 そりゃ知らないってのはそうだろうね。神奈子も知らなかったような外の世界でもかなりディープな話だし。
 況や幻想郷じゃ……知ってるのはスキマ妖怪か紅魔館の知識人ぐらいだろうね。
「で、それらの事例について考察してる人もいっぱいいて、その中の一人がチャールズ・フォートという人なのよ」
「さっき名前に出た人だね」
「そう。『フォーティアン』って言葉ができるくらいの有名な部類の人なんだけど、その人が考え出した概念が『大気圏藻海』っていう説」
 ナズーリンの言葉を肯定しつつ、話を続ける。
 ちなみに、相変わらず鯰や鰻はピチピチと体をくねらせている。
「著書『Lo!』、日本語では『見よ』というタイトルの本の中で、こういう現象の原因について『大気圏上層部には、物体を一時捕獲しておいて時々降らせる領域がある』って書いたのよ」
「なるほど、これらが降る候補ということですね」
「そういう事。でも、火山説とか他にも色々説があるなかでこれに見込みをつけたのはちゃんと理由があってのことなんだよ」
「と言うと他にも符合することが?」
「彼の説は『欠落ある存在は、自然に何かを吸い込んで欠落を満たす』という言葉に適っているわ」
 イギリスの『露の池』伝承にも似たような話がある。
「水源の繋がっていない池に魚がいつの間にかいる、これは『欠落した存在が魚を求めた結果、魚がやって来た』という事」
「では、蛙の欠けた場所には蛙が、魚の欠けた湖には魚が、肉の欠けた里には肉が……?」
「そういう事」
 私は帽子を脱ぎ、たまたま近くにいた鳥を一羽抱きかかえて話を続けた。
「山の蛙は私が湖に集めたから、相対的に他の場所から蛙がいなくなってそれを満たすべくここから蛙が降った」
「じゃあ、里に降ったのは……死者や遠出で人つまり肉が減ったから肉の総量を元に戻すべくって事か」
「そして湖では里の人間が大量に魚を獲ったから魚が減って……うーむ、分かってみれば単純な仕組みでしたね」
 これで事件の原因は明確になったかな。



「で、どうするんですか?放置しておくとまた……」
「大丈夫、それも手は考えてあるから」
 また里に被害が出ることを心配しているらしいナズーリンに答えつつ、私はおもむろに懐から蛇の模型を取り出して、喋り掛けた。
「どう神奈子?どういう場所だかわかる?」
『……あぁ、映像も音声も問題なく繋がっているし、位置と状況も位置もつかめている』
 うんうん、さすがは河童の技術力。こんな成層圏でもちゃんと使えているみたいだね。
 これはあの地霊殿騒ぎの時に霧雨魔理沙が使っていた物をベースに、私達用にカスタマイズして作ってもらったものだ。
 (ちなみに、神奈子の側にあるのは蛙の置物だ)
 射命丸がナズーリンを呼びに行っている内に押入れから発掘し、神奈子とも話をつけておいたのだ。
『乾すなわち天を作るということは、既にある天を壊し作り直す事もできるということ。その一帯を壊して他と同一に近く再製すればいいんだな?』
「うん、お願い。模型を介して力を使うわけだけど、できそう?」
 最終的に神奈子の力を借りることになってしまったが、状況が状況だから仕方がない。
 異変が地で起きてさえいれば私の仕事なんだけどなぁ……残念だ。
『任せろ。神を甘く見るなよ』
 言うが早いか、蛇の模型が光を放ち始め……



 後で聞いた話によると、まだ暗いはずの空にこの光はまるで夜中の太陽のように輝いたらしい。
 まるで神の奇跡だ、ってね。



「ふぅ〜〜〜、久しぶりに疲れたなぁ。もう日も出てて翌朝になってるじゃん」
 途中で永江と別れ、ナズーリンとも里の上空で分かれようやく神社に帰ってこられた。
 烏天狗は早速新聞を作るんだと言って、風の保護がなくても安全であろう高度まで降りて来た時に別れてさっさと山へ行ってしまった。
 まったく自分勝手な話だ。昼の事と併せて罰が当たるに違いない。
「お帰りなさい、諏訪子様」
「諏訪子おかえり」
 うむただいま。
「いい笑顔ですが、何か良いことでもあったんですか?」
「まぁね〜」
 そう言って私は帽子を脱いだ。
 途端、中からバサバサッと何かが飛び出し私の肩に止まった。
「お、鳩かい?」
「そうそう。リョコウバトっていう、ね。早苗は知ってる?」
 あの大気圏藻海にいたのを、1羽捕まえてきたのだ。
「旅行鳩……すみません、ちょっと判りません」
 ふむ、まぁ外の世界でも大分昔の話だしなぁ。
 これじゃステラーカイギュウも知らないかな?日本狼は流石に知ってるだろうけど。
「外の世界じゃ絶滅したって言われている鳥さね。朱鷺と違って生きているのが1羽もいないっていう、ね」
「なるほど、希少な鳥なのですね。それで捕まえてきて地上で繁殖させ自然に帰してやる、と」
「ん?違うよ?」
「え?」
 ちょっと表情が止まってる早苗は置いておいて、私は押入れを物色して指輪のようなものを取り出した。
「これ、河童に貰った発信機。これを付けて放してやります」
「ほほぅ、すると?」
「リョコウバトは、非常に大きな群れで移動をします。コレで群れの位置が分かるようになります」
「なるほど、そうすれば……ぐっふっふっふっふ。諏訪子、お主もやるのう」
「いやいや神奈子ほどじゃないよ」
「……あのー、時代劇の悪代官と悪徳商人みたいな表情をしていないで教えてほしいのですが……」
 むぅ、早苗はまだまだだなぁ。やっぱりじっくり教育しないと駄目かな。
「この鳥はね、羽毛を利用できるの。結構稀少品で上等素材だよ?つまり」
「群れの位置が分かれば落ち羽根を集めるなんて簡単。つまりそれを売ればお金が儲かる!!」
 唖然としてる早苗をよそに、私と諏訪子はヒートアップする。
「分社を建てる資金が増えるよ!!」
「やったね神奈子!!」
 感極まってひっしと抱き合う私達。
 ……早苗?なんで『幻想郷ではこれが常識……』とか遠い目で呟いてるのかな?
 これくらい外の世界でも常識でしょ?
 と、なんやかんやをやっている間に外から凄まじい音が聞こえてきた。
 うむやはり来たか。
「諏訪子様!あれ諏訪子様の仕業ですよね!!」
 障子を開けると、そこにはマックススピードで飛来したらしき射命丸文がいた。
 私の姿を見るなり私を見つけて開口一番こんな事言ってる天狗には天罰を与えても問題なかろう。
 と言うかもう落ちてるんだけどね。
 しかし私はそれをおくびにも出さずに応対する。
 神の呪いは密やかに進行するのだ。
 と言うかもう進行し終わったんだけどね。
「どうしたんだい?てっきり新聞を作っている頃合いかと思ったんだけど」
「作れませんよ、あんな状況じゃあ!!」
 神奈子と早苗が見ているのも構わず、地団駄を踏みながら絶叫する。
 うぅむ、見ていて気分がいい。表情には出ていないが、神奈子も見ていて楽しそうだ。
「私の家が腐肉や腐泥で埋まっているんですよ!諏訪子様の仕業ですよね!?!!」
「なんの事だか……ねぇ神奈子、あの空を壊したとき中にいた生き物とかはどうしたの?」
 そ知らぬ顔をして神奈子に話を振る。
 当然神奈子は事の顛末を知っているのだがこちらもまた話に付いていけない態を繕う。
「どうした、ってさぁ。大気圏藻海は壊せと頼まれたけど、中身については特に気にしてなかったな」
 やっぱり持つべきは長生きした友だねぇ。
「流石に同じトコに降られると困るから、そうならないように壊したけど……多分、近くの仲間がいる場所に転移したと思うよ」
「仲間のいる場所?」
 首をかしげる早苗。うむ、わざとらしくない反応だ。
 勿論、早苗は事情を知らないから演技じゃなくて素なんだけどね。
「鯰は鯰のいる湖に、鰻は鰻のいる川へ、リョコウバトはリョコウバトのいる森へ」
「じゃあさ、腐肉とかは腐った物や死体のある場所へ……なぁ射命丸、お前さん、自宅の『蛙の死体』は始末してから飛び回ってたのかい?」
 ビシリ、と。
 射命丸文は石化した。
 特ダネを求めてあっち行ったりこっち行ったり上空行ったりしていたのだから、当然始末はしていなかったのだろう。
「身辺整理を怠った結果……悪因悪果な自業自得、だね。ちゃんと行動してれば良因良果もあったかもねぇ」
 例えば、ちゃんと神様には誠意をもって接するとか。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
 石化が解除されるなり、烏天狗は泣きながら境内から飛び去っていった。
 ふっ。神を侮辱するから天罰が下るのだよ。



 余談だが、その後の話も少ししておこうか。
 あの後多少サバイバルな行動もする羽目になったけど、しっかりと大量の羽根を手に入れることができた。
 (あくまで、『落ちた羽根』を集めただけだからね。リョコウバトは繁殖力が弱いから、迂闊に殺したりしたらこっちでも絶滅しちゃいかねないし)
 ナズーリン経由で事の顛末は里の人々の間にも知れ渡り、うちの神社と聖白蓮の寺は信仰度がちょっぴりアップした。
 随分と疲れたけれど、それだけの価値はあった一日といえるだろうね。



 ただ、世の中というのは割りを食う人も出てくるもので。
 異変解決にやってきたときには既に解決積みだった博麗霊夢と、後片付けでゴタついているうちに真相を聞きつけたほかの天狗に先を越された射命丸文が翌日屋台で盛大に酒を飲んで大いに暴れたらしい。
 涙雨が降ったというが、まったくもって世の中には不幸な人もいるものだなぁ。

                          (一部を除き)Happy End
I love mystery.
世界にはまだまだ不思議が満ちている。

タイトルは『LO』ではなく『Lo!』ですので、お間違えなく。

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蛙の雨は幾つかの作品でも使われているネタですし、おそらく他の方と被るでしょうね。
しかし大気圏藻海にまで触れる作品はあるかな?
その一点に賭けてみました。

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 参考資料
   北栄社 J.ミッチェル+R.リカード 村田薫訳
              『怪奇現象博物館 フェノメナ』

   他
K.M
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/11/21 23:57:09
更新日時:
2009/11/21 23:57:09
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1.32
1. 9 静かな部屋 ■2009/11/22 22:59:07
信じようとー、信じまいとー。
で読んだきりでしたが、科学的かどうかはさておき元ネタがあったとは……。
驚きました。
雨からこれを持ってくる発想力、読む者を飽きさせない文章力は素晴らしいと思います。
2. 8 ケンロク ■2009/11/24 14:46:58
見事にカブリましたw
そして参りました!私は作品内でそこまで深く掘り下げては使いませんでしたし、お話の構成自体も完敗です。
ミステリーに対する造詣の深さ、そして素材の扱い方に感服です
3. 8 tio ■2009/12/06 22:48:14
面白かったし、知らないお話を紹介されたのも良かったけれど、
原因の登場にワンクッション欲しかった印象。
外の世界で唱えられたオカルトがどうして現れたのかというと、
そこは幻想郷だからなのだろうけれど、作中でちゃんと説明して欲しかったかなあ。
4. 5 紙箱 ■2009/12/07 00:34:00
蛙雨ネタで諏訪子さま。うむ、歪み無い。

大気圏藻海、知ってはいたけど出てくるとは予想外でした
そして射命丸乙!w
5. 4 藤木寸流 ■2010/01/04 17:03:16
 起承転結の承が短くて、一気に結末まで走って行ったような。内容はわかるけど、中身が凝縮されていたので読み急いでしまった感じでした。
 足りないものを補う、ていうところを、幻想郷の「外の世界から忘れられたものがやってくる」システムと引っ掛けてるのかしら。違うような気もします。
6. 8 神鋼 ■2010/01/05 00:49:40
なんという幻想。でっかい話に割とせせこましい神様達がたまりません。

……このまま鼻行類でも出たらどうしようかと思いました。
7. 7 文鎮 ■2010/01/05 21:49:56
大気圏藻海、これは初めて聞く怪奇現象でした。
昔の人が考えた学説は現代の私たちの目から見るとこっけいであり、それが魅力なんですね。
ただ、外の世界でトキがいなくなったら、幻想郷でトキが増えたという設定があるので、リョコウバトも幻想郷ではごく普通に見かける鳥だったりして。
8. 2 パレット ■2010/01/10 05:41:20
 文章容量小さい方から読んでいるのですが、蛙雨はあったけど大気圏藻海はなし。
 ちょっと諏訪子の一人称にわざとらしさを感じる(特に前半)部分があったのですが、終わってみたらわりとそんなこともなく綺麗にまとまってた気もします。
9. 3 白錨 ■2010/01/10 12:48:35
内容としては蛙の雨をベースにした面白い作品でしたが、諏訪子の一人称視点が少し引っかかりました。
文章として安定していたり、違和感があったり。そんな印象があった作品でした。
10. 7 バーボン ■2010/01/11 08:21:44
し、知らねぇ……と思わず呟いてしまいました。発想の斜め上とは良く言う物ですが、最初っから発想のしようが無かったのでどうにも。なのでタイトルの意味も「なんだ雨でLOって、ヒワイな」とか履き違えていたのは秘密。
テンポ良く進む話と小気味良い会話、時折挟み込まれてクスリとさせるギャグ要素と、肩の力を抜いて読むにはとても良かった話です。
11. 3 椒良徳 ■2010/01/11 20:34:28
またマニアックな作品が来ましたね。エクマン境界層などという単語が出るあたり理系の方と見える。

とはいえ、率直に言って面白い作品ではありませんでした。
文章が読みづらいというのも一点あるのですが、ストーリーが物足りないのですよね。
”カエルなどが空から降ってきた。諏訪子が推理したところ原因は大気圏藻海で、その通りだった”
というように作品の内容を一行でまとめられるというのは問題なように思います。
結末は今のままで良いとしてもストーリーをもっと膨らませることは出来なかったのかなと思います。
非常にもったいなく感じました。ということでこの点数です。
12. 5 詩所 ■2010/01/13 22:40:19
 幻想の場にも忘れられた物が宇宙にあったということですね。
13. 7 deso ■2010/01/13 23:22:06
おおー、面白かったです。
元ネタは知りませんでしたが、こういう変な現象の話は好きです。
14. 5 ホイセケヌ ■2010/01/14 21:22:59
・ェ・ォ・・ネオト、ヌソユマソニムァオト、ヌサテマオト。」コホ、タ、ォ翻キス、テ、ン、、翻キスSS、タ、ハ、「。「、ネヒシ、テ、ソ、遙」

オリ、ホホト、ャ。「ユ菰Lラモ、ホトレテ貪靤エ、ホ、ネ、ュ、ネーkムヤ、ホ、ネ、ュ、ャ、「、テ、ソ、ホ、ヌ。「サツメ、キ、ニ、キ、゙、ヲ、ウ、ネ、ャカ爍ゥ、「、テ、ソ。」、ィ。「、ス、。「ーkムヤ、タ、テ、ソ、ホ」ソ。。、ネ、「、ネ、ォ、髫ンクカ、ッ、ウ、ネ、ャ、キ、ミ、キ、ミ。」、ス、、ヒオリ、ホホト、ャ、ロ、ネ、、ノユ菰Lラモ、ホーkムヤ、ネトレテ貪靤エ、ハ、ホ、ヌ。「、筅テ、ネモラ、萍ヒイン、ヒ拳、ケ、テ靤エ、ャモ、キ、ォ、テ、ソ壥、ャ、ケ、。」、サ、テ、ォ、ッ・「・ッ・ニ・」・ヨ、ハ・ケ・ネゥ`・ゥ`、ハ、ホ、ヒ。」
15. 6 774 ■2010/01/15 00:47:24
やりとりの雰囲気が良く、非常に読みやすかったです。オチまでの話の展開も良かったと思います。
ただ一点、肝心の種明かしのところで、"説"に過ぎないものが幻想郷で現実化しているのがイマイチ納得できなくて、釈然としない感じが残ってしまいました。たぶん参考文献を強調されすぎたのが原因かと思うのですが。
16. 5 やぶH ■2010/01/15 02:52:29
や、やたら荒っぽい諏訪子様でびびりました。
ちょっと世界が淡泊で文章が性急な気も。私としては、もう少しスピードを抑えて、周囲の光景を眺める時間がほしいです。
17. 5 八重結界 ■2010/01/15 18:33:27
 事件発生から解決までが、わりとあっさりしていたなという感じです。
 もう少しだけ試行錯誤しても良かったんじゃないかと個人的には思いました。
18. 6 2号 ■2010/01/15 19:19:45
テーマをどう使うかはオリジナリティもあってばっちりでした。
真相やオチがちょっと説明文が多く、感覚的にわかりにくかったとこもありました。
19. 7 零四季 ■2010/01/15 23:22:17
新しい知識を得た! 新しくて、面白い。
ただ、まぁそれだけという気がしなくもないです。何かが残るかと言われればそうではないような。
20. 3 木村圭 ■2010/01/15 23:26:54
ちと説明臭い印象を受けました。
現象の説明はさらっと済ませた方が物語としてすっきりすると思います。
21. 7 時計屋 ■2010/01/15 23:36:21
 さすが祟神。やることえげつない。
 まあ文の場合、どんな目にあっても自業自得の感が強いですが。

 さて。
 大気圏藻海というギミックも面白いですが、それだけに終わらず展開やオチもしっかりしたのが良かったです。
 ただ欲を言えば、もっと推理していく場面があっても良かったかなあ、と。
22. フリーレス ???????? ■2013/09/16 22:20:28
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