五月晴れの日

作品集: 最新 投稿日時: 2009/11/21 23:57:56 更新日時: 2009/11/21 23:57:56 評価: 23/24 POINT: 115 Rate: 1.17
 日の光を受けた白壁ですら、直視できないほど。
 庇の影とコントラストを為している。
 そして埃っぽい。最近は感じる事のなかった感触。空気自体が土埃とその匂いをたっぷりと含んでいる。

「まあ、これな訳よ」
「わぁ……」
 その庇の下を、好き好んで覗き込む少女の姿が二つある。
 背中には暑さというよりも、じりじりとした熱さを感じている事だろう。
 宙に浮き、目線の高さが庇の下くらいにある。



 郷のはずれ、外との境界に位置する博麗神社。
 多くの妖と、それほど多くない変わった人間の出入りが絶える事は、無いといっても差し支えない。
 ゆっくりとした時が賑やかに流れる。そんな場所である。

 その営みはいつでも、そうした場所を選んで行われる。
 庇の下に作られたその、どこからか集めてきた泥を固めて作られた、おわん状の巣。
 中では黒いものが絶えず蠢いている。
「あ、親鳥」
 少女の片方が発した一声に、被さるように鳴き声が巻き起こる。
 鮮やかな黄色の嘴が姿を見せる。
 その頸が向く先。
 巣の縁に留まる親ツバメの、二本で一対の尾が地面に向けて、すらりと伸びる。



「なんで好き好んで、こんな所に巣を作るのかしらねえ」

 苦笑を浮かべるのは、言うまでもない事だがこの神社の巫女、博麗霊夢である。
 紅白の和装こそ、この場所に最も似つかわしい。
 好き好んで、こんな所などと卑下した言い方をするのは家主の特権であろう。
 この神社に関しては何故か、自分の家でもないのにそんな物言いをする輩が多数存在するのだが、それはまた別の話である。

「迷惑だったかな……」

 もう一人はどういう訳か霊夢のぼやきに、自分の事のように肩をすぼめた。
 彼女の特徴としては、その肩越しに一対の翼が伸びている事だろうか。
 ツバメに対する言葉を自分の事として受け取るには、その翼はツバメほどスマートな形状をしていない。


 ところで、ツバメとスズメは姉妹であった、という昔話がある。
 ある日、母親が死の床にあるとの報が二羽の許に届いた。
 スズメの方は居ても立ってもいられなくなり着の身着のまま、見すぼらしい茶色の野良着で駆けつけた。
 一方のツバメは報せを聞いてから、白粉をして紅をさし、高価な黒の着物を着付けて母の許へと出かけた。
 結果、母の死に目に会えたのはスズメだけだったそうだ。
 一部始終を見ていた神様は、スズメには感心して五穀を食べる事を許し、一方でツバメにはそのままの格好でいる代わりに虫を食べて暮らすよう言いつけた。以上のような話である。


 霊夢の隣でツバメの巣を覗き込んでいたのはつまり、見てくれは違うがツバメと心の姉妹なのだ。
 その妖怪、夜雀ミスティア・ローレライである。
 もっとも、彼女が名前のとおり雀なのかは誰にも分からない。
 格好についてもカラーリングこそ雀の基本を踏襲しているが、禍々しいデザインにピアスなどのアクセサリ類が満載で、この格好で駆け付けたらそれはそれで神様から大目玉を食らう事請け合いである。
 まあ、最近の若い者という事であろうか。時代は年寄りの思うようにはなかなか向いていかない。
 時代親爺の説教も、彼女の頭は素通りなのだ。

「いつも人間がいる所に巣を作れば、他の獣が寄ってこないでしょ。人間はツバメを食べないし」
「信用されてるのね。あるいは体よく利用されてるのかしら」
「いつもお世話になってます」
「だったら人間襲うのやめなさい」
「やだ」

 舌を出したところ、無言のまま繰り出された玉串が脇腹に突き刺さった。
 おふっ、という声に一瞬だけ雛鳥たちの声が止むが、危険性は薄いと判断したのか再び親ツバメに餌を催促する。
 その軽量で、鎌のように風を切り裂いて飛ぶ事に特化した身体の、喉に収まる餌の量には限りがある。
 親鳥はまもなく、新たな餌を探しに飛び立っていった。
 この季節、餌を探すツバメの親鳥に休みはない。



「で本題だけど、この巣どうしたら良いかしら」
「どうしたら、って? 雛を育てるのは親鳥の仕事よ」
「そうだけど、何かないの? 注意する事とか」
 煮え切らない。
 だがミスティアは霊夢の顔を見ながら少し考え、心の裡を了解した。

 超然としている、と世間一般では通っている霊夢である。
 例えば妖怪が同じ事をしたとしても。すなわち妖怪が勝手に神社に上がりこんで子育てを始めたとしても、気に掛ける事なく霊夢はこれまでの生活を続けるかもしれない。
 しかしそれは「妖怪はぞんざいに扱っても大丈夫」という事が身体に染みついているからこその芸当である。
 今の霊夢はツバメの雛の扱いという未体験の問題に直面している。
 注意を払わなかった結果ややこしい事や、取り返しの付かない事になるような問題に関して、霊夢は著しく不器用だ。
 そういうのは他人に丸投げするのがこれまでの霊夢のやり方。しかし、まさか神社に住む職を交代するわけにもいかない。
 つまり「神社にツバメが巣を作った」という問題は世間一般ではさほど珍しい事ではないのだが、これが霊夢にとっては何重ものネットを通り抜けた、珍しい「対処不能な問題」に該当して、ただいま彼女の内面はのっぴきならない事になっているのだ。

 と、論理的に説明すると複雑な話になるが、もちろん脳の容積に問題のあるミスティアがそこまで考えを巡らせた訳ではない。
 人の考えなど、少しの共感があれば言語化するまでもなく感じ取れるものだ。
 「天敵の意外な一面を見れてラッキー」と、漠然とそんな風に思った。

 笑顔を作り、ミスティアは言った。

「本当に、何も普段と変える必要はないよ。もしかしたら大きな音は出さない方が良いかもしれないけど、気にしなくて大丈夫。強いていえば、さっきみたいに巣をあんまり覗き込むのは良くないかな。あと真下で焚き火をしたら雛が燻製になっちゃうから止めてね」
「あとは?」
「そんなもんじゃないかなぁ。何もなければ放っておけばいいし、何かあったら……その時は人間の手だと難しいわね」
「何かって?」
「例えば、巣から……あーっ!」

 言いかけてミスティアが突然大声を出した。
 歌妖怪の名は伊達でない、その声量に霊夢の耳がダメージを受ける。

「どうしたってのよ」
「巣から落ちるで思い出したのよ。よく考えたらこんな昼間に私が起きてる理由も……あーもう、行かないと!」

 ミスティアは助走を付けて翼で風を捕らえ、飛び上がった。
 風切り音をさせたかと思うと、一拍遅れて土埃が舞い上がる。

「何なのよ、もう!」

 思わず声を出した霊夢。しかし、早くも豆粒大になった後ろ姿、言っても仕方ない。
 中途半端だが、同居のルールは大体分かったという事にしよう。

 互いに気の向くまま、という事で良いかしら。
 しばし二世帯同居する事となった小さな家族の方に、同意を求めて霊夢は目をやった。



 §



 悪魔の館。
 主が陽光を嫌う事から、窓は小さく作られている。
 直射日光は余り無い。しかし、差し込んだ陽は環境光となって、館はいつもより数段明るい。
 そのせいで内装の紅色は、血というよりも透明感のある苺ジャムのような調子になっていた。

「居た居た、おーい、フラン」

「あ、魔理沙、来てたんだね」

 廊下の向こうに見えた影、フランドール・スカーレットは声に振り返った。
 その時。
 不意に、その光景が、何故か霧雨魔理沙の脳に食い込んだのだった。
 見返りの少女の背には、翼がある。
 陽光が七色の宝石、羽根なのだろうか、に当たり、乱反射する。
 その様である。

 光の下に吸血鬼がいてもいい。

 魔が刺した理由というのは、その程度だった。



 時間を少し遡る。



「あなたが負けたのは、今日が五月晴れだから」


 パチュリー・ノーレッジはそのように言い放った。
 魔理沙はきょとんとした。

「何で五月晴れだと負けるのか、理解できない?」
「いや、それ以前にだな」

 今度は魔理沙が間を置いた。


「五月晴れって、今は六月じゃないか」


 魔理沙の言う通り、今は六月。幻想郷は梅雨の真っ盛りだ。
 今日はその貴重な晴れ間である。
 人里では皆が溜めに溜め込んだ洗濯物が、一斉にはためき返っている事だろう。


「全然なってないわ。皐月イコール五月、だけでは真実は見えない」
「ああ、分かりました」
 咲夜が挙手をした。
「旧暦、ですね。昔の暦だと一ヶ月違うから、梅雨は五月です」
「ほら魔理沙、ここに来て日が浅い私達に負けてどうするの」
「何か違うなあ。そう、お前らは五月晴れって言葉に触れてないから感覚が違うんだ。五月晴れっていったらこう、爽やかな感じがだな。要するに、言葉は変わるもんだよ」
「ああそう。でも私の図書館の本に書いてある文字は変わらないわ。梅雨は皐月、水の気の漲る季節。五月晴れはその力が弱まる日よ。あなたは名前からして水っぽいから水属性。だから今日はあなたが負ける日なの」
「お前、話すと疲れるって言われないか? あと後半やけにアバウトだな」

 半分突き放す格好のパチュリー、そんなパチュリーに辟易の魔理沙に対し。

「いいえ、結構だと思いますわ、五月晴れ」

 メイド長はご機嫌の様子であった。
 傍観者のようであるが、実は違う。
 さきほど魔理沙を負かしたのは、何を隠そう彼女だ。パチュリーこそが単なるギャラリーである。

「そもそも、私がわざわざ魔理沙に賭け有りの弾幕ごっこをお願いしたのも、五月晴れのせいなのです」
「そうなのか? 賭け内容って確か……」
「ええ、」

 咲夜はおほんと咳払いをした。

「霧雨魔理沙。勝者として言いつけます。今日一日、フランドール様の遊び相手をしなさい」

 やれやれ、難儀だな。魔理沙は指をほぐす動作をした。

「その心はですね。妹様が、いつになく外に出たがっているのです。ここのところ雨天続きでしたから」
「……フランって、元々それほど外に出たがる奴じゃなかったよな」
「まあ、そうなのだけど。たとえ実際には出ないとしても、雨天が続くと外が恋しくなってしまうというのは、割と普遍的な事のようですわ」
「子供かよ……」
「子供なのです」

 クスクスと咲夜は笑みを浮かべた。

「本当なら私が付き添い差し上げたい所なのですが、なにしろ久々の晴天なので。メイド達は洗濯大会ですわ」
「でもフランが癇癪を起こしたりしたら大変。だから一日だけ凌いでくれ、って訳か」
「明日か明後日になれば、またしばらく雨続きでしょう。今日一日なのです」
「何故だか貴女はフランに好かれてるからね」

 パチュリーの機嫌が悪くなった感じがしたが、思い当たる節がないので魔理沙は黙っていた。

「妹様はさっき、その辺りを歩いていましたわ。探してお相手を差し上げて下さい」
「セルフサービスかよ。メイドにあるまじき態度だな」
「あら、貴女、自分がお客だとでも思っていたのかしら?」

 言い捨て。
 洗濯の監督に戻ったのだろう、瞬きをしたら咲夜の姿は忽然と消えていた。

 そしてフランドールに会い、魔理沙は一つの決断をした。



「何してくれるのよ!」
 後ろから、声が響いた。
「げ、お姉様」
「見つかったか……」

 非は、二人の側にある事になるのだろう。
 何を隠そう、ここは紅魔館のエントランスである。
 魔理沙と、テーブルクロスをストールのように被ったフランドールが抜き足差し足する、その現場を館の主レミリア・スカーレットが押さえた。
「霧雨魔理沙、報告は聞いてるわ。あんたは咲夜に負けて、正当にフランのお守りを言いつけられたのよね。それを裏切るなんて人と妖の取り決めの不履行。さらにここは悪魔の館よ。そこで契約を違えるなんて、愚かしすぎて逆に哀れだわ」

 フランドールが無言で前に出る。
「フラン……ごめんなさい、私が用があるのはそいつなの。少し眠ってて貰うわ」
 一触即発。
 しかし。

「待った、レミリア」
 吸血鬼の前では余りにもひ弱な魔理沙が、フランドールを制し間に入る。
「これは、契約に則っての行動だ」
「何を言い出すの?」

 魔理沙は胸を張って、頭一つ小さい吸血鬼の眼を見た。


「契約内容は『フランの遊び相手をする』だ。つまり、部屋遊びか外遊びかは問わない!」
「なっ!」


 咲夜っ! レミリアが呼ぶと、咲夜は瞬時に姿を現した。

「本当に契約の内容は、『フランの遊び相手をする』だけなの?」
「はい。すっかり穴を突かれましたね。仕方ありません」
 ぶっちゃけ手さえ空けばどうでもいい……ああ失礼。
 しれっと言ってのける咲夜にレミリアはいきり立つが、咲夜はあくまで涼しい顔を崩さない。

 そのやりとりの間に、魔理沙は先程の咲夜との会話を想起する。

『本当なら私が付き添い差し上げたい所なのですが』
『明日か明後日になれば、またしばらく雨続きでしょう。今日一日なのです』

 まさか、咲夜。
 魔理沙がその顔を見ると、咲夜は僅かに横目を返した。

「話は付いたな。じゃあ、さらばだ!」
「じゃあね、お姉様」

「ッ、待ちなさい!」
「待てと言われて……おっと!」
 言葉を切るように、後ろから何かが飛んできた。
 弾幕か、とも思ったが放たれたのは一発だけ。
 フランドールがそれをキャッチした。
「日傘……?」
「ただの布で光が防げたら苦労しないわよ。それは特注品」
 大体テーブルクロス被って余所行きって何よ、等とぶつぶつ言う声だけが、後ろに残った。



 §



 夏至も近いこの頃では、太陽が南の空を通り越して大分時間が立っているにもかかわらず、影法師はまだ短いままだ。
 しかし気温は随分下がった。
 これが真夏なら話は違っただろう。夏は空気も地面も、家屋も果ては生き物や人々に至るまで、全てのものが熱を持つ季節だ。だから日が傾いても、酷い時には夜になっても暑さが引かない。その結果が熱帯夜である。
 しかし梅雨も明けやらぬ今では、唯一の熱源である太陽の力が弱まると、途端に万象が暑さから解放される。


 霊夢もそんな時間を狙ったのだろう。箒を片手に境内の掃除を始めようという所だった。
 二人を見ると、彼女は足を留めた。
「なによ、見掛けない顔がいるわね」
「だろ? レミリアから散歩の許可が出て、私が預かる事になった」
「で、真っ先にここに来た、と」
「察しがよくて助かるぜ。そう、一番だ。まずはここに来なくちゃな」
 全く。霊夢のそれは溜め息を通り越して悪態だった。
 声のトーンを下げ、魔理沙に耳打ちする。

「大丈夫なんでしょうね」
 問い。
「私が保証するぜ」
 解答。そして採点は。
「ごふっ!?」
 霊夢の拳が、鳩尾にめり込んだ。

「好きにするといいわ。暫く手は空かないから暇人同士楽しみなさいな。ちなみに素敵なお賽銭箱はそっち」

 霊夢の姿が見えなくなるや、魔理沙はその背中があった方にあかんべをした。
「察しが良すぎるのも困りものだな」
「霊夢、なに怒ってたの?」
「何でもないよ。機嫌が悪かったんだろ」

 私が保証する。
 本来、保証なんて出来る訳がないのだ。
 フランドールは言うほど狂っているわけではないと魔理沙は思っている。多分霊夢もそうだろう。
 しかし、その判断は当てになるのか?
 幽閉されるような点が見当たらない。だからこそ、幽閉されていたというのが殊更不自然に思える。
 相手は495年を生きている。本来、人間に理解できる存在ではないのだ。
 フランに限らず、妖怪というのは時に理解できない考え方で人間を脅かす。
 故に、保証なんて出来ない。
 私が保証する、というのは、何かあったら私が責任取ればいいんだろ? という半ば捨て鉢なスタンスを表明した事にしかならないのだ。
 まあ、そういった所が引っ掛かっていたからこそ、魔理沙は真っ先に神社を訪れて一発食らっておきたかったのだ。

 すっきりした。
 よし、これからは思う存分フランと遊ぼう。

「ここで休んでいこうぜフラン。お茶も菓子も出ないけど、やっぱ幻想郷はここ無しじゃ語れないからな、と」
 言葉を切り、魔理沙は不意に軒下を見遣った。
「そうだった、紹介しておかないとな。今、神社には同居人が居るんだ」



 魔理沙が軒下を指差し、注意を惹く。
 つられて目をやって。
 そこに釘付けになった。


 泥を固めて、
 唾を混ぜて、
 乾かして、
 かろうじて固まっている巣は、少し突けば崩れる。


 雛。
 卵から。一個の細胞が壊れて二つ、また壊れて、壊れて。
 羽毛も生え揃わない肌はとっても不安定で、
 巣の外では飛ぶ事も叶わず、あっという間に死んでしまう。


 手が伸びていく。
 壊れやすいモノの、壊れやすいところ。
 握ってみたい。
 この手で。
 理由なんて、それだけだ。


 きゅっとして、



「止めような」

 手首を、握られた。

「あ、魔理沙……」
「休もう、フラン」




 特に何をする訳ではなかったが、陽が傾くまでの時間を神社で過ごした。

「夜まで間があるな。里で葛切りでも食べるか」
「夜? 夜に何かあるの?」
「まだ内緒だぜ。まずは葛切りをお楽しみに、だ」
「ちなみに、おごり?」
「あとで咲夜に請求する」
「なら経費から出るかも」
 経費? 首を傾げながらも、魔理沙は箒に跨がる。

 フランドールも翼を広げようとしたが、そこで後ろから鳥のさえずりが聞こえた。

「あ、お母さんかな?」

 餌を必死にねだる雛たち。
 あんなに壊れやすいのに。

 だんだんと気分が良くなっているのを感じる。
 その光景は、今は単純に愛おしく見えた。

「子育て、がんばれ」

 一言残し、フランドールは歪な翼をはためかせた。



 §



 そして夜。
「フランは運がいいな。この時期しか見られないショーだぜ」

 人里と魔法の森の中間。
 田畑を横切って流れる川は、所々で淵を作る。小さな渓谷のような地形に木々が繁茂し、耕作の手からは取り残される。
 林をバック、その上に朧月を戴いて。川辺に二人はいた。

「ほら」
「え、なになに、っていうか何のショーなの。勿体ぶらないでよ魔理沙ぁ」
「だから、ほら、光ってるだろ、あそこ」
「全然わかんな……あっ」

 普段から夜に禍々しい光を見慣れている者は、見逃しても仕方ない。
 まず闇に心を落ち付け慣らす。そうすれば自ずと見えてくる、淡い小さな光。
「蛍、知ってるか?」
「本でだけ。へえ」
 このショーを見ないと夏は来ないぜ、と魔理沙は言った。

「ショーじゃないよ」
「出た出た。居ると思ったらやっぱり居る奴だな、お前は」
「暗に何か仄めかしてない? それはそうと、蛍の逢瀬をショー呼ばわりとは感心しないね」

 リグル・ナイトバグ。蛍の妖怪である。
 幻想郷で蛍といえば、まず連想するのは彼女だろうか。

「お前、そんなにお堅い奴だっけ。傍から見て綺麗なんだからいいじゃないか」
「だから、その綺麗さが誰の為のものか、ってのが問題なんだよ」

 相手に限らず、周囲や自分にも「魅せる」、余裕を誇示するのが弾幕ごっこである。
 それに対して、蛍の光はただつがいとなる一匹だけに向けられた光だ。
 質が違うから、見方を変えないといけない。

「きれい」
「だろ」
「でしょ」

 ひとたび見方を変えれば。
 仄かな光は、川辺の景色を逢瀬のステージに変えていた。


「なあ、ちょっと思った事があるんだけどさ、聞いてくれるか?」
 蛍の方に顔を向けながら、魔理沙はリグルに聞こえるように言った。
「蛍がこの時期に飛ぶのってさ、雨の季節だからか?」
「えっ」
「蛍の幼虫は水の中にいるんだろ。いきなり空を飛ぼうったって無理だけど、この季節だけは空気が水をたっぷり含んでる。だから水の中にいるつもりで、ついふらっと飛んでしまうんだ。違うかな」

 リグルと、しっかり聞いていたフランドールは、顔を見合わせた後、口を揃えた。


「魔理沙って」
「意外と」
「「ロマンチスト?」」


「だーもう、今のは気の迷いが出た! 聞かなかった事にしてくれ!」
「わー!」

 逃げて、追いかけて、適当に走り回り、笑って、しばらくして誰からともなく、再び蛍狩りに戻った。

「魔理沙の言う事さ、実はまんざら外れでもないんだ」
 そっと、リグルが耳打ちする。
「蛍の幼虫は水棲だけど、陸に上がって成虫になる。その時に地面が水浸しでないと駄目なんだ。だから蛍は雨の日に羽化するわけ」
「へぇ」
 フランドールはちらと魔理沙の横顔を見て、口許に笑みを浮かべた。


「すっかり妖怪の時間だな。これからどうするか」
「魔理沙の家に行きたい!」
「うちで何するんだよ」

 なってないなあ魔理沙は、ジョーシキでしょ、とフランは指を立てる。何だかさっきも似たような光景があったな、と魔理沙は紅色の広間を思い起こした。
 あの屋敷にして、この妹あり、か。

「秘密の集会。女の子だけの夜、甘いお菓子を持って集まったらね、秘密の魔法を教えっこするの。悪魔を呼んだり、こっくりさんを呼んだり、UFOを呼んだりするんだよ」
「常識としては偏ってる上に、幻想郷なら直接会いに行った方が早いメンツだぜ」
 まあ魔法の教えっこは満更でもないけどな、と魔理沙が付け足すと。
「パチェに教わった魔法なら、幾つか教えられるけど」
「本当か? フラン愛してる!」



 夜は更け。魔法少女たちが石造りの家に収まった頃、郷に強い風が吹いた。
 朧だった月が、完全に雲の向こうに隠れた。



 §



 霊夢は寝汗にまみれて目を覚ました。
「ん、」
 部屋には薄明かりが満ちている。
 夜明けの直前。もしくは曇り空か。
 窓を開けないと分からないが、億劫だ。
 キジバトの野太い鳴き声がした。こういう天気の時にはいつでも鳴いている。
 あの声を聞くと何故か、身体の芯から汗が吹き出しそうになる。

 気持ちの良くない朝だ。なぜこんな時間に目が覚めたのか。
 二度寝を決め込もうと思った霊夢の耳に。

「霊夢、起きろ、大変だ!」

 玄関を叩く、けたたましい音が聞こえた。



「どうしたっていうのよ……!」

 おわんの巣は三つに割れ。
 全部で五匹の雛は、みな地面に翼を伏せてぐったりしていた。

「落ちたの?」
 軒下を見上げると、巣があった場所には僅かな痕跡が残るのみだ。
「ああ、来た時にはこうだった」

「拾ってあげた方がいいんじゃないかしら」
「いや、駄目だ」
 魔理沙は、霊夢の伸ばした手を遮った。
「聞いた事があるんだ。一度雛に人間の匂いが付くと、親ツバメは二度と世話をしなくなる」
「……そう、厄介ね」
 人間の手では難しい。そういう事か。ミスティアの言を思い出す。 

「私が昨日、『目』をいじって、そのせいで脆くなったのかも……」
「フラン! 昨日風が吹いただろ。そのせいだよ」
 フランドールが何かを言いかけ、魔理沙がそれを制する。
 どんな事があったのか、霊夢にも大体察する事が出来た。触れないのが良さそうだ。
「これからどうするか、だな」


「布で包んで持てば大丈夫、なんて事はないかしら」
「そんな簡単な問題じゃないと思うけどなあ。大体、持てたとしてどうする? 庭土に私たちの唾で巣を作るか?」
「似てるものといえば、植木鉢とか……」
「アバウトすぎるぜ」
「駄目で元々、っていう言葉もあるわよ」
「生き物に対しては、使いたくない言葉だがな」

 一仕切り話し合って、結論はない。
 どうするか。
 霊夢と魔理沙が向き直ったのは、フランドールの方だ。


「フラン、お前がどうするか決めてくれ」


 フランドールは突如向けられたその視線にたじろがなかった。
 振られる前から、どうすべきかについて思案を巡らしていたからだ。
 すぐに、口を開いた。


「助けよう」




 植木鉢は丁度良い大きさのものがあった。
「素焼きそのままだと冷たくないか?」
「じゃあ、落ちてる元の巣を中にすぽっと……あら、中に藁が敷いてあるわ。よく出来てるのね」

 雛を中に入れる。
「あったかいな」
「それは手で体温を奪ってる証拠だ。もしかしたら温めてやった方がいいのかもしれないが……」
「雛同士温めるわ。早く入れてやりましょ」

 そして問題は、植木鉢をどうやって固定するかだ。
「あー、駄目だ。あんな所に植木鉢を置いたら落ちる。絶対落ちる。落っこちない所が想像できない!」
「重さは元の巣とそんなに変わらないはずだけど。本当に、よく落ちないものだわ、ツバメの巣って」
「もう仕方ない。霊夢、柱に釘打つけどいいな」
「いいけど、念が入ってるわね。まあ、それ位しないと駄目か」

 箒に足だけで掴まりながら大工仕事をするのは容易な事ではない。
 霊夢が後ろから、魔理沙の腰を抱く格好になる。
「おわっ、霊夢、もすこし右だ」
「魔理沙のトンカチが当たりそうなんだから仕方ないでしょ」
「お前が動くと私も動くんだよ!」

 チチチチチ! と、不意に甲高い声が下で聞こえた。
「きゃあっ!」
「親ツバメだわ。威嚇してる」
「どうする霊夢。匂いだけでも不味いのに、こんな現場を見られたらどうなるか」
「追い払う」
「ええっ、大丈夫かよ」
「想像してみるのよ。あの子たちは猫に襲われたようなもの。猫と戦いながら巣を離れて、戻ってみれば雛たちは元通りそこにいた。世話、続けるでしょ」
「全部憶測だがな。って、霊夢!」

 宙ぶらりんで残された魔理沙だった。
 一人で四苦八苦しながらも、二本の長釘をそれぞれ三分の二ずつ柱に打ち込む事に成功した。
 そして帽子の中から針金のロールを取り出し、巣を持ってくるよう促す。何に使う針金かは熟練シーフの秘密だぜ、とうそぶく余裕を忘れない。
 二本の釘の間隔はちょうど巣が収まるだけ取られていた。
 フランドールがそこに固定した巣を、魔理沙は釘と互い違いに、手慣れたふうで雁字搦めにする。

「よし、完成だ!」




 淡色の朝日を浴びた妖怪の獣道に、おどろおどろしさや神秘性はない。
 再び夜の帳が下りるまでの間、そこは雑然とした雑木林としての姿しか見せなくなる。

 だが、営みはあった。
 チチチ、と、博麗神社と同じ鳥のさえずりが聞こえる。
「ほら、ご飯だよ」
 虫を挟む二本の長い爪は、ツバメの母そっくりの動きで、その嘴に餌をねじ込む。
 雛というよりは、若鳥に近い大きさだろうか。羽毛もほぼ生え揃っている。
 優しさだけでなく手荒さまでも真似ている辺り、その手つきには単なる憐憫以上の何かを感じさせる。
「そろそろ、最後のご飯にするからね」

 昼に起きている妖怪は碌なものではない。
 夜雀ミスティア・ローレライは極めて真っ当な妖怪なので、同族の為でないなら出来れば御免被りたいところだ。
 博麗神社が図らずとも育児の場になった。それに先駆けて、実はミスティアもツバメの命を預かる立場になっていたのだった。
 雛にはなるべく、四半刻毎に餌を与えなければならない。あの時のように危うく忘れそうになるのは困ったものである。


 この子を巣に戻しても、親ツバメは育てない。ミスティアは知っていたから、こうして自分の手で育てた。
 ツバメは巣に一杯くらいの卵を産むが、その全てが健康に育つとは限らない。
 中には、どうしても育ちが遅かったり、翼の形がおかしくて、そのまま育っても巣立てないであろう子もいる。
 そういった雛は、親ツバメによって巣から突き落とされる。
 全ての可能性を余さず巣立たせるほど、自然というのは優しくないのだ。

 故に、そういう子供を何度巣に戻しても、また落とされるだけである。
 人間の匂いが付いたから、というのはこの様子を人間が勘違いした迷信に過ぎない。

 といっても、中には匂いを気にする親ツバメもいる。
 また、一度は突き落としたものの、再び巣に戻したら気が変わって再び餌を与えた、というケースもある。
 それ以前に、単に兄弟の押し合いへし合いに負けて巣から落ちただけかもしれない。
 見た目が貧弱だからといって、必ずしも育児放棄されたとは限らないのだ。さらに、巣立ち前の雛はおしなべて貧弱にしか見えないから、発育不良か否かを目で判断する事自体が容易ではない。

 と、その辺りを鑑みて、ミスティアは自分で育てる事を選択した。
 これはミスティアが鳥の考えをある程度汲めるからこその芸当であり、人間には難しい。

 人間にとって、そこには常に「鳥の感情」という不確定要素がつきまとう。
 逆を言えば。
 運が良ければ人間にだって、雛を救う事は充分に出来るのだ。




「来たわ、親ツバメ」

 上から順に霊夢、魔理沙、フランドール。
 漫画のように、三人縦並びで塀の端から様子を伺っていた。

「おねがい……」
「警戒、してるのか」

 梁の上を、距離を保ったまま跳び移る。
 鳴き声を発する。

 チチチチチ!

 気付いた雛たちも、鳴き声を発した。

「行け」
「そら、そこだ」
「……がんばれ」

 最後には、ややあっけなく。
 親ツバメはその鉢に足を掛けた。



 §



 その後は、珍しく色の濃い緑茶が振る舞われた。
「これは霊夢にしては有り得ないほど豪華なもてなしだ。感謝されてるぜ、私ら」
「違うわよ。朝一で来たのに出枯らしが出る訳ないじゃない」
「素直じゃないな、霊夢」

 フランドールが恐る恐る、湯呑みに口を付けた。

「ああ、緑のお茶は、この国のお茶だね」
「というと?」
「紅茶はね、砂漠のお茶なんだよ。このお茶は、紅茶よりもずいぶん青臭い」
「緑茶を青臭いって感じた事はないな」
「そう? とにかくね。この国は雨の国なの。外に出られないのは残念だけど、この季節が一番ここらしいよ。全部が青臭くて、空気と水と地面の区別がほとんど無くて。って、これは昨日の魔理沙の言葉か」
「こら!」

 へへー、とフランドールは舌を出した。

 目の前には、確かに水気をたっぷり含んだ空気が立ち籠めている。
 その中をツバメが飛び交う。

「お」
「どうしたの、魔理沙」
「これ飲み終わったら、帰ろうな」

 言いながら、魔理沙はツバメの動きを目で追っていた。



「ツバメが低く飛んだら、雨が降るんだぜ」



 §



 翼を伸ばして見せる。
 木の横枝に乗せられた雛鳥は、萎縮したままだ。
 ミスティアの身体が、そのまま重力に従って落ちた。
 地面すれすれで、翼が風を捕える。

「ほらっ!」

 半周ターンして、雛鳥の頭上を通り過ぎる。
 覚悟を決めたか。風圧で足を滑らせただけかもしれない。
 だが、翼は広がり。

「いい子!」

 必死で羽ばたく。
 数日練習して、他の鳥に混ざれるようにまでなれば、ミスティアと彼はお別れだ。



 彼のもとを少し離れ、ミスティアは快い風切り音を響かせる。
 親ツバメや、巣立ちを終えた若ツバメ達が、次々に耳の横を掠める。

 ツバメは渡り鳥である。
 この季節をピークとして、数回の子育てを行った後、彼らは南へと去ってゆく。
 なぜ、この季節なのか。
 それは恐らく、たっぷりと水気を含んだ空気が心地良いからなのだ。

 だからツバメたちは、そしてミスティアも一緒になって。
 今、この郷の空を、低く飛ぶ。
リコーダー
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/11/21 23:57:56
更新日時:
2009/11/21 23:57:56
評価:
23/24
POINT:
115
Rate:
1.17
1. 6 静かな部屋 ■2009/11/22 09:37:17
結局、誰がツバメを世話していたのか?
フランが一日で帰っていないらしい
この辺の詰めが甘いように思われます
2. 7 歩人 ■2009/11/23 01:22:51
うむ、良いお話。
3. 4 ケンロク ■2009/11/23 15:54:27
フランかわいっw
フラマリの日常譚ってカンジですね。ただ少しテーマから離れている感じも受けました。
全体的に読みやすい文章で、サクサクいけました。
4. 6 冬。 ■2009/11/23 16:51:35
ツバメについて上手く説明が出来てたと思います。
5. 7 はば ■2009/12/08 20:23:07
優しいよい短編ですね、
情景のコントロールうまいなあ
6. 3 未洒落 ■2009/12/18 01:43:07
面白かったです。
ただ、持ち前の知識をひけらかし過ぎている感がありました。
あと、個人的にはあまりお題に触れていない様に見えましたので、この点数に。
7. 5 藤木寸流 ■2010/01/03 23:13:09
 ツンデレミリア。
 心地よいお話でした。みんな優しいなあ。
 ていうかいい話すぎてあんまりつっこみどころが見つからない……面白かったんだけども。
 あえていうなら、フランドールの狂気の部分かなあ。ツバメの雛を見たときは揺れたけど、すぐに雛を助けようっていう流れになったし。
8. 2 パレット ■2010/01/10 05:44:12
 ややお題が薄味すぎる感もあるけど、いいお話。
 ただ……主人公がわからないというか、せっかくフランドールを引っ張り出してきてるんだから彼女が主人公的位置にいるというか、このお話でクローズアップされる役柄なのかなと思ったのですが、どうも感情移入できず、そもそも感情移入とかの先が見つからないまま読み終えてしまった気がします。
 狙ってやってるのならそれはそれでありなのかもしれませんが、でもそれだと、霊夢と魔理沙の二人にフランドールが混じっている状態そのものに違和感があるかも。個人的な感覚ですが。
9. 4 白錨 ■2010/01/10 12:59:18
フランとミスティアの意外な優しさが見れた、意外な作品でした。
10. 6 椒良徳 ■2010/01/11 20:41:14
ほのぼのしていて良い作品ですね。みんな可愛いなあ。
しかし、ツバメも代用巣を作ることが出来るのですね。知らなかった。
文章も読みやすくほのぼのしていて良いのですが、少し物足りないのでこの点数で。
11. 7 神鋼 ■2010/01/11 21:15:27
おたおたしてる霊夢としっかりしてるミスティアが上手い具合に面白さを見せてくれました。
12. 6 詩所 ■2010/01/13 22:44:14
 ツバメの生態ってそういうものなんですね。
 自然はこうも厳しいとは。
13. 7 deso ■2010/01/13 23:14:14
おおー、良い話でした。
人物の描写がとても東方らしく感じられて好みです。
14. 7 バーボン ■2010/01/13 23:48:32
少し心が温まったような。派手さはなくても、全体的に雰囲気が暖かくって読みながらほのぼの出来たと思います。堅実な印象。
ただしかし、いまいち押しが弱いと言うか。創想話ならイイハナシダナーで百点を入れてたかもしれませんが、コンペの採点は何かツボにハマる物が無いと満点付近は入れてません。他との差別化が出来ないのです、自分は。
念を押しますが、良い作品でしたよ?
15. 3 ホイセケヌ ■2010/01/14 21:49:21
ホトユツ、ャ、ヨ、テ、ュ、鬢ワ、ヲ、ヌテ靤エイサラ网ネ、、、ヲモ。マ。」
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、ソ、タ、ス、、イ、キメ、、、ニ、筍「ヒス、ヒ、ネ、テ、ニ、マユi、゚、ヒ、ッ、、ホトユツ、タ、テ、ソ、ネヒシ、、、゙、ケ。」
16. 3 やぶH ■2010/01/15 03:03:58
ちょ、ちょっと文章が個性的というか、わかりにくかったです。
話がどう進んでいるのか、なんだか置いてけぼりにされてしまったようで戸惑ってしまいました。
17. 1 aohata55 ■2010/01/15 06:26:23
描写文がくどい気がします、もう少しでスマートな書き方のほうが私は個人としては嬉しいです
18. 5 八重結界 ■2010/01/15 19:09:37
 巣をどうするのかという判断を、どうしてフランドールに任せたのか。それが気になってしまいました。
19. 7 2号 ■2010/01/15 19:24:09
日常生活の中で、フランの成長を描ききったのはすごいです。
季節感もよかった。
20. 4 ■2010/01/15 23:17:10
言われてみれば雨の季節に近い鳥
雨が止んでいる間の物語、ご馳走様でした
21. 4 木村圭 ■2010/01/15 23:28:32
おおうミスティアさん親心全開じゃないか!
雛をきゅっとしようとするフランドールの描写が良かった。
むしろ死ぬほど(比喩)優しそうな魔理沙にマイハートブレイク。魔理沙の描写は全くないのになあ。
22. 7 零四季 ■2010/01/15 23:30:25
二つの話が見事につながった感じ? 
場面場面が薄い気がしたので、もう少しボリュームがあれば違ったかもなぁ、と感じました。
話は柔らかくて、気持ちが良かったです。
23. 4 時計屋 ■2010/01/15 23:39:15
 ツバメの巣は実家でも良くみましたねえ。
 餌を取りに行くついでに車とか自転車に糞を落としていってくれる素敵な奴らです。

 さて。
 東方キャラの日常的な描写に、ツバメの生態の記述が興趣を添えています。
 ただ登場キャラが多い上に視点の変化が激しすぎて、テーマが分散されてしまっている印象もありました。
 もうちょっと書きたいテーマと人物を絞ったほうが良かったかもしれません。
24. フリーレス ??? ■2013/09/19 05:38:14
Hi there! I just wanted to ask if you ever have any issues with hackers? My last blog (wordpress) was hacked and I ended up losing months of hard work due to no data backup. Do you have any solutions to prevent hackers?
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